JPH02167091A - 麦角アルカロイドの分離精製法 - Google Patents

麦角アルカロイドの分離精製法

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JPH02167091A
JPH02167091A JP32295788A JP32295788A JPH02167091A JP H02167091 A JPH02167091 A JP H02167091A JP 32295788 A JP32295788 A JP 32295788A JP 32295788 A JP32295788 A JP 32295788A JP H02167091 A JPH02167091 A JP H02167091A
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JP
Japan
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ergnot
ergot
alkaloids
alkaloid
eluent
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Application number
JP32295788A
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English (en)
Inventor
Susumu Takano
進 高野
Takashi Sasaki
隆志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の1 本発明は、麦角菌クラビセブス・パスバリ(C1avi
ceps paspali>の培養によって得られる発
酵液より麦角アルカロイドを分1lil精製する方法に
関するものである。
麦角アルカロイドは、医薬品として数々の薬効が知られ
ている有用な化合物である。
従」聾生栽」L クラビセブス・パスバリの発酵液は、主たる麦角アルカ
ロイド成分としてα−ヒドロキシエチルリゼルグ酸アミ
ドとリゼルグ酸アミドの8=2混合物を含み、その他に
培地成分である糖類や有機酸のアンモニウム塩、金属イ
オンおよび代謝産物や死菌体の構成成分である蛋白質、
脂質、色素など多数の挟雑物を含有する水溶液である。
従来、麦角アルカロイドを分離する一最的方法としては
、クロロホルム、酢酸エチル、n−ブタン−ルなどの有
機溶媒を用いて抽出する方法が採用されてきた。しかし
ながら、この方法は麦角アルカロイドの回収率を向上さ
せるために大量の溶媒を使用する必要があったり、また
発酵液中に含有される蛋白質、脂質、消泡剤などに起因
する乳化を起こし易いなどの問題点を含んでいる。
また、樹脂を用いる方法としては、特公昭451230
2号公報に強酸性カチオン型イオン交換崩脂を利用する
ことが記載されている。しかしイオン交換樹脂の場合、
樹脂の活性化や再生に特別な処理操作を必要とする上、
樹脂の膨潤や発熱など実用的には問題が多い、特開昭5
4−90198号公報には、アルコール性水酸基などの
1換基を有する不溶性の重合体を用いた麦角アルカロイ
ドの分離ないし精製法が記載されている。しかしその内
容は、エルゴクリブチン、エルゴクリブチン、エルゴコ
ルニンなどのペプチド型麦角アルカロイド混合物を相互
に分離する方法に関するものである。
が ′ しようと る課題 以上のように従来技術では、麦角アルカロイドを、それ
を含有する発酵液がち取り上げる技術として工業的実施
に満足できる方法は確立されていないのが現状である。
本発明は、ここに新たな麦角アルカロイドの分離精製法
を提供する。
題を   るt・めの すなわち本発明は、麦角菌クラビセブス・パスパリ(C
1aviceps paspal i)の培養によって
得られる麦角アルカロイドを含有する発酵液を、スチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合体およびフェノール系樹脂
から泗ばれる1種の多孔性高分子合成吸着剤と接触させ
麦角アルカロイドを吸着させた後、/8離剤により該ア
ルカロイドを溶出することを特徴とする麦角アルカロイ
ドの分M¥lI製法である。
クラビセプス・パスパリの産生ずる発酵液は、αヒドロ
キシエチルリゼルグ酸アミドやリゼルグ酸アミドなとの
アミド型麦角アルカロイドに富むもので、同じ麦角菌で
もクラビセブス・プルブレア(C1avLceps p
urupurea)の発酵液がペプチド型麦角アルカロ
イドを主成分とするものであるのに対して、それらの化
学構造、物理的および化学的性質は互いに異なっている
本発明で使用する高分子合成吸着剤は、ジビニルベンゼ
ン−スチレン共重合体およびフェノール系樹脂から選ば
れる一種が使用できる。これら高分子合成吸着剤は、分
子中に際立った官能基を有しないで、単にその分子の持
つファンデアワールスカによって化合物を吸着する。−
最に粒径は250〜850μm、孔径は約50OA’、
さらに表面積は400〜1000 m27gのものが使
用される。たとえばスチレン−ジビニルベンゼン系共重
合体の場合、三菱化成工業−のセパビーズ5P207、
S P 206.S P 800.5P900、ローム
及バースト社のデュオライトS−866および5−86
1などが挙げられる。またフェノール系樹脂の場合、デ
ュオライト5−761などが挙げられる。
高分子合成吸着剤は、バッチ処理で発酵液を処理するこ
とも出来るが、カラムに充填してそこに発酵液を通過さ
せる方法がより簡便で好ましい。
なお、樹脂の使用量は、麦角アルカロイドの吸着能60
 B/ml−湿潤樹脂に基づいて任意に決定される。カ
ラムサイズは、とくに限定されないが、カラム長は管内
径の2〜5倍が好ましい。
本発明で使用される溶離剤は、アミド型麦角アルカロイ
ドの親水性ゆえに5〜80重量%の水を含有する有機溶
剤が使用できる。有機溶剤としては、メタノール、エタ
ノール、n−プロパツールイソプロパノールなどの水溶
性アルコール類、アセトンなどの水溶性ケトン類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどの水溶性エーテル類、
アセトニトリルなどの水溶性ニトリル類が使用され、単
−i媒またはこれらの混合溶媒として用いることができ
る。また、これらの溶媒系にアンモニア水炭酸水素ナト
リウム水溶液などの弱アルカリ性成分やコハク酸、クエ
ン酸などの弱酸性成分を添加しても良い。
次に、本発明の一実施態様を凧を追って説明する。
クラビセブス・パスパリの発酵液は菌体を濾過後、その
ままでも本発明方法に適用できる。しがし、液のpHは
5.0〜5.5であるので、麦角アルカロイドの収率を
高めたい場合にはアンモニア水にてPHを7.0以上に
調整して行えば、はぼ定量的に麦角アルカロイドを回収
することができる。
高分子合成吸着剤はあらかじめカラムに充填しておき、
水洗する。高分子合成吸着剤を充填したカラムへの発酵
液の通過空間速度は、0.5〜20hが適当である0発
酵液の通過終了後、今度は溶離液をカラムに通過させる
。溶離剤の使用量ならびに通過速度は溶媒の種類により
異なるが、はぼ樹脂体積の3〜6倍くらい使用すれば充
分である。
アルカロイドの溶出が終了したかどうかは薄層クロマト
グラフィー等によって判定できる。溶離液は減圧下に溶
媒を留去したのち、水を含む残渣を酢酸エチルなどの抽
出溶媒で抽出すれば、容易に高純度の麦角アルカロイド
を得ることができる。
溶出の終わった高分子合成吸着剤は樹脂体積の2倍量の
1規定水酸化ナトリウム水溶Hを含むインプロパツール
またはアセトンで洗浄後、更に充分に水洗することによ
って再生することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
火1目」 実施例 1 麦角菌クラビセプス・パスパリの発酵15001(麦角
アルカロイド含量1040膳g、pH5,2)を高分子
合成吸着剤セパビーズ5P207 <三菱化成工業■製
)201を充填したカラム(φ20X64mm)に5 
ml/ming)流速で通液した後、80m1の水で洗
浄し、ついで50%メタノール水溶液80m1で溶離し
た。溶M液から減圧下にメタノールを留去し、残渣をア
ンモニア水でpH9に調整したのち酢酸エチルで抽出し
、酢酸エチルを除去して乾燥すると純度92%の麦角ア
ルカロイド768 mg (収率68%)を得た。
実施例 2 実施例1と同様の発酵液1500ml(麦角アルカロイ
ド含11248mg)を濃アンモニア水でpH9とした
のち、セパビーズ5P207の20m1のカラム(φ2
0X64t+++)に5 ml/winの流速で通液し
た。これを801の水で洗浄し、ついで85%インプロ
パツール水溶液801で溶離した。
実施例1と同様に処理し、純度94%の麦角アルカロイ
ド1314a+g(収率99%〉を得た。
実施例 3 実施例1と同様の発酵液100100O麦角アルカロイ
ド含量s32rsg)を濃アンモニア水でpH9に調整
したのち、デュオライトS−861(ローム及バースト
社製)201のカラム(φ20×64mm)に5 ml
/winの流速で通液し、801の水で洗浄した後、5
0%のアセトン水溶M80mlで溶離した。実施例1と
同様に処理し、純度90%の麦角アルカロイド915[
(収率99%)を得た。
実施例 4 実施例1と同様の発酵液100100O麦角アルカロイ
ド含量832mg>を濃アンモニア水でPH9に調整し
たのち、デュオライト5−761の20[+11のカラ
ム(φ20X64[11)に517w1nの流速で31
1液し、801の水で洗浄した後、50%のアセトン水
溶液801で溶離した。実施例1と同様に処理し純度9
2%の麦角アルカロイド859mg(収率95%)を得
た。
灸1B矢力」し 本発明により簡単な操作で麦角アルカロイドを含有する
発酵液より高純度の麦角アルカロイドを高収率で得るこ
とが可能になった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、麦角菌クラビセプス・パスパリ(Clavicep
    s paspali)の培養によって得られる麦角アル
    カロイドを含有する発酵液を、スチレン−ジビニルベン
    ゼン共重合体およびフェノール系樹脂から選ばれる1種
    の多孔性高分子合成吸着剤と接触させ麦角アルカロイド
    を吸着させた後、溶離剤により該アルカロイドを溶出す
    ることを特徴とする麦角アルカロイドの分離精製法。
JP32295788A 1988-12-21 1988-12-21 麦角アルカロイドの分離精製法 Pending JPH02167091A (ja)

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JP32295788A JPH02167091A (ja) 1988-12-21 1988-12-21 麦角アルカロイドの分離精製法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007073908A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-05 Evultis S.A. A process for the isolation of pharmacologically active principles of vegetable and animal origin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007073908A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-05 Evultis S.A. A process for the isolation of pharmacologically active principles of vegetable and animal origin

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