JPH02183268A - 電子写真トナー用ポリエステル樹脂、電子写真トナー用ポリエステル樹脂の製造方法及び電子写真用トナー - Google Patents

電子写真トナー用ポリエステル樹脂、電子写真トナー用ポリエステル樹脂の製造方法及び電子写真用トナー

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JPH02183268A
JPH02183268A JP1002024A JP202489A JPH02183268A JP H02183268 A JPH02183268 A JP H02183268A JP 1002024 A JP1002024 A JP 1002024A JP 202489 A JP202489 A JP 202489A JP H02183268 A JPH02183268 A JP H02183268A
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polyester
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真、静電記録、静電印刷などに於る静電
荷像を現像するためのモノカラー複写機からフルカラー
複写機に至る迄のトナー用樹脂に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子写真法としては米国特許第2,297゜68
1号明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭
43−24748号公報等に記載されている如く、多数
の方法が知られているが、一般には光導電性物質を利用
し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、
次いで該潜像をトナーを用いて現像し5必要に応じて紙
等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、圧力或い
は溶剤蒸気などにより定着し複写物を得るものである。
上述の最終工程であるトナー像を紙などのシートに定着
する工程に関しては種々の方法や装置が開発されている
。現在量も一般的な方法は加熱ローラーによる圧着加熱
方式である。
加熱ローラーによる圧着加熱方式はトナーに対し離型性
を有する材料で表面を形成した加熱ローラーの表面に被
定着シートのトナー像面を加圧下で接触しながら通過せ
しめることにより定着を行なうものである。この方法は
加熱ローラー表面と被定着シートのトナー像とが加圧下
で接触するため、トナー像を被定着シート上に融着する
際の熱効率が極めて良好であり、迅速に定着を行なうこ
とができ、高速度電子写真複写機に゛おいて非常に有効
である。しかしながら、上記方法では、加熱ローラー表
面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触するためにト
ナー像の一部が定着ローラー表面に付着・転移し、次の
被定着シートにこれが再転移して所謂オフセット現象を
生じ、被定着シートを汚すことがある。加熱定着ローラ
ー表面に対してトナーが付着しないようにすることが加
熱ローラ一定着方式の必須条件の1つとされている。
即ち定着温度領域の広い耐オフセット性の高いトナー用
バインダー樹脂の開発が望まれているのが現状である。
また、2色カラー複写機や、フルカラー複写機の検討及
び実用化も大きくなされている0例えば「電子写真学会
誌J Vo122. No1(1983)や「電子写真
学会誌J Vo125. No1.P52(19813
)(7) コとく色再現性1階調再現性の報告もある。
しかしテレビ、写真、カラー印刷物のように実物と直ち
に対比されることはなく、また、実物よりも美しく加工
されたカラー画像を見なれた人々にとっては、現在実用
化されているフルカラー電子写真画像は必ずしも満足し
うるちのとはなっていない。
フルカラー電子写真法では、複数回の現像を行い、同一
支持体上に色の異なる数種のトナー層の重ね合せを必要
とするカラー電子写真法ではカラートナー用バインダー
樹脂が持つべき必要な条件としては下記の事項が挙げら
れる。
(1)定着したトナーは、光に対して乱反射して、色再
現を妨げることのないように、トナー粒子の形が判別出
来ないほどのほぼ完全溶融に近い状態となることが必要
である。
(2)そのトナー層の下にある異なった色調のトナー層
を妨げない透明性を有するバインダー樹脂でなければな
らない。
この様にモノカラー複写機用では、定着温度領域の広い
耐オフセット性の高いトナー用バインダー樹脂の開発が
望まれ、フルカラー複写機用としては、定着温度領域が
広いだけではなく、樹脂の透明性と、定着されたときに
定着面がフラットになることが要求されている。
従来ポリエステル樹脂の定着温度領域をひろげる目的で
は、特開昭57−2085513号公報、開開58−1
1954号公報、開閉59−228H1号公報で、オフ
セット防止剤を用いているが、流動性が低下し、二成分
系ではキャリヤのスペント化が促進され。
さらにフルカラー用としてはトナーの透明性が失われる
また特公昭5!9−11902号公報、特開昭80−2
14368号公報及び特開昭59−7980号公報では
、芳香族系多価カルボン酸を用いたものが開示されてい
るが、これらは、弾性が大きくなり、従ってトナーの定
着面の平滑性が損なわれ、フルカラー用としての混色性
が悪い。
また、特開昭58−211E10号公報、同昭59−9
1389号公報、開開59−29255〜59−292
80号公報では、3価以上のポリカルボン酸類またはポ
リオール類を用いて架橋ポリエステルをつくり、さらに
多価金属化合物を用いて架橋させる方法が開示されてい
るが、これらの方法によっても1弾性が大きくなりすぎ
、従ってトナーの定着面の平滑性が損なわれ、フルカラ
ー用としての混色性が悪い。
即ち、定着温度領域を拡げることと、トナーq、y性で
ある流動性、耐久性、透明性、定着面の平滑性を、同時
に満足することは極めて難しい。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、これらの問題点を改良した新規な静電
荷像現像トナー用樹脂及びその製造方法を提供すること
にある。
即ち、本発明の目的は、定着性が良好で特に耐オフセッ
ト性の良好な熱ローラ一定着トナー用樹脂及びその製造
方法を提供することにある。
更に本発明の目的は、流動性に優れ、凝集を起さず耐衝
撃性にも優れている熱ローラ一定着トナー用樹脂及びそ
の製造方法を提供することにある。
更に本発明の目的は、荷電性が良好でしかも使用中に常
に安定した荷電性を示し、鮮明でカプリのない画像の得
られる熱ローラ一定着トナー用樹脂及びその製造方法を
提供することにある。
更に本発明の目的は、フルカラートナー用樹脂として用
いた場合には、定着したトナーは、光に対し、乱反射し
て色再現を妨げることのないように、平滑な定着面を形
成することのできる熱ローラ一定着用樹脂及びその製造
方法を提供することにある。
更に本発明の目的はフルカラートナー用樹脂として用い
た場合にはそのトナー層の下にある異なった色調のトナ
ー層を妨げない透明性を有する樹脂及びその製造方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用1本発明は、少な
くとも多価アルコール成分と多価カルボン酸成分とから
合成されるポリエステル樹脂であって、Si金属との結
合を有することを特徴とする電子写真トナー用ポリエス
テル樹脂に係る。
更に、ポリエステル合成時に、シランカップリング剤を
用いて、架橋反応させることによって三次元構造を有す
る上記ポリエステル樹脂を製造する方法に係る。
従来、ポリエステル樹脂の架橋用として用いられている
芳香族系の三価以上のポリカルボン酸及び/又はポリオ
ールを用いると、樹脂の弾性が大きくなり、フルカラー
用としてトナ一定着面の平滑性が損なわれる。
特開昭59−9669号公報、開閉513−29255
〜58−292130号公報では多価金属により架橋さ
せる方法が開示されているが、ポリエステルを合成後、
多価金属化合物を楕加しメカノケミカルな方法により架
橋する方法を用いている。ポリエステルを合成してから
架橋させる方法では、多価金属を微視的に均一分散させ
ることは非常に困難である。
従って、部分的に架橋密度の違いを生じる。このことか
ら耐オフセット性を改良する目的でポリエステルの分子
量を大きくすると1弾性が大きくなりすぎフルカラート
ナー用としてはトナ一定着面の平滑性が悪くなる。また
、トナ一定着面の平滑性を改良する目的でポリエステル
の分子量を小さくすると逆に耐オフセット性が悪くなる
さらに、これらの開示された方法では、3価以上のアル
コール又はカルボン酸類を用いて架橋させたポリエステ
ルを用い、金属化合物の量を減じているが、前述した様
に、3価以上のアルコール、カルボン酸でポリエステル
の粘弾性をコントロールすることは非常に難しい。
そこで本発明者らは、鋭意研究の結果、ポリエステル樹
脂の合成時に、シランカップリング剤を用いて架橋反応
させることにより、ポリエステル樹脂の主鎖中にSiを
入れさらに三次元構造をもたせることにより、フルカラ
ートナー用としても、トナ一定着面の平滑性を損なうこ
となく定着温度領域を拡げることを可能にした。
この理由を本発明者らは以下の様に推察した。
特開昭58−2111130号公報では、ポリエステル
合成時に、金属酸化物、金属塩、水酸化物、アルコキシ
ド、キレート化合物を、さらに3価以上のアルコール又
は3価以上のカルボン酸を併用して、架橋構造をとらせ
ている。しかし、これらの金属化合物は該出願によると
、ポリエステル樹脂中のカルボキシル基のみと結合し得
るものである。従って3価以上のカルボン酸の未反応部
分のカルボキシル基か1分子鎖末端のカルボキシル基と
の結合しか期待できない。
よってこの方法だと一部は三次元構造をとることは可能
であるが、きれいな網目構造をつくることはできない。
従って定着性はある程度は改良されるが充分とはいえな
い、また、三価以上のカルボン酸を多量に用い、未反応
のカルボキシル基を多くつくることにより、金属架橋に
よる三次元構造をとらせることは可能である。だが、三
価以上のカルボン酸による架橋も同時に進行するためこ
こで得られたポリエステル樹脂は、非常にリジッドにな
りトナ一定着面の平滑性は悪くフルカラートナー用とし
ては使用できない。
本発明による方法だとポリエステル合成時にシランカッ
プリング剤を使用する為ポリエステル主鎖中にSi金属
が均一に入り、さらにその金属が分岐点となり三次元構
造を有している。またカップリング剤と酸又はアルコー
ルの反応は速やかに進行する為、均一なきれいな網目構
造をつくることができ、従ってフルカラートナー用とし
ての定着面の平滑性も損なうことなく、定着温度領域を
拡げることが可能になったと考える。
本発明に用いられるポリエステル樹脂の多価アルコール
成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1.3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、1
.5−ベンタンジオール、1.13−ヘキサンジオール
、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリトールジア
リルエーテル、トリメチレングリコール、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール、水素化ビスフェノールA、
また次式で表わされるビスフェノール誘導体; 次式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の整数であり、かつX+yの平均値は
2〜lOである。) 等のジオール類が挙げられる。
多価カルボン酸成分としてはフマル醜、マレイン酸、シ
トラコン酸、イタコン酸などの不悠和ジカルボン酸類、
またはこれらの酸無水物、コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸などのジカルボン酸類またはこれ
らの酸無水物、フタル酸、テレフタル酸等の芳香族系ジ
カルボン酸及びこれらの低級アルキルエステル化物など
が挙げられる。また、三価以上のアルコールとしてグリ
セリン、ソルビット、ソルビタン等、三価以上の酸とし
ては、トリメリット癩、ピロメリット酸等があげられ、
これらを以下に述べるカップリング剤と併用してもかま
わない。
本発明に用いられるシラン系カップリング剤としてはメ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシランな
どのアルキルトリアルコキシシラン類;ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン
、ビニルアセトキシシランなどのフルテニルトリアルコ
キシシラン類;γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどのメタクリロキシアルキルトリアルコキシ
シラン類;γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ンなどのグリシドキシアルキルトリアルコキシシラン類
;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルメチルジメトキシシランなどのメルカ
プトアルキルトリアルコキシシラン類;メルカプトアル
キルアルキルジアルコキシシラン類;メチルトリクロロ
シランなどのアルキルトリクロロシラン類;γ−クロロ
プロピルトリメトキシシランなどのクロロアルキルトリ
アルコキシシラン類;γ−クロロプロピルメチルジメト
キシシランなどのクロロアルキルアルキルジアルコキシ
シラン類:γ−7ミノプロビルトリメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシランなどのアミノアル
キルトリアルコキシシラン類;γ−アミノプロピルメチ
ルジェトキシシランなどのアミノアルキルアルキルジア
ルコキシシラン類;γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリエトキシシランなどのγ−アミノー
(2−アミノアルキル)アミノアルキルトリアルコキシ
シラン類;γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルメチルジェトキシシランなどのγ−(2−ア
ミノアルキル)アミノアルキルアルキルジアルコキシシ
ラン類:N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン
、N−メチルアミノプロピルトリエトキシシランなどの
フルキルアミノアルキルトリアルコキシシラン類、 N
、Nジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、 N
、Nジエチルアミノプロビルトリメトキシシランなどの
ジアルキルアミノアルキルトリアルコキシシラン類;P
−7ミノフエニルトリメトキシシラン、P−アミノフェ
ニルトリエトキシシランなどのアミノフェニルアルコキ
シシラン類;N、Nジメチルアミノフェニルトリメトキ
シシラン、 N、Nジメチルアミノフェニルトリエトキ
シシテンなどのジアルキルアミノフェニルトリアルコキ
シシラン類;アミノエチルアミノメチルフェネチルトリ
メトキシシラン、アミノエチルアミノメチルフェネチル
トリエトキシシランなどのアミノアルキルアミノアルキ
ルフェネチルトリアルコキシシラン類;ヘキサメチルジ
シラザン5ヘキサエチルジシラザンなどのヘキサアルキ
ルジシラザン類:γ−7ニリノプロビルトリメトキシシ
ラン、γ−アニリノプロピルトリエトキシシランなどの
アニリノアルキルトリアルコキシシラン類;ビス(2−
ヒドロキシエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン
などのビス・ヒドロキシアルキルアミノアルキルトリア
ルコキシシラン類;ビス[3−()リエトキシシリル)
プロピル】アミンなどのビストリアルコキシシリルアル
キルアミン類;ビス[3−()リメトキシシリル)プロ
ピル1エチレンジアミンなどのビストリアルコキシシリ
ルアルキルアルケンジアミン類;トリメトキシシリルプ
ロピルエチルカーバメイト、トリエトキシシリルプロピ
ルエチルカーバメイトなどのトリアルコキシシリルアル
キルアルキルカーバメイト類;γ−ウレイドプロピルト
リメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシ
シランなどのウレイドアルキルトリアルコキシシラン類
;γ−イミダゾールプロピルトリメトキシシラン、γ−
イミダゾールプロピルトリエトキシシランなどのイミダ
ゾールアルキルトリアルコキシシラン類;トリメトキシ
シリルプロピルジエチレントリアミン、トリエトキシシ
リルプロピルジエチレントリアミンなどのトリアルコキ
シシリルアルキルジエチレントリアミン類;1−トリメ
トキシシリル−2−1−(p、gt−アミノエチルメチ
ル)フェニルメタン、l−トリエトキシシリル−2−1
−(p、■−7ミノエチルメチル)フェニルプロパンな
どのトリアルコキシシリル−2−1−(p、m−アミノ
アルキルアルキル)フェニルアルカン類;メチル−3−
[2−(3−トリメトキシシリルプロピルアミノ)エチ
ルアミノコ3−プロピオネート、エチル−3−[2−(
3−トリエトキシシリルプロビルアミノ)エチルアミノ
コ3−ブロピオネートなどのアルギル[(トリアルコキ
シシリルアルキルアミノ)アルキル・アミノコアルキル
のカルボン酸或いはカルボン酸塩領置トβ−(N−ビニ
ルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン塩酸塩などのアルキル又はアルケニルベン
ジルアミノアルキルアミノアルキルトリアルコキシシラ
ン塩酸kj1類;β−トリクロロシリル−4−エチルピ
リジン、β−トリクロロシリル−4−プロピルピリ゛ジ
ンなどのトリクロロシリルアルキルピリジン類;メタク
リルオキシルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピ
ル)アンモニウムクロライド、メタクリルオキシルジエ
チル(3−)リエトキシシリルプロビル)アンモニウム
クロライドなどのアクリルオキシルジアルキル(トリア
ルコキシシリルアルキル)アンモニウムクロライド類;
オクタデシルジメチル[3−()リメトキシシリル)プ
ロピル]アンモニウムクロライドなどのアルキルジアル
キル[3−()リアルコキシシリル)アルキル]アンモ
ニウムクロライド類;ト(トリメトキシシリルプロピル
)エチレンジアミン三酢酸ナトリウム塩などのトリアル
コキシシリルアルキルエチレンジアミン三酢酸ナトリウ
ム塩類などが挙げられる。
本発明に用いられるアルコール成分としては20〜80
層02%、酸成分としては20〜80 moj)%含ま
れ、シランカップリング剤は1−BO鳳oj)%、好ま
しくは5〜40 mof%含まれていることが望ましい
、また三価以上の酸又はアルコール成分は0〜15 t
aoR%、好ましくは0〜lO鵬OI!%であることが
望ましい、シランカップリング剤が1■OR%以下であ
ると耐オフセット改良効果はなく、60■oR%以上で
あると、架橋密度が高すぎる為、定着面の平滑性を損な
ったり、または、シランカップリング剤同士の結合が進
みシロキサン結合を形成する為定着性が悪くなったりす
る。また、三価の酸又はアルコールが15 mai’%
以上であると、トナ一定着表面の平滑性が損なわれる。
上記にて具体的に列挙したもののうち、本発明に於いて
より効果を発揮し得る多価アルコール成分としては、水
素化ビスフェノールA、次式で表わされるビスフェノー
ル誘導体 次式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の整数であり、かつX+yの平均値は
2〜lOである。) であり、多価カルボン酸成分としてはフマル酸、マレイ
ン酸、コハク酸、フタル触、テレフタル酸、トリメリッ
ト酸等の低級アルキルエステル化物が挙げられる。
またシランカップリング剤としては、アルキルトリアル
コキシシラン類、アルケニルトリアルコキシシラン類、
アミノアルキルトリアルコキシシラン類、アミノアルキ
ルアルキルジアルコキシシラン類、ビス・ヒドロキシア
ルキルアミノアルキルトリアルコキシシラン類、ビスト
リアルコキシシリルアルキルアミン類、ビストリアルコ
キシシリルアルキルアルケンジアミン類、ヘキサアルキ
ルジシラザン類、アルキル[(トリアルフキシシリルア
ルキルアミノ)エチルアミノコアルキルのカルボン酸エ
ステル類、グリシドキシアルキルトリアルコキシシラン
類、トリアルコキシシリルアルキルアルキルカーバメイ
ト類などが挙げられる。
この理由としては、ポリエステル合成時にシランカップ
リング剤を使用する為、ポリエステル骨格にSi金属が
均一に入り、このカップリング剤が分岐点となり、均一
な網目構造を形成するからである。特に脱アルコールに
よってエステル交換反応が進む酸の低級アルキルエステ
ル化物を用いることにより、シランカップリング剤と水
との反応を抑制し、ポリエステル骨格にSi金属を均一
に導入することが容易にできるからである。
また別の理由は、前記酸の低級アルキルエステル化物、
アルコール及びシランカップリング剤を用いて得たポリ
エステルは、帯電特性にすぐれていることによる。
また別の理由は、前記酸の低級アルキルエステル化物、
アルコール及びシランカー2プリング剤を用いて得たポ
リエステルは、流動性にすぐれ、凝集をおこさず耐衝撃
性にもすぐれていることによる。
ポリエステル樹脂の製造方法としては、前記化合物を用
いて、不活性ガス雰囲気下(多くの場合は窒素ガス存在
下)、常圧〜減圧下(θ〜−7501層H20)で行う
、8!拌しながら60〜200℃好ましくは80〜18
0℃まで昇温し、6〜15時間反応を行う、縮合重合に
より生成された水又はアルコール類は不活性ガスを系内
に供給しつつ、不活性ガスと共に系外にとり出し、縮合
重合が進む様にする。
例えば攪拌機、コンデンサー、温度計及び不活性ガス導
入管を具備した反応容器に、前記化合物を仕込む0次い
で、不活性ガスを導入してガス置換を行う、ガスM換終
了後も不活性ガスを流しつづけ反応温度を所定温度にま
で昇温し、6〜15時間攪拌しなから縮合重合反応を行
う、ll11合重合反応により生成された水又はアルコ
ールは系外にてコンデンサーにて凝縮させ回収する0反
応終了時点で温度を下げ反応を停止させ室温まで冷却し
ポリエステル樹脂を得る。
[実施例] 以下に実施例をもって本発明の詳細な現用する。
を温度計、テフロンコーティング攪拌翼、ガラスtA窒
素導入管、コンデンサーを備えた2fL容量の4つ目丸
底フラスコに入れた0次いでこのフラスコをマントルヒ
ーター中に置き、ガラス導入管より窒素ガスを導入して
反応器内を不活性雰囲気に保ち、170℃まで昇温した
。170℃に保ち12時間縮合重合反応を行った。この
とき窒素ガスは流しっばなしで、発生した水及びアルコ
ールは、コンデンサーで凝縮して回収した。
ここで得たポリエステルを樹脂Aとする。
樹脂製造例2 を樹脂製造例1と同様に行った。このときの条件は18
0℃で10時間反応させた。ここで得たポリエステルを
樹脂Bとする。
樹脂製造例3 を温度計、テフロンコーティング攪拌翼、ガラス製窒素
導入管、コンデンサー、及び減圧装置を備えた2fL容
量の4つ日丸底フラスコに入れた。
ガラス導入管より窒素ガスを導入して反応器内を不活性
雰囲気にしたあと、窒素ガス導入バルブと減圧調整パル
プを変えることにより、系内を−700mmHzOに保
った。その後マントルヒーター中に反応器をおき、16
0℃に保ち10時間縮合重合反応を行った。このときの
圧力は一!300+u+H20であった。
ここで得たポリエステルを樹脂Cとする。
樹脂製造例4 を樹脂製造例1と同様に行った。このときの条件は22
0℃で10時間反応させた。ここで得たポリエステルを
樹脂りとする。
樹脂製造例5 rテレフタル酸         415gを樹脂製造
例1と同様に行った。このときの条件は230℃で9時
間反応させた。ここで得たポリエステルを樹脂Eとする
実施例1 樹脂A100重量部に対し、下記の処方量の着色剤及び
荷電制御剤を用い、乾式電子写真用フルカラートナーを
得た。
(以下余白) その製造方法は、上記の各処方量を充分ヘンシェルミキ
サーにより予@混合を行い、3本ロールミルで少なくと
も2回以上溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約
1〜21■程度に粗粉砕し次いでエアージェット方式に
よる微粉砕機で40拝膳以下の粒径に微粉砕した。さら
に得られた微粉砕物を分級して、本発明の粒度分布とな
るように2〜23JLを選択し、流動向上剤としてヘキ
サメチルジシラザソで処理したシリカ微粉末を各分級品
100重量部に0.5重量部外添添加しカラートナーと
した。
また、このカラートナー8〜12重量部に対しビニリデ
ンフルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体(共
重合重量比8:2)とスチレン−アクリル酸2−エチル
ヘキシル−メタクリル酸メチル(共重合重量比45 :
 20 : 35)を50:50の重量比率で約0.5
重量%コーティングした、Cu−Zn−Fe系フェライ
トキャリア(平均粒径48B ; 250メツシユパス
、350メツシュオン78重量%;真密度4.53/a
m3)を総量100重量部になるように混合し現像剤と
した6色調再現性、トナーの飛散等の点ヲ考慮してイエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒色の各カラートナーの現像
剤濃度はそれぞれ9%。
8%、10%、10%にした。これをcLc−1(キャ
ノン社製フルカラー複写機)を用いて画出し耐久試験を
行った。その結果、耐久枚数20000枚でもオフセッ
トは全くなくカブリのない鮮明な画像が得られた。
実施例2 樹脂Bを用いて実施例1と同様に行った。その結果、耐
久枚数25000枚でもオフセ−/ )は全くなく、カ
ブリのない鮮明な画像が得られた。
支ム■ユ 樹脂Cを用いて実施例1と同様に行った。その結果、耐
久枚数35000枚でもオフセットは全くなく、カブリ
のない鮮明な画像が得られた。
比較例1 樹脂りを用いて、実施例1と同様に行った。その結果、
耐久枚数1500枚で低温オフセットが発生した。また
シアントナーの着色剤の分散が悪く、色再現性が悪かっ
た。
比較例2 樹脂Eを用いて、実施例1と同様に行った。その結果、
耐久枚数1000枚で低温オフセットが発生した。定着
表面はフラットにならず、混色性が悪かった。
[発明の効果] 本発明は、ポリエステル樹脂の合成時に、シランカップ
リング剤を用いて架橋反応させることにより、ポリエス
テル樹脂の主鎖中にSiを入れさらに三次元構造をもた
せることにより、フルカラートナー用としても、トナ一
定着面の平滑性は損なわれず、定着温度領域も拡がり、
かぶりのない鮮明な画像を与えるトナーを得ることので
きるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも多価アルコール成分と多価カルボン酸
    成分とから合成されるポリエステル樹脂であって、Si
    金属との結合を有することを特徴とする電子写真トナー
    用ポリエステル樹脂。
  2. (2)ポリエステル合成時に、シランカップリング剤を
    用いて架橋反応させることによって、三次元構造を有す
    る請求項(1)記載のポリエステル樹脂を得ることを特
    徴とする電子写真トナー用ポリエステル樹脂の製造方法
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