JPH02184418A - 押出発泡用組成物及び発泡シート並びに該シートの製造方法 - Google Patents

押出発泡用組成物及び発泡シート並びに該シートの製造方法

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JPH02184418A
JPH02184418A JP1004181A JP418189A JPH02184418A JP H02184418 A JPH02184418 A JP H02184418A JP 1004181 A JP1004181 A JP 1004181A JP 418189 A JP418189 A JP 418189A JP H02184418 A JPH02184418 A JP H02184418A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は押出発泡用組成物及び発泡シート並びに該シー
1−の製造方法に関し、特に自動車用内装部品等の製造
に有用な、耐熱性に優れた押出発泡ン 用組成物及び発泡シーI−並びに該シー1−の製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂を発泡成形して得られる発泡成形体は、非
発泡成形体に比し、軽ばで14つ成形後のそりやひげか
少なく4゛法精か高い等の利点を有し、建材、自動4i
用内装部品、電気及び事務機器等への利用が期待されて
いる。たき、従来のスチレン系樹脂、ゴム変性スチレン
系樹脂等からなる発泡成形体は、耐熱性、二吹加’1−
性、耐光性、耐薬品fl等の而で満足すべきものではな
く、その用途には白すと制限かあった。例えは、ポリス
チレン押出発泡抜、ポリスチレン発泡体シー1−1硬質
ポリウレタンフオー11等はよく知られているが、これ
らは耐熱性に劣るとか又はもろいとかいう欠点があり、
特に高度の耐熱性か要求される自動+l(内装部品用と
しては使用できなかった。
この点を解決するために、例えば無水マレイン酸変性ス
チレン系樹脂発泡体コアの画商に熱iif%性樹脂シー
トが積層されている複合シートの表面に、ホノI−メル
ト接着剤のJTIを形成しIIJ塑化させた後、そのL
に装飾シートを重ね成形する車両用j・リムパネルの製
造方法(特公昭fiO−34/l[i5号公報)、スチ
レン/マレイミ1〜系共1r合体を15重量%以上含有
する熱「Ifη1性樹脂と発泡剤を含む発泡成形用熱可
塑rl =X脂組成物(特開昭60184546号公報
)あるいはスチレン/マレイミ]く系共東合体2〜10
0車)■(二%とこれ以外の熱町q)性r1<合体0〜
98重hf%とを含有する熱−uj’ )Yツノ性イセ
11脂組成物1.00車量部に対し、0.1〜20車)
1(部の発泡剤を用いて発泡させた耐熱性樹脂押出発泡
体(特開昭fi 2−235340号公報)等が提案さ
れている。また、発泡成形体を対象としたものではない
か、スチレン/マレイミ+4系重合体15〜65重最部
、AS系樹脂O〜50重駅部、粒径()、1〜0.5μ
mのゴム弾性体を含有するA1応系441脂1()〜5
()車量部及び粒径0.7〜4.0IJ[llのゴム弾
性体を含有するABS系樹脂4〜30土−:1(部から
なる樹脂組成物を成形してなる自動中内装部品(時開1
11’162−50357号公報)が提案されている、
〔発明か解決しようとする課題〕
;( ところがこれまで提案されている耐熱性発泡成形体は、
耐熱性が不充分であったり、耐熱性が向上すると押出成
形性及び二次加工性が低下したりなどして、耐熱性、押
出成形性、二次加工性等の全てを満足するものは未だ見
出されていない。即ち、特公昭60−34465号公報
記載の方法によって得られる車両用1−リムパネルは、
通常のポリスチレン発泡シートと比べると耐熱性等の点
で優れてはいるものの、特に自動車用内装部品のような
用途においては未だ耐熱性が不充分である。
また、特開昭60−184546号公報に記載された樹
脂組成物から得られる発泡体は、射出発泡成形法により
形成されるものであるから、当然のことながら、押出発
泡時の技術課題及びその解決策については全く開示する
ところがない。更に、特開昭62−235340号公報
に記載された樹脂組成物から得られる発泡体は、押出成
形法により形成されるものの、樹脂100重景部に対し
て滑剤(ステアリン酸亜鉛 実施例1〜17)が0.5
部配合されており、しかも酸化防止剤〔オクタデシル3
−(:i、5−ジターシャリフチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロピオネ−1〜実施例1〜17〕か0.5
部配合されていることから、これが押出発泡時の気泡形
成剤として気泡径の微細化に働き、コルグー1〜等の発
生したものとなる。
なお、特開昭62−50357号公報においては、発泡
体に関する考えは何も記されておらす、滑剤に関する開
示や酸化防11−剤の11(に関する開示はないが、該
公報記載の樹脂組成物(但し、完全に一致するわけては
ない)を用い且つ通常の量の金属右鹸及び酸化防止剤の
存在下に押出発泡させても、満足される物性を有する発
泡成形体は得られない。
従って、本発明は押出発泡時の成形性に優れ、しかも自
動車用内装部品等の用途に充分耐え得る、耐熱性、二次
加工性等の良好な発泡成形体を製造できる押出発泡用組
成物、発泡シー1−及び該シーi〜の製造方法を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれは、ビニル芳香族化合物残基90〜50モ
ル%、マレイミ1く化合物残J11.10〜50モル2
及びこれI:+とJl、重合可能なビニル化合物残基O
〜30モル2からなる共重合体(A)、ビニル芳香族化
合物残基!]O〜40モル〃及びシアン化ビニル化合物
残基10〜60モル2からなる共重合体(13)、ガラ
ス転移温度か0℃以下であって、平均粒径か0.1〜0
.5μmであるコ11弾性体粒子25〜70重、Ijl
 %、並びにビニル芳香族化合物残基90〜40モル2
及びシアン化ビニル化合物残基10−60モ)Ii%カ
l’J 7:+:ルマl−’J ソ’) ス樹脂75−
 :(Oll−(1+j: %からなるクラフト共重合
体(C)、並びにガラス転移温度が0℃以1・であって
、平均粒径か()、7〜’l /J111であるゴム弾
性体粒子2〜17重ht %、並びにヒニル芳杏族化合
物残、!1(fl 0〜40モル2及びシアン化ビニル
化合物残基10〜60モル2からなるマI−リックス樹
脂98〜8;(車M%からなるグラフト共重合体(D)
)からなる耐熱性樹脂組成物であって、該組成物は、そ
の100重量部あたり共重合体(A)を10〜90車基
部、共重合体(11)を0〜50重量部、グラフト共重
合体(C)を5〜89重景部及びグラフト共車合体(1
))’&1〜45重量部含有し、更に金属石鹸を0.2
重量部以ト、酸化防止剤を0.05〜0.2重量部含有
してなることを特徴とする押出発泡用組成物が提供され
、また前記の押出発泡用組成物をシート状に押出発泡さ
せてなる発泡シーIソlft、びに前記の押出発泡用組
成物と物理発泡剤とを押出機中で高温高圧士にて溶融混
練し、次いでこれらを該押出機先端より低圧下に押i+
Iすことを特徴どする発泡シー1−の製造方法か提供さ
れる。
即ち、本発明の押出発泡用組成物は、スチレン/マレイ
ミ1−系共重合体とABS系樹脂からなる樹脂組成物に
おいて、マレイミ1く成分及びゴム弾性体成分を特定し
た前記構成とし、しかも金属石鹸の含イj’ jjQを
慣用の鼠よりも少ない駄に特定し且つ酸化防11剤の含
有量を特定することによって、押出成形性に優れ、自動
中内装部品等の用途に充分耐え得る、耐熱性、二次加工
性等の優れた、押出発泡成形体が1;トられろものとな
る。
なお、本明細書においては、各共重合体中の化合物残基
の含有率は、残基数のモル比率で表示する。
木イと明に用いる各化合物の具体例は次の通りである。
0)ビニル芳香族化合物・スチレン、α−メチルスチレ
ン、ρ−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ハロゲ
ン化スチレン又はこれらの混合物。
(2)マレイミ1く化合物・N−フェニルマレイミ1〜
、マレイミ1〜、N−アルキルマレゴミ1−1N−芳香
族誘導マレイミド又はこれらの混合物。
■上記■、(3)と共重合可能なビニル化合物・・アク
リコニ1〜リル、アクリル酸エステル類、メタクリル酸
エステル類、無水マレイン酸又はこれらの混合物。
■シアン化ビニル化合物・アクリロニ1ヘリル、メタク
リロニ1ヘリル又はこれらの混合物。
■ゴム弾性体・ポリブタジェン;スチレン/フタジエン
共重合体;アクリロニ1−リル/ブタジェン共重合体;
ブチルアクリレ−1−、ペンチルアクリIノー1〜、ヘ
キシルアクリレ−1へ等のアクリル酸エステル重合体;
エチレン/プロピレン共重合体;エチレン/プロピレン
/非共役ジエン三元共重合体。
共重合体(A)及び(D3)は前記■〜■の化合物を所
定量ずつ配合して、塊状重合、懸濁重合、塊状懸濁重合
によって製造する。共重合体(A)におけるマレイミ1
〜化合物残基の量か10モル2未満では、成形品に高度
の耐熱性か得られず、逆に50モル2を超えると、共重
合体(A)そのものの製造が困難になる。
共重合体(C)は、通常、ゴム弾性体ラテックスの存在
ドにビニル芳香族化合物及びシアン化ビニル化合物を乳
化重合させて製造する。ゴム弾性体の平均粒径か0.5
μmを超えると乳化重合が困難になり、逆に0 、 ]
 7Jm未満たと、得られる発泡シー1へあるいは該シ
ートの二次加工品(併せて以下成形品と称す)の耐衝撃
性が低下する。また、ゴム弾性体の配合量か25重量2
未満では、押出成形性に劣ると共に成形品の耐衝撃性か
劣り、逆に70重量Iを超えると、他の共重合体とのブ
レンドが困難となる。
共11【合体(D))は、ビニル芳香h’A化合物、シ
アン化ビニル化合物に、ゴ11弾性体を溶解させたちの
を、塊状重合又は塊状−懸濁重合させて製造する。
ゴム弾性体の平均粒径が0.7μm未満では、成形品の
耐衝撃性が劣り、逆に4μmを超えると、押出成形性が
低下し、光沢が低下すると共にフローマーク等が発生し
易くなる。また、ゴ11弾性体の配合量が2重量%未満
では、成形品の耐衝撃性が低下し、逆に17重量2を超
えると、重合の反応制御が困難となる。
本発明の押出発泡用組成物においては、前記各共重合体
(A)〜(D)が前述のような割合で配合されるが、共
重合体(A)が10重量部未満では成形品に充分な耐熱
性が得られず、逆に90重量部を超えると押出成形が困
難になる。(仮に、押出条件等の調整によりある程度良
好に押出成形できたとしても、加熱成形等の二次加工性
に劣るものとなる。)また、共重合体(C) 、 (D
)が各下限値未満では成形品の耐衝撃性が劣り、共重合
体(B) 、 (C) 、 (1))が各上限値を超え
ると、成形品の耐熱性が劣る。
更に、本発明の押出発泡用組成物においては、前記共重
合体樹脂100重量部あたり、滑剤として金属石鹸が0
.2v、量部以ト配合され、また酸化防止剤が0.05
〜0.2重)jt部配合される。耐熱性A113系樹脂
においては、金属石鹸は樹脂成分に対して2.0〜0.
5重量部程度配合されるのが一般的であり、更に押出機
内で樹脂を溶融混練する場合においては、滑剤として金
Adw石鹸か樹脂100重量部に対して2.0−〇、;
3重量部重量部会されるのが一般的であるか、本発明に
おいては、それらの総量よりも少ない歌しか配合するこ
とができない。金M石鹸及び酸化防止剤の配合1本(か
前記上限値を超えると、成形品にコルケーI−か発生す
る。また、酸化防止剤の配合量が前記ド限値未満では、
成形品の劣化が著るしくなる1゜ 本発明において使用される金属石鹸の其体例としては、
例えは、ステアリン酸マクネシウム、ステアリン酸鉛、
ステアリン百方1−ミウム、ステアリン酸バリウム、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等か)1tげ
られる。また、酸化防止剤としては、アミン系、フェノ
ール系、硫黄系、燐系の何れもが使用され、その其体例
としては、例z えば2,6−シー第三ブチル−p−クレゾール、2,2
′−メチレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノ
ール)、4.4′−ブチリテンビス(:3−メチル−6
−第三ブチルフェノール)、4,4′−チオビス(3−
メチル−6−第三ブチルフェノール)、3−(4’−ヒ
ドロキシ−3’、5’−シナ1−ラブチルフェニル)プ
ロピオン酸n−オクタテシル、ステアリル−β−(3,
5−ジー第三ブチル−4−ヒ1−口キジフェノール)プ
ロピオネート、テトラキス〔メチレン−3(3’、5’
−ジー第三ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−1へ〕メタン、] 、 3 、5−トリメチル2
.4.6−1へリス(3,5−シー第三ブチル−4−ヒ
1くロキシペンシル)ベンゼン、1,1.3−1〜リス
(2−メチル−4ヒドロキシ−5−第三ブチルフェノー
ル)ブタン、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステ
アリルチオジプロピオネ−1〜、ラウリルステアリルチ
オシプロピオネ−1−、シミリスチルチオジプロピオネ
ート、ジフェニルイソテシルフォスファイ1−11−リ
フェニルフォスファイ1〜.1−リノニルフェニルフォ
スファイ1へ等が挙げられる。。
なお、本発明の押出発泡用組成物においては、必要に応
じて紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、安定剤、顔料、難
燃剤等を添加することもできる。
本発明の押出泡用組成物に物理発泡剤を添加し、通常(
)、3〜]、、 5 m m厚のシー1へ状に押出発泡
させることによって、本発明の発泡シートが得られる。
本発明の発泡シー1−は、通常7〜25倍の発泡倍率(
但し、発泡倍率二混合樹脂の密度/混合樹脂より形成さ
れる発泡体の見掛密度)をイラする。そして該シートは
、必要により加熱軟化後、貞空成形法、圧空成形法、マ
ツチモール1く成形法あるいはこれらを組合せた成形法
等により、所望の形状に成形され、自動車、列車、I’
lft舶等の天井材あるいは内装材のJ、G材として好
適に使用される。また、該シートは同様に成形され、耐
熱容器としであるいは建築用見料としても好適に使用さ
れ得る。
本発明の発泡シー1へを製造するには、本発明の押出発
泡用組成物と物理発泡剤とを押出機中で高温高圧ドにて
溶融混練し、次いでこれらを該押出機先端より低圧1−
に押出すことによって得られる。
この場合の物理発泡剤としては、プロパン、ブタン、ペ
ンタン、ネオペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプ
タン、イソへブタン、メチルクロライド、エチルクロラ
イ1−1タロロシフルオロメタン、タロロシフルオロエ
タン、ジクロロ1−リフルオロエタン、ジクロロフルオ
ロメタン、1ヘリクロロフルオロメタン等や二酸化炭素
、窒素等あるいはこれらの2種以上の混合物が好適に用
いられ、その使用量は押出発泡用組成物100重量部に
対して1〜35重量部が好ましい。
押出機中で高温高圧下に溶融混練された押出発泡用組成
物/物理発泡剤混合材料は、押出機先端の環状ダイスや
1ダイスより押出されて圧力解放されると、均質で微細
なセル構造を有する発泡シー1−が形成され、これらは
冷却されながら引取機により引き取られる。なお、発泡
シー1−が環状ダイスを通して押出される場合は、筒状
発泡シートを未だ軟化状態にあるうちに、両方向から押
しつぶして内面を融着させてシート状としても、あるい
は途中で押出方向に沿って切り開いてシー1へ状として
もかまわない。
〔発明の効果〕
本発明の押出発泡用組成物は、前記の如き構成を有する
ものであるから、押出発泡時の成形性に優れ、従って該
組成物から得られる本発明の発泡シートは、コルゲー1
〜の発生がなく、しかも良好なijJ熱性及び゛2次加
工性をイJする。更に、該シートは、軽量で旧つそりか
少なく、寸法精度が高い一4二に、非常に良好な耐衝撃
性を示すので、自動車、列11L、船舶等の天井材ある
いは内装材の基材として、また耐熱容器や建築用基材等
として、形成した場合に極めて有用である。
〔実施例〕
欣に、本発明を実施例により更に説明する。
実施例1〜6及び比較例1〜8 第1表にボす共重合体を第2表に示す如く配合して得ら
れたベレッ1〜と、第2表に示した物理発泡剤とを、押
出機中て7容融混棟し、次いでこの溶融混合物を、押出
機先端の環状ダイスより、第3表に示した発泡温度にて
押出すことにより発泡させ、冷却の途中で、押出方向の
一箇所で連続的に切り開き、シート状に成形して引き取
りを行なった。
第3表には、発泡時の押出成形性、発泡シー1−の発泡
倍率、シート厚み、シー1−の二次加]二性及びシート
の耐熱性を併せて示す。
なお、ステアリン酸マグネシウlS(滑剤)及び;3(
4′−ヒドロキシ−3’、5’〜ジテトラブチルフエニ
ル)プロピオン酸n−オクタデシル(酸化防止剤)を、
第2表の配合となるようにペレタイズ時に添加した。
また、第3表に示した二次加工性及びシー1−の耐熱性
に関しては、下記の試験方法によった。
(1)二次加工性 それぞれの実験で得られた発泡シートにつき、次の様な
条件で加熱成形を行ない、成形品の外観を観察した。
加熱温度・・上型209℃、下型195℃、成形法・・
プラグアシストによる真空成形、成形品の形状・・・自
動車の天井材。
(2)耐熱性 上記(1)で得た自動車の天井形状の成形品を使用して
、次の様な試験を行なった。
成形品を、実車と同一条件で天井の鉄板の内面に空間を
形成させて取り付け、鉄板の上面より赤外線ランプで加
熱した。このとき、天井の鉄板上面を110℃±3℃に
設定し、2時間の加熱を行ない、成形品の垂れ度合を観
察した。
○・・・O〜1.omm、 ×・・] Ommを越える。
=18 第1表 第;3表 第3表の結果から、本発明の押出発泡用組成物は、押出
発泡時の成形性に優れ、該組成物から得られた本発明の
発泡シートは、コルゲートの発生がなく、良好な二次加
工性及び耐熱性を有することが判る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル芳香族化合物残基90〜50モル%、マレ
    イミド化合物残基10〜50モル%及びこれらと共重合
    可能なビニル化合物残基0〜30モル%からなる共重合
    体(A)、ビニル芳香族化合物残基90〜40モル%及
    びシアン化ビニル化合物残基10〜60モル%からなる
    共重合体(B)、ガラス転移温度が0℃以下であって、
    平均粒径が0.1〜0.5μmであるゴム弾性体粒子2
    5〜70重量%、並びにビニル芳香族化合物残基90〜
    40モル%及びシアン化ビニル化合物残基10〜60モ
    ル%からなるマトリックス樹脂75〜30重量%からな
    るグラフト共重合体(C)、並びにガラス転移温度が0
    ℃以下であって、平均粒径が0.7〜4μmであるゴム
    弾性体粒子2〜17重量%、並びにビニル芳香族化合物
    残基90〜40モル%及びシアン化ビニル化合物残基1
    0〜60モル%からなるマトリックス樹脂98〜83重
    量%からなるグラフト共重合体(D)からなる耐熱性樹
    脂組成物であって、該組成物は、その100重量部あた
    り共重合体(A)を10〜90重量部、共重合体(B)
    を0〜50重量部、グラフト共重合体(C)を5〜89
    重量部及びグラフト共重合体(D)を1〜45重量部含
    有し、更に金属石鹸を0.2重量部以下、酸化防止剤を
    0.05〜0.2重量部含有してなることを特徴とする
    押出発泡用組成物。
  2. (2)請求項(1)の押出発泡用組成物をシート状に押
    出発泡させてなる発泡シート。
  3. (3)請求項(1)の押出発泡用組成物と物理発泡剤と
    を押出機中で高温高圧下にて溶融混練し、次いでこれら
    を該押出機先端より低圧下に押出すことを特徴とする請
    求項(2)に記載の発泡シートの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189805A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Kaneka Corp 耐熱性熱可塑性樹脂発泡体
JP2009051871A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Kaneka Corp 耐熱性熱可塑性樹脂発泡体、及びその製造方法
JP2009051870A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Kaneka Corp 耐熱性熱可塑性樹脂発泡体およびその製造方法

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JP2009051870A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Kaneka Corp 耐熱性熱可塑性樹脂発泡体およびその製造方法

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