JPH02175494A - 小型ジェット推進艇のウォータロック装置 - Google Patents

小型ジェット推進艇のウォータロック装置

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JPH02175494A
JPH02175494A JP63333766A JP33376688A JPH02175494A JP H02175494 A JPH02175494 A JP H02175494A JP 63333766 A JP63333766 A JP 63333766A JP 33376688 A JP33376688 A JP 33376688A JP H02175494 A JPH02175494 A JP H02175494A
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water
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exhaust
pipe
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Noboru Kobayashi
昇 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は水面を滑走する小型ジェット推進艇のウォー
タロック装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、1人乗りまた2〜3人乗りの小型ジェット推進艇
であって水面を滑走して種々の運動を行なうものが広く
用いられるようになっている。この推進艇はジェットポ
ンプにより船底から水を吸引してノズルにより船尾から
後方に噴射するようにし、このノズルが垂直軸周りに揺
動することにより推進と同時に旋回も行なわせるように
している。この艇体において、エンジンの排気ガスを排
気パイプを通して履体外に直接排出するようにすると騒
音が大きくなるために、排気パイプの途中に密閉タンク
からなるウォータロックを設け、このウォータロックを
通すことにより騒音を減少させて艇体外に排出するよう
にしたものが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成ではウォータロックに熱がこも
りやすく、このため騒音減少効果も充分ではなく、また
このウォータロックからの排気ガスを艇体外に排出する
排気パイプは限られた艇体内空間を屈曲させて通す配管
を容易にするために、通常ゴムなどの曲げ加工が容易な
材料で構成している。これらの材料は熱に弱いために、
高温の排気ガスが通される使用条件下では寿命が短かい
という内題がある。
この発明は、このような従来の課題の解決のためになさ
れたものであり、ウォータロックによる騒音減少効果が
優れ、しかもウォータロックから艇体外への排気パイプ
の寿命の増大をも達成することができる小型ジェット推
進艇のウォータロック装置を提供することを目的とする
である。
(課題を解決するための手段) この発明は、水面を滑走する小型ジェット推進艇におい
て、船底から水を吸引して船尾後方へ噴射する推進機が
設けられ、エンジンと密閉されたタンクからなるウォー
タロックと、エンジンからの排気ガスをウォータロック
に導く第1tIlf−気パイプと、ウォータロックから
の排気ガスを船外に排出する第2排気パイプと、船外か
らの水をウォータロックに供給する冷却水パイプと、こ
の冷却水の出口部に設けられて冷却水をウォータロック
内に噴霧する水噴霧手段とを有するものである。
また上記流路の周囲には流路を囲んで船尾端にのみ間口
する筒部が形成され、この筒部内に上記第2排気パイプ
の出口部を開口させるようにしてもよい。
さらに上記冷却水取入れ口を、上記流路中に開口させて
もよい。
(作用〕 上記構成では、エンジンからの排気ガスは第1排気パイ
プによりウォータロックに供給された後に第2排気パイ
プにより船外に排出されるために、ウォータロックで騒
音が減少され、またウォータロック内で冷却水により排
気ガスが冷却されることにより騒音の減少作用が有効に
果され、しがも冷却された排気ガスが第2排気パイプに
供給されることにより第2排気パイプの寿命の増大が図
られる。
〔実施例) 第1図〜第5図において、船底板を構成する船体部材2
と上部デツキ3を構成するデツキ部材とがそれぞれFR
Pで一体に構成され、それらが周縁部で互いに接合され
、それらの間に実買上密閉された空間が形成されて艇体
1が構成されている。
上部デツキ3の中央部より後方には船体中心線上に座席
30が形成され、その両側は凹入されてフートデツキ3
1が形成され、さらにその両側にはデツキ部材の立上り
部と船体部材の立上り部とが互いに接合されてブルワー
ク32が形成されている。
上記座席30の前側では上部デツキ3に支持部40が形
成され、この支持部40に操作ハンドル4が設けられて
いる。艇体1内の密閉空間にはエンジンルーム55が形
成されてエンジン5が設置され、このエンジン5の駆動
軸(プロペラ軸)51の先端部にはプロペラ66が設け
られている。
また船尾船底部には流路6が形成され、その一端部には
船底に開口する吸入口が形成され、この流路6の船尾端
には鉛直軸60a回りに揺動するノズル60が取付けら
れている。そしてこの流路6中で上記プロペラ軸51の
先端部に設けられたプロペラ66が回転することにより
、船底の吸入口から水を吸入してノズル60を通して船
尾後方の所定方向に噴射することにより艇体1の推進お
よび旋回を行なうようにしている。また流路6の外周は
、第3図および第4図に示すように、船尾に開口する筒
部61によって覆われ、この筒部61は船尾端のみが開
口している。
エンジンルーム55内には密閉されたタンクからなるウ
ォータロック7が設置され、このウォータロック7には
一端部がエンジン5に接続された第1排気パイプ50の
他端部が接続されている。
このウォータロック7には第2排気パイプ9が接続され
、この第2排気パイプ9の他端部(開口部)90は上記
流路6の外周の筒部61内に開口している。この第2排
気パイプ9は折曲げが容易なようにゴムなどの材料で構
成されている。またこの開口部90は、艇体1が転覆し
た際にその喫水線12より上方に位置するように位置設
定され、これによって転覆時に水が第2排気パイプ9を
通ってウォータロック7中に侵入しないようにしている
なお、第2排気パイプ9は、図示のように筒部61の側
部の壁に接続する代りに、第4図に仮想線9aで示すよ
うに、筒部61の前側の壁に接続させてもよい。またウ
ォータロック7には、冷却水パイプ8の一端部が接続さ
れ、この冷却水パイプ8の他端部は流路6に接続されて
、第5図に示すように、端部の冷却水取入れ口80がプ
ロペラ66の後流側に開口している。
第68および第7図に示すように、ウォータロック7に
はその一端部の側壁を上記第1排気パイプ50が貫通し
て導入され、またウォータロック7の他端部には第2排
気パイプ9が貫通して取付けられ、その端部は底部に下
向きに開口している。
この第2排気パイプ9は、第3図に示プように、中間部
で喫水線11より高い位置になるように湾曲し、これに
よって第2排気パイプ9を通して外部の水がウォータロ
ック7中に侵入しないようにしている。またウォータロ
ック7の頂板には上記冷却水パイプ8が貫通して取付け
られ、その先端部には水噴霧手段81が取付けられてこ
こから冷却水が霧状に噴射されて上記第1排気パイプ5
0の出口部にふりかけられるようにしている。
上聞構成において、艇体1上の人は座席30上で足をフ
ートデツキ31に乗せた状態でハンドル4を握って操作
し、エンジン5を駆動させてプロペラ66の回転により
船底の吸入口から水を吸引し、ノズル60を通して船尾
後方の所定の方向に向けて水を噴射させることにより艇
体1を航走させる。
この運転の際に排出される排気ガスは、第1排気パイプ
50を通してウォータロック7中に供給され、ウォータ
ロック7中のガスは第2排気パイプ9から筒部61中に
排出される。この筒部61内は艇体1が航走中は負圧と
なっているために、第2排気パイプ9を通る排気ガスを
吸引する作用を東し、排気促進作用を果すことになる。
また冷却水パイプ8からは流路6中の水が冷却水パイプ
8を通り、噴霧手思81から霧状に噴射され、これによ
って第1排気パイプ50およびウォータロック7中のガ
スが50〜60″C程度に冷却される。
なお、冷却水パイプ8に対する冷却水の供給構造は、上
記実施例のものに限られるものではないが、上記の構造
では冷却水パイプ8には艇体1の航走中は常に外部の水
が高速で送り込まれることになり、したがって冷却水供
給用のポンプを別に設ける必要がないという利点がある
このように排気ガスはウォータロック7を通して船外に
排出されるために、騒音が小さく、とくにウォータロッ
ク7中が冷却されているために、騒音減少効果が優れて
いる。しかも第2排気パイプ9の開口部90は、船尾に
のみ開口する筒部61中に間口させているために、より
有効に騒音減少効果が発揮される。また第2排気パイプ
9に供給される排気ガスは冷却水により冷却されている
ために、第2排気パイプ9が排気ガスの熱によって劣化
するのが防止され、寿命が増大するという効果もある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、エンジンから
の排気ガスは第1排気パイプによりウオークロックに供
給された後に第2排気パイプにより船外に排出されるた
めに、ウォータロックで騒音が減少され、またウォータ
ロック内で冷却水により排気ガスが冷却されることによ
り騒音の減少作用が有効に果され、しがも冷却された排
気ガスが第2排気パイプに供給されることにより第2排
気パイプの寿命の増大が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す艇体内部磯構の前方か
らの斜視説明図、第2図はその後方がらの斜視説明図、
第3図はその側部配置説明図、第4図はその平面配置説
明図、第5図は水噴射の部の縦断面図、第6図は第1図
の■−■線断面図、第7図は第6図の斜視図である。 1・・・艇体、3・・・上部デツキ、4・・・操作ハン
ドル、5・・・エンジン、6・・・流路、7・・・ウォ
ータロック、8・・・冷却水パイプ、9,9a・・・第
2排気パイプ、50・・・第1排気パイプ、60・・・
ノズル、66・・・ブ0ペラ、80・・・冷却水パイプ
の開口部、81・・・水噴射手段。 区 同 同

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水面を滑走する小型ジェット推進艇において、船底
    から水を吸引して船尾後方へ噴射する推進機が設けられ
    、エンジンと密閉されたタンクからなるウォータロック
    と、エンジンからの排気ガスをウォータロックに導く第
    1排気パイプと、ウォータロックからの排気ガスを船外
    に排出する第2排気パイプと、船外からの水をウォータ
    ロックに供給する冷却水パイプと、この冷却水の出口部
    に設けられて冷却水をウォータロック内に噴霧する水噴
    霧手段とを有することを特徴とする小型ジェット推進艇
    のウォータロック装置。 2、上記流路の周囲には流路を囲んで船尾端にのみ開口
    する筒部が形成され、この筒部内に上記第2排気パイプ
    の出口部が開口していることを特徴とする請求項1記載
    の小型ジェット推進艇のウォータロック装置。 3、上記冷却水取入れ口が、流路中に開口していること
    を特徴とする請求項1または2記載の小型ジェット推進
    艇のウォータロック装置。
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