JPS5936793Y2 - フランジ付き内面樹脂被覆鋼管 - Google Patents

フランジ付き内面樹脂被覆鋼管

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Publication number
JPS5936793Y2
JPS5936793Y2 JP5458177U JP5458177U JPS5936793Y2 JP S5936793 Y2 JPS5936793 Y2 JP S5936793Y2 JP 5458177 U JP5458177 U JP 5458177U JP 5458177 U JP5458177 U JP 5458177U JP S5936793 Y2 JPS5936793 Y2 JP S5936793Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
tube
pipe
coating
flange
Prior art date
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Expired
Application number
JP5458177U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53149215U (ja
Inventor
洋三 本多
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フランジ付き大面樹脂被覆鋼管に関するも
ので、その目的は摩耗環境下で使用される鋼管の管端部
の耐用寿命を長くすることにある。
鋼管の耐食性、耐摩耗性を向上させる目的で鋼管内面に
ゴム、塩化ビニル樹脂などを被覆することは従来広く行
なわれていることである。
このような内面被覆鋼管の多くはフランジ継手によって
接合されるのが普通であり、一般に内面被覆は管内面か
らフランジ面へ連続してなされている。
この内面被覆は、液状の被覆材料の鋳造あるいは遠心ラ
イニングによるものであり、被覆面の角および下地鋼管
の角は、第3図に示されるように直角となっている。
このような内面被覆鋼管をフランジで接合する場合に、
寸法公差あるいはフランジ接合の際に生じる両側の管の
ズレがあると、石炭や土砂などのスラリー輸送の摩耗環
境下では第4図に示されるように管端部が選択的に摩耗
して局部摩耗部4を生ずる。
実際の配管工事では鋼管の直径、肉厚のバラツキ、接続
時の目違いは避けることができないから、必然的に内径
差を生じ、第4図のように管端部の被覆部分が摩耗し、
実際の輸送管の寿命は期待された寿命よりもはるかに短
かい結果に終る。
この考案は、フランジ付き内面樹脂被覆鋼管の管端部を
面取りしてその上に被膜を被覆することにより従来の上
記したような欠点をなくしたものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第2図に示すように鋼管1の内面よりフランジ2の端面
まで耐摩耗樹脂被膜3が被覆されている。
この被膜は前記フランジ面と管内面とで構成された角部
を面取りして、管内面とフランジ面とに連続して被覆さ
れており、面取りされた個所では被膜は管軸方向の断面
が直角となっていて、そこで被膜は局部的に面取りされ
た分だけ厚肉に形成されている。
また、面取りは、フランジ面と管内面との角部を、管径
方向a=0.01〜0.03 D (Dは管端フランジ
付き鋼管の外径)、管軸長方向にb=o、01〜0.0
9Dの大きさで面取りするものである。
その根拠を説明する。
寸法aの下限は、管径のバラツキによって生じる内径差
に相当し、aはこれ以上であることが必要である。
aが大きくなれば管内端面角部の被覆層の厚さは大きく
なるので耐摩耗性は向上するが、大きすぎるとフランジ
面の締付面積が減少して耐圧力が低下するので0.03
Dが上限となる。
従ってaの適正範囲は0.01〜0.03Dとする。ま
た、局部摩耗部4の広さは、内径差lの大きさ、摩耗環
境の程度(スラリーの濃度、流速、固形物の硬さ、粒径
なと)および被覆材料の耐摩耗性などによって異なるが
、一般には内径差の1〜3倍程度である。
従って、bの適正範囲は0゜01〜0.09Dとする。
つぎに、さらに具体化した例を示す。
例1 フランジ付き鋼管(外径318.5mm、肉厚6.9m
m)の内面およびフランジ面にポリウレタンゴムを3m
mの厚さに被覆した。
管内面樹脂被覆は、第2図に示すように、その接続断面
形状が直角な状態でフランジ端面にまで延在しているよ
うに形成した。
また、下地鋼管の管端はあらかじめa=5mm。?)=
15mmの大きさで面取りしておいた。
接合部の内径差は2mmであった。
この輸送管に浚せつ土砂を5 mm7秒の流速で流した
結果は、2500時間経過後も下地の露出はみられなか
った。
比較のために面取りしてない従来の輸送管を使って同様
の条件下で浚せつ土砂を流した。
430時間で下地鋼管の角が露出し、下地露出部から1
00mmの長さにわたって管内の被覆が剥離した。
下地管理の面取り、理論的には管の上流部だけでよいが
、管の一端だけが面取りされていると配管時の管の向き
を管理する必要が生じ、工数が増加するので、実用上か
らは管の両端を面取りするのが好ましい。
この考案のフランジ付き内面樹脂被覆鋼管は、鋼管端部
を面取りして管内面からフランジ端面へ延在する樹脂被
膜を前記管端面取り部に直角に施したから第2図に示さ
れるように鋼管端面取り部の被覆層が他の部分に比べて
厚い構造になしつる。
従って、配管時に第4図に示す如き目違いによる段差が
生じ摩耗環境下で端部の摩耗が進行したとしても、摩耗
によって段差がなくなるまでにかなりの時間を要し、段
差がなくなった時点で下地鋼管が露出することもなく、
また、段差がなくなった後は被覆鋼管本来の耐摩耗性を
発揮することができるので、内面樹脂被覆鋼管の耐用寿
命が長くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフランジ付き内面樹脂被覆鋼管の一部
切断正面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図
は従来の内面樹脂被覆鋼管端部の縦断面図、第4図は第
3図の管を接合した場合の縦断面図である。 1・・・下地鋼管、2・・・フランジ、3・・・被覆、
4・・・局部摩耗部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管端に接続用フランジを設け、管内面よりフランジ端面
    まで耐摩耗樹脂被膜を被覆した内面樹脂被覆鋼管におい
    て、前記フランジ面と管内面との角部に管径方向へ0.
    0■〜0.03D、管軸長方向へ0.01〜0.09D
    (但し、Dは管端フランジ付き鋼管の外径)の大きさの
    面取りを施し、そこには断面形状が直角となるように前
    記被膜が形成されていることを特徴とするフランジ付き
    内面樹脂被覆鋼管。
JP5458177U 1977-04-28 1977-04-28 フランジ付き内面樹脂被覆鋼管 Expired JPS5936793Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS53149215U JPS53149215U (ja) 1978-11-24
JPS5936793Y2 true JPS5936793Y2 (ja) 1984-10-11

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JP5458177U Expired JPS5936793Y2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 フランジ付き内面樹脂被覆鋼管

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JPS53149215U (ja) 1978-11-24

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