JPH02182874A - 時計用外装部品 - Google Patents
時計用外装部品Info
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- JPH02182874A JPH02182874A JP70989A JP70989A JPH02182874A JP H02182874 A JPH02182874 A JP H02182874A JP 70989 A JP70989 A JP 70989A JP 70989 A JP70989 A JP 70989A JP H02182874 A JPH02182874 A JP H02182874A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、□イオンプレイティング法及び陽極電解法に
より表面を青系色に仕上げた時計用外装部品に関する。
より表面を青系色に仕上げた時計用外装部品に関する。
［発明の概要コ
本発明は金属または合金からなる時計用外装部品の表面
に予め、イオンプレイティング法によりＴ ｉ’ 、
０ 、０を主成分とする硬質被膜を形成させた後、該部
品を陽極に用い、炭酸塩等の水溶液中において直流電流
を通電し陽極電解を施すことにより、表面全体に青果の
色調を有する耐食性。
に予め、イオンプレイティング法によりＴ ｉ’ 、
０ 、０を主成分とする硬質被膜を形成させた後、該部
品を陽極に用い、炭酸塩等の水溶液中において直流電流
を通電し陽極電解を施すことにより、表面全体に青果の
色調を有する耐食性。
密着性、耐摩耗性に優れた装飾的価値の高い時計用外装
部品を提供するところにある。
部品を提供するところにある。
［従来の技術］
従来の表面に青系色を形成した時計用外装部品は、塗装
法、電着塗装法、アルマイト法、イオンプレイティング
法等の方法によるものであった。
法、電着塗装法、アルマイト法、イオンプレイティング
法等の方法によるものであった。
［発明が解決しよ５とする課題］
しかし、従来の方法では塗装法、電着塗装法によるもの
では耐食性、耐摩耗性が悪く、又外観は金属感がないた
め低級品の一部に限定使用されていた。アルマイト法に
よるものでも外観は金属感がな（、又膓がついた場合に
耐食性が劣化するため前記と同様に低級品に限定使用さ
れていた。イオンプレイティング法による酸化チタン被
膜によるものでは耐食性、耐摩耗性には優れて−いるが
、製造上多量生産を行なう場合、製品間の色調のバラツ
キが大きく狙いの色調確保率（良品率）が低く、更に不
良品の再生が非常に困難なためコスト高になってしまう
という問題点があった。本発明は、このような問題点を
解決するもので、その目的とするところは化学的に安定
で且、金属感、光沢を有し、しかも色調のバラツキが少
なく量産性に優れた青果色の色調を呈するチタン系硬質
被膜層を用いて仕上げることにより耐食性、密着性。
では耐食性、耐摩耗性が悪く、又外観は金属感がないた
め低級品の一部に限定使用されていた。アルマイト法に
よるものでも外観は金属感がな（、又膓がついた場合に
耐食性が劣化するため前記と同様に低級品に限定使用さ
れていた。イオンプレイティング法による酸化チタン被
膜によるものでは耐食性、耐摩耗性には優れて−いるが
、製造上多量生産を行なう場合、製品間の色調のバラツ
キが大きく狙いの色調確保率（良品率）が低く、更に不
良品の再生が非常に困難なためコスト高になってしまう
という問題点があった。本発明は、このような問題点を
解決するもので、その目的とするところは化学的に安定
で且、金属感、光沢を有し、しかも色調のバラツキが少
なく量産性に優れた青果色の色調を呈するチタン系硬質
被膜層を用いて仕上げることにより耐食性、密着性。
耐摩耗性に優れた装飾的価値の高い時計用外装部品を安
価に提供するところ釦ある。
価に提供するところ釦ある。
［課題を解決するための手段］
上記問題点を解決するために本発明の時計用外装部品は
、金属または合金からなる時計用外装部品の表面に予め
、イオンプレイティング法によりＴｉ、Ｏ，Ｏを主成分
とする硬質被膜を形成させた後、該部品を陽極に用い炭
酸塩等の水溶液中において直流電流を通電し、陽極電解
を施すことにより該部品の表面に青果色の被膜を形成さ
せたことを特徴とする。
、金属または合金からなる時計用外装部品の表面に予め
、イオンプレイティング法によりＴｉ、Ｏ，Ｏを主成分
とする硬質被膜を形成させた後、該部品を陽極に用い炭
酸塩等の水溶液中において直流電流を通電し、陽極電解
を施すことにより該部品の表面に青果色の被膜を形成さ
せたことを特徴とする。
［作用］
本発明の上記方法によれば金属または合金からなる時計
用外装部品の表面に予め、イオンプレイティング法によ
り、Ｔｉ、Ｏ，Ｏを主成分とするＨｖ１０００以上の硬
質被膜を形成させたことにより被膜の耐摩耗性を確保し
ている。又、該被膜はイオンプレイティング法によるた
め金属または合金との密着性が極めてよく、熱膨張率の
差も少な（イオンプレイティング処理後の素材の温度低
下による剥離現象も全く無い。イオンプレイティング法
により得られる被膜は相対的にピンホールが介在するた
め素材自体の耐食性を確保する必要があるが一般的に行
なわれているパラジウム、パラジウム−ニッケル等の高
耐食性電気めっき層を被覆しておくことにより確保する
ことができる。
用外装部品の表面に予め、イオンプレイティング法によ
り、Ｔｉ、Ｏ，Ｏを主成分とするＨｖ１０００以上の硬
質被膜を形成させたことにより被膜の耐摩耗性を確保し
ている。又、該被膜はイオンプレイティング法によるた
め金属または合金との密着性が極めてよく、熱膨張率の
差も少な（イオンプレイティング処理後の素材の温度低
下による剥離現象も全く無い。イオンプレイティング法
により得られる被膜は相対的にピンホールが介在するた
め素材自体の耐食性を確保する必要があるが一般的に行
なわれているパラジウム、パラジウム−ニッケル等の高
耐食性電気めっき層を被覆しておくことにより確保する
ことができる。
又青果色発色のための陽極電解による酸化作用により更
に耐食性を向上させている。次に青果色の発色は、前記
のＴｉ、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜を発色させるも
のであり、炭酸塩等の水溶液中において該部品を陽極に
用いて１〜１０Ｖの直流電流を通電することにより得ら
れる。電圧は、３〜５ｖが最適であり全体に均一な青果
色色調が得られる。これ以外の電圧では、低目では発色
速度が遅過ぎ、高目では逆に発色速度が早過ぎるために
色調のバラツキが大きく目的とする全体に均一な青果色
色調が得難い。
に耐食性を向上させている。次に青果色の発色は、前記
のＴｉ、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜を発色させるも
のであり、炭酸塩等の水溶液中において該部品を陽極に
用いて１〜１０Ｖの直流電流を通電することにより得ら
れる。電圧は、３〜５ｖが最適であり全体に均一な青果
色色調が得られる。これ以外の電圧では、低目では発色
速度が遅過ぎ、高目では逆に発色速度が早過ぎるために
色調のバラツキが大きく目的とする全体に均一な青果色
色調が得難い。
′以下本発明について実施例に基づいて説明する［実施
例コ （実施例１〕 第１図は本発明の時計用外装部品の断面図であり図に基
づいて説明する。
例コ （実施例１〕 第１図は本発明の時計用外装部品の断面図であり図に基
づいて説明する。
ステンレス材料（ＳＵＳ３０４）により形成された時計
ケース１をイオンプレイティング装置中で、アルゴンガ
スを導入し０．０２ｔＯｒｒ の圧力に保持し基板へ
の負の印加電圧０．５ Ｋ Ｖで５分間イオンボンバー
ドメントを行ない時計ケース基板表面のクリーニングを
行なった。次にアルゴンガスを排出し真空室内を２Ｘ１
０’″’ｔｏｒｒに戻した後、電子ビーム加熱により純
Ｔ１を０，２μ扉イオンプレイテイングし、ついで０２
ガスおよびＣ，Ｈ，ガスを徐々に一定の流量比で真空槽
内へ導入し、最終的に種々の一定圧力まで導入してＴｉ
、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜２を１μｍ被覆した。
ケース１をイオンプレイティング装置中で、アルゴンガ
スを導入し０．０２ｔＯｒｒ の圧力に保持し基板へ
の負の印加電圧０．５ Ｋ Ｖで５分間イオンボンバー
ドメントを行ない時計ケース基板表面のクリーニングを
行なった。次にアルゴンガスを排出し真空室内を２Ｘ１
０’″’ｔｏｒｒに戻した後、電子ビーム加熱により純
Ｔ１を０，２μ扉イオンプレイテイングし、ついで０２
ガスおよびＣ，Ｈ，ガスを徐々に一定の流量比で真空槽
内へ導入し、最終的に種々の一定圧力まで導入してＴｉ
、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜２を１μｍ被覆した。
次に炭酸ナトリウム５０ｒ／Ｉ、の水溶液中において陰
極に不溶性の極板を用い、陽極に上記方法により硬質被
膜を被覆した時計ケースを用い、液温２０℃、直流電圧
５ｖで５分間陽極電解を行ない表面全体が青果色層３を
有する時計ケースを作成した。この方法により作成した
ステンレス製時計ケースの品質試験結果は、人工汗耐食
試験（４０℃×湿度９０％Ｘ４８Ｈ）、人工海水耐食試
験（４０℃×湿度９０％Ｘ４８Ｈ）、折曲げ試験（９０
０折曲げ）、熱シヨツク試験（２００℃Ｘ１０分加熱→
水中急冷、５回繰り返し）、耐摩耗試験（牛皮上にて５
００１荷重を時計ケースにかけ、５ｃ！ｎストロークに
て時計ケースを３万回擦りつける）、耐擦傷試験（ビニ
タイル上１７７Ｎより２０回繰り返し落下する）を行な
い上記試験結果は全て時計ケースとしての耐食性、密着
性。
極に不溶性の極板を用い、陽極に上記方法により硬質被
膜を被覆した時計ケースを用い、液温２０℃、直流電圧
５ｖで５分間陽極電解を行ない表面全体が青果色層３を
有する時計ケースを作成した。この方法により作成した
ステンレス製時計ケースの品質試験結果は、人工汗耐食
試験（４０℃×湿度９０％Ｘ４８Ｈ）、人工海水耐食試
験（４０℃×湿度９０％Ｘ４８Ｈ）、折曲げ試験（９０
０折曲げ）、熱シヨツク試験（２００℃Ｘ１０分加熱→
水中急冷、５回繰り返し）、耐摩耗試験（牛皮上にて５
００１荷重を時計ケースにかけ、５ｃ！ｎストロークに
て時計ケースを３万回擦りつける）、耐擦傷試験（ビニ
タイル上１７７Ｎより２０回繰り返し落下する）を行な
い上記試験結果は全て時計ケースとしての耐食性、密着
性。
耐摩耗性、耐擦傷性を十分満足するものでありた陽極に
上記方法により硬質被膜を被覆した時計ケースを用い、
液温２０℃、直流電圧５ｖで５分間陽極電解を行ない表
面全体に青果色層３を有する時計ナースを作成した。こ
の方法により作成した黄銅製時計ケースの品質は、実施
例１と同様の方法による耐食性、密着性、耐摩耗性、耐
擦傷性の品質試験の結果、時計ケースとしての“品質を
十分満足するものであった。
上記方法により硬質被膜を被覆した時計ケースを用い、
液温２０℃、直流電圧５ｖで５分間陽極電解を行ない表
面全体に青果色層３を有する時計ナースを作成した。こ
の方法により作成した黄銅製時計ケースの品質は、実施
例１と同様の方法による耐食性、密着性、耐摩耗性、耐
擦傷性の品質試験の結果、時計ケースとしての“品質を
十分満足するものであった。
（実施例２）
第２図は本発明の時計用外装部品の断面図であり図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
黄銅により形成された時計ケース４０表面全体に電気メ
ツキによりニッケルメッキ５を５μｍ。
ツキによりニッケルメッキ５を５μｍ。
ついでパラジウム−ニッケル合金メッキ６を３μｍ被覆
した。次に実施例１と同様の方法でイオンプレイティン
グ装置中で、イオンボンバードメントの後純チタン０．
２μｍ、Ｔｉ、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜２を１μ
ｍ被覆した。次に９５％燐酸溶液中において陰極に不溶
性の極板を用い、［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば時計用外装部品の表面に
、イオンプレイティング法により形成した硬質被膜を陽
極電解法により青果色に仕上げたことにより、従来にな
い化学的に安定で且金属感、光沢を有し、しかも色調の
バラツキが少な（量産性に優れた青果色の色調を呈する
チタン系硬質被膜を形成し、耐食性、密着性、耐摩耗性
に優れた装飾的価値の高い時計用外装部品を安価に提供
することが可能となった。適用にあたっては時計用文字
板、針、バンド等の時計用外装部品はもとより、メガネ
フレーム、ライター、ネクタイピン、装身具等の装飾部
品全てに適用可能である。
した。次に実施例１と同様の方法でイオンプレイティン
グ装置中で、イオンボンバードメントの後純チタン０．
２μｍ、Ｔｉ、Ｏ，Ｏを主成分とする硬質被膜２を１μ
ｍ被覆した。次に９５％燐酸溶液中において陰極に不溶
性の極板を用い、［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば時計用外装部品の表面に
、イオンプレイティング法により形成した硬質被膜を陽
極電解法により青果色に仕上げたことにより、従来にな
い化学的に安定で且金属感、光沢を有し、しかも色調の
バラツキが少な（量産性に優れた青果色の色調を呈する
チタン系硬質被膜を形成し、耐食性、密着性、耐摩耗性
に優れた装飾的価値の高い時計用外装部品を安価に提供
することが可能となった。適用にあたっては時計用文字
板、針、バンド等の時計用外装部品はもとより、メガネ
フレーム、ライター、ネクタイピン、装身具等の装飾部
品全てに適用可能である。
第１図、第２図は本発明による時計用外装部品の構成を
示す実施例の簡単な断面図である。 １・・・・・・・・・ステンレス（ｓｕｓ５ｏ４）ｉ材
２・・・・・・・・・Ｔ１系硬質被膜 ３・・・・・・・・・青果色被膜 ４・・・・・・・・・黄銅素材 ５・・・・・・・・・ニッケルメッキ層６・・・・・・
・・・パラジウム−ニッケル合金メッキ層以上
示す実施例の簡単な断面図である。 １・・・・・・・・・ステンレス（ｓｕｓ５ｏ４）ｉ材
２・・・・・・・・・Ｔ１系硬質被膜 ３・・・・・・・・・青果色被膜 ４・・・・・・・・・黄銅素材 ５・・・・・・・・・ニッケルメッキ層６・・・・・・
・・・パラジウム−ニッケル合金メッキ層以上
Claims (1)
- （１）、金属または合金からなる時計用外装部品の表面
に予め、イオンプレイテイング法により、Ｔｉ、Ｃ、Ｏ
を主成分とする硬質皮膜を形成させた後、該部品を陽極
に用い、炭酸塩等の水溶液中において直流電流を通電し
、陽極電解を施すことにより該部品の表面に青系色の被
膜を形成させることを特徴とする時計用外装部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP70989A JPH02182874A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 時計用外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP70989A JPH02182874A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 時計用外装部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02182874A true JPH02182874A (ja) | 1990-07-17 |
Family
ID=11481295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP70989A Pending JPH02182874A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 時計用外装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02182874A (ja) |
-
1989
- 1989-01-05 JP JP70989A patent/JPH02182874A/ja active Pending
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