JPH02169590A - リゼルグ酸の分離精製方法 - Google Patents

リゼルグ酸の分離精製方法

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JPH02169590A
JPH02169590A JP32295888A JP32295888A JPH02169590A JP H02169590 A JPH02169590 A JP H02169590A JP 32295888 A JP32295888 A JP 32295888A JP 32295888 A JP32295888 A JP 32295888A JP H02169590 A JPH02169590 A JP H02169590A
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JP
Japan
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lysergic acid
acid
lysergic
eluent
synthetic adsorbent
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Pending
Application number
JP32295888A
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English (en)
Inventor
Susumu Takano
進 高野
Takashi Sasaki
隆志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産 土の11 本発明は、麦角アルカロイドを加水分解して得たリゼル
グ酸の水溶液から純度の良いリゼルグ酸を単離する方法
に関するものである。
リゼルグ酸は、医薬品として有用な麦角アルカロイド誘
導体を製造するための原料として有用な化合物である。
従」1久且」L 麦角アルカロイドをアルカリで加水分解して得たリゼル
グ酸の水溶液からリゼルグ酸を単離する最も一般的な方
法は酸析法である0通常リゼルグ酸はアルカリ塩の形で
水溶液となっているので、ある程度濃縮してから酸を加
えてリゼルグ酸の等電点にpHを調整すれば、溶解度差
からリゼルグ酸が析出する。  (Journal o
f Biological Chemi−stry、L
Q4,547.(1934) )  I、かしこの方法
で得たリゼルグ酸は溶液中の不純物を同伴しやすく着色
しており、純度も80%以下のものしか得られない。別
の方法として1強酸性のイオン交換樹脂、例えばD O
WE X 50又はAMBERLITE−IR120を
用いる吸着分離方法も報告されている。(特公昭45−
12302号公報) しかしながら、この方法は発酵液
からの6−メチル−Δt、7エルゴレンー8−カルボン
酸の吸着分離に限定されているなめ、加水分解液から直
接リゼルグ酸を分離する方法には適用できない。またユ
ーゴスラビア国特許第2610860号公報には、シリ
カゲルを充填剤とするカラムクロマトグラフィーを用い
る方法の記載があるが、大量のシリカゲルと大量の溶媒
を必要とし、工業的に実用化できる方法ではない。
が  しようと る課題 以上のように従来技術では、リゼルグ酸を、それを含有
する水溶液から取り上げる技術として工業的実施に満足
できる方法は確立されていないのが現状である。
本発明は、ここに新たなリゼルグ酸の分離精製法を提供
する。
趙  ゛ るt・めの すなわち本発明は、麦角アルカロイドをアルカリで加水
分解して得たリゼルグ酸の水溶液を、スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合体からなる多孔性高分子合成吸着剤と
接触させリゼルグ酸を吸着させた後、溶離剤により溶出
することを特徴とするリゼルグ酸の分離精製法である。
本発明は、特に麦角アルカロイドを過剰のアルカリと共
に加熱し、加水分解して得たリゼルグ酸の水溶液からの
リゼルグ酸の単離を目的とするものである0本発明でい
う麦角アルカロイドは、α−ヒドロキシエチルリゼルグ
酸アミド、リゼルグ酸アミドなとのアミド型麦角アルカ
ロイドおよびエルゴクリブチン、エルゴコルニンなどの
ペプチド型麦角アルカロイドも包括するものである。加
水分解反応は、窒素雰囲気中、麦角アルカロイド量の1
5〜25倍モルの水酸化カリウムや水酸化ナトリウムな
どのアルカリを加えて、還流下に約3時間加熱すればほ
ぼ完全に加水分解反応は終了する。この際、加水分解液
中に含まれる化合物としては、リゼルグ酸の他に少量の
分解物が通常含有される。またリゼルグ酸は、D−リゼ
ルグ酸とD−インリゼルグ酸の混合物として生成される
本発明で使用する高分子合成吸着剤は、ジビニルベンゼ
ン−スチレン共重合体から選ばれる一種が使用できる。
これら高分子合成吸着剤は、分子中に際立った官能基を
有しないで、単にその分子の持つファンデアワールス力
によって化合物を吸着する。一般に粒径は250〜85
0μm、平均孔径は約50OA、さらに表面積は400
〜1000 ya”7gのものが使用される。具体的に
例示すれば、三菱化成工業−のセパビーズ5P207S
P206.5psoo、5P900.ローム及バースト
社のデュオライトS−866およびS−861などが挙
げられる。
高分子合成吸着剤は、バッチ処理で加水分解液を処理す
ることも出来るが、カラムに充填してそこに加水分解液
を流通させる方法がより簡便で好ましい、なお樹脂の使
用量は、リゼルグ酸の吸着能25 B/ml−湿潤樹脂
に基づいて任意に決定される。カラムサイズは、とくに
限定されないが、カラム長は管内径の2〜5倍が好まし
い。
本発明で使用される溶離剤は、70〜95重量%の水を
含有する有機溶剤が使用できる。有機溶剤としては、メ
タノール、エタノール、n−プロパツール、イソプロパ
ツールなどの水溶性アルコール類、アセトンなどの水溶
性ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの水
溶性エーテル類、アセトニトリルなどの水溶性ニトリル
類が使用され、単一溶媒またはこれらの混合溶媒として
用いることができる。
次に、本発明の一実施態様を順を追って説明する。
リゼルグ酸の加水分解液は、pH14以上のものそのま
まで本発明方法に適用できる。高分子合成吸着剤はあら
かじめカラムに充填しておき、水洗する。高分子合成吸
着剤を充填したカラムへの加水分解液の通過空間速度は
、0.2〜2hが適当である。加水分解液の通過終了後
、樹脂体積と同量の水で洗浄し、ついで溶離剤をカラム
に通過させる。溶離剤の使用量は溶媒の種類により異な
るが、樹脂体積の2〜5倍使用すれば充分である。
ノゼルグ酸の溶出が終了したかどうかは、薄層クロマト
グラフィー等によって判定できる。溶離液は減圧下に溶
媒を留去し、全量の1/4程度に濃縮した後、硫酸でP
Hを5.5に調整すれば、はぼ純度95%程度のリゼル
グ酸が沈殿してくる。これを濾別し、乾燥する。濾液か
らも更に濃縮すればリゼルグ酸を回収できるが、純度は
低下する。
溶出の終わった高分子合成吸着剤は樹脂体積の2倍量の
1規定水酸化ナトリウム水溶液を含むイソプロパツール
またはアセトンで洗浄後、更に充分に水洗することによ
って再生することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
夾1」( 実施例 1 麦角菌クラビセプス・バスパリ(C1avicepsp
aspali >の発酵液より得たα−ヒドロキシエチ
ルリゼルグ酸アミドとリゼルグ酸アミドからなる麦角ア
ルカロイド1.46g(純度90%)を水37a+Iに
懸濁した後、水酸化カリウム6、55 gを加えて窒素
雰囲気下3時間加熱還流し、加水分解を行った。得られ
たリゼルグ酸の水溶液451をセパビーズ5P207 
(三菱化成工業■製)501のカラム(φ31x67m
l)に0.5 ml/winの流速で通液したのち、5
01の水で洗浄し、ついで10%インプロパツール水溶
液2001で溶離した。その液を40℃、30 +mm
Hgの条件で551になるまで濃縮したのち、35%硫
酸水でp H5,5に調整した。得られた沈殿物を濾過
、乾燥して純度96%のリゼルグ酸1.03g(収率7
7%)を得た。この時D−リゼルグ酸とD−イソリゼル
グ酸の含有比は83.8対16.2であった。また濾液
を濃縮乾固し2%アンモニア性メタノール抽出により、
リゼルグ酸アンモニウム塩として0.19 g(純度6
1%、収率9,2%)を得た。そのノルマル体とイソ体
の比は、41.6対5&2であった。
実施例2 実施例1と同様に加水分解して得たリゼルグ酸を含有す
る液451をセパビーズ5P207のカラムくφ31X
67mm)に0.5 ml/+inの流速で通液した後
、501の水で洗浄し、ついで10%アセトン水溶液2
001でリゼルグ酸を溶離した。
溶離液を40℃、30 mmHgで約501になるまで
濃縮した。その後は実施例1と同様に処理し、純度95
%のリゼルグ酸0.94g(収率70%)を得た。D−
リゼルグ酸とD−イソリゼルグ酸の比は、91.9対包
1であった。また濾液から実施例1と同様にしてリゼル
グ酸アンモニウム塩0.28g(純度65%、収率14
.2%)を得たが、そのノルマル体とイソ体の比は36
.3対63.7でありた。
尺jト生力」し 本発明によりリゼルグ酸の分離精製は効率良くしかも簡
便に実施できるようになり、工業的規模の生産を特徴と
する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、麦角アルカロイドをアルカリで加水分解して得たリ
    ゼルグ酸の水溶液を、スチレン−ジビニルベンゼン共重
    合体からなる多孔性高分子合成吸着剤と接触させリゼル
    グ酸を吸着させた後溶離剤により溶出することを特徴と
    するリゼルグ酸の分離精製方法。
JP32295888A 1988-12-21 1988-12-21 リゼルグ酸の分離精製方法 Pending JPH02169590A (ja)

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