JPH02191552A - 流動接触分解触媒 - Google Patents

流動接触分解触媒

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JPH02191552A
JPH02191552A JP29516389A JP29516389A JPH02191552A JP H02191552 A JPH02191552 A JP H02191552A JP 29516389 A JP29516389 A JP 29516389A JP 29516389 A JP29516389 A JP 29516389A JP H02191552 A JPH02191552 A JP H02191552A
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microspheres
catalyst
zeolite
calcined
clay
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JP29516389A
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English (en)
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Lawrence B Dight
ローレンス・ビー・ダイト
David C Bogert
デビツド・シー・ボガート
Mark A Leskowicz
マーク・エイ・レスコウイツチ
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BASF Catalysts LLC
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Engelhard Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/08Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y
    • B01J29/084Y-type faujasite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G11/00Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G11/02Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils characterised by the catalyst used
    • C10G11/04Oxides
    • C10G11/05Crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves

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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、焼成した反応性カオリン粘土の混合物からな
るシリカ−アルミナのミクロスフイアのマクロポア(m
acropore)内においてゼオライトYを高含量で
その場で生成させる、好ましくはこの高ゼオライト含量
のミクロスフイアを米国特許第4,493.902号に
記述されている如き機能性添加剤例えば活性調節ミクロ
スフイアと混合することによって得られる流動接触分解
触媒の改良に関する。特に本発明はゼオライト系ミクロ
スフイアのゼオライト含量を増加させ、これによってこ
の成分の活性を増大させ、また比較的高価でない機能性
添加剤をより多い量で使用することを可能にし、また好
ましくは石油原料を分解して輸送機関用燃料を製造する
ために用いた時に改良された選択性を示す接触分解触媒
混合物をもたらすための経済的に魅力的な手段を提供す
る。
要するに本発明によれば、孔性前駆体ミクロスフイアを
、メタカオリン及び発熱を受けて焼成したカオリンの混
合物からなる前駆体ミクロスフイアのマクロポア内にお
いてゼオライトYをその場で結晶化させるために種の存
在下に珪酸ナトリウム溶液と反応させることIこより高
ゼオライト含量の粘土に由来するミクロスフイアのゼオ
ライト含量を増大させる方法が提供される。増加したゼ
オライト含量は、前駆体ミクロスフイアのマクロポアを
増大させ且つ前駆体ミクロスフイア中のメタカオリン含
量を増大させることによって達成される。このゼオライ
トの増加はその触媒活性と予期を越えた改良された選択
性の増大とに関連する。
英国特許第1..271,450号及び第1,342.
977号(例えば後者の実施例2及び4)は、原料カオ
リンの水性スラリーを噴霧乾燥し、この噴霧乾燥した粒
子を1300°F(又は10006F、次いで1.30
0’F)で焼成してカオリンをメタカオリンに転化し、
この粒子を珪酸ナトリウム−水酸化すl・リウム溶液と
混合し、種を添加し、そして還流させてゼオライトを結
晶化することによる50〜200ミクロン範囲の合成7
アウジヤサイ[・を含む接触分解触媒粒子の製造法を例
示する。米国特許第3,377.006号は微粉砕した
メタカオリンの種の存在下における珪酸ナトリウムとの
反応による純粋なゼオライトYの製造法を例示している
。ここに発熱によって焼成したカオリンは従来の方法の
いずれの実施においても利用されず、また本発明者がこ
の焼成した粘土形を反応混合物に含ませることによって
観察した重大な利点は過去の方法において具現化されな
かった。
次のものは、ゼオライト合成において発熱によって焼成
したカオリンを単独で或いはメタカオリンと共に使用し
、また焼成した粘土を水酸化ナトリウム溶液と反応させ
るその場でのゼオライト合成を含む方法を開示する特許
の例である。一般にこれらの方法は比較的低値例えば2
0〜30%のナトリウムゼオライトYをもたらす。
米国特許第3,367.886号 米国特許第3,367,887号 米国特許第3,506,594号 米国特許第3,647,718号 米国特許第3,657,154号 米国特許第3,663,165号 米国特許第3,932,268号 米国特許第4.235,753号は、メタカオリンから
なるミクロスフイア及び発熱によって焼成したカオリン
からなる別のミクロスフイア間の水熱反応によるミクロ
スフイア形において、種の存在下における水酸化ナトリ
ウムとの反応によってゼオライトYを結晶化させる方法
を開示している。
例示の実施例は、この特許が2〜75%の、最も好まし
くは10〜50%のゼオライトを含有する結晶化ゼオラ
イトについて言及しているものの、最大30%のゼオラ
イトを含む結晶化ゼオライ1−を示しているにすぎない
本明細書に参考文献として引用される米国特許第4,4
93.902号は、Yファウジャサイトを40重量%よ
り多く、好ましくは50〜70%で含有する耐摩耗性、
高ゼオライト含量の接触的に活性なミクロスフイアを含
んでなる新規な流動接触分解触媒並びに化学的に反応性
の焼成した粘土の2つの異なった形態、即ちメタカオリ
ン(脱ヒドロキシル化を伴なう強い吸熱反応を受けて焼
成したカオリン)及び時にスピネル形の焼成したカオリ
ンとして言及されるカオリンをメタカオリンに転化する
ために用いられるよりも厳しい条件下に焼成したカオリ
ン粘土即ち特徴的なカオリン発熱反応を受けて焼成した
カオリン粘土からなる孔性ミクロスフイア形で約40%
より多いナトリウムゼオライトを結晶化させることによ
る上述したような触媒の製造法を開示する。好適な具体
例においては、2つの形態の焼成したカオリン粘土を含
むミクロスフイアを、好ましくはミクロスフイア中で結
晶化するYファウジャサイトの量が最大となるまで、加
熱したアルカリ性珪酸ナトリウム溶液中に浸す。
第′902号の技術の実施において、ゼオライトの結晶
化した孔性ミクロスフイアは、好ましくは粉末の原料(
水和)カオリン粘土(A Q203 + 2S i 0
2: 2 Hzo)及び発熱を受けた粉末の焼成カオリ
ン粘土の水性スラリーを、スラリーに対する流動剤とし
て作用する少量の珪酸ナトリウムと一緒にして生成せし
め、これを噴霧乾燥機に送入してミクロスフイアとし、
次いでこの噴霧乾燥したミクロスフイアの成分に合体性
を付与して機能化することによって製造される。続いて
水和したカオリン粘土及び発熱を受けて焼成したカオリ
ンの混合物を含有する噴霧乾燥したミクロスフイアを、
ミクロスフイアの水和したカオリン粘土部分を脱水し且
つそのメタカオリンへ転化せしめるために、カオリンを
発熱反応を受けさせるのに必要とされるものよりも苛酷
でない調節された条件下に焼成し、メタカオリン、発熱
を受けて焼成したカオリン及び珪酸ナトリウム結合剤を
含有するミクロスフイアを得る。第″902号の特許の
例示的実施例において、凡そ等重量の水和した粘土及び
スピネルが噴霧乾燥供給物中に存在し、得られる焼成さ
れたミクロスフイアはメタカオリンよりも発熱を受けた
粘土をいくらか多く含有する。第′902号の特許は、
焼成したミクロスフイアがメタカオリン約30〜60重
量%及び特徴的な発熱によって特徴づけられるカオリン
約40〜7゜M量%を含んでなるということを第8欄で
教示している。第′902号の特許に記述した好適な製
造法で用いる噴霧乾燥機供給物中にはメタカオリンが存
在しないということは特記すべきである。
この特許の第6欄に記述されているそれほど好適でない
方法は、予じめメタカオリン状態に焼成したカオリン粘
土と発熱反応を受けて焼成したカオリンの混合物を含む
が、いずれの水和したカオリンも含有しないスラリーを
噴霧乾燥して、水和したカオリンをメタカオリンに転化
するための焼成なしに、直接発熱反応を受けて焼成した
カオリン及びメタカオリンの双方を含むミクロスフイア
を提供することを含む。しかしながらこの特許はこの技
術によると摩損の低いゼオライト化されたミクロスフイ
アが生成するということを教示している。
第′902号の特許に記述されている発明を行なう場合
、発熱を受けて焼成したカオリン及びメタカオリンから
なるミクロスフイアを、ミクロスフイア中のシリカ及び
アルミナを合成ナトリウムファウジャサイト(ゼオライ
トY)に転化するための結晶開始剤(種)の存在下に苛
性に富む珪酸ナトリウム溶液と反応させる。このミクロ
スフイアを珪酸ナトリウムの母液から分離し、希土類、
アンモニウムイオン又はその双方とイオン交換し、希土
類又は種々の公知の安定化された形態の触媒を製造する
。第″902号の特許の技術は、高ゼオライト含量と高
活性、良好な選択性及び熱安定性並びに硬度(耐摩耗性
)との望ましい及び独特な組合せを達成するための手段
を提供する。
現在すべてが断念されている米国特許願第707.63
5号、第707.362号、及び第750゜813号か
ら優先権を主張する1986年9月IO日付けのヨーロ
ッパ特許第0.194,101号は、第′902号の特
許のナトリウム形の高ゼオライト含量ミクロスフイアに
適用して所謂「オクタン」触媒を提供するイオン交換処
理法の変法を記述している。この場合のゼオライト成分
は低ナトリウム含量、減少した単位胞(unit  c
eII)サイズ及び希土類の不存在又は許容しうる最小
量の希土類の存在が特色である。これらの公知のゼオラ
イトYファウジャサイトの変化はしばしば安定化された
及び/又は超安定化されたゼオライトYとして言及され
る。以後ゼオライトYの種々の安定化された形態例えば
焼成したH−Y。
H−Re −Yは24.45Å以下の単位胞サイズを有
するゼオライトYに限定されていた元の術語より広い意
味を有して超安定化されたYとして言及されよう。
上述した第′902号の特許及びヨーロッパ特許第′1
01号に記述されているように、高ゼオライト含量で高
活性なミクロスフイアは、低活性の機能性添加剤例えば
焼成したカオリン粘土からなるミクロスフイア及び/又
は本明細書に参考文献として引用されるヨーロッパ特許
願第067937.457号に記述されているマグネシ
アに富んだ焼成カオリン粘土のミクロスフイアが好適で
あるバナジウム固定化剤を含有するミクロスフイアと混
合するのに適している。いくつかの場合、混合物は活性
、選択性又はその両方を調節する機能を果す他の触媒的
ミクロスフイアを含んでいてよい。
結晶化したミクロスフイアのゼオライト含量は、ナトリ
ウム形の結晶化ミクロスフイアに関して最良に行なわれ
るゼオライトからのX線回折によって決定される。通常
の化学的分析技術は、ゼオライトが物理的に又は化学的
に容易に分離できないシリカ−アルミナ・マトリックス
中においてその場で結晶化している材料のゼオライト含
量の決定に適用できないようである。実際、第″902
号の技術を用いていずれか与えられた組成物から結晶化
されるゼオライトの見かけの量は、原料の履歴、加工条
件、及び試剤の割合及び濃度に依存して変化することが
発見された。結晶化したミクロスフイアのゼオライト含
量(ナトリウム形)は第′902号の特許の実施例にお
いて44〜72%である。商業的な生産及び実験室の製
造では、典型的には最大約55〜60%のゼオライト(
ナトリウム形)の結晶化をもたらす。少くとも実質的な
割合のゼオライトが前駆体の孔性ミクロスフイアのマク
ロポア中で生長するから、ゼオライトの結晶を生長させ
るべくより多くの空間が存在する前駆体ミクロスフイア
のマクロポア性の単なる増大がより高量のゼオライトの
生成をもたらすことが予想されるかも知れない。驚くこ
とに、マクロポア性を増大させることにより結晶を生長
させるための空間を単により多くすることはこの結果を
達成しないであろう。
上述した技術は広範な商業的成功に遭遇した。
耐摩耗性でもある高ゼオライト含量のミクロスフイアが
入手しうるから、現在特別な性能の目的、例えば費用の
かかる機械的な設計変更をすることなしに改良された活
性及び/又は選択性をもつ石油精製に対して通常の設計
のなされた触媒が普及している。国内及び外国の製油業
者に現在供給されているFCC触媒のかなりの部分はこ
の技術に基づいている。FCC装置の許容しうる最高再
生装置温度により又は空気ブロア容量によって制限され
ている精製業者は、ガス圧縮機の制限がガスを減する触
媒を非常に望ましいものとする一方でコークの生成の減
少をもたらす触媒の選択性の改善を探究している。ここ
にコークの少しの低減は、空気ブロワ−又は再生装置温
度の制限されたFCC装置の運転に対してかなりの経済
的な利益を提供する。
接触分解触媒の分解活性及びガソリンの選択性の改善は
必ずしも進展していない。斯くして分解触媒は極だって
高い分解活性を有するが、その活性がガソリンを犠牲に
してコーク及び/又はガスへの高程度の転化をもたらす
ならば、その触媒の有用性が限定されよう。現在の粘土
系のFCC触媒における接触分解活性はゼオライト及び
非ゼオライト(例えばマトリックス)成分の両方に帰せ
られる。ゼオライトによる分解はガソリン選択性の傾向
を示す。マトリックスによる分解はガソリン選択性が低
い傾向を示す。希土類カチオンでの適当なイオン交換処
理後、第′902号の特許に記述されるその場法で製造
された高ゼオライト含量のミクロスフイアは高活性と高
ガソリン選択性の双方を示す。これらの混合してないミ
クロスフイアのゼオライト含量が増加するにつれて、活
性及び選択性の双方が増大する傾向にある。これはマト
リックス含量の減少に対応するゼオライト含量の増大及
び非選択的な7トリツクスによる分解の役割りの減少に
よって説明することができる。即ち高ゼオライト含量の
ミクロスフイアにおけるゼオライト含量の増加は非常に
望ましい。
オクタン触媒は選択性と硬度に致命的でなくて活性の増
大したゼオライト触媒を供給するための主たる駆動力ど
なっている。現在使用されているFCC触媒の増大する
大きな部分は、接触した油の原料のFCCガソリン留分
のオクタン価を高める組成の所謂「オクタン触媒」によ
って提示される。一般にオクタン触媒は超安定性ゼオラ
イトY型のものであり、そしてナトリウム形で合成され
たゼオライトYを、ナトリウムをアンモニウム及び/又
は水素で交換するために後処理し、続いてゼオライトの
単位胞サイズを減する熱的処理を行ない、所謂超安定化
されj;ゼオライトとすることによって製造される。し
ばしば多段イオン交換及び焙焼工程が用いられる。水素
移動反応に寄与する金属イオン例えば希土類イオンは存
在しないか、又は限られた量で存在する。
超安定化されたゼオライトを与えることによってオクタ
ン触媒を提供するために使用される公知の処理法は、希
土類でイオン交換した同様の触媒よりも活性の低い及び
ガソリン選択性の低い触媒をもたらす。これは第′90
2号の技術によって製造される安定化されたオクタン触
媒についても一般に真実であることが発見された。これ
らの触媒のオクタン性は第′902号の特許の高希土類
含量の対応する触媒よりも活性が低く且つガソリン選択
性が低くかった。ヨーロッパ特許願第194.101号
及びその断念された米国特許の優先権文書における実験
室でのデータは一貫して再現性のないことが発見された
結果として、第°902号の高ゼオライト含量ミクロス
フイアの活性を増大させる期待は、下降流(downs
 t ream)プロセスを超安定化オクタン触媒の製
造に適用する場合に特に重要である。ゼオライト含量の
増加は一般に上述したように接触分解活性と関連するか
ら、耐摩耗性又は選抗性をひどく損なうことなしにより
高いゼオライト含量のミクロスフイア中でのゼオライト
量増大への期待は重大な技術の進歩をもたらそう。
高ゼオライト含量のミクロスフイアに基づくが、特にオ
クタン触媒に限定されないFCC触媒の商業的重要性を
考えるに、選択性及び熱安定性を犠牲にしないで増大し
た接触分解活性を有し、そして好ましくは改良された活
性と選択性を有する高ゼオライト含量ミクロスフイアの
製造技術に関してたゆまぬ探究が行なわれてきた。本発
明はこれらの研究の成果である。
今回メタカオリン及び発熱反応を受けて焼成したカオリ
ンの混合物からなる前駆体ミクロスフイアを珪酸ナトリ
ウム溶液と反応させ、前駆体ミクロスフイアのマクロポ
ア内においてゼオライトYをその場で結晶化させること
によって得られる高ゼオライト含量の粘土に由来するミ
クロスフイアのゼオライト含量を増大させる経済的に魅
力的な方法が発見された。ゼオライト含量の増大は、所
望の触媒活性の増加と関連し、選択性を改善するように
見える。活性と選択性の改良、特にコーク及び/又はガ
スの生成の減少は上に指摘した理由のために望ましい。
コーク又はガスの生成或いは双方の低減は、FCC装置
が再生装置の温度、空気ブロワ及び/又はガス圧縮機に
よって制限されている精製業者の要求にかなっている。
本発明は1つの観点において、超高ゼオライト含量のオ
クタン触媒を含めて新規な超高ゼオライト含量触媒に関
する。本発明は他の観点において該新規な触媒の製造に
関する。本発明の他の観点は好ましくはそれより低い活
性のミクロスフイアと混合した新規な触媒の通常のFC
C装置における使用法に関する。本発明の特に有用な具
体例において、新規な高ゼオライト含量のミクロスフイ
アは、ナトリウム形のミクロスフイアをアンモニウムイ
オンとイオン交換し、次いで焼成し、好ましくは更にア
ンモニウムイオンと交換して安定化されたゼオライト形
とすることによる後処理によって超安定化されたオクタ
ン触媒を製造する。
本発明の新規なゼオライトミクロスフイアは、第″90
2号の特許に記述されている技術の改良であり且つゼオ
ライトYが結晶化する孔性の前駆体ミクロスフイア中に
おけるメタカオリン形の焼成した粘土の、発熱反応を受
けて焼成したカオリンに対する割合を増大させ、一方前
駆体ミクロスフイアのマクロポア性も増大させる、但し
このマクロポア性の増大を好ましくは、噴霧乾燥で孔性
前駆体ミクロスフイアを製造するスラリー中の焼成粘土
と水和粘土の比を増加させることによって達成すること
を含む新規な方法によって製造される。この方法におい
て、ゼオライl−Yの生長に対する空間的及び生長剤の
制限が軽減され、従ってゼオライトを超高量(例えば約
75%)で結晶化させることができる。本発明の触媒の
オクタン関連触媒を製造するには公知のゼオライト合成
の後処理(例えばイオン交換など)を実施してもよい。
本発明の触媒の高いゼオライトと7トリツクスの表面積
比は、ゼオライトが接触分解活性の本質を提供し且つ今
や減ぜられた量で存在するマトリックスがガス及びコー
クの生成を促進する傾向があるから、本発明のゼオライ
トミクロスフイアの改良された活性及び選択性にを効で
あると思われる。
添付する第1図は、左において過去の技術によって製造
されるオクタン触媒(触媒A及び触媒A′で表示)の2
つの変化に対する一般的な製造工程を示し、また右にお
いて本発明のオクタン触媒、触媒Bを製造するための一
般的な製造工程を例示する。
添付する第2図は混合した触媒A及びA′並びに触媒B
の、結晶化固体及び焼成法の関数としての活性を要約す
る。
第1図に示すように、触媒A及びA′は、メタカオリン
及び発熱を受けて焼成したカオリンの凡そ同重量割合の
混合物からなる種と反応させた前駆体孔性ミクロスフイ
ア及びアルカリ性珪酸ナトリウム溶液から製造される。
ミクロスフイアを可能な(典型的には約55〜60%)
最大ゼオライト含量まで結晶化させ、濾過し、洗浄し、
アンモニウム交換し、焼成し、2度目のアンモニウムイ
オンとの交換を行なう。触媒Aの変形の触媒A′は、2
段階の焼成と触媒Aを製造するために用いたものと同一
の結晶ミクロスフイアのアンモニウム交換を用いて製造
する。
本発明のオクタン触媒の触媒Bはミクロスフイア(A)
よりも多量のメタカオリン及びマクロポア性の双方を含
有する改変された前駆体ミクロスフイア(B)から製造
される。前駆体ミクロスフイア中のカオリンの含量は後
に詳細に記述される酸溶解度試験によって測定される。
メタカオリン含量の増加はこの試験によって測定される
如き酸溶解度によって反映される。メタカオリンは認め
うる酸溶解度を有するが、発熱によって焼成したカオリ
ンは無視しうる又は最小の酸溶解度しか示さない。
本発明によれば、噴霧乾燥によって孔性ミクロスフイア
を生成し且つこのミクロスフイア内においてゼオライト
Yが種の存在下における孔性ミクロスフイアと珪酸ナト
リウムとの公知の反応により結晶化するスラリーは、発
熱を受けて焼成した粉末カオリン及び水和したカオリン
粘土或いは水和したカオリン粘土及びメタカオリンの混
合物を含み、これが例えば焼成後に次の性質を有する噴
霧乾燥したミクロスフイアをもたらす:0.62   
 0.70 酸溶解度、%     25〜3122〜42推奨され
る割合は次の通りである: カオリン、重量% 珪酸すトリウム結合剤、10〜12 重量%* 8〜15 きる 本無水基準での計算 改変されたミクロスフイアは4つの成分系で用いられる
から、成分の1つの%での変化は上述した如く他の成分
のいずれか又はすべてにおける変化によってバランスを
とることができる。成分の%に対して言及した許容範囲
の場合、許容しうるものとして言及した範囲内のミクロ
スフイアの性質(酸溶解度及びHg細孔容量)を与える
いずれかの組合せが超高ゼオライト含量の生成物を製造
するために使用することができる。しかしながら好適な
値の低い側の孔性及び溶解度は高ゼオライト値を達成す
るのにいく分より困雌にし、一方好適な範囲の高い側の
孔性は一般に最適な場合よりも低い耐摩耗性の最終生成
物をもたらそう。
噴霧乾燥により上述した如き所望の酸溶解度及び孔性を
有する孔性ミクロスフイア前駆体を生成するスラリー中
の固体の特に好適な組成は以下の通りである。
水和カオリン   9      5〜35メタカオリ
ン  45     17〜53発熱で焼成した 35
     30〜40カオリン 珪酸ナトリウム 11      10〜12結合剤 斯くしてゼオライトが結晶化される好適な孔性ミクロス
フイアは、結晶化反応前に、発熱を受けて焼成したカオ
リンに対して過剰量のメタカオリン粘度、例えば発熱に
よって焼成したカオリン1重量部当り約1.2〜2重量
部のメタカオリンを含んでなる。特に好適なものは約1
.5の比である。焼成したミクロスフイアは好ましくは
存在がX線回折によって検出しうる水和した粘土を含有
しない。
結晶化工程中、粘土のミクロスフイアのアルミナ及びシ
リカはこれらのミクロスフイアから浸出し、非ゼオライ
ト成分を残こす。それ故にこの非ゼオライト成分は「焼
成した粘土のゼオライト結晶化工程残部」として言及し
うる。本発明の方法において、この残部は言及したよう
にゼオライトの安定性に寄与する発熱によって焼成した
カオリンに由来するものを含む。
発熱で焼成した粉末カオリンの商業源例えばサテンサン
(SatintoneO)焼成カオリンハ、発熱によっ
て焼成したカオリン及びメタカオリンからなるミクロス
フイアを製造する好適な方法に使用される。他に微粉砕
した水和カオリン粘土[例、tlfAsP■600、エ
ンゲルハルト技術報(Engelhald  Tech
nical  BulIeein)、第Tl−1004
号、[珪酸アルミニウム顔料J(EC−1667)に記
述されている市販の水和したカオリン粘土]は、特徴的
な発熱によって少くとも実質的に完全にカオリンに焼成
することによりこの状態に転化することができる。(発
熱は通常の示差熱分析DTAによって検知できる)。例
えば1インチの水和したカオリン粘土床をマツフル炉内
において約1〜2時間約1800〜l 900’Fの内
部温度に加熱して、その特徴的な発熱によって焼成した
粘土を製造してもよい。
焼成中、微粉砕した粘土のいくらかは、大きい粒子に凝
集する。焼成の完了後、この凝集した粘土焼成物は微粉
砕粒子に粉砕される。
メタカオリンの市販源例えばS P 33 TMは使用
でき或いは水和したカオリン例えばASP■600はカ
オリンを脱水し且つこれをメタカオリンに転化するのに
十分な時間例えば2時間、低い温度例えば約1350’
Fの温度を用いる以外上述したように焼成することがで
きる。SF33の粘土は登録商標ザンチノン2として供
給される焼成カオリン粘土に同様である。
特に好適な原料スラリーの水和したカオリン粘土成分は
適当にはASP600カオリンである。
好ましくは水和した及び焼成したすべての粘土は低鉄含
量の精製級粘土である。ミドル・ジョーシア産の精製水
で処理したカオリン粘土は成功裏に使用されてきた。
本発明の好適な具体例において、微粉砕した水和カオリ
ン粘土、メタカオリン及び特徴的な発熱によって焼成し
た粘土、並びに珪酸ナトリウム結合剤の水性スラリーが
調製される。次いでこの水性スラリーを噴霧乾燥して、
水和カオリン、メタカオリン、及び少くとも実質的に特
徴的な発熱によって焼成した粘土の、珪酸ナトリウムで
結合した混合物を得る。ミクロスフイアは商業的な流動
接触分解に典型である平均粒子直径例えば65〜85ミ
クロンを有する。適当なgjXi乾燥条件は第902号
の特許に記述されている。
本発明の実施において、噴霧乾燥機に供給されるスラリ
ーの固体含量は、好ましくは従来法で使用されたものよ
りも低く、スラリー中の水の重量とミクロスフイアの重
量との比が約1.2〜2,0の範囲にあるようなもので
ある。これは約33〜46重量%の範囲の固体音!(ミ
クロスフイアだけを考慮)を有するスラリーをもたらす
。過去の技術の実施におけるよりもスラリーが低固体含
量であり且つよく多くの焼成された粘土が配合されてい
るから、得られる噴霧乾燥したミクロスフイアはより密
でない状態で充填された粉末成分からなる。このことは
孔性の増大から明らかである(1(gポロンメータで測
定して600〜20000人の範囲の細孔直径)。
噴霧乾燥後、ミクロスフイアを、ミクロスフイアの水和
した粘土成分をメタカオリンに転化し、一方でミクロス
フイアの予じめ焼成した粘土成分を本質的に変化させな
いでおくのに十分な温度及び時間(例えはマツフル炉中
約1350°Fの内部温度で2時間)で焼成する。得ら
れる焼成した孔性ミクロスフイアはメタカオリン及び特
徴的な発熱によって焼成したカオリン粘土の混合物を含
んでなり、2種の焼成した粘土が同一のミクロスフイア
中に存在する。最も好ましくは、焼成したミクロスフイ
アはメタカオリン約50〜57重量%及び特徴的な発熱
によって焼成したノノオリン粘土約35重量%を含んで
なる。この残りは珪酸すl・リウムに由来するNa、O
及び5in2である。焼成したミクロスフイアは少量の
(X線分析で検知できる)ムライトを含有していてもよ
い。
ナトリウムファウジャザイトを焼成したミクロスフイア
の細孔内で結晶化させる結晶化工程を行なうために、焼
成した粘土のミクロスフイアを1種又はそれ以上の珪酸
ナトリウム源、水酸化ナトリウム及び水と混合して流体
スラリーを生成させる。好ましくは、非品性ゼオライト
の種[[クエンチド種(quenched  5eed
) J ]の珪酸ナトリウム希希釈液もスラリーに添加
する。参照、本明細書に参考文献として引用される米国
特許環4,631.262号。好ましくは得られるスラ
リーは(a)溶液相において約0.46〜0.57のN
azO/SiO,モル比;及び(b)溶液相と焼成した
粘土のミクロスフイアにおける5i02の、約0゜47
〜1.20の重量比を有する。試剤の反応器への好適な
添加順序は、最初に種溶液の添加、続く珪酸ナトリウム
及び次いで水の添加を含む。焼成した粘土の混合物から
なるミクロスフイアを最後に添加する。必要ならば水酸
化ナトリウムの溶液をスラリーに含ませて、溶液相のN
a2O相を適当な値に調節してもよい。水酸化ナトリウ
ムを用いる場合、この物質を種の添加後に反応器に添加
することが好適である。例えば水酸化ナトリウム溶液は
珪酸ナトリウムの添加直後に及び水の添加前に添加する
ことができる。本明細書に用いる如きスラリーの「溶液
相」とは、焼成した粘土のミクロスフイアを構成する物
質を除いて結晶化反応器に添加される(珪酸ナトリウム
で希釈されたゼオライトの種の溶液を含む)すべての物
質を含有する。。
結晶化反応器に添加される成分の次のモル及び重量割合
は良好な結果を与えた(断らない限り示す割合はモル比
である)。
溶液相Na、O/   溶液相5in2重量/溶液相5
102   ミクロスフイア重量0.57      
  0.46 0.51        0.64 0.46        1.20 結晶化工程の開始時に結晶化反応器中に存在するすべて
の成分の成分モル比は次の範囲内に入る:Na2O/S
iO□5i02/A[20,H20/Na200.30
〜0.40    4〜820〜35結晶化工程の開始
時における水と焼成した粘土ミクロスフイアの好適な重
量比は約2.1〜4.4である。結晶化反応器の寸法を
最小にするために、反応器に添加する焼成したカオリン
粘土ミクロスフイアの量を最小にすること且つ結晶化工
程中に存在する水の量を最小にすることが好適である。
しかしながら、より低い活性の触媒は見かけ上より低い
Si/A<1ゼオライト生成物を結晶化させる結果とし
て、より高い固体結晶化において生成する。それ故に結
晶化固体の量は最小の大きさの結晶化反応中において良
好な活性材料を製造するためのバランスである。
良好な結晶化は、結晶化反応器に添加する成分が結晶化
工程の開始時に次のモル及び重量割合を与える時に達成
される(断らない限り示す割合はモル比である)。
0.297 0.312 0.333 0.355 結晶化は、 4.196    23.422 4.889    23.423 5.656    2:2.752 7.281    23.422 最大のゼラオイ 2.126 2.604 3.125 4.409 ト含量が発現される まで約10〜30時間、反応器中の反応物を蒸発を最小
にしつつ約200〜215″Fの範囲内の温度まで加熱
することによって行なうことができる。
最大のゼラオイト含量はX線回折の測定によって測定で
き、反応はゼオライトの2回の連続したXRDの測定が
更なる結晶生長の起こらないことを示した時に終了する
結晶過程が終った後、Yファウジャサイトを含有するミ
クロスフイアを例えば濾過により母液の少くとも実質的
な部分から分離する。この濾過中又は後に、ミクロスフ
イアを水と接触させて洗浄することが望ましい。洗浄工
程の目的はミクロスフイア内にさもなければ保留されて
いる母液を除去することである。
このミクロスフイアはナトリウム形の結晶でYファウジ
ャサイトを含有する。許容しうる触媒活性を有する生成
物を得るためには、ミクロスフイアのナトリウムカチオ
ンを、より望ましいカチオンで置換することが必要であ
る。これはミクロスフイアを、アンモニウム又は希土類
カチオン或いは双方を含有する溶液と接触させることに
よって達成しうる。イオン交換工程は好ましくは得られ
る触媒が約0.7%以下、最も好ましくは約0.3重量
%以下のNa、Oを含有するように行なわれる。
イオン交換後、ミクロスフイアを好ましくはフラ・ンシ
ュ乾燥により乾燥し、本発明のミクロスフイアを得る。
本発明の好適な触媒は、結晶化させた状態のナトリウム
ファウジャサイト形のゼオライトについてX線で測定し
て少くとも及び好ましくは70:li量%以上の、最も
好ましくは少くとも74%及び最も好ましくは75%以
上のYファウジャサイトを含有するミクロスフイアを含
んでなる。本明細書で用いる如きY7アウジヤサイトと
は、ナトリウム形においてブレンク(B reck)著
、ゼオライト分子ふるい、369頁、第4.90表(1
974)に記述されている種類のX線回折パターンを示
し、且つナトリウム形において(いずれかの結晶化母液
をゼオライトから洗浄した後)題目[ファウジャサイト
型ゼオライトの単位脆サイズの寸法の決定法」というA
STM標準試験法により或いは同等の技術により決定し
て約24.75Å以下の結晶単位脆サイズを有する合成
ファウジャサイトのゼオライトを含む。Y7アウジヤサ
イトとはゼオライトをそのナトリウム形で並びに例えば
希土類及びアンモニウムイオンの交換された形及び安定
化された形を含めて公知の改変された形で含有しよう。
触媒のミクロスフイア中のY7アウジヤサイト形ゼオラ
イトのパーセントは、ゼオライトがナトリウム形である
場合(ミクロスフイア内に含まれるいずれかの結晶母液
を除去するために洗浄した後)題目「相対ゼオライト回
折強度」というASTM標準試験法(第D3906−8
0号)に記述されている技術によって決定される。
X線での評価前には、平衡が結果にかなりの影響を及ぼ
すからミクロスフイアを注意深く平衡化させることが重
要である。
ミクロスフイアのYファウジャサイト成分は、ナトリウ
ム形において約24.73Å以下、最も好ましくは約2
4.69Å以下の結果単位脆サイズを有することが好適
である。典型的にはミクロスフイアのYファウジャサイ
ト成分は約24.64〜27.73人の結晶単位脆サイ
ズを有する。
24.64〜24.73人の単位脆サイズ範囲はYファ
ウジャサイトのS io !/ A Qxo 3モル比
約4゜1〜5.2に相当すると思われる。
本発明の改良されたオクタン触媒を製造するために次の
方法を使用する。ゼオライトを結晶化させた後、随時保
持されたシリカ(参照米国特許第4.490,902号
)及びミクロスフイアを回収し、ゼオライトのナトリウ
ム含量を、連続的なアンモニウム交換及び焼成工程を含
んでなる1段階又は多段階において減じ、減少した脆サ
イズのY7アウジヤサイトを含有するミクロスフイアを
生成する。全ナトリウム含量は(触媒の重量に基づいて
)約1.5%以下まで減ぜられるべきである。
実験室において、1回目の焼成工程前の乾燥した触媒に
2回のアンモニウム交換を行なうことが望ま11.いこ
とが発見された。望ましくは、これらの交換は触媒を、
硝酸の添加によって3.0付近のpHに維持された18
0下、3Nの硝酸アンモニウム溶液中において固体約3
0〜約40重量%のスラリーにし、そして約lO分〜数
時間の間撹拌することによって達成される。
このアンモニウム交換処理の後、ミクロスフイアを水蒸
気の存在下に焼成する。典型的には、最初のイオン交換
及び焼成工程に続いて測定したようなゼオライトの単位
脆サイズは少くとも約0゜10〜0.20人だけ減ぜら
れているはずである。
最初のアンモニウム交換に続くナトリウム含量は普通(
重量基準でNa、○として表現して)約3〜4%であろ
う。
第1回目の焼成に対する典を的な焼成の温度及び時間は
約700〜約1200’F、好ましくは8Go−1,1
,oo”F、更に好ましくは900〜1000ゴ2及び
約1〜lO時間である。但し、焼成中にカゴ構造が崩壊
するほどひどくゼオライトを処理性ず、続くアンモニウ
ム交換のときにゼオライトのカゴ構造を崩壊する引き金
とならないで残存ナトリウムが次いで除去しうるように
七分厳しく焼成することが重要である。実験室のマンフ
ル炉における1000〜1100’Fで約2時間の焼成
はこれらの仮定の双方に対して適当に安全であるように
見える。添加した水の約15重量%は密閉系において単
位脆サイズに対し十分な水蒸気を与えるようでうる。最
初の焼成後、ゼオライトの単位脆サイズは好ましくは2
4.69±0.02〜24゜60±0.02人の範囲で
ある。
第1回目の焼成後、実質的に上述したように更なるアン
モニウム交換工程を行なうべきである。
これらのアンモニウム交換に続いて、例えばいくつかの
場合に適当な焼成が触媒の添加時にFCC装置の再生機
において達成されるとしても、約1000〜約1200
’F、好ましくは1000〜1i00”Fの範囲の温度
で再び焼成することが好適である。また触媒をいずれか
の中間的な貯蔵工程に対して更に安定化するように見え
るから、そして更に重要なことには焼成中の温度の制御
がゼオライ)・を調節しうる安定化及び単位脆サイズの
減少に重要であるように見えるから、そのための別の焼
成工程は好適である。時間、温度及び湿度の適当な組合
せは実験室規模の場合密閉系においてアンモニウム交換
に続く洗浄から保持された水の存在下に1.OOO’F
に2時間水蒸気処理することによって達成される。
この焼成後の得られる触媒は少くとも約500m1 /
 g1好ましくは500 m’/ g、普通700 m
’/g以下、最も好ましくは約600〜約650m”/
gの範囲のBET表面積を有すべきである。
本発明の触媒における寸法2〜lonmの範囲の細孔の
容量は例えば約0.02〜約0.25cc/gである。
本発明の好適な具体例において、2〜10nmの範囲の
細孔容量(ミクロポア容量)は約0゜05〜0.02c
c/gであり、600〜20,000人の範囲の直径の
細孔容量は約0.2cc/g以下であろう。更に好適な
具体例において、細孔内容量は約0.08〜約0.15
cc/gであり、そして依然更に好適な愚いた例におい
て細孔内容量は約0.08−約0 、 l Occ/g
であり、一方今孔性(20人+)は約0.3cc/g以
下(又は更には0.25cc/g以下)であろう。典型
的な全孔性は約025cc/gである。
本発明のオクタン触媒において、そのYファウジャサイ
トの単位脆サイズは、典型的には約24゜69人である
最初の単位脆サイズから例えば少くとも0.03人、好
ましくは少くとも約0.05人、更に好ましくは少くも
約0.10人だけ減少しよう。
本発明のオクタン触媒のナトリウム含量はゼオライト及
びマトリックスを含む触媒の全重量に基づいて普通1.
5重量%以下である。好適な具体例において、ナトリウ
ム含量(Na20として)は1.0%以下、更に好まし
くは0.8%以下であろう。
本発明によるオクタン触媒は、触媒を再生装置に添加し
た時に最終焼成が得られるから、しばしば1回だけ焼成
されよう。その場合、単位脆サイズは最適には約0.2
〜約0.8重量%、更に好ましくは約0,25〜約0.
5重量%の範囲にある最終Na、O含量によって主に支
配される。最も好適な具体例において、ナトリウム含量
は触媒の全重量に基づいて約0.3〜約0.5重量%の
範囲にあろう。本発明の好適な触媒はシリカとアルミナ
のモル比が4.5以上、更に好ましくは4.8以上であ
るYファウジャサイトを含有する出発物質から製造され
よう。
例示の目的のために示す次の実施例は、本発明のオクタ
ン触媒の製造に対する現在好適な方法を示し、また本発
明の利点を示す。断らない限りすべての割合は乾燥重量
基準である。
実施例■ この実施例において、発熱により焼成したカオリンに対
して少量のメタカオリンを含む混合物からなるミクロス
フイア(A、 )を次の過去の方法によって製造した。
スラリーはサチントン1号の焼成カオリン(上述したエ
ンゲルハルト技術報の「珪酸アルミニウム含量」に記述
されているムライトの実質的な生長なしに特徴的な発熱
により焼成した市販の微粉砕したカオリン粘土)50重
量%、ASP600の水和した高純度のカオリン50重
量%、ジ珪酸ナトリウム(分析では5iOz  28−
4重量%、Na、O15,2重量%)19.1重量部、
及びH,0107重量部を混合することによって調製し
た。このスラリーを市販の噴霧乾燥機で乾燥し、そして
マツフル炉中において噴霧乾燥したミクロスフイア床約
1インチを用いる1350″Fで2時間の焼成に相当す
ると推定される条件下に回転焼成機中で焼成した。焼成
ミクロスフイア中の水和したカオリンをメタカオリンに
転化するために行なった。水和したカオリン及び発熱に
よって焼成したカオリンは同重量で用いられるけれど、
この焼成は水和したカオリンを脱水するが、予じめ焼成
された粘土成分を脱水しなかった。実施例に記述する試
験において、異なる製造実験からのミクロスフイアのバ
ッチを使用した。
熟成した非晶性のクエンチド種の溶液を、次の成分を用
いて製造した: アルミン酸ナトリウム 169.5g  (18,2%
Na2O,3,9%Aa20.) aOH 10,2g  (24,77% Na0H)濃縮物  
           0.1%A4,03)H2O(
脱イオン水)     82.7g珪酸ナトリウムの3
分の1及び水のすべてをlQのパイレックス製ビーカー
へ秤り入れた。水酸化ナトリウムとアルミン酸ナトリウ
ムを一緒にし、500mffのビユレット中に注入した
。残りの珪酸ナトリウムを第2の500mctのビユレ
ットに添加した。これらを、珪酸ナトリウムの添加速度
がアルミン酸ナトリウムの添加速度より大きいような調
節された速度で、ポンプによりビーカー中に秤り入れた
。これらの条件下において、熟成した種は普通100下
で12時間後に生成した。種の製造に用いる方法の詳細
な記述については米国特許第4,631,261号を参
照。
還流反応器を密閉し、成分(メタカオリン及び発熱を受
けて焼成したカオリンの凡そ間部からなり且つ珪酸ナト
リウムを含む焼成したミクロスフイア)及び珪酸ナトリ
ウム、苛性及び「クエンチド」種からなる溶液相の添加
性に連続的に撹拌した。この成分を210〜214下ま
で加熱して結晶化反応を開始させ、撹拌しながら21時
間その温度に維持した。その時点で結晶化反応器からミ
クロスフイアの小部分を除去し、ミクロスフイアに対し
てl:1の比の脱イオン水で洗浄し、乾燥した。満足し
うる結晶化の結果に対する基準は、洗浄し且つ乾燥した
ミクロスフイアが、24.70人又はそれ以下の単位脆
サイズを有するYファウジャサイトを少くとも55重量
%含有するということであった。
実施例■ 本実施例においては、発熱を受けて焼成したカオリンを
メタカオリンに対して少量で含んでなり且つ実施例Iの
ミクロスフイア(A)よりも大きいマクロポア性を有す
るミクロスフイア(B)を次の如く製造した。
サチントン1号の焼成しt;カオリン40重量部、AS
P600の水和した高純度カオリン10重量部、サチン
トン2号のメタカオリン50重量部、ジ珪酸ナトリウム
溶液27.7重量部(分析では5i0228.4重量%
、Na=0 15−2重量%)、及びH2O139,1
重量部を混合することによってスラリーを製造した。こ
のスラリーを噴霧乾燥し、そしてこの噴霧乾燥したミク
ロスフイアの凡そ1インチ床を用いることにより、マツ
フル炉中において1350’Fで2時間焼成した。この
焼成はミクロスフイア中の水和したカオリンをメタカオ
リンに転化し、メタカオリンと発熱によって焼成したカ
オリンとを殆んど1.5の比にするために行なった。
熟成した非晶性のクエンチド種の溶液を実施例工におけ
る如く製造した。還流反応器を密閉し、そして成分(焼
成したミクロスフイア及び珪酸ナトリウム、苛性及びク
エンチド種からなる溶液相)の添加中、連続的に撹拌し
た。成分を210〜214’Fに加熱して結晶化反応を
開始させ、撹拌しながらその温度に21時間保った。あ
る時点て結晶化を終らせ、ミクロスフイアを濾過し、脱
イオン水2:1でゆすいだ。乾燥後、ミクロスフイアを
分析して満足しうる結晶化を確認した。この場合の基準
は24.73人又はそれ以下の単位脆サイズを有するY
ファウジャサイトが少くとも70重量%存在することで
あった。
今回、改変したミクロスフイアのより大きい孔性、従っ
てより貧弱な合体性が故に、典型的なミクロスフイアA
よりも結合剤(珪酸ナトリウム)を高量で用いることが
好適であることが発見されtこ 。
実施例■ 比較の目的で、スラリーの噴霧乾燥機への原料における
成分の割合を変え且つ結晶化中のスラリーの固体量も変
えること以外実施例■と同様の試験を行なった。
1つの対照調製物において、ミクロスフイアは噴霧乾燥
機に対する供給物中の、水和した粘土と発熱によって焼
成したカオリンとの比を増大させることによって更なる
生長剤(neetr 1ent)が付与されるように改
変したが、更なるミクロスフイアのマクロポア性は与え
られなかった。第2の対照調製物において、噴霧乾燥前
の混合物中の焼成粘土の量を増大させることにより更に
なるマクロ孔性が付与されたが、更になる生長剤は与え
なかった(即ち焼成後に存在するメタカオリンの量を一
定に保った)。
実施例■ 前実施例において製造した焼成ミクロスフイアを超安定
化して、次のようにA、A’及びBを含むオクタン触媒
を製造した。
結晶化後、前実施例からの各スラリーのバッチを濾過し
、そして結晶化したミクロスフイア2g当り約2gの水
を用いることにより水洗した。ゼオライトをナトリウム
形で含有するそれぞれ洗浄した濾過残渣を、先ずそれぞ
れの度に結晶化したミクロスフイアを、HNO,の添加
によってpH3。
0〜3.5に維持された3NNH,NO8溶液中に固体
35%でスラリーにし、撹拌しながら180Tに20分
間加熱し、そして濾過することにより、2回のアンモニ
ウム交換をした。炉での乾燥後、試料は典を的にはNa
2Oで表現して約2.5〜4゜0%のナトリウム含量及
び約24.72〜24.74人のゼオライト単位脆サイ
ズを有した。得られた触媒中間体の600gの試料を蓋
をしたコープライト製の焼成皿中に充填し、そして焼成
中の水蒸気を与えるようにH2O100m(2で湿らせ
た。
次いで試料を熱オーブン中に置き、700″Fで2時間
焼成し、冷却せしめ、次いで触媒Aの場合には1100
’Fで2時間、またA′及びBの場合には900下で2
時間焼成し。焼成後、触媒中間体を、前述と同一の方法
により、pH3,0〜3.5で再び2〜3回アンモニウ
ム交換した。触媒Aの場合、焼成して再交換したミクロ
スフイアを7ラツンユ乾燥し、そして回収した。触媒A
′及びBの場合には、乾燥後に触媒中間体を蓋つきのコ
ープライi・製の皿に充填し、25%まで湿めらし、熱
オーブン中に置き、l O00”Fで2時間、2回焼成
した。斯くして触媒A′及び触媒Bは、多分工程のこの
時点において触媒前駆体ミクロスフイアが過去の技術の
ミクロスフイアよりも低含量で発熱により焼成したカオ
リンを有し且つ水蒸気の存在したにおいて焼成を生き残
る能力に関してより安定でないが故に、触媒Bを製造す
る場合に非常に有利であるように見える2段階焼成を用
いて製造せしめた。
第1表におけるデータは、噴霧乾燥前及び焼成後のミク
ロスフイアA及び改変したミクロスフイアBの組成を比
較する。ミクロスフイアAは噴霧乾燥前に約55%の焼
成したカオリンを含有した(このすべては発熱によって
焼成したものである)。
改変されたミクロスフイアBは噴霧乾燥前に約85%の
焼成したカオリンを含有した(これはメタカオリンと発
熱によって焼成したカオリンの混合物であった)。焼成
した粘土並びに水和した粘土は噴霧乾燥中に一定の間隔
をとらない(充填しない)から、改変されたミクロスフ
イアは実質的に大きいマクロポア性を有した。斯くして
、改変されたミクロスフイアはゼオライトの生長に対し
て実質的に大きい空間を有した。ミクロスフイアAは焼
成後に約34%のメタカオリンを含有し、改変されたミ
クロスフイアBは約55%のメタカオリンを含有した。
メタカオリンはゼオライト合成に対する反応性アルミナ
の実体を提供するから、改変されたミクロスフイアはゼ
オライトの生長に対して実質的により多い生長剤を含有
した。
第1表のデータは、噴霧乾燥前のスラリー中の焼成粘土
の量の増加及び焼成後のミクロスフイア中のメタカオリ
ンの量の増加がより多い生長剤とより大きい孔性とをも
たらすことを示す。これらの変化は、さもなければ一般
にゼオライトの約60%以上までの結晶化を妨げる2つ
の束縛を排除し lこ 。
第2表は(実施例Iの)基準及び改変されたミクロスフ
イアの(実施例■の)調製物、並びに比較の目的で評価
される2つの他の(実施例■の)調製物に対する組成を
比較する。4つの組成に着目すると、更なる生長剤及び
更なる孔性が提供される組成だけが70%のゼラオイト
量を達成した。
従って第2表のデータはゼラオイトの生長が生長剤及び
空間の両制限によってミクロスフイア中で制限されるこ
とを示す。
第2図は混合触媒A/触媒A′並びに触媒Bの活性を、
結晶化固体及び焼成法の関数として要約する。第2図の
立方体の左側面は、発熱で焼成した粘土をメタカオリン
より多量に含有するミクロスフイアに基づ<A/A’f
fiの触媒を表わす。立方体の右側面はメタカオリンを
より多量に且つより大きい孔性を有する本発明のミクロ
スフイアを表わす。立方体の底面は(触媒Aを製造する
ために用いたような)1回の焼成工程によって最終生成
物に処理した触媒である。立方体の上面は、触媒A′及
びBを製造ために用いた2回焼成工程を用いて製造した
触媒である。最後に立方体の前面は、ゼラオイトが高固
体スラリー(すなわち2゜1〜2.6の範囲のH20重
量/ミクロスフイア重量)中で結晶化した試料を表わし
、一方後面は低固体スラリー(即ち3.1〜4.4の範
囲のH20重量/ミクロスフイア重量)中で結晶化した
試料を表わす。これらの8つの触媒調製物は、問題の3
つの変数(ミクロスフイアの種類、結晶化の固体、及び
焼成法)の、(第2図にMAT値として報告されている
)最終触媒活性に及ぼす影響を分離し且つ定量化せしめ
うる。
第2図における情報から、ゼオライト含量によって示さ
れる如き触媒Bの有能な全触媒活性は、触媒A及びA′
を結晶化させるために用いたものより低固体で結晶化さ
せる場合にだけ具体化しうろことも明らかになる。また
第2図は、達成される最高の活性が低固体、2回焼成、
触媒B調製物の場合であることも示す。
第3表は種々の結晶化のために用いた化学量論量を示す
第4及び5表は、典型的な触媒A(又はA’)及び触媒
Bの物理的及び化学的性質を比較する。
触媒Bの、より大きい表面積、より小さいマトリックス
表面積、より低い細孔性、及びより高シリカ含量に注目
すると、このすべてがその高いゼオライト対マトリック
ス含量と一致する。
第6表は試験前に接触分解成分を焼成した粘土(ゼオラ
イトを含まない)のミクロスフイアで1:1に希釈する
(米国特許第4,493.902号を参照)MAT(ミ
クロ活性試験)実験に基づく70%転化率での生成物収
率を比較する。焼成した粘土のミクロスフイアの表面積
は10m2/g以下であった。すべての触媒を、米国特
許第4,493.902号に記述されているように試験
前に1350〜1500下の温度下に4時間、100%
の水蒸気で処理した。本明細書に記述されている試験に
用いた軽油がそれぞれ次の性質を有するCTSG○75
又はCTSGO175である以外、MAT試験で使用し
た条件は上記特許に記述されている通りであった。
試料−CTSGO−75軽油 A円比重(@60″F) ラムズポトム(RAMSBOTTOM)カーボン(重量
%) シミュレーション蒸留− 28,21 ,39 反復分析 28.0 0.26 1、 BP 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 95% 分析: 全硫黄(重量%) 金属− 0,61 0,59 Na(ppm) Fe(ppm) Cu(ppm) Mi(ppm) V (ppm) 他の分析: 全窒素 塩基窒素 流動点 パラフィン ナフテン 芳香族 粘度 アニリン点 (ppm)    806 (ppm)    297 (F)      95 (M量%)  41.72 (重量%)27.87 (重量%)  30.41 Cu210″F)  4.015 (@100″F)  26.053 188.5 試料−CTSGO175、軽油 高 29.4 0.30 0.52 79.0 180.0 15.551 3.35 A円@60T ラムズポトムC 全窒素ppm 塩素窒素ppm 硫黄% 流動点(下) アニリン点(下) 粘度210“F 100下 低 29.2 0.21 0.47 73.0 176.0 14.99 3.29 分子量 引火点(下) 金属ぐppm) Fe Na Cu b 0.3 0.3 6.51 7.77 0.1 0.1 0.2 0.2 2.94 4.07 0.1 0.1 シミュレーション蒸留下 (ISTD)  IBP        359EBP
       1.004 第6表におけるデータから、混合触媒Bのコーク生成は
同様の混合触媒Aより約10%低くかったことがわかる
。同様の物質の他の研究室での試験は、同様の混合触媒
Aと比べて混合触媒Bの場合に乾燥ガス生成の減少並び
にコークの減少を明らかにしたけれど、他の相違は見ら
れなかった。
多量の焼成した粘土を含む噴霧乾燥した供給物の概念を
用いることなしに、許容しうる高マクロポア性及び適当
な酸溶解度を有する改変されたミクロスフイアを製造す
ることが可能であると忠われる。焼成した粘土と同様に
、水和カオリン粘土の大きさが粗いはど噴霧乾燥中に十
分充填されない。斯くして実施例で用いる如き発熱によ
って焼成した粘土を同一量(例えば37%)で用い、メ
タカオリンを除外し、そして発熱を受けて焼成したカオ
リン、メタカオリン、又は水和したカオリンを含有する
噴霧乾燥機供給物を用いる場合に好適に使用するものよ
りも粗い水和したカオリンで細かい大きさの水和した粘
土(例えば2ミクロン以下約80%のカオリン)を代替
することが可能である。粗い水和粘土の例は約4,5〜
5.7ミクロンの範囲の平均粒径を有し及び2ミクロン
より細かい粒子約16〜33重量%を含有するノカーブ
(N okarbTM)及びASP■400カオリンで
ある。ASP0400カオリン及びカオリン粘土粗製物
の同様の粗い粒径画分はカオリンプレート(plate
)のブックレット(t)ooklet)又はスタック(
stack)の優位が特徴である。カオリン粘土の粗い
粒径画分の使用は焼成したミクロスフイア中に所望の量
のメタカオリンを提供するであろうが、噴霧乾燥機供給
物中の高価な焼成粘土の量を減じよう。
本発明の触媒B及び他のオクタン触媒はより高い活性及
び/又はより低いコーク及びガス生成が所望の分解触媒
組成物に有用であり、しかもこれは触媒A及びA′の優
秀なオクタン能力を維持する。また例えば第7902号
の特許に記述されているような方法により、結晶化後に
高量の希土類とのイオン交換で後処理した本発明の希土
類型触媒は、例外的に高い活性が探究されるが、FCC
ガソリン生成物のオクタン評価が第1の重要性でない場
合に有用である。
本発明の触媒を用いるFCC装置の運転に有用な条件は
技術的に良く知られており、本発明の触媒を用いる場合
に考慮される。これらの条件は本明細書に参考文献とし
て引用されるキャタル・レブ(catal、R,ev、
−3C1,ENG) 、 l 8 (1) 。
1〜150 (1978)を含む多くの文献に記述され
ている。
メタカオリンからなる或いは完全に焼成したカオリン及
びメタカオリンの混合物からなるミクロスフイアの全酸
溶解度を決定するのに次の試験を用いた。試験に際して
は試料1gを50%HCIに浸し、濾過残渣を1000
°Cで燃焼し、残渣を秤量した。酸溶解度の%は重量損
失から計算した。
燃焼での損失は揮発性成分の補正のために得た。
燃焼での損失(LOI)を決定するために次の装置を用
いた: ■、容量3QmQの巾の広い形で蓋つきの磁性ルツボ; 2.1000°C又はそれ以上まで操作しうる温度調節
器及び表示器つきのマツフル炉;3、活性乾燥剤を含む
乾燥器:及び 4.0.1mgまでの感度の分析用天秤。
LOIを決定するための方法は以下の通りである: 1、.1ooO°Cで10分間燃焼し且つ乾燥器中で冷
却することによって用いる磁性ルツボ及び蓋を準備する
2、試料1gを風袋を秤ったルツボに移し、0゜1、 
m g内まで正確に秤量する。
3、マツフル炉中において400℃下に30分間予備燃
焼させ、マツフルの温度を上昇させ、そして1000℃
で1時間燃焼させ続ける。
4、ルツボを乾燥器に移し、室温まで冷却し、そして秤
量する。
5、試料の真の重量損失を計算し、%に転換する。
最初の試料重量g LOIに対する補正した酸溶解度の測定は次の装置を使
用した: J1時計皿と撹拌棒を備えた容量250m12のパイレ
ックス製ビーカー 2、ゴムつきポリスマン。
3、フィッシャー(F 1scher)カタログ番号0
8−227−IBのセラス(S etas)濾過層、容
量30mQ、中フリット付きの磁性ルツボ。
4、フィッシャーカタログ番号08−285の水ルツボ
・ホルダー又は同等物。
5、フィッシャーカタログ番号1O−180Fの真空源
適用の容ftlooom4のフラスコ。
6、フィッシャーカタログ番号11 499cのリンド
バーグ・ホットプレート又は同等物。
7.0.1mgまでの感度の分析用天秤。
8、活性乾燥剤を含む乾燥器。
9.1000℃又はそれ以上まで操作しうる温度調節器
及び表示器つきのマツフル炉。
10、フィッシャーカタログ番号15−337−1の卓
上超音波洗浄器又は同等物。
試剤(すべてAC3試剤級) 1.濃度37%の塩酸HCI。
2、濃度70%の硝酸HNO,。
特別な溶液 1.5%(v / v )塩酸、HC1゜2、l : 
I (v/v)塩酸、HCI。
方法 1、セラス磁性ルツボを5%HCl、次いで吸引下に脱
イオン水でゆすぐ。マツフル炉中において400°C下
に15分間予備乾燥する。1000°Cに設定されたマ
ツフル炉へ移し、10分間燃焼させる。乾燥器に移し、
室温まで冷却し、分析用天秤で秤量して風袋を得る。
2、試料1g±O,Imgを秤り、撹拌棒と時計皿を備
えた250mρのビーカーに移す。
3、I : IHC150mQを移す。
4、ビーカー及び内容物をポットプレートに移し、沸と
うするまで加熱し、1時間沸とうさせ続ける。
5、ビーカーをホットプレートから下ろし、冷却する。
6、セラス磁性ルツボを通して濾過する。
7、ビーカー、時計皿、及び撹拌棒を注意深くきれいに
し、そして残渣を5%HCIによりセラス磁性ルツボに
定量的に移す。
8、残渣を熱5%HCIの20mQで10回洗浄し、そ
の度毎にルツボを乾燥させる。注。濾液は透明でなけれ
ばならない。そうでないならば、この分析を止め、繰返
さなければならない。
9、セラス磁性ルンポを400°Cに設定したマツフル
炉に移す。
10、ルツボをマツフル炉中において400°Cで15
分間燃焼させる。
11、セラス磁性ルツボを1000°Cに設定したマツ
フル炉に移し、30分間燃焼させ続ける。
12、ルツボを乾燥器に移し、室温まで冷却させる。
13、ルツボを秤量し、「ルツボ+残渣」として記録す
る。
14、全酸溶解度%(TAS)を次のように計算する: すべての重さはgである: び11.14節に特定する如き0.975の補正を使用
しなかった。
試料重量(vf) 但しRW=(ルツボ+残渣)−(ルツボの風袋)、及び 触媒のゼオライト表面積を決定するためにASTM標準
試験法の改変法を用いた。これは細孔に帰せられる触媒
の全面積、触媒のマトリックス面積及び触媒のゼオライ
ト面積の決定を包含する。
マトリックスに対するデ・ポク(de Bock) t
 −プロット表面積を計算するために用いるデータを集
めるために0.08.0.10.0.14,0.17及
び0.20のP / P o値を用いた。全表面積を計
算するために0.02.0.03及び0.04のP /
 P o値を用いた。D−4365−85の改変法は、
第11..15節における細孔面積=BET面積−を面
積の式を用いる場合、第11.4及第1表 噴霧乾燥前の混合物における焼成しt;粘土の量及び焼
成後のメタカオリンの量の、改変されIこミクロスフイ
アの性質に及ぼす影響 基準   改変MS 噴霧乾燥前+11 焼成した粘土 スピネル       55.4    36.9メタ
カオリ7    0    46.2小計      
 55.4   83.1水和カオリン     36
.9    9.2珪酸ナトリウム結合剤 7.7  
  7.7焼成後′2+ メタカオリン     33.5   54.8スピネ
ル       58.4    37.4結合剤  
      8.1    7.8小計       
 1.00    100酸可溶物+31      
18.2   28.0マクロポア性”’     0
.48   0.65(1)  乾燥基準 (2)VF基準 (3)  エンゲルノ\ル)試験法1540.13(4
)600〜20に人、水銀による細孔直径第2表 供給物スラリーの組成の、触媒の性質に及ぼす影響更な
るために改変したミクロスフイア 基−準 四二哩 忠丞ヱ 孔性及び生長剤噴霧乾燥前 焼成した粘土 メタカオリン    0   32.3  0スピネル
カオリン 55.4  55.4  36.9小計  
   55.4  87.7  36.9水和粘土  
   36.9  4.6  55.4焼成後 メタカオリン   33.5  36.5  51.6
スビネル      58.4  55.7  40.
0酸可溶性アルミナ 18.2  19.6  27.
2マクロポア性    0.48  0.63  0.
47結晶化度 最大ゼオライト   52   57   61表面積
”’     660  659  624(1)低P
 / P o範囲における多点BET46.2 36.9 83.1 9.2 54.8 37.4 28.0 0.65 第3表 種々の固体量における高ゼオライト及び対照調製物に対
して使用される結晶化の化学量論量の比較対照   高
ゼオライト 低固体 ミクロスフイア      2.2      ]、、
7S i O2/ N a 20     1−9  
   2.1S i O2/ A I to 3235
     339H20/ N a 20      
7.l       7−1ゼオライトの生長、%  
 6474 中固体 ミクロスフイア/ N a、 、0 2.9     
3.03i02/Na2O1,71,9 S i O2/ A I□o、      169  
   179Hto / N a to       
7.5     7.5ゼオライトの生長、%   6
479 高固体 ミクロスフイア/ N a、 so  3−5    
 3−7S i 02/ N a 20     1.
6     1−7SiO□/A + zox    
 125     1301420 / N a 20
      7.4     7−7ゼオライトの生長
、%   6672 注: S i O!、 A ! 20 s及びNano
は種を含むが、ミクロスフイアを排除する 第4表 種々のゼオライト含量のオクタン触媒の物理性実験触媒
 社興 ・ゼオライト・インデックス(%)     45−5
0  35−40・単位脆サイズ(人)       
    24.60  24.60・見かけのかさ密度
(g/cc)       0.80  0.85・全
表面積(m”/g)           580  
 480・マトリックス表面積(m”/g)     
 1.15   130・ゼオライト/マトリックス表
面積比  4.0   2.7・耐摩耗性 ・EAI、重量%/秒         0.6   
0.40−ラー                76
−7・N2細孔径分布 25−100 A (cc/g)        0.
10  0.1425−600 A (cc/g)  
      O,1,20,15合計   (cc/ 
g)        0.31  0.27・Hg細孔
径分布 40 100 A (cc/g)        0.
08  0.1240−600 A、 (cc/g) 
       O,]、2  0.14合計   (c
c/ g)        0.30  0.26第5
表 種々のゼオライト含量を有するオクタン触媒の化学性(
すべての値は重量%VF基準) 実験触媒    対照 A1□0.    33.0     40.0Si0
.     65.0     57.ON a to
      O−30,3T i 02     1.
3      1.7Fe、0.     0.3  
    0.4第6表 種々のゼオライト含量のオクタン触媒の選択性実験結果
  朋 乾燥ガス(c2−)       1..8    1
.8LPG(cニーc、)        14.4 
   14.2ガソリン(cs−421oF)    
50−0    49.7LCO(421−602oF
)     18.2    18.2釜残(602+
oF)      11.8    11.8コーク 
         3.8     4.3すべての値
は重量%、油供給的基準。
MATは分解触媒及び不活性なMSの1:1混合物で行
なった。
本発明の特徴及び態様は以下の通りである。
1、、(a)  その特徴的な発熱によって焼成したカ
オリン粘土及び水和したカオリン或いは水和したカオリ
ン粘土及びメタカオリンの混合物を、下の工程(c)後
に、22〜42%の範囲の酸溶解度と0.50〜0.7
0cc/gのHgの細孔容量を有する焼成された粘土の
ミクロスフイアとなるような割合で含有する水性スラリ
ーを生成し;(b)  この水性スラリーを噴霧乾燥し
てミクロスフイアを得; (c)  工程(b)で得たミクロスフイアを、ミクロ
スフイアの水和したカオリン粘土を実質的にメタカオリ
ンに転化するのに十分であるが、メタカオリン又は水和
したカオリンがその特徴的なカオリン発熱に会うのに不
十分である温度及び時間で焼成し; (d)  工程(c)で得られたミクロスフイアを珪酸
ナトリウム及び水と混合して、焼成した粘土のミクロス
フイアの、珪酸ナトリウムを含む水溶液中アルカリ性ス
ラリーを得; (e) この焼成した粘土のミクロスフイアのスラリー
を、ミクロスフイアの且つナトリウム形の少くとも約7
0重量%のY−ファウジャザイ)・を結晶化させるのに
十分な時間及び十分な温度に加熱し; (f>  少くとも約70重量%のY−ファウジャザイ
)・を含むミクロスフイアを、その母液の少くとも主部
分から分離し;そして (g)  工程(f’)で分離したミクロスフイア中の
ナトリウムカチオンをアンモニウム又は希土類カチオン
或いはその双方で置換する、 工程を含んでなる高ゼオライト含量の流動接触分解触媒
の製造法。
24工程(a)のスラリーが結合剤有効量の珪酸ナトリ
ウムも含有する上記lの方法。
3、少くとも実質的にその特徴的な発熱によって焼成し
た粘土が実質的にムライトを含まない上記1の方法。
4、発熱によって焼成したカオリンが工程(a)におい
て約30〜40重量%の範囲の量で存在する上記1の方
法。
5、珪酸ナトリウトが工程(a)において8〜15重量
%の範囲の量で存在する上記1の方法。
6、スラリーの固体含量が工程(a)において33〜4
6の範囲にある上記Iの方法。
7、工程(d)においてミクロスフイアと混合される珪
酸ナトリウムが、約2.7〜4,0の5i02/ALO
,のモル比を有するミクロスフイアが工程(e)で得ら
れるような量で存在する上記Iの方法。
8、アルミノ珪酸ナトリウムの種を工程(d)で生成し
たスラリー中に含有せしめる上記lの方法。
9、工程(e)の結晶化工程の開始時における水と粘土
ミクロスフイアの重量比が約2.1〜4.4である上記
1の方法。
10、工程(e)の結晶化工程の開始時における溶液相
でのNa2O/SiO,のモル比が約0.46〜057
であり、及び工程(e)の結晶化工程の開始時における
溶液相でのSin、の粘土ミクロスフイアに対する重量
比が約0.46〜l、20である上記lの方法。
11.70重量%以上のYファウジャサイトが工程(f
)においてミクロスフイア中で結晶化する上記lの方法
12、少くとも75重量%のY7アウジヤサイトが工程
(e)においてミクロスフイア中で結晶化する上記lの
方法。
13、(a)  少くとも70重量%のYファウジャサ
イトを含有するミクロスフイアを、その母液の少くとも
主部分から分離し: (1))工程(e)において分離したミクロスフイア中
のナトリウムカチオンをアンモニウムイオンで置換し; (c)工程(a)からのミクロスフイアを水蒸気の存在
下に焼成してナトリウムイオンの遊離を容易にし; (d)  このミクロスフイアをアンモニウムイオンと
更に交換してNano含量を1%以下まで減少させ、そ
して (e)  更にミクロスフイアを焼成してゼオライトの
単位胞サイズを減する、 工程を含む上記lの方法。
14、(a)  焼成したカオリン粘土の密着したミク
ロスフイアを製造し、但し該ミクロスフイアがメタカオ
リン約55重量%及び少くとも実質的Iこその特徴的な
発熱によって焼成したカオリン粘土約30〜40重量%
から本質的になり、また該ミクロスフイアが22〜42
%の範囲の酸溶解度及び0.50−0.70cc/gの
Hg細孔容量を有し: (b)  工程(a)のミクロスフイアを水溶性珪酸ナ
トリウム及び水と混合して、焼成した粘土のミクロスフ
イアの、珪酸ナトリウムを含む水溶液中アルカリ性スラ
リーを得、但し該珪酸ナトリウムを、下の工程(f)に
おいて約2.7〜4.0のSiO□/ A Qz 03
モル比を有するミクロスフイアが得られるような量で付
与し; (c)  下の工程(d)に先立ってゼオライト開始剤
を(b)のミクロスフイアのスラリーに添加し=(d)
  焼成した粘土のミクロスフイアのスラリーを、ミク
ロスフイアの70重量%以上のY−フアウジヤサイトが
結晶化するのに十分な時間、十分な温度に加熱し、但し
該Y〜ファウジャサイトがナトリウム形であり; (e)  少くとも約70重量%のY−フアウジヤサイ
トを含有するミクロスフイアを、その母液の少くとも主
部分から分離し;そして (f)  工程(g)で分離したミクロスフイア中のナ
トリウムカチオンをアンモニウム又は希土類カチオン又
は双方で置換する、 工程を含んでなる流動接触分解触媒の製造法。
15.72重量%以上のY7アウジヤサイトが工程(c
)においてミクロスフイア中で結晶化し、また工程(b
)の開始時におけるミクロスフイアと水の比が2,1〜
4.4の範囲にある上記13の方法。
16、上記Iの方法で製造した流動接触分解触媒。
17、上記13の方法で製造した流動接触分解触媒。
18、SiO,及びA 4x 0395重量%以上、単
位胞サイズ約24.60A単位又はそれ以下、全表面積
500 m2/g以上、ゼオライト/マドリンフ3表面
積比約4/1、及びEAI値1%/秒以下と分析される
ミクロスフイアを含んでなる高オクタン価ガソリンを製
造するための流動接触分解触媒。
19、約2/lのSiO□/AQ、03の重量比を有す
る上記18の触媒。
20.40〜100人の範囲において細孔約0゜08c
c/g及び40〜600人の範囲において細孔約0.1
2cc/gのHg細孔径分布が特色の上記18の触媒。
21、ゼオライトを含まない焼成したカオリン粘土の実
質的に触媒不活性なミクロスフイアと混合して存在する
上記18の接触分解触媒。
22、焼成した粘土の該ミクロスフイアがIOm 27
 g以下の表面積を有する上記21の接触分解触媒。
23、実質的に触媒的に不活性なミクロスフイアの焼成
した力詞リン粘土のミクロスフイア或いはカオリン粘土
及び酸化マグネシウム源の混合物を焼成することにより
得られるミクロスフイアの凡そ同重量と混合する上記1
8の接触分解触媒。
24、触媒として上記lの触媒を用いるガソリンを製造
するための軽油原料の接触分解法。
25、触媒として上記18の触媒を用いる高オクタン価
ガソリンを製造するための軽油原料の接触分解法。
26、上記21の触媒を触媒として用いることを含んで
なる軽油原料の接触分解で高オクタン価ガソリンを製造
する方法。
27、上記23の触媒を触媒として用いることを含んで
なる軽油原料の接触分解で高オクタン価ガソリンを接触
する方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、左において過去の技術によって製造されるオ
クタン触媒(触媒A及び触媒A′で表示)の2つの変化
に対する一般的な製造工程を示し、また右において本発
明のオクタン触媒、触媒Bを製造するための一般的な製
造工程を例示し、そして 第2図は混合した触媒A及びA′並びに触媒Bの、結晶
化固体及び焼成法の関数としての活性を要約する。 第1図 オクタン肛4の隻 軟5束j夫 エキ汐斐グトリウム ↓ 水和、和土→[二■!]←スピネル$υ上工毛西ンナト
ワウベ 身中          甲←五虹汐斐ナトリ弘匣αコ ↓ ↓ 9ご)154りJ3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)その特徴的な発熱を経て焼成したカオリン粘
    土及び水和したカオリン或いは水和したカオリン粘土及
    びメタカオリンの混合物を、下の工程(c)後に、22
    〜42%の範囲の酸溶解度と0.50〜0.70cc/
    gのHg細孔容量を有する焼成された粘土のミクロスフ
    イアとなるような割合で含有する水性スラリーを生成し
    ; (b)この水性スラリーを噴霧乾燥してミクロスフイア
    を得; (c)工程(b)で得たミクロスフイアを、ミクロスフ
    イアの水和したカオリン粘土を実質的にメタカオリンに
    転化するのに十分であるが、メタカオリン又は水和した
    カオリンがその特徴的なカオリン発熱に会うのに不十分
    である温度及び時間で焼成し; (d)工程(c)で得られたミクロスフイアを珪酸ナト
    リウム及び水と混合して、焼成した粘土のミクロスフイ
    アの、珪酸ナトリウムを含む水溶液中アルカリ性スラリ
    ーを得; (e)この焼成した粘土のミクロスフイアのスラリーを
    、ミクロスフイアの且つナトリウム形の少くとも約70
    重量%のY−フアウジヤサイトを結晶化させるのに十分
    な時間及び十分な温度に加熱し; (f)少くとも約70重量%のY−フアウジヤサイトを
    含むミクロスフイアを、その母液の少くとも主部分から
    分離し;そして (g)工程(f)で分離したミクロスフイア中のナトリ
    ウムカチオンをアンモニウム又は希土類カチオン或いは
    その双方で置換する、 工程を含んでなる高ゼオライト含量の流動接触分解触媒
    の製造法。 2、(a)焼成したカオリン粘土の密着したミクロスフ
    イアを製造し、但し該ミクロスフイアがメタカオリン約
    55重量%及び少くとも実質的にその特徴的な発熱を経
    て焼成したカオリン粘土約30〜40重量%から本質的
    になり、また該ミクロスフイアが22〜42%の範囲の
    酸溶解度及び0.50〜0.70cc/gのHg細孔容
    量を有し;(b)工程(a)のミクロスフイアを水溶性
    珪酸ナトリウム及び水と混合して、焼成した粘土のミク
    ロスフイアの、珪酸ナトリウムを含む水溶液中アルカリ
    性スラリーを得、但し該珪酸ナトリウムを、下の工程(
    f)において約2.7〜4.0のSiO_2/Al_2
    O_3モル比を有するミクロスフイアが得られるような
    量で付与し; (c)下の工程(d)に先立つてゼオライト開始剤を(
    b)のミクロスフイアのスラリーに添加し;(d)焼成
    した粘土のミクロスフイアのスラリーを、ミクロスフイ
    アの70重量%以上のY−フアウジヤサイトが結晶化す
    るのに十分な時間、十分な温度に加熱し、但し該Y−フ
    アウジヤサイトがナトリウム形であり; (e)少くとも約70重量%のY−フアウジヤサイトを
    含有するミクロスフイアを、その母液の少くとも主部分
    から分離し;そして (f)工程(g)で分離したミクロスフイア中のナトリ
    ウムカチオンを、アンモニウム又は希土類カチオン又は
    双方で置換する、 工程を含んでなる流動接触分解触媒の製造法。 3、特許請求の範囲第1項記載の方法で製造される流動
    接触分解触媒。 4、SiO_2及びAl_2O_395重量%以上、単
    位胞サイズ約24.60Å単位又はそれ以下、全表面積
    500m^2/g以上、ゼオライト/マトリックス表面
    積比約4/1、及びEAI値1%/秒以下と分析される
    ミクロスフイアを含んでなる高オクタン価ガソリンを製
    造するための流動接触分解触媒。 5、触媒として特許請求の範囲第1項記載の触媒を用い
    るガソリンを製造するための軽油原料の接触分解法。 6、触媒として特許請求の範囲第4項記載の触媒を用い
    る高オクタン価ガソリンを製造するための軽油原料の接
    触分解法。
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