JPH0218191Y2 - - Google Patents

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JPH0218191Y2
JPH0218191Y2 JP1984118656U JP11865684U JPH0218191Y2 JP H0218191 Y2 JPH0218191 Y2 JP H0218191Y2 JP 1984118656 U JP1984118656 U JP 1984118656U JP 11865684 U JP11865684 U JP 11865684U JP H0218191 Y2 JPH0218191 Y2 JP H0218191Y2
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panel
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concrete
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concrete wall
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JP1984118656U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば布基礎、用水路、壁の様にコ
ンクリートにて構成する場合の壁の成型構造の改
良に関するものである。
従来のコンクリート壁16′の成型方法は第1
図に示すように、基盤1′上にパネル材3′を相対
向させて立設し、パネル材3′にせぱ挿通用通孔
8′を穿設し、せぱ9′をパネル材3′間に配設し、
せぱ9′の先端部12′をせぱ挿通用通孔8′に挿
通し、パネル材3′の外面に沿つて配設した支持
材10′の透孔11′にせぱ9′の先端部12′を更
に挿通し、支持材10′に沿つてせぱ9′の先端部
12′にくさび13′を打ち込み、せぱ9′の固定
部14′とくさび13′とでパネル材3′と支持材
10′とを強固に挾持してコンクリート打設用の
溝17′を構成していた。この方法では、第1に
パネル材3′にせぱ挿通用通孔8′を穿設しなけれ
ばならず、パネル材3′の耐久性が非常に悪く、
2〜3回程度しか繰り返し使用が出来なかつた。
第2にせぱ9′を使用する作業は作業工数がかか
り、非能率的であつた。第3は、第2図に示すよ
うにせぱ9′施工の場合、コンクリート壁16′内
にせぱ9′を埋設し、せぱ9′の固定部14′から
せぱ9′の先端部12′を折除し、先端部12′に
モルタルに塗り込んでせぱ9′が外面に表れない
ようにするのであるが、モルタル施工が不十分で
あると、せぱ9′が鉄製のため腐食し、モルタル
施工部分より錆を含んだ赤い水が流れ、外観が見
苦しいという欠点や、錆びたせぱ9′が膨張して
コンクリート壁16′に亀裂を生じさせるなど、
特に海岸地方のように塩害の著しい地方において
実害があつた。
そこで、実開昭56−139747号公報に記載された
ような型枠保形装置が提案された。即ち、この装
置は、左右一対の固定板に上面開口筒を一体的に
溶接された下部固定部と、この筒に挿通立設され
且つその上端において水平方向に開設された水平
通孔を持つ型枠取付部材と、前記水平通孔に挿通
される横軸部材と、隣接せる下部固定部間の間隔
が所定寸法となるように設定するためのターンバ
ツクルとで構成されており、前記筒と型枠取付部
材の下端並びに前記通孔と横軸部材とをボルト固
定して骨組みを構成していた。しかしながら、こ
の方法ではコンクリートに埋設される『せぱ』が
なくなるものの、第1のボルト止めのために組み
立てが非常に手間がかかり、第2には部材の構造
が非常に複雑で部品代が非常に高い事や、かさば
るために取り扱いが面倒であり、作業性が非常に
悪いと言う問題点があり、第3には型枠取付部材
の上端に形成された通孔が水平方向だけに開設さ
れているために1段しか組み立てる事が出来ず、
通常の基礎にしか使用できないものであり、背の
高いコンクリート壁には適用不可であつた。
本考案は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、第1にパネ
ル材の耐久性を高めることが出来、第2に作業性
を高めることが出来、第3にコンクリートの亀裂
を生じさせることもなければ、赤い錆液を生じさ
せる事がなく、第4に必要に応じて何段にも積み
重ねて背の低い基礎から背の高いコンクリート壁
まで自由に打設する事の出来るコンクリート壁の
成型構造を提供するにある。
以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。
基盤1、は例えば割り栗石15上に打設した捨て
コンベースの様なものである。パネル材3はベニ
ヤ板3aに補強枠3bを打ち付けたもので、ベニ
ヤ板3aの表面に樹脂を塗布したものを使用すれ
ば耐水性を向上させることができるものである。
下枠材2は帯状のもので、コンクリート壁16の
大きさによつてその長さが決まるものであり、例
えば100mm、120mm、150mm、200mm、250mm、300
mm、350mm、400mm、それ以上のものがあり、材質
は塩化ビニル、ナイロン、再生材などのプラスチ
ツクスを始め、錆びることのない非腐食材が用い
られる。上枠材4は下枠材2と同様の形状のもの
であるが、材質は通常の鉄鋼材でよい。上枠材4
及び下枠材2にはコンクリート壁16の厚みとパ
ネル材3,2枚分の厚みの和の間隔で通孔7が穿
設されることになる。パネル外面支持材5は通常
は棒鋼が使用されるが、コンクリート壁16が厚
肉の場合は強度の関係から平鋼が用いられる。パ
ネル内面支持材6はコンクリート壁16の肉厚に
等しい板材である。
而して、第3図に示すように、基盤1上に一定
の間隔で下枠材2をほぼ平行に並べ、ついで一対
のパネル材3を相対向して下枠材2上に立設す
る。次いで、下枠材2の上方にてパネル材3上に
上枠材4を載設する。この時、上枠材4と下枠材
2の先端部分はパネル材3より外方に突出してお
り、この外面突出部21に穿設せる通孔7同士を
一致させ、パネル外面支持材5を通孔7に挿通す
るとともに、パネル内面支持材6をパネル材3間
に配設してパネル材3を固定する。第3図の場合
は、側溝18の場合であるため、コンクリート打
設用溝17を2列形成してある。然る後、コンク
リート打設用溝17にコンクリートを打設する。
パネル内面支持材6は、コンクリート打設用溝1
7の適宜の位置に配設されており、コンクリート
の打設に連れて順次抜き取られることになる。コ
ンクリートが固まり、養生したのち、枠ばらし作
業になるのであるが、この場合は単に、パネル外
面支持材5を通孔7から抜き去るだけでよく、パ
ネル材3は自然にコンクリート壁16より剥がれ
ていく。下枠材2はコンクリート壁16内に埋設
されたままとなり、必要があれば、コンクリート
壁16から突出している部分を切断すればよい。
(通常は土中に突出したまま埋設される。)然る
後、第4図に示すようにコンクリート壁16間に
底張り用のコンクリート20を打設し、側溝18
が完成する。この時、側溝18の内面には下枠材
2は全く現れることがない。
第7図は本考案の他の実施例で、パネル3を積
み上げて背の高いコンクリート壁16を構成する
場合で、コンクリート内に埋設される部材は総て
非腐食性の下枠材2が使用される。19は下枠材
2とパネル材3とを固定する釘である。尚、基盤
1は捨コンベースでなくとも良く、必要のない場
合は、平坦に整地した地面でも良いものである。
又、本実施例では、側溝18の場合を例に挙げて
説明したが、勿論これに限られず、布基礎の様な
場合にも利用できるものである。
本考案は、叙上のようにコンクリート壁内に埋
設される下枠材としてプラスチツクスのような非
腐食材を用いてあるので、長年使用しても全く錆
びるということがなく、従来例の様に赤錆液がせ
ぱの所から流れ出して、コンクリート壁の外観を
損なうということもなければ、錆による膨張にて
コンクリートの亀裂が発生するということもな
く、特に海岸地方のように塩害の著しい地域域に
おいて効果がある。又、基盤上に一定間隔で非腐
食材にて形成された複数本の下枠材をほぼ平行に
配設し、下枠材とほぼ直角に下枠材上に一対のパ
ネル材を相対向させて立設してコンクリート打設
用の溝を形成し、下枠材の上方にてパネル材上に
上枠材を配設し、パネル材の外面より外方に突出
せる上枠材と下枠材の外方突出部においてパネル
材の外面に一致させて穿設した挿通孔にパネル外
面支持材を挿通し、パネル材間にパネル内面支持
材を配設してあるだけであるので、パネル外面支
持材の通孔への挿通作業及びパネル内面支持材の
挿入作業のみでパネル材の組み立てが完了し、従
来例に比べて5〜10倍程度作業性が向上するとい
う利点がある。更に、下枠材上に一対のパネル材
を相対向させて立設し、下枠材の上方にてパネル
材上に上枠材を配設してあるので、パネル材に通
孔を穿設する必要がなく、それだけパネル材の傷
みが少なくなり、パネル材の耐久性が良くなると
いう利点がある。又、下枠材の上方にてパネル材
上に上枠材を配設し、パネル材の外面より外方に
突出せる上枠材と下枠材の外方突出部においてパ
ネル材の外面に一致させて穿設した挿通孔にパネ
ル外面支持材を挿通してあるので、背の高いコン
クリート壁を打設する場合には第7図のようにパ
ネル材を何段にも積み上げ、パネル間に下枠材を
挟み込み、長い1本のパネル外面支持材を最上段
の上枠材と複数の下枠材とに挿通すればコンクリ
ート壁用の型枠が簡単に形成出来るものであり、
パネル材の積み上げ量を適宜かえるだけで背の低
い基礎から背の高いコンクリート壁まで1種類の
パネル材、上・下枠材で足り、組み立て部材の管
理や取り扱いが非常に簡便となり、又、このよう
に部材の種類が減るので、部材製作費用が低減出
来き、更に型組み立てや型ばらしではパネル外面
支持材を抜き差しするだけで足るものであり、作
業性が従来のものに比べて格段に良くなるという
特長を持つ。
尚、背の高いコンクリート壁面の形成時におい
て、パネル材間に下枠材をはさみ込む場合には板
厚に合わせてパネル材の端部に切り込みを入れる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の縦断面図、第2図は、従来
工法にて形成したコンクリート壁の縦断面図、第
3図は、本考案の縦断面図、第4図は、本考案に
て形成したコンクリート壁の縦断面図、第5図は
本考案の一実施例の透視図、第6図は本考案の他
の実施例の透視図、第7図は本考案工法にて背の
高い壁を構成する場合の実施例の縦断面図、1は
基盤、2は下枠材、3はパネル材、4は上枠材、
5はパネル外面支持材、6はパネル内面支持材、
7は通孔、21は外面突出部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基盤上に一定間隔で非腐食材にて形成された複
    数本の下枠材をほぼ平行に配設し、下枠材とほぼ
    直角に下枠材上に一対のパネル材を相対向させて
    立設してコンクリート打設用の溝を形成し、下枠
    材の上方にてパネル材上に上枠材を配設し、パネ
    ル材の外面より外方に突出せる上枠材と下枠材の
    外方突出部においてパネル材の外面に一致させて
    穿設した挿通孔にパネル外面支持材を挿通し、パ
    ネル材間にパネル内面支持材を配設して成る事を
    特徴とするコンクリート壁の成型構造。
JP11865684U 1984-07-31 1984-07-31 コンクリ−ト壁の成型構造 Granted JPS6132454U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11865684U JPS6132454U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 コンクリ−ト壁の成型構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP11865684U JPS6132454U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 コンクリ−ト壁の成型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6132454U JPS6132454U (ja) 1986-02-27
JPH0218191Y2 true JPH0218191Y2 (ja) 1990-05-22

Family

ID=30677536

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11865684U Granted JPS6132454U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 コンクリ−ト壁の成型構造

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JP (1) JPS6132454U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139747U (ja) * 1980-03-19 1981-10-22

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JPS6132454U (ja) 1986-02-27

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