JPH02189289A - 小型車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は小型車両に係り、詳しくはゴルフカー等の小
型車両に関する。

［従来の技術］ 従来の小型車両には、例えばゴルフ場で使用するゴルフ
カーがあり、ゴルフバックを積んでゴルファ−が運転し
て走行する。

このゴルフカーでは、例えば特開昭６２−２５３５２４
号公報に開示されるように、座席の上方をルーフで覆い
、かつこの座席の後方にゴルフバックを積載し、アクセ
ルペダルとブレーキペダルの踏み込み操作で走行するよ
うになっている。

［発明が解決しようとする課題］ このゴルフカーのルーフは座席を囲むように、車体の４
箇所に設けられた支柱で支持され、座席の後方にはバッ
クレストが設けられ、ゴルフバックは座席の後方の荷台
に積むようになっている。

このため、ゴルフバックの積み下しは、支柱が邪魔にな
って常に後方から行なう必要があり、取扱い上の制限が
ある。また、座席の周囲は支柱で囲まれており、特にゴ
ルフカー等の小型車両では、乗員が圧迫感を受ける原因
となフている。

この発明はかかる実情に鑑みなされたもので、荷物の積
み下しを容易に行なうことができ、しかも乗員に開放感
を与える小型車両を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、この発明は座席の上方をル
ーフで覆い、かつこの座席の後方に荷物を積載する小型
車両において、前記座席の後方位置でリヤピラーを車体
に固定して前記ルーフを支持し、このリヤピラーの途中
にバックレストを取付け、さらにバックレストの上一方
位置を車幅方向の略中央に位置させ、このバックレスト
の後方に前記荷台を設けたことを特徴としている。

［作用］ この発明では、座席の上方を覆うルーフを支持するりャ
ビラーの途中にバックレストを取付け、このバックレス
トの上方位置を車幅方向の略中央に位置させている。こ
のため、座席後方のバックレストの上方に空間が形成さ
れ、荷物の積み下しの際にリヤピラーが邪魔にならない
。

また、座席に座った状態で、リヤピラーは車幅方向の中
央に位置しており、外方が開放されているから、乗員に
開放感を与え乗り心地が良い。

［実施例］ 以下、この発明の小型車両の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。

第１図はゴルフカーの側面図、第２図はその平面図、第
３図はその背面図、第４図は車体の側面図、第５図はそ
の平面図、第６図はその正面図、第７図はルーフの取付
けを示す側面図、第８図はバックレストの取付けを示す
正面図、第９図は第８図のＩＸ−ＩＸ断面図、第１０図
は第２図のＸ−Ｘ断面図である。

図において、符号１は車体で、この車体１の前部には左
右に前輪２が、後部には左右に後ｅＱ３がそれぞれ設け
られている。この車体１の中央部にはフロア４が設けら
れ、側部はサイドシル５で覆われ、車体１の後側はりャ
カウル６で、前側はフロントカウル７及びフロントパネ
ル８で覆われている。

車体１は第４図乃至第６図に示すように、車両藺後方向
に配置された一対のメインフレーム９が前側、中央及び
後側で、それぞれクロスバイブ１０．１１，１２．１３
及びクロスフレーム１４】５を掛は渡し溶接して連結さ
れている。このメインフレーム９の中央には、クロスフ
レーム１４とクロスバイブ１２の間に、補助ブラケット
１６が車幅方向外方へ突出して設けられている。このメ
インフレーム９の中央部、クロスフレーム１４、クロス
バイブ１２及び補助ブラケット１６を覆うようにフロア
４が掛は渡され、これらに溶接して固定されている。こ
のフロア４の中央部には前側を開放した切欠部１７が形
成されており、さらにフロア４は周囲を屈曲して縁立部
４ａが形成され、平面状のフロア４を補強し、ざらに切
欠部１７を囲むように補強板１８が溶接されている。

このフロア４にはマット１９が取付けられ、さらに車体
１の前輪２と後輪３との間には第１図及び第４図に示す
うように、サイドシル５がフロア４の両側部及びメイン
フレーム９の下方に溶接された補助フレーム２０にネジ
２１で締付固定されている。サイドシル５はアルミニウ
ムの押出材で成形されている。

フロア４の後方にはメインフレーム９に支持フレーム２
２及び支持ブラケット２３が溶接され、この支持フレー
ム２２及び支持ブラケット２３にループ状のシートフレ
ーム２４が溶接され、このシートフレーム２４に座席２
５が載置されている。この座席２５はヒンジ２６を支点
として前側に開閉可能になっており、この座席２５の下
方に燃料タンク２７が車体１に載置されている。この燃
料タンク２７のキャップ２８は座Ｒ２５の下方位蓋にあ
り、座席２５を前側に倒して燃料の注入が行なわれ、燃
料計２９は座席２５の後方位置でリヤカウル６の窓に設
けられ、外部から見えるようになっている。

メインフレーム９の支持ブラケット２３には第７図に示
すように、一対のりャビラ−３０の下部がボルト３１で
締付固定されており、またメインフレーム９の前側には
一対のルーフピラー３２の下部が支持バイブ３３に固定
したブラケット３４にビス３５で締付固定され、支持バ
イブ３３は第４図乃至第６図及び第１Ｏ図に示すように
、連結バイブ３６でメインフレーン９の前側に固定され
ている。

このルーフピラー３２の取付けはまずその下部にブーツ
３７を挿通し、連結バイブ３６のブラケット３４にビス
３５で固定し、フロントカウル７の合わせ部７ａと、フ
ロントパネル８の合わせ部８ａをブーツ３７の溝部３７
−ａに係合して取付けられる。これにより、フロントカ
ウル７の合わせ部７ａと、フロントパネル８の合わせ部
８ａがそれぞれ切欠で形成され、しかも両者が突合わせ
でブーツ３７に係合し、簡単に取付けることができる。

ルーフピラー３２の上部には第２図及び第７図に示すよ
うに、ルーフフレーム３８の前側とボルト３９で締付固
定され、リヤピラー３０の上部にはブラケット４０がボ
ルト４１が固定され、このブラケット４０にルーフフレ
ーム３８の後側がボルト４２で締付固定されている。ル
ーフフレーム３８の前側にはブラケット４４がボルト４
５で締付固定され、このブラケット４４にルーフ４３が
ビス４６で固定され、ルーフ４３の後側はルーフフレー
ム３８にボルト４２で締付固定されたブラケット４７に
当てがわれ、さらにルーフ４３の側部がビス４８でルー
フフレーム３８に締付固定されている。

ルーフピラー３２の上部には手持ち４９が設けられ、こ
の手持ち４９はボルトｓｏ、ｓｉで締付固定され、ボル
ト５１はウィンド５２の上部と共締めされ、ウィンド５
２の下部はボルト５３でルーフピラー３２に締付固定さ
れている。

それぞれのりャピラ−３０の下方はアームレスト５４．
５５の一端部５４ａ、５５ａが固定され、他端部５４ｂ
、５５ｂが車体１のシートフレーム２４に固定され、リ
ヤピラー３０を補強して取付は強度を向上させている。

この補助席側のアームレスト５５は運転席側のアームレ
スト５４より高くして、補助席側の乗員が手で容易に持
てるようにしている。

一対のりャビラ−３０の途中にバックレスト５６を取付
け、このバックレスト５６の上方位置を屈曲させて車幅
方向の略中央に位置させ、両リヤピラー３０の中央部３
０ａをボルト５７で締付固定している。

バックレスト５６は第８図及び第９図に示すように、基
板５８にクツション材５９が外皮６０で覆って設けられ
、さらに基板５８には取付板６１がボルト６２で締付固
定されている。Ｉ：の取付板６１に支持板６３を溶接し
、この支持板６３に裏板６４がビス６５で締付固定して
覆われている。

バックレスト５６の基板５８に取付けられた取付板６１
はリヤピラー３０の屈曲部を覆っており、この取付板６
１とリヤピラー３０とはボルト６６．６７で締付固定さ
れている。このボルト６７でリヤピラー３０に取付金具
６８が共締されており、取付金具６８はリヤピラー３０
に合わせた荷台６９のサポート７０の前側７０ａを覆い
、ボルト７１で両者が締付固定され、これらの取付部は
裏板６４で覆われ、外部から見えないようにして外観品
質の向上を図っている。

荷台６９のシボ−ドア０の後側７０ｂはステー７２で車
体１に支持され、リヤカウル６に形成された凹部６ａに
接触しないように浮いた状態で取付られている。荷台６
９にはゴルフバック７３が車幅方向へ４個平行に載置さ
れるようになっており、ステー７２にはバターケース７
４を支持する支持部材７５が設けられている。

荷台６９のサポート７０の前側７０ａはバックレスト５
６の下方位置に設けられ、ゴルフバック７３が座席２５
に近接して積載可能になっており、これにより車両の前
後方向の長さが短縮されて小型になる。

この荷台６９へのゴルフバック７３の積降しは左右から
行なわれるが、バックレスト５６の上方位置を車幅方向
の略中央に位置させているため、バックレスト５６の上
方に空間が形成され、ゴルフバック７３の積み下しの際
にリヤピラー３０が邪魔にならず、容易に行なうことが
できる。

また、座席２５に座った状態で、リヤピラー３０の中央
部３０ａが車幅方向の中央に位置しており、外方が開放
されているから、乗員に開放感を与え乗り心地が良い。

車体１の前側にはハンドル７６が、ルーフピラー３２に
は小物入れ７７が取付けられ、さらに支持バイブ３３と
フロア４との間には補助板７８が溶接されている。この
補助板７８にはフロントパネル８が第２図及び第１０図
に示すように、座席２５側を向く傾斜面で左右の前輪２
及びその間を覆うようにビス７９で取付け、この左右の
前輪２の間の部分に凹部８ｂを設けて、ビス８０で取付
けられている。このフロントパネル８の斜面にはマット
８１．８２が設けられ、フートレストとしている。

このフロントパネル８の凹部８ｂ内には、第１０図に示
すように、車両の側面視でフートレストより下方位置に
ブレーキペダル８３、パーキングペダル８４及びアクセ
ルペダル８５が配置されている。ブレーキペダル８３は
車体１に固定されたブラケット８６に支持軸８７を支点
として回動可能に設けられ、このブレーキペダル８３を
踏み込むと、ブレーキワイヤ８８が引かれてブレーキ操
作が行なわれる。ブレーキペダル８３にはパーキングペ
ダル８４が支持軸８９を介して回動可能になっており、
このパーキングペダル８４はロッド９０を介して爪部材
９１に連結され、この爪部材９１はブレーキペダル８３
に支持ピン９２を介して回動可能に設けられ、ブレーキ
ペダル８３を踏み込んだ状態でパーキングペダル８４を
前側に回動すると、爪部材９１がブラケット８６に固定
されたストッパ９３に係合して保持され、パーキングブ
レーキがかかるようになっている。

アクセルペダル８５は車体１に固定されたブラケット９
４に支持軸９５を支点として回動可能に設けられ、この
アクセルペダル８５の回動で車体１に支持部材９６で支
持されたアクセルワイヤ９７を操作するようになってい
る。

［発明の効果］ この発明は前記のように、座席の上方を覆うルーフを支
持するりャピラーの途中にバックレストを取付け、この
バックレストの上方位置を車幅方向の略中央に位置させ
ているから、座席後方のバックレストの上方に空間が形
成され、荷物の積み下しの際にリヤピラーが邪魔になら
なす、取扱いが容易である。

また、座席に座った状態で、リヤピラーは車幅方向の中
央に位置しており、外方が開放されているから、特に小
型の車両において、乗員に開放感を与えるため、乗り心
地が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はゴルフカーの側面図、第２図はその平面図、第
３図はその背面図、第４図は車体の側面図、第５図はそ
の平面図、第６図はその正面図、第７図はルーフの取付
けを示す側面図、第８図はバックレストの取付けを示す
正面図、第９図は第８図のＩＸ−ＩＸ断面図、第１０図
は第２図のＸ−Ｘ断面図である。 図中符号１は車体、９はメインフレーム、２５は座席、
３０はリヤピラー１３２はルーフピラー、３８はルーフ
フレーム、４３はルーフ、５６はバックレスト、６９は
荷台である。 １］ 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 座席の上方をルーフで覆い、かつこの座席の後方に荷物
   を積載する小型車両において、前記座席の後方位置でリ
   ヤピラーを車体に固定して前記ルーフを支持し、このリ
   ヤピラーの途中にバックレストを取付け、さらにバック
   レストの上方位置を車幅方向の略中央に位置させ、この
   バックレストの後方に前記荷台を設けたことを特徴とす
   る小型車両。