JPH0217763Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217763Y2 JPH0217763Y2 JP19567585U JP19567585U JPH0217763Y2 JP H0217763 Y2 JPH0217763 Y2 JP H0217763Y2 JP 19567585 U JP19567585 U JP 19567585U JP 19567585 U JP19567585 U JP 19567585U JP H0217763 Y2 JPH0217763 Y2 JP H0217763Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- pin
- drawbar
- tool holder
- slide tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はマニシングセンタ、旋盤等の着脱工具
の保持装置に関する。
の保持装置に関する。
従来技術
マニシングセンタ等で工具交換される工具また
は工具ホルダのプルスタツドを引き込む割コレツ
トは主軸の穴の内周溝に落ち込んだコレツト頭部
をドローバで引き込むことにより内周溝の斜面に
沿つて軸方向と内方に移動させコレツト先端の顎
でプルスタツドに係合させて引き込んでいる。ま
たドローバ方式を用いないものに特開昭59−
224226号が知られている。このものは工具ホルダ
を嵌装し主軸に嵌着するスピンドル部材に着脱機
能を内蔵したもので、スピンドル部材のスライド
穴にプルスタツドに係合する球体を保持するスラ
イド部材及び該スライド部材に外装するスライド
筒を嵌装し、スピンドル部材、スライド筒、スラ
イド部材を軸直角方向に貫通する偏心カムピンの
偏心輪部でスライド筒を偏心杆部でスライド部材
を偏心カムピンの外部からの回動によつて互いに
反対方向にスライドさせるものである。
は工具ホルダのプルスタツドを引き込む割コレツ
トは主軸の穴の内周溝に落ち込んだコレツト頭部
をドローバで引き込むことにより内周溝の斜面に
沿つて軸方向と内方に移動させコレツト先端の顎
でプルスタツドに係合させて引き込んでいる。ま
たドローバ方式を用いないものに特開昭59−
224226号が知られている。このものは工具ホルダ
を嵌装し主軸に嵌着するスピンドル部材に着脱機
能を内蔵したもので、スピンドル部材のスライド
穴にプルスタツドに係合する球体を保持するスラ
イド部材及び該スライド部材に外装するスライド
筒を嵌装し、スピンドル部材、スライド筒、スラ
イド部材を軸直角方向に貫通する偏心カムピンの
偏心輪部でスライド筒を偏心杆部でスライド部材
を偏心カムピンの外部からの回動によつて互いに
反対方向にスライドさせるものである。
考案が解決しようとする問題点
前者においてコレツト頭部を少ない軸方向の変
位で内方に変位させるには傾斜角度が急となり動
きに引つ掛かりができ滑らかでない。このため傾
斜角度は或る程度緩やかにする必要がある。した
がつてその動き量は長くなり、通常のもので約10
mmである。この動き量をうるために引き上げ用の
皿ばねが多数個必要で軸方向が長くなるとともに
把持解除の駆動手段も当然長くなつて、主軸、旋
盤刃物台のコンパクト化が困難であつた。
位で内方に変位させるには傾斜角度が急となり動
きに引つ掛かりができ滑らかでない。このため傾
斜角度は或る程度緩やかにする必要がある。した
がつてその動き量は長くなり、通常のもので約10
mmである。この動き量をうるために引き上げ用の
皿ばねが多数個必要で軸方向が長くなるとともに
把持解除の駆動手段も当然長くなつて、主軸、旋
盤刃物台のコンパクト化が困難であつた。
後者においては工具ホルダをスピンドル部材を
介して主軸に装着するために工具の突出量が長く
なつて剛性上芳しくなく、またタレツトの回転工
具の工具交換のとき工具に近いところに着脱時の
駆動手段が必要となり干渉上の問題がある。
介して主軸に装着するために工具の突出量が長く
なつて剛性上芳しくなく、またタレツトの回転工
具の工具交換のとき工具に近いところに着脱時の
駆動手段が必要となり干渉上の問題がある。
問題点を解決するための手段
主軸または刃物台1のテーパ穴1aに続く穴内
に軸方向に摺動可能に滑合状態に内装するととも
に軸方向の第1長窓4aと該長窓に直交する円周
方向の第2長窓4bを穿設したスライド筒4と、
該スライド筒4に滑合状態に挿通し前記第1,第
2長窓に対応する位置の凹所6cに軸直角方向に
長溝6dを削設するとともにテーパ穴側端部に装
着工具または工具ホルダのプルスタツドを引き上
げる係合部材7,13を保持する頭部6を有する
ドローバ5と、前記スライド筒4の軸方向の第1
長窓4aを貫通して前記ドローバ5の凹所6cに
達する長さで軸直角方向に主軸または刃物台1に
植設されたピン軸9と、前記ドローバ5の凹所に
収納され該ピン軸9に回転可能に嵌挿しその下面
には前記ドローバの軸直角の長溝6dに嵌挿する
第1ピン10をまたその上面には前記スライド筒
4の円周方向の第2長窓4bに嵌挿する第2ピン
11を該ピン軸に対して互いに反対側でピン軸と
第1ピンとの距離に対しピン軸と第2ピンとの距
離が大きくなるように突設した偏心こま8とを備
え、ドローバの動きとスライド筒の動きを互いに
逆方向となるようにし工具把持時に係合部材を押
さえるようになしたものである。
に軸方向に摺動可能に滑合状態に内装するととも
に軸方向の第1長窓4aと該長窓に直交する円周
方向の第2長窓4bを穿設したスライド筒4と、
該スライド筒4に滑合状態に挿通し前記第1,第
2長窓に対応する位置の凹所6cに軸直角方向に
長溝6dを削設するとともにテーパ穴側端部に装
着工具または工具ホルダのプルスタツドを引き上
げる係合部材7,13を保持する頭部6を有する
ドローバ5と、前記スライド筒4の軸方向の第1
長窓4aを貫通して前記ドローバ5の凹所6cに
達する長さで軸直角方向に主軸または刃物台1に
植設されたピン軸9と、前記ドローバ5の凹所に
収納され該ピン軸9に回転可能に嵌挿しその下面
には前記ドローバの軸直角の長溝6dに嵌挿する
第1ピン10をまたその上面には前記スライド筒
4の円周方向の第2長窓4bに嵌挿する第2ピン
11を該ピン軸に対して互いに反対側でピン軸と
第1ピンとの距離に対しピン軸と第2ピンとの距
離が大きくなるように突設した偏心こま8とを備
え、ドローバの動きとスライド筒の動きを互いに
逆方向となるようにし工具把持時に係合部材を押
さえるようになしたものである。
実施例
以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。主軸または刃物台1に工具ホルダ2のテーパ
シヤンク部2aを嵌装するテーパ穴1aにつづい
てスライド穴1b更に縮径のドローバ挿通穴1c
そして皿ばね3を内装する大径穴1aが順次穿設
されている。スライド穴1bにはスライド筒4が
滑合しうる状態で挿通され、このスライド筒4に
皿ばね3で引き上げる方向に常時付勢され図示し
ない駆動手段で把持開放のとき押し出されるドロ
ーバ5の頭部6が滑合しうる状態で内挿されてい
る。スライド筒4には軸方向の長窓4aとこれと
直角に交わり円周方向の長窓4bがT字形に穿設
されている。ドローバ5の頭部6には先端中心に
工具ホルダ2のプルスタツド2bが挿入可能な盲
穴6aが穿孔され、この盲穴6aに半径方向円周
数等分位置にプルスタツド2bの斜面に係合しう
るよう内方に突出し、このとき球の外接円がスラ
イド筒4の内径に等しいか僅かに小さくなる直径
の球体7が移動可能で内方に抜け落ちないよう縮
径とした貫通穴6bが穿設されており、更にスラ
イド筒4のT字形の穴に対応する位置に凹所6c
が削設され、この凹所6cの底に軸直角方向の長
溝6dが削設されている。トローバ頭部6の凹所
6cに偏心こま8が収納され、この偏心こま8は
スリーブ筒4の軸方向の長窓4aを貫通して主軸
または刃物台1に軸心に直角でドローバ5の中心
軸上に植設されたピン軸9を中心O1として旋回
可能に枢支され、その下面に旋回中心O1より離
れ、ドローバ5が工具2を開放した位置において
O1より工具2側に少し変位したO2を中心とする
ピン10が植設され、ドローバ頭部6の長溝6d
に隙間なく係合し、また上面には旋回中心O1に
対しピン10の中心O2と反対側に離れ、工具を
開放した位置で旋回中心O1よりドローバ5の駆
動側に少し変位してO3を中心とするピン11が
植設され、スライド筒4の円周方向の長窓4bに
隙間なく係合している。そしてO1O2<O1O3で本
実施例では3倍となる関係にO1,O2は位置して
いる。このように偏心こま8がスライド筒4とド
ローバ頭部6とを連結したとき、スライド筒4は
ドローバ5が前進位置すなわち工具ホルダを開放
した位置でスライド筒4の前端が球体7にかから
ず、把持したときには球体7を覆う長さとなつて
いる。
る。主軸または刃物台1に工具ホルダ2のテーパ
シヤンク部2aを嵌装するテーパ穴1aにつづい
てスライド穴1b更に縮径のドローバ挿通穴1c
そして皿ばね3を内装する大径穴1aが順次穿設
されている。スライド穴1bにはスライド筒4が
滑合しうる状態で挿通され、このスライド筒4に
皿ばね3で引き上げる方向に常時付勢され図示し
ない駆動手段で把持開放のとき押し出されるドロ
ーバ5の頭部6が滑合しうる状態で内挿されてい
る。スライド筒4には軸方向の長窓4aとこれと
直角に交わり円周方向の長窓4bがT字形に穿設
されている。ドローバ5の頭部6には先端中心に
工具ホルダ2のプルスタツド2bが挿入可能な盲
穴6aが穿孔され、この盲穴6aに半径方向円周
数等分位置にプルスタツド2bの斜面に係合しう
るよう内方に突出し、このとき球の外接円がスラ
イド筒4の内径に等しいか僅かに小さくなる直径
の球体7が移動可能で内方に抜け落ちないよう縮
径とした貫通穴6bが穿設されており、更にスラ
イド筒4のT字形の穴に対応する位置に凹所6c
が削設され、この凹所6cの底に軸直角方向の長
溝6dが削設されている。トローバ頭部6の凹所
6cに偏心こま8が収納され、この偏心こま8は
スリーブ筒4の軸方向の長窓4aを貫通して主軸
または刃物台1に軸心に直角でドローバ5の中心
軸上に植設されたピン軸9を中心O1として旋回
可能に枢支され、その下面に旋回中心O1より離
れ、ドローバ5が工具2を開放した位置において
O1より工具2側に少し変位したO2を中心とする
ピン10が植設され、ドローバ頭部6の長溝6d
に隙間なく係合し、また上面には旋回中心O1に
対しピン10の中心O2と反対側に離れ、工具を
開放した位置で旋回中心O1よりドローバ5の駆
動側に少し変位してO3を中心とするピン11が
植設され、スライド筒4の円周方向の長窓4bに
隙間なく係合している。そしてO1O2<O1O3で本
実施例では3倍となる関係にO1,O2は位置して
いる。このように偏心こま8がスライド筒4とド
ローバ頭部6とを連結したとき、スライド筒4は
ドローバ5が前進位置すなわち工具ホルダを開放
した位置でスライド筒4の前端が球体7にかから
ず、把持したときには球体7を覆う長さとなつて
いる。
作 用
今工具ホルダ2が第2図のように工具交換装置
または手動で主軸1に挿入されようとしている状
態にあるとする。このときドローバ5は図示しな
い駆動手段により押し出され偏心こま8のピン1
0は長溝6dにより進出位置にあり偏心こま8は
ピン軸9を中心として第4図で反時計方向に旋回
されてピン11は後退位置にあつて長窓4bによ
りスライド筒4を後退させている。このため球体
7は外方への動きが自由な状態におかれている。
工具ホルダ2のシヤンク部が挿入されプルスタツ
ド2bがドローバ頭部6の穴6aに挿入されテー
パ2aがテーパ穴1aに接触する迄押し込められ
ると、指令による駆動手段が不作用となつてドロ
ーバ5は皿ばね3の力により引き込まれる。ドロ
ーバ頭部6の皿ばね3側への移動により長溝6d
と係合しているピン10は第4図で時計方向に旋
回され中心O1を越え第1図の状態となる。一方
ピン11は第4図で同様に時計方向に旋回し中心
O1を越えて第1図の状態となるが3O1O2=O1O3
のためピン11はピン10に対して3倍量移動す
る。このドローバ5の小さい移動でピン11と係
合しているスライド筒4は大きく前進させられ球
体7を内方に押し込み外面を覆う。球体7の内方
への移動でプルスタツド2aの斜面がドローバ5
側に引かれ工具ホルダ2のテーパ2aとテーパ穴
1aとを蜜嵌状態に嵌着する。
または手動で主軸1に挿入されようとしている状
態にあるとする。このときドローバ5は図示しな
い駆動手段により押し出され偏心こま8のピン1
0は長溝6dにより進出位置にあり偏心こま8は
ピン軸9を中心として第4図で反時計方向に旋回
されてピン11は後退位置にあつて長窓4bによ
りスライド筒4を後退させている。このため球体
7は外方への動きが自由な状態におかれている。
工具ホルダ2のシヤンク部が挿入されプルスタツ
ド2bがドローバ頭部6の穴6aに挿入されテー
パ2aがテーパ穴1aに接触する迄押し込められ
ると、指令による駆動手段が不作用となつてドロ
ーバ5は皿ばね3の力により引き込まれる。ドロ
ーバ頭部6の皿ばね3側への移動により長溝6d
と係合しているピン10は第4図で時計方向に旋
回され中心O1を越え第1図の状態となる。一方
ピン11は第4図で同様に時計方向に旋回し中心
O1を越えて第1図の状態となるが3O1O2=O1O3
のためピン11はピン10に対して3倍量移動す
る。このドローバ5の小さい移動でピン11と係
合しているスライド筒4は大きく前進させられ球
体7を内方に押し込み外面を覆う。球体7の内方
への移動でプルスタツド2aの斜面がドローバ5
側に引かれ工具ホルダ2のテーパ2aとテーパ穴
1aとを蜜嵌状態に嵌着する。
工具を開放するときは駆動手段を作用させてド
ローバ5を押し出すとピン10により偏心こま8
はピン軸9を中心として第4図で反時計方向に旋
回されピン11によりスライド筒4が後退して、
球体7の外側の拘束を解く、このあとドローバ頭
部6の端面が工具シヤンク底部を打ち嵌合をゆる
める。このあと工具を手動または自動工具交換装
置で抜き出すものである。
ローバ5を押し出すとピン10により偏心こま8
はピン軸9を中心として第4図で反時計方向に旋
回されピン11によりスライド筒4が後退して、
球体7の外側の拘束を解く、このあとドローバ頭
部6の端面が工具シヤンク底部を打ち嵌合をゆる
める。このあと工具を手動または自動工具交換装
置で抜き出すものである。
実施例 2
第6,7図により他の実施例を説明する。前述
と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。プ
ルスタツド2bを引く球体7に替えて周知のコレ
ツト形になしたもので、スライド頭部6にプルス
タツド2bと似たような小頭部12を形成しその
首部12aにコレツト13の鍵部13aを係合さ
せる。コレツト13は等分位置に複数個配設さ
れ、先端に内側にはプルスタツド2bの斜面との
係合斜面13bを外方には突出する山部13cが
形成され、鍵部13aの外周にリングばね14が
掛けられて首部12aに固定されている。またコ
レツト13はドローバの小頭部12に軸直角方向
に貫通する穴12bに挿通されたばね15により
常時開き勝手に付勢されている。スライド筒4端
内面は工具開放時コレツト13の山部13cの斜
面に合うテーパ4cにまた長さを有している。
と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。プ
ルスタツド2bを引く球体7に替えて周知のコレ
ツト形になしたもので、スライド頭部6にプルス
タツド2bと似たような小頭部12を形成しその
首部12aにコレツト13の鍵部13aを係合さ
せる。コレツト13は等分位置に複数個配設さ
れ、先端に内側にはプルスタツド2bの斜面との
係合斜面13bを外方には突出する山部13cが
形成され、鍵部13aの外周にリングばね14が
掛けられて首部12aに固定されている。またコ
レツト13はドローバの小頭部12に軸直角方向
に貫通する穴12bに挿通されたばね15により
常時開き勝手に付勢されている。スライド筒4端
内面は工具開放時コレツト13の山部13cの斜
面に合うテーパ4cにまた長さを有している。
作 用
工具開放時はコレツト山部13cはスライド筒
4が後退しているので拘束されず開いた状態にあ
る。工具ホルダ2が挿入されドローバ5が引かれ
るとドローバの小頭部12の首部がコレツト13
の鍵部13aを引くとともにスライド筒4が同様
の理由により前進され端内面のテーパ4cがばね
15の力に抗してコレツト山部13cに斜面を押
し内方に変位させて係合斜面13bがプルスタツ
ド2bを引き込む。スライド筒4がコレツトの山
部13cにのり上げた状態で工具ホルダ2のテー
パ2aはテーパ穴1aに嵌着される。工具の開放
でドローバ5が前進されるとスライド筒4が後退
しコレツト13の山部13cより外れコレツトは
拘束をとかればね15で開き、ドローバの小頭部
12がプルスタツド2bの先端を打ちテーパ嵌着
面をゆるめるものである。
4が後退しているので拘束されず開いた状態にあ
る。工具ホルダ2が挿入されドローバ5が引かれ
るとドローバの小頭部12の首部がコレツト13
の鍵部13aを引くとともにスライド筒4が同様
の理由により前進され端内面のテーパ4cがばね
15の力に抗してコレツト山部13cに斜面を押
し内方に変位させて係合斜面13bがプルスタツ
ド2bを引き込む。スライド筒4がコレツトの山
部13cにのり上げた状態で工具ホルダ2のテー
パ2aはテーパ穴1aに嵌着される。工具の開放
でドローバ5が前進されるとスライド筒4が後退
しコレツト13の山部13cより外れコレツトは
拘束をとかればね15で開き、ドローバの小頭部
12がプルスタツド2bの先端を打ちテーパ嵌着
面をゆるめるものである。
効 果
以上詳述したように本考案はドローバの動きに
よつて偏心こまを旋回させスライド筒を反対方向
に移動させてプルスタツドを引き上げる部材を作
用または開放するようになしたので、工具または
工具ホルダに工具保持部材がなく工具突出量を短
くすることができる。またドローバの動きが本例
で従来の約10mmに対し2mmと小さくできるため皿
ばねの枚数、駆動手段のストロークが短くなり全
体の長さを短くコンパクトにできるうえ、回転主
軸の場合貫性モーメント、アンバランス量が小さ
くなつて高速化に寄与する。更にタレツトの場合
工具と反対側で工具把持開放の操作できるため工
具との干渉の問題が殆どない等の効果を有する。
よつて偏心こまを旋回させスライド筒を反対方向
に移動させてプルスタツドを引き上げる部材を作
用または開放するようになしたので、工具または
工具ホルダに工具保持部材がなく工具突出量を短
くすることができる。またドローバの動きが本例
で従来の約10mmに対し2mmと小さくできるため皿
ばねの枚数、駆動手段のストロークが短くなり全
体の長さを短くコンパクトにできるうえ、回転主
軸の場合貫性モーメント、アンバランス量が小さ
くなつて高速化に寄与する。更にタレツトの場合
工具と反対側で工具把持開放の操作できるため工
具との干渉の問題が殆どない等の効果を有する。
第1図は本考案の工具把持時の一部縦断面図、
第2図は工具開放状態図、第3図は工具把持時の
偏心こまの状態を示す図、第4図は第3図のA−
A視図、第5図は第3図のB−B視図、第6図は
他の実施例の工具開放状態図、第7図は同工具把
持時きの一部縦断面図である。 1……主軸または刃物台、3……皿ばね、4…
…スライド筒、5……ドローバ、6……ドローバ
頭部、7……球体、8……偏心こま、9……ピン
軸、10,11……ピン、13……コレツト。
第2図は工具開放状態図、第3図は工具把持時の
偏心こまの状態を示す図、第4図は第3図のA−
A視図、第5図は第3図のB−B視図、第6図は
他の実施例の工具開放状態図、第7図は同工具把
持時きの一部縦断面図である。 1……主軸または刃物台、3……皿ばね、4…
…スライド筒、5……ドローバ、6……ドローバ
頭部、7……球体、8……偏心こま、9……ピン
軸、10,11……ピン、13……コレツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 工具または工具ホルダをドローバによつて引
き上げるようにした工具保持装置において、着
脱工具を嵌着する主軸または刃物台のテーパ穴
に続く穴内に軸方向に摺動可能に滑合状態に内
装するとともに軸方向の第1長窓と該長窓に直
交する円周方向の第2長窓を穿設したスライド
筒と、該スライド筒に滑合状態に挿通し前記第
1,第2長窓に対応する位置の凹所に軸直角方
向に長溝を削設するとともに前記テーパ穴側端
部に装着した工具または工具ホルダのプルスタ
ツドを引き上げる係合部材を保持する頭部を有
するドローバと、前記スライド筒の軸方向の第
1長窓を貫通して前記ドローバの凹所に達する
長さで軸直角方向に主軸または刃物台に植設さ
れたピン軸と、前記ドローバの凹所に収納され
該ピン軸に回転可能に嵌挿しその下面には前記
ドローバの軸直角の長溝に嵌挿する第1ピンを
またその上面には前記スライド筒の円周方向の
第2長窓に嵌挿する第2ピンを該ピン軸に対し
て互いに反対側でピン軸と第1ピンとの距離に
対しピン軸と第2ピンとの距離が大きくなるよ
うに突設した偏心こまとを備え、ドローバの動
きとスライド筒の動きを互いに逆方向となるよ
うにし工具把持時にスライド筒がプルスタツド
を引き上げる係合部材の係合部を内方に押すよ
うにしたことを特徴とする工具ホルダの着脱保
持装置。 (2) 工具または工具ホルダのプルスタツドへの係
合部材がドローバ先端部で半径方向に移動可能
で内方へ突出するものの通り抜けないように設
けられた球体である実用新案登録請求の範囲第
1項記載の工具ホルダの着脱保持装置。 (3) 工具または工具ホルダのプルスタツドへの係
合部材がドローバの先端首部に係合し常時は開
く方向に付勢されている係合顎部を有する割コ
レツトである実用新案登録請求の範囲第1項記
載の工具ホルダの着脱保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19567585U JPH0217763Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19567585U JPH0217763Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104832U JPS62104832U (ja) | 1987-07-04 |
JPH0217763Y2 true JPH0217763Y2 (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=31153777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19567585U Expired JPH0217763Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0217763Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP19567585U patent/JPH0217763Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62104832U (ja) | 1987-07-04 |
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