JPH0216706Y2 - - Google Patents

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JPH0216706Y2
JPH0216706Y2 JP1986013531U JP1353186U JPH0216706Y2 JP H0216706 Y2 JPH0216706 Y2 JP H0216706Y2 JP 1986013531 U JP1986013531 U JP 1986013531U JP 1353186 U JP1353186 U JP 1353186U JP H0216706 Y2 JPH0216706 Y2 JP H0216706Y2
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joint
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notch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軽金属或は合成樹脂製のフレームを
ジヨイント金具により結合するようにした組立式
の額縁用フレームのジヨイント金具による結合装
置に関する。
〔従来の技術〕
この種の結合装置は、既に各種のものが考案さ
れ、特にジヨイント金具を取り外し自在に形成す
ると共に、フレームの長さを勘案することによつ
て額縁の大きさを自由に選択形成し得るものは既
に周知に属する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来この種の結合装置を有する
額縁では、取り外しを自在にする点に重点をおく
ため、ジヨイント金具とフレームとの結合を容易
に行なうことができるよう構成してある反面、衝
撃等の外力に対しては強度が弱く、フレームの接
合面がずれてしまい美観を損なうという問題点が
あつた。
又、ジヨイント金具は、額縁隅部の結合作用の
みを行なうようにしてあるため、額縁の収納物に
対するフレームの把持力が弱く、又額縁に収納し
た表部材及び裏部材そのものに反りが生じて介在
された絵画等がずれたり湾曲したりするという不
都合も生じていた。これを解消するには、裏部材
を表部材に対して押圧する係止用金具を装着する
必要があるが、隅部にジヨイント金具を装備した
額縁にあつてはこの隅部に係止用金具を設けるこ
とは困難であつて、従来はフレームの途中に係止
用金具を装着するにすぎなかつた。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するための手段を、実施例に
対応する第1図〜第6図を用いて説明すると、本
考案は、断面略コ字形に形成された額縁用フレー
ム10の内側長手方向に沿う上下側に対向配設し
た凹溝11,11′に、略正四角形の基板2の隣
接二辺の縁部上下に係止縁3,3′を張設したジ
ヨイント金具1の前記係止縁を嵌入することによ
り前記フレーム端末の傾斜状接合面17を結合す
る額縁用フレームの結合装置であつて、前記フレ
ームの裏板16の前記接合面近傍に前記フレーム
の接合面と同様の角度を有する切込み12を切穿
する一方、前記ジヨイント金具の嵌入方向側に傾
斜面7bを有し、その反対側に垂直部7aを有し
て前記切込みに嵌合されるストツパ7,7を前記
基板に突設すると共に、前記基板の一対の係止縁
の反対側一隅に額縁表側方向に湾曲した弾性把手
2aを張設したことを特徴とする。
〔作用〕
前記の手段においては、額縁用フレーム10の
内側長手方向に沿う上下側に対向配設した凹溝1
1,11′に、ジヨイント金具1の係止縁3,
3′を嵌入することにより前記フレームの傾斜状
接合面17の接合をなし、各フレーム相互の結合
がなされる。
前記ジヨイント金具1の嵌入動作の際、基板2
上に設けた一対のストツパ7,7はジヨイント金
具1の嵌入方向に傾斜面7bを有するものである
から、そのストツパを切込み12に嵌着する動作
が容易に行なえ、ストツパ7,7を切込み12に
嵌合した後は、ストツパ7の垂直部7aによりス
トツパ7の切込み12に対する嵌合が強固にな
り、ジヨイント金具1とフレーム10との結合、
すなわち各フレーム間の結合が強固になる。
また、前記フレームに切穿された切込み12は
フレーム10の傾斜状接合面17と同様の角度を
有するから、フレーム10の傾斜状接合面17と
同一方向の切断加工により切込み12を形成する
ことができ、一工程の切断加工によつてフレーム
10の傾斜状接合面17と切込み12を形成する
ことができる。
さらに、ジヨイント金具1の基板2には額縁表
面方向に湾曲した弾性部材からなる把手2aが設
けられている。この把手2aは略正四角形に形成
された基板2の一隅に張設したことにより、把手
2aの弾力は基板2全体に対して作用し、基板2
の一対のストツパ7,7にも把手2aの弾力作用
を及ぼすことができるから、断面コ字形のフレー
ム内に表部材13および裏部材15を重ね合わせ
て収納した際、前記把手は裏部材15を表部材1
3方向に押圧すると同時に、ジヨイント金具1の
基板2がフレームの裏板16に押圧され、この押
圧力によりストツパ7の切込み12に対する嵌合
を強固にし、さらにこの押圧力によりジヨイント
金具1をフレームの裏板16に均等に押圧するこ
ととなり、各フレームの接合面17相互間をずれ
のない状態にすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図に示すジヨイント金具1は、略正四角形
の基板2を本体とし、その一隅に額縁表面方向
(紙面下側)に湾曲した弾性把手2aを張設し、
これと反対側の二辺に沿つて上部の係止縁3と下
部の係止縁3′とを張設し、係止縁3′内側にはジ
ヨイントの堅牢性を高める肉厚部4、及び後述す
るフレーム10の凹溝11に嵌入する縁側段部
4′を設けて構成され、全体が一体成形により形
成されている。7は断面三角形状のストツパで、
係止縁3,3′に対して夫々45゜をなし、その傾斜
面7bを後述する各フレームに嵌装する際の嵌入
方向側に設け、その反対側に垂直部7aを設けて
ある。前記把手2aは、略正四角形に形成された
基板2の一隅に一体的に設けた張設してあること
から、把手2aの弾力性は基板2全体に対して作
用し、基板2の一対のストツパ7,7にも把手2
aの弾力作用を確実に及ぼすことができる。5は
基板2の貫通する長孔6を跨架して設けた突隆部
であり、係止用紐を通すことができる。
第2図に示すフレーム10は、第5図に示すよ
うに縦方向のフレーム10b,10cと横方向の
フレーム10a,10dの結合により額縁を構成
するもので、各フレームの両端末部が45゜をなし
て各フレーム相互の接合面17を形成している。
又、各フレームは断面略コ字形に形成され、夫々
の内側長手方向に沿う上下側には凹溝11,1
1′が対向配設され、上記のジヨイント金具1の
係止縁3,3′を嵌入することにより、ジヨイン
ト金具1と各フレームを結合することができる。
又、各フレームの額縁裏面側(紙面下側)に延
出された裏板16の端末近傍には、上記のように
ジヨイント金具1を嵌装した際、ストツパ7,7
が嵌合する切込み12がフレーム端末の接合面1
7と同様の傾斜角、即ち45゜をなして切穿されて
いる。このため、各フレームを形成する際には、
フレームの傾斜状接合面と同一45゜方向の切断加
工により切込み12を形成することができ、一工
程の切断加工によつて各フレームの接合面17と
切込み12を形成することができる。
なお、第2図の各フレームの表板18は、外装
の意匠的効果を高めるため、断面円弧形に形成さ
れている。
このような構成からなる縦、横それぞれ一対の
フレームをジヨイント金具1を介して結合するに
は、第5図及び第6図a〜eに示すように、先ず
上段のフレーム10aの一端をジヨイント金具1
の一方の係止縁3,3′にフレーム10aの凹溝
11,11′をそれぞれ摺動嵌入し、次いで縦方
向のフレーム10bの上端を同様にしてジヨイン
ト金具1にそれぞれ嵌着する。
この嵌着動作において、その嵌入動作の対向側
が傾斜面7bとされているためにストツパ7が切
込み12に容易に嵌入し、嵌着後はその垂直部7
aで切込み12に対して強固に嵌合された状態と
なり、振動等によつてもストツパ7が切込み12
より抜け出すことを阻止できる。
実際のフレーム結合に際しては、第4図に示す
ように、表部材としてのガラス13と裏部材15
と両者間に介在された絵画14とを重ね合わした
状態で各フレーム内、即ちフレームの表板18と
ジヨイント金具1を介してフレームの裏板16と
の間に挿入して組み立てるが、同図から明らかな
ように、組み立て後の状態は、ジヨイント金具1
の弾性把手2aの湾曲部が裏板15をフレームの
表板18に対して押圧し、裏板15、絵画14、
ガラス13が互いに押圧され、ジヨイント金具1
が設けられた額縁隅部における絵画14の押え作
用をなすことができる。同時に、ジヨイント金具
1の基板2は上記の弾性把手2aの押圧力に抗し
てフレームの裏板16を押圧し、ストツパ7の切
込み12に対する嵌合状態を強固にすることがで
きる。さらに、第3図に示すように、上記の弾性
把手2aの押圧に対する抗力により基板2が接合
しあう各フレームの裏板16を均等に押圧するた
め、この押圧力により各フレームの接合面17相
互間をずれのない状態に保持することができる。
分解に際しては、ストツパ7,7と切込み1
2,12との嵌合を解くように基板2全体を湾曲
するように押圧しつつ各フレームを夫々ジヨイン
ト金具1より取り外すものである。
なお、本考案においては、ジヨイント金具1の
長孔6と突隆部5を利用して長孔6に紐を通して
額縁を吊り下げることも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ジヨイ
ント金具をフレームに装着する際、ジヨイント金
具の基板上に設けた一対のストツパの傾斜角によ
り切込みに対する嵌入動作を容易に行なうことが
でき、嵌着後はストツパの垂直部により切込みに
対する嵌合が強固になり、ジヨイント金具とフレ
ームとの結合、すなわち各フレーム間の結合を強
固にすることができる。
又、把手は略正四角形に形成された基板の一隅
に張設してあることから、把手の弾力性は基板全
体に対して作用し、基板上の一対のストツパにも
把手の弾力作用を確実に及ぼすことができるか
ら、フレーム内に表板、絵画、裏板等を装着した
際、ジヨイント金具の額縁前面方向に湾曲して設
けられた弾性把手の押圧力に対する抗力によりス
トツパの切込みに対する嵌合をより強固にするこ
とができる。
さらに、弾性把手の押圧力に対する抗力により
ジヨイント金具をフレームの裏板に均等に押圧し
て各フレームの接合面相互間をずれのない状態に
することができる。
従つて、本考案による結合装置は、ジヨイント
金具の基板が略正四角形に形成されているため、
額縁隅部が堅牢に結合できるうえ、ストツパの切
込みに対する嵌合作用のみならず、弾性把手によ
るストツパと切込みの嵌合を強化する作用によ
り、ジヨイント金具のフレームに対する結合をよ
り強固にすることができ、振動或は衝撃等に対し
ても強固に結合状態を保持するばかりか、各フレ
ームの接合面相互間をずれのない状態に保つこと
ができ、額縁の美観を失することがない。
又、フレーム内に表部材、絵画、裏部材等を収
納した際、前記弾性把手は、表部材を裏部材方法
に押圧するため表部材と裏部材間に介在した絵画
等を押え付ける働きをし、額縁内の絵画等が額縁
の隅部においてずれたり湾曲したりすることがな
い。
さらに本考案によれば、フレームの切込みの加
工をフレームの端末の切断加工と同時に一工程で
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示すジヨイン
ト金具の斜視図、第2図は額縁フレームの端末部
を示す一部切欠斜視図、第3図はジヨイント金具
でフレームを結合した状態を示す一部切欠背面
図、第4図は第3図A−A線による断面図、第5
図は各フレームの結合順序の一例を示す平面図、
第6図a〜eは額縁隅部におけるジヨイント金具
と各フレームの結合動作を順次示した図である。 1…ジヨイント金具、2…基板、3,3′…係
止縁、7…ストツパ、7a…ストツパの垂直部、
7b…ストツパの傾斜面、10…額縁用フレー
ム、11,11′…凹溝、12…切込み、16…
フレームの裏板、17…フレーム端末の接合面、
18…フレームの表板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略コ字形に形成された額縁用フレーム10
    の内側長手方向に沿う上下側に対向配設した凹溝
    11,11′に、略正四角形の基板2の隣接二辺
    の縁部上下に係止縁3,3′を張設したジヨイン
    ト金具1の前記係止縁を嵌入することにより前記
    フレーム端末の傾斜状接合面17を結合する額縁
    用フレームの結合装置であつて、前記フレームの
    裏板16の前記接合面近傍に前記フレームの接合
    面と同様の角度を有する切込み12を切穿する一
    方、前記ジヨイント金具の嵌入方向側に傾斜面7
    bを有し、その反対側に垂直部7aを有して前記
    切込みに嵌合されるストツパ7,7を前記基板に
    突設すると共に、前記基板の一対の係止縁の反対
    側一隅に額縁表側方向に湾曲した弾性把手2aを
    張設したことを特徴とする額縁用フレームの結合
    装置。
JP1986013531U 1986-02-01 1986-02-01 Expired JPH0216706Y2 (ja)

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JP1986013531U JPH0216706Y2 (ja) 1986-02-01 1986-02-01

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JPS62126169U JPS62126169U (ja) 1987-08-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020764B2 (ja) * 1978-01-11 1985-05-23 株式会社日立製作所 マトリクス表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033346Y2 (ja) * 1972-11-28 1975-09-29
JPS6020764U (ja) * 1983-07-18 1985-02-13 株式会社 ジヤパンア−ト企画 形成枠の連結装置

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