JPH0216555Y2 - - Google Patents

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JPH0216555Y2
JPH0216555Y2 JP3281585U JP3281585U JPH0216555Y2 JP H0216555 Y2 JPH0216555 Y2 JP H0216555Y2 JP 3281585 U JP3281585 U JP 3281585U JP 3281585 U JP3281585 U JP 3281585U JP H0216555 Y2 JPH0216555 Y2 JP H0216555Y2
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current
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side electrode
arcing horn
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は電流検出機能を備えたホーン付の耐
雷ユニツトに係り、さらに詳しくは電線に生じた
磁界を検出し得る磁気光学素子を用いた電流セン
サ及び光フアイバを有する電流検出機能を備えた
耐雷ユニツトに関するものである。
(従来の技術) 従来、配電線路においては、雷サージの過電圧
により碍子等においてフラツシオーバが生じた
際、これに伴う続流を抑制、遮断して続流アーク
による断線や碍子の損傷を防止するため、接地物
に対し電圧電流特性が非直線性の限流素子を内蔵
した耐雷ユニツト本体と、この耐雷ユニツト本体
の上部に取着したアーキングホーンとからなる耐
雷ユニツトが使用されている。
また、事故電流の検出に関しては例えば変電所
において、線路に変流器を設けて電流を検出し、
継電器を動作させ、遮断器をトリツプさせて線路
を保護している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記従来の変流器は、大型のため設
置作業も面倒となり、美観を損ねるという問題が
あつた。
この考案は上記問題点を解消した電流検出機能
を備えた耐雷ユニツトを提供するものである。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決するため、課電側
電極と接地側電極を備え、電圧電流特性が非直線
性の材料よりなる限流素子を内蔵した耐雷ユニツ
ト本体の課電側電極に対し、電線を囲み、かつ、
同電線との間に所定の気中放電間隙をもつて環状
のアーキングホーンを取付けるとともに、同アー
キングホーンを金属磁性体により構成して磁力線
の集中機能を付与し、かつ、同アーキングホーン
の一部を切欠き、この切欠部には磁気光学素子を
用いた電流センサを設け、前記耐雷ユニツト本体
内には同電流センサ内へ光パワを供給し、同電流
センサによる被変調光を外部へ導出する光フアイ
バをそれぞれ設けるという構成を採用している。
(作用) この考案は前記手段を採つたことにより、光フ
アイバから光パワが磁気光学素子へ供給され、電
線の周囲に生じる磁界、つまり電流の大きさに応
じて同磁気光学素子により光が強度変調され、光
フアイバを介して出射される。これを受光器で電
気信号に変換することにより電流が検出される。
また、電線の周囲に生じる磁界が金属磁性体に
より構成されたアーキングホーンにより切欠部に
集中され、この集中された磁界が磁気光学素子を
通るので、検出精度が高められる。
また、電線に雷サージが侵入すると、気中放電
間隙を介してアーキングホーンと電線間でフラツ
シオーバが生じ、その放電電流は耐雷ユニツト本
体から腕金に接地されている取付金具を経て、大
地に流れる。これに伴う続流に対しては限流素子
が抵抗値を瞬時に回復してこれを遮断し、アーク
は消弧される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明する。
第2図に示すように図示しない電柱に取着され
た腕金1には支持碍子2がピン3に螺合したナツ
ト4により締付固定されている。支持碍子2の下
部にはベース金具5が嵌合固定されている。ま
た、支持碍子2の上部の溝部6には電線7がバイ
ンド線8により縛着されている。
前記ベース金具5には取付アーム9がボルト着
され、取付アーム9先端には耐雷ユニツト本体1
1と同耐雷ユニツト本体11上部に取付られたア
ーキングホーン12とからなる耐雷ユニツト10
が立設固定されている。
第1図に示すように耐雷ユニツト本体11の中
央にはFRP等の機械的強度に優れた強化プラス
チツクよりなる中空状の絶縁筒13が配設されて
いる。この絶縁筒13の上下両端にはそれぞれ課
電側電極14及び接地側電極15が螺合固定され
ている。そして、この耐雷ユニツト本体11は前
記取付アーム9に対し、接地側電極15下端に設
けた雄ねじ部15aを取付アーム9先端の透孔9
aに挿通し、ワツシヤ16を介してナツト17に
より締付固定されている。なお、課電側電極14
はステンレス鋼などの非磁性金属により形成され
ている。
前記絶縁筒13には両電極14,15間に酸化
亜鉛(ZnO)を主体とした電圧電流特性が非直線
性の材料よりなる筒状の限流素子18が嵌合さ
れ、この限流素子18の上下両面にはそれぞれ環
状の電極板19,20が接合されている。また、
課電側電極14と電極板19との間及び接地側電
極15と電極板20との間にはそれぞれ環状の皿
ばね21,22が介在され、両電極14,15の
ゆるみを防止している。
前記課電側電極14上部には収容凹部14aが
形成され、この収容凹部14aには磁気光学素子
23aとしてのフアラデー素子を用いた電流セン
サ23が収容されている。電流センサ23の下面
には光コネクタ24を介して、絶縁性、及び耐誘
導雑音性を有する入射光用及び出射光用の一対の
光フアイバ25a,25bが接続され、同フアイ
バ25a,25bの一端は接地側電極15に固定
された光コネクタ26に接続されている。
前記収容凹部14aには電流センサ23を囲繞
するように非磁性金属、または絶縁物(樹脂、セ
ラミツク、ガラス等)、あるいは非磁性金属と絶
縁物との混合材料よりなる保護キヤツプ27が取
着されている。
限流素子18、課電側電極14及び接地側電極
15の外周と絶縁筒13内には弾性絶縁材よりな
るモールド28が形成され、このモールド28の
外側にはひだ28aが一体に設けられている。な
お、絶縁筒13内のモールド28は課電側電極1
4の外周面に設けた透孔14bから弾性絶縁材を
注入充填して形成されている。
前記課電側電極14の外側には非磁性金属より
なる取付金具29が同じく非磁性金属よりなるボ
ルト30により締付固定されている。
取付金具29の上部には前記アーキングホーン
12が嵌着されている。このアーキングホーン1
2は前記電線7を囲み、かつ、同電線7との間に
所定の気中放電間隙Gをもつて電線7を囲繞する
ように配設されている。このアーキングホーン1
2の横断面の中間部には第3図に示すようにアモ
ルフアス金属等の磁性材料31よりなる薄板を複
数積層して磁気回路を形成している。前記磁性材
料31の内外両面には非磁性材料(この実施例で
はステンレス)よりなる保護帯金32,32が接
合され、磁性材料31を外部衝撃及び雷電流から
保護している。磁性材料31及び保護帯金32,
32は絶縁物よりなる止め具33により複数箇所
で止着されている。
また、アーキングホーン12の基端部には切欠
部が形成され、その対向端面は前記保護キヤツプ
27の相対向する側面に当接され、磁性材料31
に生ずる磁束が前記電流センサ23を通るように
している。
次に前記のように構成した耐雷ユニツト10に
ついて、その作用を説明する。
今、前記電線7に電流が流れると、同電線7の
周囲には同心円状の磁界が生じ、同磁界はアーキ
ングホーン12内に形成された磁気回路により切
欠部に集中する。この磁界は保護キヤツプ27を
通り電流センサ23に作用する。
次いで、図示しない光源(例えば、発光ダイオ
ード)より光コネクタ26を介して入射光用光フ
アイバ25aに光が伝送され、電流センサ23に
磁界方向と平行に光が導入されると、同電流セン
サ23内の偏光子により同光は直線偏波光とな
り、さらに、フアラデー効果により同光は電流に
比例して同光の偏波面が回転し、同電流センサ2
3内の検光子を通過すると、同光が強度変調され
る。この被変調光は出射光用光フアイバ25bに
よつて、外部からの電磁誘導を受けることなく伝
送され、光コネクタ26を介して図示しない受光
器に導かれ、その後電気信号に変換され電流が測
定される。
また、電線7に雷サージが侵入すると、気中放
電間隙Gを介してアーキングホーン12と電線7
との間にフラツシオーバが生ずる。このとき放電
電流は、アーキングホーン12→取付金具29→
課電側電極14→皿ばね21→電極板19→限流
素子18→電極板20→皿ばね22→接地側電極
15→取付アーム9→ベース金具5→腕金1へと
流れ、図示しない接地線により大地に流れる。こ
れに伴う続流に対しては限流素子18が抵抗値を
瞬時に回復してこれを遮断し、アークは消弧され
る。
なお、前記実施例において課電側電極14、取
付金具29、ボルト30及び保護帯金32の材料
はステンレス鋼に代えてアルミニウム合金、銅合
金等の非磁性金属を使用してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案は磁気光学素子
を用いた電流センサ及び静電誘導、電磁誘導等の
外部影響を受けない光フアイバを使用したので、
正確な磁界検出を行い、かつ外部影響をなくして
電流の検出精度を向上することができる。
また、電線の周囲に生じる磁界が金属磁性体に
より構成されたアーキングホーンにより磁気光学
素子部に集中されるので、磁界の検出精度がより
向上する。
さらに、本考案は電流検出センサの設置空間を
別途設けなくても良いので、装柱美化に寄与でき
るとともに、磁気光学素子を用いた電流センサ及
び光フアイバを使用したので、耐雷ユニツトが大
型にならず、かつ、電流検出能力を併せ備えるこ
とにより、実用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
縦断面図、第2図は取付状態を示す側面図、第3
図はアーキングホーン及び取付金具を示す部分拡
大端面図である。 7……電線、10……耐雷ユニツト、11……
耐雷ユニツト本体、12……アーキングホーン、
14……課電側電極、15……接地側電極、18
……限流素子、23……電流センサ、23a……
磁気光学素子、25a,25b……光フアイバ、
G……気中放電間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 課電側電極14と接地側電極15を備え、電圧
    電流特性が非直線性の材料よりなる限流素子18
    を内蔵した耐雷ユニツト本体11の課電側電極1
    4に対し、電線7を囲み、かつ、同電線7との間
    に所定の気中放電間隙Gをもつて環状のアーキン
    グホーン12を取付けるとともに、同アーキング
    ホーン12を金属磁性体により構成して磁力線の
    集中機能を付与し、かつ、同アーキングホーン1
    2の一部を切欠き、この切欠部には磁気光学素子
    23aを用いた電流センサ23を設け、前記耐雷
    ユニツト本体11内には同電流センサ23内へ光
    パワを供給し、同電流センサ23による被変調光
    を外部へ導出する光フアイバ25a,25bを設
    けたことを特徴とする電流検出機能を備えた耐雷
    ユニツト。
JP3281585U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH0216555Y2 (ja)

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