JPH0217968A - 塗布装置およびこれを用いた塗布方法 - Google Patents

塗布装置およびこれを用いた塗布方法

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JPH0217968A
JPH0217968A JP16934688A JP16934688A JPH0217968A JP H0217968 A JPH0217968 A JP H0217968A JP 16934688 A JP16934688 A JP 16934688A JP 16934688 A JP16934688 A JP 16934688A JP H0217968 A JPH0217968 A JP H0217968A
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Kazuo Sato
一夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、塗布装置およびこれを用いた塗布方法に係り
、特に経時変化の大きい塗布液の変質を防ぐための塗布
装置およびこれを用いた塗布り法に関する。
(従来の技術) スピンコーティング法などを用いて行われる塗布技術は
、フォトレジストの塗布のみならず、絶縁膜の形成など
いろいろな分野で用いられるようになってきている。
例えば、スピンコータを用いたレジスト塗布装置におい
ては、第2図に一例を示すように、レジストは、レジス
トを充填してなる供給容器1がら、フィルタ2およびポ
ンプ3を有する供給管4を通り、該供給管4の先端に設
けられた弁5を介して、レジスト供給用のノズル6に導
かれ、このノズル6から、スピンナー(図示せず)のス
ピンヘッド7に設置された基板8上に、所定mのレジス
トを供給するように構成されている。
基板8上に、供給された所定量のレジストはスピンヘッ
ドの回転によって、基板表面に均一に塗布される。
(発明が解決しようとする課題〉 ところで、スピンナーを用いてレジスト塗布を行う場合
、塗布厚(レジストのII!JJF)はレジストのX!
i度とスピンヘッドの回転数にj;って決まる。
このため、ノズル6から基板8上に供給されるレジスト
に固形物や気泡等が混入されていたりすると、これは塗
布むらとなって表れ、膜質低下の原因となっていた。
また、長期にわたっての使用においては、塗布溶液の劣
化により、固形物が生じ、ダストとなったり、粘性が変
化し、塗布膜厚が増大する等の問題があった。特に、シ
リコーン樹脂系の塗布液等、経時的変化の生じ易い塗布
液を用いる場合には、このような問題は顕著である。
そこで、休止後、塗布を再開する際には、塗布に先立ち
、供給管中に滞留している塗布液を廃棄したり、場合に
よっては、塗布液そのものを新規なものに交換するなど
の方法がとられている。
しかしながら、むだにしなければならない廃棄部分が多
く、人聞な塗布液を必要とするという問題があった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、塗布液の
変質を防止し、廃棄部分を低減することを目的とする。
〔光明の構成] (課題を解決するための手段) そこで本発明の塗布装置では、塗布液供給部から供給管
を介して塗布部に尋さ、mN部において基板上に塗布液
を塗布するようにした塗布装置において、前記塗布液を
、前記塗布部の近傍からバイパス管を経由して前記塗布
液供給部に還流させる還流手段を具備している。
望ましくは、この塗布液供給部は、塗布液を常に適温に
保持する温度制御手段を具備している。
また、本発明の塗布方法では、塗布待機時においても、
塗布液が、塗布部の近傍からバイパス管を経由して塗も
液供給部に“連続的または間欠的に還流されるようにし
ている。
(作用) 上記構成によれば、還流手段を設け、連続的または間欠
的に供給管の塗布液を還流させることにより、供給管内
に塗布液が長時間にわたって滞留するのが防止され、変
質が抑制される。
また、塗布液は、供給管内を通過する際、フィルタを通
り、固形物は除去されるため、固形物の増加は防止され
る。
さらに、塗布液の粘度が島い場合塗布液が供給管内を通
過する際に、発熱し、劣化し易くなるが、塗布液供給部
に、塗布液を常に適温に保持する温度制卸手段を配設す
ることにより、塗布液の劣化は防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しつ、つ詳細
に説明する。
この塗布装置は、第1図に示すごとく、供給管4の先端
に、切換え弁15を介してバイパス管20を配設し、塗
布しないときは、このバイパス管2oを通って、塗布液
は塗布液供給容器1に還流されるようにしたものである
また、供給管4の先端には、切換え弁15を介して排出
管16が配設され、劣化してしまった塗布液を排出する
と共に、切換え弁15の分岐点からノズル6にいたる管
に残留する塗布液を排出するとかできるようになってい
る。
また、ノズル6には窒素ガス等の不活性ガスを供給する
ガス供給系(図示せず)が着脱自在にとりつけられるよ
うになっており、切換え弁15をノズル6から排出恰1
6に通じるように問いた状態で、このガス供給系から不
活性ガスを送ることにより、切換え弁15の分岐点から
ノズル6にいたる管に残留する塗布液を排出するとかで
きる。
さらに、この切換え弁15は制御装置(図示せず)によ
って制御され、溶液遺作がなされない場合、すなわちノ
ズル6に溶液が供給されない状態が続くと、2分間に2
0ccづつバイパス管に塗布液を送出するようになって
いる。すなわち、制御装置は、切換え弁15が供給管4
からノズル6にいたる通路を閉じるタイミングを検出し
、このときから2分毎に、ポンプ3を動作させると共に
、供給管4からバイパス管20にいたる通路を開くよう
に切換え弁15を制御する。
また、この塗布液供給容器1は温度調節装置21を有し
常に一定温度に保持されるようになっている。
他は、前記第2図に示した従来例の塗布装置と同杼であ
り、対応する箇所には同一符号を付したが、ポリエチレ
ン瓶からなる供給容器1と、フィルタ2およびポンプ3
を有するテフロンデユープからなる供給管4と、該供給
管4の先端に設けられた切換え弁15を介して配設され
たレジスト供給用のノズル6と、溶液塗布を施すべき基
板としてのシリコンウェハ18を支承し回転するスピン
ヘッド7を面えたスピンナー(図示せず)とを具備して
いる。
次に、この塗布装置を用い、シリコンウェハ表面にシリ
コーン溶液を塗布する方法について説明する。
このシリコーン溶液は、エタノール、ブタツルおよびブ
チルセロソルブからなる混合溶剤に、8vt%のポリシ
ロキサンを溶解させた後、0.2μ■フイルタを用いて
ダストを除去したものとする。そして、供給容器1内部
においては、このシリコーン溶液は温度調節装置21に
よって、常時5℃に保持されている。
塗布のなされた直後、切換え弁15をノズル6から排出
管16に通じるように問いた状態で、このガス供給系か
ら不活性ガスを送り、切換え弁15の分岐点からノズル
6にいたる管に残留する塗布液を排出?!16に排出し
た後、さらに1分間不活性ガスを流し管内を清浄化する
そして、制御2Il装置は、切換え弁15が供給管4か
らノズル6にいたる通路を閉じるタイミングを検出する
と、このときから2分毎に、ポンプ3 J3よび切換え
弁15を動作させ、供給管4からバイパス120にいた
る通路を聞く。このJ:うにして、2分間に20ccづ
つのシリコーン溶液が、供給容器1から、供給管4に設
けられたフィルタ2を通り、バイパス?!20を経て供
給容器1に還流される。
そして、塗布動作が再開される際、塗布に先立ち、切換
え弁15を供給管4からノズル6にいたるように開き、
ノズル6からシリコーン溶液を約10cc廃棄した後、
シリコンウェハ18への供給動作に入る。
ここでは、5インチのシリコンウェハ18表面に5〜1
0ccのシリコーン溶液を供給した後、回転数4000
 rpnでスピンヘッド7を20秒間回転し、0.2μ
l1lliiとなるように塗布した。
このようにして、塗布のなされたシリコンウェハ18上
には、均一で極めて膜質の良、好なシリコーン系被膜が
形成される。この被膜のダスト数を東京光学製のダスト
検査装置WM−2で測定した結果、5個以下であった。
このダスト数は、連続的に塗布を繰り返した場合におい
ても、2日間塗布を中断してM流動作のみを行った後に
塗布を行った場合においても、5インチシリコンウェハ
1枚当たり5個以下であった。
また、従来は塗布動作の再開に際し、供給鴛4内のシリ
コーン溶液を全て廃棄しなければならなかっだのに対し
、この方法を用いることにより、切換え弁の分岐点から
先のシリコーン溶液のみを廃棄すればよいため、大幅な
材料の節減をはかることができる。
さらに、この装置では、供給容器内のシリコン溶液は温
度調節装置21よって常時5℃に保持されているため、
循環による発熱により液温か上昇しても、供給容器1内
に戻る常時5℃に降温され、劣化を生じることはない。
なお、実施例では、切換え弁15の分岐点からノズル6
にいたる管に残留する塗布液は、ガス供給系から不活性
ガスを送ることにより、排出管に排出されるようにした
が、ポンプ3を逆方向に動作させ、供給容器1側に戻す
ようにしても良い。
また、実施例では、供給容器に温度調節装置を配設し、
液温を一定に保つようにしたが、比較的低粘度の塗布液
を用いる場合は、必ずしも温度調節装置は必要でない。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本1を明の塗布装置によれば
、前記塗布液を、前記塗布部の近傍からバイパス管を経
由して前記塗布液供給部に速流さゼる速流手段を貝佑し
ているため、連続的または間欠的に供給管の塗布液を速
流させることができ、膜質の良好な塗布膜を冑ることが
できる。
また、本発明の塗布方法では、塗布待礪時においても、
塗布液が、塗布部の近傍からバイパス管を経由して塗布
液供給部に連続的または間欠的に3!i!流されるよう
にしているため、塗布液の変質が抑制され、塗布液の廃
棄率を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本光明実施例の塗布装置を示4図、第2図は
、従来例の塗布装置を示す図である。 1・・・供給容器、2・・・フィルタ、3・・・ポンプ
4・・・供給管、5・・・弁、6・・・ノズル、7・・
・スピンヘッド、8・・・基板、15・・・切換え弁、
16・・・排出管、18・・・シリコンウェハ、20・
・・バイパス管、21・・・温度調節装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗布液供給部から供給管を介して塗布部に導き、
    塗布部において基板上に塗布液を塗布するようにした塗
    布装置において、 前記塗布液を、前記塗布部の近傍からバイパス管を経由
    して前記塗布液供給部に還流させる還流手段を具備した
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. (2)前記塗布液供給部は、温度制御手段を具備し、塗
    布液は常に適温に保持されていることを特徴とする請求
    項(1)記載の塗布装置。
  3. (3)塗布液供給部から供給管を介して塗布部に導き、
    基板上に塗布液を塗布する塗布方法において、 塗布待機時、前記塗布液は、前記塗布部の近傍からバイ
    パス管を経由して前記塗布液供給部に連続的または間欠
    的に還流されることを特徴とする塗布方法。
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