JPH0217955A - 電気集塵器用コロナ電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯状又は線状の細長い本体からなる電気集塵器
用コロナ電極であって、ガス通路を形成する垂直な捕集
電極壁と管から構成された張り枠とがガス流方向を横切
って交互に配置され、多数のコロナ電極の上端と下端が
張り枠の水平管の孔に挿入され、水平管に溶接されてな
るコロナ電極に関する。

〔従来の技術〕

このようなコロナ電極の例は西ドイツ特許第２５４６３
０５号と第３６０３５１４号の各明細書に、その電極の
ために特に開発された張り装置と関連して開示されてい
る。電極は突出部と一体に形成されかついわゆる溶接端
部材を有する細い帯状薄板から本質的になる。溶接端部
材は円いワイヤ部分からなり、このワイヤ部分はコロナ
電極を固定するために張り枠の管に設けた貫通孔に挿入
され、この管に溶接されている。

その他の公知のコロナ電極の場合、コロナ先端が帯状の
又は線状の細長いコロナ電極本体と通電的に結合された
個別の部分、例えば先の尖った線状部分からなる。

これら公知のコロナ電極は高度に発達した張り技術及び
固定技術にもかかわらず、なお多くの欠点を有する。

しばしば認められる弱点はコロナ電極自体と溶接端部材
との間の溶接継目である。コロナ電極が張力、浄化のた
めの振動、温度、電圧及び腐食の組合せ負荷により破断
した場合、さらにこの遷移部分（溶接継目）は電気的な
接触抵抗がほとんどあってはならない。

別の問題が発生するのは、電気集塵器の垂直長さが非常
に大きく、コロナ電極の最大可能な張り長さを超え、張
り枠を高さ方向に何段も設ける必要がある場合である。

捕集電極は４．５〜１５．５ｍの長さに問題なく製造さ
れ、使用できるが、張り力の制約の観点からと制御でき
ない振動を減少させるためにコロナ電極は２．５〜３．
０　ｍを超える長さで張ることはできないため、２本又
はそれ以上のコロナ電極を全長が均一に構成された捕集
電極１本と組合わせる必要がある。電気集塵器の作動を
最適化するにはコロナ電極を捕集電極に対して正確に位
置づけなければならない。最良の位置は一般に「電気中
心」と呼ばれる。上方に延びるコロナ電極と下方に延び
るコロナ電極とを１本の水平管の同じ位置に固定する場
合、コロナ電極を電気中心に位置づけることは容易では
ない。電気中心への設置を断念して管に２つのずれた貫
通孔を設けるか、コロナ電極の端部が十分に短く、管壁
の上部と下部の貫通孔にのみ溶接される場合には上方及
び下方のコロナ電極の各端部を同じ貫通孔に挿入するこ
とはできる。後者の方法は非常にこわれ易いことがわか
った。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがって、本発明の目的は冒頭に述べたコロナ電極に
おいて、多数の直列に配置されたコロナ電極が電気中心
から絶対に必要な以上にはずれることがなく、張り枠に
確実に固定されたコロナ電極を提供することであ゛る。

〔課題を解決するための手段〕

前記の課題は本発明によれば、コロナ電極の少なくとも
端部の断面を半円形に設計することによって達成される
。本発明の別の構成によれば、コロナ電極の細長い本体
は全長にわたって半円形断面を有する。

したがって、２本のコロナ電極の各端部を同じ貫通孔に
固定できること及び電気中心からのずれは張り枠の同じ
場所に一緒に固定する必要性からもはや生じるのではな
く、コロナ電極の形状又は構造によってのみ生じること
は容易にわかる。強度の点から半円形断面が従来使われ
ていた円形断面より小さくなってはならないと仮定すれ
ば、孔の直径は約４０％大きくしなければならない。こ
れに対応して、半円形断面のコロナ電極の各端部を管に
固定するためのシーム溶接部の長さが短かくなっても、
この長さはどんな場合でも十分であることが判明した。

その上、管から反対方向に延びるコロナ電極の端部との
追加の溶接が可能である。最上部と最下部の張り枠管に
おいては貫通孔の断面には中間の管の場合と同様の固定
方式と固定の確実性を得るために、コロナ電極の他に半
円形断面の断片材料がさらに挿入される。

また、溶接端部材とコロナ電極自体の帯状の本体との間
にこれまで通常使用された溶接継目を省略したい場合は
、帯状本体は全長にわたって半円形断面に形成され、付
属のコロナ先端が取り付けられる。このようにすると従
来の帯状コロナ電極の寸法のものと比較して材料費がや
や高くなるが、これは期待される長寿命によって十二分
に相殺される。

従来技術の詳細及び本発明により得られる利益を第１〜
３図に示した実施態様についてさらに説明する。

第１図において、コロナ電極は帯状の細長い本体１から
なり、この本体にコロナ先端２がスポット溶接部３によ
り固定されている。コロナ電極は端部側面に円形材料の
断片からなる溶接端部材４を備え、この部材にコロナ電
極端部５が適合され、スポット溶接部６により固定され
ている。コロナ電極はシーム溶接部８により張り枠７に
固定されている。最良の作動性能が得られるようにする
ためには、本明細書の導入部分で詳細に述べた理由から
、多数の直列に配置されたコロナ電極が同じ「電気中心
」に位置しなければならない、しかし、このことは、図
示の通り、溶接端部材を張り枠の同じ孔に挿入した場合
にのみ達成される。しかし、この溶接端部材はほぼ管中
央に挿入されるに過ぎず、かつ１箇所だけで管に溶接さ
れる。このようなコロナ電極と張り枠との結合方法は問
題を起こし易いことがわかっている。

このため本発明に従って溶接端部材４は、参照番号が第
１図と同じ意味を有する第２図に示した通り、断面が半
円形に形成されている。このような溶接端部材において
、従来技術に従う円形断面の溶接部材と同じ断面積にし
たい場合又はしなければならない場合、張り枠に設ける
孔の直径は約４０％大きくしなければならないが、これ
は容易に行うことができる。本発明に従って溶接端部の
断面を半円形に形成することにより、コロナ先端が電気
中心からほとんどずれることなく、張り枠の管における
安全な２点固定が可能となる。

張り枠の最上部と最下部の各管において半円形断面の溶
接端部材が挿入されない孔の空所には同じ材料からなる
断片４ａが挿入されるので、固定に関しては中間の各管
の場合と同じ確実性が得られる。

本発明の別の態様が第３図に示されている。この場合、
コロナ電極の本体９は全長にわたって半円形断面につ（
られている、その他の記号はすべて第１図及び第２図と
同じ意味を有する。この態様は帯状のコロナ電極本体に
比べてやや多くの材料費を必要とするが、より安定であ
り、スポット溶接部６を省略することができる。その上
、この場合にはコロナ電極先端が一層正確に電気中心に
配置される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術のコロナ電極／張り枠結合を示す図、
第２図は本発明のコロナ電極／張り枠結合を示す図、第
３図は第２図の変形を示す図である。 なお図面に用いた符号において、 １　　　−・−−−−一帯状の本体 ２−・・−・・−・−・・−・−・コロナ先端３　　　
　−−−−−−−・−スポット溶接部４−−−−−−−
−−・−一−−−−−−・・・−溶接端部材５−−−−
−−−−−・−・−一−−−−−−−−−−コロナ電極
端部６　・−・−・・−・−一−−−スポット溶接部７
−・　　　　−張り枠 ８　−−−−−−−−−−−−−−−−−−−シーム溶
接部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、突出したコロナ先端を有する帯状又は線状の細長い
   本体からなる電気集塵器用コロナ電極であって、ガス通
   路を形成する垂直な捕集電極壁と管から構成された張り
   枠とがガス流方向を横切って交互に配置され、多数のコ
   ロナ電極の上端と下端が張り枠の水平管の孔に挿入され
   、水平管に溶接されてなるコロナ電極において、コロナ
   電極の少なくとも端部が半円形断面を有することを特徴
   とするコロナ電極。 ２、コロナ電極の細長い本体が全長にわたって半円形断
   面を有することを特徴とする請求項１記載のコロナ電極
   。