JPH02195393A - 文字のストローク輪郭生成方法及びそのための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、太さを持ったストロークより成る文字の形状
を発生する方式に係り、特に、１つの文字セットの文字
形状を少ない情報量で統一的に与えるに好適な文字のス
トロークの軸郭線生成方式〔従来の技術〕 従来の方法は１例えば、菊池他２名の「字体へのパラメ
トリック基本エレメント貼付は方式による高品質漢字フ
ォント生成方式」　（情報処理学会第２８目金国大会、
１９８４．ｐｐ、１４３５−１４３８）に籟告されてい
る。これによると、漢字のストロークの種別とその骨格
点座標と、太さ・角度などのパラメタ情報とを与えるこ
とにより各ストロークの輪郭線が生成でき、これによっ
て文字の輪郭線の生成が可能となる。

【発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術の主眼は種々のサイズの文字の高品質出力
に置かれているため、ストローク輪郭線の角度の統一し
た指定方法については明記されていない、フォント作成
の立場から高品質性を追求すると、ストロークの滑らか
さ、鮮明さはもちろんのこと、同一文字セットのデザイ
ンの統一性の実現及び個々の文字の条件を生かした工夫
の実現を可能にする機能が要求される。フォント作成の
ツールとしての文字生成方式はこれらに要求に応える機
能を有すべきであるが、従来技術ではこの点までの配慮
がなされていない。

本発明の目的は、文字セットのデザインの統一性と個々
の文字の条件（すなわち文字を構成するストロークの傾
き）を生かした工夫を併せて実現することにある。

ｃｉａＩｇを解決するための手段〕 上記目的を達成するために、文字を構成するストローク
のストローク定義データ（すなわちストローク種別、ス
トローク太さ、ストロークの骨格点座標）を文字毎に保
持するとともに、ストロークの種別毎にストロークの始
端角度情報と終端角度情報を保持し、これらに従い文字
を構成する各ストロークの輪郭線を生成した後、各スト
ロークの輪郭線内を塗つぶして合成することにより文字
パターンを生成する文字生成方法において、文字を構成
するストロークの輪郭を生成する際に、該ストロークの
骨格点座標を結んだ骨格線の傾きを検査し、この傾きに
よりストロークの種別毎に保持したストロークの始端角
度情報及び終端角度情報を使用するか別の情報を使用す
るかを決め実施する処理ステップを設けた。

上記側の情報はプログラムに組込む方法とディスク装置
等に格納しておき、文字生成時に読込む方法がある。

〔作用〕

本発明によれば文字を構成するストロークの端辺角度の
決定に際して、ストロークの種別とストロークの骨格点
座標を結んだ骨格線の傾きを検査し１通常の場合はスト
ローク種別毎に指定された端辺角度を採用し、骨格線の
傾きが特定の条件内にあるストロークに対しては、端辺
角度をプログラムあるいはファイル等に記載された特定
の演算の結果や特定の値を採用する。それによってスト
ロークめ端辺角度は通常の場合ストローク種別毎に定め
られるので、文字セット内でのデザインの統一性が保た
れるとともに、骨格線の傾きが特定の条件内であれば自
動的に端辺角度が変更できるので生成する個々の文字の
条件を生かした端辺角度で文字パターンが生成できる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図等により説明する。

第１図は本発明による文字パターン生成方法の一実施例
の処理ステップを示すフローチャートであり、（ａ）は
全体のフローチャート、（ｂ）は処理１３１の詳細なフ
ローチャートである。第２図は上記文字パターン生成方
法が実施される文字パターン生成装置の一実施例の構成
を示す。

第２図において、ディスク装置２３は文字コードの列と
して表わされた文字セットの各々の文字の形状を表わす
文字パターン情報を格納しているメモリ装置である。特
に上記文字パターン情報としては第３図等を用いて詳細
に説明する。

キーボードを含む入力装置２２から生成すべき文字の指
示が行なわれる。

処理装置Ｉ！２０は上記文字の指示に従って生成すべき
文字コードの入力処理を行なう（処理１１）。

次いで、処理１１で処理した文字コードに対応する文字
パターン情報をディスク装置Ｉｔ２３から読出し、メイ
ン・メモリ２１の一部に格納するＣ’Ａ！理１２）。

メイン・メモリ２１の他の一部には文字パターン生成プ
ログラムが格納されている。

本文字パターン生成装置は、上記メイン・メモ「Ｊ２１
に読込んだ文字パターン情報を処理１３゜１４及び１５
により文字パターンに変換しデイスプレィ・メモリ２４
を介してデイスプレィ装置２５に表示する。

処理１３では文字パターンを構成する全てのストローク
に対して処理１３１によりストロークの骨格の傾きから
ストロークの端辺の角度情報を設定する。上記角度情報
は第５図を用いて後で詳細に説明する。

処理１４では上記角度情報及び文字パターン情報に含ま
れるストロークの太さから１文字を構成する全てのスト
ロークのストローク輪郭を生成する。

処理１５では処理１４で生成した全てのストローク輪郭
の内部を各々塗りつぶす、その後、塗りつぶしたストロ
ークを適当な位置に重ね合せて文字パターンをデイスプ
レィ・メモリ２４に作成する。

以下、上記各処理及びデータの詳細を説明する。

第３図に本実施例で扱う文学パターン情報を示す。

第３図（ａ）において、文字コード３１は文字を識別す
るためのコードであり、書体３２は文字パターンの書体
を表すコードである。ストローク数（Ｎ）３３は定義さ
れているストロークの総数を示す、ストローク定義デー
タ３４は文字を構成するストロークの位置や大きさを定
義するストローク情報である。１つのストローク定義デ
ータを３４１〜３４４に示す、ストローク番号１３４１
はストロークが文字のｉ番目のストロークであることを
示す、ストローク種別３４２はストロークの種別（例え
ば、横線、縦線、左払い、右払い等）である、ストロー
ク太さ３４３はストロークの太さを表す＠　　（ＸＩ、
　Ｙｌ）、　（Ｘｘ、　Ｙｓｃ）等の３４４は骨格点座
標（第４図で説明する）である。

ストローク太さのパラメータの個数μと、骨格点座標の
個数にはストローク種別によって定まり、両者に相関は
ない。

第３図（ｂ）はストローク種別番号に対応するストロー
ク種別、骨格点数、ストローク太さの数を格納した対応
テーブルである。例えば、ストローク種別番号３に対応
するストローク種別は「左払い」であり、骨格点は３点
、ストローク太さの数は３である。

第４図はｒ在仏いｊのストローク生成例を示す。

同図において、Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ３が第３図（ａ）ストロ
ーク太さ３４３であり、骨格点４０１゜４０２．４０３
の座標が前述（７）　（Ｘｉ、　Ｙｚ）　ｗ　”’（Ｘ
Ｋ、　ＹＫ）　３４４　ｔ’ある６輪郭点４１１〜４１
６を線分あるいは曲線で結んだものがストロークの輪郭
を表わす、ストロークの骨格は骨格点を線分で順次結合
して表わす、なお１輪郭点をどのような方法で結んでい
くのかは、あらかじめ統一した手法が定められているも
のとする。第１図（ａ）の処理１４で骨格点４０１，４
０２，４０３とストローク太さＷｌ、Ｗ２．Ｗ３及び始
端角度Ａｌ。

終端角度Ａ２から輪郭点４１１〜４１６を発生し、線分
あるいは曲線で輪郭点を結びストローク軸郭を生成する
。

第５図に上記端辺角度の変更に関する情報の保持形式の
例を示す０本情報も第３図（ａ）、（ｂ）と同様に本実
施例で扱う文字パターン情報である。

第５図で示す情報はストローク種別毎の端辺（始端と終
端）角度である。同図において、ストローク種別数５０
１は本実施例で定義したストローク種別の数であり１文
字パターン情報の大きさを規定し、情報検索時に使用す
る。ストローク種別番号１５０２は第３図（ｂ）に示す
ストローク種別番号３４２である。始端基準線５０３及
び始端角度５０４はストローク番号Ｉの始端角度情報、
終端基準線５０５及び終端角度５０６は同じく終端角度
情報である。始端基準線５０３は始端角度５０４の基準
を与える線のことである。第４図に示す実施例では、始
点基準線は骨格線（値はＳ゛）、終端基準線は文字枠水
平線（値は′Ｈ′）である、始端角度５０４は、当該ス
トロークの上端の太さ方向が、当該始端基準線５０３と
の間になす角度Ａ１を与える。終端基準線５０５及び終
端角度５０６Ａ２についても同様である。第４図に示し
た「左払い」のストローク生成例の始端角度Ａｌ、終端
角度Ａ２に対応した具体的な値を第５図の５１２〜５１
６下方に示す、ストローク種別番号５１２は左払いスト
ロークを示す３′である。第４図始端角度Ａ１で示すよ
うに左払いストロークの始端角度Ａ１は骨格線が基準で
あるので始端基準線５１３の値は６８′である。終端角
度Ａ２は水平線が基準であるので終端基準線５１５の値
は′Ｈ′である。１ｇの例では、始端角度５１４および
終端角度５１６はそれぞれ９０°および５０ゝである。

本実施例において１本発明の特徴的部分は上記端辺角度
ＡＩ、Ａ２の定め方にある。他の部分は公知の技術で実
現可能である。以下１本発明の主要部について詳細に説
明する。

第１図（ｂ）は左払いストロークの第１図（ａ）の処理
１３１の詳細を示したフローチャートである。第１図（
ｂ）において、処理１６１は始端骨格（すなわち第４図
における骨格点４０１と骨格点４０２を結んだ線分）と
水平線との角度ｌαの算出処理である。処理１６２はｌ
αと４５＠を比較し、ｌαが４５１より小さければ処理
１６３および１６４へ、大きいか等しければ処理１６５
および１６６に制御を移す判定処理である。処理１６３
．１６４，１６５及び１６６では生成する左払いストロ
ークの始端基準線と始端角度を設定する。処理１６３で
は、始基準線として第５図の始端基準線５１３の値′Ｓ
′すなわ骨格線を設定する。処理１６４では始端角度を
次式で求める。

始端角度＝ｌα十６０°−（ｚα÷３）処理１６５は処
理１６３と同じく始端基準線としてＳ゛を設定する。処
理１６６は始端角度を第５図始端角度５１４の値９０°
を設定する。

処理１７１は終端骨格（すなわち第４図の骨格点４０２
と骨格点４０３を結んだ線分）と水平線との角度ｌβの
算出処理である。処理１７２はｌβと７５°を比較し、
ｌβが７５°より大きいか等しければ処理１７３および
１７４に制御を移し、小さければ処理１７５および１７
６に制御を移す判定処理である。処理１．７３．１７４
，１７５及び１７６は当該人払いストロークの終端基準
線と終端角度を設定する処理である。処理１７３は終端
基準線にＳ゛を設定し、処理１７４は終端角度に９０’
を設定する。処理１７５及び処理１７６は第５図の終端
基準線５１５の値′Ｈ′及び終端角度５１６の値５０°
を各々設定する。

なお、第１図（ｂ）の処理１６３および１６４゜１７３
及び１７４で定義している値及び式は本実施例では全て
のストロークに対して共通である。

第６図に本方式を用いない場合の文字生成例と用いた場
合の文字生成例を示す。第６図（ａ）の左払い６０１は
本方式を採用しないで始端角度を９０°、終端角度を５
０°に固定して生成した左払いであり、（ｂ）の左払い
６０２は本方式により始端角度を設定した左払いである
。（ａ）と（ｂ）２つの文字パターンを比べると（ｂ）
の方が文字形状が良い、第６図（ｃ）の左払い６０３は
本方式を採用しないで（ａ）と同じ値を用いて生成した
ものであり、（ｄ）の左払い６０４は本方式を採用した
左払いの例である。（ｄ）の左払い６０４の終端角度が
本方式により設定されている。（Ｃ）と（ｄ）の場合も
本方式を用いた（ｄ）の方が文字形状が良い。

本実施例によれば、自動的に品質の良い端辺角度が設定
できるので個々のストローク毎に端辺角度を人手で設定
する必要が無くなり、文字フォント作成工数の削減の効
果がある。さらに１人手で個々のストローク毎に設定し
た端辺角度を記憶する必要も無くなり、文字パターン情
報の削減の効果もある。

また、第１図（ｂ）の処理１６２と処理１７２で骨格線
の傾きと比較する角度（第１図（ｂ）では４５°と７５
＠）及び処理１６３，１６４゜１７３．１７４で設定す
る全てのストロークに共通な始端基準線、始端角度、終
端基準線、終端角度を各々外部から与えるパラメタとす
れば異なる文字セットの作成が簡便に行なえる。さらに
上記パラメタをファイル等に格納しておき、文字生成時
に読込めば、さらに複数の文字セットの作成が簡便に行
なえる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、自動的に文字品質を保つストロークの
端辺角度が設定できるので個々のストローク毎に人手で
端辺角度を設定する必要が無くなり文字ファント作成工
数の削減の効果がある。

また、個々のストローク毎に指定する端辺角度を記憶し
ておく必要がないので文字パターン情報の削減の効果が
ある。

さらに、端辺角度の変更後の値及び変更方法を外部から
与えるパラメタとすれば異なる形状の文字セットの作成
が簡便に行なえるので、多種の文字フオン作成工数の削
減の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による文字パターン生成方法の実施例の
フローチャート、第２図は本発明による文字パターン生
成装置の一実施例の構成を示すブロック図、第３図と第
５図は本発明の実施例で扱う文字パターン情報の内容を
示す図、第４図は、ストローク情報を説明するストロー
クを示す図。 第６図は本方法を用いた場合の文字生成例と本方法を用
いない場合の文字生成例を示す図である。 １６１．１７１・・・骨格と水平線との角度算出処理、
１６３．１６４，１７３，１７４・・・端辺角度情報変
更処理、１６２，１７２・・・骨格と水平線の角度判定
処理。 第１図 （ｂ） −一一骨格慄 ・棺ｉｐ、５、 Ｑ資格た、 一一一オ南゛ヌカ欅岸し く２） （ｂ） 富 （良） （ｂ） ６θ２ （Ｃ） （Ｊ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、文字を構成するストロークの形状を特定するストロ
   ーク情報を用いて、指定された文字の形状を生成する文
   字パターン生成方法であつて、記憶手段に上記ストロー
   ク情報を格納する第１ステップと、 生成すべき文字を指示する第２ステップと、上記第２ス
   テップの指示によつて、上記記憶手段から上記指示され
   た文字のストローク情報を得る第３ステップと、 上記第３ステップで得たストローク情報の各各のストロ
   ークの傾きを検査し、該ストロークの傾きが特定の範囲
   内か否かを判別する第４ステップと、 上記第４ステップで特定した範囲外のストロークの形状
   を上記ストローク情報に従い生成する第５ステップと、 上記第４ステップで特定した範囲内のストロークの形状
   を上記ストローク情報の端辺角度を特定の方法で変更し
   た生成する第６ステップと、上記第５ステップと第６ス
   テップで生成したストロークの形状を組合せて文字パタ
   ーンとする第７ステップとを持つことを特徴とする文字
   ストローク輪郭生成方法。 ２、請求項１記載において、上記で特定した範囲を上記
   第４ステップ内に定義することを特徴とする文字のスト
   ローク輪郭生成方法。 ３、請求項１記載において、上記で特定した範囲を文字
   生成時のパラメタとすることを特徴とする文字のストロ
   ーク輪郭生成方法。 ４、請求項３記載において、上記パラメタを記憶手段に
   格納しておくステップと、文字生成時に該パラメタを記
   憶手段から得るステップを持つことを特徴とする文字の
   ストローク輪郭生成方法。 ５、請求項１記載において、上記端辺角度の特定の変更
   方向を処理ステップ６に定義することを特徴とする文字
   のストローク輪郭生成方法。 ６、請求項１記載において、上記端辺角度の特定の変更
   方法を文字生成時のパラメタとすることを特徴とする文
   字のストローク輪郭生成方法。 ７、請求項６記載において、上記パラメタを記憶手段に
   格納しておくステップと、文字生成時に該パラメタを記
   憶手段から得るステップを持つことを特徴とする文字の
   ストローク輪郭生成方法。 ８、生成すべき文字を指示する入力装置と、文字を構成
   するストロークの形状を特定するストローク情報とスト
   ロークの端辺角度を含む文字パターン情報を格納した文
   字パターン情報メモリと、 文字パターン生成のための文字パターン生成プログラム
   及び、上記入力装置で指示された生成すべき文字の上記
   文字パターン情報を記憶するメイン・メモリと、 文字パターン生成プログラムによつて、上記生成すべき
   文字のストローク情報の各々のストローク端辺角度を決
   めて、各々のストロークの形状を生成し、組合せて出力
   する出力装置とを有する文字のストローク輪郭生成装置
   。 ９、請求項１記載のストローク輪郭生成方法を備えた文
   書出力装置。