JP2501159Y2 - 鍛造プレスのダイホルダ及び金型の洗浄装置 - Google Patents

鍛造プレスのダイホルダ及び金型の洗浄装置

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JP2501159Y2
JP2501159Y2 JP3738992U JP3738992U JP2501159Y2 JP 2501159 Y2 JP2501159 Y2 JP 2501159Y2 JP 3738992 U JP3738992 U JP 3738992U JP 3738992 U JP3738992 U JP 3738992U JP 2501159 Y2 JP2501159 Y2 JP 2501159Y2
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勝彦 新谷
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鍛造プレスのダイホ
ルダ及び金型の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鍛造プレス作業はワーク(鍛造品)の金
型からの型離れをよくするため、黒鉛系又はその他の離
型剤を金型に多量にスプレーしながら行われる。また、
鍛造スケールも剥離し、離型剤とともに金型、ダイホル
ダ、プレスベット付近に付着する。従来、このような離
型剤やスケールを洗浄するのに金型をダイホルダごと搬
送台車でプレスの外へ取り出し、プールのような場所へ
運搬したうえ、作業者が洗浄ノズルで水を掛けて行なっ
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため、洗浄作業が
非常に煩雑であるとともに、常に人手を要して作業能率
が悪いものであった。
【0004】そこでこの考案は、前記のような従来の問
題点を解決し、ダイホルダ及び金型を作業者がいちいち
洗浄ノズルを用いて洗浄する必要がなく、きわめて容易
に洗浄することができる洗浄装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、支持フレームと、支持フレームに昇降
可能に設けられた昇降部材と、昇降部材を昇降する作動
部材と、昇降部材に設けられ、ダイホルダの両側面を該
ダイホルダが支持軸線の回りを旋回可能なように支持す
る支持部材と、ダイホルダを旋回する駆動部材と、昇降
部材に設けられ、支持部材に支持されて駆動部材により
旋回されるダイホルダ及びこれに支持された金型に向け
て洗浄水を噴射する噴射ノズルとを具えたことを特徴と
するものである。
【0006】前記において、支持フレームを鍛造プレス
と所定間隔をおいて設置し、両者の間に走行レールを設
け、この走行レール上にダイホルダ及び金型を鍛造プレ
スから支持フレームへ又は支持フレームから鍛造プレス
へ搬送する搬送台車を設置してもよい。また、この場合
にさらに走行レール上にダイホルダ及び金型を該金型が
上向きとなるように仮置き可能な仮置き台車を設置して
もよい。
【0007】
【作用】ダイホルダ及び金型を洗浄するには支持部材で
ダイホルダの両側面を支持した後、作動部材で昇降部材
を上昇させることによりダイホルダ及び金型を持ち上げ
る。そして所定高さまで持ち上がったところで、駆動部
材でダイホルダを旋回させ、この旋回中に噴射ノズルか
ら洗浄水を該ダイホルダ及びこれに支持された金型に向
けて噴射し、洗浄する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示し、洗浄装置
1は鍛造プレス2より所定間隔をおいた位置に設置され
た門型の支持フレーム3を具えている。鍛造プレス2に
おいてベット4の上面には下金型6を支持した下ダイホ
ルダ5が装着され、ラム7の下面には上金型9を支持し
た上ダイホルダ8が装着されている。10は上下ダイホル
ダ及び上下金型5,6,8,9を搬送する搬送台車、11
は上ダイホルダ及び上金型8,9を上金型9が上向きと
なるように仮置き可能な仮置き台車で、ともに鍛造プレ
ス2と支持フレーム3間に配設された走行レール12に沿
って鍛造プレス2から支持フレーム3へ又は支持フレー
ム3から鍛造プレス2へ自走又は駆動部材により走行可
能になっている。
【0009】図2,3に示すように支持フレーム3の頂
壁下方には昇降板15が該頂壁に設置された作動シリンダ
16により昇降可能に配置されている。17は昇降板15をそ
の回動を規制して案内する1対のガイド部材である。昇
降板15の一端部に垂設された支持板18の下端部内面には
上ダイホルダ8又は下ダイホルダ5の一側面センタを1
点支持する支持ピン19が作動シリンダ20により軸方向
(水平方向)に移動可能に設けられている。一方、昇降
板15の他端側には別の支持板22が昇降板15に設置された
作動シリンダ23により支持板18に対して接離するように
移動可能に垂設されている。支持板22の下端部内面には
取付板25が軸26により回動可能に装着され、該取付板の
両端部内面には上ダイホルダ8又は下ダイホルダ5の他
側面を2点支持する支持ピン27が設けられている。軸26
は支持板22を貫通し、該貫通した端部にはギヤ28が装着
されている。ギヤ28には支持板22に設置された駆動モー
タ29の軸に装着されたピニオン30が噛合されており、モ
ータ29を駆動すると、ピニオン30→ギヤ28→軸26→取付
板25→支持ピン27を経て上下ダイホルダ5,8を360°
旋回することができるようになっている。上下ダイホル
ダ5,8の両側面にはそれぞれ対応する位置に支持ピン
穴32,33が明けられ(図2に下ダイホルダ5の支持ピン
穴33が表われている)、支持ピン19,27での支持に際
し、該ピンが入り込むようになっている。
【0010】昇降板15にはその軸方向に配水管路35が配
設され、この管路には支持ピン19,27で両側面を支持さ
れて旋回される上ダイホルダ8又は下ダイホルダ5及び
これに支持された上金型9又は下金型6に向けて洗浄水
を噴射する噴射ノズル36が所定間隔をおいて複数個配設
されている。
【0011】前記実施例の作用を説明する。鍛造作業が
終了し、ダイホルダ及び金型を洗浄するには、まず従来
のように上下ダイホルダ5,8を図示しない押出しプッ
シャーなどで搬送台車10上へ移載する。そしてこの搬送
台車10をレール12に沿って走行させ、上下ダイホルダ
5,8を洗浄装置1の支持フレーム3の下まで搬送す
る。次に、図2のように上ダイホルダ8を支持板18,22
の支持ピン19,27で支持した後、作動シリンダ16により
昇降板15を上昇させることにより持ち上げる。
【0012】搬送台車10にはまだ下ダイホルダ5が積載
されているので、これを支持フレーム3の外へ搬送す
る。この状態で配水管路35に洗浄水を通水するととも
に、モータ29により上ダイホルダ8を旋回させる。これ
により旋回される上ダイホルダ8及びこれに支持された
上金型9は噴射ノズル36から噴射される洗浄水により洗
浄され、360°旋回される間にほぼ完全に洗浄される。
図3は上ダイホルダ8が90°近く旋回された状態を示し
ている。尚、この噴射ノズル36による洗浄には高圧水の
みを噴射する場合のほか、高圧水と圧縮空気の混合体を
噴射する場合、高圧水を噴射した後に圧縮空気を吹き付
けて乾燥する場合がある。
【0013】上ダイホルダ8及び上金型9の洗浄が終了
したら、これを元の状態より180°反転させ、支持フレ
ーム3の下まで走行させた仮置き台車11上に移載する。
そしてこの仮置き台車11をレール12に沿って走行させ、
図2の鎖線で示すように支持フレーム3外へ出す。
【0014】次に、下ダイホルダ5の載った搬送台車10
を再び支持フレーム3の下まで搬送する。そして上ダイ
ホルダ8及び上金型9を洗浄したのと同様に、下ダイホ
ルダ5と下金型6を持ち上げ、旋回させながら洗浄す
る。
【0015】洗浄の終了した下ダイホルダ5及び下金型
6は元の状態の向きで再び搬送台車10上に載せる。そし
て搬送台車10を支持フレーム3外へ出す一方、仮置き台
車11を支持フレーム3の下まで走行させ、ここに載せた
上ダイホルダ8及び上金型9を再び支持板18,22の支持
ピン19,27で支持して持ち上げ180°反転させ、この反
転した上ダイホルダ8及び上金型9を、そののち搬送台
車10で支持フレーム3の下まで搬送される下ダイホルダ
5及び下金型6の上に載せる。しかる後、この搬送台車
10をレール12に沿って走行させ、上下ダイホルダ5,8
を洗浄装置1の支持フレーム3の下から鍛造プレス2へ
搬送し、鍛造プレス2の所定位置に取付けると洗浄の全
作業が終了することになる。
【0016】前記洗浄作業において金型を交換する必要
があるときは、上ダイホルダ8及び上金型9が元の状態
より180°反転させられて仮置き台車11に載せられ、下
ダイホルダ5及び下金型6が元の状態の向きで搬送台車
10上に載せられた状態で行う。このような両金型6,9
が上向きとなった状態での金型交換は作業者にとって下
向きの姿勢となるため、非常に作業がしやすく、作業能
率が向上するとともに、安全確保の面で効果的である。
【0017】前記実施例はあくまでも好ましい一例を示
したにすぎず、この考案は細部の設計などは要旨を変更
しない範囲で種々に変更、修正することが可能である。
【0018】
【考案の効果】請求項1の考案は前記のようにな構成か
らなっているので、従来のようにダイホルダ及び金型を
作業者がいちいちプールのような場所へ運んで洗浄ノズ
ルを用いて洗浄する必要がなく、ダイホルダ及び金型を
旋回させながら噴射ノズルから洗浄水を噴射することに
よりきわめて容易に洗浄することができる。請求項2の
考案は鍛造プレスから支持フレームへの又は支持フレー
ムから鍛造プレスへのダイホルダ及び金型の搬送が簡単
にでき、洗浄の前作業を効率的に行うことができる。請
求項3の考案はさらに上ダイホルダ及び上金型を仮置き
台車に載せことによりこの上ダイホルダ及び上金型の洗
浄だけでなく、下ダイホルダ及び下金型の洗浄もその近
辺で行えるとともに、金型の交換もきわめて容易に安全
に行えるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す鍛造プレスと洗浄装
置の縦断正面図である。
【図2】同上の洗浄装置の縦断正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 鍛造プレス 3 支持フレーム 5 下ダイホルダ 6 下金型 8 上ダイホルダ 9 上金型 10 搬送台車 11 仮置き台車 12 走行レール 15 昇降板 16 作動シリンダ 18,22 支持板 19,27 支持ピン 23 作動シリンダ 29 駆動モータ 32,33 支持ピン穴 35 配水管路 36 噴射ノズル

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームと、この支持フレームに昇
    降可能に設けられた昇降部材と、この昇降部材を昇降す
    る作動部材と、前記昇降部材に設けられ、ダイホルダの
    両側面を該ダイホルダが支持軸線の回りを旋回可能なよ
    うに支持する支持部材と、前記ダイホルダを旋回する駆
    動部材と、前記昇降部材に設けられ、前記支持部材に支
    持されて前記駆動部材により旋回されるダイホルダ及び
    これに支持された金型に向けて洗浄水を噴射する噴射ノ
    ズルとを具えたことを特徴とする鍛造プレスのダイホル
    ダ及び金型の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 支持フレームが鍛造プレスと所定間隔を
    おいて設置され、両者の間に走行レールが設けられ、こ
    の走行レール上にダイホルダ及び金型を鍛造プレスから
    支持フレームへ又は支持フレームから鍛造プレスへ搬送
    する搬送台車が設置されている請求項1記載の鍛造プレ
    スのダイホルダ及び金型の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 走行レール上にダイホルダ及び金型を該
    金型が上向きとなるように仮置き可能な仮置き台車が設
    置されている請求項2記載の鍛造プレスのダイホルダ及
    び金型の洗浄装置。
JP3738992U 1992-06-03 1992-06-03 鍛造プレスのダイホルダ及び金型の洗浄装置 Expired - Lifetime JP2501159Y2 (ja)

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JPH06544U JPH06544U (ja) 1994-01-11
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132513A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Showa Denko Kk 鍛造加工方法
KR101504313B1 (ko) 2013-12-16 2015-03-20 주식회사 미코명진 금형반전 및 개폐기

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JP2008132513A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Showa Denko Kk 鍛造加工方法
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JPH06544U (ja) 1994-01-11

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