JPH02168547A - 走査電子顕微鏡 - Google Patents

走査電子顕微鏡

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Publication number
JPH02168547A
JPH02168547A JP63321943A JP32194388A JPH02168547A JP H02168547 A JPH02168547 A JP H02168547A JP 63321943 A JP63321943 A JP 63321943A JP 32194388 A JP32194388 A JP 32194388A JP H02168547 A JPH02168547 A JP H02168547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
objective lens
evaporation source
evaporation
substance
Prior art date
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Pending
Application number
JP63321943A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Inoue
直久 井上
Jiro Osaka
大坂 次郎
Koji Yamada
孝二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP63321943A priority Critical patent/JPH02168547A/ja
Publication of JPH02168547A publication Critical patent/JPH02168547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、汚染による性能劣化を防止した走査電子顕微
鏡に関する。
〔従来の技術〕
近年、走査電子顕微鏡内で試料を加工しながらその試料
の表面の観察を行うことが盛んとなってきた。即ち、走
査電子顕微鏡内で試料を加熱したり、エツチングしたり
或いは試料上に物質を供給して膜を堆積したりすること
が行われるようになってきた。
この場合の問題は、試料から蒸発或いは脱離した物質、
又は試料に供給される物質が、走査電子顕微鏡の対物レ
ンズを始めとする電子光学系に付着してそれらを汚染し
、電子顕微鏡の最も重要な性能である分解能を損ねるこ
とである。以下では、前者の場合は試料から蒸発或いは
脱離した物質(試料)を蒸発源と呼び、後者の場合は試
料に供給される物質(供給源)を蒸発源と呼ぶ。
この問題に対して従来から採られている対策の一つは、
一定期間の観察を行ない、対物レンズ等に蒸発源からの
物質の付着が進んで分解能の劣化が許容できない程度に
なった時に、走査電子顕微鏡を分解して付着物を除去す
ることである。
他の一つは、第2図に示す方法である。この第2図にお
いて、1は真空に保たれた試料室であり、排気装置2や
遮蔽板3を有し、その遮蔽板3の先端(下端)に開口部
4が設けられている。そして、その開口部4の先方(下
方)に、蒸発源ともなる試料5が配置されている。6は
その試料5からの蒸発物質である。7は円筒形の鏡筒で
あり、試料室lの上面に垂直状態、で連結配置されてい
る。そして、この鏡筒7は、電子銃8を持ち、対物絞り
9の先(下)に円錐形の対物レンズ10が、遮蔽板3の
開口部4に対応して、遮蔽板3に対して間隙11を残し
て配置されている。
この電子顕微鏡においては、対物レンズ10の試料室1
側に露出した表面12の周囲を、その表面12と相偵形
の円錐形の遮蔽板3で覆い、試料5から飛来する蒸発物
質6をその遮蔽板3に付着させ、対物レンズ10や対物
絞り9への付着を防止させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者の方法は、走査電子顕微鏡を分解し
て付着物を除去するので、頻繁にその除去作業が必要と
なるという欠点がある。
また、第2図に示した後者の方法では、遮蔽板3が対物
レンズ10の表面12の全周を覆い開口部4は円錐形の
遮蔽板3の頂点だけという構造となっているので、対物
レンズ10と遮蔽板3の間の隙間11が排気装置2によ
り排気され難く、蒸発物質6のうち試料室1内に滞留し
ているものが徐々に隙間11に侵入し、対物レンズ10
等に付着して、分解能を劣化させるという問題があった
このため、前者の方法はど頻繁ではないにしても、付着
物質の除去作業が必要であった。
更に、従来の観察では、試料5を対物レンズ10と対向
させているため、蒸発物質6が対物レンズlOの前面1
3に向かって飛来するので、対物レンズ10の表面12
ばかりでなく前面13にも物質が付着し、更に蒸発物質
6は対物レンズ10の先端開口部から侵入して対物レン
ズ10内部及び対物絞り9に付着してしまうという問題
もあった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的は、蒸発物質の付着による汚染を防止して、分解能
低下を効果的に防止することである。
〔課題を解決するための手段〕
このために本発明は、蒸発源を鏡筒の中心を通る一平面
を境として一方の側に配置すると共に、対物レンズにお
ける試料室内に露出した表面の上記平面を境として上記
蒸発源のある側を遮蔽板で覆って構成した。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。第1図(a)
、(blはその走査電子顕微鏡の一実施例を示す図であ
る。前述した第2図に示したものと同一のものには同一
の符号を付した。
本実施例では、試料室lの排気装置2が設置された側と
反対側に、円筒形の鏡筒7を横状B(水平状B)で配置
すると共に、対物レンズ10に対応して設ける遮蔽板1
4を、その鏡筒7の中心(軸心)を通り試料室1を上下
に区割する平面(水平面)15を境として、下側のみと
し、上側には設けない構造とした。この遮蔽板14は、
対物レンズ10と相似の円錐形を軸に沿って2分した半
円錐の形状である。そして、蒸発源16は試料室■の底
部分に設置した。
この実施例では、遮蔽板14と対物レンズ10の表面1
2との間の隙間17が、平面15に沿って広い開口部1
8を持つことになり(第1図(bl参照)、排気装置2
によってその隙間17が充分排気され、蒸発源16から
の蒸発物質19がその隙間17に滞留することは・なく
、対物レンズ10の表面12への蒸発物質19の付着を
防止することができる。
また、蒸発物質19は対物レンズ10の表面12に対し
て、平面15によって分けられた蒸発源16の側にのみ
飛来し反対側には飛来しない。よって、対物レンズ10
の蒸発物質16側のみを遮蔽板14で覆えば足り、その
反対側は覆わなくても、物質の付着を防止できる。
また、蒸発源16は対物レンズ10の前面13に対向し
てしないため、遮蔽板14を蒸発物質19の進行方向と
対物レンズ10の位置関係に応じて僅かに対物レンズl
Oの前面13の前方まで延長させる(第1図(a)、(
b)参照)ことにより、その蒸介物質19が対物レンズ
10の前面13に付着することも防止することができる
。これにより、試料5の表面で結晶成長を行ないながら
その表面を高分解能で観察することができる。
結晶成長に当たっては、それに先立ち試料5を加熱し、
表面の酸化膜や汚染物質を取り除く必要がある。本実施
例では、試料5を対物レンズ10に対面させず、平面1
5に数置以下の角度で交差させて配置させることにより
、試料5の表面からの蒸発物質19が対物レンズ10に
付着することも防止される。
更に、本実施例では、遮蔽板14の対物レンズ10側に
ヒータ20を設けている。このヒータ20により、対物
レンズ10の試料室1側に露出した表面12が加熱され
るので、試料室l内部及び隙間17に僅かに付着する物
質を除去することができる。
〔実験例〕
第1図に示した走査電子顕微鏡において、蒸発源I6と
して分子線容器を装着し、試料5をGaAs結晶として
、結晶成長を行ないながら、その試料5の表面を観察し
た。Ga及びAsの分子線容器は、平面15よりも下に
設置した。また、試料5は平面15と2度の角度で交差
させて配置した。
この条件で、対物レンズ10の表面12に遮蔽板を設け
なかった場合は、1週間で分解能が低下し、電子顕微鏡
を分解したところ、対物レンズ10の表面12の下側に
多量の付着物が堆積していた。
次に対物レンズ10の表面全周を遮蔽板で覆った場合に
は、1ケ月で分解能の低下が認められ、電子顕微鏡を分
解したところ、対物レンズ10の表面及び遮蔽板に少量
の付着物が堆積していた。
そこで、対物レンズ10の表面12の中心軸を通る平面
15よりも下側だけを半円錐形の遮蔽板14で覆った(
本実施例)ところ、1年間の間成長観察を行ったが、分
解能の低下は認められず、念の為走査顕微鏡を分解した
ところ、対物レンズ10の表面には付着物は無かった。
本実験例では、遮蔽板14の内面のヒータ20により、
対物レンズ10を100’Cに加熱することにより、そ
の対物レンズ1oの表面への僅がなAsの付着物を随時
除去した。
〔変形例〕
なお、上記の説明では、遮蔽板14を鏡筒7の中心を通
る平面を境として、片側に配置することとしているが、
反対側に僅かにはみ出しても開口部が狭くならなければ
同様な効果を生じることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、蒸発物質の付着によ
るlη染を原因とした走査電子顕微鏡の分解能の低下を
、効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の走査電子顕微鏡の模
式図、(blは対物レンズと遮蔽板の関係を示す説明図
、第2図は従来の走査電子顕微鏡の模式図である。 1・・・試料室、2・・・排気装置、3・・・遮蔽板、
4・・・開口部、5・・・試料、6・・・蒸発物質、7
・・・円筒形の鏡筒、8・・・電子銃、9・・・対物絞
り、10・・・対物レンズ、11・・・隙間、12・・
・対物レンズの表面、13・・・対物レンズの前面、 14・・・遮蔽板、15・・・平面、16・・・蒸発源
、17・・・隙間、18・・・開口部、19・・・蒸発
物質、20・・・ヒータ。 代理人 弁理士 長 尾 常 明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、鏡筒と、該鏡筒に連結した試料室と、上記鏡筒
    の先端で上記試料室内に突出する対物レンズとを具備し
    、上記試料室内部に蒸発源を備えた走査電子顕微鏡にお
    いて、 上記蒸発源を上記鏡筒の中心を通る一平面を境として一
    方の側に配置すると共に、上記対物レンズにおける上記
    試料室内に露出した表面の上記平面を境として上記蒸発
    源のある側を遮蔽板で覆ったことを特徴とする走査電子
    顕微鏡。
JP63321943A 1988-12-22 1988-12-22 走査電子顕微鏡 Pending JPH02168547A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63321943A JPH02168547A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 走査電子顕微鏡

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JP63321943A JPH02168547A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 走査電子顕微鏡

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JPH02168547A true JPH02168547A (ja) 1990-06-28

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ID=18138155

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JP63321943A Pending JPH02168547A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 走査電子顕微鏡

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JP (1) JPH02168547A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05212376A (ja) * 1991-05-20 1993-08-24 Chiyuraru Tec Kk 浄水器
JP2013251262A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Samsung Display Co Ltd 走査電子顕微鏡を利用した検査システム
JP2022533716A (ja) * 2019-05-20 2022-07-25 エルディコ サイエンティフィック エージー 荷電粒子結晶学用回折計

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