JPH02193935A - エノール化合物の製造方法 - Google Patents

エノール化合物の製造方法

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JPH02193935A JP1309413A JP30941389A JPH02193935A JP H02193935 A JPH02193935 A JP H02193935A JP 1309413 A JP1309413 A JP 1309413A JP 30941389 A JP30941389 A JP 30941389A JP H02193935 A JPH02193935 A JP H02193935A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はある種のエノール化合物、より詳細には、それ
を用いる種々の合成に極めて有用なことが明らかにされ
たマンガンエノレートの製造方法に関する。
本発明によれば、マンガンエノレートを良好な経済的条
件下で、更に優れた位置選択性の下に製造することがで
きる。
本発明は、また、この方法によって製造された、新規化
合物を構成するマンガンエノレートを含む。
種々の化学反応の中間体としての有用性の故に、エルレ
ートは広く研究され、そして用いられて来た。たとえば
Flemingらは、多数の天然化合物の合成における
エルレートの使用につぃて述べている(Synthes
is、(1976)、736およびChem、 Soc
、Rev、 、 (1981)利、83)。
とりわけエルレートは香料において、および医薬または
殺虫剤製造の出発原料として有用な種々のエステル、ケ
トンおよびアルデヒドの製造に役立つ。
エル・−トの製造には種々の方法がある。すなわち、ジ
メトキシエタン中におけるケトンとNaHの反応または
同一溶媒中におけるケトンとLiジイソプロピルアミド
との反応によって得られた生成物を、たとえばトリメチ
ルクロロシランで、またはカルボン酸無水物で処理する
ことによってシリルエノールのエーテルおよびエノール
のエステルが得られる。シリルエノールのエーテルは、
ジメチルホルムアミド中でトリメチルクロロシランの存
在下にケトンを第3級アミンまたは1,4−ジアザビシ
クロ(2,2,2)オクタンで処理することによっても
得られる。
ある場合には、非対称ケトンでは、熱力学的エルレート
(thermodynaIIIic enolate)
形に相当する生成物の量の収率は良好であるが、生成物
の大部分を動的エルレート(kinetic enol
ate)に相当する形に導く稀な操作における収率は問
題点が多い。
また多くの従来技術は、精密な操作を必要とし、とりわ
け多数の従来技術が動的エルレートを得るのに過剰の反
応剤(2,5倍量に達する)および−80℃程度の極低
温を要求する。
従って、多くの従来技術が存在するにもかかわらず、エ
ルレートおよびその誘導体の経済的製造を可能にする実
用的方法の要望がある。
本発明はこの要望に答えるものであり、ケトンから出発
して0℃よりもわずかに高いか、またはわずかに低い温
度で高収率または極めて高い収率でエノール化合物の容
易な製造方法を提供する。本発明の方法は出発原料が非
対称ケトンの場合に動的エルレートの独占的または実質
的に独占的な製造を可能にする。
本発明によって得られたエルレートは、一般にO′Cよ
りもわずかに高いか12.Zはわずかに低い温度におい
て良好に貯蔵できる。
本発明の方法はケトンと有機金属化合物との反応から成
り、この有機金属化合物がMnのエルレートを形成せし
める混合有機マンガン化合物であることに特徴がある。
本発明の方法は、通常の有機金属化合物、特にMgまた
はLiの有機金属化合物では同一条件下テケトンのカル
ボニルへの1.2−付加に起因する生成物、すなわち第
3級アルコールを与え、ケトンのエルレートを与えない
ことから全く予期しえないことである。
すなわち、たとえばRMgXとケトンの反応によって(
a)が得られ、 (1)  ・・−R’−Co−R”+RMgX −) 
R’−C−OMgXR(a) (A)の加水分解によって第3級アルコール(b)が得
られる。
R’−C−OH(b これに対して本発明によれば、混合有機金属化合物R−
MnXがケトンと反応せしめられ、上記反応(1)と類
似の方法で下記第3級アルコールのマンガン誘導体 およびプロトンの除去にともなうRHの形成からなる下
記の工程(2)によって形成されたエルレートの両方が
与えられる。
MnX (2) ・・・・R’−Co−R”+RMnX −R’
−C=CH−R”動的異性体 MnX +  R’CH=C−R”  +  RH熱力学的異性
体 熱力学的異性体および動的異性体の間の差は非対称ケト
ンの場合にのみあられれ、三つの下記マンガン組成物が
導かれるR MnC1とプロピルエチルケトンCHsC
HzCHz−CO−CHz−CH:+との例によってよ
り良く理解できるであろう。
(A) 第3級アルコホレート (B) 熱力学的エルレート MnC1 CfhCHzCHz−C=CHCHt (C) 動的エルレート A、BおよびCタイプの化合物の比率は処理されるケト
ンの性質、溶媒の性質、温度、Rの性質等によって変化
する。
成る種の工業においては三つの化合物を同時に得ること
が有用かも知れないが、異性体の一方、または他方、す
なわち動的または熱力学的異性体のいずれかを最大量で
製造することがより興味があり、従来技術では動的異性
体を得ることがより困難である。
更に本発明によれば、経済的な製造が可能であることは
全く予期しない結果である。
本発明によるマンガンの混合エルレートの製造は、−5
0℃〜+50℃の温度に保持された適切な溶媒中でケト
ンと混合有機マンガン化合物をη〜20時間、空気の非
存在下に接触させることから成る。
反応時間は最も一般的には1〜3時間である。
反応剤の量論的比率が一般に最も有用であり、すなわち
、混合有機マンガン化合物RMnXの1モルをケトンR
’−CO−R”の1モル、またはジケトンの1モル当り
RMnXの2モルを用いるのが望ましい。
形成されたマンガンエノレート (上記のBおよび/ま
たはC)は、反応媒体から空気および溶媒からの湿気の
非存在下に蒸発によって、または他の既知の方法によっ
て回収され、望ましい誘導体に変換される。
しかしながら最も流行している方法によれば、このエル
レートをその場所で、すなわちもとの溶媒中で、もしも
望むならば新しい適切な反応剤を導入するに先立って他
の溶媒を加えた後、および/または温度を変えた後にエ
ルレートを処理することが簡単である。
従ってこの生成物に反応媒体中で酸無水物または塩化物
、トリアルキルシリルハライド、アリルハライドまたは
アルキルハライド、ハロゲン、アルデヒド、または水等
を加えることによって、アシル化、シリル化、アルキル
化、ハロゲン化、ヒドロキシアルキル化等が可能である
マンガンはこの反応の過程で排出され、関連する、また
はβ−ジケトンのエノールエステル、対応するケトンシ
リル化誘導体が得られ、これら生成物はアルキル化、ア
リル化またはハロゲン化が可能である。
すなわち本願発明における混合エルレートの使用は、原
料ケトンの変更にともなう種々の生成物の製造を可能に
する。
本発明の方法は、種々のケトンに適用可能である。適切
なモノケトンにはCHs(CHz)n−CO−(CHt
)mCHsのような線状脂肪族ケトンがあり、ここでn
および蹟は同一か異なり、0から17の範囲である。
一方、鎖(C1lz)nおよび(CH,)mの一方また
は両方に、二重または三重結合および/またはアルキル
、アリール置換基があっても良い。同様に一つまたは二
つの鎖CH3(CHz)nまたはCH。
(CHg)mが、一つ以上のアルキル置換基を有するこ
とができるフェニル、トリル、キシリル、ナフチル、シ
クロペンチル、シクロへキシルまたはシクロへキセニル
環で置換されたケトンを使用することもできる。また使
用したケトンが、官能性基(ハロゲン、アルコキシ、チ
オアルコキシ等)を有することもできる。
非限定的例によれば、本発明はジエチルケトン、ジプロ
ピルケトン、ジイソプロピルケトン、エチルプロピルケ
トン、エチルへキシルケトン、エチルフェニルケトン、
ブチルシクロペンタノン、メチルシクロヘキサノン、−
・キシルヘプチルケトン、ブチルドデシルケトン、アセ
トフヱノン等のようなケトンから出発して実施すること
ができる。
混合有機マンガン化合物のRMnXの化学組成は本発明
を実施する上で著しく重要である。特に目的とするエル
レートの収率は基RおよびXの性質に著しく依存し、こ
れらの適切な選択は得られる結果に顕著な影響を与える
RMnXにおいて、一般にPは脂肪族、脂環族または芳
香族炭化水素基のいずれでも良く、またはアミノ基でも
良い。
しかしながら、立体障害を生ずる可能性のある極めて多
くの側枝を有しないことが好ましい。
Rとして特に好適な基はアルキル基であり、とりわけメ
チル、C7〜C20、 好ましくはC3〜CI2のアル
ケニルまたはアルキニル基、特に脱離可能なβ−水素原
子を含まない基である。
Rはまた一つ以上のC,〜C8!アルキル置換基を有す
るシクロペンチルまたはシクロヘキシルであっても良い
。Rとして特に好適な基はアリール環であり、特にフェ
ニルまたはナフチルであって1〜3個のC6〜C1□ア
ルキル置換基を有しても良い。すなわち、フェニル、ト
リル、キシリル、メシチル、モノ−、ジーまたはトリエ
チルフェニル、ジプロピルフェニル等が興味あるR基を
形成する。Rがメチルまたはフェニルの場合には、温和
な温度、特に0〜3o″Cで良好な収率で製造すること
ができ、一方、メチルよりも重いアルキル、たとえばブ
チルでは約−50℃で反応させる必要がある。
有機マンガン化合物RMnXにおける基Xの性質は極め
て重要である。
原則としてXはマンガン錯体のための配位子として機能
しうる元素、ラジカルまたは基のいずれでも良い。とり
わけXはハロゲン:たとえばS、 P、 B、 Cまた
はSiの化合物のアニオン;オキシまたはチオ炭化水素
基;アミノ基等である。
すなわち、たとえばXはC1、BrまたはL CF!S
O,、R’COO1BP、、−OR’または−SR’ 
(R’はアルキルまたはアリール) 、−NR2’ ま
たは−NR’R”(R’、R”は炭化水素基)等である
本発明の顕著な特徴によれば、もしも可能な限りエルレ
ートを製造することが望まれる場合には、Xは塩基性基
である。従って、主要部分または全ての部分を非対称ケ
トンから出発する動的エルレートとすることが可能であ
る。これら反応はエルレート生成物(E/Z比=25 
: 75〜0/100)における構成をほとんどZに導
く特異性を提供し、このことは一般に工業的応用の点で
極めて好ましい。
塩基性のX基として特に好適なものは−NR,’または
NR’R”型の置換アミノ基であり、ここで炭化水素基
R゛およびR″は特にCI ”” CI Bの脂肪族、
脂環族および/またはアリールであり、とりわけ1〜3
個のC,〜C+Zアルキルで置換されたフェニルが有利
である。
R゛およびR”の少なくとも一つがアリールであるのが
好ましい。なぜならば、アルキルのみによって与えられ
るNR’R″よりもはるかに良好な上述したことから、
本発明は与えられたケトンに関して望ましい結果を得る
ための種々の可能性を提供することが明らかである。当
業者ならば本明細書の下記記述中に見出される特定の例
にもとづいて適切なRおよびX基を採用することができ
る。
本発明によるエノール化の結果に同様に影響する要因は
溶媒の性質である。使用可能な主要な溶媒はエーテル、
特にジエチルオキサイド、ビラン、1.2−ジメトキシ
エタン、とりわけテトラヒドロフラン(TIF)である
。しかしながらジメチルスルホキシドまたはスルホラン
もまた使用することができ、当業者に知られている他の
溶媒も溶媒の性質によって変化する収率および位置選択
性を考慮して使用することができる。
強く推賞できるRMn−NR’R”タイプの有機マンガ
ン化合物の使用は、確かな経済性を与える変形の形で実
現することができる。
すなわち、反応(2)において使用するためのRMnX
として化合物RMn−NR’ R”を予め製造する代り
に、効力の劣る有機マンガン化合物、たとえばRMnC
lを使用し、しかしながら要求によっては反応媒体中で
化合物R−Mn−NR’ R”を形成することができる
アミンHR’ R’を反応媒体中に加えることが確立さ
れた。
この方法は、この化合物が製造されて予め反応媒体中に
導入されたときに、この化合物が与えると同様の優れた
結果をもたらす。
しかしながら、化学量論的に要求されるアミンの一部の
み、たとえば化学量論量の175量を加えることによっ
て、R−Mn−CIのみの場合よりもはるかに良い収率
が得られることが思いがけなく確立された。
このことは、いずれかの有機マンガン化合物、特にXが
ハロゲンであるR−Mn−Xが溶媒中に存在し、かつ媒
体が触媒量のアミンHN−R’R”を含むときのケトン
の反応によりもたらされるエノール化によって特徴づけ
られる変形をもたらす。
事実、後述する実施例42〜46によれば、添加アミン
量を存在するRMnXに関して量論的割合の約5〜50
%の範囲とすることができることが明らかである。
本発明を後述する非限定的実施例によって説明する。
大部分の実施例においては、ケトンから出発するMnの
混合エルレートの製造を最初に行なった。
次いでエノールから相当する下記プロピオン酸エステル
を形成するために反応媒体にアシル化剤、一般的にはプ
ロピオン酸無水物(CH3C1(ICo) 、oを加え
た。そのエステルを分離した後に、ケトンの収率および
ElZ比を決定した。非対称ケトンの場合には動的異性
体のパーセンテージ(位置選択性)もまた評価した。
0−C−CHzCHs R’−C,CH−R″ 操作の模式は、100ミリモルの有機マンガン化合物R
MnXのT)IPまたはエーテル200d溶液を一10
℃〜0℃の間で用い、この溶液に100ミリモルのケト
ンを攪拌しながら加えることからなる。次いで混合物を
室温に放置する。2時間後に一10″Cに冷却し、次い
でアシル化剤(プロピオン酸無水物)200ミリモルを
攪拌下に加え、温度を室温まで上昇させる。2時間後に
混合物を一10℃で160dの水により加水分解する。
次いで濾過または酸性にして(HCIまたはH,So。
で)塩を溶解させる。デカントにより分離した水層を1
00111のエーテルで3回抽出した0合併したエーテ
ル層をMg5Oaで乾燥し、減圧下で溶媒を蒸発させた
。残渣、すなわちこの操作の生成物を分離し、蒸留によ
って精製した。
実施例1〜9 ジプロピルケトンC3H1−Go−CsHt (Pr 
tcO)を種々の有機マンガン化合物ブチル−MnX 
(BuMnX)により−50℃でエノール化した0次し
)でプロピオン酸無水物(CJsCO) zOによって
アシル化し、得られた下記生成物を測定した。
第3級アルコール エノールエステル 結果を下記第1表にまとめた。
(本頁以下余白) 第1表 uMnCI BuMnOBu BuMnN(iPr)t BuMnNPhMe BuMnNEtz BuMnN (i Pr) z HF Etz。
8   BuMnNPhMe    〃8   90 
  0Rは実施例ごとに異なり、溶媒にはTHFを用い
た。
第2表 10      Bu      OoC7711〃−
50℃     92 12     Me      Q℃゛9313   
   Ph       #       9514 
   MezC=CH〃92 第2表からBuMnXにおいて、Xがアミノ基、特にN
−メチルフェニルアミノ基であるときにエノールエステ
ルの良好な収率が得られることを確認することができる
実施例10〜15 Xが下記の基であるRMnXを用い、実施例1〜9と同
様にジプロピルケトンをエノール化した。
実施例12〜14はOoCで操作し、Rがフェニルまた
はメチルのときにエノールの最善の収率が得られること
を示している。実施例10および11は、Rがメチルよ
りも重いアルキル基のときにエノール化温度を下げるこ
とによって収率を改善できることを示している。
実施例16〜21 上述した実施例と同様にしてエノール化を行なった(溶
媒はTHF) 、ただし、反応温度を20’Cとし、X
が実施例ごとに異なるアミノ基である有機マンガン化合
物PhMnXを用いた。
(本頁以下余白) 宜a蚊 一」(Lぶ阪り 上記結果から、窒素に少なくとも一つのアリール基が存
在するとエノールエステルの収率が著しく上昇すること
が明らかである。
実施例22〜28 実施例1〜9の方法に従い、種々のケトンから出発して
−50”C,エーテル中でエノール化を行なった。結果
を下記第3表に示す。
第3表 Przc0 hCOPr 0=O rzCO iPrcOBu BuMnN(iPr)t BuMnEtz 種々のケトンの挙動の差を最適の条件(実施例4または
16)におけるよりもより容易に観察することができる
。なぜならば、実施例4または16で形成された第3級
アルコールの%は挙動の差を判断するには低すぎるから
である。
実施例29〜41 種々のケトンから出発し種々の混合有機マンガン化合物
を用い、エーテルまたはテトラヒドロフラン中で前述し
た実施例の操作様式に従って一50℃でエノール化を行
なった。
形成されたエルレートをアシル化するのに種々の無水物
を用いた。動的エルレートに相当するエノールエステル
の収率と同様に、このエステルの立体化学的シス/トラ
ンス構成(E/Z比)を測定した。
結果を第4表に示す。
第4表から、78〜100%の収率を有する従来技術に
おいては9615および99.510.5のE/Z比で
あるのに(R,E、 Irelandら、J、^mer
、 Chew、 Soc。
(1978)、2868 ; E、 1.Nakamu
raら、TetrahedronLetters、 (
1978)、2079)、 Elz比が常に25/75
および0ノ100(または173〜O)の間であること
を見ることは驚くべきである。
エノール化のためにLiの2.2,6.6−チトラメチ
ルピペリジン(LtTMP)の使用によって16/84
および5/95のE/Z比を得ることができるが、収率
が70%を越えない点で下記2人の著者は一致している
ように思われる(上記文献のE、 I。
Nakamuraら、およびZ、A、Fataftah
ら、J、Am、Che+w。
Soc、 (1980)、3959)。
(本頁以下余白) 実施例42〜46 触媒としてアミンを使用する変形に従うてエノール化を
行なった。操作様式の主体は実施例1〜9のそれと同一
であり、有機マンガン化合物としてのフェニルマンガン
クロライドC,H,−MnC1のnミリモルをジプロピ
ルケトンC1■?−CO−C3B?の100ミリモルと
THFの200jd中でOoCで30分間と反応させた
。反応媒体中に予め添加された下記アミンの量を結果を
示す下記第5表に示した。
前記実施例の場合と同様に、形成されたMnの混合エル
レートを含む反応媒体をプロピオン酸無水物で処理し、
得られたエノールエステルの収率を次いで決定した。下
記の第5表にアミンのモル数およびケトン100ミリモ
ル当りの使用Ph−MnC1のモル数を示す。
第5表 107.5  7.5 or 6.9χ     72 or 16.7χ   85−88 or 33.3χ    87 or 50.0χ    95 or  O64 実施例47 (テトラメチレンスルホン)1容積から形成された特別
の溶媒中で実施例43に従ってエノール化を行なった。
20%のアミンを使用して94%の収率が得られた。
実施例48〜54 アルキル化に混合マンガンエノレートを用いた。
前述した実施例においては本発明によって得られたMn
エル−トの溶液を酸無水物で処理してエノールエーテル
を得た。この実施例では、有機ハライドR”XのTHF
溶液中に加えることによって、その後の処理を行なった
。すなわち2モルのR’Xを1モルのMnエル−トに加
えた。
室温で2時間操作し、その後に形成された生成物を分離
した。
次いで次式によってマンガンエノレートの形成に役立っ
たR’COR”の同族体のケトンを得た。
h 第6表 HF s +DMSO HF THF/DMSO CH3 1C4)1゜ hCHJr アリルプ■マイF (CL=CH=CHJr) 53    Pr−C0−Bu    THF/スル本
ラン      〃         98下記の第6
表は、有機マンガン化合物の製造に役立ったケトンに関
連して得られた新規ケトンの収率を示す。
実施例55〜63 シリル化エノールエーテルの製造に混合マンガンエノレ
ートを用いた。反応温度−50″C9前記実施例と同様
な方法で製造されたマンガンエノレート溶液を下記の形
で存在する一MnX基当り1,3モルのトリメチルシリ
ルクロライド(CH3) 3siclで処理した。
OMnX                OMnXR
’−C=CHR”         R’CH=C−R
”(熱力学的異性体)    (動的異性体)室温での
2時間の後に、マンガンエノレートの生成に役立った原
料ケトンが非対称の場合にシリル化エーテルに相当する
二つの異性体を得た。すなわち、 (熱力学的異性体)    (動的異性体)種々のケト
ンおよび種々の有機マンガン化合物から出発して得られ
たシリル化エノールエーテルの収率と異性体の比率を下
記第7表に示す。
(本頁以下余白) 実施例64〜68 一10℃〜10’C,THF中におけるマンガンエノレ
ートの製造およびシリル化。有機マンガン化合物として
は を用いた。
シリル化は、ケトンに対して1,2当量の(CH3) 
1sic1を用いて行なった。使用したケトンをベース
とするシリル化エーテルの収率を下記に示す。
(来夏以下余白) ス11引蝮 ト    ン Pr−Co−Pr −双杢ぷ0− υ CJs−C−C)bcHzcHs CJs−C−CJ+s 実施例69〜70 これらの実施例は、本発明の範囲内においてエノール化
反応が1−2付加反応と競合する場合には、温度の上昇
によってエルレートの収率を改善することができること
を示す。
出願原料はメチル−3−シクロヘキサノンおよびメチル
フェニルアミノ−フェニルマンガンであり、エノール化
をTIP中1中間時間、下記に示す温度Tにおいて行な
い、次いで(CHs) xSiClによるシリル化を2
0℃で30分行なった。この結果、エノール化温度Tに
よって比率が変化する三種の生成物を得た。得られた収
率を示す。
実施例71〜73においてはメチル−2−シクロヘキサ
ノンから出発し、得られた下記トリメチルシリルエーテ
ル(A)の収率を決定した。
実施例69  T・−10’C15%   75%実施
例70  T・+60℃63%   20%このように
温度を60℃に上昇することによってシリル化生成物の
収率を著しく改善することができる。
実施例71〜76 1時間のエノール化、次いで30分のシリル化を実施例
69〜70のように、しかし20℃で行なっこれに対し
て実施例74〜76はn−ヘキシルイソプロピルケトン
の相当するシリル化合物CHsCHzCHtC)bcH
zcH=c−C(CH*)z  (B)への変換CSi
Me。
に関する。
結果を下記に示す。
(来夏以下余白) R−11ILI鏝Lμ\L Ph    THF          A    8
8CI     THF          A   
 86CI      THF/スルネラン     
 A     85Ph      THF     
        B     90CI      T
HF             B     90CI
      THF/スル参ラン      B   
  89注: THF−スルホラン混合物(THF/ス
ルホラン)は実施例47と同一である。
上記比較結果は、マンガン化合物のRとしての炭化水素
基の代りのハロゲンは、経済性と安定性の利点をもたら
すが実質的に収率を変えないことを示している。
実施例77〜78 経済的な方法である。その上、エルレートの製C,Cタ
イプであり、反応剤の経済性をもたらす。
次に実施例としてジプロピルケトンからのべ間エノール
化し、次いでベンジルブロマイドPhCHJrとの20
℃13時間の反応結果を示す。
下記に述べる二つの事例において、新規ケトで得た。
従ってRがCIのマンガン化合物では収率がより良いば
かりでなく、反応剤、ここではPhC)1.Brも半分
量の消費である。更にマンガン化合物がRがphである
場合よりも安定であり、かつ濃縮物の半分の機能を有す
ることが明らかである。
代理人 弁理士 小 川 信 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機金属化合物の作用によるケトンからのエノール
    誘導体の製造方法であり、該有機金属化合物がマンガン
    エノレートを形成せしめる混合有機マンガン化合物であ
    ることを特徴とするエノール誘導体の製造方法。 2、混合有機マンガン化合物R−Mn−Xにおいて、R
    は炭化水素基またはアミノ基を示し、Xはマンガン錯体
    のための配位子を形成しうる基、特にハロゲン、S、P
    、B、CまたはSiの陰イオン誘導体、エポキシまたは
    チオ炭化水素基またはアミノ基である請求項1記載の方
    法。 3、RがC_1〜C_2_0、好ましくはC_1〜C_
    1_2のアルキル鎖、C_2〜C_2_0、好ましくは
    C_2〜C_1_2のアルケニルまたはアルキニル鎖、
    またはシクロアルキル、好ましくはシクロペンチルまた
    はシクロヘキシル鎖であり、これら鎖が少なくとも一つ
    のC_1〜C_1_2アルキル置換基を有することがで
    きる請求項2記載の方法。 4、Rがメチルである請求項3記載の方法。 5、Rがアリール、特にフェニルまたはナフチルであり
    、1〜3個のC_1〜C_1_2アルキル置換基を有す
    ることができる請求項2記載の方法。 6、Xが塩基性基、特に−NR’R”であり、ここでR
    ’およびR”は同一かまたは異なる炭化水素基、好まし
    くはC_1〜C_1_8脂肪族および/または1〜3個
    のC_1〜C_6アルキル基で置換されうるアリール基
    である請求項1、2、3、4および5のいずれかに記載
    の方法。 7、Xが−NR’R”基であり、ここでR’がC_1〜
    C_6アルキル、R”がアリールまたはR’とR”の両
    方がアリールである請求項6記載の方法。 8、反応剤が溶媒より詳細にはエーテル、特にテトラヒ
    ドロフラン中で製造される請求項1、2、3、4、5、
    6および7のいずれかに記載の方法。 9、反応が−50℃と+50℃の間、特に−10℃と+
    20℃の間で行なわれる請求項1、2、3、4、5、6
    、7および8のいずれかに記載の方法。 10、RMnXにおいて、Xがハロゲンまたはアニオン
    で、アミンHR’R”が存在するRMnXの100モル
    当り5〜50ミリモルの量で反応剤の溶液に添加される
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8および9のいず
    れかに記載の方法。 11、反応がテトラヒドロフランとスルホランの混合物
    中で行なわれる請求項10記載の方法。 12、混合マンガンエノレートによって構成される新規
    化学生成物。 13、下記の式で表わされ、R^1、R^2、R’およ
    びR”がC_1〜C_1_7脂肪族炭化水素基および/
    またはアリールであり、Xが前記請求項2において定義
    される請求項12記載の生成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、
    表等があります▼ 14、Xが請求項6および7のいずれかにおいて定義さ
    れた塩基性基である請求項13記載の生成物。 15、マンガン除去の下にアシル化、アルキル化、アル
    ケニル化、シリル化、ハロゲン化またはヒドロキシアル
    キル化することからなる請求項12〜14のいずれかに
    記載の生成物の用途。
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