JPH0218654Y2 - - Google Patents

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JPH0218654Y2
JPH0218654Y2 JP1980113283U JP11328380U JPH0218654Y2 JP H0218654 Y2 JPH0218654 Y2 JP H0218654Y2 JP 1980113283 U JP1980113283 U JP 1980113283U JP 11328380 U JP11328380 U JP 11328380U JP H0218654 Y2 JPH0218654 Y2 JP H0218654Y2
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circuit
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voltage
power
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【考案の詳細な説明】 この考案はマイコンなど集積回路を用いた電源
制御回路に関するものである。
一般に、記憶回路や、演算回路を有するマイコ
ンなどの集積回路は規定の電圧範囲内、例えば
5Vから15Vの範囲内で使用する時は正常に動作
するが、それ以外では動作が異常になる事は普通
である。又、このような場合でも、例えばOV程
度まで電圧が低下した時はマイコンなどの動作が
完全に停止するか記憶状態が消去するだけで電源
が正常に回復すれば、回路として再び動かす事が
可能となる。
しかし、蓄電池などで動かす場合、例えば電圧
が除々に低下し、例えば4Vまで下つた場合には、
マイコンなど電子回路は暴走状態と云われる回路
が異常な状態になる異常電圧点があり、一旦この
状態になると負荷回路が異常に動作する危険があ
る。又、正常動作範囲でもノイズなどによりマイ
コンなどの電子回路が一旦暴走状態になると、復
帰が行なわれず暴走を続ける危険性があつた。こ
のような暴走を防ぐため、従来より、例えば特開
昭48−2038号公報に記載されたような、リレーを
動作させて負荷回路を開路する低電圧動作ロツク
装置が考えられている。しかし、単にリレーを設
けただけでは、直流電源の電圧が更に低下した場
合にリレーコイルの励磁電流も低下し、ついには
リレー自身が正しく動作できなくなつてしまう。
つまり、本来ならば負荷回路を切り離さなければ
ならない電圧であつても、負荷回路を切り離すエ
ネルギがなくなり、低電圧による異常動作を防ぎ
きれないという欠点があつた。
この考案は、このような欠点を解消することを
目的として成されたものである。
以下、この考案の一実施例を図に基づいて詳述
する。即ち、図に於て、1は交流電源、2は整流
回路であつて、直流に変換する。3は直流電源で
あつて、上記整流回路3により充電され、交流電
源1が停電した時に後述の各回路に直流電圧を供
給するものである。4は電圧検出回路であつて、
比較器4Aと、抵抗R1と、ゼナーダイオードZD
の直列回路とで成す基準電圧部4Bと、電圧検出
抵抗R2で構成され、上記ゼナーダイオードZD
は、例えば5V用が使用され、電圧検出抵抗R2は、
上記直流電源3の電圧が6Vの時にゼナーダイオ
ードZDの電圧5Vと、同じ電圧になるように分圧
され、上記の比較器4Aの(−)端子に接続され
ている。尚、ゼナーダイオードZDは、上記比較
器4Aの(+)端子に接続され、直流電源3の電
圧が変化しても、比較器4Aの(+)端子の電圧
を常に5Vに維持するようにしている。上記比較
器4Aは、直流電源3が6Vより高い場合には、
その(−)端子は5Vより高く、出力端子Oは大
体0電位になり、直流電源3が6Vより低い場合
には、その(−)端子が5Vより低くなつて比較
器4Aの出力Oは直流電源3の電圧が出力される
ように成されている。
5はリセツト回路であつて、上記比較器4Aの
出力と接続された抵抗R3と直列接続された微分
コンデンサCと、放電抵抗R4,R5と上記微分コ
ンデンサCと接続されたトランジスタTr1と、ト
ランジスタTr1のコレクタに接続した自己保持リ
レー6のリセツトコイル6Aとから成され、トラ
ンジスタTr1がONした時、リセツトコイル6A
が励磁され、下記の接点6Cを閉路するように成
されている。尚、上述の自己保持リレー6は周知
の自己保持形のリレーであり、コイルを一旦励磁
すれば、励磁を解いても他方のコイルを励磁する
までは接点の状態をそのまま保持するものであ
る。7はセツト回路であつて、上記自己保持リレ
ー6の他方のセツトコイル6Bと、上記セツトコ
イル6Bと接続したトランジスタTr2と、トラン
ジスタTr2のベースに接続されベース抵抗R6,R7
とで構成されておりトランジスタTr2がONした
時、セツトコイル6Bを励磁し、下記の接点6C
を開路する。6Cは上記自己保持リレー6の接点
であり、一端は上記直流電源3の(+)極に、他
端は下記のトランジスタTr3のベースに接続され
ている。8は制御回路で下述の通り構成されてい
る。即ち、Tr3は電源制御トランジスタであつ
て、エミツタは上記直流電源3の(+)極に接続
され、コレクタの下記の負荷回路の(+)極に接
続されている。R8は上記電源制御トランジスタ
Tr3のベースに接続されたベース抵抗であつて、
他端は直流電源3の(−)極に接続されている。
Dはダイオードであつて、カソードは上記電源制
御トランジスタTr3のベースに接続されている。
9は電源投入用の押ボタンスイツチであつて、手
で押した時、閉路し離せば自動的に開になるもの
で、一端は上記直流電源3の(+)極に接続さ
れ、他端は上記ダイオードDのアノードと、セツ
ト回路7のベース抵抗R7に接続されている。1
0は負荷回路であつて、図示しないマイコンなど
の集積回路より成つており、(−)極は上記直流
電源3の(−)極に接続されている。
以上のように構成された上記一実施例の動作に
ついて説明する。
即ち、図に於て直流電源1から整流回路2を介
して直流の電圧に変換され、直流電源3の蓄電池
を充電するとともに、各回路に例えばDC8Vを供
給する。この場合、自己保持リレー6の接点6C
および、押ボタンスイツチ9が開の状態にあり、
直流電源3の(+)極から制御回路8のトランジ
スタTr3のエミツタ、ベース、ベース抵抗R8を介
してベース電流が矢印A方向に流れエミツタとコ
レクタが導通状態になり、負荷回路10に直流電
源3が供給される。
次に、ノイズなどで負荷回路10の電子回路
(図示せず)が暴走状態になり、回路が異常動作
を始た時の異常動作を停止させる方法について説
明する。
マイコンなどの電子回路の暴走を停止させるた
めには、その回路の電源を一旦切断する必要があ
る。図において、押ボタンスイツチ9を押すこと
により、その接点が閉路され、トランジスタTr3
のエミツタとベース間を押ボタンスイツチ9とダ
イオードDの直列回路で短絡することになり、ト
ランジスタTr3のベース電流が流れなくなつて、
トランジスタTr3がOFFする。トランジスタTr3
がOFFすることにより、負荷回路10への電源
供給が断たれ、負荷回路10の暴走が停止する。
この状態から、押ボタンスイツチ9の押込みを離
すと、接点9が開路しトランジスタTr3のエミツ
タとベース間の短絡が解かれ、トランジスタTr3
のベース電流が矢印Aのように流れ、トランジス
タTr3がONする。このように、押ボタンスイツ
チ9を押し込み、次に離す一連の動作によつて、
制御回路8のトランジスタTr3を、一旦OFFした
後、続いて再投入する動作が行なえる。
次に、交流電源1が停電した時の動作を説明す
る。
交流電源1が停電しても直流電源3の蓄電池に
より各回路には電源が供給され、上述と同じ動作
をする。
次に停電が長時間続いて、直流電源3の蓄電池
電圧が下つて6Vになつた場合を説明する。この
場合、比較器4Aの(+)端子は基準電圧部4B
により5Vに保たれているが、(−)端子は直流電
源3の電圧に比例して下がり5Vになると、この
時、比較器4Aの出力Oが反転してO電位から
6Vに変化する。そのため、抵抗R3を介して電流
が出力され、微分コンデンサCを通してトランジ
スタTr1にベース電流が流されトランジスタTr1
がONする。
トランジスタTr1のONにより、リセツト回路
5のリセツトコイル6Aが励磁され、接点6Cが
閉となる。又、微分コンデンサCが充電される
と、トランジスタTr1のベース電流が流れなくな
り、トランジスタTr1はOFFしリセツトコイル6
Aは無励磁になるが、自己保持リレーであり接点
6Cは閉のまま保持される。接点6Cが閉路すれ
ば、制御回路8のトランジスタTr3ののエミツタ
ベース間が短絡されたことになり、エミツタ・ベ
ース間が同電位となつて、ベース電流が流れなく
なりトランジスタTr3が急速にOFFする。トラン
ジスタTr3がOFFすると、負荷回路10への電源
供給が全くなされなくなり負荷回路が完全に停止
する。
この状態から、更に、直流電源3の電圧は除々
に下がるが、負荷回路は停止した状態を維持す
る。又、電圧検出回路4が働らいた後、交流電源
1が復帰し直流電源が8Vに上昇しても自己保持
リレー6の接点6Cにより制御回路8のトランジ
スタTr3のエミツタ・ベース間が短絡された状態
にあり、トランジスタTr3のベース電流が流れず
負荷回路10は停止している。
次に、交流電源1が復帰し直流電源3が8V以
上に上昇した後、負荷回路10を再起動する場合
について説明する。
押ボタンスイツチ9を投入すれば、押ボタンス
イツチ9、ダイオードDを介してトランジスタ
Tr3のエミツタ・ベース間を短絡し、トランジス
タTr3一旦トランジスタTr3をOFF状態にするが、
すでにトランジスタTr3はOFF状態にあり変化し
ない。同時に電源投入スイツチ9からベース抵抗
R7を介してセツト回路7のトランジスタTr2
ベース電流を流し、トランジスタTr2をONする。
トランジスタTr2がONすることにより、自己保
持リレー6のセツトコイル6Bを励磁し、接点6
Cを開路する。次に、押ボタンスイツチ9を開路
することにより制御回路8のトランジスタTr3
エミツタとベース間の各スイツチが全て開路した
ことになり、トランジスタTr3がONし、負荷回
路10に電源を倒入する。尚、停電中であつて電
圧が規定値以下になつた状態、即ちリセツト回路
が一度動作した状態で押ボタンスイツチ9を操作
すると負荷回路に規定値以下の電圧が印加される
が、再起動は交流電源1が復帰した後行うことが
通常であり、実用上問題とならない。
以上のようにこの考案によれば、直流電源の電
圧が下つた場合、負荷回路が異常動作する電圧に
なる前に負荷回路の電源供給を完全に停止し負荷
回路が、暴走状態になつた場合には押ボタンスイ
ツチを投入する事により、一旦、負荷回路の電源
を断ち負荷回路を完全に停止した後、押ボタンス
イツチが開路されると、自動的に負荷回路に電源
が供給されるように働らき、再起動が簡単に行な
い得る電源制御回路を得ることができるものであ
る。又、電圧低下により一旦負荷回路を切り離し
た後は、更に電圧低下しても開路状態を保持し続
けるので、負荷回路の異常動作を確実に防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案による電源制御回路の一実施例を
示す回路図である。 図中、3は直流電源、4は電圧検出回路、5は
リセツト回路、6は自己保持リレー、6Cは接
点、7はセツト回路、8は制御回路、9は押ボタ
ンスイツチ、10は負荷回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源、この直流電源と負荷回路との間に接
    続され、オン・オフ動作により前記負荷回路への
    電力を供給又はしや断する制御回路、この制御回
    路のオン・オフ動作を選択する接点を有する自己
    保持リレー、前記直流電源の電圧が規定値以下と
    なつたときに、所定の電気量を出力する電圧検出
    回路、この電圧検出回路の出力により前記接点を
    第1の方向に動作させて前記制御回路をオフ状態
    にするリセツト回路、前記負荷回路への電力供給
    時に、前記制御回路をオフした後オン状態にする
    押ボタンスイツチ、前記負荷回路への電力の供給
    がしや断時に、前記押ボタンスイツチの操作によ
    り前記接点を第2の方向に動作させて前記制御回
    路をオン状態にするセツト回路を備えた電源制御
    回路。
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JPH07574Y2 (ja) * 1987-06-24 1995-01-11 スカイアルミニウム株式会社 外装用金属パネル
JP5328220B2 (ja) * 2008-04-24 2013-10-30 キヤノン株式会社 Dc電源装置

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