JPH0218111A

JPH0218111A - 車両の換気装置

Info

Publication number: JPH0218111A
Application number: JP16808288A
Authority: JP
Inventors: Toshiteru Yoshimura; 俊輝吉村; Katsumi Shiraishi; 克己白石
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1988-07-05
Filing date: 1988-07-05
Publication date: 1990-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車両の換気装置に関するものである。

（従来技術）一般に自動車等の車両には、車室内の空気を清浄化する
ために換気装置（ベンチレータ）が設けられている。

このような換気装置としては、車両フロントガラス下部
付近のボンネットエンド部との間の隙間（グリル）から
通風ダクトを介して車室内に外気を導入するとともに車
室内の空気を例えばリアピラ一部やリアフェンダ一部の
空気排出口から走行時の負圧を利用して排出するように
したものが乗用車などでは一般的であるが、これとは少
々形態を異にする例えば一種のオープンエアタイプの換
気装置として例えば実開昭５９−１５７９０５号公報に
示されているようなルーフ開口型の換気装置（第３図参
照）もキャブオーバ車やワンボックスカーなどでは比較
的多く採用されている。そして、従来のこの種換気装置
は、上記の公報に記載されているように、例えばルーフ
パネル部に車室内を外部に開放する所定穴の開口部を形
成するとともに該開口部を開閉する蓋部材をリンク機構
を介してルーフ側に支持させた構成となっており、その
開閉操作は、上記リンク機構を開口部の前部側を開放さ
せる第１の状態と、同後部側を開放させる第２の状態と
、完全な閉状態に維持する第３の状態とに作動させる回
動式の操作部材が多く採用されていた。

（発明が解決しようとする課題）従って、上記のような操作部材の構成によると、上記し
た成る状態から他の状態に開閉状態を変化させようとす
ると、上記操作部材を何度も回動操作することが必要で
あり、走行中の操作などには非常に不便なものであった
。そのため、本来ワンアクシジンの操作で開閉状態を転
換せしめられる操作構造が望まれていた。

（課題を解決するための手段）本発明は、上記のような従来技術上の課題を解決するこ
とを目的としてなされたものであり、ルーフパネルに形
成され車室内空間を外部に開放する開口部と、該開口部
を開閉自在に覆うカバー部材と、該カバー部材を上記の
ように開閉可能な状態で車体側ルーフ部に支持するリン
ク機構とを備えてなる車両の換気装置において、車体前
後方向に移動操作可能に構成されていて、該車体前後方
向への移動操作に連動して上記リンク機構を上下動およ
び傾斜動させることにより、上記カバー部材を上記開口
部の前部側を開放させた前開き状態と、同開口部の後部
側を開放させた後開き状態と、同開口部を閉成した閉じ
状態との少なくとも３種の開閉状態に操作する操作部材
を設けてなるものである。

（作　用）上記本発明の車両の換気装置の構成では、操作部材を車
体の前後方向に移動操作するだけで、ルーフパネル開口
部に設けられたカバー部材を容易に上下動および傾斜動
させることができ、当該開口部の前部側を開放させた前
開きによる外気導入状態と、同開口部の後部側を開放さ
せた後開きによる内気排出状態並びに同開口部を完全に
閉じた閉成状態等の各状態に任意に調節することができ
るようになる。

（発明の効果）従って、上記本発明の車両の換気装置の構成によると、
吸気・排気・閉成等の換気装置の調節操作がワンタッチ
で極めて容易に行えるようになり、車両走行中でも安全
に操作できるようになる。従って、従来技術の課題を確
実に解決することができる。

（実施例）第１図〜第３図は、本発明の実施例に係る車両の換気装
置を示している。

先ず第３図は、同換気装置を備えた車両の全体的な構成
を示す車両ルーフ部の外観斜視図であり、図中符号１は
当該車両Ａのルーフパネルを示している。該ルーフパネ
ル１には、オープンエア型の換気口としての所定穴、所
定形状の開口部（左右一対）２が形成されている。そし
て、第１図に示すように該開口部２周囲の車体前方側と
後方側の縁部２Ａ、２Ｂには雨水シール用及びカバー部
材支持用の段部面３　Ａ、３　Ｂが各々形成され、該段
部面３Ａ、３Ｂ上にシールラバー４を介してカバー部＋
）Ｉ５が載置状態で冠合支持されるようになっている。

一方、上記開口部２の下方には、上記カバー部材５を後
述するリンク機構を介して開閉可能に支持するための断
面Ｕ状のベースプレート６が上記縁部２　Ａ、２　Ｂの
裏面側から取付部材５１．５２を介して取付けられてい
る。該ベースプレート６は、その側壁面部６ａの手前側
のものに仮想線図示のように前端側７と後端側８の２つ
のガイドピンが植設されており、該ガイドピン７および
８には、図示のごとく前後に略Ｖ字形の第１のガイド溝
ｌｌ及び第２のガイド溝１２を各々形成した断面Ｕ状の
操作用スライドプレートＩ３の一側片（手前側）に形成
されたストレートな前後方向ガイド溝１３ａが係合され
ている。該スライドプレート１３には、また下部側に車
室内に突出した操作片（把手）１４が一体化されており
、該操作片１４を矢印（イ）又は（ロ）で示すように車
体前後方向に移動操作することによって当該スライドプ
レート１３本体を矢印（ハ）又は（ニ）で示すように車
体前後方向にスライド動作させる。

そして、また該スライドプレート１３の上記第１のガイ
ド溝１１には、上記カバー部材５を中央部より前方側で
支持した第１のＶ形すンク１６の第１の支持ビン１７が
、また第２のガイド溝１２には同じく上記カバー部材５
を中央部よりも後方側で支持した第２のＶ形すンク１８
の第２の支持ピン１９がそれぞれ係合されている。

上記第１の■形すンク１６は、そのリンクレバー本体部
の中央部（Ｖ形底部）１６ａに上記第１の支持ピン１７
を植設固定している一方、後端部１６ｂを第１の軸支ピ
ン２０を介して上記ベースプレート６の一部に軸支され
て矢印（ホ）又は（へ）方向に回動可能となっている。

また、その前端部１６ｃはまゆ形状に拡大されて略軸直
交方向円弧状に延びる所定長の遊び用のガイド溝２１に
は、上記カバー部材５の下部に第１の取付ブラケット２
２を介して取付けられている係合ビン２３が遊動可能に
係合されている。

この結果、先ず上記カバー部材５の前部側が、順次第１
の取付ブラケット２２→係合ピン２３→第１のＶ形すン
ク１６→第１の支持ピン１７を介して上記スライドプレ
ート１３の第１のガイド溝１１に連繋され、当該スライ
ドプレート１３の上記車体前後方向への移動に応じた上
記第１のガイド溝＋１に沿った第１の支持ピン１７の上
下動によって上記第１の■形すンク１６を作動させて上
記カバー部材５の前部側を第２図（ａ）の状態（閉成状
態）から第２図（ｂ）の状態（前開き状態）、第２図（
ｃ）の状態（後開き状態）に、またその逆に順次変化さ
せる。もちろん、該第２図（ａ）　、　（ｂ）　、　（
ｃ）への各状態への作動は、上記スライドプレート１３
の移動による後述する第２のＶ形すンク１８の作動との
連係によってなされる。

すなわち、上記第２のＶ形すンク１８は、そのリンクレ
バー本体部のターン部中央よりやや後方部１８ａよりに
上記第２の支持ピン１９を植設固定している一方、後端
部１８ｂを第２の軸支ビン２６を介して上記ベースプレ
ート６の一部に軸支されて矢印（ト）又は（チ）方向に
回動可能となっている。また、その前端部１８ｃは第３
の軸支ピン２７を介してカバー部材５側第２の取付ブラ
ケット２８に回動自在に軸着されている。

この結果、上記カバー部材５の後部側が、先ず第２の取
付ブラケット２８→第３の軸支ビン２７→第２のＶ形す
ンク１８→第２の支持ピン１９を介して上記スライドプ
レート１３の第２のガイド溝１２に連繋され、当該スラ
イドプレート１３の上記車体前後方向への移動に応じ上
記第２のガイド溝１２に沿った第２の支持ピン１９の上
下動によって上記第１のＶ形すンク１６の作動と連係し
て該第２の■形すンク１８も第２図（ａ）　、　（ｂ）
　、　（ｃ）の各矢印に示すように作動して上記カバー
部材５の後部側が上記前部側とともに第２図（ａ）の状
態から、第２図（ｂ）、第２図（ｃ）の状態へ、またそ
の逆の第２図（ｃ）の状態から第２図（ａ）の状態へ、
さらに該第２図（ａ）の状態を経由して、第２図（ｂ）
の状態へと任意に変化せしめられるようになる。

つまり、以上の第１のＶ形すンク１６と第２のＶ形すン
ク１８の相互に連係したリンク動作の組合せにより、上
記カバー部材５の開閉状態を■閉成状態（第２図ａ）→
■吸気状態（第２図ｂ）−〇開成状態（第２図ａ）→■
排気状態（第２図Ｃ）→■閉成状態（第２図ａ）へと上
記スライドプレート１３の操作片１４の矢印（イ）又は
（ロ）方向（車体前後方向）へのワンアクションの水平
移動操作のみで任意かつ容易に切り替えることができる
ようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係る車両の換気装置の全体
的な構造を示す断面図、第２図（ａ）〜第２図（ｃ）は
、同装置の動作頼様を示す細部を省略した概略断面図、
第３図は、同装置の車両実装状態の外観図である。ｌ・・・拳・ルーフパネル２・・・・・開口部２Ａ・・・・前線部２Ｂ・・・・後縁部５・・・・・カバー部材６・・・・・ベースプレート７・・・・・前端側ガイドピン８・・・・・後端側ガイドピン１１・・・・第１のガイド溝１２・・・・第２のガイド溝１３・・・・スライドプレート１４・・・・操作片１６・・・・第１のＶ形すンク１７・・・・第１の支持ピン１８・・・・第２の■形すンク１９・・・・第２の支持ピン２０・・・・第１の軸支ピン２１・・・・遊び用ガイド溝２２・・・・第１の取付ブラケット２３・・・・係合ピン２６・・・・第２の軸支ピン２７・・・・第３の軸支ピンＡ・・・・・車両第３図

Claims

【特許請求の範囲】

　１．ルーフパネルに形成され車室内空間を外部に開放
する開口部と、該開口部を開閉自在に覆うカバー部材と
、該カバー部材を上記のように開閉可能な状態で車体側
ルーフ部に支持するリンク機構とを備えてなる車両の換
気装置において、車体前後方向に移動操作可能に構成さ
れていて、該車体前後方向への移動操作に連動して上記
リンク機構を上下動および傾斜動させることにより、上
記カバー部材を上記開口部の前部側を開放させた前開き
状態と、同開口部の後部側を開放させた後開き状態と、
同開口部を閉成した閉じ状態との少なくとも３種の開閉
状態に操作する操作部材を設けたことを特徴とする車両
の換気装置。