JPH02187224A - プレス機におけるワークの保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、プレス機械に装備するワークの保持装置に関
し、詳しくは離型後のワークの位置ずれを防止するため
の装置に関する。

ｂ、　従来の技術 自動車部品などの板金加工には、例えば第３図に示すよ
うなプレス機械が使用されている。同図において、１は
下型、２は上型、３はブランクホルダー、４はクツシラ
ンビンである。ブランクホルダー３には、第４図に示す
ように複数のブランクリフター５を下型１のダイス６と
隣接して配設しである。このリフター５は、詳しくは第
５図に示すように下面に開口する孔５ａと段部５ｂを備
えており、この孔５ａ内にスプリング７を納め、リフタ
ー５がブランクホルダー３から離れる方向に付勢すると
ともに、このリフター５をブランクホルダー３に設けた
凹部３ａ内に配設しである。またブランクホルダー３に
は、ブランクリフター５の段部５ｂを係止するストッパ
一部８が設けである。９は成形前のシート（ワーク）に
対する位置決めゲージで、これはブランクホルダー３上
の所定の位置に適当間隔をおいて立設しである。

いま、ワークの成形後、上型ｌを上昇させると、ブラン
クリフター５は、ワークを上型１に押付けながら上昇し
、その段部５ｂをストッパ一部８に当接させて係止する
。すなわち、ワークはブランクリフター５のストロ：り
！だけ持ち上げられるようになっている。

ところで、このプレス機械からワークを自動搬出装置に
よって取出す場合、ワークをブランクリフター５上の所
定の位置に保持しておく必要がある。そこで、第６図に
示すように振子式のレバー１０を位置決めゲージ９の保
持部９ａに枢着してワークの位置ずれを防止していた。

なお、レバー１０は重錘部１０ａ　と先端部１０ｃとを
備えている。この装置においては、成形前のシートＡを
下型１のダイス６上にセットする際、第７図に示すよう
にレバー１０がその重錘部１０ａの重さによって二点鎖
線で示す位置まで揺動するように構成してあり、その際
、その先端部ｉ０ｃがブランクホルダー３に当接するの
を防止するため、そこに座ぐり１１が設けである。

Ｃ０発明が解決しようとするｅＪＡＢ しかし、上記装置にあっては、ワークＢの端縁とレバー
エ０との間に隙間が生じ、またレバーｌＯも揺動するよ
うに構成しであるため、ワークＢは、衝撃や振動を受け
た場合、所定の位置から大きくずれてしまうという問題
があった。

また、ブランクホルダー３に座ぐり１１を設ける必要が
あるため、ブランクホルダー３の型強度が低下し、型を
改造する場合にも、多大の手間を要することとなる。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、離型後のワークの位置ずれを完全に防
止でき、かつブランクホルダーに座ぐりを設ける必要の
ないプレス機におけるワークの保持装置を提供すること
にあり、その要旨は、下型のブランクホルダーにブラン
クリフターを設け、該リフターによってワークを持ち上
げるようにしたプレス機において、上記ブランクホルダ
ーの上面に一１回転可能に複数のストッパーカムをダイ
スを囲むようにして配置するとともに、これらストッパ
ーカムをダイス側に回転させる付勢手段を設けて、上記
各ストッパーカムがブランクリフターによって持ち上げ
られたワークの端縁に当接するように構成し、一方、上
型が降下する際、上記各ストッパーカムをダイスと反対
側に回転係止せしめる部材を上型に設けたことを特徴と
するプレス機におけるワークの保持装置にある。

以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。

上記各位置決めケージ９の保持部９ａには、第１図に示
すようにストッパーカム２０が回転可能に輪２０ａによ
って枢着してあり、このカム２０は周面に係止部２１を
設けである。ストッパーカム２０の周面には、連結部材
２２が固着してあり、この部材２２と位置決めケージ９
の保持部９ａとの間には、スプリング２３が架設しであ
る。これによって、ストッパーカム２０はダイス側に付
勢されることとなる。−力士型２には、ストッパーカム
２０の係止部２２と係合する逆り字状の押え部材２５が
固設しである。なお、其他の部材は上記従来技術と同一
であり、同一符号を付して説明を省略する。

次に、本実施例の作用を説明する。

いま、上型２を下型１に向かって降下させると、押え部
材２５の先端部２５ａ　がストッパーカム２０の係止部
２２に当接してこのカム２０をダイス６から離れる方向
に回転させ、その先端部２５ａの側面がストッパーカム
２０の係止部２１の面に当接した状態で係合する。すな
わちストッパーカム２０は、第１図に示すように位置決
めケージ９より外側に移動し、上型２との衝突を回避す
る。ワークの成形が完了したのち、上型とブランクホル
ダー３はワークのフランジ部を挟持しながら上昇し、や
がてブランクホルダー３のみ停止する。そして、ブラン
クリフター５はワークを上型２に押付けたま−１さらに
上昇し、その段部５ｂがストッパ一部８に当接したとき
、ブランクリフター５も停止する。すなわち、ワークは
ブランクリフター５のストローク２だけブランクホルダ
ー３から持ち上げられた状態となる。すると、上型２に
固定しである押え部材２５とストッパーカム２０の保合
が外れ、したがってスプリング２３に常時付勢されてい
るストッパーカム２０がダイス６側に回転し、その弧状
の端縁２０ｂが第２図に示すようにワークＢの端縁に当
接してこれを保持することとなる。

Ｃ１発明の効果 本発明によれば、ブランクリフターによって持ちとげら
れたワークを１．ストツバ−カムが保持するので、離型
後のワークの位置ずれを完全に防止することができる。

また、ブランクホルダーに座ぐりを設ける必要がなくな
るので、ブランクホルダーの型強度の低下が防止でき、
また型の改造に要する時間を短縮することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る装置の一実施例を示し
、第１図は位置決めゲージ部分の縦断面図、第２図は第
１図のワーク離型後の状態を示す図、第３図はプレス機
械の縦断面図、第４図は第３図における上型を取り除い
て示す平面図、第５図は第４図に示したＡ−Ａ線による
断面図、第６図及び第７図はそれぞれ第１図と第２図に
対応する従来例を示す図である。 １・・・下型、 ３・・・ブランクホルダー ２０・・・ストッパーカム、 ２５・・・押え部材。 ２・・・上型、 ５・・・ブランクリフター ２３・・・スプリング１、 特 許 出 願 人 鈴木自動車工業株式会社 （ほか２名） 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下型のブランクホルダーにブランクリフターを設け、該
   リフターによってワークを持ち上げるようにしたプレス
   機において、上記ブランクホルダーの上面に、回転可能
   に複数のストッパーカムをダイスを囲むようにして配置
   するとともに、これらストッパーカムをダイス側に回転
   させる付勢手段を設けて、上記各ストッパーカムがブラ
   ンクリフターによって持ち上げられたワークの端縁に当
   接するように構成し、一方、上型が降下する際、上記各
   ストッパーカムをダイスと反対側に回転係止せしめる部
   材を上型に設けたことを特徴とするプレス機におけるワ
   ークの保持装置。