JPH02170626A - マルチパス歪抑圧方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はＦＭ受信機に好適なマルチパス歪抑圧方式の改
良に関する。

［発明の概要］ ＦＭ受信機において、その信号経路に可変狭帯域フィル
タが設けられており、マルチパス歪成分が抽出されると
、これに応答して上記フィルタの中心周波数を変化させ
ることによりＣＮ比を良好にし、かつマルチパス歪の抑
圧も充分に行えるようにしたマルチパス歪抑圧方式であ
る。

［従来の技術］ 第２図にＦＭ受信機における従来のマルチパス歪抑圧方
式を示す。

同図において、１はアンテナ、２はフロントエンド部、
３ａ〜３ｃはアンプ、４は第１ミキサ、５は狭帯域フィ
ルタ、６はリミッタ、７は第２ミキサ、８は広帯域フィ
ルタ、９はＦＭ検波器。

１０はコンポジット信号出力である。

アンテナ１より入力されたマルチパス歪を含むＦＭ変調
信号は、フロントエンド部２により、中間周波数に変換
され、アンプ３ａで増幅される。

第１ミキサ４ではアンプ３ａよりのマルチパス歪と変調
成分を含むＩＦ倍信号、マルチパス歪が抑圧され変調成
分のみを含むリミッタ６ｂよりの信号が混合され、変調
成分が抑圧されたマルチパス歪成分のみが含まれるＩＦ
倍信号出力される。狭４Ｗ域フィルタ５は、マルチパス
歪成分が通過する帯域幅を有し、帯域外の不要信号とノ
イズを減衰させる。狭帯域フィルタ５より出力されたマ
ルチパス歪成分のみを含むＩＦ倍信号、アンプ３ｂ。

リミッタ６ａを通過し、第２ミキサ７で、マルチパス歪
と変調成分を含むＩＦ倍信号混合され、マルチパス歪成
分が抑圧された変調成分のみを含むＩＦ倍信号出力され
る。第２ミキサ７より出力される信号は、広帯域フィル
タ８で、不要な側波帯成分を減衰させ、アンプ３ｃ、リ
ミッタ６ｂを通過し、ＦＭ検波器９によりＦＭ検波され
る。リミッタ６ｂの出力信号は第１ミキサ４でのマルチ
パス歪が抑圧され、変調成分のみを含む信号として使用
される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来方式では、狭帯域フィルタ５の帯域幅は一定で
あり、マルチパス歪成分が全て通過する帯域幅に設定す
る必要があり、これは最悪状態でのマルチパス歪の占め
る帯域幅となる。ン入テム内のミキサ４，７とアンプ３
ｂ＋　３ｃとリミッタ６ａ、、６ｂの素子ノイズ等の閉
ループ内で発生するノイズは、ミキサ４で抑圧されない
。即へ、狭帯域フィルタ５に入力されるので、そのフィ
ルタの帯域内のノイズは減衰しない。よって、この狭帯
域フィルタ５の帯域幅が広いと、該フィルタを通過する
ノイズ量が多くなり、第２図のシステｔ１の閉ループ内
ＣＮ比を劣化させる（マルチパス歪を含んでいない場合
は、この狭帯域フィルタの帯域幅を狭くすることが可能
である）。

［発明の目的］ 本発明の目的はＦＭ受信機において、マルチパス歪を抑
圧すると共にその帯域外のノイズを減衰させてＣＮ比の
劣化も押さえることができるマルチパス歪抑圧方式を提
供するにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するため、受信信号に含まれる
マルチパス歪成分を抽出する手段と、信号経路に介装さ
れた可変狭帯域フィルタとを備え、と記マルチパス歪成
分抽出手段の出力に応答して上記フィルタの中心周波数
を変化せしめるように構成したことを特徴とする。

［作用］ 受信信号中にマルチパス歪を含む場合は上記狭帯域フィ
ルタの帯域幅を広くし、またマルチパス歪を含まない場
合は上記狭帯域フィルタの帯域幅を狭くする。これによ
りマルチパスノイズを抑圧し、しかもその帯域外のノイ
ズも減少させることができる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例を参照して本発明を説明すると、
第１図は本発明のマルチパス歪抑圧方式をＦＭ受信機に
適用した一実施例を示し、第２図と同一符号は同−又は
類似の回路を表す。

上記実施例において、第１図の従来例と相違する点は、
前記狭帯域フィルタに代えて可液狭帯域フィルタ１３を
用いると共に例えば、包絡線検波器１１及びＡＣ成分検
出器１２から成るマルチパス歪成分抽出手段を設け、そ
の出力に応答して上記フィルタの中心周波数を変化せし
めるようにした構成にある。

更に前記実施例では、好適には、例えば、可変移相器１
５を、可変狭帯域フィルタ１３とアンプ３ｂとの間に設
けると共に移相量制御器１４を設けこの移相量制御器１
４により抽出されたマルチパス歪に応答して可変移相器
１４を制御するように構成する。

次に上記実施例の動作を説明する。

アンテナ１より入力されたＦＭ信号は、フロントエンド
部２により中間周波数に変換され、アンプ３ａで増幅さ
れる。アンプ３ａの出力は第１ミキサ４と第２ミキサ７
、包絡線検波器１１に入力する。アンプ３ａの出力はア
ンテナ入力にマルチパス歪がある場合は、変調成分とマ
ルチパス歪成分が含まれ、マルチパスがない場合は、変
調成分のみが含まれる。包絡線検波器１１では、アンプ
３ａの出力信号の包絡線レベルを検出し、ＡＣ成分検出
器１２に入力する。ここで、アンテナ入力にマルチパス
歪がある場合には、包絡線レベルが急激な変化をする。

マルチパス歪がない場合は、包絡線レベルがほぼ一定と
みなせる。よってＡＣ成分検出器１２では、マルチパス
歪がある場合には、その包絡線レベルの急激さに比例し
たレベルの４１１号も出力−４−ど）１１、二の２・＼
（−゛成分検出器１２．の出力レベルにより１１．１変
狭帯域）、イルタ１３の帯域幅制御を行う。また、　’
＋ｉ（変移相器１５の移相量制御にｔＪ使用する、ごこ
での用変狭帯域フィルタ１３には、例えばデイ・ゾタル
ノーイルタを使用する。

、ｉＪ　）（り狭４；Ｖ域−２イルタ１３の帯域幅を変
化すると、フィルタの遅延特性が変化し、第１図のシス
テｌ、の勅名中心周波数も変化する。この動作中心周波
数の変動を補正し、中心周波数を一定に保つため番、−
１可変移相器Ｌ５を１１い、移相値制御器１４により、
ｌ−１ｊ変狭帯域フイルタ１３の帯域幅に対応した移相
量制御を行う。マルチパス歪が大きく、ＡＣ成分検出器
＋２の出力１ノベルが大きい時には、可変狭シＩＦ域フ
ィルタ１３の４ｉＦ域幅を広くする９この時には、ｉｒ
Ｊ変狭変域帯域フィルタ１３過するノイズ量は増加する
。マルチパス歪が小さく、ＡＣ成分検出器］２の出力レ
ベルが小さい時には、可変状４Ｆ域フィルタ１３の帯域
幅を狭くする。この時には、可変狭罹域フィルタ１３を
通過するノイズ量は減少１．２、本システムのＣＮ比は
向７トする。

可変狭帯域フィルタ］−３のＩＦ域幅は、−・ルチベス
歪成分の占有４３゛域幅と等しくすることが望ましく、
マルチパス歪成分がない場合は、搬送波だＵが通過する
搭域幅を持たせる。第１ミキサ４では、アンプ３ａより
の信号と、リミッタ６　））よりの変調成分のみが含ま
れる信号を混合し、可変狭帯域、フィルタ１３の通過帯
域を、変調成分が抑圧された側波の帯域に設定する。可
変狭帯域フィルタ１３を通過したマルチパス歪成分を１
む信号は、）・ンブ３ｂとリミッタ６ｂを通過し、第２
ミギサ７に入力する。

第２ミキサ°７では、アンプ３ａより入力する信号に変
調成分とマルチパス歪成分が含まれる場合には、リミッ
タ６ａより入力する信号に等量のマルチパス歪成分が含
まれる。広帯域フィルタ８をマルチパス歪成分が抑圧さ
れる側波が充分通過し、マルチパス歪成分が加算される
側波を減衰させることを目的とした帯域に設定する。よ
って広帯域フィルタ８の出力は、マルチパス歪成分が抑
圧され、変調成分のみを含む信号となる。広帯域フィル
タ８の出力は、アンプ３ｃとリミッタ６ｂを通過し、第
１ミキサ４とＦＭ検波器９に入力する。

ＦＭ検波器９よりマルチパス歪の抑圧されたコンポジッ
ト信号１０が出力される。

［発明の効果］ 以」―説明したように本発明によれば、アンテナ入力の
マルチパス成分の量により、狭帯域フィルタの帯域幅を
制御するため、マルチパス成分の多くを通過し、その帯
域外のノイズを減衰させる動作が有効に行え１、無駄な
ＣＮ比の劣化を押さえることができる。特に、マルチパ
ス歪が少ない、あるいはマルチパスがない場合、狭帯域
フィルタの帯域幅を狭くし、フィルタを通過するノイズ
を小さくすることで、ＣＮ比を良くし、歪・ノイズ共に
少ない再生が行える。マルチパス歪が多い場合は、再生
出力ではマルチパス歪が特に問題となるため、狭帯域フ
ィルタの帯域幅をマルチパス歪の抑圧を充分に行える帯
域幅にし、歪の少ない再生を行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来のマルチパス歪抑圧方式を示すブロック図である。 ２・・・・・・・・・フロントエンド部、４・・・・・
・・・・第１ミキサ、７・・・・・・・・・第２ミキサ
、９・・・・・・・・・ＦＭ検波器、１１・・・・・・
・・・包絡線検波器、１２・・・・・・・・・ＡＣ成分
検出器、１３・・・・・・・・・可変狭帯域フィルタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信信号に含まれるマルチパス歪成分を抽出する手段と
   、信号経路に介装された可変狭帯域フィルタとを備え、
   上記マルチパス歪成分抽出手段の出力に応答して上記フ
   ィルタの中心周波数を変化せしめるように構成したこと
   を特徴とするマルチパス歪抑圧方式。