JPH02185528A - 実質的に欠陥構造を持たない直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化p―アリーレン、その製造方法およびその使用 - Google Patents

実質的に欠陥構造を持たない直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化p―アリーレン、その製造方法およびその使用

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JPH02185528A
JPH02185528A JP1300928A JP30092889A JPH02185528A JP H02185528 A JPH02185528 A JP H02185528A JP 1300928 A JP1300928 A JP 1300928A JP 30092889 A JP30092889 A JP 30092889A JP H02185528 A JPH02185528 A JP H02185528A
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Guenther Weymans
ギユンター・バイマンス
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マンフレート・シユミツト
Erich Meier
エーリツヒ・マイアー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は欠陥構造、すなわち異質の構造が極めて低比率
である直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化 p−ア
リーレン(PAS) 、好ましくはポリ硫化 p−フェ
ニレン(P P S)に、その製造方法に、およびその
成形品製造用の使用に関するものである。
硫化ポリアリーレンは、たとえばUS−PS3.354
,129およびEP−A 171,021より公知の物
質である。その熱的および機械的性質、ならびにその高
度の化学的安定性のために、ポリ硫化アリーレンは繊維
、フィルムおよび成形品の製造用の出発物質として価値
かある。ポリ硫化アリーレンはたとえば自動車の分野に
おいて、電機の分野において、および電子工学の分野に
おいて使用される。ポリ硫化アリーレンは耐燃性であり
、寸法安定性を有し、耐熱性であり、かつ良好な電気的
性質を示す。
重合体中の欠陥および/または不純物の結果として P
AS  に生じ得る気体発生は不均一な成形品に、また
、加工および使用中の腐食の問題につながる可能性かあ
る。
不純物の百分率か低い PAS  は重合体の精製によ
り製造し得ることか知られている(たとえはE P −
A 96384.104560、D E −OS 35
24471E P−A242617.265,524、
J P −A 62220522を参照)。しかし、こ
れらの精製法により得られる重合体は必ずしも常に完全
に満足すべきものではない。
上記の欠点が重合体中の不純物によって生ずるのみでな
く、重合体基材(matrix)中の欠陥構造または異
質の構造によっても生ずることが知られている。
重合体中の欠陥構造を種々の製造方法により、たとえば
空気の不存在における PAS の製造等により減少さ
せ得ることが知られている。反応混合物への無機塩また
は有機塩の添加も推奨されている(たとえばDE−○S
  2623362.2623363を参照)。エステ
ル、酸無水物、アミノ酸またはラクタムの添加により、
改良された生成物が得られている(たとえばE P −
A 171021を参照)。E P−A I71021
 より公知の改良されたポリ硫化アリーレンは好ましい
流動(rheological)挙動を示す。
これらの公知の手段により有用な重合体が得られるが、
重合体中の欠陥構造または異質の構造は、この方法によ
っては回避することができない。
重合体中の欠陥構造はそれ自体に関する、または重合体
中の不純物との関連での熱的応力(たとえば成形品の加
工および製造中に一般的な条件下での)の結果として、
巨視的な損傷を生じ得る。
加えて、その好ましい性質の大部分をその結晶構造の秩
序から誘導している部分結晶性熱可塑物は、結晶化度、
結晶化速度、結晶構造および熔融挙動のような性質が均
一性の乱れにより影響を受ける可能性かある。
E P−A 171021より公知の改良されたポリ硫
化アリーレンは好ましい流動挙動を示す。
極めてわずかな欠陥構造を有するのみの、周知の好まし
い流動挙動を示す直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫
化 p−アリーレン、好ましくはポリ硫化 p−フェニ
レンがここに見いだされた。
したがって、本発明は硫黄原子のに端(edge)にお
ける XANES  スペクトル(少なくとも±0.1
 eV のエネルギー測定精度(相対的および絶対的)
での透過で測定して)において、2470ないし249
0 eV のエネルギー範囲に2個の、すなわち、 a ) 2470ないし2475.5 eV のエネル
ギー範囲に、好ましくは2473ないし2475 eV
 のエネルギー範囲に、より好ましくは2473.5な
いし2474.1 eV のエネルギー範囲に1個、お
よび、 b ) 2475.5  ないし2490 eV のエ
ネルギー範囲に、好ましくは2478ないし2482 
eV のエネルギー範囲に、より好ましくは2480.
8ないし2481.4 eV のエネルギー範囲に1個
の吸収極大を有し、最高強度の吸収極大がエネルギー範
囲 a)にあり、エネルギー範囲 b)の吸収極大がエ
ネルギー範囲 a)の吸収極大の最大85%、好ましく
は最大80%、より好ましくは最大73%の強度を有す
ることを特徴とする直鎖の、および枝分かれのあるポリ
硫化 p−アリーレン、好ましくはポリ硫化 p−フェ
ニレンに関するものである。
本発明記載のポリ硫化アリーレン、好ましくはポリ硫化
フェニレンは、圧倒的に優勢な成分として式(I) 式中、 R1,R2、R3およびR4は同一であっても異なって
いてもよく水素(H)、Cl01□−アルキル、Cm−
cps−シクロアルキル、Ca−Czo−アリール、C
、−c 3G−アルカリールおよび/またはアラールキ
ルを表す に相当する構造要素を含有するものである。
本発明記載の好ましい直鎖の、および枝分かれのあるポ
リ硫化アリーレン、好ましくはポリ硫化フェニレンは、
上記の事項に加えて20ないし500.000 P a
−s  の熔融粘性η=および25,000ないし38
0,000の、好ましくは以下の関係1ogv 、 =
 3.48・logM、 (tel)   14−25
 ± 0.1を満足し、より好ましくは以下の関係 1ogv、、−3,48・logM、 (rel) −
14,25±0,05を満足する重量平均相対分子量M
、(tel)を有することを特徴とするものである。
本発明記載のポリ硫化アリーレンのXANES スペク
トルの吸収曲線は、エネルギー範囲 a)および b)
に関して、特定の吸収極大の高エネルギー側にも低エネ
ルギー側にも、いかなる有意の第2の吸収の肩をもは2
んと示さない。
本発明はさらに、 (I)反応を不活性気体雰囲気、好ましくは窒素中で実
施し、 (I+)任意に公知の助剤および/または触媒の存在下
に、212℃以上の温度で、水性硫黄供与体と芳香族ジ
ハロゲン化合物を有機溶媒に溶解させた溶液とを、反応
溶液の水分含有量が0ないし0.02重量%を超えない
ように混合することにより、水の同時除去を伴う反応を
実施し くIII)硫化アルカ91モルあたり 0.01ないし
1モルの硫化水素アルカリを用いる硫化アルカリと硫化
水素アルカリとの混合物を水性硫黄供与体として使用し
、 (IV)硫黄供与体の添加後Iこ過剰の、好ましくは硫
黄供与体1モルあたり少なくとも0.1モル過剰の芳香
族ジハロゲン化合物が存在すべきであり、これが、反応
過程で蒸留による分離を通じて連続的に減少して芳香族
ジハロゲン化合物の0ないし0,3モル%過剰という最
終値となる ことを特徴とする式(■1) 式中、 R1ないしR4は式(I)に関して定義したものと同一
の意味を有し、 X はハロゲン(たとえば塩素または臭素)を表す Iこ相当する芳香族ジハロゲン化合物と、式(I1)に
相当する芳香族ジハロゲン化合物の合計量を基準にして
0ないし5モル%、好ましくはOないし1.25モル%
の式(Ill) %式%() 式中、 Arはその3個以内の環のC原子かへテロ原子、たとえ
ばN、01S により置き換えられていてもよいC、−
c 3Gの芳香族または異部環状基であり、 X はハロゲン、たとえば臭素または塩素を表し、 n は3または4の数を表す に相当する芳香族トリハロゲン化合物またはテトラハロ
ゲン化合物ならびに式(■1)に相当する芳香族ジハロ
ゲン化合物の合計量を基準にして0ないし12モル%の
分子量調節剤および硫黄供与体とよりの、公知の手法で
の、直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化 p−アリ
ーレン、好ましく工1 は直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化 p−7エニ
レンの製造方法A)に関するものでもある。
本発明は、反応を不活性気体雰囲気中で実施し、任意に
公知の助剤および/または触媒の存在下に212℃以上
の温度で、水性硫黄供与体と芳香族ジハロゲン化合物を
有機溶媒に溶解させた溶液とを、反応溶液の水分含有量
がOないし0.02重量%を超えないように混合するこ
とにより、水の同時除去を伴う反応を実施し、硫化アル
カリ1モルあたり 0.01ないし0.5モルの硫化水
素アルカリを用いる硫化アルカリと硫化水素アルカリと
の混合物を水性硫黄供与体として使用し、硫黄供与体の
添加後に過剰の、好ましくは硫黄供与体1モルあたり少
なくとも0゜1モル過剰の芳香族ジハロゲン化合物が存
在し、これが、反応過程で蒸留による分離を通じて連続
的に減少して芳香族ジハロゲン化合物の0ないし0.3
モル%過剰という最終値となることを特徴とする式(I
1)式中、 R1ないしR4は式(I)に関して定義した意味を有し
、 X はハロゲン、たとえば塩素または臭素を表す に相当する芳香族ジハロゲン化合物よりの、公知の手法
でのポリ硫化 p−アリーレン、好ましくは直鎖のポリ
硫化 p−フェニレンの他の製造方法B)に関するもの
でもある。
本発明記載の直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化p
−アリーレン、好ましくはポリ硫化 pフェニレンは酸
化的熱硬化なしに使用することができる。
方法A)およびB)に関して、本発明に従う使用に適し
た式(II)の芳香族二基素化合物は、たとえば1.4
−ジクcICIベンゼン、1.4−ジブロモベンゼン、
1−ブaモー4−クロロベンゼン、2.5−シクロロト
ルエン、2.5−ジブロモトルエン、2−クロロ−5−
7’ロモトルエン、 2.5−ジクロロ−p−キシレン
、2.5−ジクロロ−m−キシレン、3.6−ジクロロ
0−キシレンである。
方法A)およびB)に好ましい硫化アルカリは硫化ナト
リウムおよび硫化カリウムである。硫化水素と水酸化ナ
トリウムまたは水酸化カリウムとより製造した硫化物も
使用することができる。
これらは硫化物1モルあたりlないし9モルの水を含有
する。これらは熔融物の形状で使用することができる。
方法A)およびB)に好ましい硫化水素アルカリは硫化
水素ナトリウムおよび硫化水素カリウムである。これら
は水酸化物と硫化水素アルカリとより製造することがで
きる。これらは硫化水素アルカリを用いて硫化物から製
造することもできる。これらはIないし9モルの水を含
有することがある。
方法A)およびB)に関して、本発明に従う使用に適し
た有機溶媒は非プロトン性溶媒、特にN−アルキル化ラ
クタム、たとえばN−エチルピロリドン、N−メチルピ
ペリドン、N−インプロピルピロリドン、N−メチルカ
プロラクタム、N−エチルカプロラクタム、尿素類たと
えば二置換環状尿素、たとえばN、N’−ジメチル−N
、N’−エチレン尿素、N、N’−ジメチル−N、N’
−プロピレン尿素である。
これらの溶媒の沸点は212ないし280℃の範囲にあ
る。反応温度に達せしめるには、任意に反応をlOバー
ル以内の若干の加圧下で実施することもできる。
本発明に従えば、方法A)およびB)中の反応は不活性
気体雰囲気中で、たとえば窒素、貴ガスたとえばAr等
の雰囲気中で実施する。
特定の具体例の一つにおいては、反応に使用する全ての
出発物質、溶媒および助剤、ならびに装置を不活性気体
で予備処理して反応性気体、たとえば空気を除去してお
くこともできる。
適当な分子量調節剤は公知の化合物、たとえば芳香族〜
塩素化合物、たとえばクロロベンゼン、フェノール類、
フェノール塩、チオフェノール類、チオフェノール塩等
である。
式(III)に相当する芳香族トリハロゲンまたはテト
ラハロゲン化合物の例は1,2.4− )ジクロロベン
ゼン、1.3.5− トリブロモベンゼン、1.3.5
トリス−(4−クロロフェニルトン−ベンゼン、1.3
.5−トリス−(4−ブロモフェニル)−ベンゼン、2
.2’ 、4.4’テトラクロロジフエニル、硫化2.
2’、4.4’−テトラクロロジフェニル等である。
方法A)およびB)は溶媒、任意に助剤を伴う式(II
)の芳香族ハロゲン化合物、および水性硫化水素塩およ
び/または硫化物を同時に、または順次に反応混合物に
導入することにより実施する。反応混合物の温度は21
2℃以下に落ちてはならない。水の除去は、共沸的に蒸
留除去した式(II)の芳香族ハロゲン化合物の再循環
に伴って自発的に起こる。反応混合物の水分含有量は0
.02重量%以下(芳香族ハロゲン化合物を基準にして
)である。
反応時間は広い範囲で変えることができる。反応時間は
1時間以下ないし数日の、好ましくは1時間ないし48
時間の、より好ましくは2ないし18時間の範囲が可能
である。
硫化物および硫化水素塩の水溶液を添加したのち、反応
温度を最高250℃まで連続的に上昇させる。芳香族ジ
ハロゲン過剰量の調節した過剰量は反応中に蒸留により
分離する。たとえば、全反応時間が10時間であるなら
ば、5時間後には過剰の芳香族ジハロゲン化合物の40
%までが、次の3時間後には80%までが、次の2時間
後には100%までが反応混合物から除去される。硫黄
が気体、硫化水素の発生により反応から除去されるなら
ば、この量はたとえば化学量論的計算において考慮され
なければならない。逸失した硫化水素は、たとえば硫化
アルカリの製造により回帰(return)させること
ができる。
本件ポリ硫化アリーレンは公知の手法で、たとえば冷却
、濾過および反応混合物のケトン、たとえばアセトン等
、またはアルコール、たとえばメタノール、エタノール
、イングロパノール等による洗浄で単離する。残留物を
残留物1部対水5ないし20部の比で水Iこけん濁させ
、このけん濁液を酸、たとえば酢酸、リン酸、硫酸等を
用いてpH1−5に調節し、ついで、中性になるまで水
で洗浄する。このようにして得られる高分子量のポリ硫
化アリーレンは高度の化学的均一性を示す。
熔融粘性(η。)および本発明記載の重合体の分子量の
尺度としての重量平均相対分子量M。
(tel)は、たとえばE P−A 142024、E
P−A171021およびD E −A 362219
4に記載された方法により測定することができる。
本発明記載のポリ硫化 p−アリーレンの化学的均一性
を証明するためには、実施例1および2に記載するポリ
硫化 p−アリーレンのXANES スペクトルを検討
する。2470 eV ないし2490 eVのエネル
ギー範囲には2個の吸収極大を有するのみである(表I
I+を参照)。
本発明記載の直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化 
p−アリーレンは、モデル化合物と同様にXANES 
 スペクトルに2個の吸収極大を有するのみであり、欠
陥構造または異質の構造を持たない。本件重合体が欠陥
構造を持たないことを証明するためには、硫黄のに端に
おける吸収極大のエネルギー位置も考慮に入れるべきで
ある。
2470ないし2490 eV のエネルギー範囲にお
ける最高強度の吸収線に対して標準化したスペクトル間
の相違を確定することにより、XANESスペクトルが
重合体中の欠陥構造の指標を含有するか否かを決定する
ことが可能である。この目的には、以下の方法が適用さ
れる:欠陥構造に関して検討すべき物質の標準化したX
ANES  スペクトルを、欠陥構造を持たない物質の
標準化したスペクトルから引き去る。使用する装置の上
帆leV という分解能の観点から、この示差的(di
fferential)スペクトルは実質的に欠陥構造
を持たないポリ硫化アリーレンに関する有意の指標であ
る。
第1図のスペクトルを本発明記載の実施例のものとエネ
ルギー位置の基準で比較する(表!およびII+)と、
本発明記載の重合体が検出可能な欠陥構造を持たないこ
とが示される。
本発明記載の直鎖の、および枝分かれのあるポリ硫化 
p−アリーレンは新規物質である。本件新規ポリ p−
硫化アリーレンの XANES  スペクトルは公知の
ポリ硫化アリーレンのXANESスペクトルとは異なる
表IVの比較例のXANES  スペクトルを記録し、
白線(white 1ine)に対して標準化した。
これらの標準化しtこスペクトルを本発明記載の物質の
実施例1のスペクトルから引き去った、この示差スペク
トルは第2図(a ないし g)に示しである。
実施例1および2のスペクトルは本質的でない部分で(
marginally)異なるのみであるので、比較例
のポリ硫化アリーレンと実施例2との間で示差を形成す
るならば、実質的には同一の示差スペクトルが得られる
。2470ないし2474 eVのエネルギー範囲にお
ける負の示差は、比較例のポリ硫化アリーレンが白線の
低エネルギー側に二次的構造を有することを示している
。これは、最大強度の吸収線の近傍における二次的極大
として認識される。2474 eV以上での正の、およ
び/または負の示差は白線のエネルギー位置の移動、吸
収範囲の変化および2474 eV 以上でのその他の
二次的吸収極大を示す。本発明記載のポリ硫化p−アリ
ーレンとの間でこの種の示差を示すポリ硫化アリーレン
は欠陥構造または異質の構造を含有する。
本件新規ポリ硫化アリーレンは、たとえば高温での射出
成形による加工中に繁雑な気体発生のいかなるものをも
ほとんど示さない。したがって本件ポリ硫化アリーレン
は、たとえば安全に対する繁煩な配慮(悪臭りなしに加
工することができる。加えて、本件ポリ硫化アリーレン
は、たとえば、多数回のサイクルの後においてもたとえ
ば射出成形品の高度の光沢を有する表面が影響を受ける
ことなく、複雑な形状の射出成形品を製造するのに適し
ている。
本発明記載の重合体は、公知の手法で成形品、たとえば
(ブロー)押出し製品の製造に、繊維、パイプ、塑像、
射出成形品、電機工業および電子工業の構成要素等の製
造に使用することができる。
本件重合体は任意に、標準的な充填剤および強化剤、他
の重合体および添加剤と、公知の手法で混合することが
できる。
本件重合体は公知の手法で、たとえば自動車の構成要素
、付属品、バルブ、ポールベアリングの構成要素、電機
の構成要素たとえばスウィッチ、回路板、化学薬品およ
び天候に対して抵抗性を有する構成要素および装置、た
とえばポンプのケース(housing)およびポンプ
のフライホイール、エツチング浴、バンキング、事務所
用機器の部品、通信機器、家庭用器具等として使用する
ことができる。
実施例 IA 方法Aによる枝分かれポリ硫化 p−7エニレンの製造 N−メチルカプロラクタム2700 g、 1.4−ジ
クロロベンゼン584.0 gおよび1,3.5− ト
リス−(4−クロロフェニル)−ベンゼン51.1 g
を窒素下で5リツトルのタンク反応器に導入し、215
℃で加熱する。ついで、硫化ナトリウム600.3 g
、硫化水素ナトリウム69.9 g、アミノカプロン酸
ナトリウム191.2 g、ナトリウムフエノラー1−
 158.0 gおよび水752gの溶液を4時間かけ
て添加する。
同時に、■、4−ジクロロベンゼンの他の892.8 
gを連続的に添加する。双方の流入口からの添加中に、
水は213ないし217℃の温度の撹拌されている混合
物から共沸的に除去され、水とともに蒸留除去された1
、4−ジクロロベンゼンは連続的に反応器に供給される
。硫黄供与体を添加したのち、温度を上昇させる。つい
で、この混合物を還流下でさらに10時間加熱する(最
終温度241’O)。
少量の留出物を留出物分離器を通じて分離する。
10時間後、留出物の全量は1.4−ジクロロベンゼン
247.9 gと N−メチルカプロラクタム354.
3 gとに達する。液のレベルを維持するために、50
0m(I,のN−メチルカプロラクタムを添加して液体
の損失を補う。反応の間に全量20.8 gの硫化水素
が反応系から逸出する。反応混合物を7000 gのイ
ソプロパツール中で撹拌して沈澱させる。塩および重合
体を濾別し、3000 gのインプロパツルで洗浄し、
残留物を3000 gの水にけん濁させ、得られるけん
濁液を濃塩酸でpH2の酸性にする。ついで、この重合
体を濾別し、水で洗浄し、真空中100℃で乾燥する。
熔融粘性980Pa・5(T = 306℃1剪断速度
=lOOPa) ; M、 (rel)= 64,13
7の重合体886.3 g (−89,7%)が得られ
る。化学的均質性の測定に関しては表II+およびVを
参照。
比較例 IA U S −P S 3,345,129に従う、枝分か
れ剤を添加するポリ硫化フェニレンの製造 硫化ナトリウム三水和物129 g (−硫化ナトリウ
ム1モル)と N−メチルピロリドン300gとを、撹
拌器を装備したオートクレーブ中で混合した。この混合
物を窒素でパージし、202℃に徐々に加熱し、全量1
9m(iの水を蒸留除去した(残留する水分含有量は、
反応溶液中の硫化ナトリウムを基準にして1.78モル
%となる)。ついで、この混合物を約160℃に冷却し
、l、4−ジクロロベンゼン147g(=1モル)と 
1.2.4−トリクロロベンゼン1.81 g (Iモ
ル%)とを約50 gのメチルピロリドンに入れたもの
を添加した。この反応混合物を2.5バールの窒素圧下
、30分で245℃に加熱し、この温度に3時間保つ。
14.5バールの最終圧に達する。室温に冷却したのち
、灰色の固体を単離し、続いて水で洗浄する。真空中、
80℃で乾燥して熔融粘性20 Pa−5(T  −3
06℃%D = 100 Pa)の、明るい褐色のポリ
硫化 p−フェニレン100.3 g (= 93%)
を得る。
この重合体は硬化することなしには加工し得ない。
化学的均質性の測定に関しては表IVおよびVを参照。
比較例2人 E p−p s 142024 (実施例2)に従う枝
分かれポリ硫化フェニレンの製造 N−メチルカプロラクタム1110 g、 N、N−ジ
メチルアセタミド30.3 g、 1.4−ジクロ口ベ
ンゼン341.1 g (= 2.32モル)および1
.2.4− )ジクロロベンゼン2.73 g (0,
65モル%、1.4−ジクロロベンゼン基準)を窒素下
で、温度計、撹拌機、冷却カラム、留出物分離器および
還流凝縮器を装備した2リツトルの三つ首フラスコに導
入し、190ないし200℃の温度に加熱する。ついで
、硫化ナトリウム180.9 g (=  S 供与体
2.32モル)と水酸化ナトリウムとを全量250 m
(lの水(水和の水を含む)に溶解させた溶液を、添加
した水が実質的に同時に 1.4−ジクロロベンゼンと
ともに蒸留除去され得るような速度で滴々添加する。化
学量論的関係が維持されるように、蒸留除去した1、4
−ジクロロベンゼンを、水を分離したのちに反応混合物
に戻す。添加が完了し、脱水が完了したところでカラム
を冷却に切り替え、反応混合物を還流下で10時間加熱
し、通常の方法で生成物を実質的に単離する。120 
Pa−5(T  = 306℃、D  = 100/秒
)の熔融粘性を有する白色のポリ硫化アリーレンが22
5.9 g (90,2%、1.4−ジクロロベンゼン
基準)の収量で得られる。化学的均質性の測定に関して
は表IVおよびVを参照。
比較例3A U S−P S 4286018、実施例1Oに従う枝
分かれポリ硫化フェニレンの製造 出発物質: 1.02  モルの1.4−ジクロロベンゼン1.00
  モルのNa2S・9H200,90モルのL i(
OAc)2H200,14モルのNaOH 0,005モルの1.3.5− )リス−(4−クロロ
フェニル)ベンゼン 4.00  mQ  の N−メチルピロリドン方法:
反応を270℃で6時間維持したことを除いて比較例I
A と同様。
390 Pa−5(T = 306℃,D = 100
 Pa)の熔融粘性を有する重合体98.5 g (=
 91.2%)が得られた。
化学的均質性の測定に関しては表IVおよびVを参照。
実施例 IB 方法B による直鎖のポリ硫化 p−フェニレンの製造 N−メチルカプロラクタム2700 gと 1.4−ジ
クロロベンゼン611.5 gとを窒素下で5リツトル
のタンク反応器に導入し、215℃に加熱する。ついで
、硫化ナトリウム600.3 g、硫化水素ナトリウム
6L9 gsアミノカプロン酸ナナトリウム1912 
gおよび水752gの溶液を4時間かけて導入する。同
時に、1,4−ジクロロベンゼンの他の856.1 g
を連続的に添加する。双方の流入口からの添加中に、2
13ないし217℃の反応温度で撹拌しながら、水を反
応混合物から共沸的に除去し、水とともに蒸留除去され
た1、4−ジクロロベンゼンは連続的に反応器に戻す。
硫黄供与体を添加したのち、温度を上昇させる。ついで
、この混合物を還流下でさらに10時間加熱する(最終
温度241’Cり。少量の留出物を留出物分離器を通じ
て除去する。10時間後、留出物の全量は1.4−ジク
ロロベンゼン247.1 gと N−メチルカプロラク
タム311.7 gとに達する。液のレベルを維持する
だめに、500 mQのN−メチルカプロラクタムを添
加して液体の損失を補填する。反応の間に全量22.5
 gの硫化水素が反応系から逸出する。反応混合物を7
000 gのインプロパツール中で撹拌しながら沈澱さ
せ、塩および重合体を濾別し、3000 gのインプロ
パツールで洗浄し、残留物を3000 gの水にけん濁
させ、得られるけん濁液全濃塩酸でpH2の酸性にする
。ついで、この重合体を濾別し、水で洗浄し、真空中、
100℃で乾燥する。熔融粘性274 Pa−5(T 
= 306℃S剪断速度D  = 100/秒):重量
平均分子量Mユ(rel) −61082の重合体が8
24 g (= 91.7%)の収量で得られる。化学
的均質性の測定に関しては表[11およびVを参照。
実施例2B N−メチルカプロラクタム1340.2 gと 1.4
−ジクロロベンゼン360.15 gとを50ミリバー
ルの窒素過剰圧下で4リツトルのタンク反応器に導入し
、215℃に加熱する。硫化ナトリウム215.3gと
硫化水素ナトリウム80.6 gとを321.4 gの
水に溶解させた溶液を、218ないし222℃の反応温
度で撹拌しながら4時間かけて導入し、水を共沸蒸留に
より自発的に除去する。水とともに蒸留除去された1、
4−ジクロロベンゼンヲ連続的に反応混合物に戻し、添
加開始の3時間後に1.4−ジクロロベンゼン205.
8 gを硫化ナトリウム/硫化水素溶液と同時に導入す
る。I、2.3および4時間後に反応混合物の試料を無
水塩化メチレンに溶解させ、その水分含有量を測定する
水分含有量は全ての試料において最大0.01重量%で
ある。反応混合物の温度を30分かけて2300Cに上
昇させ、その後、反応混合物をさらに8時間還流させて
全量211 mQのN−メチルカプロラクタムと515
 gの1.4−ジクロロベンゼンとを蒸留除去する。反
応混合物の最終温度は242℃である。少量の留出物を
留出物分離器を通じて分離する。実施例1に記載したも
のと同様の方法で重合体を単離し、熔融粘性202 P
a−5(T=306℃、剪断速度D  = 100/秒
)、重量平均分子量・M、 (rel) −57519
の重合体349.2 g (= 92.4%)が得られ
る。化学的均質性の測定に関しては表II+およびVを
参照。
比較例 IB u s −p s 3,345,129に従う直鎖のポ
リ硫化フェニレンの製造 硫化ナトリウム三水和物129 g (−硫化ナトリウ
ム1モル)と N−メチルピロリドン300 gとを、
撹拌器を装備したオートクレーブ中で混合した。この混
合物を窒素でパージし、202℃に徐々に加熱し、全量
lO++lQの水を蒸留除去した(残留する水分含有量
は、反応溶液中の硫化ナトリウムを基準にして1.78
モル%となる)。ついで、この混合物を約160℃に冷
却し、l、4−ジクロロベンゼン147g(=1モル)
を約50 gのメチルピロリドンに入れたものを添加し
た。この反応混合物を2.5バールの窒素圧下、30分
で245℃に加熱し、この温度に3時間保つ。14.5
 バールの最終圧の達する。室温に冷却したのち、灰色
の固体を単離し、続いて水で洗浄する。真空中、80℃
で乾燥して熔融粘性4.5 P a−s (T = 3
06℃1=32 D = 100/秒)の、明るい褐色のポリ硫化 pフ
ェニレン100.3 g (−93%)を得る。
この重合体は硬化することなしには加工し得ない。化学
的均質性の測定に関しては表IVおよびVを参照。
比較例2B E P−A 171021の実施例1171ページに従
う直鎖のポリ硫化フェニレンの製造 N−メチルカプロラクタム1110 g、硫化ナトリウ
ム永和物323−5 g (= N a2S 2.45
モル)、50%水酸化ナトリウム2.4 g、 1.4
−ジクロロベンゼン341.1 g (= 2.32モ
ル)、酢酸ナトリウム28.53 gおよび ε−アミ
ノカプロン酸5.07 g(0,035モル)を窒素下
で、温度計、撹拌機および留出物分離器付きのカラムを
装備した2リツトルの三つ首フラスコに導入する。この
反応混合物を沸点にまで徐々に加熱する。水と p−ジ
クロロベンゼンとよりなる共沸混合物から水を分離し、
p−ジクロロベンゼンを反応容器に戻すa2時間後には
、留出物中にも排水溜めにも水はもはや検出できない。
さらに9時間還流したのち水中で沈澱させ、酸性化し、
電解質がなくなるまで水で洗浄し、乾燥して、生成物を
白色の繊維の形状で単離する。熔融粘性η、 = 3.
6 X 102(I02P a/306℃で測定した値
)および相対分子量M。
= 68.000の測定により、これを特定する。化学
的均質性の特定に関しては表IVおよびVを参照。
比較例 3B E P −A 226998、実施例1に従う直鎖のポ
リ硫化フェニレンの製造 2リツトルのオートクレーブに N−メチル−2ヒロリ
ドン1000 g、 60.44重量%の硫化ナトリウ
ムを含有するフレーク状硫化ナトリウム258.2g。
1.4−ジクロロベンゼン299.9 gおよび水酸化
ナトリウム8gを充填する。窒素雰囲気中で撹拌しなが
ら温度を220℃に上昇させ、10時間維持する。つい
で、この反応混合物を室温に冷却する。
この混合物に水90 gと水酸化ナトリウム2gとを添
加する。ついで、この混合物を加熱し、260℃に5時
間保つ。冷却後、この混合物を濾過する。残留する粒状
重合体を脱イオン水で繰り返し洗浄する。600 Pa
−5(T= 306°O,D=lO00/秒)の熔融粘
性を有する重合体168.5 g (−収率78%)が
得られる。化学的均質性の特定に関しては表IVおよび
Vを参照。
XANES 法による欠陥および欠陥構造の測定ポリ硫
化 p−アリーレン中の欠陥は、たとえば(部分的に)
酸化された硫黄単位、たとえばスルホキシドまたはスル
ホン(たとえばUS−PS4.251,575、D E
 −A 1938806または ガブラー(R,Gab
ler) 、スラブイン力(J、 5tudinka)
 。
キミア(Chimia) 28 (I974) 、 5
67ページ以下を参照)、後処理による枝分かれまたは
架橋(たとえばE P−P S 91008) 、たと
えば二次的反応、たとえば加水分解、酸化または副次的
物質もしくは出発物質中の不純物の攻撃により生じ得る
(反応性)末端基、二硫化物または多硫化物単位(ホル
トリンク(B、 Hortljng) 、  リントバ
ーブ(J。
J、Lindberg) 、高分子化学(Makrom
ol、 Chem、)179 (I978) 、 17
07ページ;ホルトリンク、同上178 (I977)
 、 2185ページ)、エーテル橋、多環芳香族化合
物、たとえばジフェニルまたはターフェニル基、位置異
性体単位、たとえばオルト−またはメタ置換芳香族およ
び/またはチオフェンもしくはチアンスレン単位(フレ
アリ−(J、 W、 C1eary) 、重合体予稿集
(Polymer Preprints) 25(I9
84) 、 36ページ)であり得る。
原理的には、重合体中の欠陥構造は標準的な分析技術、
たとえば I R,UV、NMRスペクトル法、または
化学分析技術等により検出することができる。ある種の
欠陥構造は ESCA 法(たとえばカウル(A、 K
aul) 、アメリカ化学会(American Ch
emical 5ociety) +重合体化学部(D
ivjsion  of Polymer Chemi
stry)重合体予稿集(P。
lymer Preprints) 28 (I987
) 、 229ないし231ページ)により検出するこ
とができる。極めて小さなレベルの上記の欠陥構造も、
たとえばX線吸収スペクトル法により検出することがで
きるであろう。
ポリ硫化P−アリーレン中に欠陥構造が存在するか否か
を決定するには、相当する物質のX線吸収スペクトルを
硫黄IS端の近傍において記録する。これらの端近傍の
スペクトルはXANES  スペクトル(X線端近傍構
造吸収(X−rayabsorption near 
edge 5tructure) )と呼ばれている。
これらのスペクトルは励起した原子の化学的環境に敏感
である(たとえばペンドリー(J、 B。
Pendry) 、固体状態物理学論評集(Comme
nts onSolid 5tate Physics
) + 10巻、219ページ以下(I983)を参照
)。XANES  スペクトルはアップ原子(up a
tom)  (−そのに端において測定を行う原子)の
第11第2の、また硫黄原子のPAS  の場合には、
恐らくは第3の配位球(c。
ordination 5phere)の情報を含有す
る。
束縛(bound)分子オービタルへの転移に属するイ
オン化限界(“白線″)以下の吸収スペクトル中の構造
、および流出(issuing)電子の多重散乱に起因
するイオン化限界以上の吸収係数中の構造を上記の分析
に使用する。
たとえば真空二結晶X線単色器(double cry
stal X−ray monochromator)
によりスペクトルを記録する(たとえばレモニエ(M、
 Lemonier) +コレット(0,Co11et
) 、デポテ(C,Depautex)。
エスタヴ−r (J、 M、 EsLava)およびラ
ウール(D。
Raoult)、核機械的方法(Nucl、 InsL
rum、 Method)。
152巻、108ページ以下を参照)。使用する結晶は
、たとえばインジウムーアンチモニー(In/5b(I
,1,1) )結晶、高品質岩石結晶、ケイ素−1,1
゜1−結晶、ゲルマニウム−1,1,1−結晶が可能で
ある。
エネルギーの絶対補正は、たとえばアルゴンの公知の白
線に対して行うことができる。この白線は3203.5
4 eV にある(ブライニヒ(M、 Breinig
)ら、フィジカル・レビュウ(Phys、 Rev、)
 A 、 22巻(I980) 、 520ページ以下
、より特定的には520ページ、右側カラム、最上部:
 0.1 eV より良好な精度、および525ページ
:アルゴンの白線のエネルギー位置、を参照)。
測定したスペクトルのエネルギー位置は、たとえば硫黄
が定義された形状で組み込まれているモデル物質の、補
正した試料を用いて決定する。このようにして、±0.
1 eV の絶対的精度、および相対的精度を得ること
が可能である。単色器の分解能は、たとえば硫黄用S−
ホール(−hole)の寿命に相当する。
ポリ硫化 p−アリーレン、好ましくはポリ硫化フェニ
レン中の欠陥構造または異質の構造の検出のためには、
重合体での透過について測定を行う。
重合により直接、すなわち、いかなる後処理も行わすに
得られる重合体が、好適に使用される。この重合体は既
に、たとえばフィルムに加工されているものであっても
よい。試料に関して起こり得る表面効果は無視すること
ができる。試料の厚さは、スペクトル中の飽和効果が避
けられるように選択する。測定はUV光の不存在で行う
スペクトルを記録したのち、これを公知の手法で、たと
えば観測中の原子の高次の電子殻の効果を平均化して補
正する。ついで、スペクトルを白線の強度に対して標準
化し、最高の吸収係数を有する吸収帯をこの目的に使用
する。スペクトル間の示差は、個々の試料の標準化した
スペクトルを引き去ることにより形成する。
測定は強力なX線連続線源(continuum)を用
いて行う。これは、たとえば高性能回転陽極により供給
される。たとえば“ゲリウス(I,6Blius)。
バジリエ(E、 Ba5ilier) +スベンソン(
S、 5vensson) +ベルクマルク(T、 B
ergmark)およびシークバーン(K、 Sieg
bahn) :気体および固体用のX線単色器を備えた
高分解能ESCA装置(AHigh Re5oluti
on ESCIA Instrument withX
−ray M。
nochromator for Ga5es and
 5olids) ”という題名の1973年4月のウ
プサラ(Uppsala)大学物理学研究所内部報告(
Internal Report) U U IP−8
17に記載された線源、および任意に“シークバーン(
K、 Siegbahn) : *子、分子および凝縮
した物質の電子分光学−概説(Electron 5p
ectroscopy for Atoms、 Mo1
ecules and CondensedMatte
r −An Overview) ”という題名の19
84年10月の内部報告U U I P−1128に記
載された線源を X線源として使用することができる。
適当なンンクロトロン放射線源またはビーム貯蔵器(s
torage ring)を使用することもできる。
XANES 領域のX線吸収スペクトル法は、ポリ硫化
 p−アリーレン中の欠陥構造または異質の構造を検出
することも可能である。
表1に示した純粋な化合物の幾つかは、この種の欠陥構
造または異質の構造のモデル系として利用することがで
きる。これらのモデル化合物のXANES  スペクト
ルを既に記述した手法で記録した。バックグラウンド(
高次の殻の効果)を補正したスペクトルを上記の手法で
標準化し、第1図(a)ないし第1図(n)に示しであ
る。
解きほぐすことなく (without deconv
olution)、すなわち、XANES  スペクト
ル中に重ね合わせて測定した、個々の吸収線に分解する
ことなく、XANES  スペクトルに直接に集積して
図に示した吸収ピークの数は、対応するエネルギー位置
(数値はeV で表した値)とともに、括弧に入れて表
■に示しである。
化合物1(a)ないし1(n)は公知物質である。
化合物1(n)は、たとえば環状化合物抽出法(cyc
le eXtraction process)により
得られる(たとえばテトラヘドロン書簡集(TeLra
hedronLetters) 23. (I982)
 、 373ページを参照)。この環状化合物は直鎖の
、または他の構造のオリゴマーを除去したものではない
図とエネルギー位置とから、XANES  スペクトル
の構造化が極めて本質的なものであることが見られる。
エネルギーに関しては、全ての吸収極大が±0.1 e
V の精度で分離されている。
たとえば精製した環状化合物のXANES  スペクト
ルは、欠陥構造を持たないモデル化合物のXANES 
 スペクトルの例としてとることができる(たとえばテ
トラヘドロン書簡集(Tetrahedron Let
ters) 23. (I982) 、 373ベージ
;構造評論(Struct、 Comm、) 11 (
I982) 、 1751ページを参照)。表II中の
この化合物のXANES 特性は、2470ないし24
90 eV のエネルギー範囲には、2個の肩のない吸
収極大のみが生ずることを示している。欠陥構造の存在
の指標である他の吸収線は見いだされない。この方法で
、いかなる硫化物含有化合物に関しても、この化合物が
上記の型の欠陥構造を含有するか否かを、XANES法
により決定することが可能である。
聚−」 数種の可能な欠陥構造およびXANES  スペクトル
の特性。相当する標準化したXANES  スペクトル
は第1図a)ないし第1図n)に示しである。これらの
スペクトルの局部的(Iocal)吸収極大は、各欠陥
構造のエネルギー位置の上昇に従って示し、図のスペク
トル中にマーク(数字)しである。
表 1(続き) 図の 番号 構造式 %式% (全ての数字はeV) 1、(i)  CH,−5−CH。
2472.61(I)、2474.87(2)表 1(
続き) 表111 本発明記載の試料 表Iと同様のXANES スペクトルの特性化 1、(I)  CH3−5−CH3 2473,0(I)、2475.2 (2)表I+ 純粋な PPS 環状化合物(製造および分析特性に関
しては本文を参照)−XANES  スペクトルの特性
は表■のものと同様 表  [V 比較例 以下の表に列記した比較例のXANES  スペクトル
を、本文に記載したものと同様にして記録し、絶対吸収
ピークに対して標準化した。
この標準化したスペクトルを本発明記載の実施例IBの
標準化したスペクトルから引き去った。
この示差を第2図(a)−(i)に図表形式で示しであ
る。
本発明記載の実施例1B  と2B との間のスペクト
ルの差は微細なものであるので、実施例1B との関連
での示差のみを示しである。
図の番号 2、(a) 2、(b) 2、(C) 2、(d) 2、(e) 2、(f) 比較用の市販品二 図の番号 2、(g) 2、(h) 2、(i) 比較例の番号 比較例IA 比較例2A 比較例3A 比較例IB 比較例2B 比較例3B 市販品の名称 フォートロン(FORTRON) 1140 B l■ ライドン(RYTON) P 4■ クラストン(CRASTON) XMB  ナトウア (Natur) 40 % GF■ 未−−Y 化学的均質性の測定のためのXANES  スペクトル
中の吸収極大の数 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例 比較例 比較例 実施例 Vl 分子量の尺度としての実施例の熔融粘性実施例IA 64.137 実施例IB     274   、   61.08
2実施例2 B     202      57.5
19比較例I B      4.5      n、
d。
比較例I A      2On、d。
比較例2 B     360      68.00
0比較例2 A     120       n、d
比較例3 B     6.0On、d。
比較例3 A     39On、d。
n、d、−測定せず。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、硫黄原子のに端における XANES  スペクト
ル(少なくとも ±0.l eV のエネルギー測定精
度(相対的および絶対的)での透過で測定して)におい
て、2470ないし2490 eV のエネルギー範囲
に2個の、すなわち、 a ’) 2470ないし2475.5 eV のエネ
ルギー範囲に、好ましくは2473ないし2475 e
V のエネルギー範囲に、より好ましくは2473.5
ないし2474.1 eV のエネルギー範囲に1個、
および、 b ) 2475.5  ないし2490 eV のエ
ネルギー範囲に、好ましくは2478ないし2482 
eV のエネルギー範囲に、より好ましくは2480.
8ないし2481.4 eV のエネルギー範囲に1個
の吸収極大を有し、最高強度の吸収極大がエネルギー範
囲 a)にあり、エネルギー範囲 b)の吸収極大がエ
ネルギー範囲 a)の吸収極大の最大85%、好ましく
は最大80%、より好ましくは最大73%の強度を有す
ることを特徴とする直鎖の、および枝分かれのあるポリ
硫化 p−アリーレン。
2、圧倒的に優勢な成分として式(I)式中、 R1、R2、R3およびR4は同一であっても異なって
いてもよく水素(H) 、C。
C1□−アルキル、C,−C,、−シクロアルキル、C
b−C2o−アリール、C7−C3o−アルカリールお
よび/またはアラールキルを表す に相当する構造要素を含有するものであることを特徴と
する上記の第1項記載の直鎖の、および枝分かれのある
ポリ硫化 p−アリーレン、好ましくはポリ硫化p−フ
ェニレン 3、上記の事項に加えて20ないし500,000Pa
−5の熔融粘性η□および25,000ないし380.
000の、好ましくは以下の関係1ogv m = 3
.481ogrvL (rel) −14,25±0.
1を、より好ましくは以下の関係 1ogv 、 = 3.481ogM、 (rel) 
  14.25±0.05を満足する重量平均相対分子
量M、(tel)を有するものであることを特徴とする
上記の第1項記載のポリ硫化 p−7エニレン 4、(I)反応を不活性気体雰囲気、好ましくは窒素中
で実施し、 (II)任意に公知の助剤および/または触媒の存在下
に、212℃以上の温度で、水性硫黄供与体と芳香族ジ
ハロゲン化合物を有機溶媒に溶解させた溶液とを、反応
溶液の水分含有量が0ないし0.02重量%を超えない
ように混合することにより、水の自発的除去を伴う反応
を実施し くIII)硫化アルカリ1モルあたり 0.01ないし
1モルの硫化水素アルカリを用いる硫化アルカリと硫化
水素アルカリとの混合物を水性硫黄供与体として使用し
、 (IV)硫黄供与体の添加後に過剰の、好ましくは硫黄
供与体1モルあたり少なくとも0.1モル過剰の芳香族
ジハロゲン化合物が存在すべきであり、これが、反応過
程で蒸留による分離を通じて連続的に減少して芳香族ジ
ハロゲン化合物のOないしくL3モル%過剰という最終
値となる ことを特徴とする式(I1) 式中、 R1ないしR4は式(I)に関して定義し5ま たものと同一の意味を有し、 X はハロゲン(たとえば塩素または臭素)を表す に相当する芳香族ジハロゲン化合物と、式(I1)に相
当する芳香族ジハロゲン化合物の合計量を基準にして0
ないし5モル%、好ましくはOないし1.25モル%の
式(III) ArX、        (III) 式中、 Arはその3個以内の環のC原子かへテロ原子、たとえ
ばN、01S により置き換えられていてもよいCs−
Csoの芳香族または異部環状基であり、 X はハロゲン、たとえば臭素または塩素を表し、 n は3または4の数を表す に相当する芳香族トリハロゲン化合物またはテトラハロ
ゲン化合物ならびに式(II)に相当する芳香族ジハロ
ゲン化合物の合計量を基準にして0ないし12モル%の
分子量調節剤および硫黄供与体とよりの、公知の手法で
の、上記の第1項記載の直鎖の、および枝分かれのある
ポリ硫化 p−アリーレンの製造方法。
5、反応を不活性気体雰囲気中で実施し、任意に公知の
助剤および/または触媒の存在下に212℃以上の温度
で、水性硫黄供与体と芳香族ジハロゲン化合物を有機溶
媒に溶解させた溶液とを、反応溶液の水分含有量が0な
いし0.02重量%を超えないように混合することによ
り、水の自発的除去を伴う反応を実施し、硫化アルカリ
1モルあたり 0.0工ないし1モルの硫化水素アルカ
リを用いる硫化アルカリと硫化水素アルカリとの混合物
を水性硫黄供与体として使用し、硫黄供与体の添加後に
過剰の芳香族ジハロゲン化合物が、好ましくは硫黄供与
体1モルあたり少なくとも0.1モル過剰の芳香族ジハ
ロゲン化合物が存在し、これが、反応過程で蒸留による
分離を通じて連続的に減少して芳香族ジハロゲン化合物
の0ないし0.3モル%過剰という最終値となることを
特徴とする式(I1) トルから引き去った示差スペクトルである。
式中、 R1ないし R″は式(I)に関して定義した意味を有
し、 X はハロゲンを表す に相当する芳香族ジハロゲン化合物と硫黄供与体とより
の、公知の手法での、上記の第1項記載の直鎖のポリ硫
化p−アリーレンの製造方法。
6、任意に充填剤および/または強化性物質、添加剤お
よび/または他の重合体の存在下における上記の第1項
記載のポリ硫化 p−アリーレンの成形品製造用の使用
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないしくn)は試料化合物の欠陥構造の標
準化した XANES  スペクトルである。 第2図(a)ないしくi)は比較例化合物の標準化した
XANES  スペクトルを本発明記載の実施例IB 
の標準化したXANES  スペクエネ1υギ゛−(e
V) エネ2ルギ’−[eVl エネルギ゛−teVl エネ1し千:’−1eVl エネIL/ヤー1eVl エネルギ゛−[eVl 2ム70 2ム80     2t、90 エ蓼ll/ギ゛− teVl エネ+1/千’−1eVl

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硫黄原子のK端におけるXANESス ペクトル(少なくとも±0.1eVのエネルギー測定精
    度(相対的および絶対的)での透過で測定して)におい
    て、2470ないし2490eVのエネルギー範囲に2
    個の、すなわち、 a)2470ないし2475.5eVのエネルギー範囲
    に、好ましくは2473ないし2475eVのエネルギ
    ー範囲に、より好ましくは2473.5ないし2474
    .1eVのエネルギー範囲に1個、および、 b)2475.5ないし2490eVのエネルギー範囲
    に、好ましくは2478ないし2482eVのエネルギ
    ー範囲に、より好ましくは2480.8ないし2481
    .4eVのエネルギー範囲に1個の吸収極大を有し、最
    高強度の吸収極大がエネルギー範囲a)にあり、エネル
    ギー範囲b)の吸収極大がエネルギー範囲a)の吸収極
    大の最大85%、好ましくは最大80%、より好ましく
    は最大73%の強度を有することを特徴とする直鎖の、
    および枝分かれのあるポリ硫化p−アリーレン。 2、( I )反応を不活性気体雰囲気、好ましくは窒素
    中で実施し、 (II)任意に公知の助剤および/または触媒の存在下に
    、212℃以上の温度で、水性硫黄供与体と芳香族ジハ
    ロゲン化合物を有機溶媒に溶解させた溶液とを、反応溶
    液の水分含有量が0ないし0.02重量%を超えないよ
    うに混合することにより、水の自発的除去を伴う反応を
    実施し (III)硫化アルカリ1モルあたり0.01ないし1モ
    ルの硫化水素アルカリを用いる硫化アルカリと硫化水素
    アルカリとの混合物を水性硫黄供与体として使用し、 (IV)硫黄供与体の添加後に、過剰の、好ましくは硫黄
    供与体1モルあたり少なくとも0.1モル過剰の芳香族
    ジハロゲン化合物が存在すべきであり、これが、反応過
    程で蒸留による分離を通じて連続的に減少して芳香族ジ
    ハロゲン化合物の0ないし0.3モル%過剰という最終
    値となる ことを特徴とする式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 式中、 R^1、R^2、R^3およびR^4は同一であっても
    異なっていてもよく水素(H)、C_1−C_1_2−
    アルキル、C_4−C_1_6−シクロアルキル、C_
    6−C_2_0−アリール、C_7−C_3_0−アル
    カリールおよび/またはアラールキルを表し、 Xはハロゲン(たとえば塩素または臭素) を表す に相当する芳香族ジハロゲン化合物と、式(II)に相当
    する芳香族ジハロゲン化合物の合計量を基準にして0な
    いし5モル%、好ましくは0ないし1.25モル%の式
    (III) ArX_n(III) 式中、 Arはその3個以内の環のC原子がヘテ ロ原子、たとえばN、O、Sにより置き換 えられていてもよいC_6−C_3_0の芳香族または
    異節環状基であり、 Xはハロゲン、たとえば臭素または塩素を 表し、 nは3または4の数を表す に相当する芳香族トリハロゲン化合物またはテトラハロ
    ゲン化合物ならびに式(II)に相当する芳香族ジハロゲ
    ン化合物の合計量を基準にして0ないし12モル%の分
    子量調節剤および硫黄供与体とよりの、公知の手法での
    、特許請求の範囲第1項記載の直鎖の、および枝分かれ
    のあるポリ硫化p−アリーレンの製造方法。
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