JPH0219423Y2 - - Google Patents

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JPH0219423Y2
JPH0219423Y2 JP1981153382U JP15338281U JPH0219423Y2 JP H0219423 Y2 JPH0219423 Y2 JP H0219423Y2 JP 1981153382 U JP1981153382 U JP 1981153382U JP 15338281 U JP15338281 U JP 15338281U JP H0219423 Y2 JPH0219423 Y2 JP H0219423Y2
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chip parts
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JP1981153382U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は半導体チツプやチツプ状コンデンサな
どのチツプ部品を積重ねた状態で収納するチツプ
部品収納装置に関するものである。
従来の技術 最近、半導体チツプ、チツプ状コンデンサなど
の微小部品が多く用いられるようになつてきた
が、この種の微小部品は外形寸法がたとえば1.25
mm×2mm×0.5mmと非常に小さく、したがつてこ
れらのチツプ部品は所要のケースにばらばらに収
納されていることが多い。ところが、この種のも
のでは部品の取付けを手作業から機械化による作
業に切換えようとした場合にきわめて不都合なも
のとなる。
このようなことから、最近ではチツプ部品を整
然と整列させた状態で収納できるチツプ部品収納
装置が開発されている。
従来例の構成を第7図により説明する。第7図
において、角筒状に形成された収納ケース1の収
納孔2に積重ねた状態で半導体チツプやチツプ状
コンデンサなどのチツプ部品3が収納され、この
チツプ部品3の両端には、両端に平面部4aをも
ち、この平面部4aからテーパ部4bをもち、こ
のテーパ部4b間を円弧状の2つの弾性部4cで
連結した保持部材4が収納孔2にはめこまれて位
置する構成となり、押棒5を用いて保持部材4を
矢印方向に押圧することにより、全てのチツプ部
品3を矢印方向に移行させ、順次1個づつ取出せ
るようになつていた。
また、第8図は実開昭55−21151号公報に示さ
れている他の従来例の構成を示しており、チツプ
部品3が積み重ねられた両端には、両端に平面部
6aをもち、その中間部に設けられた突出部6b
がたわむ状態で収納ケース1の収納孔2の内壁に
接した形で保持部材6が収納配置され、この突出
部6bの弾性力でチツプ部品3を保持するように
なつている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、第7図に示す構造のものでは、押棒5
で保持部材4の一方の平面部4aを押圧したと
き、弾性部材4cがさらに外方にふくらむように
変形することになり、収納孔2に沿つて保持部材
4を移動させるのに大きな摩擦抵抗が発生し、押
棒5による押圧力として大きな力が必要になるも
のであつた。また、第8図の構造の場合、保持部
材6の突出部6bの弾性力のみでチツプ部品3の
保持力を与えているため、収納孔2のバラツキ
や、保持部材6の材質と突出部6bの曲りのない
ときの全巾の仕上りのバラツキなどにより、適正
な保持力を得ることが難かしいものであつた。ま
た、チツプ部品の摩擦抵抗と突出部の摩擦抵抗の
反力がそのまま押棒に加わるため、押圧力の設定
が難しく、安定したチツプ部品の取出しが円滑に
行えないものであつた。そして、突出部6bの弾
性を利用しているため、長時間保持していると樹
脂などの塑性変形により保持力が低下するもので
あつた。さらに最近では、チツプ部品がより一層
微小化されているため、上述したようなこの種の
保持部材4,6では形状および材質の選定が不可
能となる問題点を有しているものであつた。
そこで、本考案は以上のような従来の問題点を
除去するものであり、保持部材に改良を加えて押
棒による押出し時に摩擦による抵抗が少なくな
り、小さな押圧力でチツプ部品を順次取出せるよ
うにするとともに、保持部材全体の弾性を利用
し、樹脂などの局部の塑性変形をなくした新しい
チツプ部品収納装置を提供しようとするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、収納ケー
スの収納孔に組込むことにより中央部が中央長手
方向に設けたスリツト側にたわむ構成とした保持
部材を用いたことを特徴とするものである。
作 用 この保持部材を用いた構成によれば、まず保持
部材が収納ケース内に押込められると中央のスリ
ツトは隙間が小さくなる方向にたわみ、保持部材
全体の弾性力で収納ケースの内壁に接し、その摩
擦抵抗でチツプ部品を保持するため、保持部材の
材質と公差(保持部材の寸法とケース内壁の寸法
との差)に余り影響を受けずに安定した保持力が
得られるものとなる。一方、チツプ部品を押棒で
押出す場合は、押棒の押圧力とチツプ部品の摩擦
抵抗で保持部材のスリツトがさらに隙間が小さく
なる方向にたわみ、収納ケースの内壁への摩擦抵
抗が減少するため、押棒の押圧力の負荷が少な
く、チツプ部品の取出し作業がきわめて円滑に行
え、機械化が容易にできることとなる。また、中
央長手方向のスリツトで弾性をもたせているた
め、局部に発生する塑性変形を阻止することもで
き、信頼性に富んだものとすることができる。さ
らに今後、チツプ部品がより微小化され、同様に
保持部材も細くなつてくるが、そのときにスリツ
トの効果により保持部材全体の弾性を利用できる
ため、その対応が容易であるという効果も得られ
ることとなる。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
まず、第1図、第2図に示す実施例において、
7は合成樹脂、金属などからなる角筒状の収納ケ
ースであり、この収納ケース7の収納孔8には半
導体チツプやチツプ状コンデンサなどのチツプ部
品9が多数枚積重ねた状態で収納されている。こ
のチツプ部品9の両端には収納ケース7の収納孔
8にはまりこむポリプロピレン、エチレンビニー
ルアセテートなどの合成樹脂からなる保持部材1
0が配置され、チツプ部品9が倒れるのを阻止し
ている。
この保持部材10は中央長手方向に直線状のス
リツト11をもち、上下面の中央には上記収納ケ
ース7の収納孔8の高さより少し高くなるように
円弧状の突出部12が設けられている。
この保持部材10の収納ケース7の収納孔8に
圧入すると、突出部12が収能ケース7の上下面
の内壁に押圧されてスリツト11側にたわみ、ス
リツト11は中央部の間隔が狭くなるような形状
になつている。
このような構成で収納ケース7にチツプ部品9
を収納し、保持部材10でチツプ部品9の両端を
保持した状態で収納ケース7からチツプ部品9を
1個づつ取出す場合は、第2図に示すように押棒
13で一方の保持部材10を押圧すると、この保
持部材10はチツプ部品9と押棒13に押圧され
てさらに中央部がスリツト11側にたわむことに
なり、突出部12の収納ケース7の内壁との圧接
状態が緩和され、停止時に比べて摩擦による抵抗
が庄さくなつて、小さな力でチツプ部品9を収納
ケース7より1個づつ押出すことができる。
また、他の実施例としては第3図、第4図に示
すように保持部材10として中央長手方向にスリ
ツト11を設け、上面に両端と中央部に突片1
4,15,16を設け、両端の突片14,15は
収納ケース7の上面より少く低く目の高さとなつ
ており、中央部の突片16は収納ケース7の上面
より少し高い高さとなつている。
したがつて、この保持部材10を収納ケース7
の収納孔8に圧入すると、中央部の突片16が上
面内壁に圧接して中央部を下方にたわませ、スリ
ツト11は中央部が近接した状態となつている。
また、第5図、第6図に示す実施例は、保持部
材10として中央長手方向にスリツト11をも
ち、上下面に数個づつの突片17〜21を設け、
この突片17〜21のうち両端の突片17と21
は収納ケース7の収納孔8の高さより低く、中央
部の突片19は収納孔8の高さより少し高く、残
りの突片18,20はほゞ収納孔8の高さと等し
い寸法となつている。
このような保持部材10を収納ケース7の収納
孔8に圧入しても中央部の突片19によつてスリ
ツト11の中央部が幅狭になるように変形した状
態となる。
つまり、保持部材10としては、中央長手方向
にスリツト11を設け、上下面の中央に収納ケー
ス7の収納孔8の高さより高い部分を設け、この
収納ケース7に圧力することにより中央部がスリ
ツト11側にたわむような構成となつておればよ
い。
考案の効果 以上のように本考案のチツプ部品収納装置は構
成されているため、チツプ部品は常に整然と整列
されて使用に際してもきわめて取扱いが便利であ
るという利点に加えて、次の通りの効果が得られ
るものである。まず、保持部材が収納ケース内に
押込められると中央のスリツトは隙間が小さくな
る方向にたわみ、保持部材全体の弾性力で収納ケ
ースの内壁に接し、その摩擦抵抗でチツプ部品を
保持するため、保持部材の材質と公差(保持部材
の寸法とケース内壁の寸法との差)に余り影響を
受けずに安定した保持力が得られるものとなる。
一方、チツプ部品を押出す場合は、押棒の押圧力
とチツプ部品の摩擦抵抗で保持部材のスリツトが
さらに隙間が小さくなる方向にたわみ、収納ケー
スの内壁との摩擦による抵抗が小さくなつて押棒
の押圧力の負荷が少なくなるため、チツプ部品の
取出し作業がきわめて円滑に行え、機械化がきわ
めて容易にできることとなる。また、保持部材は
その中央長手方向のスリツトで弾性をもたせてい
るため、局部に発生する塑性変形を阻止すること
もでき、信頼性に富んだものとすることができ
る。さらに今後、チツプ部品がより微小化され、
同様に保持部材も細くなつてくるが、そのときに
本考案ではスリツトの効果により保持部材全体の
弾性を利用できるため、その対応が容易であると
いう効果も得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチツプ部品収納装置の一実施
例を示す要部断面図、第2図は同装置に用いる保
持部材の斜視図、第3図は他の実施例のチツプ部
品収納装置の要部断面図、第4図は同装置に用い
る保持部材の斜視図、第5図はさらに他の実施例
のチツプ部品収納装置の要部断面図、第6図は同
装置に用いる保持部材の斜視図、第7図は従来の
チツプ部品収納装置を示す断面図、第8図はさら
に他の従来のチツプ部品収納装置を示す断面図で
ある。 7……収納ケース、8……収納孔、9……チツ
プ部品、10……保持部材、11……スリツト、
12……突出部、14〜16……突片、17〜2
4……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の収納ケースの収納孔に複数のチツプ部品
    を積重ねた状態で収納するとともにこの積重ねた
    チツプ部品の両端に、中央長手方向にスリツトを
    もち、上下面の中央部に上記収納ケースの収納孔
    の高さより少し高い寸法の突出部または突片を設
    け、収納ケースに圧入することにより上記突出部
    または突片によつて中央部がスリツト側にたわむ
    構成とした合成樹脂からなる保持部材を配置し、
    この保持部材により上記チツプ部品を挟持する構
    成とするとともに、一方の保持部材はチツプ部品
    側に押棒で押圧される構成としたチツプ部品収納
    装置。
JP15338281U 1981-10-14 1981-10-14 チツプ部品収納装置 Granted JPS5858400U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15338281U JPS5858400U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 チツプ部品収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15338281U JPS5858400U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 チツプ部品収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5858400U JPS5858400U (ja) 1983-04-20
JPH0219423Y2 true JPH0219423Y2 (ja) 1990-05-29

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ID=29946001

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15338281U Granted JPS5858400U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 チツプ部品収納装置

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JPS5858400U (ja) 1983-04-20

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