JPH0218562B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0218562B2 JPH0218562B2 JP23130982A JP23130982A JPH0218562B2 JP H0218562 B2 JPH0218562 B2 JP H0218562B2 JP 23130982 A JP23130982 A JP 23130982A JP 23130982 A JP23130982 A JP 23130982A JP H0218562 B2 JPH0218562 B2 JP H0218562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- less
- glass
- tensile stress
- sio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 28
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 26
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 26
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 claims description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- XEKOWRVHYACXOJ-UHFFFAOYSA-N Ethyl acetate Chemical compound CCOC(C)=O XEKOWRVHYACXOJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N Isopropanol Chemical compound CC(C)O KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 2
- 229910018626 Al(OH) Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- BERDEBHAJNAUOM-UHFFFAOYSA-N copper(I) oxide Inorganic materials [Cu]O[Cu] BERDEBHAJNAUOM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 1
- KRFJLUBVMFXRPN-UHFFFAOYSA-N cuprous oxide Chemical compound [O-2].[Cu+].[Cu+] KRFJLUBVMFXRPN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005261 decarburization Methods 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000011259 mixed solution Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001845 yogo sapphire Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/147—Alloys characterised by their composition
- H01F1/14766—Fe-Si based alloys
- H01F1/14775—Fe-Si based alloys in the form of sheets
- H01F1/14783—Fe-Si based alloys in the form of sheets with insulating coating
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
本発明は鋼板面にガラス被膜を形成して、鋼板
に引張り応力を付加する方法に係り、更に詳しく
は、トランスのエネルギー効率を向上する対策と
して、トランスの鉄心用の珪素鋼に引張り応力を
付加する方法に関するものである。 従来、トランスのエネルギー効率を向上する方
法として、トランスの鉄心に引張り応力を付加す
ることが有効と確認されており、その方策として
鉄心の珪素鋼板を脱炭処理したのち、その表面に
MgO紛末を焼付けて反応させ、厚さ5μm程度の
膜を発生させて引張り応力を付加させたり、また
は鉄心の珪素鋼板を脱炭処理して、それをSiO2
−H3PO4溶液に浸漬して乾燥後、焼成して厚さ
3μm程度の膜を生成させて、引張り応力を付加
させる方法が採用されている。 これらの被膜形成珪素鋼板の引張り応力は前者
品で0.3Kg/mm2であり、後者品で0.6〜0.7Kg/mm2程
度であり、それぞれにトランスのエネルギー効率
を向上させているが、満足すべきものではなかつ
た。 故に、より向上したトランスのエネルギー効率
とするために、従来より大きな引張り応力を付加
することが要望されていた。 本発明に係る要請に対してなされたもので、そ
の要旨は鋼板面に熱膨脹係数20×10-7/℃以下の
Cu2O−B2O3−Al2O3−SiO2系を主成分とする低
熱膨脹ガラスを、平均粒径2μm以下のガラスフ
リツトとして塗布し、温度1200℃以下の中性雰囲
気で焼付け、厚さ5μm以下のガラス質の被膜を
形成することにより鋼板に引張応力を付加する方
法を提供するものである。 以下、本発明の要点につき説明する。 前記した従来法の脱炭処理後の珪素鋼板面に
MgO紛末をを焼付けたものや、SiO2−H3PO4溶
液に浸漬して乾燥後、焼成してコーテイングされ
た被膜の熱膨脹係数はそれぞれ約80〜100×
10-7/℃と40〜50×10-7/℃であり、これらの引
張応力は0.3Kg/mm2と0.6〜0.7Kg/mm2程度であつ
た。 これらの引張り応力より更に大きな応力を付加
するためには、熱膨脹係数は20×10-7/℃以下が
必要と判断された。また焼付け温度は、鋼板の耐
熱性の点より1200℃以下の中性雰囲気が必要で、
この温度で焼付けが可能でなければならない。 本発明では、熱膨脹係数20×10-7/℃以下のガ
ラスを1200℃以下の中性雰囲気で鋼板に焼付け、
鋼板に引張り応力を発生させることを試みた。 一般に、熱膨脹係数が20×10-7/℃以下のガラ
スは、SiO2を多量含有するガラス等で可能であ
るが、高温での粘性が高いため焼付け温度を1200
℃としても、焼付けは困難であり、また、ガラス
の粘性を下げるため更に高い焼付け温度を用いる
事は、鋼板の耐熱性を越えるため不可能であり目
的に適さない。 本発明では、これらの条件を満足するガラスと
して、Cu2O−B2O2−Al2O3−SiO2系が最適であ
ることを見い出した。Cu2O−B2O3−Al2O3−
SiO2系を主成分とするガラスは、従来、耐熱容
器、ストーブ、調理器等の熱器具用材料、窯炉用
材料、ガスレーザーの反射鏡の支持棒等への使用
が有効とされていたが、この系の組成のガラスを
用いると、1200℃以下の温度で容易に焼付けが可
能で、鋼板に引張り応力を付加することが可能で
あることが判明した。 この系のガラスを溶融し、急冷後紛砕して平均
粒径2μm以下、好ましくは1μm以下のガラスフ
リツトとした。このガラスフリツトの粒径は、微
細であればある程、鋼板への均一な塗布が容易と
なり、2μmを越えると所望の塗布が困難となる。
ガラスフリツトの塗布は、焼付け後の被膜の厚み
寸法が5μm以下となるように行われる。その被
膜の厚みが5μmを越えると、焼付け後の冷却中
に被膜が剥離する確率が増加する。また、ガラス
フリツトが十分に鋼板上をぬらすことが必要であ
り、Cu2O−B2O3−Al2O3−SiO2系を主成分とす
るガラスを用いても、1000〜1200℃の高温が必要
である場合には、鋼板の酸化防止のための中性雰
囲気、たとえば窒素雰囲気が望ましい。 本発明の方法により作成した被膜形成珪素鋼板
の引張り応力は、0.8〜1.0Kg/mm2となり、前記し
た従来の被膜形成珪素鋼板より2〜3割の向上が
みられ、また製作方法も容易であり量産に適した
ものであつた。 以下、実施例について詳述するが、本発明の要
旨を越えない範囲内において、これに限定されな
い。 表−1に示すガラス組成になるようにCu2O、
H3BO3、Al(OH)3、SiO2を秤量し、雷潰機にて
均一混合したのち、アルミナ製ルツボ(白金ルツ
ボでもよい)にて焼く1500℃の温度で3時間溶融
し、この溶液を水中に落下しガラス塊を得たの
ち、これをアルミナ製ボールミルで平均粒径、約
1μmまで紛砕してガラスフリツトを得た。 また別に、鋼板は脱炭処理が施され、表面に
SiO2被膜を持つ、大きさ300×60×3mmの珪素鋼
を使用した。珪素鋼へのガラス塗布は、沈降法に
より実施したが、その他のデイツピング法でもよ
い。沈降法ではイソプロピルアルコール90%、酢
酸エチル10%の混合溶液中にガラスフリツトを分
散させ、その溶液中に鋼板を浸漬して、鋼板表面
に沈降させ、溶液が蒸発したあと鋼板を取り出し
た。この沈降量の制御は、単純な算術計算により
ガラスフリツト量を決めた。次にガラスを塗布し
た鋼板を乾燥後、N2雰囲気中にて昇温300℃/hr
で1100℃の温度で30分間保持し、その後放冷し
た。そのときのガラス膜の厚さは4μmであつた。 鋼板に発生する引張応力は、ガラス膜形成後の
鋼板の反りを測定し、次の式より算出した。 σB=EB/1−VB×T/3t×2H/l σB:鋼板に発生する応力(Kg/mm2) EB:ヤング率(Kg/mm2) VB:ポアソン比 T:試験片板厚(mm) t:目標板厚(mm) l:試験片長さ(mm) H:板の反り(mm)
に引張り応力を付加する方法に係り、更に詳しく
は、トランスのエネルギー効率を向上する対策と
して、トランスの鉄心用の珪素鋼に引張り応力を
付加する方法に関するものである。 従来、トランスのエネルギー効率を向上する方
法として、トランスの鉄心に引張り応力を付加す
ることが有効と確認されており、その方策として
鉄心の珪素鋼板を脱炭処理したのち、その表面に
MgO紛末を焼付けて反応させ、厚さ5μm程度の
膜を発生させて引張り応力を付加させたり、また
は鉄心の珪素鋼板を脱炭処理して、それをSiO2
−H3PO4溶液に浸漬して乾燥後、焼成して厚さ
3μm程度の膜を生成させて、引張り応力を付加
させる方法が採用されている。 これらの被膜形成珪素鋼板の引張り応力は前者
品で0.3Kg/mm2であり、後者品で0.6〜0.7Kg/mm2程
度であり、それぞれにトランスのエネルギー効率
を向上させているが、満足すべきものではなかつ
た。 故に、より向上したトランスのエネルギー効率
とするために、従来より大きな引張り応力を付加
することが要望されていた。 本発明に係る要請に対してなされたもので、そ
の要旨は鋼板面に熱膨脹係数20×10-7/℃以下の
Cu2O−B2O3−Al2O3−SiO2系を主成分とする低
熱膨脹ガラスを、平均粒径2μm以下のガラスフ
リツトとして塗布し、温度1200℃以下の中性雰囲
気で焼付け、厚さ5μm以下のガラス質の被膜を
形成することにより鋼板に引張応力を付加する方
法を提供するものである。 以下、本発明の要点につき説明する。 前記した従来法の脱炭処理後の珪素鋼板面に
MgO紛末をを焼付けたものや、SiO2−H3PO4溶
液に浸漬して乾燥後、焼成してコーテイングされ
た被膜の熱膨脹係数はそれぞれ約80〜100×
10-7/℃と40〜50×10-7/℃であり、これらの引
張応力は0.3Kg/mm2と0.6〜0.7Kg/mm2程度であつ
た。 これらの引張り応力より更に大きな応力を付加
するためには、熱膨脹係数は20×10-7/℃以下が
必要と判断された。また焼付け温度は、鋼板の耐
熱性の点より1200℃以下の中性雰囲気が必要で、
この温度で焼付けが可能でなければならない。 本発明では、熱膨脹係数20×10-7/℃以下のガ
ラスを1200℃以下の中性雰囲気で鋼板に焼付け、
鋼板に引張り応力を発生させることを試みた。 一般に、熱膨脹係数が20×10-7/℃以下のガラ
スは、SiO2を多量含有するガラス等で可能であ
るが、高温での粘性が高いため焼付け温度を1200
℃としても、焼付けは困難であり、また、ガラス
の粘性を下げるため更に高い焼付け温度を用いる
事は、鋼板の耐熱性を越えるため不可能であり目
的に適さない。 本発明では、これらの条件を満足するガラスと
して、Cu2O−B2O2−Al2O3−SiO2系が最適であ
ることを見い出した。Cu2O−B2O3−Al2O3−
SiO2系を主成分とするガラスは、従来、耐熱容
器、ストーブ、調理器等の熱器具用材料、窯炉用
材料、ガスレーザーの反射鏡の支持棒等への使用
が有効とされていたが、この系の組成のガラスを
用いると、1200℃以下の温度で容易に焼付けが可
能で、鋼板に引張り応力を付加することが可能で
あることが判明した。 この系のガラスを溶融し、急冷後紛砕して平均
粒径2μm以下、好ましくは1μm以下のガラスフ
リツトとした。このガラスフリツトの粒径は、微
細であればある程、鋼板への均一な塗布が容易と
なり、2μmを越えると所望の塗布が困難となる。
ガラスフリツトの塗布は、焼付け後の被膜の厚み
寸法が5μm以下となるように行われる。その被
膜の厚みが5μmを越えると、焼付け後の冷却中
に被膜が剥離する確率が増加する。また、ガラス
フリツトが十分に鋼板上をぬらすことが必要であ
り、Cu2O−B2O3−Al2O3−SiO2系を主成分とす
るガラスを用いても、1000〜1200℃の高温が必要
である場合には、鋼板の酸化防止のための中性雰
囲気、たとえば窒素雰囲気が望ましい。 本発明の方法により作成した被膜形成珪素鋼板
の引張り応力は、0.8〜1.0Kg/mm2となり、前記し
た従来の被膜形成珪素鋼板より2〜3割の向上が
みられ、また製作方法も容易であり量産に適した
ものであつた。 以下、実施例について詳述するが、本発明の要
旨を越えない範囲内において、これに限定されな
い。 表−1に示すガラス組成になるようにCu2O、
H3BO3、Al(OH)3、SiO2を秤量し、雷潰機にて
均一混合したのち、アルミナ製ルツボ(白金ルツ
ボでもよい)にて焼く1500℃の温度で3時間溶融
し、この溶液を水中に落下しガラス塊を得たの
ち、これをアルミナ製ボールミルで平均粒径、約
1μmまで紛砕してガラスフリツトを得た。 また別に、鋼板は脱炭処理が施され、表面に
SiO2被膜を持つ、大きさ300×60×3mmの珪素鋼
を使用した。珪素鋼へのガラス塗布は、沈降法に
より実施したが、その他のデイツピング法でもよ
い。沈降法ではイソプロピルアルコール90%、酢
酸エチル10%の混合溶液中にガラスフリツトを分
散させ、その溶液中に鋼板を浸漬して、鋼板表面
に沈降させ、溶液が蒸発したあと鋼板を取り出し
た。この沈降量の制御は、単純な算術計算により
ガラスフリツト量を決めた。次にガラスを塗布し
た鋼板を乾燥後、N2雰囲気中にて昇温300℃/hr
で1100℃の温度で30分間保持し、その後放冷し
た。そのときのガラス膜の厚さは4μmであつた。 鋼板に発生する引張応力は、ガラス膜形成後の
鋼板の反りを測定し、次の式より算出した。 σB=EB/1−VB×T/3t×2H/l σB:鋼板に発生する応力(Kg/mm2) EB:ヤング率(Kg/mm2) VB:ポアソン比 T:試験片板厚(mm) t:目標板厚(mm) l:試験片長さ(mm) H:板の反り(mm)
【表】
用した。
以上、記述した如くCu20−B2O3−Al2O3−
SiO2系ガラスを本発明の方法で用いれば、鋼板
に0.8〜1.0Kg/mm2の引張り応力を付加することが
出来、かつ製作方法も容易で量産に適したもので
ある。
以上、記述した如くCu20−B2O3−Al2O3−
SiO2系ガラスを本発明の方法で用いれば、鋼板
に0.8〜1.0Kg/mm2の引張り応力を付加することが
出来、かつ製作方法も容易で量産に適したもので
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼板面に、熱膨脹係数20×10-7/℃以下の
Cu2O−B2O3−Al2O3−SiO2系を主成分とする低
熱膨脹ガラスを、平均粒径2μm以下のガラスフ
リツトとして塗布し、温度1200℃以下の中性雰囲
気で焼付け、厚さ5μm以下のガラス質の被膜を
形成することにより鋼板に引張り応力を付加する
方法。 2 上記鋼板が、トランスの鉄心用の珪素鋼であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
鋼板に引張り応力を付加する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23130982A JPS59117102A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 鋼板に引張り応力を付加する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23130982A JPS59117102A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 鋼板に引張り応力を付加する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59117102A JPS59117102A (ja) | 1984-07-06 |
JPH0218562B2 true JPH0218562B2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=16921600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23130982A Granted JPS59117102A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 鋼板に引張り応力を付加する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59117102A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0412557U (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-31 | ||
JPH0593433A (ja) * | 1991-06-19 | 1993-04-16 | Mitsui Constr Co Ltd | パイプシヤフト配管のコンテナ化工法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5411808A (en) * | 1992-02-13 | 1995-05-02 | Nippon Steel Corporation | Oriented electrical steel sheet having low core loss and method of manufacturing same |
JP2006313877A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-11-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静電気対策部品 |
-
1982
- 1982-12-23 JP JP23130982A patent/JPS59117102A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0412557U (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-31 | ||
JPH0593433A (ja) * | 1991-06-19 | 1993-04-16 | Mitsui Constr Co Ltd | パイプシヤフト配管のコンテナ化工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59117102A (ja) | 1984-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2711975A (en) | Vitreous coated refractory metals, method for producing the same, and vitreous enamel composition | |
US3998617A (en) | Method of improving the mechanical strength of glass | |
US4546006A (en) | Method for strengthening porcelain tooth | |
KR101265941B1 (ko) | 유약의 제조방법 | |
JPH0218562B2 (ja) | ||
JPS63307719A (ja) | 低温適用のための燐のプラナードーパントソース | |
JPS6036349A (ja) | ガラス組成物 | |
JPS6342705B2 (ja) | ||
US1893382A (en) | Method of making cast basalt articles | |
JP5096289B2 (ja) | ガラス成形体および結晶化ガラス成形体の製造方法 | |
JPS6191083A (ja) | アルミナセラミツクスの強化方法 | |
JPH02209420A (ja) | 鋼材に対する高温用酸化防止剤 | |
JPS6119597B2 (ja) | ||
JPH02137787A (ja) | ガラス被覆炭化珪素焼結体及びその製造方法 | |
US3889021A (en) | Method of making top plates for range | |
JPH01100068A (ja) | 高ジルコニア質熱溶融耐火物 | |
JPS6313658A (ja) | アルミニウム溶湯用部材 | |
SU877321A1 (ru) | Высокотемпературный тензодатчик и способ его изготовлени | |
JPS623786B2 (ja) | ||
JPS5828215B2 (ja) | テイユウテンガラスソセイブツ | |
JPS58199865A (ja) | ホ−ロ−基板 | |
NO854531L (no) | Varmefast induktorblokk for kanalinduksjonsovn og fremgangsmaate til fremstilling av samme. | |
KR940011183B1 (ko) | 분말야금에 의한 세라믹 코팅방법 | |
JPS6119576B2 (ja) | ||
SU1680650A1 (ru) | Стекло |