JPH08113656A - 繊維材料とゴム組成物との接着方法 - Google Patents
繊維材料とゴム組成物との接着方法Info
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- JPH08113656A JPH08113656A JP6278497A JP27849794A JPH08113656A JP H08113656 A JPH08113656 A JP H08113656A JP 6278497 A JP6278497 A JP 6278497A JP 27849794 A JP27849794 A JP 27849794A JP H08113656 A JPH08113656 A JP H08113656A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/04—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
- C08J5/06—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
- C08J2323/16—Ethene-propene or ethene-propene-diene copolymers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 EPDMゴムを繊維材料に強固に接着させる
ことができ、かつ、動的な接着性が優れた接着方法を提
供する。 【構成】 レゾルシン−ホルムアルデヒド初期縮合物と
ラテックスとを含有するディップ液に浸漬して処理した
繊維材料と、メチレン供与体、メチレン受容体及びけい
酸化合物を配合したエチレン−プロピレン−非共役ジエ
ン三元共重合体からなるゴム組成物とを加硫接着する繊
維材料とゴム組成物との接着方法。
ことができ、かつ、動的な接着性が優れた接着方法を提
供する。 【構成】 レゾルシン−ホルムアルデヒド初期縮合物と
ラテックスとを含有するディップ液に浸漬して処理した
繊維材料と、メチレン供与体、メチレン受容体及びけい
酸化合物を配合したエチレン−プロピレン−非共役ジエ
ン三元共重合体からなるゴム組成物とを加硫接着する繊
維材料とゴム組成物との接着方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維材料とエチレン−
プロピレン−非共役ジエン三元共重合体からなるゴム組
成物との接着方法に関する。
プロピレン−非共役ジエン三元共重合体からなるゴム組
成物との接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン−プロピレン−非共役ジエン三
元共重合体からなるゴム組成物(以下「EPDMゴム」
という)は、耐熱性、耐候性、耐オゾン性に優れている
ので、耐熱ベルト、耐熱ホース等に汎用されている。ま
た、これら製品は、単にゴム加硫物としてだけでなく、
強度の点等から繊維材料との複合体として使用されるこ
とが多い。ところが、EPDMゴムは繊維材料との接着
性が劣るので、その用途が限られていた。
元共重合体からなるゴム組成物(以下「EPDMゴム」
という)は、耐熱性、耐候性、耐オゾン性に優れている
ので、耐熱ベルト、耐熱ホース等に汎用されている。ま
た、これら製品は、単にゴム加硫物としてだけでなく、
強度の点等から繊維材料との複合体として使用されるこ
とが多い。ところが、EPDMゴムは繊維材料との接着
性が劣るので、その用途が限られていた。
【0003】従来、繊維材料とEPDMゴムとの接着方
法としては、硫黄加硫系ゴムによる接着方法が用いられ
てきたが、充分な接着力が得られていなかった。より高
度な接着力を得るために、近年、有機過酸化架橋系ゴム
を用いた以下のような方法が提案されている。
法としては、硫黄加硫系ゴムによる接着方法が用いられ
てきたが、充分な接着力が得られていなかった。より高
度な接着力を得るために、近年、有機過酸化架橋系ゴム
を用いた以下のような方法が提案されている。
【0004】特公昭63−10732号公報には、ジア
ルキルパーオキサイド及びジ(メタ)アクリレート類を
配合したEPDMゴムと、レゾルシンとホルムアルデヒ
ドの初期縮合物とポリクロロプレンラテックスとを含有
するディップ液で処理した繊維材料とを加硫接着する方
法が開示されている。
ルキルパーオキサイド及びジ(メタ)アクリレート類を
配合したEPDMゴムと、レゾルシンとホルムアルデヒ
ドの初期縮合物とポリクロロプレンラテックスとを含有
するディップ液で処理した繊維材料とを加硫接着する方
法が開示されている。
【0005】特開昭57−105476号公報には、レ
ゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物とクロロスル
ホン化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリプロピレ
ン、クロロスルホン化エチレン酢酸ビニル共重合体、ク
ロロスルホン化エチレンプロピレンジエン共重合体、ク
ロロスルホン化エチレンプロピレン共重合体、クロロス
ルホン化イソブチレンイソプレン共重合体から選ばれる
1種以上のポリマーとを含有するディップ液で処理した
繊維材料を使用する方法が開示されている。
ゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物とクロロスル
ホン化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリプロピレ
ン、クロロスルホン化エチレン酢酸ビニル共重合体、ク
ロロスルホン化エチレンプロピレンジエン共重合体、ク
ロロスルホン化エチレンプロピレン共重合体、クロロス
ルホン化イソブチレンイソプレン共重合体から選ばれる
1種以上のポリマーとを含有するディップ液で処理した
繊維材料を使用する方法が開示されている。
【0006】特開昭62−131035号公報には、繊
維材料が、レゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合
物、クロロスルホン化エチレンラテックス及び亜鉛華を
一定の組成で含有するディップ液で処理され、ゴムが、
EPDMゴムを含むエチレン−プロピレン系ゴムである
複合体が開示されている。
維材料が、レゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合
物、クロロスルホン化エチレンラテックス及び亜鉛華を
一定の組成で含有するディップ液で処理され、ゴムが、
EPDMゴムを含むエチレン−プロピレン系ゴムである
複合体が開示されている。
【0007】特公平5−86968号公報には、レゾル
シンとホルムアルデヒドの初期縮合物とクロロスルホン
化ポリエチレンラテックス又はポリクロロプレンラテッ
クスとからなるディップ液で繊維材料を処理し、EPD
Mゴムにハロゲン含有ゴムを配合し、加硫接着する方法
が開示されている。
シンとホルムアルデヒドの初期縮合物とクロロスルホン
化ポリエチレンラテックス又はポリクロロプレンラテッ
クスとからなるディップ液で繊維材料を処理し、EPD
Mゴムにハロゲン含有ゴムを配合し、加硫接着する方法
が開示されている。
【0008】特開平2−167346号公報には、繊維
材料をレゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物とラ
テックスとを含有するディップ液で処理した後、ハロゲ
ン化フェノール化合物とレゾルシンとホルムアルデヒド
の初期縮合物とスチレン−ブタジエンゴムラテックス及
び/又はスチレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテッ
クスとを、固形分比で3:7〜7:3の割合で含有する
ディップ液で処理し、その後、ハロゲン化ゴム含有EP
DMゴムと加硫接着させる方法が開示されている。上述
のように、有機過酸化物架橋系ゴムと繊維材料を接着す
る方法としては、繊維材料をレゾルシン−ホルムアルデ
ヒド−ラテックス(以下「RFL」という)で処理する
方法が主に提案されている。
材料をレゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物とラ
テックスとを含有するディップ液で処理した後、ハロゲ
ン化フェノール化合物とレゾルシンとホルムアルデヒド
の初期縮合物とスチレン−ブタジエンゴムラテックス及
び/又はスチレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテッ
クスとを、固形分比で3:7〜7:3の割合で含有する
ディップ液で処理し、その後、ハロゲン化ゴム含有EP
DMゴムと加硫接着させる方法が開示されている。上述
のように、有機過酸化物架橋系ゴムと繊維材料を接着す
る方法としては、繊維材料をレゾルシン−ホルムアルデ
ヒド−ラテックス(以下「RFL」という)で処理する
方法が主に提案されている。
【0009】他方、硫黄加硫ジエン系ゴムと繊維との接
着においては、従来より、含水ホワイトカーボンと、レ
ゾルシン、レゾルシン誘導体等のメチレン受容体と、ヘ
キサメチレンテトラミン等のメチレン供与体とをEPD
Mゴムに配合するHRH法が用いられている。例えば、
特開昭58−132542号公報には、レゾルシンホル
ムアルデヒド樹脂水性液及びスルホハロゲン化ポリマー
水分散液により処理した繊維材料と、レゾルシン系樹脂
及びメラミン系樹脂を配合したエチレン−プロピレン系
ゴムとを加硫接着する接着方法が開示されているが、こ
の接着方法は、硫黄加硫系のジエン系ゴムに有効である
が、有機過酸化物架橋系では効果がなく用いられていな
かった。
着においては、従来より、含水ホワイトカーボンと、レ
ゾルシン、レゾルシン誘導体等のメチレン受容体と、ヘ
キサメチレンテトラミン等のメチレン供与体とをEPD
Mゴムに配合するHRH法が用いられている。例えば、
特開昭58−132542号公報には、レゾルシンホル
ムアルデヒド樹脂水性液及びスルホハロゲン化ポリマー
水分散液により処理した繊維材料と、レゾルシン系樹脂
及びメラミン系樹脂を配合したエチレン−プロピレン系
ゴムとを加硫接着する接着方法が開示されているが、こ
の接着方法は、硫黄加硫系のジエン系ゴムに有効である
が、有機過酸化物架橋系では効果がなく用いられていな
かった。
【0010】上述のように、繊維材料とEPDMゴムと
を接着させる方法が種々提案されているが、これらの接
着はすべて静的な剥離接着力の向上を目指したものであ
る。
を接着させる方法が種々提案されているが、これらの接
着はすべて静的な剥離接着力の向上を目指したものであ
る。
【0011】ところで、最近開発されたコンベヤベルト
(通常パイプコンベヤベルトと称する)は、図3に示す
ように、稼働中にベルトが軌道を回りながらパイプ状と
なり、これが進行中に開いて平状になり、プーリーに沿
って反転した後、反対の面で再びパイプ状になり、これ
が再び開いて、もとにもどる動作を繰り返すものであ
る。従って、スムーズにパイプ状になり、たるまずにそ
の形状を維持し、再び平状になる柔軟性及び復元性が必
要となる。また、繰り返し作動に耐えられる耐磨耗性等
も要求される。このパイプコンベヤベルトの製造に係る
接着方法においては、従来の静的な剥離接着力の高さだ
けでなく、動的な刺激に耐え得る動的な接着力が必要で
あり、従来提案されている方法では、接着力が不充分で
あった。
(通常パイプコンベヤベルトと称する)は、図3に示す
ように、稼働中にベルトが軌道を回りながらパイプ状と
なり、これが進行中に開いて平状になり、プーリーに沿
って反転した後、反対の面で再びパイプ状になり、これ
が再び開いて、もとにもどる動作を繰り返すものであ
る。従って、スムーズにパイプ状になり、たるまずにそ
の形状を維持し、再び平状になる柔軟性及び復元性が必
要となる。また、繰り返し作動に耐えられる耐磨耗性等
も要求される。このパイプコンベヤベルトの製造に係る
接着方法においては、従来の静的な剥離接着力の高さだ
けでなく、動的な刺激に耐え得る動的な接着力が必要で
あり、従来提案されている方法では、接着力が不充分で
あった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、EPDMゴムを繊維材料に強固に接着させることが
でき、かつ、動的な接着性が優れた接着方法を提供する
ことを目的とするものである。
み、EPDMゴムを繊維材料に強固に接着させることが
でき、かつ、動的な接着性が優れた接着方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、繊維材
料とゴム組成物との接着方法において、レゾルシン−ホ
ルムアルデヒド初期縮合物とラテックスとを含有するデ
ィップ液に浸漬して処理した繊維材料と、メチレン供与
体、メチレン受容体及びけい酸化合物を配合したエチレ
ン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体からなるゴ
ム組成物とを加硫接着するところにある。
料とゴム組成物との接着方法において、レゾルシン−ホ
ルムアルデヒド初期縮合物とラテックスとを含有するデ
ィップ液に浸漬して処理した繊維材料と、メチレン供与
体、メチレン受容体及びけい酸化合物を配合したエチレ
ン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体からなるゴ
ム組成物とを加硫接着するところにある。
【0014】本発明で使用される繊維材料としては特に
限定されず、例えば、綿、人絹、ポリビニルアルコール
繊維、6−ナイロン、6,6−ナイロン等の脂肪族ポリ
アミド繊維;芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、レーヨン繊維、ガラス繊維等を挙げることができ
る。
限定されず、例えば、綿、人絹、ポリビニルアルコール
繊維、6−ナイロン、6,6−ナイロン等の脂肪族ポリ
アミド繊維;芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、レーヨン繊維、ガラス繊維等を挙げることができ
る。
【0015】本発明においては、上記繊維材料をディッ
プ液に浸漬して処理したものを用いる。上記ディップ液
としては、レゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物
とラテックスとの混合液(RFL液)を用いる。上記R
FL液は、レゾルシンとホルムアルデヒドとを、レゾル
シン/ホルムアルデヒドのモル比が1/3〜3/1の範
囲となるように含むのが好ましく、(ラテックス固形
分)/(レゾルシンとホルムアルデヒドの固形分)の重
量比が10/1〜1/3の範囲となるのが好ましい。
プ液に浸漬して処理したものを用いる。上記ディップ液
としては、レゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物
とラテックスとの混合液(RFL液)を用いる。上記R
FL液は、レゾルシンとホルムアルデヒドとを、レゾル
シン/ホルムアルデヒドのモル比が1/3〜3/1の範
囲となるように含むのが好ましく、(ラテックス固形
分)/(レゾルシンとホルムアルデヒドの固形分)の重
量比が10/1〜1/3の範囲となるのが好ましい。
【0016】上記ラテックスとしては、スチレン−ブタ
ジエン−ビニルピリジンラテックスが好ましい。上記ス
チレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテックスは、ス
チレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体であ
る。上記スチレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテッ
クスの組成としては、例えば、スチレン15重量%、ブ
タジエン70重量%、ビニルピリジン15重量%のもの
が好ましい。
ジエン−ビニルピリジンラテックスが好ましい。上記ス
チレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテックスは、ス
チレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体であ
る。上記スチレン−ブタジエン−ビニルピリジンラテッ
クスの組成としては、例えば、スチレン15重量%、ブ
タジエン70重量%、ビニルピリジン15重量%のもの
が好ましい。
【0017】本発明においては、上記ディップ液に、繊
維及びゴムとの濡れ性を向上させるために、界面活性剤
としてβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナ
トリウム塩を含有させてもよい。上記β−ナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩の添加量は、
10%水溶液にして、RFL液100重量部に対して
0.5〜10重量部が好ましい。0.5重量部未満では
濡れ性が向上せず、10重量部を超えると接着性が悪く
なるので、好ましくない。
維及びゴムとの濡れ性を向上させるために、界面活性剤
としてβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナ
トリウム塩を含有させてもよい。上記β−ナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩の添加量は、
10%水溶液にして、RFL液100重量部に対して
0.5〜10重量部が好ましい。0.5重量部未満では
濡れ性が向上せず、10重量部を超えると接着性が悪く
なるので、好ましくない。
【0018】本発明の接着方法は、まず上記繊維材料を
上記ディップ液に浸漬後、通常、100〜250℃の温
度の範囲で数分間加熱し、RFLを繊維材料に定着させ
る。この際、繊維材料によっては、RFL処理の前に、
通常よく用いられるポリイソシアネート化合物又はエポ
キシ化合物による処理を行ってもよい。
上記ディップ液に浸漬後、通常、100〜250℃の温
度の範囲で数分間加熱し、RFLを繊維材料に定着させ
る。この際、繊維材料によっては、RFL処理の前に、
通常よく用いられるポリイソシアネート化合物又はエポ
キシ化合物による処理を行ってもよい。
【0019】上記ポリイソシアネート化合物としては分
子内に少なくとも1つのイソシアネート基を有する化合
物であれば特に限定されず、例えば、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジ
イソシアネート、ヘキサントリイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等を挙げることが
できる。
子内に少なくとも1つのイソシアネート基を有する化合
物であれば特に限定されず、例えば、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジ
イソシアネート、ヘキサントリイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等を挙げることが
できる。
【0020】上記エポキシ化合物としては分子内に少な
くとも1つのエポキシ基を有する化合物であれば特に限
定されず、例えば、エチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、ペンタエリスリトール等の多価アルコー
ル;ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコ
ールと、エピクロロヒドリン等のハロゲン含有エポキシ
化合物との反応生成物;レゾルシン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ジメチルエタン、フェノール−ホルムア
ミド樹脂、レゾルシン−ホルムアミド樹脂等の多価フェ
ノール類又はフェノール樹脂と、エピクロロヒドリン等
のハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物;脂肪族
又は脂環族不飽和化合物の有する二重結合を過酢酸等に
て酸化して得られるエポキシ化合物等を挙げることがで
きる。また、エポキシ基を有する種々のシランカップリ
ング剤を用いてもよい。
くとも1つのエポキシ基を有する化合物であれば特に限
定されず、例えば、エチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、ペンタエリスリトール等の多価アルコー
ル;ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコ
ールと、エピクロロヒドリン等のハロゲン含有エポキシ
化合物との反応生成物;レゾルシン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ジメチルエタン、フェノール−ホルムア
ミド樹脂、レゾルシン−ホルムアミド樹脂等の多価フェ
ノール類又はフェノール樹脂と、エピクロロヒドリン等
のハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物;脂肪族
又は脂環族不飽和化合物の有する二重結合を過酢酸等に
て酸化して得られるエポキシ化合物等を挙げることがで
きる。また、エポキシ基を有する種々のシランカップリ
ング剤を用いてもよい。
【0021】本発明においては、上述のように上記繊維
材料をRFL処理した後、EPDMゴムと密着加硫させ
て接着させる。加硫の条件は、EPDMゴムの加硫に用
いられている通常の加硫条件でよく、有機過酸化物の分
解温度に応じて適宜選択される。一般には有機過酸化物
の1分半減期温度の±15℃の範囲で行われる。
材料をRFL処理した後、EPDMゴムと密着加硫させ
て接着させる。加硫の条件は、EPDMゴムの加硫に用
いられている通常の加硫条件でよく、有機過酸化物の分
解温度に応じて適宜選択される。一般には有機過酸化物
の1分半減期温度の±15℃の範囲で行われる。
【0022】本発明においては、上記EPDMゴムに、
メチレン供与体、メチレン受容体及びけい酸化合物を配
合する。上記メチレン供与体としては、例えば、ヘキサ
メチレンテトラミン、メチロールメラミン、メチロール
メラミン誘導体、多価メチロールメラミン誘導体、オキ
サゾリン誘導体、多価メチロール化アセチレン尿素等を
挙げることができる。
メチレン供与体、メチレン受容体及びけい酸化合物を配
合する。上記メチレン供与体としては、例えば、ヘキサ
メチレンテトラミン、メチロールメラミン、メチロール
メラミン誘導体、多価メチロールメラミン誘導体、オキ
サゾリン誘導体、多価メチロール化アセチレン尿素等を
挙げることができる。
【0023】上記メチレン受容体としては、例えば、レ
ゾルシン、レゾルシン−アルデヒド縮合物、レゾルシン
−アルキルフェノール−アルデヒド共縮合物、レゾルシ
ン−アリールフェノール−アルデヒド共縮合物、レゾル
シン−アラルキルフェノール−アルデヒド共縮合物、レ
ゾルシン−アルデヒド縮合物とアルキルフェノール−ア
ルデヒド縮合物、アリールフェノール−アルデヒド縮合
物又はアラルキルフェノール−アルデヒド縮合物との混
合物;レゾルシンと脂肪酸との混合物等のレゾルシン系
化合物;m−クレゾール−アルデヒド縮合物、m−エチ
ルフェノール−アルデヒド等のm−置換アルキルフェノ
ール系化合物;メチルレゾルシン−アルデヒド縮合物、
エチルレゾルシン−アルデヒド縮合物、プロピレンレゾ
ルシン−アルデヒド縮合物等を挙げることができる。
ゾルシン、レゾルシン−アルデヒド縮合物、レゾルシン
−アルキルフェノール−アルデヒド共縮合物、レゾルシ
ン−アリールフェノール−アルデヒド共縮合物、レゾル
シン−アラルキルフェノール−アルデヒド共縮合物、レ
ゾルシン−アルデヒド縮合物とアルキルフェノール−ア
ルデヒド縮合物、アリールフェノール−アルデヒド縮合
物又はアラルキルフェノール−アルデヒド縮合物との混
合物;レゾルシンと脂肪酸との混合物等のレゾルシン系
化合物;m−クレゾール−アルデヒド縮合物、m−エチ
ルフェノール−アルデヒド等のm−置換アルキルフェノ
ール系化合物;メチルレゾルシン−アルデヒド縮合物、
エチルレゾルシン−アルデヒド縮合物、プロピレンレゾ
ルシン−アルデヒド縮合物等を挙げることができる。
【0024】メチレン供与体及びメチレン受容体の配合
量は、EPDMゴム100重量部に対しそれぞれ0.1
〜20重量部が好ましい。0.1重量部未満ではその効
果がなく、20重量部を超えるとゴムの特性が損なわれ
るので、好ましくない。より好ましくは0.5〜10重
量部である。
量は、EPDMゴム100重量部に対しそれぞれ0.1
〜20重量部が好ましい。0.1重量部未満ではその効
果がなく、20重量部を超えるとゴムの特性が損なわれ
るので、好ましくない。より好ましくは0.5〜10重
量部である。
【0025】上記けい酸化合物としては一般にゴム配合
に用いられるシリカ系充填剤であれば特に限定されず、
例えば、乾式シリカ、湿式シリカ、合成けい酸塩系ホワ
イトカーボン等を挙げることができる。上記けい酸化合
物の配合量は、EPDMゴム100重量部に対し、1〜
100重量部が好ましい。1重量部未満ではその効果が
なく、100重量部を超えるとゴムの特性が損なわれる
ので、好ましくない。より好ましくは5〜50重量部で
ある。
に用いられるシリカ系充填剤であれば特に限定されず、
例えば、乾式シリカ、湿式シリカ、合成けい酸塩系ホワ
イトカーボン等を挙げることができる。上記けい酸化合
物の配合量は、EPDMゴム100重量部に対し、1〜
100重量部が好ましい。1重量部未満ではその効果が
なく、100重量部を超えるとゴムの特性が損なわれる
ので、好ましくない。より好ましくは5〜50重量部で
ある。
【0026】上記EPDMゴムは、エチレン、プロピレ
ンと非共役ジエンとの三元共重合体であれば特に限定さ
れず、例えば、モノマー成分が、エチレン50〜80重
量%、プロピレン50〜20重量%、非共役ジエン50
(ヨウ素値として)以下でムーニー粘度ML1+4 (10
0℃)20〜120程度のもの等を用いることができ
る。上記非共役ジエンとしては、例えば、エチリデンノ
ルボーネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エン等を挙げることができる。
ンと非共役ジエンとの三元共重合体であれば特に限定さ
れず、例えば、モノマー成分が、エチレン50〜80重
量%、プロピレン50〜20重量%、非共役ジエン50
(ヨウ素値として)以下でムーニー粘度ML1+4 (10
0℃)20〜120程度のもの等を用いることができ
る。上記非共役ジエンとしては、例えば、エチリデンノ
ルボーネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エン等を挙げることができる。
【0027】上記EPDMゴムは、有機過酸化物架橋系
のものであることが好ましい。上記有機過酸化物として
は、例えば、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−t−
アミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、1,4−ジ−t−ブチル
パーオキシイソプロピルベンゼン、1,3−ジ−t−ブ
チルパーオキシイソプロピルベンゼン、2,2−ジ−t
−ブチルパーオキシブタン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3、n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルバレレー
ト、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブ
チルパーオキシシクロヘキシル)プロパン等のジアルキ
ルパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシアセテー
ト、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチル
パーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシマレイン
酸、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシ
フタレート、t−ブチルパーオキシジラウレート、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボホ
ート等のパーオキシエステル類;ジシクロヘキサノンパ
ーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;これらの混
合物等を挙げることができる。なかでも、半減期1分を
与える温度が130〜200℃の範囲にある有機過酸化
物が好ましく、特にジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ
−t−アミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等が
好ましい。
のものであることが好ましい。上記有機過酸化物として
は、例えば、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−t−
アミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、1,4−ジ−t−ブチル
パーオキシイソプロピルベンゼン、1,3−ジ−t−ブ
チルパーオキシイソプロピルベンゼン、2,2−ジ−t
−ブチルパーオキシブタン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3、n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルバレレー
ト、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブ
チルパーオキシシクロヘキシル)プロパン等のジアルキ
ルパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシアセテー
ト、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチル
パーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシマレイン
酸、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシ
フタレート、t−ブチルパーオキシジラウレート、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボホ
ート等のパーオキシエステル類;ジシクロヘキサノンパ
ーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;これらの混
合物等を挙げることができる。なかでも、半減期1分を
与える温度が130〜200℃の範囲にある有機過酸化
物が好ましく、特にジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ
−t−アミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等が
好ましい。
【0028】上記有機過酸化物の配合量は、EPDMゴ
ム100重量部に対し、0.001〜0.1モルが好ま
しい。0.001モル未満では架橋が充分進行しないこ
とにより機械的強度を発現せず、0.1モルを超えると
加硫物にスコーチ安全性又は加硫物の伸びが実用的な範
囲を逸脱するので、好ましくない。より好ましくは0.
005〜0.05モルである。
ム100重量部に対し、0.001〜0.1モルが好ま
しい。0.001モル未満では架橋が充分進行しないこ
とにより機械的強度を発現せず、0.1モルを超えると
加硫物にスコーチ安全性又は加硫物の伸びが実用的な範
囲を逸脱するので、好ましくない。より好ましくは0.
005〜0.05モルである。
【0029】上記EPDMゴムには、必要に応じて、通
常ゴムに配合される補強剤、充填剤、オイル、老化防止
剤、粘着付与剤、加工助剤、共架橋剤、架橋助剤等を適
宜配合してもよい。
常ゴムに配合される補強剤、充填剤、オイル、老化防止
剤、粘着付与剤、加工助剤、共架橋剤、架橋助剤等を適
宜配合してもよい。
【0030】本発明の接着方法により複合体を製造する
場合、上記EPDMゴムをシート状にして、上記繊維材
料と積層させてもよい。更に、図2のように、複合体中
にスチールワイヤーを積層させてもよい。スチールワイ
ヤーで補強することにより、より強靱な複合体にするこ
とができる。
場合、上記EPDMゴムをシート状にして、上記繊維材
料と積層させてもよい。更に、図2のように、複合体中
にスチールワイヤーを積層させてもよい。スチールワイ
ヤーで補強することにより、より強靱な複合体にするこ
とができる。
【0031】
【作用】繊維とEPDMゴムとの接着方法において、従
来、硫黄加硫系ジエン系ゴムでしか効果がなかったHR
H接着システムを、有機過酸化物架橋系ゴムに使用する
ことにより静的接着性及び動的接着性に優れた繊維とE
PDMゴムとの複合体を得ることができる。
来、硫黄加硫系ジエン系ゴムでしか効果がなかったHR
H接着システムを、有機過酸化物架橋系ゴムに使用する
ことにより静的接着性及び動的接着性に優れた繊維とE
PDMゴムとの複合体を得ることができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0033】実施例1 繊維材料として6,6−ナイロンを用い、縦糸としてそ
の1260dの原糸2本を14回/10cm撚り、緯糸
として1260dの原糸5本を9回/10cm撚り、そ
れらを用いて平織した縦密度35本/5cm、横密度3
5本/5cmの織物を表1及び表3に示したRFL液に
浸漬した後、235℃で2分間熱処理した。そのRFL
処理した織物2枚の間に表2及び表3に示したゴム配合
の0.7mmシートを、その両側に2.5mmのシート
を積層し、158℃で35分間加硫して、接着試験片を
得た。また、同様にRFL処理した2枚の織物の間に
3.0mmのゴムシート織物の両側に4.2mmのゴム
シートを積層し、158℃で40分間加硫してスコット
屈曲疲労試験用の試験片を得た。
の1260dの原糸2本を14回/10cm撚り、緯糸
として1260dの原糸5本を9回/10cm撚り、そ
れらを用いて平織した縦密度35本/5cm、横密度3
5本/5cmの織物を表1及び表3に示したRFL液に
浸漬した後、235℃で2分間熱処理した。そのRFL
処理した織物2枚の間に表2及び表3に示したゴム配合
の0.7mmシートを、その両側に2.5mmのシート
を積層し、158℃で35分間加硫して、接着試験片を
得た。また、同様にRFL処理した2枚の織物の間に
3.0mmのゴムシート織物の両側に4.2mmのゴム
シートを積層し、158℃で40分間加硫してスコット
屈曲疲労試験用の試験片を得た。
【0034】(1)接着試験 接着試験片を25mm幅に切断し、織物間にゴムの切れ
目を入れ、引っ張りスピード50mm/分で20℃と1
00℃の温度下で剥離試験した。 (2)疲労試験 スコット屈曲疲労試験片を幅25mmに切断し、図1に
示したような状態でプーリー(径32mm)に接触さ
せ、プーリーの軸に45kgの荷重をかけ、100℃の
温度中で、1分間に170回往復運動させた。そして、
織物とゴム間のセパレーション発生までの回数をカウン
トした。以上により得られた結果を表3に示した。
目を入れ、引っ張りスピード50mm/分で20℃と1
00℃の温度下で剥離試験した。 (2)疲労試験 スコット屈曲疲労試験片を幅25mmに切断し、図1に
示したような状態でプーリー(径32mm)に接触さ
せ、プーリーの軸に45kgの荷重をかけ、100℃の
温度中で、1分間に170回往復運動させた。そして、
織物とゴム間のセパレーション発生までの回数をカウン
トした。以上により得られた結果を表3に示した。
【0035】比較例1〜3 表2に示したゴム配合に代えた以外は実施例1と同様に
行った。その結果を表3に示した。
行った。その結果を表3に示した。
【0036】比較例4〜7 表1に示したRFL液に代えた以外は実施例1と同様に
行った。その結果を表3に示した。
行った。その結果を表3に示した。
【0037】表1中、JSR0652は、日本合成ゴム
社製、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重
合体ラテックスを、JSR2108は、日本合成ゴム社
製、SBRラテックスを、JSR0910は、日本合成
ゴム社製、NBRラテックスを、ネオプレン650は、
昭和電工・デュポン社製、CRラテックスを、エスプレ
ンL−450は、製鉄化学工業社製、CSMラテックス
を、ポイズ520は、花王社製、β−ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩を、それぞれ表
す。
社製、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重
合体ラテックスを、JSR2108は、日本合成ゴム社
製、SBRラテックスを、JSR0910は、日本合成
ゴム社製、NBRラテックスを、ネオプレン650は、
昭和電工・デュポン社製、CRラテックスを、エスプレ
ンL−450は、製鉄化学工業社製、CSMラテックス
を、ポイズ520は、花王社製、β−ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩を、それぞれ表
す。
【0038】表2中、EPDMは、日本合成ゴム社製、
EP−33を、スミカノール620は、住友化学工業社
製、練り込み接着剤のメチレン受容体を、スミカノール
508は、住友化学工業社製、練り込み接着剤のメチレ
ン供与体を、ニップシールVN−3は、日本シリカ社
製、含水シリカを、EDは、エチレングリコールジメタ
クリレートを、TRAは、ジペンタメチレンチウラムテ
トラサルファイド(大内新興化学工業社製)を、BZ
は、ジンクジブチルジチオカルバメート(大内新興化学
工業社製)を、Mは、メルカプトベンゾチアゾール(大
内新興化学工業社製)を、それぞれ表す。
EP−33を、スミカノール620は、住友化学工業社
製、練り込み接着剤のメチレン受容体を、スミカノール
508は、住友化学工業社製、練り込み接着剤のメチレ
ン供与体を、ニップシールVN−3は、日本シリカ社
製、含水シリカを、EDは、エチレングリコールジメタ
クリレートを、TRAは、ジペンタメチレンチウラムテ
トラサルファイド(大内新興化学工業社製)を、BZ
は、ジンクジブチルジチオカルバメート(大内新興化学
工業社製)を、Mは、メルカプトベンゾチアゾール(大
内新興化学工業社製)を、それぞれ表す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明の接着方法は、繊維材料とEPD
Mゴムとを上述のように接着することにより、強固な接
着力及び優れた動的接着力を発現することができるの
で、耐熱コンベヤベルト、パイプコンベヤベルト等に好
適に使用することができる。
Mゴムとを上述のように接着することにより、強固な接
着力及び優れた動的接着力を発現することができるの
で、耐熱コンベヤベルト、パイプコンベヤベルト等に好
適に使用することができる。
【図1】疲労試験の測定方法を示す図。
【図2】ベルトの断面構造の概略図。図中の数値はmm
単位を表す。
単位を表す。
【図3】パイプコンベヤベルトの作動状態を表す図。
1 スコット屈曲試験片 2 プーリ 3 スチールワイヤー 4 補強体(帆布) 5 ゴム組成物
Claims (3)
- 【請求項1】 レゾルシン−ホルムアルデヒド初期縮合
物とラテックスとを含有するディップ液に浸漬して処理
した繊維材料と、メチレン供与体、メチレン受容体及び
けい酸化合物を配合したエチレン−プロピレン−非共役
ジエン三元共重合体からなるゴム組成物とを加硫接着す
ることを特徴とする繊維材料とゴム組成物との接着方
法。 - 【請求項2】 ラテックスが、スチレン−ブタジエン−
ビニルピリジンラテックスである請求項1記載の繊維材
料とゴム組成物との接着方法。 - 【請求項3】 エチレン−プロピレン−非共役ジエン三
元共重合体からなるゴム組成物が、有機過酸化物架橋系
である請求項1又は2記載の繊維材料とゴム組成物との
接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278497A JPH08113656A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 繊維材料とゴム組成物との接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278497A JPH08113656A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 繊維材料とゴム組成物との接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113656A true JPH08113656A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17598144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6278497A Pending JPH08113656A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 繊維材料とゴム組成物との接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113656A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359089C (zh) * | 1998-12-16 | 2008-01-02 | 三星皮带株式会社 | 将乙烯·α-烯烃橡胶组合物与纤维线粘合的方法及其所制的纤维线 |
WO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
CN110922777A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-27 | 江苏鸿瑞兴鲁实业有限公司 | 一种轻质复合隔墙板及其加工工艺 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6278497A patent/JPH08113656A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359089C (zh) * | 1998-12-16 | 2008-01-02 | 三星皮带株式会社 | 将乙烯·α-烯烃橡胶组合物与纤维线粘合的方法及其所制的纤维线 |
WO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
JPWO2016038854A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2017-04-27 | バンドー化学株式会社 | ゴム繊維複合体 |
CN110922777A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-27 | 江苏鸿瑞兴鲁实业有限公司 | 一种轻质复合隔墙板及其加工工艺 |
CN110922777B (zh) * | 2019-11-20 | 2021-09-21 | 江苏鸿瑞兴鲁实业有限公司 | 一种轻质复合隔墙板及其加工工艺 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
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