JPH02194031A - メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルム - Google Patents
メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルムInfo
- Publication number
- JPH02194031A JPH02194031A JP1545989A JP1545989A JPH02194031A JP H02194031 A JPH02194031 A JP H02194031A JP 1545989 A JP1545989 A JP 1545989A JP 1545989 A JP1545989 A JP 1545989A JP H02194031 A JPH02194031 A JP H02194031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- membrane switch
- transparent conductive
- present
- switching function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012528 membrane Substances 0.000 title claims abstract description 26
- 229920001123 polycyclohexylenedimethylene terephthalate Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 3
- 239000007858 starting material Substances 0.000 abstract 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 4
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 229910003437 indium oxide Inorganic materials 0.000 description 3
- PJXISJQVUVHSOJ-UHFFFAOYSA-N indium(iii) oxide Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[In+3].[In+3] PJXISJQVUVHSOJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 3
- KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-N Terephthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=C(C(O)=O)C=C1 KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N dimethyl terephthalate Chemical compound COC(=O)C1=CC=C(C(=O)OC)C=C1 WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N hydroxyacetaldehyde Natural products OCC=O WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N tin dioxide Chemical compound O=[Sn]=O XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001887 tin oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- QHGNHLZPVBIIPX-UHFFFAOYSA-N tin(ii) oxide Chemical compound [Sn]=O QHGNHLZPVBIIPX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005809 transesterification reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 2
- UOBYKYZJUGYBDK-UHFFFAOYSA-N 2-naphthoic acid Chemical compound C1=CC=CC2=CC(C(=O)O)=CC=C21 UOBYKYZJUGYBDK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000298 Cellophane Polymers 0.000 description 1
- OFOBLEOULBTSOW-UHFFFAOYSA-N Malonic acid Chemical compound OC(=O)CC(O)=O OFOBLEOULBTSOW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002216 antistatic agent Substances 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000007750 plasma spraying Methods 0.000 description 1
- 229920003207 poly(ethylene-2,6-naphthalate) Polymers 0.000 description 1
- 238000006068 polycondensation reaction Methods 0.000 description 1
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 1
- 239000011112 polyethylene naphthalate Substances 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012552 review Methods 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-L terephthalate(2-) Chemical group [O-]C(=O)C1=CC=C(C([O-])=O)C=C1 KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電
性フィルムに関する。
性フィルムに関する。
[従来の技術]
従来、透明導電性フィルムとしては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリイミド、2.6−ポリエチレンナフタ
レート等から成るものが良(知られている。これらポリ
エステルは、導電被膜との付着性が不充分であるという
欠点を有する。また。
フタレート、ポリイミド、2.6−ポリエチレンナフタ
レート等から成るものが良(知られている。これらポリ
エステルは、導電被膜との付着性が不充分であるという
欠点を有する。また。
透明導電性フィルムの表面抵抗の経時的変化が生じると
いう欠点を有する。
いう欠点を有する。
また、これらのポリエステルフィルムをメンブレンスイ
ッチに用いた場合、高温、高湿下で使用した場合のスイ
ッチング機能の低下が著しい。
ッチに用いた場合、高温、高湿下で使用した場合のスイ
ッチング機能の低下が著しい。
すなわち、高温、高温下で長時間使用すると、スイッチ
を強い力で押さなければ作動しなくなり、さらには強い
力で押しても作動しなくなる。これは、フィルムの平面
性が損なわれてベコが発生したため又はオリゴマーがブ
リードアウトしてそれが障害物となるために接触不良が
起きたことに起因する。さらに、ポリエチレンテレフタ
レートをメンブレンフィルムとして用いた場合には、オ
リゴマーのブリードアウトのために透明性が悪化すると
いう問題も生じる。
を強い力で押さなければ作動しなくなり、さらには強い
力で押しても作動しなくなる。これは、フィルムの平面
性が損なわれてベコが発生したため又はオリゴマーがブ
リードアウトしてそれが障害物となるために接触不良が
起きたことに起因する。さらに、ポリエチレンテレフタ
レートをメンブレンフィルムとして用いた場合には、オ
リゴマーのブリードアウトのために透明性が悪化すると
いう問題も生じる。
[発明が解決しようとする課題]
従って1本発明の目的は、高温、高温下で長時間使用し
ても、スイッチング機能が低下せず、透明性が悪化しな
いメンブレンスイッチ用フィルムを提供することである
。
ても、スイッチング機能が低下せず、透明性が悪化しな
いメンブレンスイッチ用フィルムを提供することである
。
さらにまた、本発明の目的は、メンブレンスイッチやタ
ッチパネル等に用いた場合、高温、高温下で長時間使用
しても、スイッチング機能が低下せず、透明性が悪化せ
ず、さらに、導電性物質とベースフィルムとの付着力が
強く、表面抵抗の経時変化がほとんどない透明導電性フ
ィルムを提供することである。
ッチパネル等に用いた場合、高温、高温下で長時間使用
しても、スイッチング機能が低下せず、透明性が悪化せ
ず、さらに、導電性物質とベースフィルムとの付着力が
強く、表面抵抗の経時変化がほとんどない透明導電性フ
ィルムを提供することである。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは、鋭意研究の結果、特定の極限粘度値を有
する1、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レートフィルムを用いることにより、上記問題点を解決
できることを見出し、この発明を完成した。
する1、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レートフィルムを用いることにより、上記問題点を解決
できることを見出し、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、極限粘度が0.85以上である
1、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
トから成るメンブレンスイッチ用フィルムを提供する。
1、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
トから成るメンブレンスイッチ用フィルムを提供する。
さらに、この発明は、極限粘度が0.85以上である1
、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
から成るフィルムの少なくとも1面に導電性被膜を形成
して成る透明導電性フィルムを提供する。
、4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
から成るフィルムの少なくとも1面に導電性被膜を形成
して成る透明導電性フィルムを提供する。
[発明の効果]
本発明により、高温、高温下で長時間使用しても、スイ
ッチング機能が低下せず、透明性が悪化しないメンブレ
ンスイッチ用フィルムが提供された。すなわち1本発明
のフィルムは、高温、高湿下での寸法安定性及び平面性
に優れ、ベコが生じないのでベコに起因するスイッチン
グ機能の低下がない、また1本発明のフィルムでは、オ
リゴマーのブリードアウトがほとんどないので、これに
基づくスイッチング機能の低下及び透明性の悪化がほと
んどない。
ッチング機能が低下せず、透明性が悪化しないメンブレ
ンスイッチ用フィルムが提供された。すなわち1本発明
のフィルムは、高温、高湿下での寸法安定性及び平面性
に優れ、ベコが生じないのでベコに起因するスイッチン
グ機能の低下がない、また1本発明のフィルムでは、オ
リゴマーのブリードアウトがほとんどないので、これに
基づくスイッチング機能の低下及び透明性の悪化がほと
んどない。
さらにまた1本発明により、メンブレンスイッチ用フィ
ルムとして用いた場合の上記効果に加え、導電性物質と
ベースフィルムとの付着力が強く1表面抵抗の経時変化
がほとんどない透明導電性フィルムが提供された。
ルムとして用いた場合の上記効果に加え、導電性物質と
ベースフィルムとの付着力が強く1表面抵抗の経時変化
がほとんどない透明導電性フィルムが提供された。
[発明の詳細な説明]
本発明のメンブレンスイッチ用フィルムは1.4−ポリ
シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(以下PC
Tと言う)から成る。該PCTは、主として1.4−シ
クロヘキサンジメタツールをグリコール成分とし、主と
してテレフタール酸をジカルボン酸成分とするポリエス
テルである。グツコール成分の70%以上が1.4−ポ
リシクロヘキサンジメタツールであることがスイッチン
グ機能の低下防止及び透明性の経時的減少を防止する上
で好ましく、また、酸成分の70モル%以上がテレフタ
ル酸であることが同様の理由で好ましい。
シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(以下PC
Tと言う)から成る。該PCTは、主として1.4−シ
クロヘキサンジメタツールをグリコール成分とし、主と
してテレフタール酸をジカルボン酸成分とするポリエス
テルである。グツコール成分の70%以上が1.4−ポ
リシクロヘキサンジメタツールであることがスイッチン
グ機能の低下防止及び透明性の経時的減少を防止する上
で好ましく、また、酸成分の70モル%以上がテレフタ
ル酸であることが同様の理由で好ましい。
もっとも、本発明の効果に悪影響を与えないならば、少
量、好ましくは30モル%以下の他のグリコール成分を
含んでもよい、また、少量、好ましくは30モル%以下
の他の酸成分を含んでいても良い。
量、好ましくは30モル%以下の他のグリコール成分を
含んでもよい、また、少量、好ましくは30モル%以下
の他の酸成分を含んでいても良い。
ベースフィルムは、上記したPCTに加え。
安定剤、滑剤、耐電防止剤等の通常ポリエステルに添加
されている添加剤を必要に応じて含んでいでもよい、ま
た1本発明の効果に悪影響を与^ない範囲で他のポリマ
ーがブレンドされていてもよし\。
されている添加剤を必要に応じて含んでいでもよい、ま
た1本発明の効果に悪影響を与^ない範囲で他のポリマ
ーがブレンドされていてもよし\。
本発明におけるPCTの極限粘度は0.85以上、好ま
しくは1.0以上である。極限粘度が0.85より小さ
いと、高温高温下でのスイッチング機能の低下を防止す
る効果が損なわれ、また、高温高温下で透明性が悪化す
る。
しくは1.0以上である。極限粘度が0.85より小さ
いと、高温高温下でのスイッチング機能の低下を防止す
る効果が損なわれ、また、高温高温下で透明性が悪化す
る。
本発明のフィルムは、透明性の観点から150℃、2時
間の熱処理後のフィルムへイズの増加率が10%以下で
あることが好ましく、さらに好ましくは5%以下である
。また、高温高湿下での寸法安定性ひいては平面性の観
点から150℃、2時間熱処理した時の熱収縮率は0.
1%未満、湿度膨張係数は5xlO−’/%RH未満で
あることが好ましい。
間の熱処理後のフィルムへイズの増加率が10%以下で
あることが好ましく、さらに好ましくは5%以下である
。また、高温高湿下での寸法安定性ひいては平面性の観
点から150℃、2時間熱処理した時の熱収縮率は0.
1%未満、湿度膨張係数は5xlO−’/%RH未満で
あることが好ましい。
本発明のメンブレンスイッチ用フィルムの厚さは特に限
定されないが、好ましくは30μ窮ないし200 u
ta程度である。
定されないが、好ましくは30μ窮ないし200 u
ta程度である。
本発明のフィルムは、常法に従って例えば。
この表面に導電性回路をスクリーン印刷後130〜18
0℃で乾燥させて透明性、印刷後の平面性及びスイッチ
ング機能に優れたメンブレンフィルムを得ることができ
る。
0℃で乾燥させて透明性、印刷後の平面性及びスイッチ
ング機能に優れたメンブレンフィルムを得ることができ
る。
本発明のフィルムを構成するPCTは、従来から公知の
ポリエステルの製造方法によって製造することができる
6例えば、テレフタル酸と1.4−シクロヘキサンジメ
タツールの直接エステル化法によって、又はジメチルテ
レフタレートと1゜4−シクロヘキサンジメタツールの
エステル交換法によって製造することができる。このよ
うにして製造されるPCTには、上記したように小割合
で第3成分を共重合させてもよい、必要に応じて不活性
微粒子を含んでいてもよい。
ポリエステルの製造方法によって製造することができる
6例えば、テレフタル酸と1.4−シクロヘキサンジメ
タツールの直接エステル化法によって、又はジメチルテ
レフタレートと1゜4−シクロヘキサンジメタツールの
エステル交換法によって製造することができる。このよ
うにして製造されるPCTには、上記したように小割合
で第3成分を共重合させてもよい、必要に応じて不活性
微粒子を含んでいてもよい。
本発明におけるPCTフィルムは、従来の製造方法に従
いPCT及び必要に応じて不活性粒子や添加剤等を均一
に混合し、エクストルーダーのような溶融押出し機を用
いて溶融押出しし、冷却、延伸することによって製膜す
ることができる。ポリマーチップの乾燥条件は、特に限
定されないが1通常、150℃、3時間程度が適当であ
る。押出し温度は特に限定されないが、通常280℃な
いし330℃程度であり、好ましくは285℃ないし3
00℃程度である。キャスティングは静電印加法により
行なうことが好ましく、キャスティングドラムの温度は
特に限定されないが、通常5℃ないし60℃であり、好
ましくは15℃ないし30℃である。また、冷却後の延
伸は行なっても行なわなくても良いが、延伸を行なう場
合には。
いPCT及び必要に応じて不活性粒子や添加剤等を均一
に混合し、エクストルーダーのような溶融押出し機を用
いて溶融押出しし、冷却、延伸することによって製膜す
ることができる。ポリマーチップの乾燥条件は、特に限
定されないが1通常、150℃、3時間程度が適当であ
る。押出し温度は特に限定されないが、通常280℃な
いし330℃程度であり、好ましくは285℃ないし3
00℃程度である。キャスティングは静電印加法により
行なうことが好ましく、キャスティングドラムの温度は
特に限定されないが、通常5℃ないし60℃であり、好
ましくは15℃ないし30℃である。また、冷却後の延
伸は行なっても行なわなくても良いが、延伸を行なう場
合には。
通常、70℃ないし150℃、好ましくは80℃ないし
110℃の温度下で、通常2.5倍ないし6.0倍の延
伸倍率で行なわれる。延伸後、フィルムを熱固定するこ
とが好ましいが、これは通常150℃ないし280℃、
好ましくは170℃ないし240℃の温度下で通常lな
いし20秒、好ましくは5秒ないし15秒間行なわれる
。
110℃の温度下で、通常2.5倍ないし6.0倍の延
伸倍率で行なわれる。延伸後、フィルムを熱固定するこ
とが好ましいが、これは通常150℃ないし280℃、
好ましくは170℃ないし240℃の温度下で通常lな
いし20秒、好ましくは5秒ないし15秒間行なわれる
。
上記した本発明のPCTフィルムの片側又は両側に導電
性物質から成る被膜を形成することにより本発明の透明
導電性フィルムを得ることができる。導電性物質として
は、酸化第1スズ、酸化インジウム、酸化インジウムと
酸化スズとの混合体等が挙げられる。導電性被膜の形成
方法はこの分野において周知であり、例えば真空蒸着、
反応性真空蒸着、カソードスパッタリング、プラズマ溶
射法、化学コーティング等により行なわれる。
性物質から成る被膜を形成することにより本発明の透明
導電性フィルムを得ることができる。導電性物質として
は、酸化第1スズ、酸化インジウム、酸化インジウムと
酸化スズとの混合体等が挙げられる。導電性被膜の形成
方法はこの分野において周知であり、例えば真空蒸着、
反応性真空蒸着、カソードスパッタリング、プラズマ溶
射法、化学コーティング等により行なわれる。
導電性被膜の厚さは導電性、透明性等の観点から0、O
1μ■ないし0.1Ou−が好ましい。
1μ■ないし0.1Ou−が好ましい。
次に、本発明のフィルム及び導電性フィルムの特性及び
下記実施例において採用した本発明の効果の評価方法に
ついて説明する。
下記実施例において採用した本発明の効果の評価方法に
ついて説明する。
+1)極限粘度
ポリマーを0−クロロフェノールに溶解し、25℃で測
定した値である。
定した値である。
(2)付着力
JIS−D−0202の基盤目試験方法に従い透明導電
層上にカッターナイフでis■角の基盤目100個を作
り、この上にセロハンテープ(積木化学製)を完全に密
着させた後直ちにテープの一端を垂直に保ち瞬間的に引
き放し完全にはがれなかった基盤目の数を調べる。
層上にカッターナイフでis■角の基盤目100個を作
り、この上にセロハンテープ(積木化学製)を完全に密
着させた後直ちにテープの一端を垂直に保ち瞬間的に引
き放し完全にはがれなかった基盤目の数を調べる。
(3)表面抵抗
に−750RD抵抗率測定機を用いて、4端子法により
測定する。なお、下記表における表面抵抗の単位はΩ/
口で示されている。
測定する。なお、下記表における表面抵抗の単位はΩ/
口で示されている。
(4)へイズ増加率
JISに6714に従い、150℃、2時間熱処理する
前後のフィルムへイズを測定し、下記式により求める。
前後のフィルムへイズを測定し、下記式により求める。
(但し1式中、H2は熱処理前のへイズ、H2は熱処理
後のへイズを表わす、) 評Jl準 0:へイズ増加率が0〜5% 0:ヘイズ増加率が6〜11% Δ:へイズ増加率が11”−30% X:へイズ増加率が31%以上 (5)平面性 70℃、951H%、100時間処理後のフィルムを目
視判定する。
後のへイズを表わす、) 評Jl準 0:へイズ増加率が0〜5% 0:ヘイズ増加率が6〜11% Δ:へイズ増加率が11”−30% X:へイズ増加率が31%以上 (5)平面性 70℃、951H%、100時間処理後のフィルムを目
視判定する。
評j口[準
い
X:カールやベコが発生する
(6)スイッチング機能
70℃、 95RH%、 100時間保存後のメンブレ
ンスイッチを手で押して作動性をみる。
ンスイッチを手で押して作動性をみる。
1負11
0:軽く触れるだけで応答良く作動する。
X:強い力で押さないと作動しない又は強く押しても作
動しない。
動しない。
[実施例1
以下1本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
もっとも、本発明は、下記実施例に限定されるものでは
ない。
ない。
実」1例」。
常法に従い、テレフタル酸ジメチルと1.4−シクロヘ
キサンジメタツールを、触媒として酸成分に対し0.0
5モル%の酸化チタンを用いてオートクレーブ中で攪拌
下で加熱することによりエステル交換し1次いで重縮合
してPCTを得た。
キサンジメタツールを、触媒として酸成分に対し0.0
5モル%の酸化チタンを用いてオートクレーブ中で攪拌
下で加熱することによりエステル交換し1次いで重縮合
してPCTを得た。
このPCTを300℃で溶融押出しし、40℃に保持し
たキャスティングドラム上で冷却して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを90℃に調節した金属ロー
ルに接触させて予熱した後、赤外線ヒータ(表面温度1
000℃)を照射しつつ周速差のあるロール間で3.5
倍に延伸した。続いて縦延伸フィルムをテンターで11
5℃で3.3倍に横延伸した。得られた2軸延伸フイル
ムの両端をクリップで把持し、235℃で再度熱固定し
、厚さ15μmのフィルムを得た。
たキャスティングドラム上で冷却して未延伸フィルムを
得た。この未延伸フィルムを90℃に調節した金属ロー
ルに接触させて予熱した後、赤外線ヒータ(表面温度1
000℃)を照射しつつ周速差のあるロール間で3.5
倍に延伸した。続いて縦延伸フィルムをテンターで11
5℃で3.3倍に横延伸した。得られた2軸延伸フイル
ムの両端をクリップで把持し、235℃で再度熱固定し
、厚さ15μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの極限粘度及び平面性を上記の方法に
より測定又は評価した。その結果を下記表に示した。
より測定又は評価した。その結果を下記表に示した。
このフィルムをベースフィルムとし、その片面に導電性
の塗料で回路をスクリーン印刷し、更に絶縁性の塗料で
スペーサ部を印刷し、この印刷面を向い合せてフィルム
を重ねて貼り合せてメンブレンスイッチを得た。
の塗料で回路をスクリーン印刷し、更に絶縁性の塗料で
スペーサ部を印刷し、この印刷面を向い合せてフィルム
を重ねて貼り合せてメンブレンスイッチを得た。
得られたメンブレンスイッチのスイッチング機能を上記
の方法で調べた結果を下記表に示した。透明性、平面性
及びスイッチング機能共に優れている。
の方法で調べた結果を下記表に示した。透明性、平面性
及びスイッチング機能共に優れている。
さらに、このフィルムをベースフィルムとし、その片面
に酸化スズ5重量%混合した酸化インジウムを真空蒸着
法により厚さrJ、02u tsの導電性被膜を形成し
た。得られたフィルムは220℃、10分間熱処理し透
明な導電性フィルムを得た。得られた透明導電性フィル
ムは40℃、93%RHの条件下で180日間経過後の
付着力及び表面抵抗の変化を上記の方法で測定した。結
果は下記表に示した。得られた導電性フィルムは付着力
、表面抵抗ともに優れている。
に酸化スズ5重量%混合した酸化インジウムを真空蒸着
法により厚さrJ、02u tsの導電性被膜を形成し
た。得られたフィルムは220℃、10分間熱処理し透
明な導電性フィルムを得た。得られた透明導電性フィル
ムは40℃、93%RHの条件下で180日間経過後の
付着力及び表面抵抗の変化を上記の方法で測定した。結
果は下記表に示した。得られた導電性フィルムは付着力
、表面抵抗ともに優れている。
比」1例」。
極限粘度が0.65のPCTを用いることを除いては実
施例1と同様に行ないPCTフィルムを得た。得られた
フィルムのへイズ増加率及び平面性は下記表に示した。
施例1と同様に行ないPCTフィルムを得た。得られた
フィルムのへイズ増加率及び平面性は下記表に示した。
ヘイズ増加率は小さいが平面性に劣る。
このPCTフィルムをベースフィルムとじて実施例1と
同様にしてメンブレンスイッチを得た。得られたメンブ
レンスイッチのスイッチング機能は下記表に示した。比
較例1で得られたメンブレンスイッチは強い力で押さな
いと作動しない。
同様にしてメンブレンスイッチを得た。得られたメンブ
レンスイッチのスイッチング機能は下記表に示した。比
較例1で得られたメンブレンスイッチは強い力で押さな
いと作動しない。
比1乱1
PCTの代わりに極限粘度0.63のポリエチレンテレ
フタレートを用いることを除いて実施例1と同様にして
フィルムを得た。得られたフィルムのへイズ増加率及び
平面性は下記表に示した。ヘイズ増加率、平面性共に劣
る。
フタレートを用いることを除いて実施例1と同様にして
フィルムを得た。得られたフィルムのへイズ増加率及び
平面性は下記表に示した。ヘイズ増加率、平面性共に劣
る。
このフィルムをベースフィルムとして実施例1と同様に
してメンブレンスイッチを得た。得られたメンブレンス
イッチのスイッチング機能は下記表に示した。比較例2
で得られたメンブレンスイッチは作動しなかった。
してメンブレンスイッチを得た。得られたメンブレンス
イッチのスイッチング機能は下記表に示した。比較例2
で得られたメンブレンスイッチは作動しなかった。
さらに、このフィルムをベースフィルムとして実施例1
と同様にして透明導電性フィルムを得た。得られた透明
導電性フィルムは40℃、93%RHの条件下で180
日間経過後の付着力及び表面抵抗の変化を測定した。結
果は下記表に示した。得られた導電性フィルムは付着力
、表面抵抗ともに経時的変化が大きく満足できるもので
はない。
と同様にして透明導電性フィルムを得た。得られた透明
導電性フィルムは40℃、93%RHの条件下で180
日間経過後の付着力及び表面抵抗の変化を測定した。結
果は下記表に示した。得られた導電性フィルムは付着力
、表面抵抗ともに経時的変化が大きく満足できるもので
はない。
工Jd2Lユ
PCTの代わりに極限粘度0.68のポリエチレン−2
,6−ナフタレートを用いることを除いて実施例1と同
様にしてフィルムを得た。得られたフィルムのへイズ増
加率及び平面性は下記表に示した。ヘイズ増加率は小さ
いが平面性に劣る。
,6−ナフタレートを用いることを除いて実施例1と同
様にしてフィルムを得た。得られたフィルムのへイズ増
加率及び平面性は下記表に示した。ヘイズ増加率は小さ
いが平面性に劣る。
このフィルムをベースフィルムとして実施例1と同様に
してメンブレンスイッチを得た。得られたメンブレンス
イッチのスイッチング機能は下記表に示した。比較例3
で得られたメンブレンスイッチは強い力で押さないと作
動しなかった。
してメンブレンスイッチを得た。得られたメンブレンス
イッチのスイッチング機能は下記表に示した。比較例3
で得られたメンブレンスイッチは強い力で押さないと作
動しなかった。
表
Claims (2)
- (1)極限粘度が0.85以上である1,4−ポリシク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレートから成るメンブ
レンスイッチ用フィルム。 - (2)極限粘度が0.85以上である1,4−ポリシク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレートから成るフィル
ムの少なくとも1面に導電性被膜を形成して成る透明導
電性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1545989A JPH02194031A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1545989A JPH02194031A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02194031A true JPH02194031A (ja) | 1990-07-31 |
Family
ID=11889383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1545989A Pending JPH02194031A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02194031A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9062150B2 (en) | 2009-10-30 | 2015-06-23 | 3M Innovative Properties Company | Soil and stain resistant coating composition for finished leather substrates |
CN106279576A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-01-04 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种食品包装用镭射镀铝膜 |
CN106478901A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-08 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种化工产品包装用镀铝膜 |
CN106478900A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-08 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种烟盒包装用镭射镀铝膜 |
CN106496436A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种快餐食品包装用镀铝膜 |
CN106496457A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种耐低温镭射镀铝膜 |
CN106496459A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种集装箱袋用淋膜 |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1545989A patent/JPH02194031A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9062150B2 (en) | 2009-10-30 | 2015-06-23 | 3M Innovative Properties Company | Soil and stain resistant coating composition for finished leather substrates |
CN106279576A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-01-04 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种食品包装用镭射镀铝膜 |
CN106478901A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-08 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种化工产品包装用镀铝膜 |
CN106478900A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-08 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种烟盒包装用镭射镀铝膜 |
CN106496436A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种快餐食品包装用镀铝膜 |
CN106496457A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种耐低温镭射镀铝膜 |
CN106496459A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-03-15 | 无锡三帝特种高分子材料有限公司 | 一种集装箱袋用淋膜 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2500171B1 (en) | Transparent conductive composite film | |
JP6627218B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
US6974620B1 (en) | Polyester film for heat-resistant capacitor, metallized film thereof, and heat-resistant film capacitor containing the same | |
KR910007305B1 (ko) | 멤브레인 스위치 | |
JPH02194031A (ja) | メンブレンスイッチ用フィルム及び透明導電性フィルム | |
TW201718762A (zh) | 用於高溫透明導電膜應用之聚合物組合物及基板 | |
JP2000355631A (ja) | ポリエステルフィルムとその製造方法 | |
JP4839684B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
JPH0466002B2 (ja) | ||
JPH03213398A (ja) | 感熱転写媒体 | |
JP3176194B2 (ja) | 積層ポリエステルフイルム | |
JPH0433853A (ja) | 積層ポリエステルフイルム | |
JP3781227B2 (ja) | ポリエチレンテレフタレートフィルムとその製造法 | |
JP3826330B2 (ja) | 塗布フィルム | |
JP4734692B2 (ja) | ラベル印刷用空洞含有ポリエステル系被覆フィルム | |
JPH11130879A (ja) | 改質ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム | |
JP2001030350A (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
JP3826332B2 (ja) | 塗布フィルム | |
JP4669619B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JPH04105936A (ja) | 積層ポリエステルフイルム | |
JPH03208639A (ja) | 二軸配向熱可塑性樹脂フイルム | |
JPH02194608A (ja) | 金属化フィルムコンデンサー | |
JPH06184337A (ja) | 帯電防止性ポリエステルフィルム | |
JP2001341266A (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2005047949A (ja) | 透明導電性積層体用二軸配向ポリエステルフィルム |