JPH0433853A - 積層ポリエステルフイルム - Google Patents

積層ポリエステルフイルム

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JPH0433853A
JPH0433853A JP14306690A JP14306690A JPH0433853A JP H0433853 A JPH0433853 A JP H0433853A JP 14306690 A JP14306690 A JP 14306690A JP 14306690 A JP14306690 A JP 14306690A JP H0433853 A JPH0433853 A JP H0433853A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は印刷インキ等の印刷適性、蒸着適性に優れたポ
リエステルフィルムに関する。
[従来の技術] 従来ポリエステルフィルムに印刷適性、蒸着適性をを付
与する方法としては、コロナ放電処理を施す方法、低結
晶性ポリエステルと高結晶性ポリエステルとを混合する
方法(特公昭64−10188号等)等が提案されてい
る。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、コロナ放電処理を施す方法では、接着力
が不十分であり、低結晶性ポリエステルと高結晶性ポリ
エステルとを混合する方法では、加工適性に問題があり
、接着力が不安定で品質の均一性に劣るという問題点を
有していた。
本発明は、ポリウレタン、ポリエステル、セルロースか
ら選ばれたバインダーを含む印刷インキあるいは、金属
および/または酸化金属を蒸着した際の加工適性に優れ
、印刷仕上がり、蒸着光沢度に優れた積層ポリエステル
フィルムを提供することを目的とする。
[課題を解決する手段] すなわち、本発明は、高融点ポリエステルからなるA層
と低融点ポリエステルからなるB層とからなり、B層表
面の粗さ形状指数Rt、/Ra[(最大粗さ)/(平均
粗さ)]が12〜]、 00であることを特徴とする積
層ポリエステルフィルムに関するものである。
本発明でいう高融点ポリエステルとは、芳香族ジカルボ
ン酸および脂肪族グリコールとからなる熱可塑性ポリエ
ステルであって、具体的にはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン2.6
ナフタレンカルポキシレート等の樹脂およびこれらのブ
レンド物あるいは共重合体である。本発明では、特にそ
の構成の90モル%以上、更に好ましくは96モル%以
上がエチレンテレフタレートであるポリエチレンテレフ
タレートであって、加工時に被る熱負荷に対する耐久性
の観点からその結晶融解エネルギー(△Hu)が7 c
 a l / g以上であることか好ましく、更に好ま
しくは10 c a l 、、/以上であるとよい。
次いで本発明において、低融点ポリエステルとは、芳香
族および/または脂肪族ジカルボン酸と脂肪族および/
または脂環族グリコールからなるエステル繰り返し単位
を主骨格とし、前記高融点ポリエステルよりも融点の低
いポリエステルであって、特に、酸成分として芳香族ジ
カルボン酸50〜95モル%と脂肪族ジカルボン酸5〜
50モル%とから構成され、グリコール成分としては、
脂肪族グリコールから選択された成分から構成されてい
ることが好ましく、さらに好ましくは芳香族ジカルボン
酸は80〜95モル%、脂肪族ジカルボン酸は5〜20
モル%であり、融点は好ましくは210〜245℃、さ
らに好ましくは220〜240°Cであると接着性、加
工適性が良好となる。
ここで、芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、5−ソディウムスルホイソフタル酸、ジフェン酸
等が例示される。また脂肪族ジカルボン酸としては、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、エイコ酸、ダイマー酸が例示れる。また脂肪族グリ
コールとしては、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール等か例示される。
このなかでも低融点ポリエステルとして特に好ましい構
成は、脂肪族ジカルボン酸として、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、エイコ酸から
選ばれたジカルボン酸から構成されていることか印刷、
蒸着工程での加工適性に優れて、さらに接着力も良好に
なるので好ましく、特に、セバシン酸、ドデカンジオン
酸であることが好ましい。また芳香族ジカルボン酸とし
ては、テレフタル酸および2/またはイソフタル酸であ
ることが、脂肪族グリコールとしてはエチレングリコー
ルか加工適性の点で好ましい。さらに、芳香族ジカルボ
ン酸のうち、テレフタル酸成分か70モル%以上、より
好ましくは80モル%以上であることか好ましい。
さらに低融点ポリエステルは印刷インク、蒸着層との接
着性の観点から融解エネルギー△Huが0.1〜6ca
l/gの範囲であることが好ましく、さらに1〜5 c
 a l / gの範囲であることが好ましい。
また、高融点ポリエステルと低融点ポリエステルとの融
点差は、接着性を良好とする上で、15〜50℃である
ことが好ましく、さらに好ましくは、20〜40℃であ
る。同様な観点から、低融点ポリエステルのガラス転移
温度は45〜70°Cであることが好ましく、さらに好
ましくは、50〜65℃の範囲であることが好ましい。
本発明積層ポリエステルフィルムは、上記高融点ポリエ
ステルからなるA層および、上記低融点ポリエステルか
らなるB層とから構成されるが、A層及び/またはB層
には、B層厚み(Tb)と平均粒径(D)との比(Tb
/D)が4〜100゜好ましくは10〜40の不活性粒
子を0.01〜0.5重量%含有することが滑り性、光
沢を良好とする上で好ましく、さらに好ましくは0.0
5〜0.3重量%である。
不活性粒子としては、二酸化珪素、アルミナ粒子、炭酸
カルシウム粒子、硫酸バリウム粒子、炭化珪素等の無機
粒子、架橋ポリスチレン粒子、シリコーン粒子等の粒子
が例示される。
さらに本発明において、B層表面の粗さ形状指数Rt/
Ra[(最大粗さ)/(平均粗さ)]が12〜100で
あることが必要であり、さらに好ましくは15〜40で
ある。粗さ形状指数が小さ過ぎる場合、接着性に問題を
生じる。一方、大き過ぎる場合は加工適性に問題を生じ
る。
さらに、B層の厚みは0.05〜0.5μmであること
が、接着性を良好とする上で好ましく、更に好ましくは
、0.07〜0.4μmである。
さらに、本発明において、−A層は、少なくとも一軸に
延伸配向されていることが、耐熱性、機械特性の点で好
ましく、より好ましくは2軸延伸されていることが好ま
しい。
また、本発明積層フィルムの構成として、A層/B層、
B層/A層/B屑、B層/A層/C層等が例示される。
ここで0層としては、具体的には、帯電防止層、マット
層、ハードコートa、易滑コート層、易接着層、粘着層
等が例示される。
また、A層および/またはB層には、本目的に反しない
範囲で、周知の酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、耐
候剤、難燃剤、UV吸収剤、易滑剤、結晶核剤等が添加
されていても良い。ここで、酸化防止剤としてはヒンダ
ードフェノール系の添加剤が、帯電防止剤としてはアル
キルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキルスルホン酸金
属塩等が例示される。
次に本発明フィルムの製造方法について説明するがこれ
に限定されるものではない。
高融点ポリエステルと低融点ポリエステルに必要な不活
性粒子を添加し、それぞれ別の押出機を用いて溶融押出
して、口金マニホールド部または口金に入るポリマー管
内で積層する。
上記のようにして、積層された高融点ポリエステルと低
融点ポリエステルとを基本構成とする積層体は、シート
状又は円筒状に溶融押出され、高融点ポリエステルのガ
ラス転移温度以下に急冷キャストする。こうして得られ
たキャストフィルムを低融点ポリエステルのガラス転移
温度以上の高湿空気またはスチームに瞬間的に接触せし
め高融点ポリエステルは結晶化しないが、低融点ポリエ
ステルを部分結晶化する。
次いで、高融点ポリエステルのガラス転移温度以上で少
なくとも一軸に延伸し延伸フィルムを得る。延伸倍率は
一軸方向に2〜5倍の範囲であることが好ましく、2軸
延伸する場合は面倍率で4〜20倍の範囲であると機械
特性、平面性共に良好となるので好ましい。
次いで該延伸フィルムの熱処理をB層樹脂の融点(Tm
b)−106C−Tmb+40℃の範囲で2〜30秒程
度熱処理した後急冷する。
以上のようにして得られたフィルムは必要に応じて、コ
ロナ放電処理、低温プラズマ処理、火炎処理等の表面処
理、前記コーティング処理等を行なう。
[発明の効果および用途コ 本発明ポリエステルフィルムは、以下の効果ならびに用
途を有するものである。
(1)印刷加工適性仕上がりが綺麗であるばかりか、イ
ンクとの接着性に優れる。
(2)蒸着加工適性に優れ、光沢度か高い。
特に本発明積層フィルムは、B層表面にポリウレタン、
ポリエステル、セルロースから選ばれたバインダーを含
む印刷インキを塗布して用いられる印刷用途、B層表面
に金属および/または酸化金属蒸着を施し用いられる蒸
着用途として用いられることが好ましい。ここで、蒸着
される金属および/または酸化金属としては、アルミニ
ウム、亜鉛、銅、鉄、コバルト、ニッケル、銀およびこ
れらの酸化物が例示される。また、膜厚としては10〜
100OAの範囲が好ましく用いられる。
[特性の評価方法及び効果の評価方法]以下に本発明で
用いた効果の評価および測定について以下にまとめて示
す。
(1)融解エネルギー(△Hu) 、融点(Tm)。
ガラス転移温度(T g) 示差走査型熱量計DSC2(パーキンエルマー社製)を
用いて求める。
測定は、サンプル10mgを窒素気流下にて、280℃
×5分間溶融保持した後、液体窒素を用いて急冷した。
こうして得られたサンプルを10’C//分のJ’7 
温速度で昇温しでいった際に、ガラス状態−ゴム状態へ
の転移にもとずく比熱変化を読み取りこの温度をガラス
転移温度(Tg)とした。また、結晶融解に基づく吸熱
ピーク温度を融点(Tm)とし。
該ピーク面積より融解エネルギー(△If u )を求
めた。なお、補正はインジウムの融解エンルギーを用い
て行なった。
(2)表面粗さ形状指数 JIS  B−0601に準じて、サンプルの中心線表
面粗さを触針式表面粗さ計(小板製作所製、ET−10
)で測定し、平均表面粗さ(Ra)とする。また、粗さ
曲線の最大の山と最深の谷の距離を最大表面粗さ(Rt
)とする(参考文献:奈良二朗著1表面粗さの測定・評
価法」 (総合技術センター、1.983))。このと
き、Rt / Raを表面粗さ形状指数とする。
ただし、触針先端半径0. 5μmφ、触針荷重5mg
、  カットオフ0、Q8mmとし、測定長さは4mm
とする。
測定は、場所を変えて10点測定し、平均値を測定値と
した。
(3)粒子の平均粒径 サンプルよりポリスチル部をプラズマ低温灰化処理法(
例えば大和化学制PR−503型)で除去し粒子を露出
させる。処理条件はポリエステルは灰化されるが粒子は
ダメージを受けない条件を選択する。これをSEMで観
察し、粒子の画像をイメージアナライザー(例えばケン
ブリッジインスツルメント製QTM900)で処理して
、観測粒子数1000個以上について、次の計算式にて
得られる数平均径りを平均粒径とする。
D−ΣDi、/N ここで、Djは粒子の円相当径、Nは個数である。
(4)粒子の含有量 ポリエステルは溶解し、粒子は溶解させない溶媒(例え
ば、0−クロロフェノール等)を用いてサンプルを溶解
し、該溶液より粒子を遠心分離し、サンプルの全体重量
に対する粒子の重量比率(重量%)をもって粒子含有量
とする。
(5)B層の厚さ B層の厚みに対応して、以下の2つの方法を用いる。
(T)法(B層の厚みか0. 2μrrl未d1)顕微
エリプソメトリ (microscopic  ell
ipsometry)  (溝尻光学社製)を使用して
、測定する。
(11)法(B層の厚みか0.2μm以上)サンプルの
厚み(T1)を電子マイクロメータで測定する。次いで
B層は溶かすかA層は溶かさない溶媒を用いて、該測定
部のB層を除去して、再度同一部位の厚み(T2)を測
定する。
この結果より、B層の厚み−T 1.−72で求める。
いずれも測定は場所を変えて20点測定し、値のもっと
も大きい値より2点、および、最も小さい値より2点省
いた16点の平均値を持って、B層の厚みとした。
(6)固有粘度(IV) 0−クロロフェノールを溶媒として、25℃で測定する
。単位はdl/g。
(7)印刷適性 B層表面に東洋インキ製ニトロセルロース系インキCC
3Tをグラビアロールで印刷後、以下の2通りの方法で
評価した。
A、加工適性 印刷後の仕上がりを調べて以下の評価基準で判断した。
良好:シワ、印刷斑が発生しない 、不良:シワ、印刷斑、インキはじきが発生B、インキ
密着力 40℃、90%相対湿度雰囲気中に24時間放置後、セ
ロテープ剥離テストを行なった。
評価基準は以下の通り。
5級:全く剥離しない。
4級:10%未満しかセロハンテープ面に、剥離しない
3級:10〜50%の部分がセロハンテープ側に剥離す
る。
2級:50%以上の部分がセロハンテープ側に剥離する
1級:完全にセロハンテープ側に剥離する。
実用的には、4級以上であれば問題無く使用できる。
(8)蒸着密着力 B層表面にアルミ金属を電子ビーム加熱式蒸着機を用い
て、蒸着厚み500人蒸着口、ついでポリエステル系接
着剤を用いて未延伸ポリプロピレンフィルム[CPP]
  (東し合成フィルム(株)製T3501.50μm
)を積層して、40℃。
90%相対湿度雰囲気中に120時間放置後、CPPを
剥離した際の剥離状態を90°剥離法で求め、下記のよ
うなランク分けを行なった。なお、剥離時に剥離界面に
水を滴下する方法(Wet)と滴下しない方法(D r
 y)とについて求めた。
ランクC:蒸着金属が完全にポリエステルフィルム側に
残っている。
ランクロ:蒸着金属の50%以上がポリエステルフィル
ム側に残っている。
ランクC:蒸着金属の50%未満がポリエステルフィル
ム側に残っている。
ランクD:完全に蒸着金属が剥離する。
実用上、Dry剥離法の場合、ランクAでないと問題を
生じるが、Wet剥離法の場合ランク8以上であれば問
題無く使用できる。
(9)蒸着面の光沢度 J lS−28741(60°−60°)に準する。な
お、測定は蒸着フィルムの蒸着面について行なった。
「実施例」 本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例1 高融点ポリエステルとして固有粘度(IV)が0.65
 d l / gのポリエチレンテレフタレート(融点
256℃)に平均粒径2μmのシリカ粒子0.05重量
%添加した樹脂をA層として、低融点ポリエステルとし
て酸成分としてテレフタル酸(TPA)90モル%とセ
バシン酸(SA)10モル%とグリコール成分としてエ
チレングリコール(EG)とからなる樹脂(IV=0.
62dl/g、Tm=235℃、Tg=55°C)に平
均粒径3μmシリ力粒子を0.08重量%添加して、そ
れぞれ別の押出機を用いて溶融押出して、口金内で積層
してA層/B層の2層からなるシートに成形した。
こうして得られたシートを110℃のスチームオーブン
を通過せしめ、次いで長手方向に95℃にて3.7倍に
延伸して、ついでステンターに導いて110°Cに加熱
して幅方向に3.9倍延伸後、235℃の熱処理ゾーン
で幅方向に5%のリラックスを許しながら10秒間熱処
理後60℃まで急冷し、巻きとった。
こうして得られたフィルムは全厚みが12μmであり、
B層が0. 2μmであり、表面粗さ形状指数は20で
あった。
印刷適性並びに蒸着適性を調べた結果を表1にまとめて
示すがいずれに関しても優れていた。
比較例1 実施例1において熱処理温度をスチーム処理を施さなか
った以外は実施例1と同様に製膜し評価した。表面粗さ
指数は7と小さく、表1に示すごとく蒸着光沢度が劣っ
ていた。
実施例2 高融点ポリエステルとして固有粘度(IV)が0.65
dl/gのポリエチレンテレフタレート(融点256°
C)に平均粒径1μmのシリカ粒子0.04重量%添加
した樹脂をA層として、低融点ポリエステルとして酸成
分としてテレフタル酸(TPA)86モル%、イソフタ
ル酸7モル%、ドデカンジオン酸7モル%とグリコール
成分としてエチレングリコール(EG)とからなる樹脂
(IV=0.65dl/g、Tm=224°C,Tg−
53℃)に平均粒径2μmシリ力粒子を0゜2重量%添
加して、それぞれ別の押出機を用いて溶融押出して、口
金内で積層してA層/B層の2層からなるシートに成形
した。
こうして得られたシートを110°Cのスチームオーブ
ンを通過せしめ、次いて長平方向に95°Cにて3.7
倍に延伸して、ついてステンターに導いて110℃に加
熱して幅方向に3.9倍延伸後、230℃の熱処理ゾー
ンで幅方向に5%のリラックスを許しながら10秒間熱
処理後60℃まで急冷し、巻きとった。
こうして得られたフィルムは全厚みが12μmであり、
B層が0.1μmであり、表面粗さ形状指数は25であ
った。
印刷適性並びに蒸着適性を調べた結果を表1にまとめて
示すがいずれに関しても優れていた。
比較例2 実施例2において、熱処理温度を200℃とした以外は
同様に製膜した。表1に示すごとく、インク接着力、ア
ルミ蒸着接着力共に劣っていた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高融点ポリエステルからなるA層と低融点ポリエ
    ステルからなるB層とからなり、B層表面の粗さ形状指
    数Rt/Ra[(最大粗さ)/(平均粗さ)]が12〜
    100であることを特徴とする積層ポリエステルフィル
    ム。
  2. (2)高融点ポリエステルがエチレンテレフタレートを
    主体とするポリエステルであり、低融点ポリエステルが
    芳香族ジカルボン酸50〜95モル%と脂肪族ジカルボ
    ン酸5〜50モル%および脂肪族グリコールとから構成
    されるポリエステルであることを特徴とする請求項(1
    )に記載の積層ポリエステルフィルム。
  3. (3)脂肪族ジカルボン酸がアジピン酸、アゼライン酸
    、セバシン酸、ドデカンジオン酸、エイコ酸から選ばれ
    た少なくとも1種より構成されていることを特徴とする
    請求項(2)に記載の積層ポリエステルフィルム。
  4. (4)高融点ポリエステルと低融点ポリエステルとの融
    点差が15〜50℃であり、低融点ポリエステルのガラ
    ス転移温度が45〜70℃であることを特徴とする請求
    項(1)〜(3)のいずれかに記載の積層ポリエステル
    フィルム。
  5. (5)B層の厚みが0.05〜0.5μmであることを
    特徴とする請求項(1)〜(4)のいずれかに記載の積
    層ポリエステルフィルム。
  6. (6)B層表面にポリウレタン、ポリエステル、セルロ
    ースから選ばれた少なくとも1種からなるバインダーを
    含む印刷インキを塗布して用いられることを特徴とする
    請求項(1)〜(5)のいずれかに記載の積層ポリエス
    テルフィルム。
  7. (7)B層表面に金属および/または酸化金属蒸着を施
    して用いられることを特徴とする(1)〜(5)のいず
    れかに記載の積層ポリエステルフィルム。
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