JPH02178253A - シクロヘキサンジカルボン酸類の製造方法 - Google Patents

シクロヘキサンジカルボン酸類の製造方法

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JPH02178253A
JPH02178253A JP63328908A JP32890888A JPH02178253A JP H02178253 A JPH02178253 A JP H02178253A JP 63328908 A JP63328908 A JP 63328908A JP 32890888 A JP32890888 A JP 32890888A JP H02178253 A JPH02178253 A JP H02178253A
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hydrolysis
chc
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Masasane Inomata
猪俣 将実
Naokazu Shiotani
塩谷 直和
Kazuo Koshizuka
腰塚 一雄
Minato Karasawa
唐澤 皆人
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シクロヘキサンジカルボン酸類の製造方法に
関するものである。より詳しくは、4.シアノシクロヘ
キセン(以下、CCHと略する。)のシアン化水素化お
よび分別蒸留により製造される1、3−および1.4−
ジシアノシクロヘキサン(以下、1.3−DCHおよび
1.4−DCHと略し、CCH9と総称する。)を加水
分解することによる工業的に経済的な新規な1.3−お
よび1.4−シクロヘキサンジカルボン酸類(以下、1
.3−CHCおよび1.4−CHCと略し、cncaと
総称する。)の製造方法に間するものである。
〔従来の技術〕
従来、Cl1C頚の製法としては、■イソフタル酸ジメ
チルエステルの接触還元と加水分解により、1.3−C
I(Cを得る方法(ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・ケミカル・ソサイエティ;J、 Amer、Chem
、soc、 745785(1952)) 、■テレフ
タル酸塩の還元により1.4−C)ICを得る方法(特
公昭50−10581号)、■アクリル酸と1.3−ブ
タジェンカルボン酸との縮合物を水素化し、1.3−C
)Icを得る方法(ケミッシJ−’ベリッヒテ;Che
w、Ber 、 、L!1fL+1312(1953)
)等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来法に掲げた■、■は核水添を行っているため、
高圧水素が必要であり、装置等の建設費が真人となる。
また、高価な貴金属触媒を用いるため取扱上の損失、再
生等による経費が多大となる。
一方、■の製法では、1,3−ブタジェンカルボン酸の
入手が困難であるため、工業的には好ましくない。
このように従来法では、工業的に経済的にCHC類を得
ることは困難であると考えられていた。
〔!I題を解決するための手段及び作用〕本発明者らは
、工業的に効率的に、がっ、経済的に新規cucgを製
造する方法を確立せんと鋭意検討した結果、CCHのシ
アン化水素化を特定の触媒および特定の反応条件下で行
うことによってのみ高収率で得られるDCHlを分別蒸
留によって精製した後、加水分解を行うことによって、
初めて1.4−CHCおよび1.3−CHCを成分とす
る、新規C)IC類の製造方法を見出し、さらに研究を
重ねて、高収率で、かつ工業的に効率的、経済的にCH
CIIを製造することが可能となり、本発明を完成させ
るに至った すなわち、本発明は、CCHをシアン化水素化し、分別
蒸留により製造されるDCI(類を加水分解することを
特徴とするCHC類の製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるDCII[は、CCHのシアン化水
素化において、例えば、「ジシアノシクロヘキサン類の
製造方法:特願昭63−294701号」に記載された
ような特定のゼロ価ニッケル錯体と助触媒を用い、特定
の反応条件下において製造されたDCH類を分別蒸留に
よって精製されたものを使用することができる。
上記特許出願されたCC)Iのシアン化水素化法とは、
一般式(1) %式%(1) で表されるゼロ価ニッケル錯体く式中、A、B、C,D
は同じもの又は異なるものであってもよい一般式%式%
[) を有する中性配位子を示し、Pは燐原子、Ly+2は 
、式ORで示されるものとし、Rは炭素数18以下のア
ルキル基および炭素数18以下のアリール基からなる群
より選択されるものを示す。)と反応を促進する量の助
触媒の存在下、仕込みゼロ価ニッケル錯体に対する助触
媒およびCCHのモル比を0.05〜50および150
〜2000の範囲、CCHに対するシアン化水素のモル
比を0.50〜1.20の範囲、溶媒をCCHに対し0
.4重量比以下とし、また、仕込みゼロ価ニッケル錯体
に対し、シアン化水素供給速度を10〜120モル比/
時間の範囲でシアン化水素化させるものである。
該シアン化水素化により、シス体/トランス体=1〜3
モル比の1.3−DCllおよびシス体/トランス体−
0,3〜0.4モル比の1.4−DCHを成分とするD
CH[が高収率で工業的に、効率的、経済的に製造され
る。 本発明における加水分解は、アルカリもしくは酸
によって行われる。アルカリ加水分解に使用される水酸
化物は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム等のアルカ
リ金属水酸化物および水酸化ベリリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水
酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物から選ばれ
る少なくとも一種の水酸化物である。特に好ましい水酸
化物は、経済的にも水酸化ナトリウムである。
水酸化物の使用量は、塩基当量がoc[iのニトリル当
量に対し、0.5〜2比、好ましくは1〜1゜5比の範
囲である。
アルカリ加水分解温度は、通常50〜200 ’Cの範
囲で行われるが、好ましくは70〜150°Cの範囲で
ある。
一方、酸加水分解に使用される触媒は、塩酸、硫酸、燐
酸、硝酸等の鉱酸および沃化水素酸、臭化水素酸、弗化
水素酸等である。特に塩酸、硫酸が好ましい。
鉱酸はDCII 頻に対し、通常1〜20モル比の範囲
で、5〜75重量%の水溶液として使用されるのが良い
、また、酸加水分解温度は通常70〜200℃、好まし
くは90〜170℃の範囲である。
本発明による好ましい実施!!様例は次のとおりである
CG)Iのシアン化水素化終了液から分別蒸留によって
得られたDCH類を、水酸化物もしくは鉱酸等の水溶液
と共に所定量を反応器に仕込み、常圧下、還流・攪拌下
、2〜24時間加水分解を行う0反応終了液は、アルカ
リ加水分解された反応液の場合には、酸によって液性を
中性にすることによりて、CHCtMを結晶として析出
させることが可能であり、場合によっては、さらに濃縮
することにより収量を増加させることも十分可能である
一方、酸加水分解による場合の反応液は、反応の進行と
共に目的のCHCMが徐々に析出してくるため、冷却す
ることによって容易にCHC類の結晶を高収率で得るこ
とが可能である。
かくして、本発明によれば、1.3−DCHおよび1゜
4−DC)Iを主成分とするDC)I Mの加水分解に
より、相当する1、3−CHCおよび1.4−CHCを
成分とするCHCl1を高収率で工業的に効率的、かつ
経済的に製造し得ることが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明する
0本実施例に記載された分析法は高速液体クロマトグラ
フィーによった。
(DCH類の合成例) 攪拌機、温度計、ガス導入管、冷却器等を備えた50I
Illガラス製丸底フラスコに、CCHI8.8g 。
テトラキス(トリフェニルホスファイト)ニッケル0.
6g 、塩化亜鉛0.3g、トリフェニルホスファイ)
 2.4gを仕込み、攪拌下、反応器の内容物を75°
Cに保ち、窒素希釈された42モル%濃度のシアン化水
素ガスを17.7 ミリモル/時間の速度で反応器に7
時間供給した。
その後、反応液を冷却し、分析した結果、CCH転化率
64.9%、1.3−DCI(選択率61.2%、1.
4−DCH選択率33.8%であった。
この反応液に水および酢酸エチルをそれぞれ50g加え
、攪拌下、5時間放置させた後、有機層を分離し、酢酸
エチルを蒸発させた後、窒素吹き込み口、温度計、圧力
計およびリービッヒコンデンサーを備えた釜内容積25
m lの蒸留装置に仕込み、圧力0.5〜lmmHg 
s温度120〜130°Cの留分のDCH類を14.5
g得た。 DCH類は1.3−DC)lを64.4%、
1.4−DCHを35.6%含んでいた。
実施例1 マグネット、還流冷却器、温度計を備えた50 va2
ガラス製丸底フラスコ中に合成例で得られたDCH類4
.02g(30ミリモル)および10重量%水酸化ナト
リウム水溶液28.8g(72ミリモル)を仕込み、加
熱し、攪拌、還流下、4時間加水分解させた。
反応液を冷却し、分析した結果、 1.3−CHC64
,4%、1.4−CHC35,6%を含むCHC類が収
率96%で生成していた。
実施例2 実施例1と同様の反応装置に、合成例で得られたDCH
類4.02gおよび15重量%塩酸25gを仕込み、加
熱し、攪拌、還流下、20時間加水分解させた。
反応液を減圧下で50%濃縮し、濾別することにより、
純度99%のCHC類を4.76g得た。このC)Ic
類は1.3−CHCが64.4%、1.4−CHCが3
5.6%の組成であり、結晶収率は91.3%あった。
実施例3 実施例2において、塩酸を50重量%硫酸20gに、ま
た、還流下を120°Cに変えること以外は、全〈実施
例2と同じ仕込みで、同様に加水分解させた。
反応液を冷却し、濾別することにより、純度99%のC
lIC類の結晶を4.49g得た。 CHC類の結晶収
率は86.1%であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、工業的に入手容易なアクリロニトリル
およびブタジェンより製造されるCCHのシアン化水素
化、分別蒸留により高収率で得られるDCH類を加水分
解させることにより、初めて1゜3−CHCおよび1.
4−CHCを主成分とする目的の新規CHC類を高収率
および高純度で製造することができるため、非常に工業
的に効率的、かつ経済的な新規なCl1CMの製造方法
である。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 4−シアノシクロヘキセンをシアン化水素化し、分
    別蒸留により製造されるジシアノシクロヘキサン類を加
    水分解することを特徴とするシクロヘキサンジカルボン
    酸類の製造方法。
JP63328908A 1988-12-28 1988-12-28 シクロヘキサンジカルボン酸類の製造方法 Expired - Lifetime JP2654151B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009539813A (ja) * 2006-06-09 2009-11-19 ロデイア・オペラシヨン ニトリル化合物をカルボン酸および相当するエステルへ変換する方法

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