JPH02195689A - 調光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、舞台やスタジオの照明制御などに好適に実施
される調光装置に関する。

従来の技術 舞台やスタジオなどの照明レベルの制御に用いられる典
型的な従来の技術による調光装置については、第９図に
その電気的構成を示、すブロック図が示されている。照
明負荷りの各時刻ごとの照明レベルが、記憶＄制御部２
を介して、メモリ３の当該時刻に対応したアドレスに予
め記憶される。

方、操作部４に配列されたホイールや可変抵抗器などの
操作手段を操作し、舞台進行に合わせた時間データが作
成され、時間データに対応した分周比ｎが分周器５に与
えられる０分周器５は、上記分周比ｎに基づいてクロッ
ク信号発生器６から出力される高速の基本クロック信号
ＣＫｆを分周し、時間データに関するクロック信号ＣＫ
ｔをカウンタ回路７に入力する。カウンタ回路７は、上
記時間データに関するクロック信号ＣＫｔをカウントし
、順次増加するカウント値をアドレスデータとしてメモ
リ３に入力する。

メモリ３は、入力された上記アドレスデータに基づき、
当該時刻に関する調光データをアドレスから読み出し、
読み出された調光データはデジタル／アナログ変換器８
によってアナログ調光信号Ｓに変換されて調光器９に送
られ、対応する照明負荷りの電力付勢量が制御され、当
該時刻における所望の照明レベルによる照明が行われる
。

第７図は、このようにして設定された照明レベルと時間
との関係を示すグラフである。単位時間ｔごとに当該時
間における照明負荷りの照明レベルＶが定められ、照明
レベルＶは階段状のステップ変化として表される。従来
の技術による調光装置１では、このようなある単位時間
ｔごとの照明レベルＶの値を、舞台の進行時間に対応し
た順番で記憶し、舞台の進行に合わせてデータの読み出
し速度を変えて再生し、調光制御を行っている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の従来の技術による調光装置１では
、舞台上の演技者が演する緩急、停止などスピードの変
化が激しい動きには十分追随することができず、動作に
合わせて照明レベルを細か＜調整することができないと
いう不具合があった。

またリハーサルなどで、すでに設定された照明レベルを
再確認したい場合、同じ個所を繰り返し再生したいとき
に、舞台の進行とは逆に、すなわち時間経過と逆方向に
再生することはできないという不便もあった。そこでこ
のような不具合を解決することが技術的課題となってい
た。

本発明は、上述の技術的課題に鑑みてなされたものであ
って、照明レベルの細かい変化を見ながらレベルを設定
することができ、しかも逆方向に戻る再生も可能な、操
作性の優れた調光装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は、照−負荷と、 照明負荷の時間順次的な明るさを表す信号をストアする
ストア領域を備えるメモリと、アップダウンカウンタと
、 アップダウンカウンタの出力に応答し、前記カウンタ値
に対応したメモリのストア領域から前記明るさを表す信
号を読み出して照明負荷を制御する制御手段と、 回転操作される回転板と、 前記回転板の角変位量と回転方向とを検出し、その検出
された角変位量と回転方向とに対応して前記アップダウ
ンカウンタの計数値を変化させる手段とを含むことを特
徴とする調光装置である。

作　　用 本発明による調光装置は、照明負荷の時間順次的な明る
さを表す信号をストアするストア領域を備えるメモリか
ら、前記信号を読み出し、制御手段によって照明負荷を
制御する。

前記メモリから信号を読み出すにあたっては、回転操作
される回転板の角変位量と回転方向とを検出し、その検
出された角変位量と回転方向とに対応してアップダウン
カウンタの計数値を変化させ、計数値に対応したメモリ
のストア領域から前記明るさを表す信号を読み出し、こ
れを制御手段に出力する。

実施例 本発明による調光装置１１の構成は、第１図に示されて
いる。調光装置１１は基本的には、照明負荷の時間順次
的な明るさを表す信号であり、第１表のような、舞台進
行に対応した時間（１）ごとの照明レベル、すなわち調
光データＬｔと、調光データＬｔに対応するストア領域
を指定するアドレスデータＡｔを備えたメモリ１３に対
して、前記データを順次的にストアさせる記憶制御部１
２、アップダウンカウンタを備えた手動再生制御部１５
、回転操作される回転板と、回転板の角変位量と回転方
向とを検出手段を備え、検出された角変位量と回転方向
とに対応して前記アップダウンカウンタの計数値を変化
させる手段である回転パルス発生器を備えた操作部１４
、前記メモリ１３から読み出された明るさを表す信号に
基づき照明負荷りを制御するデジタル／アナログ変換器
から成る制御手段である出力部１６と、調光器１７、ク
ロック信号発生器１８とから成る。

（以下余白） 第　　１ 表 第２図は、本発明の一実施例の調光袋Ｗ２１の電気的構
成を示すブロック図である。第２図において、前記第１
図に対応する部分には同一の参照符を付す。

図示しない照明負荷の各時刻ごとの照明レベルに間する
調光データが、記憶制御部１２を介して、メモリ１３の
当該時刻に対応したアドレスに予め記憶される。メモリ
１３は書き込み／読み出し自在なＲＡＭなどにより実現
される。

リハーサル時などにおいて、メモリ１３・にストアされ
ている調光データＬｔの読み出しは、操作者が操作部１
４に備えられた回転ホイール１４ａを操作することによ
り実現される０回転ホイール１４ａの回転に対応してロ
ータリーエンコーダなどで実現される回転パルス発生器
１４ｂが連動する０回転パルス発生器１４ｂは、第３図
に示されるように、円周方向に沿って等間隔に透孔３１
が穿設された回転板３２の前記透孔３１を挟んで、その
両側にそれぞれ設けられた少なくとも２対の、たとえば
発光ダイオード３３ａ、３４ａと受光ダイオード３３ｂ
、３４ｂが接続された回転検出器３５が、その光電変換
動作によって前記回転板３２の回転方向と回転速度を識
別するための回転パルスを導出する。

たとえば回転板３２が正方向である矢符Ａで示される方
向に回転させられると、回転検出器３５の一方の出力端
子からはＡ相出力Ｓａが、他方の出力端子からは位相の
異なるＢ相出力ｓｂがそれぞれ個別に、その回転角度に
比例したパルス数を回転速度に対応した速度で出力する
。信号波形はデユーティ比５０％の方形波パルス信号で
ある。

再び第２図を参照して、回転パルス発生器１４ｂ内の前
記回転検Ｗ器３５からのＡ相出力ＳａとＢ相出力ｓｂは
、前記基本クロック信号ＣＫｆとともに、アップ／ダウ
ンパルス発生回路１４ｃに入力される。アップ／ダウン
パルス発生回路１４Ｃによって基本クロック信号ＣＫｆ
が上記Ａ相出力ＳａとＢ相出力ｓｂに基づき分周され、
アドレスデータＡｔをカウントアツプするためのアップ
信号ｕｐと、カウントダウンするためのダウン信号ｄｎ
が作成されてアップ／ダウンカウンタ１５に入力される
。

上述の実施例では、回転ホイール１４ａを回転させれば
回転パルス発生器１４ｂの回転板３２が連動するように
のべたけれども、回転ホイール１４ａと回転板３２とを
一体化し、操作者は直接回転板３２の周縁部をこすって
回転させるような構造としてもよい。

第４図は、本実施例のアップ／ダウンパルス発生回路１
４ｃの回路図である。アップ／ダウンパルス発生回路１
４ｃは、複数のＤ形フリップフロップ回路２２　ａ　〜
２２　ｄ　、　ＥＸ−ＯＲゲート（排他的論理和回路）
２３ａ　〜２３ｄ、ＮＯＴゲート２４、およびＡＮＤゲ
ート２５ａ、２５ｂとで構成されている。基本クロック
信号ＣＫｆは、Ｄ形フリップフロップ回路（以下Ｄ−Ｆ
Ｆ回路と略記する）２２ａ〜２２ｄに共通に印加される
。一方、回転パルス発生器１４ｂからのＡ相出力Ｓａは
第１Ｄ−ＦＦ回路２２ａの、またＢ相出力ｓｂは第２Ｄ
−ＦＦ回路２２ｂの、それぞれのデータ入力端子に個別
的に入力される。

第１Ｄ−ＦＦ回路２２ａと第２Ｄ−ＦＦ回路２２ｂの出
力端子Ｑａ、Ｑｂは、それぞれ個別に第３Ｄ−ＦＦ回路
２２ｃと第４Ｄ−ＦＦ回路２２ｄのデータ入力端子、お
よび前記ＥＸ−ＯＲゲート２３ａ、２３ｂ、２３ｃの各
一方の入力端子にそれぞれ図示のごとく接続され、ＥＸ
−ＯＲゲート２３ａ、２３ｂ、２３ｃのそれぞれ他方の
入力端子には、前記第３Ｄ−ＦＦ回路２２ｃと第４ＤＦ
Ｆ回路２２ｄの各出力Ｑｃ、Ｑｄがそれぞれ図示のごと
く接続される。ＥＸ−ＯＲゲート２３ａ。

２３ｂの出力は、さらにＥＸ−ＯＲゲート２３ｄにより
その排他論理和が取られた後、ＡＮＤゲー）２５ａ、２
５ｂの各一方の入力端子に接続される。

ＥＸ−ＯＲゲート２３ｃの出力は２分され、方はＮＯＴ
ゲート２４により反転されて前記ＡＮＤゲート２５ａの
他方の入力端子に接続され、もう一方はＡＮＤゲート２
５の他方の入力端子に接続されている。このような回路
構成によって、第１ＡＮＤゲート２５ａからはＡ相出力
Ｓａに基づくアップ信号ｕｐ、すなわちメモリ１３のア
ドレスデータＡｔをカウントアツプするためのパルス信
号が導出され、第２ＡＮＤゲート２５ｂからはＢ相出力
ｓｂに基づくダウン信号ｄｎ、すなわちメモリ１３のア
ドレスデータＡｔをカウントダウンするためのパルス信
号が導出される。

第５図と第６図は、前記回転パルス発生器１４ｂの回転
時におけるアップ／ダウンパルス発生回路１４ｃの動作
を表すタイムチャートである。第５図（１）と第６図（
１）はともに基本クロック信号ＣＫｆの波形を示す。第
４図をあわせて参照して、第５図（２）〜（５）は、回
転パルス発生器１４ｂを正方向に回転させたときの各部
の信号波形であり、第６図（２）〜（５）は逆方向に回
転させたときの各部の信号波形である。たとえば正方向
回転時における第５図（２）で示されるＡ相出力Ｓａと
第５図（３）のＢ相出力ｓｂとを見ると、この場合はＡ
相出力Ｓａの立ち上がり後にＢ相出力ｓｂも立ち上がり
、人相出力Ｓａの立ち下がり後にＢ相出力ｓｂも立ち下
がっているのに対して、逆方向回転時には第６図く２）
、第６図（３）に示されるように、この場合はＡ相出力
Ｓａの立ち下がり役にＢ相出力ｓｂが立ち上がり、Ａ相
出力Ｓａの立ち上がり後にＢ相出力ｓｂは立ち下がって
いる方の立ち上がっている。

すなわち回転パルス発生器１４ｂからのＡ相出力Ｓａと
Ｂ相出力ｓｂとは、回転パルス発生器１４ｂの回転方向
によりその位相間係を異にし、方（たとえばＡ相出力Ｓ
ａ）の他方（たとえばＢ相出力Ｓｂ）に対する進み、遅
れの関係が逆となる。これによって、回転パルス発生器
１４ｂが正方向に回転の際には、第５図（４）、第５図
（５）に示されるように、アップ信号ｕｐは導出される
がダウン信号ｄｎは導出されない、また反対に逆方向に
回転の際には、第６図（４）、第６図（５）に示される
ように、ダウン信号ｄｎは導出されるがアップ信号ｕｐ
は導出されない。

ふたたび第２図を参照して、以上のように操作部１４か
ら導出されるアップ信号ｕｐとダウン信号ｄｎにより、
アップ／ダウンカウンタ１５ａは、アップ信号ｕｐが入
力されたときにはそのパルス数を加算してカウントし、
ダウン信号ｄｎが入力されたときにはそのパルス数を減
算してカウントする。こうして得られたカウント値は、
アドレスデータとしてメモリ１３に入力され、当該アド
レスにストアされている調光データが読み出される。

すなわち操作者が回転パルス発生器１４ｂを回転させる
ことにより、予めメモリ１３にストアされている照明レ
ベルの変化を、時間経過の方向に、あるいはその逆に、
回転パルス発生器１４ｂの回転速度に対応した速さによ
り再生することができる。すなわち本実施例によれば、
回転パルス発生器１４ｂの回転方向を変えることによっ
て、記憶された照明レベルの変化を、時間経過とは逆に
読み出して再生することもできるので、従来の技術の項
で述べたような技術的課題が解決され、掻体性が格段に
向上した調光装置が実現する。

第８図は、本発明の他の実施例による調光装置３１の電
気的構成を示すブロック図である。第８図は第２図に類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す０本実施例
で注目すべきは、図示しない複数の照明負荷に対応した
サンプルホールド回路２６ａ〜２６ｎ（ｎは負荷回路数
を表し、総称するときは参照符２６と記す）と、上記サ
ンプルホールド回路２６に調光データを分配する分配器
２１を設け、さらにこれらを制御するためのチャンネル
制御部１つと加算器２０を備えたことである。

チャンネル制御部１９は、基本クロック信号ＣＫｆによ
り、手動再生制御部１５のカウント速度より十分速い速
度で加算器１５を介してアドレスデータＡｔを出力し、
各照明負荷の照明レベルを層成読み出し、出力部１６に
よってＤ／Ａ変換させた後、分配器２１を介して該負荷
に対応するサンプルホールド回路２６にそのデータを保
持させ、図示しない調光器にそれぞれ出力するものであ
る。

これにより同時に複数の照明負荷を制御することができ
、操作効率がさらに向上する。

発明の効果 以上のように本発明による調光装置は、照明負荷の時間
順次的な明るさを表す信号をストアするストア領域を備
えるメモリから、前記信号を読み出し、制御手段によっ
て照明負荷を制御する。

前記メモリから信号を読み出すにあたっては、回転操作
される回転板の角変位量と回転方向とを検出し、その検
出された角変位量と回転方向とに対応してアップダウン
カウンタの計数値を変化させ、計数値に対応したメモリ
のストア領域から前記明るさを表す信号を読み出し、こ
れを制御手段に出力するようにした。これにより時間経
過とは逆な方向の調光制御が可能となり、すでに設定さ
れたレベルの確認や、リハーサルのように繰り返し再生
したいときに、その効果はきわめて大きいものがある。

また回転板の回転速度を可変できるから、緩急いずれの
制御も可能となり、舞台上の動きに即応できる操作性が
格段に向上した調光装置が実現する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる調光装置１１の基本的構成を示
すブロック図、第２図は本発明の一実施例の調光装置２
１の電気的構成を示すブロック図、第３図は回転パルス
発生器１４ｂを概略的に示す斜視図、第４図はアップ／
ダウンパルス発生回路１４ｃの構成を示す回路図、第５
図と第６図はその動作を示すタイムチャート、第７図は
時間経過と照明レベルの変化との関係の一例を示すグラ
フ、第８図は本発明の他の実施例による調光装置３１の
電気的構成を示すブロック図、第９図は従来の技術によ
る調光装置１の電気的構成を示すブロック図である。 １１．２１．３１・・・調光装置、１２・・・記憶制御
部、１３・・・メモリ、１４・・・操作部、１４ａ・・
・回転ホイール、１４ｂ・・・ロータリーエンコーダ、
１４Ｃ・・・アップ／ダウンパルス発生回路、１６・・
・出力部、１７・・・調光器、１８・・・クロック信号
発生器、１つ・・・チャンネル制御部、２１・・・分配
器、２２ａ〜２２ｄ・・・Ｄ形フリップフロップ回路、
２３ａ〜２３　ｄ　・Ｅ　Ｘ　−ＯＲゲート、２５　ａ
、　２５　ｂ−ＡＮＤゲート、２６ａ〜２６ｎ・・・サ
ンプルホールド回路 ｒ−一−１−一一一） 代理人　　弁理士　西教　圭一部 第 図 ロバ 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 照明負荷と、 照明負荷の時間順次的な明るさを表す信号をストアする
   ストア領域を備えるメモリと、 アップダウンカウンタと、 アップダウンカウンタの出力に応答し、前記カウンタ値
   に対応したメモリのストア領域から前記明るさを表す信
   号を読み出して照明負荷を制御する制御手段と、 回転操作される回転板と、 前記回転板の角変位量と回転方向とを検出し、その検出
   された角変位量と回転方向とに対応して前記アップダウ
   ンカウンタの計数値を変化させる手段とを含むことを特
   徴とする調光装置。