JP3035873B2 - レジスト塗布装置 - Google Patents

レジスト塗布装置

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JP3035873B2 JP3201229A JP20122991A JP3035873B2 JP 3035873 B2 JP3035873 B2 JP 3035873B2 JP 3201229 A JP3201229 A JP 3201229A JP 20122991 A JP20122991 A JP 20122991A JP 3035873 B2 JP3035873 B2 JP 3035873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ICの製造工程
中におけるフォトリソグラフィ工程で用いられるフォト
レジストを塗布するためのレジスト塗布装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの製造工程中におけるフォト
リソグラフィ工程では、ウエーハ状半導体基板(以下、
単に「ウエーハ」と言う)の表面上に有機材料を主成分
とする溶液状態のフォトレジストを約1〜10cc程度
滴下し、その後からウエーハを例えば毎分1000〜6
000回転程度にて回転させ、この表面上に数ミクロン
以下の厚さでフォトレジストを薄膜状に塗布する「スピ
ンコート法」と呼ばれる方法が採られている。また、こ
のようにしてウエーハにフォトレジストを塗布する装置
は、一般に「スピンコータ」とも呼ばれている。
【0003】図3は、従来のレジスト塗布装置の一例を
示す概略全体構成配置図である。図3において、ウエー
ハ1は、ウエーハチャック2で真空吸着保持されて、ド
レン口4を有したスピンカップ3内でウエーハチャック
2と一体に水平回転可能に配設されている。また、ウエ
ーハチャック2上に保持されているウエーハ1には、有
機材料を主成分とする溶液状態のフォトレジスト5を配
管aより滴下可能になっており、そのフォトレジスト5
はガロンビン6内に貯蔵されている。また、ガロンビン
6と配管aの間には、ガロンビン6側より配管f,栓
7,配管e,残量センサ8,配管d,フィルタ9,配管
c,駆動ポンプ10,配管b,ストップバルブ11,サ
ックバックバルブ12が順次配設されている。さらに、
ガロンビン6の上部には窒素ガス(N2 ガス)が送り込
まれてくる窒素ガス配管13が取り付けられているとと
もに、残量センサ8およびフィルタ9にはそれぞれオー
バーフロー用のドレン配管14,15が取り付けられて
いる。
【0004】次に、このレジスト塗布装置の動作につい
て説明する。まず、ウエーハ1がスピンカップ3内に運
ばれ、ウエーハチャック2に真空吸着されて保持される
と、窒素ガス配管13を通して窒素ガスがガロンビン6
内に圧送される。すると、この窒素ガスでフォトレジス
ト5の液面が加圧され、配管f,e内を伝わって、フォ
トレジスト5が残量センサ8内へと導かれる。また、残
量センサ8からは配管d内を伝わってフィルタ9へ導か
れ、これがさらに配管c内を伝わってフォトレジスト5
が滴下される際に作動する駆動ポンプ10内へと導かれ
る。なお、この駆動ポンプ10内へ導かれるまでの間
で、残量センサ8およびフィルタ9の部分に過剰に流れ
込んだフォトレジスト5はオーバーフロー用のドレン配
管14,15を通してそれぞれ排出される。一方、駆動
ポンプ10側に導かれたフォトレジスト5は、駆動ポン
プ10が駆動されると、さらに配管b内へと圧送され、
駆動ポンプ10と連動しているストップバルブ11,サ
ックバックバルブ12を通過し、配管a内を伝わってウ
エーハ1の表面上に1〜10cc程度滴下される。この
フォトレジスト5の滴下が確認されると、図示せぬスピ
ンモータによってウエーハチャック2が毎分1000〜
6000回転程度でウエーハ1と一体に回転する。する
と、ウエーハ1上に滴下されているフォトレジスト5が
表面上に拡散され、均一な薄膜となって形成される。ま
た、この回転中にウエーハ1外へ飛散するフォトレジス
ト5は、スピンカップ3にて回収され、ドレン口4より
排出される。したがって、これをウエーハ1毎に繰り返
すことにより、各ウエーハ1の表面上にフォトレジスト
5を順次均一に塗布することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のレジスト塗布装置では、例えば2カ月間,3カ
月間と言った長期間に渡って連続的に使用し続けた場
合、フォトレジスト薄膜の品質を保っていく上で問題点
を有していた。つまり、フォトレジスト5がガロンビン
6内からスピンカップ3内のウエーハ1に導かれていく
までの工程で、各配管a〜f内の継ぎ手部分や折れ曲が
った部分等に、使用によって徐々にではあるが微小の異
物が発生したり、これが局所的に各配管a〜f内で固ま
って付着してしまう場合がある。そして、これらがフォ
トレジスト滴下作業中に流れ出してウエーハ1上に至
り、塗布作業が終了した後も微小異物がウエーハ1の表
面上に残ってしまう場合がある。
【0006】図4は、このようにウエーハ1の表面1a
上に微小異物16が残った状態を示している。この場
合、図4に示すように、微小異物16付近でのフォトレ
ジスト薄膜17の膜厚が不均一になり、また微小異物自
体でもフォトリソグラフィ後に回路パターンの欠陥とな
って半導体IC製造における良品率の低下を引き起こす
と言った重大な問題点を有している。
【0007】そこで、この問題点を解決する方法とし
て、微小異物16が発生し易いと考えられる配管a〜f
の内部を、例えばアセトンやエチルセロソルブアセテー
ト等の有機溶剤を用いて洗浄する必要がある。しかしな
がら、配管a〜f内の微小異物16が発生し易い箇所は
数多く考えられ、また微小異物16の発生頻度も各部分
で各々異なるのが一般的であるが、従来の方法では最も
発生の早い部分に合わせて同時に全ての部分を洗浄する
方法が採られている。このため、洗浄作業も複雑になっ
て作業に要する時間がかかり、その間装置を休止してお
かねばならないと言う問題点があった。さらに、洗浄液
としてのアセトンやエチルセロソルブアセテート等の有
機溶剤は引火性が高く、また人体に対しても毒性を持つ
ので、洗浄作業に危険性を伴う。このため、長時間にわ
たって作業をするのには問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は装置内の洗浄作業を短時間で簡単
かつ安全に行うことができるレジスト塗布装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るレジスト塗布装置は、液体状の有機材料を
配管を介してウエーハの表面上に導き滴下し、前記ウエ
ーハを回転させて前記ウエーハの表面上に前記有機材料
を拡散させて塗布するものであって、洗浄液へ通じる洗
浄用配管と、前記有機材料を流す配管の途中の前後の部
分を解除可能に遮断するとともに、この遮断された特定
領域部分内に前記洗浄用配管を断続可能に接続するため
のバルブ機構を備え、前記バルブ機構の切り換え制御に
より、前記洗浄用配管を通して前記特定領域部分内にだ
け前記洗浄液を流せるように構成したものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、バルブ機構を操作すると、
洗浄用配管を通して洗浄液を特定領域部分内にだけ導
き、この特定領域部分内だけを独立した状態で洗浄する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は、本発明に係るレジスト塗布装
置の一実施例を示す概略構成配置図である。図1におい
て図3と同一符号を付したものは図3と同一のものを示
している。
【0012】そして、図1において、ウエーハ1は、ウ
エーハチャック2で真空吸着保持されて、ドレン口4を
有したスピンカップ3内でウエーハチャック2と一体に
水平回転可能に配設されている。また、ウエーハチャッ
ク2上に保持されているウエーハ1には、有機材料を主
成分とする溶液状態のフォトレジスト5が配管aより滴
下可能になっており、そのフォトレジスト5はガロンビ
ン6内に貯蔵されている。また、ガロンビン6と配管a
の間には、ガロンビン6側より配管f,栓7,配管e,
残量センサ8,配管d,フィルタ9,配管c,駆動ポン
プ10,配管b,ストップバルブ11,サックバックバ
ルブ12が順次配設されている。さらに、ガロンビン6
の上部には窒素ガス(N2 ガス)が送り込まれてくる窒
素ガス配管13が取り付けられているとともに、残量セ
ンサ8およびフィルタ9にはそれぞれオーバーフロー用
のドレン配管14,15が取り付けられている。以上説
明した内容は、図3に示す従来のレジスト塗布装置と同
様の内容であり、何ら変わるところはない。
【0013】加えて、この実施例のレジスト塗布装置で
は、洗浄液21を貯蔵し供給するためのタンク22が設
けられている。このタンク22は、広く一般に使用され
ているキャンスタタンク等であり、このタンク22の上
部には窒素ガスが圧送されてくる配管23と、タンク2
2内の洗浄液21を送り出すための洗浄用配管24が取
り付けられている。また、洗浄用配管24は、途中で6
つの配管A,B,C,D,E,Fに分岐されている。こ
のうち、配管Aは3方弁25を介して配管eの途中に、
配管Cは3方弁26を介して配管dの途中に、配管Dは
3方弁27を介して配管cの途中に、配管Eは3方弁2
8を介して配管bの途中に、配管Fは3方弁29を介し
て配管aの途中にそれぞれ接続されている。そして、各
3方弁26〜29は、バルブ機構を構成していて、それ
ぞれフォトレジスト塗布ライン側と洗浄ライン側とに切
り換え可能になっており、フォトレジスト塗布ライン側
から洗浄ライン側へ切り換えられると、配管a〜fの間
を各3方弁26〜29毎に区別し、この区別された部分
毎を特定領域部分として他の部分と隔離する第1のバル
ブ手段の機能と、配管a〜fに洗浄用の配管A,C〜F
を連通させる第2のバルブ手段の機能とが持たされてい
る。さらに、配管Bの途中には、配管Aと配管Cとの
間、配管Cと配管Dとの間、配管Dと配管Eとの間、配
管Eと配管Fとの間、および配管Fを越えた位置にそれ
ぞれストップバルブ30,31,32,33,34が設
けられている。
【0014】次に、このレジスト塗布装置の動作につい
て説明する。まず、ウエーハ1にフォトレジスト5とな
る有機材料を塗布する場合、各3方弁25〜29はフォ
トレジスト塗布ライン側に切り換えられ、各配管a〜f
内にフォトレジスト5を流すことができる状態に保持さ
れる。これに対して配管A,C〜Fと配管a〜fとの間
は遮断される。そして、ウエーハ1がスピンカップ3内
に運ばれ、ウエーハチャック2に真空吸着されて保持さ
れると、窒素ガス配管13を通して窒素ガスがガロンビ
ン6内に圧送される。すると、この窒素ガスでフォトレ
ジスト5の液面上が加圧され、配管f,e内を伝わっ
て、フォトレジスト5が残量センサ8内へと導かれる。
また、残量センサ8からは配管d内を伝わってフィルタ
9へ導かれ、これがさらに配管c内を伝わってフォトレ
ジスト5が滴下される際に作動する駆動ポンプ10内へ
と導かれる。なお、この駆動ポンプ10内へ導かれるま
での間で、残量センサ8およびフィルタ9の部分に過剰
に流れ込んだフォトレジスト5はオーバーフロー用のド
レン配管14,15を通してそれぞれ排出される。一
方、駆動ポンプ10側に導かれたフォトレジスト5は、
駆動ポンプ10が駆動されると、さらに配管b内へと圧
送され、駆動ポンプ10と連動しているストップバルブ
11,サックバックバルブ12を通過し、配管a内を伝
わってウエーハ1の表面上に1〜10cc程度滴下され
る。このフォトレジスト5の滴下が確認されると、図示
せぬスピンモータによってウエーハチャック2が毎分1
000〜6000回転程度でウエーハ1と一体に回転す
る。すると、ウエーハ1上に滴下されているフォトレジ
スト5が表面上に拡散され、均一な薄膜となって形成さ
れる。また、この回転中にウエーハ1外へ飛散するフォ
トレジスト5は、スピンカップ3にて回収され、ドレン
口4より排出される。したがって、これをウエーハ1毎
に繰り返すことにより、各ウエーハ1の表面上にフォト
レジスト5を順次均一に塗布することができる。
【0015】次に、フォトレジスト用側の配管a〜fを
洗浄する場合は、洗浄を必要とする部分の3方弁26〜
29をフォトレジスト塗布ライン側から洗浄ライン側へ
切り換えるとともに、この部分に対応したストップバル
ブ(30〜34)を閉じる。これを各部分毎に以下説明
する。 (1)残量センサ8内およびその付近の配管を洗浄する
場合:3方弁25および3方弁26だけを洗浄ライン側
に切り換えるとともに、配管B内のストップバルブ30
のみを閉じて他のストップバルブ31〜35は開状態に
しておく。そして、配管23を通してタンク22内に窒
素ガスが圧送され、この窒素ガスで洗浄液21の液面上
が加圧されると、タンク22内の洗浄液21が配管24
より送り出される。すると、この洗浄液21は、配管
A,3方弁25,配管e,残量センサ8,配管d,3方
弁26内を洗浄しながら配管Cを通って配管Bに流さ
れ、この配管Bの先端35より排出される。これによ
り、3方弁25および3方弁26で区別された特定領域
部分の洗浄がなされる。 (2)フィルタ9内およびその付近の配管を洗浄する場
合:3方弁26および3方弁27だけを洗浄ライン側に
切り換えるとともに、配管B内のストップバルブ31の
みを閉じて他のストップバルブ30,32〜35は開状
態にしておく。そして、上述したようにしてタンク22
内の洗浄液21が送り出されると、この洗浄液21は、
配管B,ストップバルブ30,配管C,3方弁26,配
管d,フィルタ9,配管c,3方弁27内を洗浄しなが
ら配管Dを通って配管Bに流され、この配管Bの先端3
5より排出される。これにより、3方弁26および3方
弁27で区別された特定領域部分の洗浄がなされる。 (3)駆動ポンプ10内およびその付近の配管を洗浄す
る場合:3方弁27および3方弁28だけを洗浄ライン
側に切り換えるとともに、配管B内のストップバルブ3
2のみを閉じて他のストップバルブ30,31,33〜
35は開状態にしておく。そして、上述したようにして
タンク22内の洗浄液21が送り出されると、この洗浄
液21は、配管B,ストップバルブ30,31,配管
D,3方弁27,配管c,駆動ポンプ10,配管b,3
方弁28内を洗浄しながら配管Eを通って配管Bに流さ
れ、この配管Bの先端35より排出される。これによ
り、3方弁27および3方弁28で区別された特定領域
部分の洗浄がなされる。 (4)ストップバルブ11,サックバックバルブ12内
およびその付近の配管を洗浄する場合:3方弁28およ
び3方弁29だけを洗浄ライン側に切り換えるととも
に、配管B内のストップバルブ33のみを閉じて他のス
トップバルブ30〜32,34は開状態にしておく。そ
して、上述したようにしてタンク22内の洗浄液21が
送り出されると、この洗浄液21は、配管B,ストップ
バルブ30〜32,配管E,3方弁28,配管b,スト
ップバルブ11,サックバックバルブ12,配管a,3
方弁28内を洗浄しながら配管Fを通って配管Bに流さ
れ、この配管Bの先端35より排出される。これによ
り、3方弁28および3方弁29で区別された特定領域
部分の洗浄がなされる。 (5)3方弁29よりも先の配管a、すなわち滴下口の
部分を洗浄する場合:3方弁29だけを洗浄ライン側に
切り換えるとともに、配管B内のストップバルブ34の
みを閉じて他のストップバルブ30〜33は開状態にし
ておく。そして、上述したようにしてタンク22内の洗
浄液21が送り出されると、この洗浄液21は、配管
B,ストップバルブ30〜33,配管F,3方弁29,
配管a内を洗浄しながらスピンカップ3内に流れ落ち
る。これにより、3方弁29で区別された特定領域部分
の洗浄がなされる。
【0016】したがって、この実施例によるレジスト塗
布装置によれば、3方弁25〜29およびストップバル
ブ34を切り換え制御することによって、フォトレジス
ト用の配管部分全体を洗浄せずに、特定領域部分内だけ
を個々に洗浄することができる。これにより、レジスト
塗布装置を停止させておく洗浄作業に要する時間(ダウ
ンタイム)を最小限に抑えることができる。また、洗浄
作業を行う場合も、従来ではフォトレジスト用の配管
(a〜f)内の部品、例えば残量センサ8,フィルタ
9,駆動ポンプ10,ストップバルブ11,サックバッ
クバルブ12等をその都度取り外して洗浄または交換し
ていたのを、取り外すことなく洗浄することができる。
これにより、人体等に対して危険性のある洗浄液(例え
ば有機材料であるアセトン、エチルセロソルブアセテー
ト等)の蒸気を吸い込んだりしてしまう問題も解決さ
れ、洗浄に要する時間および労力が激減でき、同時に消
耗品として廃棄される部品も節約できる。
【0017】図2は、本発明に係るレジスト塗布装置の
他の実施例を示す要部構成配置図である。図2において
図1と同一符号を付したものは図1と同一のものを示し
ている。そして、この図2に示す実施例のレジスト塗布
装置では、フォトレジスト用の配管ラインを2組設け、
一方の配管ラインを洗浄する場合は他方の配管ラインを
使用してフォトレジスト5の塗布作業を進めるようにす
ることによってダウンタイムを低くし、生産性の向上を
図ったものである。
【0018】さらに詳述すると、図2は駆動ポンプ10
およびその付近の配管の部分を示しており、フォトレジ
スト塗布用の配管cは3方弁27によって配管c1,c
2の2つに分岐され、各配管c1,c2に各々駆動ポン
プ10,101が接続されている。また、駆動ポンプ1
0と3方弁27との間には3方弁127が設けられ、配
管c1が3方弁127から配管D1を介して洗浄用の配
管Bに通じている。一方、駆動ポンプ10の下流側には
配管bへ通じる配管b1が設けられ、この配管b1と配
管bとの間に3方弁128,36が配設されているとと
もに、配管b1が3方弁128,配管E1を介して洗浄
用配管Eへ通じた状態になっている。これに対して、駆
動ポンプ101と3方弁27との間には3方弁227が
設けられ、この3方弁227,配管D2を介して配管c
2が洗浄用の配管Bに通じている。また、駆動ポンプ1
01の下流側には3方弁36を介して配管bへ通じる配
管b2が設けられているとともに、配管b2がこの途中
に設けられた3方弁228,配管E2を介して洗浄配管
Eへ通じた状態になっている。
【0019】次に、このレジスト塗布装置の動作につい
て説明する。まず、このレジスト塗布装置では駆動ポン
プ10と101とが交互に使用され、駆動ポンプ10を
使用している場合は駆動ポンプ101側の洗浄を同時に
行うことができ、逆に駆動ポンプ101を使用している
場合は駆動ポンプ10側の洗浄を行うことができるよう
になっているもので、これを駆動ポンプ毎に説明を進め
る。 (1)駆動ポンプ10をフォトレジスト薄膜形成用に使
用し、駆動ポンプ101内およびその付近の配管を洗浄
する場合:3方弁27,127,128,36はフォト
レジスト塗布ライン側へ切り換え、3方弁227,22
8は洗浄ライン側に切り換える。すると、フィルタ9側
より配管cを通って送られてきたフォトレジスト5は、
3方弁27,配管c1を通って駆動ポンプ10内へ導か
れ、さらに配管b1,3方弁128,36を通って配管
bへと圧送されてストップバルブ11側へ進む。一方、
タンク22側から圧送された洗浄液21は、配管D2,
3方弁227,配管C2,駆動ポンプ101,配管b
2,3方弁228,配管E2を通って洗浄用配管Eへ流
れ配管Bの先端35より排出される。これにより、駆動
ポンプ10によるフォトレジスト5の圧送動作と同時
に、駆動ポンプ101内およびその付近の配管の洗浄が
なされる。 (2)駆動ポンプ101をフォトレジスト薄膜形成用に
使用し、駆動ポンプ10内およびその付近の配管を洗浄
する場合:3方弁27,227,228,36はフォト
レジスト塗布ライン側へ切り換え、3方弁127,12
8は洗浄ライン側に切り換える。すると、フィルタ9側
より配管cを通って送られてきたフォトレジスト5は、
3方弁27,配管c2を通って駆動ポンプ101内へ導
かれ、さらに配管b2,3方弁228,36を通って配
管bへと圧送されてストップバルブ11側へ進む。一
方、タンク22側から圧送された洗浄液21は、配管D
1,配管c,駆動ポンプ10,配管b1,3方弁12
8,配管E1を通って洗浄用配管Eへ流れ配管Bの先端
35より排出される。これにより、駆動ポンプ101に
よるフォトレジスト5の圧送動作と同時に、駆動ポンプ
10内およびその付近の配管の洗浄がなされる。
【0020】したがって、この図2に示す実施例の構造
によるレジスト塗布装置によれば、図1に示した上記実
施例のところで述べた効果に加えて、さらに保守作業に
伴うダウンタイムを最小限にしつつ、同時に高品質なラ
インをも維持し続けることができる等の効果が期待でき
る。なお、この図2に示した実施例では、駆動ポンプ1
0,101およびその付近の配管の部分だけを示した
が、他の部分も同様にして2つのラインで形成されるも
のである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るレジ
スト塗布装置によれば、バルブ機構の制御により、特定
領域部分内にだけ洗浄液を導き、この内部だけを独立し
た状態で洗浄することができる。したがって、有機材料
を導く配管を複数の前記特定領域部分に分けておけば、
この複数の特定領域部分のうちの、この洗浄を必要とす
る特定領域部分内だけを洗浄することができるので、装
置全体の洗浄作業を必要とする部分だけ短時間で、簡単
かつ安全に行うことが可能になる等の効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジスト塗布装置の一実施例を示
す概略全体構成配置図である。
【図2】本発明に係るレジスト塗布装置の他の実施例を
示す要部構成配置図である。
【図3】従来のレジスト塗布装置の一例を示す概略全体
構成配置図である。
【図4】従来のレジスト塗布装置における問題点を説明
するためのウエーハの概略構成図である。
【符号の説明】
1 ウエーハ 5 フォトレ
ジスト 17 フォトレジスト膜 21 洗浄液 24 洗浄用配管 26〜29
3方弁(バルブ機構) a〜f フォトレジスト塗布用の配管 A〜F 洗浄
用の配管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体状の有機材料を配管を介してウエー
    ハの表面上に導き滴下し、前記ウエーハを回転させ、前
    記ウエーハの表面上に前記有機材料を拡散させて塗布す
    るレジスト塗布装置において、 洗浄液へ通じる洗浄用配管と、 前記有機材料を流す配管の途中の前後の部分を解除可能
    に遮断するとともに、この遮断された特定領域部分内に
    前記洗浄用配管を断続可能に接続するためのバルブ機構
    を備え、 前記バルブ機構の切り換え制御により、前記洗浄用配管
    を通して前記特定領域部分内にだけ前記洗浄液を流せる
    ように構成したことを特徴とするレジスト塗布装置。
JP3201229A 1991-07-15 1991-07-15 レジスト塗布装置 Expired - Fee Related JP3035873B2 (ja)

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