JPH02178435A

JPH02178435A - 衛生洗浄装置の定流量弁

Info

Publication number: JPH02178435A
Application number: JP33249388A
Authority: JP
Inventors: Keisuke Ono; 圭介小野; Shigeru Yamazaki; 茂山崎; Manabu Seno; 瀬野　学
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-12-28
Filing date: 1988-12-28
Publication date: 1990-07-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、温水により人体局部を洗浄する衛生洗浄装置
の定流量弁に関する。

従来の技術従来、水道の給水圧を利用して洗浄水を噴出させて人体
局部を洗浄する衛生洗浄装置の給水路は。

たとえば第５図のようになっていた。水道配管１からの
水は、分岐栓２を介して衛生洗浄装置本体３と便器洗浄
タンク４へ分岐給水される。衛生洗浄装置本体３の水回
路は、−次側から順にストレーナ５、逆流防止弁６、定
流量弁７、電磁止水弁８、流ｍ調節弁９．ヒータ１１を
備えた熱交換器である温水タンク１０を介して洗浄ノズ
ル１２へ連通していた。また便器洗浄タンク４は、ボー
ルタップ１３を備えていた。さらに定流量弁７は、第６
図（イ）に示すように管状の給水路１４の内部に、水路
の上流側から弾性体（一般的にはゴム材料）で中央部に
通水孔を設けた環状のパッキング１５を配設し、このパ
ッキング１５を非弾性体で環状の保持具１６によって給
水路Ｉ４に固定して形成していた。

次にこの従来の衛生洗浄装置の作動について説明する。

使用していないときには、水道の給水圧は電磁止水弁８
の上流側まで印加されている。使用者が洗浄操作を行う
と電磁止水弁８が開放し、水道水が流量調節弁９を通っ
て温水タンクｌＯへ流入する。するとあらかじめヒータ
１１によって適温に沸き上げられた温水が押し出され、
洗浄ノズル１２を介して噴射され、局部洗浄を行うこと
ができる。また、流量調節弁９を回転操作し洗浄水が噴
出する水勢（流水量）を好みの強さに設定することがで
きる。

しかし、一般家庭の水道の給水圧は通常３ｋｇｆ／ｄ程
度を平均とし、約０．５〜８　ｋｇ　ｆ　／ａｌの範囲
に分布している。さらに、家庭内においても台所、風呂
などでの吐水および閉止により、衛生洗浄装置本体３へ
の給水圧は変動する。このため使用者が給水圧に応じて
流量調節弁９を操作し、洗浄水勢を調節する不便を避け
るため、電磁止水弁８の上流側に定流量弁７を配設し、
電磁止水弁８の下流側への通水量を規制する措置がとら
れていた。

第６図（イ）、（ロ）は低水圧および高水圧の場合の定
流量弁７の状態を示している。高水圧の場合、水圧によ
り弾性体であるパッキング１５が圧縮変形し、このため
中央部の通水路断面積が減少し下流側への通水量を規制
する構造となっている。

発明が解決しようとする課題しかし上記構造の定流量弁では、一般家庭の給水圧、約
０．５〜８　ｋｇ　ｆ　／ｄの範囲において、給水圧に
応じて流量調節弁９を操作し、洗浄水勢を調節しなけれ
ばならないという不便を避ける機能が不十分であった。

つまり１通水量の制御は定流量弁７のパッキング１５の
圧縮変形による通水路の断面積変化に依存している。し
かしゴム材料で成形されたパッキング１５が給水圧に応
答して変形するにはある程度の水圧値が必要であり、そ
れ以下の水圧領域においては流量制御が不十分であった
。

このため第４図（ロ）に示すように衛生洗浄装置を使用
中に水圧が変動すると、洗浄ノズル１２がらの水勢が変
わることがあるという不便な点があった。

本発明は上記の問題を解決するもので、水道の給水圧が
変動しても、洗浄水勢が変動することがない衛生洗浄装
置の定流量弁を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明の衛生洗浄装置の定流
量弁は、弾性体からなり、ほぼ中央部に第１水路を形成
する貫通孔を設けたパッキングと、ほぼ中央部に第１水
路を形成する通水孔を設け、前記パッキングの下流側で
給水路内部に固定して。

前記パッキングとの間に給水圧に応じて第２水路を形成
する調整弁とを有するものである。

作用上記構成により、給水路を流れる水の給水圧に応じて、
パッキングが圧縮変形し、低圧時には第１水路と第２水
路が通水状態になり、高圧時には第１水路のみが通水状
態となるため、通常想定される使用水圧範囲において、
定流量弁の下流側への流量を一定の値にすることができ
る。

実施例以下１本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は１本発明の一実施例の衛生洗浄装置の定流量弁
における分解斜視図、第２図は同定流量弁を備えた衛生
洗浄装置の構成図、第３図（イ）。

（ロ）は同定流量弁の動作を説明する概略断面図である
。第１図〜第３図において、水道配管２１からの水は１
分岐栓２２を介して衛生洗浄装置本体２３と便器洗浄タ
ンク２４へ分岐給水される。衛生洗浄装置本体２３の水
回路は、−次側から順にストレーナ２５、逆流防止弁２
６、水抜き栓２７．定流量弁２８、電磁止水弁２９、流
量調節弁３０、ヒータ３２を備えた熱交換器である温水
タンク３１、真空破壊弁３３、ノズル切り換え弁３４を
介して肛門洗浄ノズル３５．ビデ洗浄ノズル３６へ連通
して主水路を構成する。また流！＃、調節弁３０で主水
路から分岐して、エアギャップ３７を介して便器内へ吐
水する副水路があり、また流量調節弁３０の上流側には
リリーフ弁３８があって副水路へ連通している。また便
器洗浄タンク２４は、ボールタップ３９を備えている。

前記定流量弁２８は、給水路の上流側から環状で非弾性
体（エンジニアリングプラスチックなど）の保持具４０
、弾性体（ゴム材料）でほぼ中央部に貫通孔４Ｌａを設
けたパッキング４１．非弾性体（エンジニアリングプラ
スチックなど）で中央部に通水孔を設けた調整弁４２の
順に給水路４３に取り付けている、保持具４０は環状体
４０ａの内周部からさらに内径方向に向けたリブ４０ｂ
を、周上等間隔に４箇所有している。またパッキング４
１の下流側の面はほぼアーチ状になっている〔第３図（
イ）〕。

また調整弁４２は上流側の面に前記パッキング４１を保
持する凹面Ａ４２ａと、流水路を形成する凹面Ｂ４２ｂ
とを有し、外周部にはＯリング溝４２ｃを有している。

前記凹面Ａ４２ａの形状は１通水孔４２ｄと同心の円形
で、径はパッキング４１ががたつかず、かつ摺動可能な
大きさで、深さはパッキング４１の厚みとほぼ同じであ
る。また凹面Ｂ４２ｂの形状は。

凹面Ａ４２ａのほぼ周上に中心を持つほぼ円形で、かつ
凹面Ａ４２ａよりも深くなっている。また凹面Ｂ４２ｂ
は、凹面Ａ４２ａのほぼ周上等間隔の４箇所に設けてい
る。なお第３図（イ）には、給水路４３に取り付けた定
流量弁２８の、第１図の調整弁４２で示したＡ−Ａ線切
断断面図を示している。調整弁４２は○リング４４を介
して給水路４３に固定され、また保持具４０はパッキン
グ４１を介して調整弁４２と当接している。このとき保
持具４０のリブ４０ｂと調整弁４２の凹面Ｂ４２ｂの角
度が約４５度ずれた位置になるように取り付けている。

次にこの実施例の定流量弁２８を備えた衛生洗浄装置の
動作について説明する。使用していないときには、水道
の給水圧は電磁止水弁２９の上流側まで加えられている
。使用者が肛門またはビデ洗浄操作を行うと、それに応
じてノズル切り換え弁３４の水路が開放する。ついで電
磁止水弁２９が開放し、水道水が流量調節弁３０を通っ
て温水タンク３１へ流入する。するとあらかじめヒータ
３２によってａｍに加温された温水が押し出され、肛門
またはビデ洗浄ノズル３５．３６を介して噴射され１局
部洗浄を行うことができる。また、流量調節弁３０を回
転操作し、洗浄水が噴出する水勢（流水量）を好みの強
さに設定することができる。また使用者が水勢調節を弱
く調節し、器具の吐水量が日本水道協会規定の５０　Ｑ
　／　ｈ以下になるときには、副水路から規定を満たす
に必要な流水量を便器内に吐水する。

また器具に異常な高水圧が加えられた場合、または温水
タンク３１の下流側の主水路がごみなどで閉塞された場
合に、リリーフ弁３８が開放し、温水タンク３１が給水
圧により破壊されるのを防止する。

一般家庭の水道の給水圧は上記のように、通常約０．５
〜８　ｋｇ　ｆ　／ａＪの範囲に分布しており、さらに
家庭内においても、台所、風呂などでの吐水および閉止
により、衛生洗浄装置本体２３への給水圧は変動する。

しかし、本実施例においては以下の作用により給水圧の
変動にもかかわらず、常に一定の通水量を得ることがで
きる。

第３図の（イ）、（ロ）は低水圧および高水圧の場合の
定流量弁２８の状態を示している。

まず、第３図（イ）の低水圧の場合５通水路は保持具４
０．パッキング４１の中央部の貫通孔４１ａ。

調整弁４２の通水孔４２ｄへと連通ずる第１水路４５と
、保持具４０のリブ４０ｂがない部分、パッキング４１
の下流側の面のほぼアーチ状部と調整弁４２の凹面Ｂ４
２ｂが形成する通水路、調整弁４２の通水孔４２ｄへと
連通ずる第２水路４６とが形成されている６次に、第３
図（ロ）の高水圧の場合、給水圧によりパッキング４１
が圧縮変形し、第２水路４６を閉塞するので、通水路は
保持具４０、パッキング４１の中央部の貫通孔４１ａ、
調整弁４２の通水孔４２ｄへと連通ずる第１水路４５の
みである。本実施例における給水圧に対する通水量特性
を第４図（イ）に示す。点線は第１水路４５の流量特性
、−点ｆＩ！Ａ線は第２水路４６の流量特性、実線は合
計の流量特性である。すなわち、第４図（ロ）に示す従
来の定流量弁では、流量制御が効き始める水圧が高かっ
たために、低水圧で洗浄流量を得るためには（また日本
水道協会規定の最低吐水量を満たすために）、定流量弁
の制御流量を洗浄に必要な値よりも大きくとらねばなら
なかった。このため、水道の給水圧の変動により洗浄水
勢が変動する不具合を生じていた。しかし本実施例の定
流量弁２８においては。

低水圧時には第２水路４６からの通水量があるため、十
分な洗浄流量が得られる（まだ最低吐水量規定を満たす
ことができる）ので、第１水路４５の制御流量を洗浄に
必要な値にすればよい。したがって。

水道の給水圧の変動により洗浄水勢が変動する不具合が
なくなり、快適な使用感が得られ、また必要以上の水を
流さない節水型の衛生洗浄装置を提供することができる
。

発明の効果以上の説明により明かなように１本発明の衛生洗浄装置
の定流量弁によれば次の効果が得られる。

（１）定流量弁に２つの水路を設け、高水圧時には一方
の水路を閉塞するため、一定流量が得られる水圧範囲が
広がり、このため局部洗浄中に水圧変動が生じても、洗
浄水勢が変動することがなくなり、使用者に不快感を与
えない衛生洗浄装置を提供することができる。

（２）一定流量が得られる水圧範囲が広がったことによ
り、洗浄に必要な流量だけを吐水する、節水型の衛生洗
浄装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の衛生洗浄装置の定流量弁に
おける分解斜視図、第２図は同定流量弁を備えた衛生洗
浄装置の構成図、第３図（イ）。（ロ）は同定流量の動作を説明する概略断面図、第４図
（イ）は同定流量弁の水道給水圧に対する流量特性図、
第４図（ロ）は従来の衛生洗浄装置における定流量弁の
水道給水圧に対する流量特性図、第５図は従来の定流量
弁を備えた衛生洗浄装置の構成図、第６図は同定流量弁
の動作を説明する概略断面図である。２８・・・定流量弁、４１・・・パッキング、４１ａ・
・・貫通孔、４２・・・調整弁、４３・・・給水路、４
５・・・第１水路、４６・・・第２水路。代理人　　　森　　本　　義　　弘第図第４図一一◆東１婉！Ｌ（１’？−〇（ｐ〕 □永ａ碕よ五（ｑ−リ第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１、水道の給水圧により洗浄水を噴出させる衛生洗浄装
置の給水路の内部に配設する定流量弁であって、弾性体
からなりほぼ中央部に第１水路を形成する貫通孔を設け
たパッキングと、ほぼ中央部に第１水路を形成する通水
孔を設け、前記パッキングの下流側で、前記給水路内部
に固定して、前記パッキングとの間に給水圧に応じて第
２水路を形成する調整弁とを有する衛生洗浄装置の定流
量弁。