JPH02166683A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野Ｊ 本発明は磁気ディスク装置に関し、特に磁気ディスクが
ハブ部材にクランプで固定される構造の磁気ディスク装
置に関する。

【従来の技術〕

従来、磁気ディスク装置としては、第３図ないし第６図
に示すようなものが知られている。

図中、１はハウジングを示し、該ハウジング１は、有底
状のハウジング本体２と、該ハウジング本体２を施蓋す
るカバー３とから構成され、内部が密封構造となってい
る。４はハウジング本体２の底板２Ａに形成された開口
部２Ｂに位置し、該底板２Ａに取り付けられた磁気ディ
スク駆動モータとしてのインハブロータ型スピンドルモ
ータを示し、該スピンドルモータ４には３枚の磁気ディ
スク５が取り付けられている。

６はスイング式アームを示し、該スイング式アーム６は
ハウジング本体２の底板２Ａに突設されたピボット軸７
に揺動自在に支持されている。スイング式アーム６の先
端には前記磁気ディスク５の上側面および下側面に沿っ
てその径方向に移動されて該磁気ディスク５に情報の記
録、再生な行なう磁気ヘッド８が取り付けられている。

さらに、スイング式アーム６の基端には該スイング式ア
ーム６を揺動させるためのボイスコイルモータ９が取り
付けられている。

そして、スピンドルモータ４は、第５図に示すように構
成されている。図中、１０はハウジング本体２の底板２
Ａに固定されたモータ取付板を示し、該モータ取付板１
０に中空円筒状の支持軸１１が立設されている。該支持
軸１１内には図示しない軸受けを介して回転軸１２が回
転自在に支持されている。該回転軸１２の上端にはスピ
ンドルモータ４の外郭となるハブ部材１３が固定され、
支持軸１１に対して回転自在に支持されている。前記ハ
ブ部材１３は、全体が円筒状に成形され、その下端に磁
気ディスク５を支持するフランジ部１３Ａが形成されて
いる。そして、スピンドルモータ４は、前記支持軸１１
の外周に固定されたステータコイル１４と、該ステータ
コイル１４の外周を囲繞するように前記ハブ部材１３の
内周面に固定されたロータとしてのマグネット１５とか
ら大略構成されている。

さらに、前述した３枚の磁気ディスク５・・は、その最
下側の第１デイスク５Ａがハブ部材１３に嵌入されてそ
の下端のフランジ部１３Ａに載置され、第２．第３ディ
スク５Ｂ、５Ｃが第１．第２スペーサ１６．１７を介し
て順次ハブ部材１３に嵌入されて載置され、第３デイス
ク５Ｃの上側からクランプ１８が取り付けられ、該クラ
ンプ１８と前記ハブ部材１３のフランジ１３Ａとで挟持
されて、全体が固定されている。

ここで、前記クランプ１８は、下方へ開口した断面コ字
形の皿状に成形され、その周縁部下側面１８Ａが前記第
３ディスク５Ｃ上側面に当接するようになっている。ま
た、前記クランプ１８の上側板部１８Ｂには３個のねじ
挿入穴１８Ｃが設けられると共に、ハブ部材１３の上側
面には３個のねじ穴１３Ｂが設けられ、各固定用ねじ１
９がねじ挿入穴１８Ｃを介してねじ穴１３Ｂに螺合され
ることで、クランプ１８がハブ部材１３に固定され、３
枚の磁気ディスク５がハブ部材１３に支持固定されてい
る。

なお、クランプ１８の上側板部１８Ｂの下側面とハブ部
材１３の上側面との間には、僅かの隙間を空けた締め代
が設けられている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、上述の従来技術にあっては、各固定用ねじ１
９を締め過ぎると、第６図示すように、締め代がなくな
ってクランプ１８の周縁が反り返り、下側面１８Ａが第
３デイスク５Ｃに片当り状態で当接して、該ディスク５
Ｃが上方へ反ってしまうおそれがある。

また、ディスク５Ｃが反ってしまうと、スイング式アー
ム６先端の磁気ヘッド８の第３ディスク５０表面での浮
上量が変化したり、磁気ヘッド８がディスク５０表面の
正確なトラック位置に移動できなくなったりして、情報
の記録、再生を正確に行なうことができなくなるという
問題点がある。

さらに、磁気ヘッド８の第３ディスク５０表面での浮上
量が変化すると、磁気ヘッド８が第３ディスク５Ｃ表面
に接触して、磁気ヘッド８自身の破損（ヘッドクラッシ
ュ）あるいは第３ディスク５０表面の記録エリアの破損
を起こし、寿命を大幅に縮めて、磁気ディスク装置に対
する信頼性が低下すという問題点がある。

本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたもの
で、磁気ディスクが反ってしまうことで生じる不具合を
確実に防止できる磁気ディスク装置を提供することを目
的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上述した課題を解決するために本発明が採用する構成の
特徴は、磁気ディスクをハブ部材に固定するためのクラ
ンプを、前記ハブ部材との間で磁気ディスクを挟持する
ように前記ハブ部材に嵌合されたスペーサと、該スペー
サを前記ハブ部材に押圧支持する平板状の押圧板と、前
記ハブ部材に対して該押圧板を固定するねじ部材とから
構成したことにある。

〔作用〕

上記構成により、スペーサがハブ部材に嵌合されて磁気
ディスク内周の上側面に当接し、ねじ部材でハブ部材に
固定された押圧板が前記スペーサを押圧し、ねじ部材の
締結力の程度差は押圧板の撓みとして吸収される。そし
て、ねじ部材の締結力に無関係に、スペーサが磁気ディ
スク表面に正確に当接して、該磁気ディスクを確実に押
圧支持する。

〔実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図および第２図に基づいて
説明する。

本実施例の磁気ディスク装置の全体構成は、前述した従
来技術とほぼ同様であり、同一部材には同一符合を付し
て、説明を省略する。

図中、２１は３枚の磁気ディスク５をハブ部材１３に支
持固定するためのクランプを示し、該クランプ２１は、
第１．第２スペーサ１６．１７と同様の形状に形成され
、ハブ部材１３の上端に嵌合されて第３デイスク５Ｃの
上側面に当接されたスペーサ２２と、該スペーサ２２を
前記第３デイスク５Ｃ側に押圧させる平板状の弾性板か
らなる押圧板２３と、該押圧板２３に設けられた各ねじ
挿入穴２３Ａを介して前記ハブ部材１３のねじ穴１３Ｂ
に螺合することでに押圧板２３をハブ部材１３に固定す
る３個のねじ部材２４とから構成されている。

ここで、前記スペーサ２２の高さは、該スペーサ２２が
ハブ部材１３に嵌合して第３ディスク５Ｃ上側面に載置
された状態で、該スペーサ２２の上側面がハブ部材１３
の上側面よりも僅かに高（なって締め代を形成するよう
に設定されいる。

本実施例は以上のように構成されるが、スペーサ２２が
ハブ部材１３に嵌合されて第３デイスク５Ｃの上側面に
載置された状態で、押圧板２３をねじ部材２４でハブ部
材１３に固定し、スペーサ２２を上側からのみ押圧する
。これにより、各ねじ部材２４の締付力の程度差は第２
図のように押圧板２３の境みとして吸収される。そして
、ねじ部材２４の締付力に無関係に、スペーサ２２が第
３ディスク５Ｃ上側面に確実に当接して、該スペーサ２
２とフランジ部１３Ａとで各磁気ディスク５を挟持する
。

これにより、第３デイスク５Ｃが撓むのを確実に防止す
ることができ、磁気ヘッド８の第３ディスク５０表面で
の浮上量が変化したり、磁気ヘッド８がディスク５０表
面の正確なトラック位置に移動できな（なったりして生
ずる情報の記録、再生不良を確実に防止することができ
るようになる。

また、磁気ヘッド８が第３ディスク５０表面に接触して
生じる磁気ヘッド８自身の破損（ヘッドクラッシュ）あ
るいは第３ディスク５０表面の記録エリアの破損や寿命
の低下を確実に防止して、磁気ディスク装置に対する信
頼性を大幅に向上させることができる。

一方、スピンドルモータ４の発熱等により、スペーサ２
２．押圧板２３が熱膨張する場合、該スペーサ２２．押
圧板２３はそれぞれ独自に膨張するだけで、スペーサ２
２が撓むことはなく、熱膨張による影響を確実に防止す
ることができる。

さらに、スペーサ２２による各磁気ディスク５の支持押
圧力あるいは押圧板２３の撓み量は、該押圧板２３の材
質や厚さを適宜選択することで、自由に調整することが
できる。

なお、本実施例では、磁気ディスク駆動モータとして従
来技術同様にインハブロータ型スピンドルモータ４を用
いたが、インハブロータ型に限らず、アウタロータ型の
スピンドルモータを用いてもよい。

また、磁気ヘッド８を移動させるヘッド移動機構として
スイング式アーム６を用いたが、リニアスライド式のヘ
ッド移動機構でもよい。

さらに、本実施例では、磁気ディスク５・・を３枚設け
たが、１枚、２枚あるいは４枚以上であっても、前記実
施例同様の作用効果を奏することができる。

〔発明の効果〕

以上詳述した通り、本発明によれば、クランプを、スペ
ーサと押圧板とに二分割し、ハブ部材にねじ部材で固定
された押圧板がスペーサを押圧して磁気ディスク、を支
持固定するようにしたので、ねじ部材の締付力の程度差
は押圧板の撓みとして吸収され、ねじ部材の締付力に無
関係に、スペーサが磁気ディスク表面に正確に当接して
磁気ディスクな押圧支持し、磁気ディスクの撓みを確実
に防止することができる。

さらに、磁気ディスクの撓みを防止することができるた
め、磁気ディスクへの情報の記録、再生不良、磁気ヘッ
ドおよび磁気ディスクの破損を確実に防止して、磁気デ
ィスク装置の寿命を大幅に延ばすことができ、この装置
に対する信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例を示し、第１図は
磁気ディスク装置のインハブロータ型スピンドルモータ
およびハブ部材に固定された磁気ディスクを示す縦断面
図、第２図はねじ部材の締付力を大きくした状態を示す
第１図の要部断面図、第３図ないし第６図は従来技術を
示し、第３図は磁気ディスク装置のカバーを取り外した
状態を示す平面図、第４図は第３図中のｒＶ　−ＩＶ矢
視方向から見た縦断面図、第５図はインハブロータ型ス
ピンドルモータおよびハブ部材に固定された磁気ディス
クを示す縦断面図、第６図はねじ部材の締付力を大きく
した状態を示す第５図の要部断面図である。 ｌ・・・ハウジング、４・・・インハブロータ型スピン
ドルモータ、５・・・磁気ディスク、８・・・磁気ヘッ
ド、１１・・・支持軸、１２・・・回転軸、１３・・・
ハブ部材、２１・・・クランプ、２２・・・スペーサ、
２３・・・押圧板、２４・・・ねじ部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジングと、該ハウジング内に回転自在に配設され、
   ディスク駆動モータによって回転せしめられるハブ部材
   と、該ハブ部材に支持、固定された磁気ディスクと、該
   磁気ディスクに情報の記録、再生を行なうように磁気デ
   ィスクの径方向に動かされる磁気ヘッドとを備えた磁気
   ディスク装置において、前記磁気ディスクをハブ部材に
   固定するためのクランプは、前記ハブ部材との間で磁気
   ディスクを挟持するように前記ハブ部材に嵌合されたス
   ペーサと、該スペーサを前記ハブ部材に押圧支持する平
   板状の押圧板と、前記ハブ部材に対して該押圧板を固定
   するねじ部材とから構成したことを特徴とする磁気ディ
   スク装置。