JPH0219691B2 - - Google Patents

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JPH0219691B2
JPH0219691B2 JP59045713A JP4571384A JPH0219691B2 JP H0219691 B2 JPH0219691 B2 JP H0219691B2 JP 59045713 A JP59045713 A JP 59045713A JP 4571384 A JP4571384 A JP 4571384A JP H0219691 B2 JPH0219691 B2 JP H0219691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cos
equation
sin
2ωtk
frequency
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59045713A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60194716A (ja
Inventor
Shigeo Fujii
Minoru Hatada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS60194716A publication Critical patent/JPS60194716A/ja
Publication of JPH0219691B2 publication Critical patent/JPH0219691B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 この発明は、電力系統の過電流保護継電器にお
ける振幅2乗値の判定方法に関する。 〔従来技術〕 通常の系統保護用の継電器は定格周波数±5%
の変動範囲を考慮すれば充分である。しかし、例
えば発電機の保護継電器は、その起動から同期投
入までの周波数変動、重負荷遮断時のスピード上
昇、即ち周波数増加等があつてもこれらにより、
影響を受けることなく、精度のよい判定によるデ
イジタル過電流保護が必要とされる。 この種の発電機の起動、停止期間中の過電流保
護を行うための判定式としては、下記のように8
点サンプリングデータを用いるものが知られてい
る。 y=A2 i+A2 i-1+A2 i-2+A2 i-3+A2 i-4+A2 i-5 +A2 i-6+A2i-7 ……(1) 即ち、(1)式は公知の振幅2乗値算出用デイジタ
ル演算式A2 i+A2 i-1の4倍周期にわたる総和を求
めている。ただし、Aiは電流データ、iは90゜の
サンプリングステツプを示す。時間t=0のと
き、i=0とし、t=0での電流データAi=A0
1ステツプ前の電流データAi-1=A-1、7ステツ
プ前のデータAi-7=A-7と表現する。また、yは
(1)式の演算結果とする。 (1)式の右辺の周波数特性を下記の4項a〜dに
分割して解いて見る。ただし、簡単のためにi=
0とし、 の形で解くものとし、Apは電流入力ピーク値、
θは90゜のサンプリングステツプ角、k=f/f0
は周波数変化率、fは任意の周波数、f0は定格周
波数とする。 いま、A0=Apsin(ωtk)とおくと、以下、A-1
=Apsin(ωtk−θk)、A-4=Apsin(ωtk−4θk)、
A-7=Apsin(ωtk−7θk)となる。 a項は A2 0+A2 -1=A2 p{sin2(ωtk)+sin2(ωtk−θk
)} =1/2A2 p{cos(0゜)−cos(2ωtk
)+cos(0゜)−cos(2ωtk−2θk)} =1/2A2 p{2−cos(2ωtk)−cos(
2ωtk−2θk)} =1/2A2 p{2−2cos1/2(4ωtk−
2θk)cos1/2(2θk)} =A2 p{1−cos(2ωtk−θk)cos(θk
)}……(2) b項は A2 -2+A3 -3=A2 p{sin2(ωtk−2θk)+sin2(ωt
k−4θk)} =A2 p{1−cos(2ωtk−5θk)cos(θ
k)}……(3) c項は A2 -4+A2 -5=A2 p{sin2(ωtk−4θk)+sin2(ωt
k−5θk)} =A2 p{1−cos(2ωtk−9θk)cos(θ
k)}……(4) d項は A2 -6+A2 -7=A2 p{sin2(ωtk−6θk)+sin2(ωt
k−7θk)} =A2 p{1−cos(2ωtk−13θk)cos(
θk)……(5) 次に(2)式と(3)式の和を計算する。 (2)式+(3)式=A2 p〔2−cos(θk){cos(2ωtk−
θk)+cos(2ωtk−5θk)}〕 =A2 p〔2−2cos(θk){cos1/2(4ωtk
−6θk)cos1/2(4θk)}〕 =2A2 p{1−cos(θk)cos(2θk)cos(2
ωtk−3θk)}……(6) 次に(4)式と(5)式の和を同様にして計算する。 (4)式+(5)式=A2 p〔2−cos(θk){cos(2ωtk−9
θk)+cos(2ωtk−13θk)}〕 =2A2 p{1−cos(θk)cos(2θk)cos(2
ωtk−11θk)}……(7) 次に(6)式と(7)式の和を同様にして計算すると、
最終解の(8)式が得られる。 (6)式+(7)式=2A2 p〔2−cos(θk)cos(2θk){c
os(2ωtk−3θk) +cos(2ωtk−11θk)}〕 y=4A2 p{1−cos(θk)cos(2θk)cos(4θk)
cos(2ωtk−7θk)}……(8) いまエラー項cos(θk)cos(2θk)cos(4θk)cos
(2ωtk−7θk)のみを考えると、cos(2ωtk−7θk)
は倍周波成分であり、その最大/最小=±1.0で
ある。従つて、各周波数でのエラーを求めると第
1表のようになる。 即ち、60Hzを中心にして15Hz毎に総合エラーは
0%となつている。 次に総合エラーが0%となる各周波数の中間に
おけるエラーを第2表に示す。
【表】
〔発明の概要〕
この発明は、上記のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、電力系統より所
定のサンプリング周期により連続的にサンプリン
グされ、互に90゜間隔で連続する複数の電流デー
タを所定の演算式に代入してその電流の振幅2乗
値を算出し、この振幅2乗値により、周波数変動
の影響を受けず、かつ所要電気角も狭くすること
ができる振幅2乗値の判定方法を提供することを
目的としている。 〔発明の実施例〕 電流の振幅2乗値に比例した量αを次の(9)式に
よつて求める。 α=A2 i-1−Ai・Ai-2 ……(9) また、周波数函数βを次の(10)式によつて求め
る。 β=Ai+Ai-2/2Ai-1 ……(10) 次に(9)式、(10)式の出力α、βを利用して式(11)に
より出力値xを演算すれば、周波数エラー項を含
まない電流振幅2乗値Apを所要電気角180゜で得る
ことができる。 x=α/1−β2 ……(11) 振幅2乗値算出用デイジタル演算式によれば、
(9)式の演算により、(12)式に示すようにA2 psin2
(θk)が得られる。 α=A2 i-1−Ai・Ai-2=A2 psin2(θk) ……(12) 広帯域周波数検出用デイジタル演算式によれ
ば、(10)式の演算により、(13)式に示すように周波数
函数cos(θk)が得られる。 β=Ai+Ai-2/2Ai-1=cos(θk)……(13
) ここで(13)式をもとにして(12)式のエラー項sin2
(θk)を(1−β2)の形で導出すると、 1−β2=1−cos2(θk)=sin2(θk)となる。 従つて、(11)式の演算により、エラー項は下記の
(14)式に示すようにキヤンセルされる。 x=α/1−β2=A2 psin2(θk)/sin2(θk
)=A2 p……(14) しかも、(12)、(13)式は2ステツプ前までのデータ
しか含まないので、状変が発生してから正確な出
力値xが得られるまでの所要電気角は90゜×2=
180゜であり、従来方式を大幅に改善していること
が判る。 なお、90゜ステツプの電流(又は電圧)データ
が得られる限りにおいて、任意のステツプ角のサ
ンプリングに適用できる(例えば45゜、30゜、15゜、
10゜等)。 また、整定値Kの2乗値K2と対比して次式に
より、電流又は電圧のレベル判定ができる。 α(1−β2)K2…… (15) (記号は>又は<を示す) また、上記実施例では電流の場合を説明した
が、各種の合成ベクトル例えば線間電流(IAB
線間電圧(EAB)、差動電流(I1−I2)、電流、電
圧合成ベクトル(IA+KEA)等を入力(Ai)とお
いても上記実施例と同様の効果を奏する。 なお、(9)式は次のようにして導出されたもので
ある。無効分電力は、次式により示されることが
知られている。 Ai・Bi-1−Bi・Ai-1 =Ap・Bpsinφ・sin(θk) ……(16) (16)式は、2倍周波交流成分を含まず、且つ±3
Hz変動に対するエラーも極めて少い。ただし、φ
は電流と電圧との間の位相差である。 (16)式において、φ=0゜のとき右辺は0である。
いま、Aiをφ=θkだけ遅られてやれば、右辺は
60Hzのとき最大となる。即ち、60Hzのとき、k=
1.0であるから、φ=θk=90゜となり右辺は最大と
なる。即ち、電流データを1ステツプ(90゜)づ
つ遅らせ、Ai→Ai-1、Ai-1→Ai-2、φ=θkとおく
と、(16)式は Ai-1・Bi-1−Bi・Ai-2=Ap・Bpsin(θk)・sin
(θk)となる。ここで、Ai=Biとおき、位相固定
してαとおくと、(9)式が得られる。 また、(10)式は次のようにして導出したものであ
る。 第2図は交流の1サイクル分を瞬時値極座標の
形で表現した図で、座標原点0で外接する2つの
等円の形で表わされる。いま、2つの円周上に3
点A、B、Cをとり、∠AOB、∠BOCを共にサ
ンプリングステツプ角θ=90゜にとり、OA→をステ
ツプiにおけるデータAiとすると、OB→=Ai-1
OC→=Ai-2はそれぞれ1ステツプ及び2ステツプ
前のデータとなる。ここで、OA→=OC→で、かつ
OBは2つの三角形に共通であるから、△AOB≡
△COBとなり、=が成立する。平面三角
第1余弦の法測を適用すれば、下記の(17)、(18)式が
成立する。 2=A2 i+A2 i-1−2Ai・Ai-1cos(θk) ……(17) 2=A2 i-1+A2 i-2 −2Ai-1・Ai-2cos(θk) ……(18) ここで(17)式=(18)式とおくと、 A2 i+A2 i-1−2Ai・Ai-1cos(θk)=A2 i-1+A2i-
2
−2Ai-1・Ai-2cos(θk) 従つて A2 i−A2 i-2=2Ai-1cos(θk)(Ai−Ai-2)(Ai+A
i-2)(Ai−Ai-2) =Ai-1cos(θk)(Ai−Ai-2)Ai+Ai-2
/2Ai-1=cos(θk)……(19) (19)式をβとおくと、(10)式が成立する。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、判定結果が
得られるまでに必要な電気角が狭くできるので、
高速の応答が得られ、かつ電力系統の周波数変動
により影響されることなく、精度のよい判定が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の過電流保護継電器の周波数特性
図、第2図は電流データのベクトル図である。 Ai,Ai-1,Ai-2……電流データ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統の電気量を所定のサンプリング周期
    により連続的にサンプリングされ、互に90゜間隔
    で連続する上記電気量のサンプリングデータAi
    Ai-1,Ai-2を用いて α=A2 i-1−Ai・Ai-2及びβ=Ai+Ai-2/2Ai-1の演算を し、上記α及びβを用いて x=α/1−β2の演算をし、上記xを上記電気量の 振幅2乗値として過電流保護のための判定をする
    ようにした過電流保護継電器の振幅2乗値の判定
    方法。 2 サンプリング周期は電気量の90゜間隔の位相
    位置を含むように選択された任意の周波数により
    設定されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の過電流保護継電器の振幅2乗値の判定方
    法。
JP59045713A 1984-03-12 1984-03-12 過電流保護継電器の振幅2乗値の判定方法 Granted JPS60194716A (ja)

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JP59045713A JPS60194716A (ja) 1984-03-12 1984-03-12 過電流保護継電器の振幅2乗値の判定方法

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JPS63242117A (ja) * 1987-03-28 1988-10-07 株式会社明電舎 デジタル型保護継電装置
JP5501933B2 (ja) * 2010-10-25 2014-05-28 三菱電機株式会社 交流電気量測定装置および交流電気量測定方法

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