JPH02177107A - マルチトラツク磁気ヘツド及びその製造方法 - Google Patents

マルチトラツク磁気ヘツド及びその製造方法

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JPH02177107A
JPH02177107A JP32904788A JP32904788A JPH02177107A JP H02177107 A JPH02177107 A JP H02177107A JP 32904788 A JP32904788 A JP 32904788A JP 32904788 A JP32904788 A JP 32904788A JP H02177107 A JPH02177107 A JP H02177107A
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magnetic head
magnetic
track
unit
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JP32904788A
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Kazunari Nakagawa
和成 中川
Osamu Inagoya
稲子谷 修
Fumio Ito
文雄 伊藤
Masashi Hayashi
正志 林
Hideo Fujiwara
英夫 藤原
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録媒体上の複数のトラックに同時に記
録/再生可能なマルチトランク磁気ヘッド、並びにその
製造方法に関する。
[従来の技術] 近時の磁気記録装置の大容量化に伴ない、高速データ転
送が要求されている。これに応えるには、マルチトラッ
ク磁気ヘッドを用いて同時に複数トランクに情報を記録
もしくは再生する方法が有効である。
第7図は従来のマルチトラック磁気ヘッドを示す図であ
る。同図において、50は単位磁気ヘッドで、マンガン
−亜鉛フェライト、ニッケルー亜鉛フェライトなどのバ
ルク磁性材からなるコア51.51と、コイル52とを
備え、作動ギャップ53のトラック幅Twは、コア幅と
一致している。
これら各単位磁気ヘッド50は、個々が磁気的に干渉し
ないように、非磁性材からなるスペーサ54を介して積
層・固着されて、マルチトラック磁気ヘッドが構成され
ていた。
[発明が解決しようとするi1題] ところで、上記した従来のマルチトラック磁気ヘッドに
おしつては、個々の単位磁気ヘッド50にコイル52を
巻回した後、各単位磁気ヘッド50を決められた間隔で
正確に位置決めして固着しなければならないが、製造王
道は難い寸法誤差、組立て誤差によって、各作動ギャッ
プを一直線上に並べるインライン精度が劣化し、マルチ
トラック磁気ヘッドの動作信頼性を阻害するという問題
があった。特に、単位磁気ヘッドの数が増すほど、また
、線記録密度、トラック密度を上げるため作動ギャップ
長、トラック幅を狭くするほど、インライン精度の維持
が困難となり、また、位置合わせ・組立て作業が煩雑に
なり、歩留りも劣化するという問題があった。さらに、
前記従来例においては、コア51が前記したバルク磁性
材であるために、高保磁力のメタル媒体に記録を行なう
のが難しく、また狭トラツク幅化も難しいという問題も
あった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、各作動ギャップのインライン精度を高品位
に維持可能で歩留りが向上でき。
量産性に優れ且つ狭トラツク幅化も可能なマルチトラッ
ク磁気ヘッド及びその製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、磁気記録媒体上の複
数のトラックに記録/再生を行なうためのマルチトラッ
ク磁気ヘッドにおいて、並設される複数個の各単位磁気
ヘッドは、磁性材もしくは非磁性材よりなるコア基体と
該コア基体に保持された高飽和磁束密度、高透磁率の磁
性材料からなる磁性層とをもちフロント側で接合されて
作動ギャップを形成する対となった第1コア並びに第2
コアを具備し、また、前記各単位磁気ヘッドは、隣接単
位磁気ヘッド間に非磁性のスペーサを配置・固着して連
結され、前記第1コア群もしくは第2コア群の少くとも
一方のコア群が連結された状態で、第1コアと第2コア
とが接合・固着されるようにされる。
また、本発明のマルチトラック磁気ヘッドの製造方法は
、前記した目的を達成するため1作動ギャップ形成用の
複数のコア接合面を同一高さ上にもつ2つのコア母材を
、上記コア接合面同士を突き合わせして接合・固着し仮
組立てブロックを作製する工程と、前記仮組立てブロッ
クにおける摺動面側から所定幅のスリットを仮組立てブ
ロックを分断しない程度の所定深さに複数個形成して、
各単位磁気ヘッドのコア形成予定部分を分離する工程と
、前記各スリットに非磁性のスペーサを嵌め込み・固着
する工程と、前記仮組立てブロックの後部を前記スリッ
トに達する部位で切断し、前記スペーサを介して磁気的
に独立した各単位磁気ヘッド毎のlll9U字形コア部
分を形成する工程と、前記各単位磁気ヘッドの略U字形
コア部分の一方の脚部にコイルを設ける工程と、前記各
単位磁気ヘッドの略U字形コア部分の両脚部にバックコ
アを接合・固着する工程とを、具備する。
[作 用] 本発明においては、並設される単位磁気ヘッドが、フロ
ント側で接合されて作動ギャップを形成する第1.第2
コアを具備し、例えば、この第1゜第2コア群用の2つ
の母材に、トラック幅を規定する作動ギャップ形成用の
コア接合面を同一高さに且つ等間隔に形成し、次に、両
母材を位置合わせして接合・一体出することで、作動ギ
ャップのインライン精度やトラックピッチ精度を確保す
るようになされる。そして、一体出された2つの母材が
一部で連結状態を維持されたままの状態(上記作動ギャ
ップのインライン精度やトラックピッチ精度を確保した
状態)であるように、両母材の所定部位を切削してスリ
ツ1−を設け、これにより前記第1.第2コア形成予定
部位を分離し、然る後、スリットに非磁性のスペーサを
嵌め込み(埋み込み)且つこれを固着した状態で1両母
材の連結部分が切断・除去される。よって、インライン
精度などが高精度に維持された特性の良好なマルチトラ
ック磁気ヘッドが1歩留り良く製造できて量産性に優れ
たものとなる。また、コア基体の突部上に被看された高
飽和磁束密度、高透磁率の軟磁性材料よりなる幅狭の磁
性層が相対向して作動ギャップを形成するので、狭トラ
ツク幅化が可能で、また、高保磁力の記録媒体に適用可
能なマルチトラック磁気ヘッドが実現できる。
[実施例] 以下、本発明を第1図〜第6図によって説明する。第1
図は本発明の第1実施例に係るマルチトラック磁気ヘッ
ドの斜視図、第2図は同平面図5第3図(a)〜(i)
は第1,2図示のマルチトラック磁気ヘッドの製造方法
の1例を示す工程説明図である。
第1.2図において、1は単位磁気ヘッドで、各々対と
なった第1コア2A、第2コア2Bを有し、対となった
第1.第2コア2A、2B同士で略U字形コア部分を形
づくっており、各第1.第2コア2A、2Bは、コア基
体3と磁性層4とを備えている。上記コア基体3は、該
実施例においてはマンガン−亜鉛フェライト、ニッケル
ー亜鉛フェライト等のフェライトが用いられているが、
他の磁性材、或いは非磁性材であっても良い。このコア
基体3には、略山形の突部5が形成され、この突部5の
面傾斜側面並びにこの傾斜側面と連らなるコア基体3の
一側面に前記磁性層4が被着され、磁性層4の上には例
えばクロムからなる保護膜6が被着されている。
前記磁性層4は、高飽和磁束密度、高透磁率の軟磁性材
料を、スパッタリング、蒸着等の薄膜形成技術で成膜し
てあり1例えば、該実施例においてはコバルト−ニオブ
−ジルコニウム系非晶質磁性合金から形成されていて、
高保磁力のメタル記録媒体に適用可能な材料が選択され
ている。
この磁性層4の材料としては高飽和磁束密度、高透磁率
を有する任意の結晶質合金や非晶質合金を用いることが
可能であり、前者の結晶質磁性合金としては、鉄〜アル
ミニウムーケイ素合金、鉄−ケイ素系合金、並びに鉄−
ニッケル合金等がある。また、後者の非晶質磁性合金と
しては、鉄。
ニッケル、コバルトのグループから選択された1種以上
の元素と、リン、炭素、ホウ素、ケイ素のグループから
選択された1種以上の元素とからなる合金、またはこれ
を主成分として、アルミニウム、ゲルマニウム、ベリリ
ウム、スズ、モリブデン、インジュウム、タングステン
、チタン、マンガン、クロム、ジルコニウム、ハフニウ
ム、ニオブなどの元素を添加した合金、或いはコバルト
ジルコニウムを主成分として、上述の添加元素を含んだ
合金などがある。
前記対となった第1.第2コア2A、2Bは。
そのフロント側において前3d突部5.5上の磁性H4
,4図士をギャップ規制膜を介して突き合わされて作動
ギャップ7を形成していると共に、両者2A、2Bは接
合用のガラス8によって一体化されている。そして、対
となった第1.第2コア2A、2Bで形成される巻m窓
9を利用して、前記各単位磁気ヘッド1にはコイル10
が巻回されている。なお、該実施例においてはコイルを
直接巻回しているが、予めコイル状に巻回したもの。
或いはボビンに巻回したコイルを嵌め込むようにしても
よい。
11は、前記各単位磁気ヘッド10間に介在・固着され
た非磁性のスペーサで、前記コイルlOの巻回部を逃げ
る(切欠いた)形状となっており、該スペーサ11と単
位磁気ヘッド1とは、接着性の樹脂、或いは前記接合用
のガラス8よりも低融点のガラス等によって固着される
ようになっている。このスペーサ11は、耐摩耗性及び
機械的特性に優れた非磁性材が選択され、該実施例にお
いては例えばチタン酸バリウムからなっているが、他の
適宜セラミックス材、結晶化ガラスなどを用い得る。
12は総ての単位磁気ヘッド1に共用されるバックコア
で、各単位磁気ヘッド1の前記第1.第2コア2A、2
Bのリア側にそれぞれ接合され、接着用の樹脂、或いは
前記接合用のガラス8より低融点のガラスなどで固着さ
れている。該実施例においては、バックコア12は高透
磁率の磁性材料1例えばマンガン−亜鉛フェライト単結
晶材から構成されていて、良好な磁路を確保するため、
バックコア12と第1.第2コア2A、2Bとの接合面
のスペーシングを小さくしである。なお、該実施例にお
いては、バックコア12を各単位磁気ヘッド1に共用す
るものとしているが9個々の暇位磁気ヘッド1毎に分離
してバックコアを設けてもよい。
上述した構成のマルチトランク磁気ヘッドは、前記突部
5先端の高飽和磁束密度、高透磁率の軟磁性材料からな
る前記磁性M4が作動ギャップ7を介して相対向してい
るので、コア幅CWよりも相当に小さいトラック幅Tw
をもつものとなし得、狭トラツク幅化が可能で、高保磁
力の記録媒体に記録/再生可能となる。
次に、第3図によって上述した構成のマルチトラック磁
気ヘッドの製造方法を説明する。
先ず、同図(a)に示すように、マンガン−亜鉛フェラ
イト単結晶材からなる板状の母材13に。
前記巻線窓9用の溝14を切削・形成すると共に、母材
13の両側の突堤部15に′a14の切削方向と直交す
る方向で切削された等間隔の三角波形状WIt16を形
成し、この三角波形状溝16によって前記コア基体3の
突部5部分が作製される。なお、突堤部15は左右対称
に2つ設けられ、両突堤部15の三角波形状溝16も左
右対称に形成されている。
次に第3図(b)に示す如く、前記母材13の表面に、
コバルト−ニオブ−ジルコニウム系の非晶質磁性合金よ
りなる前記磁性層4が、適宜薄膜形成技術によって均一
に被着され5続いて、クロム等よりなる前記保護膜6が
、同じく適宜薄膜形成技術によって均一にごく薄く被着
される。
続いて、第3図(c)に示すように、例えば低融点の鉛
ガラス等からなる前記接合用のガラス8が、磁性層4、
保護膜6を被着した母材13上に充填される。
然る後、第3図(d)に示すように、上記ガラス8は除
去・研磨され、前記突部5の頂部上の磁性層4が所定量
、すなわち、所望トラック幅’r wだけ露呈するよう
にされると共に、フラットに表面仕上げされる。また、
前記巻線!E、9用の溝14部分のガラス8もこの工程
で除去される。そして、次に母材13は同図(d)中に
点線で示した中央部位で切断され、2つの母材13A、
13Bに分離される。
次に、2分された母材13A、13Bのうちの一方の、
少くとも前記突部5上で露呈した磁性層4部分(トラッ
ク幅Twをもつコア接合面部分)に図示せぬギャップ規
制膜を被着した状態で、2つの母材13A、13Bを位
置合わせして、突部5部分で露呈した磁性層4,4間士
を突き合わせ、然る後、これを加熱して両母材13A、
13Bを前記ガラス8によって一体に接合・固着し、第
3図(e)に示した仮組立てブロック17を作製する。
この際、第3図(d)で符号Sで示した接合面全体は、
フラットに且つ精密に表面仕上げされているため、突き
合わされた。磁性層4,4間に形成される各作動ギャッ
プ7は一直線上に並び、作動ギャップインライン精度は
、極めて高精度のものが安定して得られる。
そして次に、第3図(f)に示すように、各作動ギャッ
プ7の中間位置において、前記仮組立てブロック17の
摺動面(ヘッドのフロント側)からリア側に向って、所
定幅、所定深さのスリット18が、等間隔に1例えばマ
ルチワイヤソー、ダイサ、スライサなどの適宜の手段に
よって形成される。これによって、前記単位磁気ヘッド
1の第1゜第2コア2A、2B形成予定部位(略U字形
コア部分)が形成・分離もしくは分離されるも、この時
点では、仮組立てブロック17のリア側は一体に連結さ
れている。
続いて、第3図(g)に示すように、チタン酸バリウム
などよりなる前記スペーサ11を前記スリット18にそ
れぞれ嵌め込む共に、前記した接着材料によって固着す
る。なお、該実施例においては、スペーサ11は略り字
形の薄板形状を呈しており、コイル取付は部位を逃げた
形状とされている。
然る後、仮組立てブロック17を第3図(g)で点線で
示した部位で切断し、すなわち、仮組立てブロック17
のリア部(後部)を摺動面と平行に且つ前記スリット1
8に達する領域において切断すると共に、仮組立てブロ
ック170両端の不要部分を切断除去して、第3図(h
)に示した組立てブロック17−1を得る。第3図(h
)に示した状態では、各単位磁気ヘッド1の各々対とな
った前記第1.第2コア2A、2Bからなる略U字形コ
ア部分が作製されたものとなっており、隣接1111i
U字形コア部分はスペーサ11によって磁気的に独立し
ている。
さらに続いて、各単位磁気ヘッド1毎のl[18B字形
コア部分の一方の脚部、すなわち、前記第1コア2Aに
コイル10をそれぞれ巻回する。該実施例においては、
第1コア2Aにコイルを直接巻回して形成するようにし
ているが、予めコイル状に巻回されたもの、或いはボビ
ンに巻回されたコイルを嵌め込むようにしてすれば、組
立て作業性はより向上する。そして、最後に前記バック
コア12が、各単位磁気ヘッドlの対となった冬用1゜
第2コア2A、2Bのリア部間に嵌め込まれて前記した
接着材料によって接合・固着され、第3図(+)に示し
た(すなわち、第1.2図に示した)、4つの単位磁気
ヘッドlをもつマルチトラック磁気ヘッドが完成される
なお、前記した第3図(a)〜(d)の工程は、第4図
(a)〜(d)に示した工程を採ってもよい。すなわち
、第4図(a)に示すように母材13の中央に突堤部1
5−1を形成して該突堤部15−1に三角波形状溝16
を切削し、同図(b)の工程で。
先と同様に、磁性層4.保護膜6を成膜し、同図(c)
の工程で、突堤部15−1近傍にガラス8を被着した後
、同図(d)の工程で、ガラス8を研磨して磁性層4を
所定量だけ露呈させ、然る後、同図(d)の点線部位で
母材13を切断し、2分された2つの母材13A、13
Bを得れば、以後は前記した第3図(e)以降の工程で
、同様のマルチトラック磁気ヘッドを製造することがで
きる。このような製造工程を採る該実施例においては、
両母材13A、13Bのトラック幅Tw形成部を1箇所
で形成できるため1寸法精度は極めて良好なものになる
斯くした手法を採る本発明のマルチトラック磁気ヘッド
の製造方法によれば、第2図に示したトラックピンチT
1は、第3図(a)もしくは第4図(a)で示した三角
波形状溝16の精度に依存するが、この精度出しは容易
で、トラックピッチTIを非常に高精度のものとするこ
とが出来る。また、前記した各作動ギャップ7のインラ
イン精度も極めて良好なものになり、多数個の単位磁気
ヘッドを並設しても、狭トラツク幅化してもこの精度は
維持される。すなわち、総じて、寸法精度9位と決め精
度が良好で、高性能のマルチトラック磁気ヘッドが、歩
留り良く、量産性に富んだ手法で作製されることになる
第5図は本発明の第2実施例に係るマルチトラック磁気
ヘッドの平面図である。該実施例においては、隣接単位
磁気ヘッド1同士でコイル10の配置を、互いにずらせ
た千鳥配列にしである。この場合は、トラックピッチT
2を可及的に小さくできる利点がある。
第6図は本発明の第3実施例に係るマルチ1〜ラツク磁
気ヘツドの斜視図である。該実施例においては、磁気ヘ
ッドと磁気記録媒体との走行性を良くするために、IJ
1気ヘッド組立体と一体の、例えば、チタン酸バリウム
などのセラミックス材、或いは結晶化ガラス等の材料よ
りなるスライダ19を設けである。このスライダ19は
、該実施例においては前記スペーサ11と同材質のもの
が用いられており、こうすることによって、磁気記録媒
体との相対摺動時の偏摩耗による段差発生を防止するよ
うにされている。
以上、本発明を図示した各実施例によって説明したが、
当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形
が可能であり、連設される単位磁気ヘッドの数も複数個
であれば任意である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、各作動ギャップのインラ
イン精度などが極めて良好で、歩留りが良く量産性に優
れ、且つ狭トラツク幅化も可能なマルチトラック磁気ヘ
ッドが提供でき、その産業的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るマルチトラック磁気
ヘッドの斜視図、第2図は同平面図、第3図は第1,2
図示のマルチ1〜ラツク磁気ヘツドの製造工程の1例を
示す工程説明図、第4図は本発明の他の実施例に係る製
造工程を示す工程説明図、第5図は本発明の第2実施例
に係るマルチトラック磁気ヘッドの平面図、第6図は本
発明の第3実施例に係るマルチトラック磁気ヘッドの斜
視図、第7図は従来技術を示す分解斜視図である。 l・・・・・・m位磁気ヘッド、2A・・・・・・第1
コア、2B・・・・・・第2コア、3・・・・・・コア
基体、4・・・・・・磁性層。 5・・・・・突部、6・・・・・・保護膜、7・・・・
・・作動ギャップ。 8・・・・・・接合用のガラス、9・・・・巻線窓、1
0・・・・・・コイル、11・・・・・・スペーサ、1
2・・・・・・ノペツクコア、13.13A、13B・
・・・・・母材、14・・・・・・溝、15.15−1
・・・・・・突堤部、16・・・・・・三角波形状溝、
17.17−1・・・・・・仮組立てブロック、18・
・・・・・スリット、19・・・・・・スライダ。 1:饗イ立石舷豪へlド 3 コア基体 7:イタ;*J」ヒ゛ヤ、いll。 lO・コイル 2A:寧1フ7 4°工社層 8二n゛ラス ll;スィーブ 2B°事2フア 5:突部 9:恩鰹t 12  ハ゛・ソ7ファ 第 図 第 図 第3図 第 図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気記録媒体上の複数のトラックに記録/再生を
    行なうためのマルチトラック磁気ヘッドにおいて、並設
    される複数個の各単位磁気ヘッドは、磁性材もしくは非
    磁性材よりなるコア基体と該コア基体に保持された高飽
    和磁束密度、高透磁率の磁性材料からなる磁性層とをも
    ちフロント側で接合されて作動ギャップを形成する対と
    なつた第1コア並びに第2コアを具備し、また、前記各
    単位磁気ヘッドは、隣接単位磁気ヘッド間に非磁性のス
    ペーサを配置・固着して連結され、前記第1コア群もし
    くは第2コア群の少くとも一方のコア群が連結された状
    態で、第1コアと第2コアとが接合・固着されるように
    したことを特徴とするマルチトラック磁気ヘッド。
  2. (2)請求項1記載において、前記コア基体には突部が
    形成され、該突部側面を含む領域に前記磁性層が被着さ
    れ、この突部同士を向い合わせて接合することにより前
    記作動ギャップを形成したことを特徴とするマルチトラ
    ック磁気ヘッド。
  3. (3)請求項1記載において、前記第1コアと第2コア
    のリア側に接合・固着されるバックコアを設けたことを
    特徴とするマルチトラック磁気ヘッド。
  4. (4)請求項3記載において、前記バックコアは、前記
    各単位磁気ヘッドに共通な単一のバー状磁性体であるこ
    とを特徴とするマルチトラック磁気ヘッド。
  5. (5)請求項1記載において、前記各単位磁気ヘッド毎
    に設けられるコイルを同一列に配したことを特徴とする
    マルチトラック磁気ヘッド。
  6. (6)請求項1記載において、前記各単位磁気ヘッド毎
    に設けられるコイルを、隣接単位磁気ヘッド同士で互い
    にずらせて千鳥状に配設したことを特徴とするマルチト
    ラック磁気ヘッド。
  7. (7)請求項1記載において、複数の単位磁気ヘッドを
    前記スペーサを介して組立ててなるヘッド組立体と一体
    に、スライダを設けたことを特徴とするマルチトラック
    磁気ヘッド。
  8. (8)請求項7記載において、前記スライダは前記スペ
    ーサと同一材質であることを特徴とするマルチトラック
    磁気ヘッド。
  9. (9)作動ギャップ形成用の複数のコア接合面を同一高
    さ上にもつ2つのコア母材を、上記コア接合面同士を突
    き合わせして接合・固着し仮組立てブロックを作製する
    工程と、前記仮組立てブロックにおける摺動面側から所
    定幅のスリットを仮組立てブロックを分断しない程度の
    所定深さに複数個形成して、各単位磁気ヘッドのコア形
    成予定部分を分離する工程と、前記各スリットに非磁性
    のスペーサを嵌め込み・固着する工程と、前記仮組立て
    ブロックの後部を前記スリットに達する部位で切断し、
    前記スペーサを介して磁気的に独立した各単位磁気ヘッ
    ド毎の略U字形コア部分を形成する工程と、前記各単位
    磁気ヘッドの略U字形コア部分の一方の脚部にコイルを
    設ける工程と、前記各単位磁気ヘッドの略U字形コア部
    分の両脚部にバックコアを接合・固着する工程とを、具
    備したことを特徴とするマルチトラック磁気ヘッドの製
    造方法。
  10. (10)請求項9記載において、前記コイルは、前記各
    単位磁気ヘッド毎の略U字形コア部分の脚部に、直接巻
    回して形成されることを特徴とするマルチトラック磁気
    ヘッドの製造方法。
  11. (11)請求項9記載において、前記コイルは、予めボ
    ビンに巻回されたもの、或いは予め自身でコイル状に巻
    回されたものが、前記各単位磁気ヘッドの略U字形コア
    部分の脚部に嵌め込まれることを特徴とするマルチトラ
    ック磁気ヘッドの製造方法。
  12. (12)請求項9記載において、前記スペーサは、前記
    コイル取付け部位を逃げた形状とされたことを特徴とす
    るマルチトラック磁気ヘッドの製造方法。
  13. (13)請求項9記載において、前記コア母材の突堤部
    を溝加工することにより、突堤部に複数の突部を形成し
    、該突部を含む領域に高飽和磁束密度、高透磁率の磁性
    材料よりなる前記磁性層を形成し、前記突部の頂部の磁
    性層をトラック幅相当分の幅をもつコア接合面に加工す
    ることを特徴とするマルチトラック磁気ヘッドの製造方
    法。
  14. (14)請求項13記載において、前記コア母材の前記
    突部間の凹部には、前記磁性層の形成後、接合用のガラ
    スが充填されてその表面側を研磨されることを特徴とす
    るマルチトラック磁気ヘッドの製造方法。
JP32904788A 1988-12-28 1988-12-28 マルチトラツク磁気ヘツド及びその製造方法 Pending JPH02177107A (ja)

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