JPH0218868Y2 - - Google Patents

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JPH0218868Y2
JPH0218868Y2 JP1985030046U JP3004685U JPH0218868Y2 JP H0218868 Y2 JPH0218868 Y2 JP H0218868Y2 JP 1985030046 U JP1985030046 U JP 1985030046U JP 3004685 U JP3004685 U JP 3004685U JP H0218868 Y2 JPH0218868 Y2 JP H0218868Y2
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tube body
rubber layer
pipes
tube
rubber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は耐久性の向上を図つたゴム被覆セラミ
ツク管に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、スラリーや粉体の輸送用配管には、摩耗
や腐蝕の防止のため高クロム鋳鉄管或はステンレ
ス管を使用するのが一般的であつた。そしてL
字、Y字状等の継手管部分では、スラリー等の流
れ方向が急激に変化するために特に摩耗・腐蝕が
激しいという問題があつた。そこで近時、スリラ
ーや粉体の輸送のための配管用管を鋳鉄やステン
レスに比べて耐摩耗性及び耐蝕性に優れたアルミ
ナ、窒化珪素、炭化珪素等のいわゆるフアインセ
ラミツクスにより製造することが考えられてい
る。
しかしながら、これらのセラミツクスは耐摩耗
性及び耐蝕性が極めて優れる反面、鋳鉄やステン
レスに比べ脆く割れ易いので、単に材料を置き換
えたのみでは、取り扱い時や取付け後に加わる衝
撃により割損したり、他の管と接続する場合にフ
ランジ部にねじり力が作用すると欠損が発生する
という問題を生ずる。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、耐摩耗性や耐蝕性に優れ、し
かも衝撃や他の管との接続時に作用するねじり力
によつて損傷を受けることを確実に防止すること
ができるゴム被覆セラミツク管を提供するにあ
る。
〔考案の概要〕 本考案は、管本体をセラミツク製となすと共
に、この管本体の外表面にゴム層を一体化して管
本体に衝撃が加わることを防止し、且つ管本体の
端部に位置してゴム層にフランジ部を一体的に設
け、ゴム層の弾性変形性を利用してフランジ部に
加わるねじり力を吸収させようとするところに特
徴を有するものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を例えばスラリー輸送用配管に用い
られる継手管の一種であるエルボに適用した一実
施例につき第1図を参照して説明する。1はアル
ミナ、窒化珪素、炭化珪素等のフアインセラミツ
クスにより形成した管本体である。2は管本体1
の外表面を被覆するように設けたゴム層、3は管
本体1の両端部に位置してゴム層2に一体的に設
けた一対の金属製のフランジ部である。フランジ
部3は管本体1の外径寸法よりも大なる内径寸法
を有する環状をなし、内周縁部に一方向に延びる
短い筒状部4が一体に突設され、この筒状部4の
先端に突条部4aが形成されている。一方、前記
ゴム層2は、混練りした材料をフランジ部3の筒
状部4を埋設するようにして管本体1の外表面に
被覆した後、加硫処理して形成されたもので、こ
の被覆状態では、フランジ部3の筒状部4は管本
体1に対し無接触状態であつて管本体1との間に
ゴム層2の一部が介在している。
上記構成の継手管によれば、流動するスラリー
が直接に接触する管本体1は耐摩耗性及び耐蝕性
に共に優れたセラミツク製であるから、継手管部
分においてスラリーの流れ方向が急激に変化する
ことにより管本体1の内周面にスラリーが激しく
衝突するという事情があつても、管本体1の摩耗
及び腐蝕を長期にわたり防止することができる。
また、管本体1の外表面には弾力性に富むゴム層
2が被覆されているから、継手管の取り扱い時や
取付け後に衝撃が作用したとしても、管本体1の
破損を確実に防止することができ、しかも金属に
より被覆する場合に比べ軽量化することができる
上に製造が容易である。
ところで、一般に継手管をそのフランジ部を介
して他の管に接続する際には、管相互の軸芯のず
れや傾き等によりフランジ部に強いねじり力が作
用することが頻繁に生ずるものである。この点に
関し、本実施例では、フランジ部3は弾力性に富
むゴム層2に一体的に設けたから、そのようなね
じり力が作用した場合には、ゴム層2が弾性変形
することによりねじり力が吸収され、管本体1に
は無理な力は作用しない。従つて、管本体1が耐
摩耗性及び耐蝕性には優れるが反面脆く割れやす
いという欠点を有するセラミツク製であつても、
他の管との接続時における管本体1の損傷を確実
に防止することができる。
尚、上記実施例では、フランジ部3を金属製と
してゴム層2に一部を埋設するようにして一体化
したが、本考案はこれに限られず、第2図に示す
ように、フランジ部2a自体をゴム層2との一体
成形により形成しても良い。また、図示はしない
が、ゴム層2内にガラス繊維を混入したり、ナイ
ロン等の合成樹脂製の織布を一体的に埋設したり
して補強しても良い。更には、エルボに適用する
に限らず、第3図に示すようなT字管や、Y字管
(図示せず)更には直管(図示せず)等にも適用
できることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、セラミツク製の管
本体の外表面にゴム層を一体化すると共に、この
ゴム層にフランジ部を一体化して設ける構成とし
たところに特徴を有し、この結果、セラミツクス
が有する優れた耐摩耗性及び耐蝕性を効果的に発
揮させ得ながら、反面それが有する脆く割れやす
いという欠点をゴム層の弾力性を巧みに利用して
補うことができ、もつて衝撃や他の管との接続時
に作用するねじり力により損傷を受けることを確
実に防止することができるという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をエルボに適用した一実施例を
示す断面図、第2図はフランジ部の変形例、第3
図はT字管に適用した他の実施例を示す断面図で
ある。 図面中、1は管本体、2はゴム層、3はフラン
ジ部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 セラミツク製の管本体と、この管本体の外表
    面に一体化したゴム層と、前記管本体の端部に
    位置して前記ゴム層に一体的に設けたフランジ
    部とを具備してなるゴム被覆セラミツク管。 2 管本体は異形状であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のゴム被覆セラ
    ミツク管。
JP1985030046U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0218868Y2 (ja)

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JPS61146675U JPS61146675U (ja) 1986-09-10
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