JPH0217259Y2 - - Google Patents

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JPH0217259Y2
JPH0217259Y2 JP1984096091U JP9609184U JPH0217259Y2 JP H0217259 Y2 JPH0217259 Y2 JP H0217259Y2 JP 1984096091 U JP1984096091 U JP 1984096091U JP 9609184 U JP9609184 U JP 9609184U JP H0217259 Y2 JPH0217259 Y2 JP H0217259Y2
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pipe
sheath
copper
tube
conveyor
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JP1984096091U
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、コンクリート床スラブ内に埋設さ
れたサヤ管(鉄管あるいはコルゲート樹脂管)内
に細径の銅管からなる加熱流体(例えば温水)搬
送管(以下搬送管という)を挿通して配管する、
サヤ管工法に用いる搬送管に関する。 従来の技術 従来、サヤ管工法に用いる搬送管には、第4図
〜第10図にそれぞれ示すような種々の型式のも
のが知られている。 第4図は単一の銅管1に樹脂層2を設けたもの
であり、第5図は更に樹脂層2の外面に熱放射率
の低い被覆としてアルミニウムはく積層フイルム
3を設けて断熱性能を大きくしたものであり、第
6図は第4図の樹脂被覆銅管1を2本対にして往
管と復管とし、これらを樹脂の外皮4で結束する
ように外装したものであり、第7図は前記一対の
樹脂被覆銅管1を結束するようにアルミニウムは
く積層フイルム3で巻き付けたものであり、第8
図は銅管1を一対とし、両管の間における熱移動
を軽減し、併せて管の座屈を防止するための樹脂
条片5を両管の間に介在させた状態でアルミニウ
ムはく積層フイルム3で巻き付けたものであり、
第9図は第8図のものにおいて、アルミニウムは
く積層フイルム3に代えて、樹脂外皮4を設けた
ものであり、第10図は更に樹脂外皮4の外面に
アルミニウムはく積層フイルム3を巻き付けて第
9図のものの断熱性能を高めたものである。 第6図〜第10図に示したような、一対の銅管
1を組み込んだ搬送管は、新型式の配管材として
サヤ管はもちろん、サヤ管を楕円形としたような
形状のコルゲート外側管に挿入されて、断熱管と
して使用されようとしている。 考案が解決しようとする問題点 従来、搬送管をコンクリート床スラブ内に埋設
されたサヤ管内部に挿入させるには、サヤ管内部
にワイヤーを挿入し、ワイヤーの一端に搬送管の
先端を接続し、サヤ管内を通してワイヤーの反対
端を引張つて、搬送管をサヤ管内部に引き込む方
法をとつている。 ところが、前記各図に示したような、樹脂層
2、アルミニウムはく積層フイルム3、樹脂外皮
4を単独で又は複合して設けてある搬送管は、単
管でも一対のものでも、サヤ管内面との空間が比
較的広くないので、通常、曲りくねつているサヤ
管内への挿入作業は、搬送管がサヤ管内面と接触
し摩擦が生じるため、かなりの引抜力を必要とし
困難である。 更に上記の断熱管においては、長尺管の中央部
など管端から座屈防止用の樹脂棒を挿入し難い箇
所において、曲げ加工を行なう際に、銅管に座屈
が起こりやすい。また座屈が起きた場合には、コ
ルゲート外側管とサヤ管工法用搬送管とは直接に
接触していないため、座屈の検知はできない。し
たがつて従来行なわれているような曲げ半径の小
さい曲げ加工は、上記断熱管に対しては困難であ
る。 そこで、この考案は、従来技術による各種型式
のサヤ管工法用搬送管が有する上述の欠点を解消
して、搬送管をサヤ管内に容易に挿通させること
が可能であり、かつ搬送管が曲げ加工によつて、
その内蔵銅管に座屈が生じにくいようにした、サ
ヤ管工法用搬送管を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 この考案は、コルゲート樹脂管内部に挿通して
配管する加熱流体搬送管において、該搬送管の流
体を搬送する銅管の管壁を管内方に向けて突出さ
せて形成される谷部が、管外周面に螺旋状又は環
状に設けられ、かつ該銅管の外面に合成樹脂およ
び/又はアルミニウム箔積層フイルムが被覆され
ていることを特徴とするサヤ管工法用加熱流体搬
送管としたことにより、上記問題点を解決し得た
ものである。 以下、この考案を図面により詳しく述べる。 第1図〜第3図は、この考案によるサヤ管工法
用搬送管に用いる銅管の一具体例を示すもので、
第1図,第3図のは斜視図、は管軸方向断面
図である。 第1図はスパイラル形の搬送管、第2図は他の
例のスパイラル形の搬送管、第3図は蛇腹形の搬
送管を示している。スパイラル形搬送管では、ス
パイラル溝のスタート数が1〜6であるのが適当
であり、第1図のものはスタート数が1であり、
第2図のものはスタート数が3である。 スパイラル溝のピツチは、次の式を満たすもの
が適当である。 1スタートのもの P1=(1/3〜4)D0 3スタートのもの P3=3P1 P1:1スタートの場合のピツチ P3:3スタートの場合のピツチ D0:管の外径 また、スパイラル溝の深さe[第1図参照]
は0.2〜1mmが適当である。 一方、蛇腹形搬送管においては、第3図に示す
ように、管外面に谷部と山部を設けて蛇腹形を形
成しているが、その隣接谷部間の長さP0は、次
の式を満たすような値とするのが適当である。 P0=(1/3〜4)D′ D′:管の山部における外径 また、谷部の深さe′は0.1〜1mmが適当である。 以上のように、この考案による搬送管は、銅管
に樹脂被覆、樹脂外皮、アルミニウムはく積層フ
イルム等を単独又は複合して設けて、これをサヤ
管内部に挿通するに当つて、銅管外面がスパイラ
ル状又は蛇腹状に形成されているのでサヤ管内面
に対して、前記アルミニウムはく積層フイルム等
を介しての接触摩擦が減少する。 また、スパイラル溝又は蛇腹の谷部の存在によ
つて銅管に屈曲性が与えられる。 以下に、この考案の実施例について述べる。 実施例 以下の表に示すとおり、外径が8mmと15.88mm
の銅管を用いて、それぞれから直管と外形がスパ
イラル状の管を得て、それらのうち小径管からの
ものを一対にして、大径管からのものを単管にし
て、それぞれ表に示す型式のものに組み立て、4
とおりの搬送管とした。 次に、全長7m、公称25mmのポリエチレン製の
電線埋設用コルゲートサヤ管内にワイヤーを挿通
して、その先端をサヤ管の一端に引き出し、ワイ
【表】 考案の効果 上記の表に示した4種の搬送管に対してのワイ
ヤーによるサヤ管内の引抜力の比較から分るよう
に、この考案により外形をスパイラル状にした銅
管を有する搬送管は、それに対する引抜力が、従
来の直管状の搬送管に対する引抜力をほぼ半減す
ることができた。 また、この考案による搬送管は、上記の外形を
もつことにより、屈曲性が与えられているので、
曲げ加工の際に座屈が直管にくらべて発生しにく
い。したがつて曲げ加工を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるスパイラル形の搬送管
の一例を示す図で、そのは斜視図、は横方向
断面図、はにおけるY部分の拡大図、第2図
はこの考案によるスパイラル形搬送管の他の例を
示す斜視図、第3図はこの考案による蛇腹形の搬
送管の一例を示す図で、そのは斜視図、は横
方向断面図、第4図〜第10図は従来の各種型式
の搬送管をそれぞれ示す図で、各図のは管方向
に垂直な断面図、は斜視図、第11図は実施例
において行なつた引張力の測定に使用したサヤ管
の平面図、第12図は同測定において搬送管の引
抜き状態を示す垂直断面図である。 1……銅管、2……樹脂層、3……アルミニウ
ムはく積層フイルム、4……樹脂外皮、5……樹
脂条片、6……サヤ管、7……搬送管、8……ワ
イヤー、9……コンクリート床スラブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コルゲート樹脂管内部に挿通して配管する加熱
    流体搬送管において、該搬送管の流体を搬送する
    銅管の管壁を管内方に向けて突出させて形成され
    る谷部が、管外周面に螺旋状又は環状に設けら
    れ、かつ該銅管の外面に合成樹脂および/又はア
    ルミニウム箔積層フイルムが被覆されていること
    を特徴とするサヤ管工法用加熱流体搬送管。
JP9609184U 1984-06-28 1984-06-28 サヤ管工法用加熱流体搬送管 Granted JPS6113092U (ja)

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JP9609184U JPS6113092U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 サヤ管工法用加熱流体搬送管

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JP9609184U JPS6113092U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 サヤ管工法用加熱流体搬送管

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JPS6113092U JPS6113092U (ja) 1986-01-25
JPH0217259Y2 true JPH0217259Y2 (ja) 1990-05-14

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JP9609184U Granted JPS6113092U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 サヤ管工法用加熱流体搬送管

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JP2010255856A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Panasonic Corp 熱交換器およびそれを用いたヒートポンプ給湯機
JP2011247374A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Sekisui House Ltd 配管構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5743081A (en) * 1980-08-29 1982-03-10 Osaka Gas Co Ltd Double pipings method

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JPS6113092U (ja) 1986-01-25

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