JPH0217660Y2 - - Google Patents

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JPH0217660Y2
JPH0217660Y2 JP13338184U JP13338184U JPH0217660Y2 JP H0217660 Y2 JPH0217660 Y2 JP H0217660Y2 JP 13338184 U JP13338184 U JP 13338184U JP 13338184 U JP13338184 U JP 13338184U JP H0217660 Y2 JPH0217660 Y2 JP H0217660Y2
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JP
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masking member
trolley
painting
masking
paint
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被塗物を載置した台車を搬送方向に
移動させながら塗装する装置における塗装用台車
のマスキング装置に関する。
(従来技術) 従来、例えば自動車ボデーの塗装ラインにおい
て、第6図に示すように、ボデー1を載置した台
車2をレール3,3により搬送方向に移動させな
がら、ボデー1の前下部1aに塩化ビニール塗料
をスプレーガン4でスプレー塗装する工程があ
る。
ところが、オーバスプレーにより塗料が台車2
上面に多量に付着するので、付着した塗料の剥離
作業などで台車2のメンテナンス費用が増え、ま
たオーバスプレーされた塗料も無駄になつてい
た。
このため、スプレーパターンを狭くし何回かに
分けてスプレーする方法が採用されていたが、塗
装作業性が悪いという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、オーバスプレーによる塗料を、台車に付着
させないで回収することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) このため本考案は、台車の側方に往復移動可能
に配置された移動台に、被塗物下面と台車上面と
の間に挿入可能な挿入位置と、台車の側方に退避
する退避位置とに水平旋回可能なマスキング部材
を支持して、塗装開始位置から挿入位置のマスキ
ング部材を台車に随伴させることにより、オーバ
スプレーによる塗料をマスキング部材に付着させ
る一方、塗装終了位置で回転駆動手段によりマス
キング部材を退避位置に旋回させ、移動台退避手
段により移動台を塗装開始位置に後退させる途中
で、掻き取り部材によりマスキング部材に付着し
た塗料を掻き取つて回収するように構成したもの
である。
(考案の効果) 本考案によれば、挿入位置のマスキング部材を
台車に随伴させるようにしたから、オーバスプレ
ーによる塗料がマスキング部材に付着して、台車
には付着しないようになるので、台車に付着した
塗料を剥離する作業などが不要となり、台車のメ
ンテナンス費用が低減する。
また、移動台の後退途中でマスキング部材に付
着した塗料が掻き取り部材により掻き取られて回
収されるから、オーバスプレーされた塗料を再使
用できるようになる。
このように、積極的にオーバスプレーができる
ので、スプレーパターンを狭くして何回かに分け
てスプレーする必要がなくなり、塗装作業性も向
上するようになる。
(実施例) 第2図〜第5図に示すように、自動車ボデー1
0の塗装ラインにおいて、作業床面11上に、台
車12の車輪13,…,13を嵌合して案内する
一対のレール14,14が搬送方向に沿つて敷設
されていて、自動車ボデー10を搭載した台車1
2がチエーンコンベア(不図示)等により一定速
度で移動されるようになつている。
上記レール14の側方で、塗装開始位置Sと塗
装終了位置Eに対応する作業床面11が段落床面
15に形成され、該段落床面15に、ガイドレー
ル16が搬送方向に沿つて敷設され、該ガイドレ
ール16に対して、塗装開始位置Sと塗装終了位
置Eとの間を搬送方向に沿つて往復移動可能な移
動台17が設けられる。
該移動台17上には、ガイドレール16を両側
から挾着する下台18の上に、昇降シリンダ19
が設置され、該昇降シリンダ19のピストンロツ
ド20にロータリアクチユエータ21が連結され
るとともに、該ロータリアクチユエータ21には
マスキング部材22が水平旋回可能に支持されて
いる。
該マスキング部材22は、ロータリアクチユエ
ータ21により、搬送方向と直角な方向に水平旋
回されて、自動車ボデー10の下面と台車12の
上面の間に挿入可能な挿入位置Aと、搬送方向と
平行な方向に水平旋回されて、台車12の側方に
退避する退避位置Bとに水平旋回される。
該マスキング部材22は、台車12に搭載され
た自動車ボデー10の前下部10aの幅方向約半
分の下方を垂直に覆う立上り壁22aと該立上り
壁22aから前下方へ傾斜して台車12の上面を
覆う傾斜壁22bと、上記立上り壁22aの後面
を支持してロータリアクチユエータ21に取付け
られ、自動車ボデー10の後方へ伸張する翼状部
22cとで構成されていて、立上り壁22aの後
面下部は、台車12の上部に突設された送り爪2
3が係当する係止部22dになつている。
即ち、塗装開始位置Sでマスキング部材22が
挿入位置に旋回されていると、移動してくる台車
12の送り爪23がマスキング部材22の係止部
22dに係当し、台車12の移動に随伴してマス
キング部材22が移動台17とともに塗装終了位
置E方向へ移動されるようになる。
一方、塗装終了位置Eに対応するガイドレール
16の端部には、塗装終了位置Eに移動してきた
移動台17をクツシヨンゴム24aを支持したピ
ストンロツド24bで突き押して塗装開始位置S
に後退させる後退シリンダ25が設置されてい
る。
また、塗装開始位置Sに対応するガイドレール
16の端部には、塗装開始位置Sに後退されてき
た移動台17を当て止めるクツシヨンゴム26a
を支持したストツパー台26bが設置されてい
る。
上記マスキング部材22に対しては、第1図に
示すように、塗装開始位置Sで挿入位置Aに旋回
していることを検出するスイツチ28a、塗装終
了位置Eに移動したことを検出するスイツチ28
b、塗装終了位置で退避位置Bに旋回しているこ
ことを検出するスイツチ28c、塗装終了位置E
の退避位置Bで上記昇降シリンダ19により自動
車ボデー10に接触しないように下降されている
ことを検出するスイツチ28d、塗装開始位置S
に後退したことを検出するスイツチ28e等が設
けられている。
第2図及び第3図に戻つて、上記段落床面15
のガイドレール16の側方には、搬送方向に沿う
フレーム29が立設され、該フレーム29には、
移動台17の後退時に退避位置Bに旋回したマス
キング部材22の立上り壁22aと傾斜壁22b
に当接して、両壁22a,22bに付着した塗料
を掻き取る掻き取り部材30が取付けられ、該掻
き取り部材30下方のフレーム29には、掻き取
り部材30で掻き取られた塗料を回収する塗料回
収受け31が取付けられている。
上記のように構成すれば、最初、移動台17は
塗装開始位置Sに後退していて、マスキング部材
22は、昇降シリンダ19で上昇され、ロータリ
アクチユエータ21で挿入位置Aに旋回されてい
る(第1図参照)。
自動車ボデー10を搭載した台車12が移動し
てきて、自動車ボデー10の下面と台車12の上
面の間にマスキング部材22が挿入された後に、
台車12の送り爪23がマスキング部材22の係
止部22dに係当すると、台車12の移動に随伴
してマスキング部材22が移動台17とともに塗
装終了位置E方向へ移動される。
そして、塗装開始位置Sと塗装終了位置Eとの
間で、第5図に示すように、スプレーガン32に
より自動車ボデー10の前下部10aに塩化ビニ
ール塗料がスプレー塗装される。
オーバスプレーによる塗料は、マスキング部材
22の立上り壁22aと係斜壁22bとに付着し
て台車12の上面にはほとんど付着しない。
移動台17が塗装終了位置Eまで移動されると
後退シリンダ25のクツシヨンゴム24aに当て
止められ、ついで、ロータリアクチユエータ21
によりマスキング部材22が退避位置Bに旋回さ
れるとともに(第1図参照)、昇降シリンダ1
9により下降位置に下降される(第1図参照)。
マスキング部材22が退避位置Bに旋回されると
台車12の送り爪23との係当が解除される。
その後、後退シリンダ25で移動台17が突き
押されて後退し、塗装開始位置Sまで移動してク
ツシヨンゴム26aで当て止められ、一塗装サイ
クルが完了する。
この移動台17の後退時に、マスキング部材2
2の立上り壁22aと傾斜壁22bに、フレーム
29の掻き取り部材30が当接するので、両壁2
2a,22bに付着した塗料が掻き取られて塗料
回収受け31に回収されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマスキング装置のサイク
ル移動を示す斜視図、第2図はマスキング装置の
側面図、第3図は第2図の正面図、第4図は第3
図の平面図、第5図は第2図の装置の斜視図、第
6図は従来の塗装装置の斜視図である。 10……自動車ボデー、12……台車、16…
…ガイドレール、17……移動台、21……ロー
タリアクチユエータ、22……マスキング部材、
22a……立上り壁、22b……傾斜壁、23…
…送り爪、24……後退シリンダ、30……掻き
取り部材、31……塗料回収受け、S……塗装開
始位置、E……塗装終了位置、A……挿入位置、
B……退避位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被塗物を載置した台車を搬送方向に移動させな
    がら塗装する装置において、 台車の側方に配置され、搬送方向に沿つて塗装
    開始位置と塗装終了位置との間を往復移動可能な
    移動台と、 該移動台に、被塗物下面と台車上面との間に挿
    入可能な挿入位置と、台車の側方に退避する退避
    位置とに水平旋回可能に支持され、挿入位置で台
    車に随伴させるための係止部を有するマスキング
    部材と、 上記移動台に設けられ、マスキング部材を挿入
    位置と退避位置とに旋回させる回転駆動手段と、 上記移動台を塗装開始位置に後退させる移動台
    後退手段と、 上記移動台の側方に配置され、移動台の後退時
    にマスキング部材に当接して、マスキング部材に
    付着した塗料を掻き取る掻き取り部材とを備えた
    ことを特徴とする塗装用台車のマスキング装置。
JP13338184U 1984-08-31 1984-08-31 塗装用台車のマスキング装置 Granted JPS6148078U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13338184U JPS6148078U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 塗装用台車のマスキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13338184U JPS6148078U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 塗装用台車のマスキング装置

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Publication Number Publication Date
JPS6148078U JPS6148078U (ja) 1986-03-31
JPH0217660Y2 true JPH0217660Y2 (ja) 1990-05-17

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JP13338184U Granted JPS6148078U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 塗装用台車のマスキング装置

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JPS6148078U (ja) 1986-03-31

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