JPH0217786Y2 - - Google Patents

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JPH0217786Y2
JPH0217786Y2 JP6491285U JP6491285U JPH0217786Y2 JP H0217786 Y2 JPH0217786 Y2 JP H0217786Y2 JP 6491285 U JP6491285 U JP 6491285U JP 6491285 U JP6491285 U JP 6491285U JP H0217786 Y2 JPH0217786 Y2 JP H0217786Y2
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JP
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workpiece
bracket
unit
upper unit
positioning pin
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JP6491285U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークを加工するについてのワーク
クランプ装置に関するものである。
(従来技術) 一般に、ワークを加工するために、ワークの上
部より押圧する押圧体を設けることは知られてい
るが(例えば実開昭59−191229号参照)、一方こ
のワークをクランプして保持するクランプ装置に
おいて、その加工をワークの複数の面に対して行
う場合には、上記クランプしたワークを旋回させ
て割出し加工するようにしている。上記ワークの
クランプは、ワークの上下に位置決めピン、基準
ピン、クランプ部材等が接して該ワークを保持
し、この保持した状態でワークを割出し回転させ
るために、上下にそれぞれ同期して回転する回転
駆動装置を配設したものがある。しかるに、上記
構造では上部に配設した駆動装置に対する配管等
が複雑となり、装置が大型化するとともにワーク
を加工するための手段との干渉が生じるものであ
る。
そこで、ワークの上側を支持する上部ユニツト
には回転駆動装置を設けることなく、ワークを単
純に回転可能に支持しているだけのように構成す
ることが考えられる。この場合に、ワークの下側
を支持する下部ユニツトの回転駆動装置だけの駆
動でもつてワークを押えた状態で割出し回転させ
ることになるが、この回転時に上下からワークを
大きな押圧力でクランプしていると、割出し回転
のための駆動力によつてワークにねじれ変形が生
起する恐れがある。特に、ワークが比較的大き
く、内部が空洞に形成され、しかもアルミ合金等
の材料で設けられている場合に、その強度が低い
ことから、上記変形が発生しやすく、次の加工処
理における精度のよい加工が実施できなくなるも
のである。また、クランプ部材の先端部によつて
ワーク表面に傷がつく問題もある。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、上部ユニツトには回
転駆動機構を設けないことにより装置の小型化を
図るとともに、ワークを割出し回転する際にはク
ランプの押圧力を低減するようにして、ワークの
変形もしくは傷の発生を防止するようにしたワー
ククランプ装置を提供することを目的とするもの
である。
(考案の構成) 本考案のワーククランプ装置は、ワークの下側
を支持する下部ユニツトと、ワークの上側を支持
する上部ユニツトとを備え、昇降機構による上部
ユニツトの昇降動によつてワークをクランプする
ものにおいて、上記下部ユニツトにはワークの下
側に接する基準ピンと、ワークを旋回する回転駆
動機構とを設け、上部ユニツトにはワークの上側
に接する位置決めピンおよびクランプ部材を配設
し、位置決めピンを昇降機構に対して回転可能な
ブラケツトに取付けるとともにクランプ部材を該
ブラケツトにスプリングを介して取付け、回転駆
動機構によるワークの水平方向旋回時には、ブラ
ケツトが若干上動してワークを上記スプリングの
付勢力のみでクランプするようにしたことを特徴
とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、ワークの旋回は下部ユニツト
に配設した回転駆動機構によつて行い、上部ユニ
ツトはワークの旋回に伴つてブラケツトが回動す
るようにしたことにより、上部ユニツトの構成が
簡単となり小型化が図れるものである。また、上
記ワーク旋回時には、上部ユニツトによるワーク
のクランプ押圧力を低減し、スプリングの付勢力
のみによつてワークをクランプするようにしたの
で、ワークにねじり変形が生じることがなく、ま
た、表面に傷がつくこともなく、良好な加工精度
を得ることができる。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は全体正面図、第2図は側面図、第3図は
平面図、第4図は中央断面側面図である。
ワーククランプ装置1は、ワークWの下側を支
持する下部ユニツト2と、ワークWの上側を支持
する上部ユニツト3とからなる。
下部ユニツト2は支持基体4上にインデツクス
テーブル5が回転可能に載置され、該インデツク
ステーブル5上に支持台6が設けられている。上
記支持台6上面には、ワークWの下側に先端が接
する位置決めピン7および基準ピン8が立設され
ている。上記位置決めピン7の先端はワークWの
凹部もしくは穴に係合される。この図において
は、2種類のワークWに対応できるようにそれぞ
れ複数の位置決めピン7および基準ピン8が配設
されている。
一方、上記上部ユニツト3は昇降作動される上
フレーム9の下方にブラケツト10が回動可能に
支持され、このブラケツト10の下面にワークW
の上側に先端が接する位置決めピン11およびク
ランプ部材12が取付けられている。上記位置決
めピン11の先端はワークWの凹部もしくは穴に
係合される。上記上フレーム9は両端部が左右の
縦フレーム13に設けられた昇降機構14に支持
されて、該昇降機構14の作動によつて昇降移動
される。すなわち、第2図に示すように上フレー
ム9の両端にそれぞれロツド15が上下方向に設
けられ、このロツド15は縦フレーム13の上部
に設けられた案内筒16に嵌挿されて、下端部が
昇降シリンダ17に連結されている。
また、上記ブラケツト10の支持構造は第4図
および第5図に示すように、該ブラケツト10に
上方から嵌挿された軸部材18の下端部に対し、
横方向からピン19を挿入して固定し、その上方
に突出した軸部材18が上フレーム9の中央部に
上下のベアリング20,21を介して回転自在に
支持されている。
さらに、上記ブラケツト10に対する一部のク
ランプ部材12の取付構造は、第5図に示すよう
に、クランプ部材12はホルダー22に上下方向
に移動可能に収容され、該ホルダー22がブラケ
ツト10下面に固着されている。上記クランプ部
材12はスプリング23によつて突出方向すなわ
ち下方に付勢され、その上端のストツパ24によ
つて最突出位置が規制される。上記構造により、
ブラケツト10の下降移動に対応してクランプ部
材12先端がワークWに当接する押圧力は、スプ
リング23を介して作用するように構成されてい
る。なお、位置決めピン11についてはクランプ
部材12とともにブラケツト10に取付けられて
いる。
一方、第6図には下部ユニツト2におけるワー
クWを旋回させる回転駆動機構26を示し、イン
デツクステーブル5は下面外周部に固着された上
カービツク歯車27aが、支持基体4の上面外周
部に固着された下カービツク歯車27bの上に係
合載置されて支持されている。また、上記インデ
ツクステーブル5の中心部分には下方に延びるシ
ヤフト28が取付けられ、このシヤフト28の外
周にはピストン体29がベアリング30を介して
嵌挿され、このピストン体29の上下への流体圧
の供給によつてインデツクステーブル5の昇降作
動が行なわれる。
上記ピストン体29の下方への流体圧の導入に
よつてインデツクステーブル5が上昇作動される
と、上カービツク歯車27aが下カービツク歯車
27bから外れて、該インデツクステーブル5が
回転可能となるとともに、シヤフト28の下端部
に装着されたギヤ31が駆動ラツク32と噛合
し、この駆動ラツク32が図示しない駆動シリン
ダに接続されてその作動によつてシヤフト28が
回転駆動されて割出し回転される。また、上記イ
ンデツクステーブル5の回転位置は、上記シヤフ
ト28下端のギヤ31に噛合するギヤ33からベ
ベルギヤ34,35を介してエンコーダ36に回
転が伝達されて検出される。
上部ユニツト3のブラケツト10の回動は、第
4図に示すように、該ブラケツト10に設けられ
たプレート37が上フレーム9に取付けられた近
接スイツチ38と対向する位置に回転した時に、
原点位置を検出するように構成されている。
また、前記下部ユニツト2の両側にはガイド部
材40が設置され、ワークWの搬出入を案内す
る。このガイド部材40は、支持台6に下端が固
定されて上下方向に設けられた支持ポール41に
横方向に設置されている。
さらに、前記支持台6には第4図に示すよう
に、ワークWを受けて持上げるリフター42(ガ
イドレール)が設置され、このリフター42は、
上記ガイド部材40と平行に設けられ、両側ガイ
ドロツド43によつて昇降移動可能に支持され、
中央部に設けられたピストンロツド44が嵌挿さ
れたシリンダ45の下方への流体圧の供給によつ
て昇降作動される。このリフター42はワークW
の搬出入時に上昇位置に作動されてワークWを受
けるものである。
次に、作用を説明する。上部ユニツト3を昇降
作動する昇降機構14の昇降シリンダ17は、ワ
ークWの搬出入時には上部ユニツト3が上昇する
ように作動され、ワークWをクランプするときに
は位置決めピン11およびクランプ部材12の先
端部がワークWに接するように下降作動される。
その際、クランプ部材12がワークWに接触する
時の衝撃が内装されたスプリング23によつて吸
収される。また、このクランプ時には、上記スプ
リング23を圧縮して、高い圧力でクランプ部材
12がワークWを押圧している。
一方、割出し回転を行う場合には、上記昇降シ
リンダ17をドレンと接続し、この昇降シリンダ
17は自由に伸縮する状態とする。これにより、
ブラケツト10は若干上動し、クランプ部材12
には上部ユニツト3の自重が作用し、ワークWを
スプリング23の付勢力のみによつて押圧し、そ
の押圧力は前記クランプ時より低下している。こ
の状態で回転駆動機構26の作動によつてインデ
ツクステーブル5を回転駆動し、ワークWが回動
するのに伴つて、このワークWと係合している上
部ユニツト3の位置決めピン11を介してブラケ
ツト10が一体に回動する。割出し回転が終了す
るとインデツクステーブル5が下降移動するとと
もに、昇降機構14の昇降シリンダ17に流体圧
を供給し、上部ユニツト3を下降させてクランプ
力を加え、次の加工を行うものである。
なお、上記実施例においては、複数種類のワー
クWの形状に対応して、それぞれクランプできる
ように多数のピンが設置されているが、1つのワ
ークWに対しては3つのピンによつてクランプす
れば充分である。
また、上記実施例では、一部のクランプ部材が
スプリングを介してブラケツトに取付けてある
が、全部のクランプ部材、および位置決めピンを
スプリングを介してブラケツトに取付けるように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるワーククラ
ンプ装置の全体正面図、第2図は同側面図、第3
図は同平面図、第4図は要部の中央縦断面図、第
5図はブラケツトおよびクランプ部材の支持構造
を示す断面図、第6図はインデツクステーブルの
要部断面正面図である。 1………ワーククランプ装置、2……下部ユニ
ツト、3……上部ユニツト、4……支持基体、5
……インデツクステーブル、7……位置決めピ
ン、8……基準ピン、9……上フレーム、10…
…ブラケツト、11……位置決めピン、12……
クランプ部材、14……昇降機構、17……昇降
シリンダ、26……回転駆動機構、W……ワー
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークの下側を支持する下部ユニツトと、ワー
    クの上側を支持する上部ユニツトとを備え、昇降
    機構による上部ユニツトの昇降動によつてワーク
    をクランプするワーククランプ装置において、上
    記下部ユニツトにはワークの下側に接する基準ピ
    ンと、ワークを旋回する回転駆動機構とが設けら
    れ、上部ユニツトにはワークの上側に接する位置
    決めピンおよびクランプ部材が配設され、位置決
    めピンは昇降機構に対して回転可能なブラケツト
    に取付けられているとともにクランプ部材は該ブ
    ラケツトにスプリングを介して取付けられ、上記
    回転駆動機構によるワークの水平方向旋回時には
    ブラケツトが若干上動してワークを上記スプリン
    グの付勢力のみでクランプするようにしたことを
    特徴とするワーククランプ装置。
JP6491285U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0217786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6491285U JPH0217786Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6491285U JPH0217786Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61181625U JPS61181625U (ja) 1986-11-12
JPH0217786Y2 true JPH0217786Y2 (ja) 1990-05-18

Family

ID=30596433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6491285U Expired JPH0217786Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239139A (ja) * 1985-08-09 1987-02-20 Kojiro Yamazaki 割出台の押止装置
JP5101198B2 (ja) * 2007-07-23 2012-12-19 コマツNtc株式会社 工作機械におけるワーク位置決め装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61181625U (ja) 1986-11-12

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