JPH02187105A - 沈砂掻揚装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下水処理場、中継ポンプ場等に設置される沈
砂池内に堆積した沈砂を池外に揚砂除去するための沈砂
掻揚装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、沈砂池底部に堆積した沈砂の除去′！３Ｍとして
、バケットを使用した定置式（水中軸、アイドラ軸等固
定）の連続掻ｖＡ装置が用いられていた。

しかしながら、このような定置式の沈砂掻揚装置では、
沈砂池が複数併設されている場合には各地毎にそれぞれ
設置しなければならず、その上池内の機械部の点検、保
守が困難であり、バケノトチェン、ホイール等の摩耗や
、降雨時等における多量に堆積した沈砂のためのバケッ
ト等の埋没による事故等に対する考慮も必要で、煩雑で
あった。

このようなバケット等の埋没による事故を防止し、同時
に複数併設された沈砂池に移動可能たらしめるために、
沈砂池上に走行ガーダ−を配備し、この走行ガーダ−に
昇降フレームを昇降可能に垂下し、走行ガーダ−２昇降
フレーム等に配設したチェノホイールにバケットを取り
付けたチェノを循環走行するように巻掛けた昇降移動式
の沈砂掻揚装置が考案されてきた。

ところで、後者の昇降移動式の沈砂１揚装置では、昇降
フレームの昇降時にはチェノにたるみ等を生ずるため、
このたるみを吸収する構造にしたものが実開昭５’ｌ−
３９６０６号公報に開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、前記実開昭５７−３９６０６号公報の昇降移
動式の沈砂掻揚装置では、チェノのたるみを吸収するた
めのガイドスプロケットがリンクアームに固定されてい
るために、チェノのたるみを成程度吸収することができ
るが、昇降フレームの昇降に伴うチェノのチェノホイー
ルへの巻付角の変化によるチェン長さのずれやチェノの
伸び等の微妙な変量には対応できなかった。

本発明は、きわめて簡単な構造によって、昇降フレーム
の昇降時に生ずるチ工ン長さの変量やチェノの伸びを自
動的に調整し、チェノの長さを常に適正に保持すること
ができる沈砂掻揚装置を提供することを目的とするもの
である。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、沈砂池上に走行可能に配備された走行ガーダ
−の両端部付近に、上部リンクと下部リンクを互いに回
動自在に中間軸にて係合したｌ」動リンクの上端をそれ
ぞれ回動自在に連結し、各揺動リンクの下端を沈砂池内
に昇降可能な昇降フレームの両端部付近にそれぞれ回動
自在に連結し、前記中間軸にチェノホイールを設けると
共に各揺動リンクの前記各連結部又はその付近にチェノ
ホイールを配設し、これらチェノホイールと前記走行ガ
ーダ−に配設されたチェンボイールに複数のバケットを
取り付けた掻揚チェノを循環走行するように巻掛けた沈
砂掻揚装置において、前記中間軸を前記下部リンクに回
動自在に保持せしめ、前記上部リンクにガイドレール溝
を設けて該ガイドレール溝に沿って前記中間軸を移動可
能に係合し、前記中間軸にシーブ車を連設すると共にｉ
；１肥土部リンクのガイドレール溝脇に他のシーブ車を
固着し、これらのシーブ屯に昇降用ワイヤを巻掛けたこ
とを特徴とする沈砂掻揚装置である。

また、本発明は、前記ガ・イドレールｔ＃にラックを刻
設し、該ラックに噛合するビニオンを前記中間軸に連設
したことをも特徴とする沈砂掻揚装置である。

〔作　用〕

上記構成になる本発明では、沈砂掻揚時には昇降フレー
ムを沈砂地底部にまで下降させ、昇降フレームに沿って
掻揚チェノと共に走行するバケットで沈砂を掻き取りつ
つ沈砂池の上方に運び、バケットが反転して沈砂を落下
させ、搬出する。

沈砂の異常堆積によってバケット等が沈砂中に埋没した
時、あるいは走行ガーダ−を走行させて全体を移ｖｊさ
せる時は、掻出チェノの走行を止めて昇降用ワイヤによ
り昇降フレームを上昇させ、昇降フレームの１智により
ｊＷ動リンクの上下部リンクは中間軸を支点に折り畳ま
れろように回動する。ごの時、中間軸のチェノホイール
１１」動リンクの、上下連結部付近のチェノホイール等
への掻揚チェノの巻付角度が変わり、当然掻陽チェンの
長さにずれを生じるが、その場合の播陽チェンの緊張度
の変化に追従して前記中間軸はチェンポイールと共に上
部リンクのガイドレール溝に沿って（多動する。この時
、中間軸は、これに連設されたソープ車とガイドレール
溝脇に固着されたシーブ車に巻き掛けられた昇降用ワイ
ヤの張力に抗して移動し、正常な掻揚チェノの長さが常
に保持され、さらに掻揚チェノ自体の伸びも吸収し、掻
揚チェノの微妙な変量にも追従することができる。

また、前記ガイトレール溝にラックを刻設し、該ラック
に噛合するピニオンを前記中間軸に連設すれば、ガイド
レール溝に沿った中間軸の移動が極めて的確になり、正
常な掻揚チェン長さの保持が一層確実になる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面を参照しながら説明すれば、第
１図において、沈砂池１上には、その両側壁上に設けら
れた走行レール２．２上を図示しない走行駆動装置によ
り走行する走行ガーダ−３が設けられ、走行ガーダ−３
の両端部付近の４隅には、後述するように、上部リンク
４ａと下部リンク４ｂを互いに回動自在に中間軸５にて
係合した揺動リンク４の上端（上部リンク４ａの上端）
がそれぞれ回動自在に連結されている。各揺動リンク４
の下端（下部リンク４ｂの下端）は、沈砂池１内に昇降
可能な昇降フレーム６の両端部付近に回動自在に連結さ
れている。

また、各揺動リンク４の上部リンク４ａと下部リンク４
ｂ間の中間軸５にはチェノホイール７が設けられ、さら
に各揺動リンク４と走行ガーダ−３との連結部又はその
付近にチェノホイール８が、各揺動リンク４と昇降フレ
ーム６との連結部又はその付近にナエンホイール９が設
けられ、これらのチェノホイール７．８．９と走行ガー
ダ−３に配設された適当数のチェノホイール１０．駆動
用モータ１１を連結した駆動ホイール１２及びテークア
ンプ軸を備えた調節ホイール１３に掻揚チェノ１４が循
環走行可能に巻掛けられ、この掻揚チェノ１４には沈砂
を掻取るための複数のバケット１５が取り付けられてい
る。

さらに、上部リンク４ａと下部リンク４ｂ間の中間軸５
は下部リンク４ｂの上端に回動自在に保持される一方、
第２図に明示するように、上部リンク４ａの下部にはガ
イトレール溝１６が設けられ、このガイドレール溝１６
に沿って中間軸５が移動可能に係合されている。中間軸
５には、さらにシーブ車１７が連設されると共に、ガイ
ドレール溝１６の脇には他のシーブ車１８が固着され、
これらのシーブ車１７．１８に昇降用ワイヤ１９の先端
部をリング状にして巻き掛け、この昇降用ワイヤ１９は
走行ガーダ−３上に設置された巻取用モータ２０で駆動
される昇降用ワイＶＳ取装置２１によって巻取り１巻戻
される。

第１図中２２は沈砂搬出機である。

しかして、沈砂掻揚時には、昇降フレーム６を沈砂池ｌ
底部にまで下降させ、駆動ホイール１２によって循環走
行する掻揚チェノ１４と共に走行するバゲ、ト１５が、
昇降フレーム６に沿って沈砂池ｌ底部を走行する間に沈
砂を掻き取りつつ沈砂池１の上方に至り、へヶソ）１５
が反転して沈砂は沈砂搬出機２２へ落下し、系外へ搬出
される。

沈砂の異常堆積によってバケット１５等が沈砂中に埋没
した時、あるいは他の沈砂区域又は沈砂池へ移動させる
時には、掻揚チェノ１４の走行を止め、昇降用ワイヤ巻
取装置２１によって昇降用ワイヤ１９を巻取って昇降フ
レーム６を鎖線にて示すように上昇させる。この昇降フ
レーム６の上昇により、各揺（す」リンク４の上部リン
ク４ａと下部リンク４ｂは、中間軸５を支点に、鎖線に
て示すように、折り畳まれるように回動する。

この時、中間軸５の部分のチェンホイール７揺動リンク
４の上下連結部付近のチェノホイール８．９への掻揚チ
ェノ１４の巻付角度が変わり、婦陽チェン１４の長さに
ずれを生じるが、第２図に明示するように、その時の掻
揚チェノ１４の緊張度の変化に追従して中間軸５はチェ
ノホイール７と共に上部リンク４ａのガイドレール溝１
６に沿って移動する。

この時、中間軸５は、これに連設されたシーブ車１７と
ガイドレール／ｌｌ￥１６の脇に固着されたシーブ車１
８とに巻掛けられた昇降ワイヤ１９の偏力に抗して移動
し、チェノホイール７，８．９に巻付けられている掻出
チェノ１４を常に緊張させ、Ｉｆｉ揚チェン１４のたる
みを吸収し、正常な掻揚ナエン１４の長さが常に保持さ
れ、掻出チェノ１４の伸びにも対応し、掻揚チェノ１４
の微妙な変量にも追従することができる。

また、昇降フレーム６を下降させる時は、昇降ワイヤ１
９の巻戻しによって前記上昇時とは反対に中間軸５．チ
ェンホイール７．シーブ車１７が移動し、この下降時に
も掻出チェノ１４は常に緊張されている。

また、第２図中に破線で示したように、ガイドレール溝
１６にラック２３を刻設し、このラック２３に噛合する
ピニオン２４を中間軸５にさらに連設した時には、ガイ
ドレール溝１６に沿う中間軸５の移動が的確になり、正
常な掻揚チェノ１４の長さの保持が一層ｔｉ実になる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、昇降移動式の沈砂掻
揚装置において、昇降フレームの昇降その他による掻揚
チェノの緊張度の変化に追従して常に掻揚チェノの緊張
度を自動的に保持し、掻揚チェノの長さを常に適正に保
持することができ、また掻揚チェノ自体の伸びにも対応
し、掻揚チェノの微妙な変量にも追従することができる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１Ｍは全体説明図、第
２図は第１図の部分的拡大図の一例を示すものである。 １・・・沈砂池、２・・・走行レール、３・・・走行ガ
ーダ−４・・・Ｉ！！すｊリンク、４ａ・・・上部リン
ク、４ｂ・・・下部リンク、５・・・中間軸、６・・・
昇降フレーム、？、８．９．１０・・・チェノホイール
、１１・・・駆動用モータ、１２・・・駆動ホイール、
１３・・・調節ホイール、１４・・・掻揚チェノ、１５
・・・バケ、７ト、１６・・・ガイドレール溝、１７．
１８・・・シーブ車、１９・・・昇降用ワイヤ、２０・
・・巻取用上−タ、２１・・・昇降用ワイヤ巻取装置、
２２・・・沈砂搬出機、２３・・・ラック、２４・・・
ビニオン。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）沈砂池上に走行可能に配備された走行ガーダーの
   両端部付近に、上部リンクと下部リンクを互いに回動自
   在に中間軸にて係合した揺動リンクの上端をそれぞれ回
   動自在に連結し、各揺動リンクの下端を沈砂池内に昇降
   可能な昇降フレームの両端部付近にそれぞれ回動自在に
   連結し、前記中間軸にチェンホイールを設けると共に各
   揺動リンクの前記各連結部又はその付近にチェンホイー
   ルを配設し、これらチェンホイールと前記走行ガーダー
   に配設されたチェンホイールに複数のパケットを取り付
   けた掻揚チェンを循環走行するように巻掛けた沈砂掻揚
   装置において、前記中間軸を前記下部リンクに回動自在
   に保持せしめ、前記上部リンクにガイドレール溝を設け
   て該ガイドレール溝に沿って前記中間軸を移動可能に係
   合し、前記中間軸にシーブ車を連設すると共に前記上部
   リンクのガイドレール溝脇に他のシーブ車を固着し、こ
   れらのシーブ車に昇降用ワイヤを巻掛けたことを特徴と
   する沈砂掻揚装置。
2. （２）前記ガイドレール溝にラックを刻設し、該ラック
   に噛合するピニオンを前記中間軸に連設したものである
   請求項１記載の沈砂掻揚装置。