JPS6029713Y2 - 風洞 - Google Patents

風洞

Info

Publication number
JPS6029713Y2
JPS6029713Y2 JP15754079U JP15754079U JPS6029713Y2 JP S6029713 Y2 JPS6029713 Y2 JP S6029713Y2 JP 15754079 U JP15754079 U JP 15754079U JP 15754079 U JP15754079 U JP 15754079U JP S6029713 Y2 JPS6029713 Y2 JP S6029713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
nozzle
wind tunnel
test object
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15754079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5682536U (ja
Inventor
和男 広田
誠司 桑迫
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP15754079U priority Critical patent/JPS6029713Y2/ja
Publication of JPS5682536U publication Critical patent/JPS5682536U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6029713Y2 publication Critical patent/JPS6029713Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本案は自動車の空調テスト用風洞に係るものである。
第1図及び第2図は従来のこの種の風洞を示し、駆動用
モータ1で駆動される送風機2によって送られた風は拡
散筒3、異形胴4を通って熱交換部5で加熱、冷却及び
加湿されて空気温度と湿度とを調整され、継胴6及び直
胴7に至り、同直胴7で交流翼8によって方向を変換さ
れ、主ダンパ9の内蔵され、且つバイパスダクト10の
岐出された集合胴11を経てノズル12より供試車Mに
吹出される。
この空気の流れは供試車Mの周囲を流れ、前記ノズル1
2に対設された受胴13を通り、受胴13周囲より吸引
された空気の巻込量の分は、受胴13の下流でディフュ
ーザの作用によって壁圧が上昇した個所に配設された開
放窓14より放出される。
受胴13内に導入された風は変流翼15によって方向を
変換され、送風機2に送られる。
なお前記バイパスダクト10にはダンパ16が内蔵され
、通常同ダンパ16によって閉塞されている。
前記風洞において実車車室内の空調性能試験をアイドリ
ング状態で行なおうとする場合、例えば冬期に自動車の
エンジンが始動し難いというとき、その状態を風洞で再
現するため室温を一5℃に設定してエンジンが始動でき
るか否かのテストを行なう必要がある。
このような現場を風洞で再現させるには、実際は車は走
行していないので車に当る風速はQm/Sにする必要が
ある。
しかし風洞の測定室を一5°Cにするには送風機2を駆
動回転して熱交換部5で冷却した気流を測定室に流す必
要がある。
要するに測定室の空気を動かす必要がある。
そこでこの空気も動かす速度を0.5m/s以下にして
実際の風速Om/sに対応してテストを行なうものであ
る。
このため送風機2の回転を、最低近くの回転数として、
集合胴12の主ダンパ9を全閉状態近くまで閉じ、バイ
パスダクト10のダンパ16を開して、同ダクト10よ
り測定室17に送風する。
なお送風量の最小限は、前記熱交換部5が効果を発揮し
うる風量とする。
しかしながら前記従来の風洞においては供試車M車室内
の空調性能試験をアイトング状態で行なうことのできる
ようにするために、集合胴12内に大きなダンパ9を配
設しなくてはならず、更に長尺のバイパスダクト10を
必要とし、コストが嵩む憾みがあった。
本案はのような欠点を除去するために提案されたもので
、間隔を存して対設されたノズルと受胴との間に供試物
体を置いて試験を行なうように構成された風洞において
、前記供試物体とノズルとの間に同ノズルより吹出され
た風の一部を供試体に指向して通過させて残りの風は前
記供試体まわりに迂回させる抵抗体を配設するとともに
、前記受胴の外周壁には吸込窓を設け、かつ同受胴の入
口と前記吸入窓との間には風量調整用ダンパを設けてな
ることを特徴とする風洞係るものである。
本案に係る風洞は前記したように、間隔を存して対設さ
れたノズルと受胴との間に置かれた供試物体の前に低部
を配設して、前記ノズルより吹出された風の一部のみ供
試物体に指向して通過せしめ、それ以外の大部分の風を
同抵抗部材の外周を通って測定室の周壁に向って流れる
ようにしたので、前記抵抗部材による通過風量を調整す
ることよって供試物体周囲の流速を所定の低速度を超え
ることのないようにしうるものであり、また前記抵抗部
材の外枠を通って測定室周壁に向って流れる大部分の風
は前記受胴の外周壁に設けた吸込窓より前記受胴内に吸
引されて風路系に回流されるものである。
このように本案によれば前記抵抗部材が従来のバイパス
ダクトの用を果し、従って従来の如き長いバイパスダク
ト及び主ダンパ並にバイパスダクト内のダンパが不要に
なり、コストが低減される。
また従来のように吹口の上流に主ダンパを配設すること
は測定部に主ダンパの剥離による乱れが生起し易く、風
路全体の圧力損失も上昇して送風機の動力が増大するが
、本案においてはこのような主ダンパがないので乱れの
少ない気流を得ることができる。
またバイパスダクトがないので測定室の壁を貫通させる
必要がなく場所を広く使用できる。
なお従来前記集合胴内に配設されていた大型のダンパの
代りに受胴内に小形のダンパを配設して受胴上流側を閉
塞側に調整し、吸込窓より前記したように測定室の周壁
に向って流れる大部分の風量を吸引させるようにすれば
よく、本案の風洞は従来のものと同性能で著しくコスト
を節減しうるものでる。
以下本案を図示の実施例について説明する。
第3図及び第4図において、21は送風機22の駆動用
モータ、23は拡散胴、24は異形胴、5は熱交換部、
26は継胴、27は直胴、28は同直胴27内に配設さ
れた交流翼、29は集合胴、30はノズル、31は受胴
、32は同受胴31内に配設された交流翼である。
前記受胴31の下流側にはダンパ33が配設され、更に
その下流側側壁及び頂壁には吸込窓34at34bが配
設されている。
而して図示の装置で自動車のアイドリング状態における
車室内空調試験を行なう場合、測定室35内において、
前記ノズル30と受胴31との間に置かれた供試車Mの
前方に、多孔室または金網群よりなる抵抗部材6を配設
し、ノズル30から噴出される気流を減速して供試物体
周囲の流速0.5m/ s以下にする。
一方、受胴1内のダンパ33を閉塞側に調整して同受胴
31に設けた前記会意34at 34bを全て吸込窓
として働くようにして、受胴31人口の流込速度を0.
5m/sに制限し、車体周囲の流速がQ、5m/ s以
上にならないようにする。
而してノズル30から出た風の一部分のみが前記抵抗部
材36を通過して供試車Mに吹出され、大半の風量は抵
抗部材36の外枠を通って受胴31に吸込窓34a*3
4bから流入して送風機22に導かれ、流れは、送風機
22の出口側の拡散筒23で圧力を回復し、異形胴24
を通って熱交換部25に流入し、間部で気流温度と湿度
が調節され、継胴26を経て直胴27に至り、変流翼2
8で方向を変換し、集合胴29に達してノズル30で整
流、増速されて供試車Mに向って流れる。
このように供試車M直前に配設される抵抗部材36は前
記従来の風洞におけるバイパスダクトと同じ作用をする
ものであり、抵抗部材36の開口率を適当に選定するこ
とによってノズル30から供試車Mに向って流れる気流
の速度が0.5m/ sとなり、所要のアイドリング状
態における実車々室内の空調試験を実施しうるものであ
り、従来この種風洞に配設された長大なバイパスダクト
を省略しうるものである。
またノズル30から出る大半の風量は抵抗部材36の外
枠を通って測定室35の周壁に向って流れ、受胴31に
設けた吸込窓34a、34bより風路系に回流されるも
のであり、この際受胴31の頂壁に設けた吸込孔4bに
よって、測定室35の天井部の淀み空気も風路系に回流
されるる。
また大径の集合胴より小径の受胴31にダンパ33を移
すことによって同ダンパ33は従来の風洞の場合に比し
て小形で済む。
なお前記抵抗部材36は不使用時には第3図の点線で示
す如く、2分して測定室35の両側の置場に格納してお
くものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来の風洞の平面図並に側面図
、第3図及び第4図は夫々本案に係る風洞の一実施例を
示す平面図並に側面図である。 30・・・・・・ノズル、31・・・・・・受胴、33
・・・・・・ダンパ、34a・・・・・・吸込窓、34
b・・・・・・吸込窓、36・・・・・・抵抗板、M・
・・・・・供試車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔を存して対設されたノズルど受胴との間に供試物体
    を置いて試験を行なうように構成された風洞におて、前
    記供試物体とノズルとの間に同ノズルより吹出された風
    の一部を供試物体に指向して通過させて残りの風は前記
    供試物体まわりに迂回させる抵抗部材を配設するととも
    に、前記受胴の外周壁には吸込窓を設け、かつ同受胴内
    の入口と前記吸込窓との間には風量調整用ダンパを設け
    てなることを特徴とする風胴。
JP15754079U 1979-11-15 1979-11-15 風洞 Expired JPS6029713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15754079U JPS6029713Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 風洞

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15754079U JPS6029713Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 風洞

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5682536U JPS5682536U (ja) 1981-07-03
JPS6029713Y2 true JPS6029713Y2 (ja) 1985-09-07

Family

ID=29668823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15754079U Expired JPS6029713Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 風洞

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6029713Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5844310B2 (ja) * 2013-06-21 2016-01-13 三菱重工冷熱株式会社 回流式開放型風洞装置および回流式開放型風洞内の気流の整流化方法
CN108255207B (zh) * 2018-01-02 2020-09-22 高砂建筑工程(中国)有限公司 风洞用怠速及喷口装置以及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5682536U (ja) 1981-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1227334A (ja)
JPS6029713Y2 (ja) 風洞
JPH03132428A (ja) 車両の熱交換器用遮蔽装置
EP0325481A2 (en) Automotive air conditioning system
CN211032111U (zh) 一种车辆空调风门、车辆空调装置及车辆
JPS5579952A (en) Cold air discharge grill in air-conditioning duct in vehicle
US6283849B1 (en) Vehicle filtration control system
JPH09156350A (ja) 車両用空調装置
US6136057A (en) Ventilation and filtering system for vehicles
CN107839441A (zh) 空气循环器
JPS61278416A (ja) 自動車用空気調和装置
CN109808451A (zh) 一种汽车空调系统的控制方法、汽车空调系统及汽车
JP7428838B2 (ja) 環境試験装置
JP2000225840A (ja) 車両用空調装置
JPH08122202A (ja) 多目的風洞設備
CN108656893A (zh) 一种特种车用空调主机及汽车
JP3296275B2 (ja) 車両用空気調和装置
CN209683405U (zh) 用于车辆的湿度调节装置及具有其的车辆
CN210487291U (zh) 空气处理机组和焓差实验室
JPS6328714A (ja) 車両用空気調和装置
JPS619322A (ja) 自動車用空調装置の内外気制御装置
JPS6314275Y2 (ja)
SU452720A1 (ru) Система кондиционировани воздуха
SU1144899A1 (ru) Устройство дл подачи воздуха в салон транспортного средства
GB1340365A (en) Air-conditioning apparatus for vehicles