JPH0217373B2 - - Google Patents

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JPH0217373B2
JPH0217373B2 JP55078641A JP7864180A JPH0217373B2 JP H0217373 B2 JPH0217373 B2 JP H0217373B2 JP 55078641 A JP55078641 A JP 55078641A JP 7864180 A JP7864180 A JP 7864180A JP H0217373 B2 JPH0217373 B2 JP H0217373B2
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JP
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lamp
capacitor
oscillator
coil
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JP55078641A
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Yasuhiko Sakurai
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Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3112038A priority patent/DE3112038C2/de
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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両、例えば二輪車に用いられる方
向指示用ランプを点滅させるための車両用方向指
示装置であつて、ランプ断線検出機能を持つたも
のに関する。
〔従来の技術〕
従来、車両には、バツテリや小型の発電機が搭
載されていたり、また、バツテリと小型発電機の
両方が搭載されているものがあり、これらの車両
電源から電力を得て、車両の後方あるいは前方に
おいて方向指示用ランプを点滅させ、車両の進行
方向を外部に報知するようにしている。しかし、
従来の方向指示用ランプは、車両の前方と車両の
後方のランプとが同期して点滅する。すなわち車
両が右側に曲がろうとすると、車両の右側に位置
する前方ランプと後方ランプとが同時に、同期点
滅するのである。
このため、車載のバツテリ、あるいは小型発電
機から見た場合には、車両前方のランプと後方の
ランプとが同期点滅するため、負荷が増えたり減
つたりを点滅周期に合わせて繰り返すことにな
り、バツテリの容量や小型発電機の容量が少ない
時には、方向指示用ランプが点灯した時には大き
な負荷電流が流れて電源電圧が低下し、かつ方向
指示用ランプが点灯しない時には、電源電圧が上
昇するという問題があり、方向指示用ランプの点
滅周期に合わせて電源電圧変動が発生するという
問題があつた。
このような問題点を解決するためには、車両の
方向指示用ランプを同期点滅させるのでなく、交
互に点滅させることにより、車載電源から見て、
方向指示用ランプが実質的に連続的に点灯してい
るかのような状態、すなわち負荷電流が大きく増
加したり減少したりすることのない指示装置とす
ることによつて解決される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述の如き交互点滅を行う車両用方向
指示装置を得るにあたつて、構成の簡単な単極切
換スイツチによつて方向指示用ランプの点滅が制
御でき、かつこの単極切換スイツチを従来一般的
に用いられているコンデンサの充放電を利用した
発振器によつて制御し、かつ交互に点滅する方向
指示用ランプにランプ断線故障が発生した場合に
は、発振器の発振周波数を変化させて、ランプ断
線を運転者等に認識させることができる車両用方
向指示装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
このために、本発明においては、断続回路10
0を有し、この中には単極切換スイツチ1が設け
られており、この単極切換スイツチ1は交互に作
動接点位置と非作動接点位置とに切換えられ、こ
の切換は断続回路100内のコイル2の励磁と非
励磁とによつて成されるようになつている。
また、第1の方向指示用ランプ106,107
は、第1の方向指示スイツチ105aを介して単
極切換スイツチ1の非作動接点位置に接続される
ことができるようになつており、第2の方向指示
用ランプ108,109は第2の方向指示スイツ
チ105bを介して作動接点位置に接続されるよ
うになつている。
そして、断続回路100内の発振器30は、単
極切換スイツチ1のコイル2に交互に消勢信号と
付勢信号を供給する。そして、発振器30は、こ
の付勢信号を発生して、単極切換スイツチ1のコ
イル2に付勢信号を与える第1の半導体スイツチ
手段3,3aが設けられている。
また、断続回路100内の発振器30には、発
振器30の発振周波数を決定する制御用コンデン
サ5と、この制御用コンデンサ5の充電電圧に応
答して、第1の半導体スイツチ手段3,3aを制
御する第2の半導体スイツチ手段4,6とを有す
る。
かつ、車両用方向指示装置は、方向指示用ラン
プから成るランプ負荷と制御用コンデンサ5とに
それぞれ接続された配線およびコイル2と第1の
半導体スイツチ手段3,3aとに接続されコイル
2をランプ負荷の断線時に付勢するパワー供給用
コンデンサ18によつて形成された断線検出回路
を有し、この断線検出回路は発振器30と一体的
に構成されている。
そして、パワー供給用コンデンサ18は、方向
指示用ランプから成るランプ負荷を介して充電さ
れ、かつ放電によつて単極切換スイツチ6のコイ
ル2のための付勢信号を発生するようになつてい
る。
また、方向指示用ランプから成るランプ負荷の
うち、少なくとも一方が断線した場合には、断線
検出回路によつて断続回路100の発振器30の
発振状態を変化させ、断線を報知するようになつ
ている。
〔作用〕
以上の如く構成されることによつて、コンデン
サの充放電回路を利用した発振器30の発振によ
つて、電源に接続された単極切換スイツチ1を作
動接点位置と非作動接点位置とに交互に駆動させ
て、方向指示用ランプを交互に点滅させることが
できるので、車両に搭載された電源104には、
方向指示用ランプに流れる負荷電流が多く流れた
り少なく流れたりすることなく、平均化されるの
で、電源から見た負荷の状態が均一化され、電源
電圧の変動が抑制される。すなわち、電源電圧変
動が小さくなり、車両内に良質な電力を電源が供
給することが可能になる。また、方向指示用ラン
プから成るランプ負荷106,107,108,
109と制御用コンデンサ5とにそれぞれ接続さ
れた配線およびコイル2と第1の半導体スイツチ
手段3,3aとに接続され断線時のコイル付勢を
行なうパワー供給用コンデンサ18とによつて、
断線検出回路を構成し、この断線検出回路は発振
器30と一体となつているから、方向指示用ラン
プの一方が断線した場合には、制御用コンデンサ
5の充放電状態を変えることができ、これによつ
て断続回路100内の発振器30の発振状態を変
え、この結果コイル2により駆動される単極切換
スイツチ1を介して方向指示用ランプの点滅状態
を変え、断線故障を外部に報知することができ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明においては、第1と第2の
方向指示用ランプを交互に点滅させることによつ
て、車両に搭載された電源104のランプ負荷電
流を平均化し、電源電圧変動が方向指示用ランプ
と同期して発生するといつた不具合を解消するこ
とができる。これによつて、小さな容量の電源で
あつても、電源電圧変動が少なく、車両のその他
の電気負荷に悪影響を与えることのない車両用方
向指示装置が得られる。
また、断続回路によつて、構成の簡単な単極切
換スイツチ1を駆動しているので、回路構成が簡
単であり、また断続回路100内の発振器30と
して、コンデンサの充放電を利用した発振器を使
えるので、構成が簡単で、かつ点滅周期が安定
し、また断線故障が発生した場合にはコンデンサ
の充放電を変化させて、容易に断線を外部に報知
することができるという効果がある。
なお、本発明の実施態様については、パワー供
給用コンデンサ18が第1、第2ダイオード1
6,17のそれぞれを介して第1、第2の方向指
示用ランプを経由する充電電流によつて、充電さ
れるようになつているため、単極切換スイツチ1
の接点が作動接点位置にあろうが非作動接点位置
にあろうが、パワー供給用コンデンサ1を充電で
き、このコンデンサの容量を小さくすることがで
きるという利点がある。
〔実施例〕
以下、本発明に係わる装置について添付図面に
従つて説明する。
まず、原理について説明する。第1図は原理構
成図であり、1は単極切換スイツチである。2は
この切換スイツチを駆動するコイル、30は断続
回路の発振器であり、この発振器内の断続スイツ
チ3aはオンした時にコイル2が付勢されるよう
になつている。
10は断線検出回路をなす配線であり、この断
線検出回路10の検出信号は、発振器30の一端
に印加される。11も断線検出回路をなす配線で
あり、例えば逆流防止用ダイオードから成り、こ
の逆流防止用ダイオードも発振器30の他端に接
続される。16および17は、断線検出回路の一
部をなすパワー供給用コンデンサ18に接続され
ている。そしてこのパワー供給用コンデンサ18
は、ダイオード16または17を経由して交流ま
たは直流電源104から充電され、必要に応じて
コイル2を付勢する電流供給源となる。101,
102はそれぞれ方向指示用ランプ106および
108の一方の端子を示す。103は単極切換ス
イツチ1の共通の端子であり、この端子103は
電源104に接続されている。次にこの第1図に
示した原理図の動作について説明する。第1図の
状態では、左側ランプ106が点灯しており、端
子103,102間に電圧が印加される。この状
態で、発振器30内のスイツチ手段3aはオン
し、コイル2に通電される。すると、単極切換ス
イツチ1は、右側すなわち作動接点位置にオン
し、左側ランプ106は消灯し、右側ランプ10
8が点灯する。すると、端子103と101との
間に電圧が印加され、断線検出回路をなす配線1
0が導通し、所定の遅延時間後、発振器30内の
スイツチ手段3aは、オンからオフ状態となる。
よつて、右側ランプ108が消灯し、ランプ10
6が点灯すべく単極切換スイツチ1の接点が左側
に切換わる。すると今度は、端子103と102
との間に電圧が加わり、断線検出回路の配線11
が導通して、所定遅延時間後、発振器30のスイ
ツチ手段3aはオフからオンとなる。よつてコイ
ル2は励磁され、接点1が右側にオンし、ランプ
108が点灯する。これにより、端子103と1
01との間に電圧が加わり、再び断線検出回路の
配線10に電流が流れて、遅延時間後に発振器3
0のスイツチ手段3aの動作が切換わつてオフに
なる。
このように断線検出回路の配線には、単極切換
スイツチ1の作動に伴つて交互に電流の流れが変
わり、その都度方向指示用ランプに断線故障がな
ければ、所定の点滅周期でもつて、発振器30の
スイツチ手段3aの動作が反転するのである。
そして、右側ランプ108が断線した時は、図
示の如く左側ランプ106が点灯し、端子103
と102の間に電圧が加えられなくなるため、ラ
ンプ106は点灯し続ける。
また、点滅中に右側ランプ108が断線する
と、断線検出回路をなす配線11を通る電流の状
態が変わるため、発振器30のスイツチ手段3a
はオフ状態を保持し、反転動作を正常には行わな
い。よつて、この状態では、ランプ106が点灯
を続行することになる。
次にランプが交互に点滅中、左側ランプ106
が断線すると、断線検出回路の配線10に正常な
電流が流れないため、発振器30のスイツチ手段
3aは所定の反転作動をせず、オンしたままとな
り、ランプ108が点灯したままとなる。しかし
このままではコイル2を介してコンデンサ18の
電荷が放電していくので、こうなるとやがてコイ
ル2の磁束が少なくなり、切換スイツチ1はつい
に常閉の左側へオンする。するとすぐに再びパワ
ー供給用コンデンサ18が方向指示用ランプを介
して充電され、切換スイツチ1が右側へ駆動され
る。以下これを繰り返し、右側ランプ108は間
欠的に瞬時停電するも、ほぼ連続的に点灯するこ
とになる。
以下本発明に係わる指示装置の具体的実施例の
いくつかについて説明する。第2図は本発明装置
の第1実施例を示す。単極切換スイツチ1は、2
この方向指示用ランプ106および108、また
は107および109を交互に点滅させるための
ものである。コイル2は単極切換スイツチ1の接
点を駆動するものであり、スイツチ1とコイル2
とにより、電磁継電器を構成している。ダイオー
ド20はコイル2の両端に接続され、コイル2に
発生する逆起電力を吸収する。発振器30は、以
下のように構成されている。第1の半導体スイツ
チ手段を構成しているNPNトランジスタ3は、
そのコレクタに接続されたコイル2を断続的に付
勢する。NPNトランジスタ4は、そのコレクタ
がトランジスタ3のベースおよび抵抗15に接続
され、トランジスタ3をオン−オフ制御する。抵
抗13および14は、その接続点がトランジスタ
4のベースに接続され、そのベース電位を決定す
る。制御用コンデンサ5は、トランジスタ3のコ
レクタと抵抗13の他端に接続され、点滅周期を
決定する。
PNPトランジスタで形成された第2の半導体
スイツチ手段をなすトランジスタ6は、そのベー
スに抵抗7が接続され、そのコレクタに抵抗9が
接続されている。そして、トランジスタ6が導通
した時、コンデンサ5は、抵抗9を介して充電さ
れる。抵抗8およびダイオード10は、断線検出
回路を構成する配線であり、その一端は発振器3
0の一方の入力端(トランジスタ6のベース)に
接続されている。ダイオード11および抵抗12
は、同じく断線検出回路を構成するための配線で
あり、その一端は発振器30の他方の入力端(コ
ンデンサ5の他端)に接続されている。パワー供
給用コンデンサ18は、断続回路100内のコイ
ル2と並列に接続され、コイル2を必要に応じて
励磁状態に保持するパワーを供給する。抵抗19
は、コンデンサ18に並列に接続され、コンデン
サ18の電荷を放電させるものである。ダイオー
ド16および17は、パワー供給用コンデンサ1
8に充電電流を流すための整流回路を構成し、コ
ンデンサが放電した後にダイオード16またはダ
イオード17を介してコンデンサ18が充電され
るようになつている。
101は102と共に出力端子を構成し、10
3は入力端子であつて、電源104は入力端子1
03に直接接続されている。そして、この電源1
04は、車両用エンジン(図示されていない)に
同期して回転駆動される交流発電機により構成さ
れている。第1の方向指示スイツチ105aおよ
び第2の方向指示スイツチ105bは連動して動
作し、スイツチ105aは出力端子101とラン
プ106または107との間に接続され、スイツ
チ105bは出力端子102とランプ108また
は109との間に接続されている。110は、作
動表示ランプであり、出力端子101と入力端子
103との間に接続された指示装置のモニター用
ランプである。
次に上記第1実施例の作動について説明する。
まず初めに図面に示した待機状態から説明す
る。この時は、方向指示スイツチ105a,10
5bは左右どちらかにもオンしていない。これに
より、端子103と端子101,102との間に
電位差はなく、コンデンサ5,18は全く充電さ
れておらず、断続回路100は作動しない。次
に、方向指示用ランプ106ないし109が正常
な時の点滅作動について説明する。仮に、方向指
示スイツチ105a,105bが図面で左側、す
なわちランプ106,108の側へ投入されたと
する。すると、単極切換スイツチの位置が左側に
あることにより、電源104からの電流が端子1
03、単極切換スイツチ1、端子101、スイツ
チ105a、ランプ106を流れ、それによりラ
ンプ106が点灯する。この時、端子102と1
03との間には、電源104からの電圧が加わ
る。すると、トランジスタ4がオフ状態にあるこ
とにより、トランジスタ3が抵抗15を介するベ
ース電流によつて駆動され、オンする。この結
果、コイル2に電流が流れ、単極切換スイツチ1
が第2図において右側に切換わる。これにより、
電源104より電流は端子103、スイツチ1、
端子102を介し、ランプ108の方に流れ、ラ
ンプ108が点灯し、ランプ106は消灯する。
すると今度は、端子101と103との間に電圧
が現れる。
この状態において、交流発電機から成る電源1
04の電圧が、端子103の方が端子101より
も高くなつた時、抵抗7,8、ダイオード10を
介して電流が流れ、それにより、トランジスタ6
がオンし、その結果抵抗9を介してコンデンサ5
に充電される。この場合、トランジスタ3がオン
状態であることにより、コンデンサ5の充電によ
るコンデンサ5両端の電圧は、抵抗13と14と
の直列体の両端の電圧にほぼ等しくなる。このよ
うにしてコンデンサ5が充電されていつて、抵抗
14の両端の電圧がある値になるとトランジスタ
4がオンする。そうするとトランジスタ3がオフ
し、コンデンサ5のトランジスタ3側の電位がト
ランジスタ4のエミツタ間の電位より高い電位と
なる。すなわち、トランジスタ3がオフすること
により、コンデンサ5のトランジスタ3側の一端
が、トランジスタ4のエミツタ側、すなわち下側
と切り離されるので、今までトランジスタ4のエ
ミツタ側、すなわちトランジスタ4の下側とほぼ
等しい電位にあつたコンデンサ5のトランジスタ
3側の電位が、トランジスタ4のエミツタ側の電
位より高い電位にはね上がる。この結果コンデン
サ5の抵抗13側の電位は、コンデンサ5が抵抗
9からトランジスタ3側に充電電流が流れて充電
されていたことにより、トランジスタ3側よりさ
らに高い電位となり、すなわちコンデンサ5の左
側の電位が右側の電位よりもさらに高い電位とな
り、この電位はトランジスタ4のベース側に抵抗
13を介して加えられるため、トランジスタ4は
オン状態を保持する。
ここで、トランジスタ3がオフしたことによ
り、コイル2は通電されず、切換スイツチ1の接
点は左側に移る。これによりランプ108は消灯
し、ランプ106は点灯する。この状態において
は、端子102と103との間に電圧が現れる。
ここで、端子102の電位が端子103の電位よ
り低くなると、すなわちそのような電位状態の交
流電圧が電源104から加えられた瞬間に、コイ
ル2とコンデンサ5と抵抗12とダイオード11
とを介して電流が流れ、前述したコンデンサ5の
充電電荷の放電が行われ、かつコンデンサ5が先
程とは逆の極性に充電される。この状態がある時
間続くと、コンデンサ5の抵抗13側の電位と、
抵抗14のダイオード17側の電位との差が小さ
くなる。それにより、抵抗14の両端電圧が低下
し、ついにトランジスタ4がオフする。そしてト
ランジスタ4のオフにより、トランジスタ3のベ
ース電位が高くなり、トランジスタ3がオンす
る。
トランジスタ3がオンすると、スイツチ1が右
側に移り、ランプ106が消灯し、ランプ108
が点灯する。それにより、端子103の電位が端
子101より高くなつた瞬間に、再びトランジス
タ6がオンし、コンデンサ5が抵抗9の側より充
電される。
以上上記の作動を繰り返すことによつて、ラン
プ106と108が交互に点滅することになる。
ここで、パワー供給用コンデンサ18は、電源1
04の出力が交流電圧であつても、単極切換スイ
ツチ1とコイル2よりなる継電器を連続的に作動
させる作用をも行うものである。
次にランプが1灯断線した状態について説明す
る。ランプ108が断線した状態で、方向指示ス
イツチ105a,105bをランプ106,10
8の側へオンした場合、電源104から端子10
3、スイツチ1、スイツチ105a、ランプ10
6へと電流が流れ、106が点灯する。この時、
ランプ108が断線しているため、端子102に
は電圧がかからないので、断線回路100は作動
しない。結局、正常なランプ106が点灯したま
まとなり、これによつて、他方のランプ108の
断線を表示する。
次に、点滅作動中にランプ108が断線した場
合について説明する。ランプ106,108が正
常な点滅中に、ランプ108が断線すると、端子
103とコイル2とコンデンサ5と抵抗12とダ
イオード11と端子102とスイツチ105bと
ランプ108とを通してのコンデンサ5の充放電
経路が形成されず、コンデンサ5の抵抗13側の
電位が高い状態に保持される。それにより、トラ
ンジスタ4はオン状態、トランジスタ3はオフ状
態に保持され、スイツチ1は左側に保持される。
この状態では、ランプ108が断線しているの
で、断続回路100の電源としてはコンデンサ1
8の電荷しかなく、コンデンサ18が放電してし
まうと、断続回路100は停止状態となる。これ
によりランプ106が点灯状態を続け、ランプ1
08の断線表示を行う。
次にランプ106,108が交互点滅中、およ
び方向指示スイツチ105a,105bをランプ
106および108の側へオンしようとした時
に、ランプ106が断線したり、あるいはしてい
た場合について説明する。
正常点滅作動中では、スイツチ1が右側にある
時、端子103と101との電位差により、抵抗
7,8およびダイオード10に電流が流れ、トラ
ンジスタ6がオンし、抵抗9とコンデンサ5とト
ランジスタ3とを介してコンデンサ5が放電と充
電とを行い、抵抗13側の電位が高くなる。しか
し、ランプ106が断線している時は、トランジ
スタ6がオンせず、コンデンサ5はトランジスタ
3の側の電位が高い状態のままとなり、トランジ
スタ4がオフ、トランジスタ3がオンの状態を保
持する。これにより、コイル2の通電状態とな
り、スイツチ1は右側にオン状態となり、ランプ
108が点灯状態を続け、ランプ106の断線表
示を行う、しかし、この時コイルの励磁電流は、
コンデンサ18に充電されていた電気量に依存し
ており、コンデンサ18は放電して、両端の電圧
が下がつていく。コイル2の両端電圧がスイツチ
1を右側に保持できる最低電圧以下になると、ス
イツチ1は右側より開離する。すると、端子10
3と102との間に電圧が現れ、ダイオード17
を通してコンデンサ18に短時間に充電され、コ
ンデンサ18の両端の電圧が上がつていく。前述
した通り、トランジスタ3がオンの状態を保持し
ているため、コンデンサ18の電圧がコイル2に
対して印加される。そして、スイツチ1を右側に
オンする最低電圧以上にコイル2の両端電圧がな
ると、スイツチ1が右側にオンする。すると、コ
イル2の励磁電流は再びコンデンサ18の充電電
気量に依存する状態となる。したがつて、コンデ
ンサ18の電荷はコイル2に放電し、コイル2の
両端電圧がコンデンサ18の放電に伴つて低下す
ると、再び接点1が左側に切換わり、すると上述
の如くダイオード17を介してコンデンサ18が
短時間に充電される。以下上記作動を繰り返し行
うことになり、ランプ108の点灯状態は、短時
間所定の周期で消灯するが、ほぽ連続した点灯状
態となる。これは正常の点滅状態とは著しく異な
り、実質的にランプ108が連続点灯した状態で
あるので、ランプ108の断線の表示を行うこと
ができる。
以上、方向指示スイツチ105a,105bが
左側、すなわちランプ106と108側にオンさ
れた時を説明したが、スイツチ105a,105
bが右側、すなわちランプ107,109側にオ
ンされた時も、同じように点滅作動および断線表
示作動を行う。ランプ110の作動表示灯は、点
滅表示作動中ランプ106または107が正常で
ある場合に消灯時に点灯し、一方ランプ106,
107が点灯時に消灯して装置の作動を表示す
る。このランプ110は図面においては端子10
1と103との間に接続されているが、端子10
2と103との間に接続しても作動する。この時
は、ランプ110はランプ108と109が正常
な場合にこれらのランプ108,109と反転し
た点滅作動を行う。また上記第1実施例の装置
は、発電機(電源)が直流発電機である場合で
も、入力端子103に正極性を加えるように接続
すれば、同様の作動を行う。
〔その他の実施例〕
第3図、第4図および第5図は、本発明装置に
係わる第2、第3および第4実施例を示す回路図
である。第3図の第2実施例において、第1実施
例と構成的に異なる点は、第1図のNPNトラン
ジスタ3が、PNPトランジスタ3aに置換され、
これに伴つてダイオード10および11の接続が
逆になつていることである。第4図の第3実施例
においては、第2実施例におけるNPNトランジ
スタ4をさらにPNPトランジスタ4aで置換し
たものである。第5図の第4実施例では、第3実
施例のPNPトランジスタ3aを第1実施例と同
様にNPNトランジスタ3で構成している点が異
なる。第2、第3、および第4実施例における動
作については、第1実施例のものとほぼ同様であ
るので、その記載は省略する。
第6図は、本発明装置の第5実施例を示す。
第5実施例において、第1実施例と構成的に相
違する箇所は、第1実施例におけるトランジスタ
6と抵抗7,8,9とダイオード10とより成る
コンデンサ5を抵抗9の方向より充放電する回路
を、抵抗9a、ダイオード10aにより行う回路
で構成する点である。その作動の異なる点は、第
1実施例のトランジスタ6、抵抗7,8,9およ
びダイオード10による回路が、コンデンサ5に
充放電するのは、端子101がアース電位と等し
くなり、端子103にアースに対し高い電位が現
れた時であるが、第5実施例の抵抗9aとダイオ
ード10aとによる回路では、端子101が端子
103より高い電位となつた時である。第5実施
例の回路は電源104が交流の時のみ作動可能
で、直流および交流半波では作動しない点で異な
る。なお第5実施例において、NPNトランジス
タ3および4を、第2、第3および第4実施例の
ようにPNPトランジスタに置換しても、同様の
動作を行う。
第1実施例、第3実施例および第5実施例では
抵抗15が、抵抗19と同じく、コンデンサ18
の放電抵抗となるため、抵抗19をなくすことも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる車両用方向指示装置の
原理的構成回路図、第2図、第3図、第4図、第
5図および第6図はそれぞれ本発明装置の第1実
施例、第2実施例、第3実施例、第4実施例およ
び第5実施例を示す電気回路図である。 1……単極切換スイツチ、2……コイル、3,
3a……第1の半導体スイツチ手段、4,6……
第2の半導体スイツチ手段、5……制御用コンデ
ンサ、18……パワー供給用コンデンサ、30…
…発振器、100……断続回路、104……電
源、106,107……第1の方向指示用ラン
プ、108,109……第2の方向指示用ラン
プ、105a……第1の方向指示スイツチ、10
5b……第2の方向指示スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無負荷時に出力電圧が上昇する車両に搭載さ
    れた電源104、発振器30を持つた断続回路1
    00、前記車両に設けられた第1と第2の方向指
    示用ランプ106,107,108,109から
    なり、方向指示用の第1と第2の方向指示スイツ
    チ105a,105bを介して分離されて前記断
    続回路100に接続されたランプ負荷106,1
    07,108,109とを備えた車両用方向指示
    装置において、 前記断続回路100は電源に接続された単極切
    換スイツチ1を持ち、この単極切換スイツチ1は
    交互に作動接点位置と非作動接点位置とに切換ら
    れ、かつこの切換は、前記断続回路100内のコ
    イル2の励磁と非励磁とによつて成され、前記第
    1の方向指示用ランプ106,107は前記第1
    と第2の方向指示用スイツチ105a,105b
    のうち、第1の方向指示スイツチ105aを介し
    て前記非作動接点位置に接続され、前記第2の方
    向指示用ランプ108,109は前記第1と第2
    の方向指示スイツチ105a,105bのうち、
    第2の方向指示スイツチ105bを介して前記作
    動接点位置に接続され、 前記断続回路100内の発振器30は前記単極
    切換スイツチ1の前記コイル2に交互に消勢信号
    と付勢信号を供給し、かつ前記発振器30内に
    は、前記付勢信号を発生して前記単極切換スイツ
    チ1の前記コイル2に与える第1の半導体スイツ
    チ手段3,3aと、前記発振器30の発振周波数
    を決定する制御用コンデンサ5と、該制御用コン
    デンサ5の充電電圧に応答して前記第1の半導体
    スイツチ手段3,3aを制御する第2の半導体ス
    イツチ手段4,6とを有し、かつ、前記車両用方
    向指示装置は、ランプ負荷106,107,10
    8,109と前記制御用コンデンサ5とに夫々接
    続された配線と、前記コイル2および第1の半導
    体スイツチ手段3,3aに接続され前記コイル2
    をランプ負荷の断線時に付勢するパワー供給用コ
    ンデンサ18とによつて形成されると共に前記発
    振器30と一体の断線検出回路を有し、前記パワ
    ー供給用コンデンサ18は、前記電源104およ
    びランプ負荷に接続され前記ランプ負荷を介して
    充電されるとともに、前記コイル2および第1の
    半導体スイツチ手段3,3aを介して放電するこ
    とによつて前記単極切換スイツチ1の前記コイル
    2のための付勢信号を発生し、 かつ、前記ランプ負荷106,107,10
    8,109のうち少なくとも一方が断線した場合
    には、前記断線検出回路によつて前記断続回路1
    00の発振器30の発振状態を変化させ、断線を
    報知することを特徴とする車両用方向指示装置。 2 前記パワー供給用コンデンサは、前記第1の
    方向指示ランプ106,107に接続された第1
    ダイオード16と、前記第2の方向指示ランプ1
    08,109に接続された第2ダイオード17を
    介して充電される特許請求の範囲第1項記載の車
    両用方向指示装置。
JP7864180A 1980-03-27 1980-06-11 On and off repeating circuit unit Granted JPS574436A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926497A (ja) * 1982-08-06 1984-02-10 株式会社富永製作所 給液装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5926497A (ja) * 1982-08-06 1984-02-10 株式会社富永製作所 給液装置

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