JPH02189594A - 電子楽器の制御装置 - Google Patents

電子楽器の制御装置

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JPH02189594A
JPH02189594A JP1010662A JP1066289A JPH02189594A JP H02189594 A JPH02189594 A JP H02189594A JP 1010662 A JP1010662 A JP 1010662A JP 1066289 A JP1066289 A JP 1066289A JP H02189594 A JPH02189594 A JP H02189594A
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musical instrument
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musical
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JP1010662A
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Hitotsugu Kato
仁嗣 加藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野1 この発明は電子楽器の制w装置に関し、特に、アフター
タッチ入力を音源の生成する楽音に反映させるための制
御技術に関する。
C従来技術とその問題点J 歴史的に電子楽器はm盤タイプのものを中心として発展
してきた。必然的に、鍵盤タイプの電子楽器の制御装M
(代表的にはマイクローンピユータ)は、楽器の操作子
が鍵盤タイプ(鍵盤、ペングー、モジュレーションウィ
ール、ペダル等)であることを考慮して2それに適した
音源制御を行うことが、常に課題であり、そのため努力
が続けられてきた。また、電子楽器間の通信技術、例え
ばM I  D  I  (Musical  Ins
trument  Digital  Interfa
ce)についても、!!盤タイプの電子楽器に対する考
慮が払われてきた。
しかしながら、近年、鍵盤タイプ以外の電子楽器も普及
しつつあり、特にギタータイプの電子弦楽器、リードタ
イプの電子管楽器などが実用化されている。そして、ユ
ーザーサイドではこれら各種の電子楽器を相互接続して
、演奏を行うこともしばしば行われており、音楽の表現
世界が広められている。
残念ながら、外部の電子楽器をコントローラ(演奏入力
装置)としてMIDI等で接続可能な音源付きの電子楽
器は、その制御装置が鍵盤タイプの演奏入力装置を対象
として構成されているため、任意のタイプの演奏入力装
置に充分対応することができない、伝統的な楽器におい
て、鍵盤等に対する奏法と管等に対する奏法との間には
大きな相異があり、更には各奏法によって奏者が表現し
ようとする音楽空間、楽器の反応の仕方も全く別である
。電子楽器の応用においても、奏法の基本的な相異によ
り音源の反応の仕方が相違し、奏者の意図する効果が表
現されることが望まれることはいうまでもない。
例えば、アフタータッチデータはmuタイプでは、押鍵
後の社用力によって検出される。−・方、管(ウィンド
)タイプではアフタータッチはプレスセンサー及び/ま
たはリップセンサーからの出力によって与えられる。鍵
盤タイプを演奏入力の対象とする制御装置は、アフター
タッチ入力に対し、楽音の特性(例えば音量)を直線的
に変化させる制御を行う、管楽器奏者はアフタータッチ
データによって示される息の強さに対して、音量が直線
的に変化することを必ずしも期待しない、この結果2w
I盤タイプを対象とする制御装置に管タイプの電子楽器
を演奏入力装置として接続して使用した場合には、奏者
にとって満足のいかない演奏表現となってしまう問題が
あった。
[発明の目的] したがって、この発明の目的は奏法の基本的な相違に従
い、特に、管に対する奏法の場合にも奏者が意図するよ
うなアフタータッチ効果を与えることができる電子楽器
の制御装置を提供することである。
[発明の構成、作用] この発明は、上記の目的を達成するため、管楽器演奏モ
ードを含む複数の楽器演奏モードを切り換えて選択する
モード選択手段と、このモード選択手段にて選択された
楽器演奏モードを記憶するモード記憶手段とを設け、受
信されたアフタータッチデータを基に、楽音の特性を制
御する制御データ発生手段が、上記モード記憶手段の示
す選択された楽器演奏モードが管楽器演奏モードか否か
により、異なる態様で制御データを生成するようにした
ことを特徴とする。
この構成の場合、管楽器の操作子で演奏を行う場合には
管楽器演奏モードが選択され、この演奏モードに固有の
仕方で楽音の特性を制御する制御データが生成されるの
で、演奏者の期待するようなアフタータッチ効果を容易
に与えることができる。
好ましい構成例では、アフタータッチデータに対する感
度データによってアフタータッチデータが変更される。
更に、管楽器演奏モード時の制御データを生成するため
に、データ変換テーブル手段が用意される。そして、管
楽器演奏モードが選択されているとき、制御データ発生
手段は感度データの取り得る全範囲の少なくとも一部の
範囲に対して上記データ変換テーブル手段を参照して制
御データを発生する。
制御データは音量、音高、音色等、楽音の任意の要素に
対する制御パラメータであり得る。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
く全体構成〉 この発明の特徴を組み込んだ電子楽器1の全体構成を第
1図に示す、鍵gil−1では、操作された鍵の情報と
して、キーコードを始めとして押鍵速度、離鍵速度デー
タ及び押鍵後の対圧データ(鍵盤におけるアフタータッ
チデータ)を検出し、本電子楽器1の制御装置としての
マイクロコンピュータ(CPU)1−2に送出する。ス
イッチ1−3は一連の機能スイッチから成り、各スイッ
チの状態はマイクロコンピュータ1−2に送られて処理
される。コントローラ1−4j±鍵盤l以外の演奏用操
作子を構成するものであり、演奏中の楽音のピッチを変
更するためのペングーホイール、トレモロの深さを変更
するためのモジュレーションホイール、予め設定された
工ないし複数の楽音構成要素に対して作用するためのデ
フアイナブルホイール等の操作子を含み、各操作子デー
タはマイクロコンピュータ1−2に送られる0表示部1
−5はLEDやLCD (液晶)デイスプレィ等から成
り、マイクロコンピュータ1−2の制御の下に、現在の
演奏状態、電子楽器1の動作状態(システム状態)、設
定データ等を表示する。
MIDII−6はマイクロコンピュータ1−2が外部の
電子楽器、シーケンサ等との間でデータの通信を行うの
に用いられる外部インターフェースである。もう1つの
外部インターフェース1−7はマイクロコンピュータl
−2とICカードとのインターフェースであり、マイク
ロコンピュータ1−2はこの外部インターフェース1−
7を介してICカードからデータまたはプログラム等を
取り込んだり、ICカードにデータまたはプログラムを
書き込んだりする。マイクロコンピュータ1−2はRO
Ml−8とRAMl−9を有し、ROMl−8には本電
子楽器lを動作させるためのプログラムや、音色データ
、演奏データなどが記憶され、RAMl−9にはプログ
ラムの実行中に使用するデータ、例えば音色データ、音
色制御用データ、演奏データ、演奏状態データなどが一
時的に記憶される。
音源1−1Oはマイクロコンピュータ1−2の制御の下
に複数のヴオイスの楽音信号を発生する。音@1−10
としては1例えば、特願昭62−249467号に示す
ような1PD(インターラクティブ位相歪み方式)の音
源が使用できる。音源1−10の生成したデジタル楽音
信号は系統別(ここでは2系統)にD/A変換器1−1
1に送られ、各系統のアナログ楽音信号に変換される。
D/A変換器1−11からの各系統のアナログ楽音信号
はマイクロコンピュータ1−2によって制御されるパン
ニング効果発生器1−12に入力される。パンニング効
果発生器!−12は、入力される各系統のアナログ楽音
信号を相補的に振幅制御する対のVCAを2組(2系統
分)有しており、計4つのVCAのうち、2つずつのV
CA出力をミックスしてステレオの右チャンネルと左チ
ャンネルの信号を形成する。これにより、系統別に音像
の定位が制御される。パンニング効果発生器1−12か
らの各ステレオチャンネル信号はフィルター1−13で
不要周波数成分が除去され、アンプ1−14で増幅され
た後、左右のスピーカ1−15から放音される。
く基本動作〉 次に、電子楽器lの基本的な動作について、第・2A図
〜第2F図を参照して説明する。
第2A図は一定周期ごとに起動される第1のタイマー割
込ルーチンであり、このルーチン2−1−1において、
鍵盤1−1の状態と、スイッチ1−3の各スイッチ状態
がマイクロコンピュータ1−2に取り込まれる。
第2B図は第2のタイマー割込ルーチンであり、ステッ
プ2〜2−1でコントローラl−4のデータがマイクロ
コンピュータl−2に取り込まれ、前回のフン)ey−
ルデータとの比較から、コントロールデータの変化の有
無が調べられ、変化した場合にはコントロールデータ変
化処理2−2−2が実行される0次のステップ2−2−
3では、LFOビブラートを実現するための演算が実行
される。すなわち、ビブラートに作用するデータ(基準
レート、基準デプス、どプラートパラメータ変調用のコ
ントロールデータやMIDIデータ)から、現在のビブ
ラートデータを生成する。
次にステップ2−2−4ではシステムのピッチ変更設定
状態に従いLFOビブラート、MIDIデータ、コント
ロールデータにより、楽音のピッチを変更することを実
現するための演算を行い、結果を音[1−10に送って
、ピッチのflj制御を行う0次にステップ2−2−5
ではLFO)レモロ(グロール)を実現するためのデー
タの演算(コントロールデータまたはMIDIデータが
トレモロあるいはグロールに対して変調をかけている場
合に必要な演算処理も含まれる)を行う0次にステップ
2−2−8ではLFO)レモロ、MIDIデータ(例え
ばアフタータッチデータ)、コントロールデータが実際
に楽音の音色、音量を変更することを実現するための演
算を行い、結果を音源1−10に送って楽音の音色、音
量を制御する。
最後のステップ2−2−7ではパンニング効果を発生さ
せるためのパンデータ作成処理が行われる。
第2C図は第3のタイマー割込ルーチンであり、このル
ーチン2−3−1で、fR1図のパンニング効果発生器
1−12に対し、実際に効果を実現させるためにマイク
ロコンピュータ1−2から制御信号が送られる。
第2D図はMIDIデータが送られてきたときに、MI
DIインターフェース1−6からの割込によって起動さ
れるMIDI受信処理ルーチン2−4−1であり、ここ
では受信のための処理(RAM1−9」二のMIDI関
係バッファ上へのデータセット等)を行うのみである。
第2E図はMIDIデータを外部の電子楽器等に対して
送ったときにMIDIインターフェース1−6からの割
込によって起動されるMIDI送信処理ルーチン2−5
−1であり、これにより、MIDIデータの伝送速度が
維持される。
1@2Flfflは、マイクロコンピュータ1−2のジ
ェネラルフロー(メインプログラム)を示したものであ
る。始めに、電源が入ると、イニシャライズルーチン2
−6−1に入り、ここで、音源1−6に対する初期設定
や、表示部1−5への初期表示データの設定、各制御デ
ータ、演算用データ等の初期設定が行われる。ステップ
2−6−2においては、鍵g1/スイッチのデータ取込
の割込ルーチン(第2A図)の結果を参照してスイッチ
の状態変化を判別し、変化有りの場合にはスイッチ変化
処理ルーチン2−6−3を実行する。このルーチン2−
6−3では、演奏モードの設定、音色データの設定、M
IDI創御データの設定、パン制御データの設定、音源
1−10に対する楽音制御用データの設定1表示部1−
5への表示データの設定、コントロールデータの初期設
定、パンニング効果発生器1−12に対する制御、IC
カードの外部インターフェースl−7とのデータまたは
プログラムの授受、MIDIインターフェース1−8の
制御などがシステムの状態(以下、メニューという)に
従って実行される。
次にステップ2−6−4で、MIDIインターフェース
l−6からMIDIデータの入力があったかどうかを、
MIDI受信ルーチン2−4−1(第2D図)で設定さ
れる検査フラグを参照して判別し、入力有りの場合はM
IDI  IN処理ルーチン2−6−5を実行する。こ
の入力処理ルーチン2−8−5では、MIDI入力デー
タを識別し、その結果に従い対応する内部演奏モードの
変更、音色データの変更、パン制御データの変更、楽音
制御データの変更、楽音の制御(ノートオン/オフ等)
1表示データの制御、MIDIインターフェース1−8
の制御などがメニューや設定データに従って実行される
次に、ステップ2−6−6では鍵盤l−1の状態変化、
すなわち押鍵の有無、離鍵の有無等が割込ルーチン2−
1−1 (第2A図)の処理結果から判別され、変化有
りの場合には、社交化処理ルーチン2−6−7において
押、離鍵に伴うデータの変更、発音の割当、発音処理、
消音処理、MIDIインターフェース1−6の制御など
が行われる。
く楽音制御用データ設定〉 第3図は楽音制御用データの設定例を示したものである
。この設定はスイッチ1−3の操作または、外部からの
MIDIデータを通して行われる0図において、センス
は0〜99の値をとる感度データであり、アンプバイア
スは楽音の音量、音色を制御するパラメータ(iPD音
源の場合、1つのヴオイス即ち発音チャンネルは複数の
モジュールのプログラマブルな接続形態(発育アルゴリ
ズム)によって構成され、楽音の出力として使用される
モジュールにとっては、アンプバイアスはそのモジュー
ルの楽音の振幅、すなわち音量に対するバイアス成分で
あり、他のモジュールの入力に使用される楽音成分を出
力するモジュールにとってはアンプバイアスは発音チャ
ンネルの最終出力楽音の音色を変化させるバイアス成分
として働く)、ビブラートデプスはLFOのビブラート
の深さ、すなわち周波数の変動幅を意味する。アフター
タッチ、モジュレーションホイール、デフアイナブルコ
ントローラ、フットポリウムはコントローラ(操作子)
の項目であり、各コントローラが楽音パラメータ(ここ
ではアンプバイアス。
ビブラートデプス)に作用するか否か、すなわち、楽音
パラメータを変調するか否かが図示の各ます内のON、
OFFに従って定められる0図の例では1例えば、アフ
タータッチはアンプバイアスを最大の感度99で変調す
るコントローラ(コントロールデータ)になっている、
ここに、アフタータッチデータは、電子楽器1本体の鍵
盤1−1の操作時の対圧に基づくデータ、外部の電子鍵
盤楽器からMIDIID−マットで送られている同様の
データ、外部の電子管楽器に対するプレス操作に基づい
て発生し、MIDIID−マットで送られてくるデータ
、あるいは外部の電子弦楽器に対する弦操作に基づいて
発生し、MIDIID−マットで送られてくるデータで
あり得る。
通信インターフェースとしてのMIDIインク−フェー
ス1−6を介して接続される外部電子楽器(コントロー
ラ)は任意である。アフタータッチはある場合には、息
の強さを表わす情報であり、ある場合には対圧を表わす
情報であり、更にある場合にはその他の演奏操作状態を
表わす情報である。この発明では、これらの点に鑑み、
電子楽器に楽器演奏モードを切り換える機能を組み込む
とともに、アフタータッチに関し、楽器演奏モードに応
じて、特に管楽器演奏モードを配慮して最適な制御が行
われるようにしている。
以下、実施例についてこれらの点がどのようにして実現
されているかを詳細に説明する。
く楽器演奏モード設定〉 まず、第4図〜第6図を参照して楽器演奏モードの設定
、変更について説明する。
第4図はスイッチ1−3に含まれる全てのスイッチを示
したものである。楽器演奏モードの設定はノーマルのメ
ニュー下で行われる。まず、第4図のスイッチのうちノ
ーマル(NORMAI、)スイッチ3−1を押すことに
より、電子楽器1はその表示部1−5のLCDデイスプ
レィ上に第5図に示すような音色(図ではEPがエレク
トリックピアノを示している)を表示する状態になる0
次に、カーソル(CU RS OR)キー32−2を押
して、デイスプレィ上のカーソルを第4図に示すような
楽器演奏モード表示位置に運ぶ、続いて。
バリュー(VALUE)キー3−3を操作することによ
り5表示データかに+G−+Wというように変化する。
ここに、Kは鍵盤演奏モード、Gはギター演奏モード、
Wは管楽器演奏モードを示す。
このとき、RAM1−9上の演奏モード判別用のレジス
タMに記憶される内部データは第6図に示すように上位
3ビツトが、lOO→010→001というように変化
する0以上の楽器演奏モードの設定処理はジェネラルフ
ロー(第2図)のスイッチ変化処理ルーチン2−6−3
内で実行されるようになっている。したがって、使用者
は例えば、外部電子楽器として電子管楽器を使用する場
合には上述の手続に従い管楽器モードを設定し、電子弦
楽器を使用する場合には弦楽器モードを設定し、電子鍵
盤楽器を使用する場合には鍵盤モードを設定することに
なる。
くアフタータッチ入力処理〉 上述したようにMIDIの受信は1バイト分のMIDI
データがMIDIインターフェース1−6に入力される
都度、割込ルーチン(第2D図)に従い、マイクロコン
ピュータ1−2に取り込まれ、RAM1−9上のMID
I関係のバッファに記録される。バッファに格納された
MIDIデータに対する処理はジェネラルフローの2−
6−5で実行される。アフタータッチデータがMIDI
で与えられる場合において、外部楽器として電子管楽器
が使用され、そのマウスピースに対する急用によってア
フタータッチデータが生成される場合には、急用の微妙
なコントロールのため、頻繁にMIDIのアフタータッ
チデータがMIDIインターフェース1−6を介して電
子楽器1に入力されることになる。これらのMIDIア
フタータッチデータを全て逐次処理しようとすると、処
理の時間のために、アフタータッチ効果の発生が奏者の
演奏操作に対して遅れてしまい、奏者の期待する効果が
得られなくなってしまう、このため、この実施例では、
最悪の状況でも効果に遅れがないようにするため、MI
DIID外理ルーチン2−6−5のなかで現サイクルに
おいて得られているアフタータッチデータのなかで最大
値のものを処理対象のアフタータッチデータとして選択
するようにしている。すなわち第7図に示すように、ス
テップ7−1でアフタータッチデータが受信されている
かどうかを調べ、受信されている場合にはステップ7−
2に示すように、MIDIチャンネル毎に最大アフター
値を捜し出して、それをセーブし、他はクリアする。
くアフタータッチ効果の形態〉 本実施例の場合、アフタータッチデータを楽音のどの要
素に作用するかは上述した第3図の範囲内で行える。す
なわち、アフタータッチでアンプバイアスおよび/また
はビブラートデプスを変調可能である。ただし、以下の
説明では、アフタータッチによるアンプバイアスの制御
を想定する。
一方、アンプバイアスは、アフタータッチ以外にLFO
トレモロ(クロール)、モジュレーションホイール、デ
フアイナブルコントローラ、フットポリウムによっても
制御されるが、アフタータッチ以外の制御については必
要最小限の説明に留める。
く楽音制御データ作成処理〉 上述した、アフタータッチ入力処理で選択した各サイク
ルにおける最大値のアフタータッチデータは第8図に示
す楽音制御データ(この場合、アンプバイアスデータ)
の作成処理ルーチンにおいて処理される。このルーチン
は、タイマー割込ルーチン(第2B図)におけるコント
ロールデータ変化処理2−2−2内のサブルーチンとな
っている。第8図の楽音制御データ作成処理ではアンプ
バイアスに作用する要素のうち操作子データナなわち、
MIDIのアフタータッチデータ、モジュレーションホ
イールデータ、デフアイナブルコントローラーデータ、
フットポリウムデータからのアンプバイアス成分をセン
スデータを考慮して作成する(残るアンプバイアス成分
はルーチン2−2−5で得られるLFO)レモロ(グロ
ール)による成分である)、このアンプバイアス成分を
作成する上で、楽器演奏モードが参照され、管楽器演奏
モードか否かによって異なる仕方でアンプバイアス成分
が生成されるようにしている。特に実施例の場合、管楽
器演奏モードにおける急用を表わすアフタータッチデー
タによるアンプバイアスへの作用の仕方が奏者の意図に
沿うように、非線形で加えられるようにするため、RO
Ml−8上にその作用の特性を示すデータ変換テーブル
を用意している。ただし、センスデータの全範囲に対し
て変換テーブルを用意することは記憶容量の面から望ま
しくないの〒、一部の変換は直接的な計算によって実行
している。
第8図のフローに沿って述べると、まず、ステツブ8−
1で、アンプバイアスへの変調ONになっているセンス
の総和が計算される0例えば第3図の設定内容に対して
は、アフタータッチのセンス99が計算結果AOとなる
。なお、第3図の設定データは音色に付属するデータで
あり得、音色切換で自動的に変更(設定)され得る0次
に、ステップ8−2では変調がオンになっている各操作
子データ(0−127)とセンス(O〜99)との乗算
を行い、そのデータをθ〜99に圧縮するために、12
7で除算し、その結果のデータの総和を計算し、BOに
セットする0例えば、設定内容が第3図のようであり、
MIDIのアフタータッチデータとして06FHが与え
られたときには、結果は86となる0次に、ステップ8
−3に移り、ここで管モードかどうかが判別される。す
なわち、第5図に示すモードレジスタMのビット5がテ
ストされ、′1″なら管モード、′0″なら管モード以
外となりステップ8−4に進む。
ステップ8−4では基準化されたセンスAOから基準化
された操作子データBOを減算して、アンプバイアスデ
ータABDを得る。この結果、管モード以外の楽器演奏
モードでは、操作子データ(アフタータッチデータであ
り得る)に対し、直線的に音量、音色が変化することに
なる。
一方、管モードのときにはステップ8−5に進み、基準
のセンスAOが92以上か否かが判別される。基準のセ
ンスAOが91以下のときはステップ8−6に進み、O
〜91の範囲のセンスデータをO〜99までの再基準化
されたセンスデータA2に伸張し、ステップ8−7に進
んでセンスデータA2かも基準の操作子データBOを減
算してアンプバイアスデータABDを得る。
センスデータAOが92以上のときは、ステップ8〜8
で99から、基準の操作子データBOを引いてデータA
I(最小0〜99)を得、それを最小θ〜127に伸張
して変換テーブル(楽音制御用データ変換テーブル)内
の要素番号B1を得る。更に、ステップ8−9でセンス
データAOから92を減算して、センスデータごとの変
換テーブルの番号No(0〜7)を得、ステップ8−1
0でそのテーブルのB1番目のデータを読み出してアン
プバイアスデータABDとする。この結果として、第9
図に示すような音量、音色の変化が管モードのセンスデ
ータAO≧92の範囲において、操作子データ(MID
Iのアフタータッチデータ)の大きさに従って発生する
ことになる。
く最絆アンプバイアスデータ作成・転送〉第8図の処理
で生成したアンプバイアスデータはある区間(サイクル
)における操作子データ(MIDIのアフタータッチデ
ータを含み得る)から作成したアンプバイアスデータで
あり、他のサイクルにおける操作子データとは処理の上
で完全に独立したデータである。したがって、このアン
プバイアスデータをそのまま音源1−10に送ったとし
たら、操作子データ、特に管楽器演奏モードにおいて問
題となる息の強さを示すアフタータッチデータのサイク
ルごとの小変動が、楽音の音量、音色に現われることに
なり、コロコロとした音が発生してしまうことになる。
したがってこの発生を防止し、なめらかな特性変化にな
るようにアンプバイアスデータを加工する処理を行うの
が望ましい、その上でLFO)レモロ(グロール)によ
るアンプバイアス成分を加えて最終的なアンプバイアス
として音源1−10に転送するようにする。実施例の場
合、これらの処理は、タイマー割込ルーチン(第2B図
)における楽音の音量音色変更処理2−2−6のなかで
行っている。詳細を第io図に示す。
まず、ステップ10−1でデータ更新のため、ABDN
EWに入っている前回のアンプバイアスデータをABD
OLDに移し、第8図の処理結果である今回の操作子デ
ータから作成したアンプバイアスデータABDをABD
NEWにセットする0次に、ステップ10−2に進んで
管モードかどうかを判別する。管モードでないときは、
コロコロ音の問題はないので、今回の操作子データから
作成したアンプバイアスデータ(ABDNEWのデータ
)をBに移し、その値BにLFOトレモロ(グロール)
によるアンプバイアス成分(ルーチン2−2−5の処理
結果)を加えて、最終的なアンプバイアスデータCとし
、音源1−10に転送する(ステップ10−3.1O−
10)。
しかし、管モードのときには、息の強さを示すアフター
タッチデータが奏者は一定の急用を意図しているにもか
かわらず、サイクルごとにランダムな小変動を続ける状
態を呈することがあり、その場合、その小変動がアンプ
バイアスデータABDに直接的に反映されてしまうので
、管モードでないときと同様な処理10−3.10−7
をしたのでは、コロコロした変化が楽音に生じることに
なる。そこで、10−4〜10−9に示すように、本実
施例では、アフタータッチデータのサイクルごとの変動
を評価し、大きな変動の場合には、奏者の意図が示され
ているとして忠実な処理を行うが、小変動の場合には、
アンプバイアスデータABDを平滑化する処理を2段階
に分けて行っている。フローに従うと、アフタータッチ
データのサイクルごとの変動は、前回のアンプバイアス
データABDOLDと今回のサイクルのアンプバイアス
データABDNEWとの差によって評価できることから
、ステップ10−4でこの差AOを求めている。続いて
、ステップ10−5で差AOがしきい値xO未満かどう
かを判別し2未満であれば、アンプバイアスデータが小
変動していると考えられるので、差AOを小さくする処
理10−6を行い(ここでは1/4の大きさにしている
)を行う、また、xO以上ではあるが、第2のしきい値
x1(〉xO)未満の場合には1/4AO+1/8AO
に変更する(ステップ10−7.1O−8)、なお、ス
テップ10−6.10−9の演算処理は他の任意の適当
な圧縮データ処理が使用でき、ステップ1O−4に関し
ても1図示以外の処理でアフタータッチデータ、あるい
はアンプバイアスデータの変動を評価することができる
。変動の大きさAOに従って選択的に圧縮された差AO
はステップ10−9において、前回のアンプバイアスデ
ータABDOLDに加減算され、その結果Bは操作子に
係る今回のアンプバイアスデータとしてABDNEWに
セーブされる。このデータBは、サイクルごとのアフタ
ータッチデータの変動を平滑化したものとなっている。
この平滑化された操作子のアンプバイアスデータBにL
FOトレモロ(グロール)に係るアンプバイアスデータ
Aを加え、最終アンプバイアスデータCとして音源1−
10に転送する点(ステップ1O−10)は他の楽器演
奏モードの場合と同様である。この結果・、管楽器演奏
モードにおいて、急用を表わすアフタータッチデータを
本電子楽器lに入力した場合、従来の電子楽器に見られ
るようなこきざみで不自然な楽音特性変化はなくなり、
奏者の要求を満たし得ることになる。
以上で実施例の説明を終えるが、この発明の範囲を逸脱
することなく種々の変形、変更が可億である0例えば、
上記実施例では、アフタータッチが作用する楽音の構成
結果として音量、音色、音高のみを挙げたが、エフェク
タの類の要素にも作用させることが回部である。また、
音源i−i。
としてIPD音源を例示したが他の任意の適当なデジタ
ル音源が使用できる。また、管楽器モードにおけるアフ
タータッチデータは急用を示すデータとして説明したが
、他の吹奏情報、例えば、唇をかむ強さの情報であって
もよい、また、管楽器モードにおいて、アフタータッチ
等に基づく楽音制御用データの生成の際、非線形特性を
得るために変換テーブルを使用したが、処理時間が特に
問題でなければ直接的な計算で非線形の近似特性を得る
ようにしてもよい、また、変換テーブルまたは特性5t
l数をユーザーからプログラムできるようにしてもよい
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、請求項1では管楽器M
奏モードを含む複数の楽器演奏モードを選択回部とし、
アフタータッチデータから楽音の特性を制御する制御デ
ータを生成する場合に、選択されている楽器演奏モード
が管楽器演奏モードか否かによって、その生成の仕方を
異ならせているので1!盤楽器で代表されるような従来
の演奏形態だけでなく、近年、電子楽器・の分野で普及
しつつある管楽器の演奏形態においても、急用等の吹奏
操作を表現するアフタータッチデータによって楽音に対
する所望のレスポンス効果を得ることができる。
また、請求項2では、アフタータッチデータが楽音の特
性に反映する度合を定める感度データを使用することに
より、アフタータッチによるレスポンス効果を一層豊富
化する場合において、感度データの少なくとも一部の範
囲に対して、アフタータッチを楽音の制御データに変換
するデータ変換テーブル手段を用意し、管楽器演奏モー
ドで電子楽器が動作しているときに、データ変換テーブ
ル手段を参照して制御データへの変換を行うようにした
ので、微妙な非直線的アフタータッチ効果を容易に実現
することができ、かつ、電子楽器の制御装置における処
理時間の遅れなしにその効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した電子楽器の全体構成図、t
52A図は第1図の鍵盤1−1とスイッチ1−3の状態
をマイクロコンピュータ1−2に取り込むためのタイマ
ー割込処理のフローチャート、第2B図は各種の楽音特
性制御のための処理が行われるタイマー割込ルーチンの
フローチャート、第2C図は第1図のパンニング効果発
生器1−12への制御を実行するフローチャート、第2
D図はMIDI受信処理のフローチャート、第2E図は
MIDIID外理のフローチャート、第2F図は全体の
動作のフローチャート、第3図は楽音制御用データの設
定例を示す図、第4図は第1図のスイッチl−3に置か
れるスイッチの配列図、第5図は楽器演奏モードの切換
の際、第1図の表示部1−5に表示される内容を示す図
、第6図は楽器演奏モードを切り換えたときの内部のモ
ードデータの変化を示す図、第7図はアフタータッチデ
ータの最大値選択に関するフローチャート、第8図はア
フタータッチデータ等から楽音制御データ(アンプバイ
アスデータ成分)を作成するためのフローチャート、第
9図は管楽器演奏モードにおいて楽音制御用データ作成
テーブルが選ばれたときにアフタータッチに基づいて生
じる楽音の音量、音色の変化を示す図、第10図は第1
図の音源1−10に送る最終的なアンプバイアスデータ
の作成に関し、管楽器演奏モードにおいてアンプバイア
スデータの平滑化処理を行うためのフローチャートであ
る。 1−2・・・・・・マイクロコンピュータ、1−3・・
・・・・スイッチ、1−8・・・・・・ROM、1−9
・・・・・・RAM、3−1・・・・・・ノーマルスイ
ッチ、3−2・・・◆・・カーソルキー、3−3・・・
・・・バリューキー、M・・・・・・モードレジスタ。 特許出願人  カシオ計算機株式会社 第2C図 第2B 因 第 D 図 第2E 囚 第3図 亨會費ヤ吊7−タを量定 前高1℃−譬丸斐え及詩のテ―りのフイヒー第5図 普 色 ろ 及 ネ 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アフタータッチデータを受信するアフタータッチ
    データ受信手段と、受信されたアフタータッチデータに
    基づいて楽音の特性を制御する制御データを発生する制
    御データ発生手段とを有する電子楽器の制御装置におい
    て、 管楽器演奏モードを含む複数の楽器演奏モードを切り換
    えて選択するモード選択手段と、 選択された楽器演奏モードを記憶するモード記憶手段と
    、 を有し、上記制御データ発生手段は上記モード記憶手段
    の示す選択された楽器演奏モードが上記管楽器演奏モー
    ドか否かによって異なる態様で上記制御データを発生す
    ることを特徴とする電子楽器の制御装置。
  2. (2)請求項1記載の電子楽器の制御装置において、上
    記制御データ発生手段は、感度データの値によってアフ
    タータッチデータを変更する手段を有し、更に上記制御
    データ発生手段は、上記モード記憶手段の示す選択され
    た楽器演奏モードが上記管楽器演奏モードのとき、上記
    感度データの取り得る全範囲の少なくとも一部の範囲に
    対して、データ変換テーブル手段を参照して上記制御デ
    ータを発生する手段を有することを特徴とする電子楽器
    の制御装置。
JP1010662A 1989-01-19 1989-01-19 電子楽器の制御装置 Pending JPH02189594A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522750A (en) * 1978-08-08 1980-02-18 Nippon Musical Instruments Mfg Touch response devide for electronic musical instrument
JPS6271995A (ja) * 1985-09-25 1987-04-02 ロ−ランド株式会社 電子楽器
JPS62186294A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 ヤマハ株式会社 電子楽器

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