JPH02167346A - エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法 - Google Patents

エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法

Info

Publication number
JPH02167346A
JPH02167346A JP63322597A JP32259788A JPH02167346A JP H02167346 A JPH02167346 A JP H02167346A JP 63322597 A JP63322597 A JP 63322597A JP 32259788 A JP32259788 A JP 32259788A JP H02167346 A JPH02167346 A JP H02167346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latex
rubber composition
copolymer rubber
ethylene
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63322597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0721067B2 (ja
Inventor
Shuji Takahashi
修二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP63322597A priority Critical patent/JPH0721067B2/ja
Publication of JPH02167346A publication Critical patent/JPH02167346A/ja
Publication of JPH0721067B2 publication Critical patent/JPH0721067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
    • C08J5/06Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2323/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
    • C08J2323/16Ethene-propene or ethene-propene-diene copolymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と
脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法に関し、この方法
は、二種類のディップ液を使用し、脂肪族ポリアミド繊
維を二浴処理する工程を含むものである。
〈従来の技術〉 エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物は、耐熱性、
耐候性、耐オゾン性に優れるので、耐熱ベルト、耐熱ホ
ース等の用途への使用が期待されている。 そして、ゴ
ム製品の製造にあたり、通常は、その強度を増強させる
ために、ゴム組成物からなる複数の層を積層し、それら
の層間には有機繊維材等の繊維からなる補強層を配する
。 ところが、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成
物は、繊維との接着性が小さいために、その用途が限ら
れている。 この欠点をふまえ、従来より、ゴム組成物
と有機!a維材との加硫接着を十分なものとするための
各種の提案がなされている。
一例をあげると、特願昭57−137376号公報に開
示された、ゴム組成物に特定量のジアルキルパーオキサ
イドおよびジ(メタ)アクリレート類を配合し、繊維は
、レゾルシンとフォルマリンとの初期縮合物とラテック
スを含有するディップ液で処理したものを使用する方法
、ゴム組成物の共セメント溶液で処理した繊維を使用す
る方法、特開昭57−105476号公報に開示された
、レゾルシンとフォルマリンとの初期縮合物と、クロロ
スルホン化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリプロピ
レン、クロロスルホン化エチレン・酢酸ビニル共重合体
、クロロスルホン化エチレン・プロピレン・ジエン共重
合体、クロロスルホン化エチレン・プロピレン共重合体
、クロロスルホン化イソブチレン・イソプレン共重合体
から選ばれる一種以上のポリマーを含有するラテックス
とを含有するディップ液で処理した繊維を使用する方法
、特公昭63−40227号公報に開示された、レゾル
シンとフォルマリンとの初期縮合物と、ポリブタジェン
ラテックスおよび/またはスチレン・ブタジェンラテッ
クス(ただし、スチレンの共重合量は10重量%以下)
、°もしくは、さらにブタジェン・スチレン・ビニルピ
リジンラテックスを含有する混合7夜に、p−クロロフ
ェノール等のハロゲン化フェノール化合物とフォルマリ
ンとレゾルシンとの縮合物を加えたディップ液で処理し
た繊維を使用する方法等がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のように、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成
物と繊維とを加硫接着するに際し、その接着力を十分な
ものとするための方法が提案されている。
しかし、特願昭57−137376号公報や特開昭57
−105476号公報に開示された方法、およびゴム組
成物の共セメント溶液で処理した繊維を使用する方法で
作られたゴム製品は、ゴム組成物と繊維との間の常態接
着力は向上しているが、熱老化後の接着性に劣るために
、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物の特長であ
る耐熱性を生かす用途にその製品を用いることができな
い。
また、特公昭63−40227号公報に開示された方法
で作られたゴム製品は、熱老化による接着性の劣化は小
さいが、その接着力自体が十分なものではなく、実用上
の価値が低い。
本発明は、上記の事実に鑑みてなされたものであり、初
期接着性に優れ、熱老化による接着性の劣化の小さいエ
チレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリア
ミド繊維の接着処理方性の提供を目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と
脂肪族ポリアミド繊維との加硫接着に際し、 該ポリアミド繊維を、レゾルシンとフォルマリンとの初
期縮合物とラテックスとを含有するディップ7夜(I)
で処理し、 続いて、ハロゲン化フェノール化合物とフォルマリンと
レゾルシンとの初期縮合物と、スチレン・ブタジエンゴ
ムラテックスおよび/またはスチレン・ブタジエン・ビ
ニルピリジンラテックスとを、固形分比で3=7〜7:
3の範囲で含有するティップ液(11)で処理した後、 前記エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と加硫接
着を行なうことを特徴とするエチレン・プロピレン系共
重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法
を提供するものである。
前記エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物は、ゴム
100重量部中0〜10重量部の範囲でハロゲン化ゴム
を含有することが好ましい。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明の接着処理方法は、エチレン・プロピレン系共重
合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維との加硫接着に適
用される。
本発明の方法が適用されるエチレン・プロピレン系共重
合ゴム組成物とは、原料ゴムとして、エチレン・プロピ
レンゴム(以下、EPMという)および/またはエチレ
ン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(以下、EPD
Mという)を原料ゴムの75%以上含有し、加硫剤とし
て、硫黄系または有機過酸化物系加硫剤を含有するゴム
組成物である。 なお、EPDMのジエン成分としては
、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン、ジ
シクロペンタジェン、1.4−へキサジエン、メチルテ
トラヒドロインデン等があげられる。
ここで、EPMおよび/またはEPDMが原料ゴムの7
5%以上でなければならないのは、75%未満であると
、EPMおよび/またはEPDMの特長が十分に発現し
ないためである。
また、EPMおよび/またはEPDMとブレンドされる
他のゴムとしては、塩素化ポリエチレン、塩素化EPM
、塩素化EPDM、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴ
ム等があげられるが、塩素化ポリエチレン等のハロゲン
化ゴムを、原料ゴム100重量部中0〜10重量部の範
囲でブレンドすると、後述する脂肪族ポリアミド繊維と
の接着力が向上し、好ましい。
加硫剤は、硫黄系または有機過酸化物系の加硫剤を用い
るが、有機過酸化物系加硫剤が好ましい。
硫黄系加硫剤を用いる場合は、通常は、チウラム類、ジ
チオカルバ主ン酸塩類、チアゾール類等の加硫促進剤を
併用する。
有機過酸化物系加硫剤としては、例えば、ジアルキルパ
ーオキサイド類、またはパーオキシケタール類があげら
れ、ジアルキルパーオキサイド類は、分解温度(半減期
が10時間になる温度)が90℃以上のジアルキルパー
オキサイドが好ましく、分解温度117℃以上のものが
より好ましい。
より具体的には、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、2.5−ジメチル−2,5−ジ−
t−ブチルパーオキシヘキサン、2.5−ジメチル−2
,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキシン−3,1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロビル)ベンゼン
等が挙げられる。
加硫剤は、原料ゴム100重量部に対し、好ましくは1
710モル〜1/300モル含有させ、より好ましくは
1/2oモル〜1/150モル含有させる。  1/3
00モル未満では、加硫接着が十分に行われなくなり、
一方、1/10モルを越えると、耐熱性を阻害したり、
スコーチし易くなる。
エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物は、上記の原
料ゴムと加硫剤とを含有するが、この他に、必要に応じ
、加硫助剤、可塑剤、補強剤、老化防止剤等を含有させ
てもよい。
本発明の方法が適用される脂肪族ポリアミド繊維とは、
分子中に酸アよド結合と直鎖状飽和炭化水素部分とを有
する高分子化合物である。
具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46
等が挙げられる。
脂肪族ポリアミド繊維は、ディップ液で処理されて用い
られるが、本発明の方法は、この処理工程に特徴がある
すなわち、前記脂肪族ポリアミド繊維は、レゾルシンと
フォルマリンとの初期縮合物とラテックスとを含有する
ディップ液(I)と、ハロゲン化フェノール化合物とフ
ォリマリンとレゾルシンとの初期縮合物と、スチレン・
ブタジエンゴムラテックスおよび/またはスチレン・ブ
タジエン・ビニルピリジンラテックスとを、固形分比で
3=7〜7:3の範囲で含有するディップ液(II )
で2浴処理される。
ここで、処理とは、繊維をディップ液に浸漬するか、刷
毛塗りやスプレー等の手段でディップ液を繊維に付与し
た後、乾燥を行い、必要であればさらに熱処理(ベーキ
ング)を行う工程をいう。 そして、通常は、乾燥は、
100〜150℃程度で1〜5分間程度、熱処理(ベー
キング)は、180〜230℃程度で1〜5分間程度行
う。 なお、ディップ液のピックアツプ量は、ディップ
液(1)(11)の合計で、乾燥重量で、繊維重量の4
〜15%程度が適当である。
この工程で用いられるディップ液は21m類あり、各々
上記の組成を有するが、以下に詳しく述べる。
ディップ液(I)は、レゾルシンとフォルマリンとの初
期縮合物とラテックスとを含有′する。
ここで、ラテックスは、通常用いられているラテックス
であればいずれでもよいが、スチレン・ブタジエンゴム
ラテックス、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジンラ
テックス、クロロスルホン化ポリエチレンラテックス、
クロロプレンゴムラテックス、天然ゴムラテックス等を
、単独で、またはブレンドして用いることが好ましい。
上記含有成分の量比は、特に限定されないが、レゾルシ
ンとフォルマリンの仕込みモル比は1:0.6〜1:3
.5程度、レゾルシンとフォルマリンの初期縮合物とラ
テックスは、固形分比で5二100〜35:100程度
とし、総置形分量を5〜20%程度とすると、ディップ
液(I)がゲル化することなく、また、!a維をディッ
プ液(1)に浸漬させた時のピックアツプ量が適当とな
り、接着性能の点でも好ましい。
デイクソンfi(II )は、ハロゲン化フェノール化
合物とフォルマリンとレゾルシンとの初期縮合物と、ス
チレン・ブタジエンゴムラテックスおよび/またはスチ
レン・ブタジエン・ビニルピリジンラテックスとを、固
形分比で3ニア〜7:3の範囲で含有する。
ここで、ハロゲン化フェノール化合物としては、p−ク
ロロフェノール、p−ブロモフェノール等が挙げられる
また、ハロゲン化フェノール化合物とフォルマリンとレ
ゾルシンとの初期縮合物は、その化学構造は明白ではな
いが、例えば下記−数式(1)で示される構造を有して
いるものと推測される。
・・・ (1) Rr 、 R2はHもしくは炭素数1〜8のアルキル基
である。 また、Y、Zは各々CJ2、Br、Hもしく
はOH,であり、nは。もしくは1〜15の整数をそれ
ぞれ示す。) 具体的には、2.6−ビス(2’、4′−ジヒドロキシ
フェニルメチル)−4−クロロフェノール(例えばVU
LCABOND−E 、バルナックス社製)、2.6−
ビス(2′、4′−ジヒドロキシフェニルメタン)−4
−ブロモフェノール、2.6−ビス(2′、4′−ジク
ロロフェニルメチル)−4−クロロフェノール、ブナボ
ンド(ナガセ化成工業社製)等が挙げられる。
ラテックスとしては、スチレン・ブタジエンゴムラテッ
クスおよび/またはスチレン・ブタジエン・ビニルピリ
ジンラテックスを用いる。
スチレン・ブタジエンゴムラテックスは、さらに、SB
R”ラテックス(スチレン含量15〜40%)  SB
ラテックス(同40〜70%)、HSラテックス(同7
0〜95%)の3 flに大別されるが、ここでは、S
BRラテックスを用いることが好ましく、スチレン含量
25%前後のSBRラテックスを用いることが、さらに
好ましい。
ディップ液(!■)中のハロゲン化フェノール化合物と
フォルマリンとレゾルシンとの初期縮合物と、スチレン
・ブタジェン・ゴムラテックスおよび/またはスチレン
・ブタジエン・ビニルピリジンラテックスとの量比は、
固形分比で3=7〜7:3の範囲とする。 前記初期縮
合物が30%未満であると、十分な接着性が発現されず
、70%超であると、ディップ液(II)がゲル化する
。 また、ディップ液(!■)中の総置形分量は、10
〜20%程度とすると、繊維をディップ液(11)に浸
漬させた時のピックアツプ量が適当となり、接着性能の
点でも好ましい。
上記のディップ液(I)(II)で処理された脂肪族ポ
リアミド繊維は、通常の加工、例えばホースであれば、
未加硫のエチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物の内
管上等に編組され、また、ベルト等であれば、未加硫の
エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物の眉間に積層
された後、加硫される。
加硫は、間接空気加硫、直接蒸気加硫、プレス加硫、被
鉛加硫等の通常の方法で、140〜taO℃で行う。 
加硫時間は、加硫温度等の条件により、適宜選択すれば
よい。
〈実施例〉 以下に、実施例に基づき、本発明を具体的に説明する。
(実施例1) ナイロン66 840D/lX840D/1密度110
X40本/ 5 c mの平織物を、表1に示すディッ
プ液(I)に浸漬し、樹脂固形分付着量が3%となるよ
うにロールで絞った後、120℃で3分間乾燥し、さら
に220℃で2分間熱処理した。
この1浴処理織物を、さらに表2に示すディップ液に浸
漬し、樹脂固形分がさらに3%付着するようにロールで
絞り、120℃で3分間乾燥した。
従来例として、上記の平織物を、特公昭63−4022
7号公報および特開昭57−105476号公報に開示
された方法に従い、表3に示すディップ液に浸漬し、樹
脂固形分付着量が6%となるようにロールで絞った後、
120℃で3分間乾燥し、さらに220℃で2分間熱処
理した。
このようにして得られたディップ液処理織物を、表4に
示すゴム組成物に貼り合わせ、160℃で60分間、プ
レス加硫し、第1図に示す2プライ構造の接着性評価用
試料を作製した。
接着性の評価は、接着試料を加硫後室部にて1日放置後
、織物−ブライ間を剥離し、剥離面のゴム付着率を求め
る初期接着テストと、接着試料を加硫後150℃で7日
間熱老化させた後、室温まで冷却し、室温で同様に剥離
し、剥離面のゴム付着率を求める熱老化接着テストで行
った。
結果は表5に示した。
(実施例2) ディップ液処理織物を貼り合わせるゴム組成物の種類と
、ゴム組成物D−3を使用する場合の加硫条件(150
℃、30分間、プレス加硫)以外は、実施例1と同様に
処理し、同様に接着性の評価を行った。
結果は表6に示した。
上記のように、補強系として脂肪族ポリアミド繊維を用
い、該繊維のディップ液処理を2浴処理で行い、2浴目
に、ハロゲン化フェノール化合物とフォルマリンとレゾ
ルシンとの初期締金物と、スチレン・ブタジエンゴムラ
テックスおよび/またはスチレン・ブタジエン・ビニル
ピリジンラテックスとを、固形分比で3;7〜7;3の
範囲で含有するディップ液(I+)を用いれば、1浴目
のディップ液(1)に用いるゴムラテックスとして、通
常用いられるSBRラテックスやVpラテックスを用い
ても(発明例1〜5.7.8)、また、他のラテックス
を用いても(発明例6)、従来の一浴処理(従来例1〜
6)と比べ、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物
と脂肪族ポリアミド繊維とが、強固に加硫接着された。
なお、エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物中に、
原料ゴム100重量部中10重量部以下の範囲でハロゲ
ン化ゴムをブレンドする(発明例1〜6)と、ハロゲン
化ゴムがブレンドされていない場合(発明例7.8)と
比べ、接着力はさらに上昇した。
また、本発明の実施例より、ディップ液(I+ )を繊
維に含浸付着させた後、乾燥処理のみで、即ち、その後
の高温での熱処理を行うこと無く、良好な接着の得られ
る事がわかった。
〈発明の効果〉 本発明により、初期接着性に優れ、熱老化による接着性
の劣化の小さいエチレン・プロピレン系共重合ゴム組成
物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法が提供される
従って、耐熱性、耐候性、耐オゾン性に優れるエチレン
・プロピレン系共重合ゴム組成物の用途が拡がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例において、接着性の評価に用いる接着
性評価用試料を示す模式図である。 符号の説明 1・・・カバーゴム、 2・・・ブライ間ゴム、 3・・・織物 Fl(3,1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪
    族ポリアミド繊維との加硫接着に 際し、 該ポリアミド繊維を、レゾルシンとフォルマリンとの初
    期縮合物とラテックスとを含有するディップ液( I )
    で処理し、 続いて、ハロゲン化フェノール化合物とフォルマリンと
    レゾルシンとの初期縮合物と、スチレン・ブタジエンゴ
    ムラテックスおよび/またはスチレン・ブタジエン・ビ
    ニルピリジンラテックスとを、固形分比で3:7〜7:
    3の範囲で含有するティップ液(II)で処理した後、 前記エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と加硫接
    着を行なうことを特徴とするエチレン・プロピレン系共
    重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法
  2. (2)前記エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物が
    、ゴム100重量部中0〜10重量部の範囲でハロゲン
    化ゴムを含有する請求項1に記載のエチレン・プロピレ
    ン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処
    理方法。
JP63322597A 1988-12-21 1988-12-21 エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法 Expired - Fee Related JPH0721067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63322597A JPH0721067B2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63322597A JPH0721067B2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02167346A true JPH02167346A (ja) 1990-06-27
JPH0721067B2 JPH0721067B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=18145481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63322597A Expired - Fee Related JPH0721067B2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721067B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03167376A (ja) * 1989-11-27 1991-07-19 Nippon Glass Fiber Co Ltd ゴム補強用繊維の処理剤
WO2007093770A3 (en) * 2006-02-16 2007-11-15 Ngf Europ Ltd Method. coating latex and reinforcing cord for forming a rubber article by extrusion or moulding
CN102864640A (zh) * 2011-07-06 2013-01-09 天津市橡胶工业研究所 一种橡胶的锦纶骨架材料浸渍溶液及其制备方法
JP2014213604A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 横浜ゴム株式会社 積層体、加硫ゴム製品、コンベヤベルト、及び加硫ゴム製品の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03167376A (ja) * 1989-11-27 1991-07-19 Nippon Glass Fiber Co Ltd ゴム補強用繊維の処理剤
JP2752744B2 (ja) * 1989-11-27 1998-05-18 日本硝子繊維株式会社 ゴム補強用繊維の処理剤
WO2007093770A3 (en) * 2006-02-16 2007-11-15 Ngf Europ Ltd Method. coating latex and reinforcing cord for forming a rubber article by extrusion or moulding
JP2012149375A (ja) * 2006-02-16 2012-08-09 Ngf Europe Ltd コーティングラテックス、補強用コード及びゴム物品
CN102864640A (zh) * 2011-07-06 2013-01-09 天津市橡胶工业研究所 一种橡胶的锦纶骨架材料浸渍溶液及其制备方法
JP2014213604A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 横浜ゴム株式会社 積層体、加硫ゴム製品、コンベヤベルト、及び加硫ゴム製品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0721067B2 (ja) 1995-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6046262A (en) Composition for promoting adhesion between rubber and textiles
US6497954B1 (en) Textile/rubber composites
US4762745A (en) Rubber/fabric composite manufacture
JPH02167346A (ja) エチレン・プロピレン系共重合ゴム組成物と脂肪族ポリアミド繊維の接着処理方法
JP2742301B2 (ja) 繊維ゴム複合体
US3284278A (en) Process for the adhesive bodying of olefin copolymers to synthetic and natural fibers and shaped articles obtained therefrom
US2975095A (en) Reinforced rubber articles
JPS58124631A (ja) 芳香族ポリアミド繊維とゴム配合物との接着方法
JPH11323738A (ja) ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維、その製造方法および繊維強化ゴム複合材料
KR100255981B1 (ko) 합성섬유 보강포
JPH0364328A (ja) 繊維ゴム複合体
JPH06299134A (ja) ポリエステル繊維用接着剤組成物
JPH0571701B2 (ja)
US4315966A (en) Fibrous substrate vulcanization-adhered to ethylene-propylene rubber composition
Iyengar Effects of ozone and UV on tire cord adhesion
JPS5929144A (ja) ゴム組成物と繊維との複合化方法
JPS585243A (ja) 芳香族ポリアミド繊維とゴム配合物との接着方法
JPS5819375A (ja) エチレン−プロピレン系共重合体ゴム組成物と合成繊維との接着剤
JPH08113656A (ja) 繊維材料とゴム組成物との接着方法
JP2001049229A (ja) ゴム補強有機繊維用接着剤
JPH04233951A (ja) 繊維ゴム複合体
JPH03227457A (ja) 芳香族ポリアミド繊維の処理方法
JPH02289343A (ja) ゴム‐繊維複合体の製造方法
JP2000045184A (ja) ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維、その製造方法および繊維強化ゴム複合材料
JPS5860073A (ja) ゴム補強用繊維材料の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees