JPH02176828A - 計算機システムにおける資源割当て方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） この発明は、計算機システムにおける資源割当て方式に
関するものである。

〔従来の技術） 第２図に従来技術による確保／解放の例を示す。計算機
システムの業務サービスの流れ１は、一般にイニシャル
プログラムロード（ｉＰＬ）２、業務サービス開始処理
３．業務サービス処理９、業務サービス終了処理１０．
システムダウン（ＤＯＷＮ）１２という流れになってい
る。このうち、業務サービスの開始／終了処理でそれぞ
れ資源の確保／解放を行う。資源確保機能には、資源割
当て情報７をメモリ５上の制御表に展開するとともに、
２次媒体６中にも資源割当て情報８を記憶する。２次媒
体６上の資源割当て情報８は、障害等によるシステムダ
ウン１２後の再Ｎ時に再確保を保証するために設けられ
ている゛。

資源解放機能１１においては、逆にメモリ５上や２次媒
体６上からの資源割当て情報の解放を行っている。なお
、４は資源確保機能を示す。

Ｎ２図に示した従来技術では、このように２次媒体６上
へのデータ書込み／消去が必要となり、一般に２次媒体
６の入出力には時間がかかるため、システム開始／終了
処理の時間遅延要因となっていた。

このように計算機システムにおいては、その資源（装置
、媒体、ファイル）を複数の処理で使用する場合の排他
制御を実現するために資源の確保（割当て）／解放機能
を備えている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、資源の割当て時には、この２次媒体６上への
データ書込みには上記のように時間を要していた。特に
、業務サービスを提供する計算機システムでは、毎日の
サービス開始時にそのサービスで使用する資源を一括し
て確保するため、資源割当て時間がサービス開始処理時
間に占める割合が多く、その遅延要因となっていた。サ
ービスの終了処理における資源の解放処理においても同
様の問題があった。

この発明は、システムサービスの開始時に毎回同じ資源
を確保する場合において、２次媒体上への資源割当て情
報の書込みを無くし、これによって資源割当て時間の短
縮を図ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明にかかる計算機システムにおける資源割当て方
式は、定型業務サービスを提供する計算機システムにお
いて、イニシャルプログラムロードの種別を判定し、シ
ステム生成直後のイニシャルプログラムロードの場合に
は計算機資源の割当て情報の２次媒体上への書込みを行
い、通常のイニシャルプログラムロードの場合には資源
割当て情報はメモリ上においてのみ処理し、２次媒体上
への書込みを行わない資源確保機能と、この資源確保機
能によって確保された資源を開放する資源解放機能とを
備えたものである。

〔作用〕

この発明においては、資源確保機能は、システム生成直
後のイニシャルプログラムロード（ＯＩＰＬと略す）後
の資源確保に対しては、従来技術と同様に資源割当て情
報を２次媒体に書込むが、その後の毎日のイニシャルプ
ログラムロード（ＮＩＰＬと略す）後の資源確保に対し
ては、同一の資源割当て情報がすでに２次媒体上に存在
するため、２次媒体上へのデータ書込みを行わず、メモ
リ上での制御表作成処理のみ行う。

この資源確保機能で確保された資源は通常の資源解放機
能では解放することができず、毎日の通常サービスでは
半永久的に確保されたままの状態となる。このため、こ
の半永久的確保資源を解放する手段として、その資源解
放機能を設ける。この資源解放機能は、２次媒体上の資
源割当て情報の削除を行う。

この発明によれば、システムのサービス開始時に毎回同
じ資源を確保する場合には、従来技術に比べて２次媒体
上への資源割当て情報の書込み処理が無くなるため、サ
ービス開始処理の飛躍的な時間短縮が可能となる。また
、２次媒体上で半永久的に確保された資源の解放を可能
にするため、サービスの変更やシステム構成資源の変更
にも容易に対応することが可能である。

（実施例） 第１図にこの発明の一実施例の構成のブロック図を示す
。図中、第２図と同一符号は同一部分を示し、１３はＩ
ＰＬ種別情報、１４はこの発明による資源確保機能、２
１はこの発明による資源解放機能を示す。

ＩＰＬ処理の中で、そのＩＰＬ種別情報１３をメモリ５
上に記憶しておく、業務サービス開始処理３にて使用さ
れるこの発明の資源確保機能１４では、ＩＰＬ種別情報
１３を読み、０ＩＰＬ（システム生成直後のＩＰＬ）な
らば従来技術と同様に、資源割当て情報７．８のメモリ
５上および２次媒体６上への書込みを行う。ＮＩＰＬ（
毎朝の通常のＩＰＬ）ならば資源割当て情報８の２次媒
体６上への書込みを行わず、メモリ５上でのみ処理する
。これは、毎回の業務サービス開始処理３で確保する資
源が同じ場合に使用できる。また、業務サービス終了処
理１０においては、資源解放を行う必要がなくなる。

以上によって、通常のサービス時には資源割当て情報８
の２次媒体６上への人出力を不要とでき、処理時間の大
幅な改善につながる。

また、さらにサービスの変更やシステムの構成を変更し
たい場合には、上記の資源解放機能２１を用い、変更後
に０ＩＰＬから実施すればよい。

〔発明の効果〕

以上の説明で述べたようにこの発明は、システム生成直
後のイニシャルプログラムロードの場合には計算機資源
の割当て情報の２次媒体上への書込みを行い、通常のイ
ニシャルプログラムロードの場合には資源割当て情報は
メモリ上においてのみ処理し、２次媒体上への書込みを
行わない資源確保機能と、この資源確保機能によって確
保された資源を開放する資源解放機能とを備えたので、
計算機システムのサービス開始／終了処理の大幅な時間
短縮を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す業務サービスの流れ
と構成を示すブロック図、第２図は従来の資源割当て方
式の業務サービスの流れと構成を示すブロック図である
。 図面中、１は業務サービスの流れ、２はＩＰＬ、３は業
務サービス開始処理、５はメモリ、６は２次媒体、７．
８は資源割当て情報、９は業務サービス処理、１０は業
務サービス終了処理、１２はシステムダウン、１３はＩ
ＰＬｆＩ別情報、１４は資源確保機能、２１は資源解放
機能である。 第　１　図 冨２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定型業務サービスを提供する計算機システムにおいて、
   イニシャルプログラムロードの種別を判定し、システム
   生成直後のイニシャルプログラムロードの場合には計算
   機資源の割当て情報の２次媒体上への書込みを行い、通
   常のイニシャルプログラムロードの場合には資源割当て
   情報はメモリ上においてのみ処理し、前記２次媒体上へ
   の書込みを行わない資源確保機能と、この資源確保機能
   によって確保された資源を開放する資源解放機能とを備
   え、イニシャルプログラムロードの種別に応じて２次媒
   体上への書き込みを制御することを特徴とする計算機シ
   ステムにおける資源割当て方式。