JPS62186294A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS62186294A
JPS62186294A JP61029640A JP2964086A JPS62186294A JP S62186294 A JPS62186294 A JP S62186294A JP 61029640 A JP61029640 A JP 61029640A JP 2964086 A JP2964086 A JP 2964086A JP S62186294 A JPS62186294 A JP S62186294A
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tone
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cpu
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JP61029640A
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Inventor
和智 正忠
片田 直太
好成 寺田
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子楽器に関し、特にタッチレスポンス機能
の改善に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、複数の楽音信号発生系列(前群)を有する
電子楽器において、当該複数の各前群に対するタッチ情
報のタッチ感度を前群ごとに設定し得るようにすること
により、前群ごとに異なる楽音のタッチレスポンス制御
を可能にしたものである。
〔従来の技術〕
一般に電子楽器においては、鍵盤をキー操作する際に、
キーの押込み操作時の速度に応じて楽音の音量や音色等
を制御するイニシャルタッチレスポンス機能や、押鍵中
におけるキーの押込み強さに応じて楽音の音量や音色等
を制御するアフタータッチレスポンス機能を付加するこ
とによって、演奏者のキー操作に応じて発生する楽音に
微妙な表情を付けるような手法が採用されている。
このタッチレスポンス機能は、自然楽器を演奏する際に
、楽器の演奏操作に変化をつけることによって発生する
楽音に表情を付与することができるのと同様の機能を電
子楽器にもたせることにより、電子楽器によって自然楽
器に近い演奏上の表現を付けることができるようにしよ
うとする目的をもっている。
ところで、従来の電子楽器においては、例えば特公昭5
9−113493号公報に開示されているように、キー
操作に応じて検出されたタッチデータに対して、音色に
対応する重み付けをするような方法のものが提案されて
おり、かくして楽音の音色が変化すれば、これに応じて
タッチレスポンスの感度(これをタッチ感度と呼ぶ)を
変更することにより、できるだけ不自然にならないよう
なタッチレスポンス効果を楽音に付与し得るようになっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、この従来の電子楽器は、タッチレスポンスのタ
ッチ感度が電子楽器の製造時に工場において予め設定さ
れたデータ(ファクトリセットデータ)によって固定さ
れているので、たとえ演奏者が好みに応じてタッチ感度
を任意に変更しながら演奏したい場合にも、これをなし
得ない不便さがあり、表情豊かな演奏をしようとする演
奏者にとっては、タッチレスポンス機能が未だ不十分で
ある。
この発明は以上の点を考慮してなされたもので、演奏者
がタッチ感度を任意に選定して演奏できるようにするこ
とにより、一段と表情豊かな演奏をなし得るようにした
電子楽器を提案しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するためこの発明においては、鍵盤
(2)のキーの押鍵操作に対応してそれぞれ楽音信号を
発生する複数の楽音信号発生系列を有する楽音信号発生
手段(8)と、鍵盤のキーの押鍵操作に応動してタッチ
情報を発生するタッチ検出手段(11)と、当該タッチ
情報の上記複数の楽音信号発生系列に対するタッチ感度
を当該複数の楽音信号発生系列ごとに設定するタッチ感
度設定手段(6,7,21A〜21D、22)と、タッ
チ情報をタッチ感度設定手段によって設定された各系列
ごとのタッチ感度に対応してそれぞれ変換するタッチ情
報変換手段(4,6)とを設けるようにする。
〔作用〕
鍵盤のキーの操作時、タッチ検出手段から発生されるタ
ッチ情報は、これを直接各楽音信号発生系列に与えずに
、タッチ情報変換手段において各系列のタッチ感度に対
応して変換された後与えられる。
タッチ感度は、タッチ感度設定手段によって複数の各楽
音信号発生系列ごとに選定できるようになされ、かくし
て各楽音信号発生系列はそれぞれ各別に演奏者の好みに
応じて設定されたタッチレスポンスをそれぞれ発生する
楽音信号に付与し得る。
このようにすることにより、演奏者は好みに応じた任意
のタッチレスポンス制御を設定することができることに
より、一段と表情が豊かな楽音を電子楽器から発生させ
ることができる。
〔実施例〕
以下図面について、この発明の一実施例を詳述する。
〔1〕実施例の構成 第1図において、1は全体として電子楽器を示し、上鍵
盤回路(上鍵盤を含む)2U及び下鍵盤回路(下鍵盤を
含む)2Lを含んでなる鍵盤部2から入力されたキー情
報KINと、パネル操作部3から入力された操作子情報
PINとを、ROM構成のメモリ部4のプログラムメモ
リMEMI  (第2図)に格納されているプログラム
を実行する中央処理ユニット(CPU)6によって、デ
ータバス5を介してRAM構成のレジスタ部7に取り込
む。
CPU6はこれらの入力情報について所定のデータ処理
を実行し、その結果得られるキーデータKD及びパラメ
ータデータPRDをバス5を介して楽音信号発生部(T
G)8に与える。楽音信号発生部8はキーデータKD及
びパラメータデータPRDによって指定された楽音信号
を発生してサウンドシステム9に送出し、サウンドシス
テム9はこれを楽音に変換する。
この実施例の場合、楽音信号発生部8は、上鍵盤及び下
鍵盤の各鍵盤に対応してそれぞれ2系列の楽音信号発生
系列を有する。第1の楽音信号発生系列は、持続音系の
前群(これをオーケストラ前群と呼ぶ)に含まれる音色
(例えばバイオリン、フルート等)の楽音信号を発生し
、また第2の楽音信号発生系列は、減衰音系の前群(こ
れをスペツシャル前群と呼ぶ)に含まれる音色(例えば
ピアノ、ギター等)の楽音信号を発生する。
かくして楽音信号発生部8は、上鍵盤のオーケストラ前
群(UO)でなる第1の前群、上鍵盤のスベツシャル前
群(US)でなる第2の前群、下  ・鍵盤のオーケス
トラ前群(LO)でなる第3の前群、下鍵盤のスベッシ
ャル前群(LS)でなる第4の前群でなる4つの前群の
楽音信号を発生し得る。
鍵盤部2の上及び下鍵盤回路2U及び2Lのキーに関連
してタッチ検出部11が設けられ、上鍵盤回路2U及び
下鍵盤回路2Lのキーが押し下げられた時、この押下げ
速度を各キーごとに検出してイニシャルタッチレスポン
スデータを発生する。
また、タッチ検出部11は、それぞれ上鍵盤回路2Uの
キー又は下鍵盤回路2Lのキーが操作されたとき、その
押下げ強さくすなわちキーに対する押圧力)に対応する
アフタータッチレスポンスデータを鍵盤ごとに発生する
パネル操作部3は、鍵盤部2の上鍵盤及び下鍵盤と共に
電子楽器の操作面上に配設され、第3図に示すように、
前群ごとにパラメータを指定し得る前群別設定部15と
、パラメータ設定用の数値データを入力し得るマルチメ
ニュー設定部16と、前群別設定部15及びマルチメニ
ュー設定部16によって設定されたデータをレジスタ部
7(第4図)に設けられた第1〜第8のプリセット用レ
ジスタREG21〜REG28に格納する際に操作され
るプリセット部17と、その他のスイッチ、ボリューム
でなるその他の操作子群18とを有する。
前群別設定部15は、楽音信号発生部8において発生さ
れる楽音信号の発生系列を1単位として前群を分類し、
各前群ごとに音色指定スイッチ、タッチトーン指定スイ
ッチ、音量調整ボリュームを含んでなる。
第1音群設定部21A〜第4音群設定部210は、それ
ぞれ第1音群〜第4音群に対応するデータを設定するも
ので、それぞれ複数の音色指定スイッチ22A〜22D
と、多段スイッチ構成の音量調整ボリューム23A〜2
3Dと、タッチトーン指定スイッチ24A〜24Dとで
構成されている。
第1〜第4音群設定部21A〜210の音色指定スイッ
チ22A〜22D、音量調整ボリューム23A〜23D
は、第1音群〜第4音群楽音信号発生系列からそれぞれ
発生される楽音信号の音色、音量を入力設定する際に操
作される。
また、第1〜第4音群設定部21A〜21Dのタッチト
ーン指定スイッチ24A〜24Dは、演奏時に楽音に対
してタッチレスポンスを付与する際に、タッチ感度とし
て、工場において設定されたファクトリセットデータを
用いるか(これをファクトリセット演奏モードと呼ぶ)
、又は演奏者によって設定されたデータを用いるか(こ
れを演奏者セット演奏モードと呼ぶ)を選定し得るスイ
ッチで、自己復帰型スイッチによって構成されている。
この実施例の場合、タッチトーン指定スイッチ24A、
24B、24C,24Dはオン動作状態に操作させたと
き(これをオンイベントと呼ぶ)、演奏者によって設定
されたタッチ感度のデータを用いてタッチレスポンスを
付与する動作モードを指定入力し得るようになされ、こ
のとき各スイッチ24A〜24Dのキートップに設けら
れた例えばL E D (light emittin
g diode)構成の表示素子25A、25B、25
C125Dを点灯させることによって、演奏者セット演
奏モードにあることを表示する。
CPU6は、前群別設定部15によって入力された設定
データをレジスタ部7 (第4図)の現在値レジスタR
EGIIに書き込む。
また、マルチメニュー設定部16は、演奏者が演奏に先
立って音色、音量以外の種々のパラメータについての数
値データを設定入力する際に用いられ、演奏者が設定し
ようとするパラメータの種類に対応するモード選択スイ
ッチ31A、31B。
31G・・・・・・と、当該パラメータの設定値を表示
する表示器33と、パラメータの値を増減変更するため
のアップ/ダウンスイッチ34 (アップ用スイッチ3
4A及びダウン用スイッチ34Bでなる)とを有する。
ここで、モード選択スイッチ31A、31B。
31G・・・・・・は、第1、第2、第3・・・・・・
のパラメータ設定モードとして、例えば、ビブラートス
ピード、ビブラートデプス・・・・・・に関するパラメ
ータを設定する動作モードが割り当てられ、CPU6は
選択された設定モードを表すモードデータMODEをレ
ジスタ部7 (第4図)のモードレジスタREG14に
書き込む、この場合、タッチ感度に関するパラメータの
設定モードの選択は、上述したタッチトーン指定スイッ
チ24A〜24Dの操作によって行われるもので、該ス
イッチによって演奏者設定モードが選択されると、上記
モードデータMODEがタッチ感度に関するパラメータ
の設定モードを示す内容になる。このため、モード選択
スイッチ31A、31B、31G・・・・・・の中には
タッチ感度に関するパラメータを指示するものはない、
また、CPU6は、このモードレジスタREG14にモ
ードデータMODEが書き込まれたとき、該データMO
DEが示す設定モードの対象となるパラメータの内容を
表示器33に表示する。
これと共にCPU6は、選択された設定モードにおいて
数値データを入力処理するためのサブルーチンに入り、
レジスタ部7の現在値レジスタREGllに記憶されて
いる当該パラメータの現在値データをアップ/ダウンス
イッチ34の動作状態に応じて増大又は減少させる処理
ステップを実行して行く。
その他の操作子群18は、例えばリズム選択スイッチな
どでなるスイッチ36A、36B、36C・・・・・・
と、多段スイッチ構成のマスクボリューム37とを有し
、CPU6はその入力データを現在値レジスタREGI
Iに書き込む。このマスクボリューム37は、電子楽器
全体としての総合楽音音量を調整できるようになされて
いる。
レジスタ部7の現在値レジスタREGIIは、第5図に
示すように、音色メモリ部MTC,音量メモリ部MTV
、タッチトーンデータメモリ部MTT、その他のデータ
メモリ部MOTを有する。
音色メモリ部MTCは、第1、第2、第3、第4音群設
定部21A、21B、21C,210の音色指定スイッ
チ22A、22B、22C,22Dが操作されたとき、
対応する音色コードデータ’rcoo、TCus、TC
to、TCL、を前群ごとに記憶する。
また音量メモリ部MTVは、第1、第2、第3、第4音
群設定部21A、21B、21G、21Dの音量調整ボ
リューム23A、23B、23C。
23Dが操作されたとき、対応する音量データTV(1
0、Tvo、TVL、、TvL!を前群ごとに記憶する
さらにタッチトーンデータメモリ部MTTは、第1、第
2、第3、第4音群設定部21A、21B、21G、2
1Dのタッチトーン指定スイッチ24A、24B、24
G、24Dに対応するタッチトーンデータTTE10、
TTo、TTLo、T T L sを前群ごとに記憶す
る。この実施例の場合、タッチトーンデータTTu、、
TT、、、T T L O5T T t、 sは、第5
図(B)に示すように、最上位ビットMSBにタッチト
ーン指定スイッチ24A、24B。
24C,24Dによって演奏者セット演奏モードが選定
されているか否かを表すタッチトーンフラグデータFG
rrを有すると共に、例えば下位3ピツトに演奏者が設
定入力したタッチ感度データDA4Tを有する。
プリセット用レジスタREG21〜REG28は、第6
図に示すように、現在値レジスタREG゛11に対応し
て、音色メモリ部RTC1〜RTC8、音量メモリ部R
TV 1〜RTV8、タッチトーンデータメモリ部RT
T1〜RTT8、その他のデータメモリ部ROTI−R
OT8を有し、パネル操作部3のプリセット部17が操
作されたとき、現在値レジスタREGIIとの間で全て
のデータを一括して転送し合う。
プリセット部17は、8つのプリセットレジスタREG
21−R2O3Bに対応するプリセットスイッチPRI
〜PR8と、書込みスイッチMOとを有し、書込みスイ
ッチMOがオン操作された状態において、プリセットス
イッチPRI−PR8を選択的にオン操作されたとき、
CPU6は現在値レジスタREGIIのデータを、当該
オン操作されているプリセットスイッチに対応するプリ
セットレジスタにデータを転送させる。これに対して、
書き込みスイッチMOがオフ動作状態において、プリセ
ットスイッチPRI〜PR8がオン操作されたとき、C
PU6は対応するプリセットレジスタから現在値レジス
タREGIIにデータを転送する。
レジスタ部7は、第4図に示すように上述したレジスタ
以外に次のレジスタREG13〜REG20を有する。
スイッチ状態レジスタREG19は、パネル操作部3上
に配設された全てのスイッチ(自己復帰型でなる)に対
して1ビツトずつのメモリエリアを有し、各スイッチが
操作されたとき対応するメモリエリアのデータを反転さ
せることにより、現在のオン又はオフ動作状態を記憶す
る。
前群レジスタREG13は、演奏者が第1、第2、第3
、第4音群設定部21A、21B、21C,21Dに含
まれるスイッチを操作したとき、当該操作された前群に
割り当てられたコードデータを記憶し、かくして演奏者
によってどの前群が指定されたかを表すデータを記憶す
る。
モードレジスタREG14は、マルチメニュー設定部1
6によって設定可能とされたパラメータ設定モードを表
す上述のモードデータMODEを記憶する。
タッチ感度レジスタREG15は、マルチメニュー設定
部22のアップ/ダウンスイッチ34によって演奏者が
設定したタッチ感度の値を表すデータRANGEを記憶
する。
アフタタッチレジスタREG16は、アフタタッチレス
ポンス効果を付与するために演奏者がキーに対する押圧
力を変化させたとき、タッチ検出部11において得られ
る検出データでなるアフタタッチデータAFTを記憶す
る。この実施例の場合、アフタタッチデータAFTは、
上鍵盤及び下鍵盤ごとに検出されるように構成され、か
くして2つのデータA F T u 1A F T t
がアフタタッチレジスタREG16に書き込まれる。
タッチ量レジスタREG17は、演奏者がキー操作をし
たときの、イニシャルタッチ操作からアフタタッチ操作
に対応してタッチ検出部11から得られるイニシャルタ
ッチデータINT及びアフタタッチデータAFTに関す
るタッチ量データTOUC)Iを記憶する。実際上、タ
ッチ祉レジスタREG17は、各前群ごとのデータTO
UCHuo1T OU CHum、 T OU CHL
(1、TOUCHLsを記憶するメモリエリアを存する
この実施例の場合、上及び下鍵盤のオーケストラ前群U
O1LOに対してはアフタタッチレスポンス制御のみが
可能となっており、上及び下鍵盤のスペシャル前群US
、LSに対してはイニシアルタッチレスポンス制御のみ
が可能となっている。
このため、上及び下鍵盤のオーケストラ前群UO1LO
に対応するタッチ量データT OU CHuo、TOU
CHL(1はそれぞれ上及び下鍵盤に関するアフタタッ
チデータAFTに対応し、一方、上及び下鍵盤のスペシ
ャル前群US、LSに対応するタッチ量データTOUC
HIJ、、T OU CHL sはそれぞれ上及び下鍵
盤に関するイニシアルタッチデータINTに対応したも
のとなる。
また、このタッチ鼠レジスタREG17のタッチ量デー
タTOUCHは、メモリ部4の重付は変換テーブルメモ
リMEM3において重付はタッチデータWE I GH
Tに変換されるようになされている。
重付はタッチレジスタREG1Bは、重付は変換テーブ
ルメモリMEM3から得られた重付はタッチデータWE
 I GHTを記憶する。実際上、重付はタッチレジス
タREG18は、各前群ごとのデータW E I G 
HT uo、WE I G HTus、WEIGHTL
OlW E E G HTtsを記憶するメモリエリア
を有する。
プリセットナンバレジスタREG20は、プリセットス
イッチPRI−PR8によってプリセット用レジスタR
E021〜REG2Bの1つが選択されたとき、そのレ
ジスタ番号iを表すコードデータでなるプリセットナン
バデータ(これをiで示す)を記憶する。
また、メモリ部4(第2図)は、上述のプログラムメモ
リMEMIの他に次のメモリををする。
ファクトリセットデータメモリMEM2は、工場におい
て電子楽器が製造される際に、設定されるファクトリセ
ットタッチ感度データF I XTTを記憶するもので
、第1、第2、第3、第4音群設定部21A、21B、
21C,21Dに対応する前群メモリ部FAMI、FA
M2、FAM3、FAM4 (第7図)を有する。各前
群メモリ部FAMI〜FAM4は、第1〜第4音群設定
部21A〜21Dの音色指定スイッチ22A〜22Dに
よって指定される音色ごとに、予め決められたファクト
リセットタッチ感度データF I XTT、すなわち(
FIXTTII、FIXTT12・・・・・・)〜(F
 I XTT41SF IXTT42・・・・・・)を
記憶している。
かくして、オペレータによってタッチトーン指定スイッ
チ24A〜24Dがオフ操作されることによって、ファ
クトリ設定モードが指定されたとき、前群ごとに演奏者
によって指定された音色に対応するファクトリセットタ
ッチ感度データFIXTTをファクトリセットデータメ
モリMEM2から読み出すことにより、ファクトリセッ
ト演奏モード時には、ファクトリセットタッチ感度デー
タF I XTTを用いてタッチレスポンスを付与し得
るようになされている。
また、重付は変換テーブルメモリMEM3は、レジスタ
部7のタッチ量レジスタREG17に書き込まれたタッ
チ量データTOUCHを、タッチ感度レジスタREG1
5に書き込まれているタッチ感度データRANGEによ
って決まる変化率で変化する重付はタッチデータWE 
I GHTに変換するもので、第8図に示すように、タ
ッチ量データTOUCHが、最小値MINから最大値M
AXまで変化したとき、重付はタッチデータWE I 
GHTが、直線的に0から1まで増加して行くような関
係で、タッチ量データTOUCHを重付はタッチデータ
WEIGHTに変換する。
この直線的な変化における変化率は、タッチ感度トジス
タREG15に書き込まれているタッチ感度データRA
NGEの値によって決まるようになされている。この実
施例の場合、タッチ感度は6段階に設定できるようにな
されており、最小値RANGEOから最大値RANGE
5までの値をとり得るようになされている。
最小タッチ感度RANGEOは、タッチ鼠データTOU
CHが変化しても、重付はタッチデータWE I GH
TO値は変化せず一定値(0,5)をとる。
これに対して最大タッチ感度RANGE5のときには、
タッチ蓋データTOUCHの変化に対して重付はタッチ
データWEIGHTが最大変化(すなわち0から1まで
の変化)をするように選定されている。この最小タッチ
感度RANGEO及び最大タッチ感度RANGE5まで
の間のタッチ感度RANGE1、RANGE2、RAN
GE3、RANGE4が選定されたときには、重付はタ
ッチデータWE I GHTの傾斜は、一定値から最大
傾斜までの間に設定される。
かくして、演奏者がその好みに応じて所望のタッチ感度
をRANGEQ−RANGE5から選定したとき、この
タッチ感度データRANGEとタッチ量データTOUC
Hを用いて重付は変換テーブルメモリMEM3を読み出
すことによって、タッチ感度データRANGEによって
指定される直vA(関数)に従ってタッチ量データTO
UCHが重付はタッチデータWE I GHTに変換さ
れる。
〔2〕プログラムの処理手順 CPU6は、電子楽器の電源が投入されたとき、第9図
に示すメインルーチンを実行する。すなわちステップS
PIにおいて電源が投入されると、CPU6はステップ
SP2においてイニシャライズルーチンを実行すること
により、電子楽器を全体として初期動作状態に設定する
その後CPU6は、演奏者がパネル操作部3のスイッチ
、音量ボリュームでなる操作子を操作し、又は鍵盤部2
のキーを操作したとき、かかる操作によって入力された
データの処理を実行して行く。
すなわち、自己復帰型スイッチでなるパネル操作部3上
の各スイッチをスキャンし、そのスキャン結果をレジス
タ部7に設けられているスイッチ状態レジスタREG1
9に書き込むことによって、現在のスイッチ動作状態が
記憶される。そして、次の新たなスイッチスキャン時に
そのスキャン結果とレジスタREG19に記憶されてい
る前回のスキャン結果とを比較することにより、スイッ
チがオンイベントになったか又はオフイベントになった
かを判定して、当該スイッチイベントに対応するデータ
処理プログラムを実行する。
(1)  音色指定スイッチデータの処理第9図のメイ
ンルーチンにおいて、ステップSP3は、前群別設定部
21の音色指定スイッチ22A〜22Dをスキャンして
音色指定スイッチのオンイベントを検出したとき、CP
U6は、当1亥音色指定スイッチに対応する音色コード
データTCtlO〜TCtsを現在値レジスタREGI
Iの音色メモリ部MTCに書き込むと共に、当該書き込
まれた音色コードデータをパラメータデータPRDとし
て楽音信号発生部8に転送して対応する前群の楽音信号
発生系列の音色を制御する。
(2)ボリュームデータの処理 CPU6はメインルーチンのステップSP4において、
ボリュームデータ処理ルーチンを実行する。このステッ
プSP4は、パネル操作部3に設けられている第1〜第
4音群設定部21A〜21Dの音量調整ボリューム23
A〜23Dをスキャンし、各ボリューム23A〜23D
によって指示された音量データTVuo〜TvL、を音
量メモリ部MTVに書き込むと共に、この音量データを
パラメータデータPRDとして楽音信号発生部8に転送
して各前群の楽音信号の音量を制御する。音量の制御は
、エンベロープ波形に対して音量データを乗算するよう
な構成を用いることによって実現し得る。
(3)タッチトーンスイッチデータの処理CPU6はメ
インルーチンのステップSP5において、タッチトーン
スイッチデータの処理を実行する。このステップSP5
において、CPU6は、第1〜第4音群設定部21A〜
21Dのタッチトーン指定スイッチ24A〜24Dをス
キャンし、該スイッチのオンイベントを検出したとき、
CPU6は第1θ図の処理ステップを実行する。
第10図において、ステップ5PIIにおいてタッチト
ーンスイッチデータ処理プログラムに入ると、CPU6
は、ステップ5P12においてオンイベントのあったタ
ッチトーンスイッチがどの前群に属するものであるかを
検出し、当該前群を表す前群データGROUPを前群レ
ジスタREG13に書き込む。
続いて、CPU6は、ステップ5P13において、この
前群データC;ROUPに基づいて、現在値レジスタR
EGIIのタッチトーンデータメモリ部 MTTのタッ
チトーンデータT T uo−TTL3のうち対応する
前群のタッチトーンデータTT (GROUP)を読み
出してそのフラグデータFGtt(第5図(B))の論
理レベルを反転させる。このときフラグデータFGア、
が論理「0」から論理「1」に反転した場合は、当該前
群については演奏者が設定したタッチ感度データを用い
る演奏者セット演奏モードでタッチレスポンスを制御す
ることを表す。これに対してフラグデータFGtTが論
理「1」から論理「0」に反転した場合は、ファクトリ
セットされたタッチ感度データを用いるファクトリセッ
ト演奏モードでタッチレスポンスを制御することを表す
、従って、CPU6は、次のステップ5P14において
フラグデータFG??の論理「1」又は「0」に応じて
対応する前群の表示素子25A〜25Dを点灯、又は消
灯させることによって、当該前群の演奏モードを演奏者
に知らせた後、続くステップ5P15に移る。
このステップ5P15において、上記反転後のフラグデ
ータFGttが論理「1」であるか否かを判断し、肯定
結果が得られると、次のステップ5P16においてレジ
スタ部7のモードレジスタREG14に「モード番号l
」を内容とするモードデータMODEを書き込み、ステ
ップ5P17において、当該前群のタッチトーンデータ
TT (GROUP)の下位3ビツトに割り当てられて
いるタッチ感度データDAyy(第5図(B))を、タ
ッチ感度レジスタREG15にタッチ感度データRAN
GEとして書き込む、そしてCPU6は、前群レジスタ
REG13の前群データGROUP及びタッチ感度レジ
スタREG15のタッチ感度データRANGEをマルチ
メニュー設定部16の表示器33に送出して、前群名及
び当該前群のタッチ感度とを表示器33上に表示させる
かくしてCPU6は、タッチトーンスイッチ24A〜2
4Dがオン操作されて演奏者セット演奏モードが指定さ
れると、対応する表示素子25A〜25Dを点灯すると
共に、演奏者セット演奏モードが指定された前群及び該
前群について設定されているタッチ感度を表示器33に
表示した後、ステップ5P19において当該タッチトー
ンスイッチデータ処理プログラムを終了してメインルー
チンに戻る。
これに対して、上述のステップ5pisにおいて否定結
果が得られたとき、CPU6は、ステップ5P20にお
いて当該プログラムを終了してメインルーチンに戻る。
(4)  アップ/ダウンスイッチデータの処理またC
PU6はメインルーチンのステップ5P21において、
アップ/ダウンスイッチデータの処理プログラムを実行
する。
このステップ5P21は、マルチメニュー設定部16の
アップ/ダウンスイッチ34(34A。
34B)をスキャンし、誰亥スイッチにオンイベントが
発生したとき表示器33に表示されているパラメータの
増減処理をする。CPU6は、アップ/ダウンスイッチ
のオンイベントを検出すると、第11図に示すアップ/
ダウンデータ処理を実行するサブルーチンに入り、ステ
ップ5P26においてモードレジスタREG14のモー
ドデータMODEが「モード番号1」であるか否かの判
断をする。
ここで、肯定結果が得られる(タッチ感度データRAN
GE (GROUP)の設定モードである(ステップ5
P16参照))と、CPU6はステップ5P27に移っ
て現在値レジスタREGIIのタッチトーンデータメモ
リ部MTTから前群レジスタ13の前群データGROU
Pが示す前群に対応するタッチトーンデータTTを選択
し、その下位3ビツトに書き込まれているタッチ感度デ
ータDAttをタッチ感度レジスタREG15にタッチ
感度データRANGEとして書き込む、かくして、タッ
チ感度レジスタREG15に書き込んだデータRANG
Eの増減処理を行う状態になる。
続いてCPU6は、次のステップ5P28に移って、ア
ップ/ダウンスイッチ34のオンイベントがアップスイ
ッチ34Aのオンイベントであるか否かの判断をし、肯
定結果が得られたとき、ステップ5P29においてタッ
チ感度レジスタREG15のタッチ感度データRANG
Eが最大感度レベル(11ANGE5)であるか否かの
判断をし、否定結果が得られたときステップ5P30に
移ってタッチ感度レジスタREG15のタッチ感度デー
タRANGEに「+1」加算をした後該レジスタREG
15に再び書き込む。
この実施例の場合、設定し得るタッチ感度のレンジはR
ANGEO−RANGE5の6段階である(第8図)の
で、タッチ感度データRANGEが最大レンジRANG
E5になっていないことを条件として、タッチ感度のレ
ンジを拡げて行くことができる。
これに対してCPU6は、ステップ5P29において肯
定結果が得られたときには、タッチ感度データRANG
Eは、すでに最大レンジRANGE5になっているので
、たとえアップスイッチ34Aにオンイベントが発生し
たとしてもこれには応動し得ないので、ステップ5P3
1において当該アップ/ダウン処理プログラムを終了し
てメインルーチンに戻る。
また、上述のステップ5P28において否定結果が得ら
れると、CPU6はダウンスイッチ34Bのオンイベン
トであると判断して、ステップ5P32に移ってタッチ
感度レジスタREG15のタッチ感度データRANGE
の内容がRANGEOであるか否かの判断をし、否定結
果が得られたときに限って次のステップ5P33に移っ
てデータRANGEから「−1」減算を実行する。これ
に対してステップSP32において肯定結果が得られた
ときにはステップSP31において当該処理プログラム
を終了してメインルーチンに戻る。
かくしてCPU6は、演奏者がアップスイッチ34A又
はダウンスイッチ34Bをオン操作しているか否かに応
じて、タッチ感度レジスタREG15のタッチ感度デー
タRANGEをルンジ増大し又は減少するようにデータ
処理を実行する。
その後CPU6は、ステップSP34に移って増減後の
タッチ感度レジスタREG15内のタッチ感度データR
ANGEを表示器33上に転送して表示することによっ
て変更後のタッチ感度データを演奏者に知らせると共に
、次のステップ5P35において当該変更後のタッチ感
度データRANGEをタッチトーンデータメモリ部MT
Tのタッチトーンデータ’r’ruo〜’r’rtsの
うち前群データGROUPが示す前群に対応するタッチ
トーンデータTT (GROUP)の下位3ビツトにタ
ッチ感度データDAア、として書き込むことによって、
タッチトーンデータTT (GROUP)を更新する。
かくしてCPU6はステップ5P36において当該処理
プログラムを終了してメインルーチンに戻る。
上述のステップ5P25〜SP36のデータ処理におい
ては、タッチトーンスイッチデータ処理(第10図)が
行なわれてモードデータMODEが「モード番号1」の
状態においてアップ/ダウンスイッチ34A及び34B
を操作したときのCPU6のデータ処理手順を述べたが
、モードデータMODEが「モード番号2」、「モード
番号3」・・・・・・のときには、上述のステップ5P
26において否定結果が得られるので、CPU6はステ
ップ5P37に移って、上述の場合と同様にして、モー
ドデータMODEが示すモード番号に対応したパラメー
タの値を増減制御することができ、ステップ5P38に
おいて当該パラメータの設定処理手順が終了したとき、
CPU6はメインルーチンに戻るようになされている。
かくしてCPU6は、演奏者がモード選択スイッチ31
A、31B、31C・・・・・・をオン操作したとき、
これに応動して現在値レジスタREGIIのその他のデ
ータメモリ部MOTに書き込まれているパラメータデー
タを設定し直すことができる。
(5)  マルチメニュー関連操作子の表示処理CPU
6は、メインルーチンのステップ5P41において、マ
ルチメニュー関連操作子の表示処理プログラムを実行す
る。このステップ5P41では、モード選択スイッチ3
1A、31B、31C・・・・・・をスキャンし、いず
れか1つのスイッチのオンイベントを検出すると、オン
イベントのあったモード選択スイッチに対応するパラメ
ータを表示器33上に表示する処理を行う、CPU6は
、モード選択スイッチ31A、31B、31C・・・・
・・のオンイベントを検出すると、第12図に示すよう
に、ステップ5P42においてマルチメニュー表示デー
タ処理サブルーチンに入って、オンイベントが生じたモ
ード選択スイッチに対応するモードデータMODEを発
生してレジスタ部7のモードレジスタREG14に書き
込む、その後CPU6はステップ5P44においてモー
ドレジスタREG14に書き込まれているモードデータ
MODEを用いて対応するパラメータをレジスタ部7の
その他のデータメモリ部MOTから読み出してこれを表
示器33に表示する。
かくしてCPU6は、演奏者が選択したモードに応動し
て、該モードに対応するパラメータを表示をした後、ス
テップ5P45において当該プログラムを終了してメイ
ンルーチンに戻る。
(6)  プリセットスイッチデータの処理CPU6は
、メインルーチンのステップ5P50においてプリセッ
トスイッチデータの処理プログラムを実行する。このス
テップ5P50は、演奏者がプリセット部17を用いて
現在値レジスタREGII(第5図)のデータをプリセ
ットレジスタREG21〜REG28 (第6図)に選
択的に転送格納するステップで、CPU6は第13図に
示すプリセットデータ処理ステップを実行する。
CPU6は、プリセットスイッチPRI〜PR8をスキ
ャンし、いずれかのスイッチのオンイベントを検出する
と、ステップSP51においてプリセットデータ処理サ
ブルーチンに入り、プリセットスイッチPRI〜PR8
のうちオンイベントが発生したプリセットスイッチによ
って指定されるプリセットデータ番号(これをプリセッ
トナンバと呼ぶ)iを検出し、当該検出データiをプリ
セットナンバレジスタREG20に書き込んだ後、ステ
ップ5P53に移る。
このステップ5P53は、書込みスイッチMOがオンさ
れているか否かの判断をするステップで、肯定結果が得
られたときステップ5P54に移って現在値レジスタR
EGIIに書き込まれている全てのデータを、i番目の
プリセットレジスタREG2iに一括してブロック転送
する。
かくしてCPU6は演奏者がプリセットスイッチPRI
〜PR8のうちの1つをオン操作し、かつ同時に書込み
スイッチMOをオン操作したとき、当畠亥プリセットス
イッチの番号に相当するプリセットレジスタREG2 
iに現在値レジスタREG11のデータをブロック転送
することにより、当該i番目のプリセットデータを格納
する処理を実行し、ステップ5P55において当該処理
プログラムを終了してメインルーチンに戻る。
これに対して、上述のステップ5P53において、書込
みスイッチMOがオン動作していないときには、CPU
6は、ステップ5P53からステップ5P56に移って
プリセットレジスタREG21のデータを現在値レジス
タREGIIにブロック転送し、続くステップ5P57
において、現在値レジスタREGIIの音色データTC
uo〜TCtS、音量データTVt、、〜TVL3等を
楽音信号発生部8にパラメータデータPRDとして転送
する。
かくしてCPU6は、ステップ5P58において当該処
理プログラムを終了してメインルーチンに戻る。
この結果、CPU6は、プリセットスイッチPRiと共
に書込みスイッチMOがオンされているときには、プリ
セットレジスタREG2iに演奏者によって設定された
現在値レジスタREGII内のデータを格納するデータ
処理を実行し、これに対して書込みスイッチMOがオン
されていないときにはプリセットレジスタREC;2 
iに格納されているデータを読み出して現在値レジスタ
REGllに転送した後楽音信号発生部8に転送するよ
うなデータ処理を実行する。
(7)  その他の操作子データの処理CPU6はメイ
ンルーチンのステップ5P59において、その他の操作
子群」8の操作子36A、36B、36C・・・・・・
、マスクボリューム37についてのデータ処理を実行す
る。このステップ5P65はスイッチ36A、36B、
36G・・・・・・及びマスクボリューム37の多段ス
イッチをスキャンし、該各スイッチの操作状態に対応し
てその他のデータメモリ部MOT (第5図)の対応す
るデ・−タを書き直した後、楽音信号発生部8及びその
他回路部(自動リズム演奏装置等)にパラメータデータ
PRDとして転送する。
(8)  キーデータの処理(イニシアルタッチレスポ
ンス) CPU6は、メインルーチンのステップ5P60におい
てキーデータの処理プログラムを実行する。このステッ
プ5P60は、上鍵盤回路2U及び下鍵盤回路2Lの各
キースイッチを順次スキャンして各キーの押鍵(オンイ
ベント)及び離鍵(オフイベント)を検出し、キーのイ
ベントを検出する毎に該キーについてキーデータ処理を
行う。
すなわち、キーのイベントを検出すると、第14図のス
テップ5P61においてキーデータ処理サブルーチンに
入り、ステップ5P62においてキーのイベントがオン
イベントなのかオフイベントなのかを判断をする。この
ステップSP62において肯定結果(オンイベントであ
る)が得られると、CPU6はステップ5P63に移っ
て、当該オンイベントが生じたキーを空チャンネルに割
り当てるチャンネル割り当て制御を実行する。
この実施例の場合、楽音信号発生部8においては、上鍵
盤及び下1盤についてそれぞれ所定数の発音チャンネル
が時分割的に設けられており、これにより同時に複数の
キーが押鍵操作されたとき、各チャンネルを用いて当該
複数のキーに対応する楽音信号を発生するように構成さ
れている。従つて、ステップ5P63では、オンイベン
トが生じたキーが上鍵盤に関するものであれば上鍵盤用
発音チャンネルのうちの空チャンネルに下鍵盤に関する
ものであれば下鍵盤用発音チャンネルのうちの空チャン
ネルに対して当該キーを割り当てる。
そしてこの割り当てに対応して該キーを示すキーコード
、キーオン信号(論理「1」)及び割当てチャンネルを
示すチャンネルデータをキーデータKOとして楽音信号
発生部8に出力する。
CPU6は、読くステップ5P64に移って、キーオン
イベントが生じたキーについてタッチ検出部11が出力
されたその押鍵速度を表すイニシャルタッチデータIN
Tを取り込み、該キーが上鍵盤に属するものであればデ
ータINTをタッチ量データT OU CHusとして
、一方下鍵盤に属するものであればデータINTをタッ
チ量データTOU CHLsとしてレジスタ部7のタッ
チ量レジスタREG17に書き込む。
続いてCPU6は、ステップ5P65に移って第15図
に示す重付は処理プログラムを実行する。
すなわち、CPU6は、ステップ5P66において当該
重付は処理サブルーチンに入り、ステップ5P67にお
いてオンイベントが生じキーが属する前群を検出して前
群データGROUPを前群レジスタREG13に書き込
む、この場合、イニシアルタッチレスポンス制御は、前
述したように上鍵盤及び下鍵盤のスベシアル前群(US
、LS)に・対してのみ有効となっているので、ステッ
プ5P67の前群の検出においては、オンイベントが生
じたキーが上鍵盤に属するものであれば上鍵盤のスペシ
アル前群(US)として、−労咳キーが下鍵盤に属する
ものであれば下鍵盤のスペシアル前群(LS)としてそ
れぞれ検出される。
続いてCPU6はステップ5P68に〜おいて、前群デ
ータGROUPに基づいてタッチトーンデータメモリ部
MTT (第5図)から対応するタッチトーンデータT
T (GROUP)を読み出し、次のステップ5P69
においてこのタッチトーンデータTT (GROUP)
のフラグデータFGT?が論理「1」であるか否かの判
定をする。
このステップSP69は、演奏者が自分でセットしたタ
ッチ感度データを用いるモードであるか否か(演奏者セ
ット演奏モード又はファクトリセット演奏モードのどち
らが選択されているか)の判断をするステップで、肯定
結果が得られたとき(演奏者セット演奏モードのとき)
 、CPU6はステップ5P70に移って当該タッチト
ーンデータTT (GROUP)の下位3ビツトにある
タッチ感度データDAttをタッチ感度レジスタREG
15に転送してタッチ感度データRANGEとして書き
込む。
これに対してステップSP69において否定結果が得ら
れると、CPU6はステップ5P78に移ってファクト
リセットデータメモリMEM2 (第2図)から、音色
メモリ部MTC(第5図)の当該前群の音色データTC
(GROUP>に対応するファクトリセットタッチ感度
データF I XTTを読み出してタッチ感度レジスタ
REG15に転送した後、上述のステップSP71に移
る。
続いてCPU6は、ステップ5P71に移ってタッチ感
度レジスタREGi5のデータRANGEと、タッチ量
レジスタREG17の前群データGROUPに対応する
タッチ量データTOUCH(GROUP)(この場合、
イニシアルタッチの処理なので、T OU CHus又
はT OU CHLsのどちらかである)とに基づいて
対応する重付はタッチデータWEIGHTを重付は変換
テーブルメモリMEM3 (第2図)から読み出す、こ
のステップ5P71は第8図について上述したように、
タッチ感度データRANGEをパラメータとして、タッ
チ量データTOUCHの変化に対する重付はタッチデー
タWE I GHTの変化率を選定し得、かくして前群
ごとに指定されたタッチ感度(RANGEO〜RANG
E5)に対応する重付はタッチデータWE I GHT
を発生できることになる。
この重付はタッチデータWE I GHTは、続くステ
ップSP72において前群データGROUPに対応して
重み付はタッチデータWEIGHT(GROUP)(こ
の場合、WE IGHTusまたはW E I G H
T LSとして重付はタッチレジスタRE01Bに転送
され、かくしてCPU6はステップSP73において当
該処理プログラムを終了して第14図のキーデータ処理
サブルーチンに戻る。
このときCPU6は、続くステップSP74において、
重付はタッチレジスタREG18から前群データGRO
UPに対応する重付はタッチデータW E I G H
T (G ROU P )  (コの場合、WEIGH
Tus又はW E I G HT ts)を読み出して
楽音信号発生部8に出力した後、ステップSP75にお
いてキーデータ処理プログラムを終了して第9図のメイ
ンルーチンに戻る。
このようにして、鍵盤部2において新たにキー操作がさ
れるごとに、このキーの押鍵速度に対応するイニシアル
タッチデータを前群ごとに指定されるタッチ感度に従っ
て変換し、変換したイニシャルタッチレスポンスデータ
を楽音信号発生部8に送出し得ることになる。
なお、このキーデータの処理において、キーのイベント
がオフイベントの場合にはステップ5P62からステッ
プ5P76に進む、ステップ5P76では、オフイベン
トの生じたキーが割当てられている発音チャンネルを検
出し該チャンネルを示すチャンネルデータとキーオフ信
号を楽音信号発生部8に送出する。これにより、楽音信
号発生部8における当該発生チャンネルでは楽音信号を
キーオフ後のディケイ状態に制御する。
(9)  キーデータの処理(アフタタッチレスポンス
)この実施例の場合、アフタタッチレスポンスデータ処
理は、第16図に示すタイマ割込みルーチンによって実
行される。
すなわちCPU6には、外付けのタイマ12が設けられ
(第1図)、このタイマ12から所定周期で割込み信号
が発生するようになされている。
この割込み信号を受けたときCPU6は、ステップ5P
81においてタイマ割込み処理サブルーチンに入り、先
ず、ステップ5P82においてタッチ検出部11から検
出されている上鍵盤についてのアフタタッチデータA 
F T uをアフタタッチレジスタREG1Gに取り込
んだ後、ステップ5P83に移る。このステップ5P8
3は当該割込みが発生した時点におけるアフタタッチデ
ータAFTo(すなわち上鍵盤における現在のキーの押
圧力)が、タッチ量レジスタREG17に書き込まれて
いる上鍵盤のオーケストラ前群(UO)に関するタッチ
量データTOUCHuo(前述のように、アフタタッチ
レスポンス制御はオーケストラ前群に対してのみ有効と
なっているので)と比較して太き(なっているか否かの
判断をするステップで、肯定結果が得られたとき、CP
U6はステップ5P84に移ってタッチ量レジスタRE
G17にそれまで書き込まれていたタッチ量データTO
UC)Iuoに対してインクリメントデータ「+2」を
加算し、当該加算結果をタッチ量レジスタRE G、 
17に書き直す、か(してタッチ量データTOUC)1
usをアフタタッチデータAFTuの増加に追従するよ
うに増大させる。
これに対してステップ5P83において否定結果が得ら
れたとき、CPU6はステップ5P85に移ってタッチ
量データTOUCH,,にデクリメントデータ「−1」
を減算してタッチ量レジスタREG17に書き直す。か
くしてタッチ量データT OU CHuoをアフタッチ
データAFTI+の減少に追従するように減少させる。
この場合、ステップSP84.5P85におけるインク
リメントデータ及びデクリメントデータの値を異ならせ
るのは次の理由による。すなわち、第17図に示すよう
に、アフタタッチデータAFTuが演奏者の操作によっ
て変軸する場合に、アフタタッチデータA F T u
がタッチ量データT。
UCHuoより大きいときには、演奏者がキーに対して
与えている押圧力を増大させつつあることを表しており
、これに対してアフタタッチデータAFTuが、タッチ
量データTOUCHt+oより低いときには、オペレー
タがキーに与えている押圧力を弱めつつあることを意味
している。
ところで一般に、演奏時の演奏者の指先の感覚は、押圧
力を強めて行く際には比較的正確に指先の加減をコント
ロールできるのに対して、押圧力を弱めて行く際にはそ
のコントロールが不正確になる傾向にある。この点を考
慮してこの実施例においては、演奏者が押圧力を弱めて
行く際には追従速度を遅くする。ことによって演奏者の
不用意な操作に追従しないようにしたものである。
このような追従操作をさせた後、CPU6は、ステップ
5Pa6において重付は処理を実行する。
この重付は処理は、第15図について上述した重付は処
理サブルーチンを繰り返し実行する。かくして、CPU
6が第15図のステップ5P66〜5P73の処理手順
を実行した後、次のステップ5P87に戻って重付はタ
ッチデータWEIGHTuoを楽音信号発生部8に出力
することによって、上鍵盤のオーケストラ前群(UO)
の楽音信号に対するアフタタッチレスポンス制御を実現
し得る。
CPU6は、続いて下鍵盤について、上述のステップ5
P82〜5P87と同様の処理をステップ5P88〜ス
テツプSPQ 3において実行し、これにより下鍵盤の
オーケストラ前群(LO)の楽音信号に対しても同様に
してアフタタッチレスポンス制御を実現し得る。
かくしてCPU6はステップ5P94において当該タイ
マ割込み処理プログラムを終了してメインルーチンに戻
る。
〔3〕実施例の動作 +11  ファクトリセットタッチ感度データによる演
奏 第9図のメインルーチンにおいて、電源が投入されると
、CPU6は電子楽器lを全体としてイニシャライズし
た後、ステップ5P3−3P4−3P5−3P21−3
P41−3P50−SP59−3P60−3P3のルー
プによって、パネル操作部3のスイッチ、ボリューム等
の各操作子が操作されたとき、CPU6が対応するデー
タ処理を実行することによって、発生すべき楽音のパラ
メータデータPRDを形成して行く。
ここで、パネル操作部3のタッチトーンスイッチ24A
〜24D1プリセツトスイツチPRI〜PR8が操作さ
れなければ、現在値レジスタREGIIのタッチトーン
データT T u o 〜T T t sのフラグデー
タFGiTは論理rOJになっているので、CPU6は
、ステップ5P60のキーデータ処理を実行する際に、
ステップSP78においてファクトリセットデータメモ
リMEM2 (第2図)からファクトリセットされたタ
ッチ感度データF I XTTを読み出すことによって
、重付はタッチデータWEIGHTをステップ5P74
 (第14図)、又は5P87.5P93 (第16図
)において出力する。かくしてサウンドシステム9がら
は、前群ごとに音色に対応したファクトリセットタッチ
感度データF I XTTに基づいてタッチ感度設定し
た所定のイニシャルタッチレスポンス、又はアフタタッ
チレスポンス効果の付与されたスペシャル音、又はオー
ケストラ音の楽音が発生される。
(2)演奏者セットタッチ感度データによる演奏演奏者
が自分の好みに応じて設定したタッチ感度データを使用
して演奏をしたい場合には、演奏者は前群ごとにタッチ
トーン指定スイッチ24A〜24Dを選択操作して演奏
者セット演奏モードを指定する。この場合、マルチメニ
ュー設定部16のアップ/ダウンスイッチ34を操作す
ることによって演奏者が既に設定したタッチ感度データ
を設定することができる。
第1に、CPU6は、先ずタッチトーンデータ処理ステ
ップSP5のサブルーチン(第10図)において、タッ
チトーン指定スイッチ24A〜24Dが操作された前群
を示す前群データGROUP及び現在値レジスタREG
IIに書き込まれている該前群のタッチ感度データDA
ttに基づくタッチ感度データRANGEを表示器33
に表示させる(ステップSr’1B)。
そして、メインルーチンのステップ5P21(第9図)
に対応するアップ/ダウンデータ処理サブルーチン(第
11図)において演奏者のアップ/ダウンスイッチ34
の操作に応じてタッチ感度データRANGEを増減変更
して(ステップ5P30、ステップ5P33)、現在値
レジスタREGllに書き込むようなデータ処理を実行
する(ステップ5P35)。
か(して、現在値レジスタ11のタッチトーンデータメ
モリ部MTTに演奏者の入力操作によって書き込まれた
各前群のタッチ感度データDAT↑が、演奏者のキー操
作時にサブルーチン(第14図)の重付は処理ステップ
5P66において用いられる。
すなわち、当該重付は処理サブルーチン(第15図)の
ステップ5P69において、CPU6は、演奏者セット
演奏モードが選択されていることを判断して、ステップ
5P7Q、SPY 1において現在値レジスタREGI
Iのタッチ感度データDAyyに基づく重付は処理を実
行する。その結果演奏者のキー操作時、演奏者によって
設定入力されたタッチ感度データに基づいたタッチ感度
でイニシャルタッチレスポンス効果が付与された楽音が
上鍵盤及び下鍵盤のスペシアル前群において発生される
第2に、タイマ割込み処理サブルーチン(第16図)に
おける重付は処理ステップ5P86.5P92において
同様にして第15図の重付は処理サブルーチンが用いら
れることによって、演奏者によって設定入力されたタッ
チ感度データに基づいたタッチ感覚でアフタタッチレス
ポンス効果が付与された楽音を上鍵盤及び下鍵盤のオー
ケストラ前群において得ることができる。
(3)演奏者がプリセットしたデータによる演奏演奏者
は、予めプリセットレジスタREG21〜REG28に
最大8組分の演奏パラメータをプリセットすることがで
き、当該プリセットされたデータを必要に応じて現在値
レジスタREGIIに読み出すことによって、上述の場
合と同様にして演奏者が入力したタッチ感度データによ
る演奏を行うことができる。
演奏者がデータをプリセットしたい場合には、プリセッ
ト部23の書込みスイッチMOを操作すると共に、プリ
セットスイッチPRI〜PR8のうちの1つを操作すれ
ばよい。このときCPU6はメインルーチン(第9図)
のステップ5P50においてプリセットスイッチデータ
の処理プロゲラJ、を実行する。すなわち第13図のサ
ブルーチンにおいて、CPU6はステップ5P52にお
いて操作されたプリセットスイッチの番号データiをプ
リセットナンバレジスタREG20に書き込むと共に、
書込みスイッチMOが操作されたことをステップ5P5
3において判断し、ステップ5P54においてi番目の
プリセットレジスタREG2iに現在値レジスタREG
IIのデータを一括してブロック転送して格納する。
このようにしてプリセットレジスタREG2 lにプリ
セットされたデータをその後読み出すには、書込みスイ
ッチMOをオフ操作すればよい、このときCPU6は、
第13図のサブルーチンのステップ5P53においてこ
れを判断してステップ5P56においてi番目のプリセ
ットレジスタREG2iのデータを現在値レジスタRE
GIIに一括してブロック転送する。
かくして、現在値レジスタREGIIに転送されたプリ
セットパラメータデータに基づき楽音を発生できる。こ
の場合、プリセットされたタッチ感度データを用いて、
イニシャルタッチレスボンス効果、又はアフタタッチレ
スポンス効果を付与した楽音を発生させることができる
〔4〕実施例の効果 上述の実施例によれば、4つの前群ごとに第1音群設定
部21A〜第4音群設定部21Dを設け、各前群ごとに
タッチ感度のデータを設定入力することができることに
より、演奏者がイニシャルタッチレスポンス、又はアフ
タタッチレスポンス効果を付与して演奏を行う場合に、
自分の好みに応じて各前群ごとにタッチレスポンスの強
さを自由に選定できる。従って、ファクトリセットする
ようになされた従来の電子楽器と比較して演奏上の表現
をさらに一段と豊かにすることができる。
かくするにつき、前群ごとにタッチ感度データを入力で
きるようになされているので、タッチ感度データを入力
する際の操作が複雑になるおそれを有効に回避し得る。
さらに上述の実施例によれば、タッチ感度データを複数
すなわち8組までプリセットできるので、各前群につい
て複数のタッチ感度を演奏前にプリセットしておけば、
演奏中にその都度タッチ感度を設定し直すことなく、プ
リセットスイッチPR1〜PR8を選択操作するだけの
簡易な操作によってタッチ感度を容易に所望の値に設定
し直すことができる。
〔5〕他の実施例 (11上述の実施例においては、前群の分類を、楽音の
振幅エンベロープの形状を基準にしてオーケストラ音(
持続音系の音)及びスペシャル音(減衰音系の音)の2
つに分類した場合について述べたが、これに代え、例え
ば1つずつの音色を単位として前群を分類するようにし
ても良く、要は楽音信号の発生系列ごとに前群を分類す
るようにすれば良い。
(2)上述の実施例においては、タッチ感度によって重
付けしたタッチデータを楽音信号発生部8に転送して、
楽音の音量を制御するようにしたが、これに代え、重付
けしたタッチデータを用いてその他の楽音パラメータ、
例えば音色、ピッチ、ビブラートスピード、ビブラート
深さなどを制御するようにしても、上述の場合と同様の
効果を得ることができる。
(3)上述の実施例において、音色の制御方法としては
、例えば特開昭57−31156号公報に開示されてい
るように、各前群において2系列の波形信号を発生し、
各系列の波形信号の混合割合を、タッチデータに応じて
変更制御することにより、各波形信号を合成して得られ
る楽音信号の音色を制御するような構成を適用し得る。
かくするにつき、音色選択スイッチ22A〜22Dを選
択操作した時、タッチトーン指定スイッチ24A〜24
Dの動作状態に応じてタッチ感度データを表示器33に
表示するようにしても良い。
例えばタッチトーン指定スイッチがオン動作しているか
否かに応じて、オン動作しているとき(演奏者セット演
奏モードのとき)には現在値レジスタREGIIのタッ
チ感度データを表示し、これに対してタッチトーン指定
スイッチ24A〜24Dがオフ動作しているとき(ファ
クトリセット演奏モードのとき)にはファクトリセット
データメモリMEM2に記憶されている当該音色選択ス
イッチの音色に対応するファクトリセットのタッチ感度
データを表示するようにしても良い。
(4)上述の実施例においては、イニシャルタッチレス
ポンス及びアフタタッチレスポンスの両方について、タ
ッチ感度を選定できるようにしたが、これに代え、いず
れか一方についてだけタッチ感度を設定できるようにし
ても良い。
(5)上述の実施例においては、1つの前群については
イニシャルタッチレスポンス又はアフタタッチレスポン
スのいずれか一方だけを付与できるように構成したが、
これに代え、1つの前群についてイニシャルタッチレス
ポンス及びアフタタッチレスポンスの両方を付与し得る
ようにしても良い。
この場合タッチ感度の設定は、イニシャルタッチレスポ
ンス及びアフタタッチレスポンスに共通に設定しても良
く、又は各別に設定できるようにしても良い。
(6)上述の実施例においては、重付はタッチデータW
E I GHTを得るにつき、重付は変換テーブルメモ
リMEM3を用いる変換手段を用いたが、これに代え、
演算回路を用いて演算によって重付はタッチデータWE
1GI(Tを得るように構成しても上述の場合と同様の
効果を得ることができる。
(7)上述の実施例においては、タッチ量データTOU
CHから重付はタッチデータWEIC,HTを得るにつ
き(第8図)、予め6種類の変化率を有する変換関数(
RANGEO〜RANGE5)を設定しておき、その1
つをタッチ感度データによって選定するような方法を用
いたが、これに代え、タッチ感度データが変換関数の係
数(変化率)を直接表すものとしておき、演奏者がこの
係数を任意に決めるように構成しても良い。
(8)上述の実施例においては、前群すなわち楽音信号
の発生系列を4系列にしたが、この系列数は必要に応じ
て選定し得、要は複数の楽音信号発生系列を有する電子
楽器に広く適用し得る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、演奏者が必要に応じて前
群ごとにタッチ感度を設定し得るようにしたことにより
、各前群毎に演奏者の好みに応じた任意のタッチレスポ
ンス効果を得ることができ、その結果表現力が一段と豊
かな電子楽器を容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を示すブロ
ック図、第2図は第1図のメモリ部4の構成を示す路線
図、第3図は第1図のパネル操作部3の構成を示す路線
図、第4図は第1図のレジスタ部7の構成を示す路線図
、第5図は第4図の現在値レジスタREGIIの詳細構
成を示す路線図、第6図は第4図のプリセット用レジス
タREG21〜REG2 Bの詳細構成を示す路線図、
第7図は第2図のファクトリセットデータメモリの詳細
構成を示す路線図、第8図は第2図の重付は変換テーブ
ルメモリMEM3の変換データの説明に供する曲線図、
第9図は第1図のCPU6が実行するメインルーチンを
示すフローチャート、第10図〜第゛16図は第9図の
サブルーチンを示すフローチャート、第17図は第16
図のタイマ割込み処理の説明の供する曲線図である。 2・・・・・・鍵盤部、3・・・・・・パネル操作部、
4・・・・・・メモリ部、6・・・・・・CPU、7・
・・・・・レジスタ部、8・・・・・・楽音信号発生部
、11・・・・・・タッチ検出部、15・・・・・・前
群別設定部、16・・・・・・マルチメニュー設定部、
17・・・・・・プリセット部、18・・・・・・その
他の操作子群、21A〜21D・・・・・・第1〜第4
音群設定部、22A〜22D・・・・・・音色指定スイ
ッチ、23A〜23D・・・・・・音量調整ボリューム
、24A〜24D・・・・・・タッチトーン指定スイッ
チ、25A〜25D・・・・・・表示素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)鍵盤のキーの押鍵操作に対応してそれぞれ楽音信
    号を発生する複数の楽音信号発生系列を有する楽音信号
    発生手段と、 (b)上記鍵盤のキーの押鍵操作に応動してタッチ情報
    を発生するタッチ検出手段と、 (c)上記タッチ情報の上記複数の楽音信号発生系列に
    対するタッチ感度を当該複数の楽音信号発生系列ごとに
    設定するタッチ感度設定手段と、(d)上記タッチ情報
    を、上記タッチ感度設定手段によつて設定された各楽音
    信号発生系列ごとのタッチ感度に対応してそれぞれ変換
    するタッチ情報変換手段と を具え、上記タッチ情報変換手段から得られる各楽音信
    号発生系列に対応した変換タッチ情報に基づきそれぞれ
    対応する上記楽音信号発生系列の楽音信号を制御するこ
    とを特徴とする電子楽器。
JP61029640A 1986-02-12 1986-02-12 電子楽器 Pending JPS62186294A (ja)

Priority Applications (2)

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Applications Claiming Priority (1)

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