JPH0217316Y2 - - Google Patents

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JPH0217316Y2
JPH0217316Y2 JP1982128089U JP12808982U JPH0217316Y2 JP H0217316 Y2 JPH0217316 Y2 JP H0217316Y2 JP 1982128089 U JP1982128089 U JP 1982128089U JP 12808982 U JP12808982 U JP 12808982U JP H0217316 Y2 JPH0217316 Y2 JP H0217316Y2
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JP
Japan
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wind
plate
sound
silencer
wind tunnel
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JP1982128089U
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English (en)
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JPS5932952U (ja
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、U曲がりのサイレンサの付いた風洞
の改良に関するものである。
航空機や自動車などの空気力特性の試験や、煙
突から出る煙の拡散の模擬試験などでは、風洞が
使用される。風洞は、送風機によつて発生された
風を連続した胴内に流し、その風を航空機などに
作用させ空気力を測定したり、その風の流れを可
視化したりするものであるが、送風機で発生した
風を再び送風機に戻す回流式と、そのまま大気に
開放する開放式に大別されている。
風洞は、送風機自身の発生する音はもちろん、
洞内を通過する風の音にかなりなものを有してお
り、近くに人家があり、特に夜間の試験では騒音
公害を撤き散らしかねない。そこで風洞は、各種
の消音機構を有している。
第1図には従来の回流式の風洞を示してある
が、ここにも2種の消音機構が配備してある。
回流式風洞は、送風機1で発生した風を送風機
のデイフユーザ2、集合胴3、ノズル4、測定胴
5、測定胴のデイフユーザ6などから構成される
略矩形の風路を形成されたものである。なお、矩
形の4隅に配設されるガイドベーン7および集合
胴3内に配設される整流格子8・整流金網9は、
胴内の風の流れ方向を平行に統一したり、流速分
布の均一化と乱れの低減を図るものである。
消音機構のうち1つはスプリツタ形サイレンサ
Aであつて、特に高周波数域の音を吸収するも
の、他の1つはU曲がりサイレンサBであつて、
低周波数から高周波数までの音を吸収するもので
ある。
このU曲がりサイレンサBは、風路を形成する
胴を風軸と直交し、主風路より突出して風の流れ
を変える消音板と消音板を挾み略コの字状に曲げ
られ両端が胴に連接されるバイパス胴よりなり風
路断面積が略一定に保持され消音板の表面には吸
音材が内貼りされている。胴内を流れてきた風
は、消音板に衝突し向きを90度変えられ、更に消
音板に沿つて上沿した後、バイパス胴の略コの字
に沿つて下降し、再び胴内の流れに戻る。この屈
曲した流れを生じさせることによつて吸音効果が
出てくる訳であるが、同時に圧力損失も大きなも
のとなる。
従つて、従来のU曲がりサイレンサ付風洞で
は、多少の騒音の許容される昼間の試験でありな
がら強風や、高風速を発生することのできないと
いう大きな欠点があつた。
連続した胴で形成された風路内に風を流す風洞
であつて、胴を風軸と直交して仕切りその表面に
吸音材が貼接された消音板と、同消音板を挾み略
コの字状に曲げられ両端が胴に連接されるバイパ
ス胴とからなるU曲がりサイレンサを具備する風
洞において、上記消音板をバイパス胴端部の風路
断面積と実質的に同じ面積の衝突板とガイド板と
に分割し、上記衝突板を開閉可能にしたことを特
徴とし、その目的とするところは、夜間の試験な
ど騒音を出すことが好ましくない場合はU曲がり
サイレンサの能力を発揮させ、一方、騒音制限の
ない場合にはその能力を低下させ圧力損失を少な
くして最高風速を上昇させることのできるU曲が
りサイレンサ付風洞を提供するものである。
以下、本考案の実施例を第2図、第3図により
説明するが、第2図は本考案の第一実施例を示す
もので第1図の矢視−断面図であり、横開き
の実施例である。
又、第3図は、本考案の第2実施例を示すもの
で第1図の矢視−断面図におけるU曲りサイ
レンサBの一部のみを示したたて開きの実施例で
ある。第2図に示す通りU曲りサイレンサBは、
風路の内壁に固定されたガイド板B4とその下方
に配置され、風路の断面積と実質的に同じ面積の
横開き(観音開き)(第1図B部及び第2図に示
す一点鎖線参照)で開閉する衝突板B1とからな
る消音板Jと消音板Jを挾み略コの字状に形成さ
れ両端が胴に連接されるバイパス胴B2と、消音
板Jの外面及びバイパス胴B2の内面に貼り仕け
られた吸音材B3とから構成されている。そして
消音板Jの上端とバイパス胴B2の内面との間に
はバイパス胴B2両端部の風路断面積と略同じ面
積の空間が形成されている。
又、第3図に示すU曲りサイレンサBは、ガイ
ド板B4と衝突板B1を蝶番B5で結合し、消音
板Jを形成し、衝突板B1は蝶番B5を支点に揺
動可能にされており、バイパス胴B2、吸音材B
3は第2図に示したものと同一である。
本実施例においては、夜間の試験など騒音を出
すことが好ましくない場合は衝突板B1を閉にす
ることにより胴内を流れてきた風は衝突板B1に
当り、向きを変えられてガイド板B4に沿つて上
沿した後、バイパス胴B2に沿つて下降し再び胴
内の流れに戻るこの屈曲した流れ(第2図の矢視
F1〜F3)を生じたせることによつてU曲りサ
イレンサBの能力を発揮させ、一方、騒音制限の
少い場合には衝突板B1を横開き又はたて開きに
してサイレンサの能力を低下させ圧力損失を少な
くして最高風速を上昇させるものである。
従つて、衝突板B1は胴を風軸と直交する方向
に仕切ることは勿論、胴を完全に開放することも
可能となり、ひいては騒音の調整も可能となる。
なお、上記実施例では、衝突板B1の横開き観
音開き、蝶番を介してのたて開きを説明したが、
この場合に衝突板B1がバイパス胴B2の胴との
連接部を必ずしも塞ぐ必要はなく、例えば衝突板
B1を昇降式にし、開度を調節するようにしても
よい。
本実施例の風洞では、衝突板B1によつて胴を
閉にすればU曲りサイレンサが能力を発揮し発生
する音を小さくでき、又、衝突板B1を全開にす
ると風路が貫通して圧力損失が低減し、その分だ
け風速を増加(約10%)することが可能となる。
すなわち、本考案のU曲がりサイレンサ付風洞で
は、開閉可能な衝突板の作動によつてその目的に
応じた使い分けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はU曲りサイレンサを有する従来の風洞
の平面図、第2図は本考案の第1実施例を示す第
1図のA−A視断面図、第3図は本考案の第2実
施例を示す第1図のA−A視部分断面図である。 1……送風機、6……測定胴、B……U曲りサ
イレンサ、B1……衝突板、B2……バイパス
胴、B3……吸音材、B4……ガイド板、B5…
…蝶番、J……消音板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続した胴で形成された風路内に風を流す風洞
    であつて、胴を風軸と直交して仕切りその表面に
    吸音材が貼接された消音板と同消音板を挾み略コ
    の字状に曲げられ両端が胴に連接されるバイパス
    胴とからなるU曲がりサイレンサを具備する風洞
    において、上記消音板をバイパス胴端部の風路断
    面積と実質的に同じ面積の衝突板とガイド板とに
    分割し、上記衝突板を開閉可能にしたことを特徴
    とするU曲がりサイレンサ付風洞。
JP12808982U 1982-08-25 1982-08-25 U曲がりサイレンサ付風洞 Granted JPS5932952U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808982U JPS5932952U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 U曲がりサイレンサ付風洞

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808982U JPS5932952U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 U曲がりサイレンサ付風洞

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5932952U JPS5932952U (ja) 1984-02-29
JPH0217316Y2 true JPH0217316Y2 (ja) 1990-05-15

Family

ID=30290691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12808982U Granted JPS5932952U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 U曲がりサイレンサ付風洞

Country Status (1)

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JP (1) JPS5932952U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311619Y2 (ja) * 1981-01-19 1988-04-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5932952U (ja) 1984-02-29

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