JPH0823601A - 電気自動車の回生発電電力吸収回路 - Google Patents

電気自動車の回生発電電力吸収回路

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JPH0823601A
JPH0823601A JP6153864A JP15386494A JPH0823601A JP H0823601 A JPH0823601 A JP H0823601A JP 6153864 A JP6153864 A JP 6153864A JP 15386494 A JP15386494 A JP 15386494A JP H0823601 A JPH0823601 A JP H0823601A
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power
regenerative
motor
power source
battery power
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JP6153864A
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Hiroshi Tanaka
弘志 田中
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回生制動用の抵抗を設けずに、走行時にモー
タへ電力を供給するためのバッテリ電源を利用して、発
電制動(回生制動)状態での発電電力(誘導起電力)を
吸収させることで、装置の小型化ならびに回路構成の簡
略化を図る。 【構成】 メインスイッチ2ならびにインバータ8へバ
ッテリ電源3を供給するためのリレー7の接点7bがオ
フ状態であっても、モータ12の回動によって発生した
回生発電電力をバッテリ電源3へ供給させるように、イ
ンバータ8の正極側電源端子8aとバッテリ電源3の正
極側との間に一方向性通電手段としてダイオード10を
接続し、回生発電電力をバッテリ電源3で吸収させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車の走行用
のモータが外力等で回動された際に発生する誘導起電力
(回生発電電力)をバッテリ電源で吸収するようにした
電気自動車の回生発電電力吸収回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は特開昭61−18378号の第4
図に記載された従来の回生発電電力吸収回路の回路構成
図である。従来の回生発電電力吸収回路100は、回生
制動時にリレー接点101のa−c間をオフして直流電
源102の供給を断するとともに、リレー接点101の
b−c間をオン状態にすることで、モータ103の回動
によってモータ103の各巻線に誘起された誘導起電力
を、インバータ104を構成する各電界効果トランジス
タQ1〜Q6の内部ダイオードを介して回生抵抗105
で消費させる構成としている。
【0003】しかしながら、図5に示した回路構成で
は、インバータ104の運転時に電源電圧を安定化する
ための平滑用コンデンサ106に蓄積された電荷も回生
抵抗105によって放電されてしまうため効率が悪い。
また、平滑用コンデンサ106の電荷と誘導起電力が回
生抵抗105で消費されるため、この回生抵抗105は
大電力用のものが必要となる。さらに、リレーの接点1
01のa−c間をオン状態へ切り替えた際に、平滑用コ
ンデンサ106を充電する大電流が流れるため、リレー
の接点102が損傷することがある。
【0004】このような課題を解決するようにした他の
従来の回生発電電力吸収回路100が特開昭61−18
378号の第1図に記載されている。図6は特開昭61
−18378号の第1図に記載された他の従来の回生発
電電力吸収回路の回路構成図である。他の従来の回生発
電電力吸収回路111は、平滑用コンデンサ106を直
流電源102側に接続することで、リレーの接点101
を介して充電電流が流れることのない構成としている。
また、リレー接点101の共通接点cを直流電源102
側に接続し、接点c−a間をオフし、接点c−b間をオ
ン状態にした回生制動状態では、直列接続された分圧抵
抗112,113で分圧した電圧を電界効果トランジス
タ114のゲートへ供給して、この電界効果トランジス
タ114を導通状態にし、誘導起電力を回生抵抗105
で消費させるようにしている。さらに、リレー接点10
1のc−a間にダイオード115を逆方向へ並列接続す
ることで、誘導起電力を平滑用コンデンサ106でも吸
収するようにしている。なお、電界効果トランジスタ1
14のゲートとソース間に並列に接続された定電圧ダイ
オード116はゲート−ソース間に過電圧が印加される
のを防止するためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の回
生発電電力吸収回路100,111は、回生時の誘導起
電力(回生発電電力)を回生抵抗105で消費させるこ
とで、回生制動を行なう構成である。このような構成
は、モータ103が外力によって回転駆動されることが
なく、回生制動によってモータ103が短時間で回転停
止状態になる場合は、回生抵抗105の放熱をそれほど
考慮しなくてよい。しかしながら、クラッチレス構成の
電気自動車やクラッチを有する電気自動車であってもク
ラッチが接続された状態で、下り坂走行や牽引走行がな
されると、発電制動(回生制動)状態が長時間継続する
ことになる。このため回生抵抗105で回生発電電力を
消費させて回生制動を行なうには、大電力用の回生抵抗
105が必要になるとともにその放熱対策が必要とな
り、回生抵抗105自体が大型となるだけでなく、放熱
のためのスペースが必要となり、回生制動に必要な装置
が大型になるという問題がある。
【0006】また、直流電源102からインバータ10
4を介してモータ103へ電力を供給している状態で
は、回生抵抗105を切り離す必要があるため、図5に
示したように1回路2接点型のリレーの接点101を用
いてモータ103の駆動状態と回生制動状態を切り替え
てたり、図6に示したように電界効果トランジスタ11
4等を用いた半導体スイッチ手段を用いて回生抵抗10
5の接続・非接続を制御する必要があり、回路構成が複
雑になるという問題がある。
【0007】さらに、図6に示した回路構成では、リレ
ーの接点101のc−b間がオンとなった状態では、直
流電源102から分圧抵抗112,113へ電流が供給
され続けるため、不要な電力消費が発生する。このた
め、バッテリ等の直流電源102から全ての電気的負荷
を切り離すためのメインスイッチ117を介設するよう
にすると、このメインスイッチ117をオンにした時
に、平滑用コンデンサ106への充電電流が流れため、
メインスイッチ117の接点が損傷する虞れがある。ま
た、平滑用コンデンサ106がリレー接点101を介し
て直流電源102側に配置されるため、平滑用コンデン
サ106とインバータ104との間の電気配線の導体抵
抗による電圧降下が発生しやすくなり、インバータ10
4を介してモータ103へ供給する電流のピーク値が減
少することがある。このため、平滑用コンデンサ106
は、インバータ104の近傍に配置するのが望ましい。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、回生制動用の抵抗を用いずに、走行時
にモータへ電力を供給するためのバッテリ電源を利用し
て回生制動時の誘導起電力を吸収させることで、装置の
小型化ならびに回路構成の簡略化を図るようにした電気
自動車の回生発電電力吸収回路を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電気自動車の回生発電電力吸収回路は、
バッテリ電源からモータへ電力を供給するスイッチ手段
がオフ状態であっても、モータの回動によって発生する
誘導起電力をバッテリ電源へ供給させるための一方向性
通電手段を備え、モータ回動時の誘導起電力をバッテリ
電源で吸収させるようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、バッテリ電源からモータへ電力を供
給するスイッチ手段は、ドレインとソース間に逆極性で
並列に接続されたダイオードを内蔵した電力用電界効果
トランジスタを用い、この電力用電界効果トランジスタ
に内蔵されたダイオードを利用して一方向性通電手段を
構成してもよい。
【0011】
【作用】この発明に係る電気自動車の回生発電電力吸収
回路は、一方向性通電手段を備え、モータの回動によっ
て発生する誘導起電力をバッテリ電源へ供給して吸収さ
せる構成としたので、モータが外力等で回動された際に
発生する誘導起電力(回生発電電力)を消費させるため
の回生抵抗、ならびに、回生状態を切り替えるための回
路が不要となり、回路構成の簡略化を図ることができ
る。
【0012】また、バッテリ電源からモータへ電力を供
給するスイッチ手段を、ドレインとソース間に逆極性に
並列接続されたダイオードを内蔵した電力用電界効果ト
ランジスタを用いて構成したので、この電力用電界効果
トランジスタに内蔵されたダイオードを介して回生発電
電力をバッテリ電源側へ供給することができる。よっ
て、ダイオード等の一方向性通電手段を新たに設けなく
てよく、回路構成部品点数の削減を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る電気自動車の回生発電
電力吸収回路の回路構成図である。この発明に係る回生
発電電力吸収回路1は、電気自動車の鍵等を用いて操作
されるメインスイッチ2をオン状態に操作することで、
バッテリ電源3から図示しないヒューズ等を介して各種
負荷(灯火器類や制御回路等)4、ならびに、遅延タイ
マ5へ電源を供給する構成としている。
【0014】遅延タイマ5は電源が供給された時点から
予め設定した所定の遅延時間が経過した時点で、リレー
駆動出力5aを出力するよう構成している。リレー駆動
回路6は、リレー駆動出力5aに基づいてリレー7の巻
線7aを通電状態にして、リレー7のメーク接点7bを
導通状態にするよう構成している。図1ではリレー駆動
回路6の一具体例としてNPN型トランジスタとベース
抵抗およびベース・エミッタ間抵抗からなる回路を示し
た。そして、リレー7のメーク接点7bを介してインバ
ータ8へバッテリ電源3を供給するようにしている。イ
ンバータ7の正極側ならびに負極側の電源端子8a,8
b間には電源平滑用コンデンサ9を接続している。
【0015】インバータ7の正極側端子8aとバッテリ
電源3の正極側端子との間に、一方向性通電手段として
のダイオード10を設けている。ダイオード10はアノ
ードがインバータ7の正極側端子8aに、カソードがバ
ッテリ電源3の正極側となるよう接続している。リレー
7のメーク接点7bに並列に、ダイオード11aと抵抗
11bを直列接続してなる充電回路11を設けている。
遅延タイマ5の遅延時間は、抵抗11bの抵抗値を電源
平滑用コンデンサ9の容量値で定める充電時定数を考慮
して、電源平滑用コンデンサ9がある程度充電された以
降にリレー7を動作させるよう設定している。
【0016】インバータ8は、ドレインとソース間に逆
方向接続されたダイオードQD1〜QD6を内蔵する電
力用電界効果トランジスタ(FET)Q1〜Q6を3相
ブリッジ接続して、3相同期モータ12の各相へ電力を
供給する構成としている。
【0017】以上の構成における動作を説明する。メイ
ンスイッチ2がオン状態になると、充電回路11を介し
て平滑用コンデンサ9への充電がなされる。充電回路1
1内の抵抗11bを介して平滑用コンデンサ9への充電
を行なうので、この抵抗11bによって充電電流が制限
される。したがって、過大な充電電流が流れることはな
く、メインスイッチ2の接点が損傷されることはない。
【0018】遅延タイマ5は、所定の遅延時間が経過し
た後にリレー駆動出力5aを出力するので、リレー駆動
回路6を介してリレー7の巻線7aが通電され、リレー
7のメーク接点7bはオン状態となる。これにより、イ
ンバータ8へは電流制限されない状態で、バッテリ電源
3が供給される。そして、図示しないインバータ制御回
路から各電力用電界効果トランジスタ(FET)Q1〜
Q6のゲートに制御信号が供給されることによって、交
流電力がモータ12へ供給される。これによってモータ
12が回動駆動され、図示しない動力伝達機構を介して
駆動輪が回転駆動され、電気自動車の走行がなされ
る。。
【0019】メインスイッチ2をオフにした状態で下り
坂走行や牽引走行を行なうと、走行に伴う外力によって
モータ12が回転駆動され、モータ12の巻線(図示し
ない)に誘導起電力が発生する。この誘導起電力は、イ
ンバータ8を構成する各電力用電界効果トランジスタ
(FET)Q1〜Q6に内蔵されたダイオードQD1〜
QD6、ならびに、一方向性通電手段としてのダイオー
ド10を介してバッテリ電源3へ供給され、バッテリ電
源3に吸収される。
【0020】一方向性通電手段としてのダイオード10
は、インバータ12の正極側端子8aとバッテリ電源3
の正極側との間に設けているので、メインスイッチ2が
オフ状態であっても、モータ12の回動によって発生さ
れた誘導起電力をバッテリ電源3側へ供給され、このバ
ッテリ電源3を負荷として回生制動がなされる。
【0021】一方向性通電手段としてのダイオード10
がない場合、誘導起電力によってインバータ8の電源端
子8a,8b間の電圧は高圧になるため、この高圧に耐
えるよう高耐圧の電力用電界効果トランジスタ(FE
T)Q1〜Q6、ならびに、高耐圧の平滑用コンデンサ
9を用いる必要があり回路が高価になるが、一方向性通
電手段としてのダイオード10を設けることで、インバ
ータ8の電源端子8a,8b間の電圧はバッテリ電源3
の電源電圧にほぼ抑制される。
【0022】図2はこの発明に係る他の回生発電電力吸
収回路の回路構成図である。図2に示す回生発電電力吸
収回路21は、リレー7の接点7bを介してインバータ
8へバッテリ電源3を供給する構成とするとともに、充
電回路11内に充電電流を検出するための電流検出器
(カレントプローブ)22を介設し、メインスイッチ2
がオンされると充電電流監視回路23へバッテリ電源3
を供給する構成としたものである。
【0023】充電電流監視回路23は、電流検出器(カ
レントプローブ)22によって検出された充電電流値が
予め設定した電流値以下であれば、リレー駆動出力5a
を出力するよう構成している。したがって、平滑用コン
デンサ9がほぼ充電状態にあり、充電回路11を介して
流れる充電電流が小さな値となっている場合は、メイン
スイッチ2をオンすると直ちにリレー7が駆動され、イ
ンバータ8へバッテリ電源3が供給されてモータ12の
運転が可能となる。
【0024】図1に示した回生発電電力吸収回路1で
は、平滑用コンデンサ9の充電状態にかかわらず遅延タ
イマ5を用いてメインスイッチ2のオンから所定時間後
にモータ12の運転を可能しているが、図2に示す構成
では平滑用コンデンサ9の充電状態に応じてリレー7を
オンさせるタイミングを可変しているので、平滑用コン
デンサ9の電荷が放電されていない場合は、メインスイ
ッチ2のオン動作後直ちにモータ12の運転が可能とな
る。
【0025】なお、電流検出器22を用いずに、充電電
流を制限する抵抗11bの両端に発生する電圧を検出
し、その電圧降下値に基づいてリレー7をオンさせるタ
イミングを制御するようにしてもよい。また、発光ダイ
オードと受光素子を組み合わせたフォトカプラ等を用
い、発光ダイオードを充電回路11に直列に介設し、受
光素子側から充電電流に応じた出力を得ることで充電電
流を検出するようにしてもよい。フォトカプラ等を用い
ることで充電回路側の電源と充電電流監視回路側の電源
を分離することができるので、モータ12駆動専用の走
行用バッテリ電源とこの走行用バッテリ電源とは絶縁さ
れた制御回路等専用のバッテリ電源を備える構成であっ
ても、充電電流を監視し、リレー7のオンタイミングを
調節することで、リレー7の接点7bが過大電流で損傷
されるの防止することができる。
【0026】図3は請求項2に係る電気自動車の回生発
電電力吸収回路の回路構成図である。図3に示す回生発
電電力吸収回路31は、バッテリ電源3からインバータ
8を介してモータ12への通電をオン・オフするスイッ
チ手段として、電力用電界効果トランジスタ32を用い
たものである。図3では、スイッチ手段としてのNチャ
ンネル型の電力用電界効果トランジスタ32を、インバ
ータ8の負極側電源端子8bとバッテリ電源3の負極側
との間に介設した例を示した。電力用電界効果トランジ
スタ32は、ドレインDとソースS間にダイオード32
aが内蔵されたものを用いている。内蔵されたダイオー
ド32aはカソードがドレインD側、アノードがソース
S側となる構造である。
【0027】メインスイッチ2がオンされると、通電制
御回路33はゲート駆動電力33aを電力用電界効果ト
ランジスタ32のゲートGへ供給し、電力用電界効果ト
ランジスタ32を導通状態へ制御する。これにより、イ
ンバータ8への通電がなされ、モータ12の運転が可能
となる。
【0028】回生制動状態でモータ12の各巻線(図示
しない)に誘導起電圧が発生すると、この誘導起電圧に
よって、インバータ8を構成する各電力用電界効果トラ
ンジスタQ1〜Q6のドレイン・ソース間に並列接続さ
れたダイオード、バッテリ電源3、スイッチ手段を構成
する電力用電界効果トランジスタ32に内蔵されたダイ
オード32aを介して電流が流れ、バッテリ電源3を負
荷として回生制動がなされる。メインスイッチ2がオフ
されており、スイッチ手段を構成する電力用電界効果ト
ランジスタ32がオフ状態となっていても、この電力用
電界効果トランジスタ32に内蔵されたダイオード32
aを介して回生制動電流が流れ、バッテリ電源3を負荷
とした回生制動が可能である。
【0029】なお、平滑用コンデンサ9への充電電流を
制限するため、数オーム程度の抵抗値を有する充電電流
制限抵抗Rを、平滑用コンデンサ9に直列に挿入する構
成としてもよい。充電電流制限抵抗Rの挿入によって、
インバータ8からモータ12側への電荷放電する際のイ
ンピーダンスが増加し、インバータ8のスイッチング動
作時に電源電圧の脈動が大きくなるのを軽減するため、
充電電流制限抵抗Rに並列にダイオードDを蓄積した電
荷の放電方向に対して順方向となるよう接続し、このダ
イオードDのオン抵抗と充電電流制限抵抗Rの並列合成
抵抗によって電荷放電時の直流抵抗分を低減させ、イン
バータ8のスイッチング動作に伴う電源電圧の変動が大
きくならないようにしている。ダイオードDの替わりに
リレーの接点を設け、平滑用コンデンサ9への充電が完
了した以降にリレーの接点を閉じる構成とすることで、
過大な充電電流を抑制するとともに、インバータ8の動
作時の電源電圧変動を軽減させるようにしてもよい。
【0030】図4は直流ブラシ式モータを用いた電気自
動車の回生発電電力吸収回路の回路構成図である。図4
に示した回生発電電力吸収回路41は、図示しない車両
のメインスイッチがオンされ、平滑用コンデンサ9への
プリチャージが完了した時点で閉結される接点42に、
一方向性通電手段としてのダイオード43を並列に接続
するとともに、図示しない運転制御装置から出力される
運転指令に基づいて導通状態に駆動されて直流ブラシ式
モータ44への通電を制御する電力用電界効果トランジ
スタ45に、ダイオード45aを内蔵したものを用いた
ものである。
【0031】図示しないメインスイッチがオフされ接点
42が開放状態にあるとき、または、運転指令が供給さ
れておらず電力用電界効果トランジスタ45がオフ状態
にあるときに、電気自動車の坂道走行や牽引走行によっ
て直流ブラシ式モータ44が回動され、直流ブラシ式モ
ータ44の巻線(図示しない)に誘導起電力が発生して
も、発生した誘導起電力によって、一方向性通電手段と
してのダイオード43−バッテリ電源3−電力用電界効
果トランジスタ45に内蔵されたダイオード45aの経
路で回生電流が流れ、回生制動に伴って発生した誘導起
電力はバッテリ電源3で吸収される。
【0032】なお、直流ブラシ式モータ44に並列に接
続したダイオード44aは、このモータ44への通電を
遮断した際等に発生する逆極性のサージ電圧を吸収する
ためのものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る電気
自動車の回生発電電力吸収回路は、一方向性通電手段を
備え、モータの回動によって発生する誘導起電力をバッ
テリ電源へ供給して吸収させる構成としたので、回生発
電電力を消費させる回生抵抗ならびに回生状態を切り替
えるための回路が不要となり、回路構成の簡略化を図る
ことができる。
【0034】請求項2に係る電気自動車の回生発電電力
吸収回路は、バッテリ電源からモータへ電力を供給する
スイッチ手段を、ドレインとソース間に逆極性に並列接
続されたダイオードを内蔵した電力用電界効果トランジ
スタを用いて構成したので、この電力用電界効果トラン
ジスタに内蔵されたダイオードを介して回生発電電力を
バッテリ電源側へ供給することができる。よって、ダイ
オード等の一方向性通電手段を新たに設けなくてよく、
回路構成部品点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気自動車の回生発電電力吸収
回路の回路構成図
【図2】この発明に係る他の回生発電電力吸収回路の回
路構成図
【図3】請求項2に係る電気自動車の回生発電電力吸収
回路の回路構成図
【図4】直流ブラシ式モータを用いた電気自動車の回生
発電電力吸収回路
【図5】従来の回生発電電力吸収回路の回路構成図
【図6】他の従来の回生発電電力吸収回路の回路構成図
【符号の説明】
1,21,31,41 回生発電電力吸収回路 2 メインスイッチ 3 バッテリ電源 7b バッテリ電源からモータへ電力を供給するスイッ
チ手段を構成するリレーの接点 8 インバータ 9 平滑用コンデンサ 10 一方向性通電手段を構成するダイオード 12,44 モータ 32 バッテリ電源からモータへ電力を供給するスイッ
チ手段を構成する電力用電界効果トランジスタ 32a スイッチ手段を構成する電力用電界効果トラン
ジスタに内蔵されたダイオード(一方向性通電手段を構
成するダイオード)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ電源からモータへ電力を供給す
    るスイッチ手段がオフ状態であっても、前記モータの回
    動によって発生する誘導起電力を前記バッテリ電源へ供
    給させるための一方向性通電手段を備え、前記モータ回
    動時の誘導起電力を前記バッテリ電源で吸収させるよう
    にしたことを特徴とする電気自動車の回生発電電力吸収
    回路。
  2. 【請求項2】 前記バッテリ電源からモータへ電力を供
    給するスイッチ手段は、ドレインとソース間に逆極性で
    並列に接続されたダイオードを内蔵した電力用電界効果
    トランジスタを用い、この電力用電界効果トランジスタ
    に内蔵されたダイオードを利用して前記一方向性通電手
    段を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気自動
    車の回生発電電力吸収回路。
JP6153864A 1994-07-05 1994-07-05 電気自動車の回生発電電力吸収回路 Pending JPH0823601A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900606B2 (en) * 2002-12-23 2005-05-31 Samsung Electronics Co., Ltd Device for inrush current prevention and dynamic braking in a motor
JP2011147237A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Honda Motor Co Ltd 電動車両の回生充電制御装置
JP2019030198A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 株式会社デンソー 電源システム
CN111446889A (zh) * 2020-04-29 2020-07-24 中国人民解放军国防科技大学 一种基于超级电容-能耗电阻的可控再生制动系统及其控制方法
JP2021044971A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 新電元工業株式会社 プリチャージ回路、及びモータ制御装置

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