JPH0216531A - 電気シャッタの状態検出装置 - Google Patents

電気シャッタの状態検出装置

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JPH0216531A
JPH0216531A JP16593888A JP16593888A JPH0216531A JP H0216531 A JPH0216531 A JP H0216531A JP 16593888 A JP16593888 A JP 16593888A JP 16593888 A JP16593888 A JP 16593888A JP H0216531 A JPH0216531 A JP H0216531A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気シャッタの状態検出装置に関し、より詳
細には、シャッタのレリーズ部材として離反習性が与え
られている鉄片レバーを永久磁石の吸引力で鉄芯に吸着
させ、該鉄芯の一部に巻いたコイルに上記永久磁石の吸
引力を減じる方向の磁束を発生させて上記吸着を解除し
、上記鉄片レバーに離反運動を行わしめる電磁装置を用
いた電気シャッタの状態検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
永久磁石を組合せた電磁装置を用いる電気シャッタは、
従来、離反習性が与えられた鉄片レバーを永久磁石の吸
引力で、該離反習性に抗して鉄芯に吸着したホールド状
態を有し、上記鉄芯の一部に巻いたコイルに上記吸引力
を打消ような磁束を発生させて上記鉄片レバーを離反さ
せることによってシャッタをレリーズするように構成さ
れていた。そして、上記鉄片レバーの吸着および離反の
状態を検出する技術が特公昭61−58013号公報に
開示されている。
すなわち、この従来例は、上記コイルにステップ電圧を
加えると、鉄片レバーが鉄芯から離反している場合には
、磁路のインダクタンスが小さく。
コイルに流れる電流の立上り時定数が短かいが、その変
化特性は緩やかであるのに対し、鉄片レバーが鉄芯に吸
着されている場合には、インダクタンスが大きく、時定
数が長くなるが、その電流が所定値に達して鉄片レバー
が離反した時、永久磁石の磁束が急激に減少して、コイ
ルにはその磁束を増加させる方向に起電力が発生し、コ
イルの電流が短時間減少して再び飽和値まで上昇する動
作が行われ、この後者の場合にはコイルに高周波的信号
が発生することに着目し、コイルにバイパスフィルタを
接続して、その起電力の有無を判別することで上記鉄片
レバーの吸着・離反の状態を検出していた。
〔発明の解決しようとする課題〕
上述の従来例では、鉄片レバーの状態が検出できるのは
、鉄片レバーが離反する瞬間のみに限られ、所望時の検
出ができないという問題があった。
つまり、従来例では、鉄片レバーが既に離反している場
合および吸着している場合のいずれも高周波的信号は出
力されないので、離反・吸着の区別がつかない。
そこで、鉄片レバーを離反させるべくコイルにステップ
電圧を加え、この後に上記高周波的信号が発生すれば、
吸着状態から正常に離反した正常状態であることが判り
、高周波的信号が発生しなければ、何らかの原因ですで
に離反している異常状態であることが判る。従って、換
言すると、−旦、鉄片レバーを離反させなければ判定が
行えないということであり、さらにこの判定も異状だっ
たという過去の状態しか判らず、鉄片レバーの異常状態
によるシャッタの誤動作、すなわちシャッタが開かない
ままでの、いわゆる盲動作を未然に防止できないという
問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、所望時に電磁装置の状態を検出するこ
とで、該電磁装置の異常によるシャッタ誤動作の発生を
未然に防止し得る電気シャッタの状態検出装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、シャッタのレ
リーズ部材として離反習性が与えられている鉄片レバー
を永久磁石の吸引力で鉄芯に吸着させ、該鉄芯の一部に
巻いたコイルに上記永久磁石の吸引力を減じる方向の磁
束を発生させて上記吸着を解除し、上記鉄片レバーに離
反運動を行わしめる電磁装置を用いた電気シャッタにお
いて、上記コイルにステップ状の電圧を印加する電圧印
加手段と、上記コイルに流れる電流を検出する電流検出
手段と、上記ステップ状の電圧が印加された時点から上
記コイルに電流が流れ始めこの電流が所定の量に達する
時点までに要する応答時間を測定する応答時間測定手段
と、上記応答時間を所定の基準時間と比較して応答時間
の方が短いときは異常と判定する状態判定手段とを具備
し、上記応答時間と上記基準時間との大小比較によって
所望時に上記電磁装置の状態を検出し得るように構成し
たことを特徴としたものである。
〔作 用〕
上述のように構成された本発明の作用は、電磁装置を構
成する鉄芯の一部に巻かれたコイルにステップ状の電圧
を印加し、これによって該コイルに流れる電流を検出し
、この電流が所定の量に達するまでに要する応答時間を
測定し、鉄片レバーが鉄芯から離反している場合はその
インダクタンスが小さいために上記応答時間が短かく、
逆に吸着している場合は上記コイルのインダクタンスが
大きいために応答時間が長くなることに着目し、予め当
該電磁装置の磁気的特性を測定して定めた所定の基準時
間と上記応答時間との大小を比較することで該電磁装置
の状態を検出するから、電磁装置の鉄片レバーが吸着し
たままでも離反したままでもその状態を検出することが
できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて具体的に
説明する。
第1図は、本発明に係る電気シャッタの状態検出装置の
全体構成を示すブロック図である。
第1図において、1は直流型g(以下、単に「電源」と
いう)、2はエミッタが上記電源1の正極に接続された
PNP型のトランジスタ、3は詳しくは後述するが、イ
ンダクタンスLを有し接続端3a 、3bのうち3aが
上記トランジスタ2のコレクタに接続されたコイル、4
は抵抗値Rを有し、一端が上記接続端3bに接続され、
他端が上記電源1の負極に接続されて上記コイル3に流
れるコイル電流iを検出する電流検出手段としての検出
抵抗、5はコントロール信号(CTL)を受け、これを
反転して出力するインバータで、このインバータ5の出
力端が上記トランジスタ2のベースに接続され、トラン
ジスタ2はスイッチング動作をするように構成されてい
る。
尚、上記電源1およびトランジスタ2をもって電圧印加
手段を構成している。また、以下の説明で、論理回路は
すべて正論理を扱うものとする。
6は外部操作可能なレリーズスイッチ、7はこのレリー
ズスイッチ6からの出力を受けて立上り。
所定時間Tm経過後立下るコントロール信号(CTL)
を出力するモノ・ステーブル・マルチバイブレータ等か
ら成るパルス発生回路(以下、「MMVJ と略記する
)である。8は上記コントロール信号(CTL)の立上
りを受けてこの時点でスタートパルス(ST)を出力す
る正進行論理微分回路(以下、「正微分回路」と略記す
る)、9は上記コントロール信号(CTL)の立下りを
受けてこの時点よりも僅か、例えば数百ns遅れてクリ
アパルス(CL)を出力する遅延負進行論理微分回路(
以下、「負微分回路」と略記する)である。
10はコイル電流主によって上記検出抵抗4の両端に発
生する変換電圧Vi=i−Rを検出し、所定量増幅して
測定電圧(Vm)として出力する工/■変換部、11は
電源電圧Eよりも少し低い所定の基準電圧(Vs)およ
び上記測定電圧(Vm)を受け、測定電圧(Vm )が
基準電圧(Vs)を超えた時点で終了パルス(ED)を
出力するコンパレータ、12はセット入力端Sに上記ス
タートパルス(ST)を受けてセットされ、リセット・
入力端に上記終了パルス(ED)を受けてリセットされ
、セット時およびリセット時には非反転出力端Qの信号
レベルがそれぞれHレベルおよびLレベルに反転するリ
セット・セット型フリップフロップ(以下rR3−FF
Jと略記する)、13は所定周波数のクロックパルス(
f)を出力するクロックパルス発振器(以下[○SCJ
と略記する)14は2つの入力端にそれぞれ上記R8−
FF12の非反転出力端Qからの実行信号(AT)と上
記クロックパルス(f)を受けるANDゲートで、実行
信号(AT)がHレベルのとき、クロックパルス(f)
をカウントパルス(Fi )として出力するように構成
されている。
15は、応答時間としての立上り時間を測定するカウン
タで、上記カウントパルス(Fi )を受けこれが入力
されている間は計数動作を行う計数部15aを有し、該
計数動作で計数された計数値Kjがプリセット値PRI
に達した時点で計数信号(K1)が○N (Hレベル)
になってこの状態を保持し、計数値Kjがプリセット値
PR2に達した時点で計数信号(K2)が○Nになって
この状態を保持する判定部15bを有し、上記クリアパ
ルス(CL)を受けた時点で上記計数部15aの計数値
KjがKj=Oにクリアされると共に上記判定部15b
の計数信号(Kl)、(K2)がLレベルにリセットさ
れるように構成されている。
尚、このカウンタ15の計数部15a 、08CI3、
ANDゲート14、R8−FF12およびコンパレータ
11をもって応答動作測定手段としての立上り時間測定
部16を構成している。
17は上記計数信号(K2)を受け、これを反転して出
力するインバータ、18は2つの入力端に上記計数信号
(K1)および上記インバータ17の出力をそれぞれ受
けてこれらの論理積の結果を判定信号(NG)として出
力するANDゲート、19は2つの入力端に上記計数信
号(K1)および(K2)を受けこれらの論理積を判定
信号(OK)として出力するANDゲートである。尚、
上記カウンタ15の判定部15b、上記インバータ17
.上記ANDゲート18.19をもって状態判定手段と
しての状態判定部20を構成している。
21および22はデータ入力端りに上記判定信号(NG
)および(OK)をそれぞれ受け、コントロール入力端
CKにコントロール信号(CTL)を共に受け、このコ
ントロール信号(CTL)がHレベルである期間に上記
判定信号(NG)および(OK)の状態(信号レベル)
をロード(読込み)し、コントロール信号(CTL)が
立下った時点で上記ロードした状態を保持する遅延型フ
リップフロップ(以下rD−FFJと略記する)で、上
記ロードした時点でその状態がそれぞれの非反転出力端
Qから状態信号(DSL)および状態信号(DS2)が
出力されるように構成されている。
23および24は共に、ランプ、発光ダイオード、液晶
等より成る表示器で、23はHレベルの状態信号(DS
L)を受けて異常状態を表示し、24はHレベルの状態
信号(DS2)を受けて正常状態を表示するように構成
されている。
第2図は、第1図の実施例では詳しく示さなかった電磁
装置の構成を示す模式図、第3図および第4図は、原理
を説明するために第2図の一部を省略して示す説明図で
、第3図は、磁路が閉じている場合、第4図は磁路が開
いている場合を示している。第2図〜第3図において、
25は棒状の永久磁石、26および27はそれぞれ永久
磁石25の両極に当接して磁路の一部を形成する鉄芯、
3はそれぞれ上記鉄芯26,27に巻かれて直列接続さ
れた上述のコイル、3aおよび3bは上述の接続端、2
8は鉄芯を支持する非磁性体より成る支持板、29は不
動部に軸29aで回動可能に支持されたシャッタのレリ
ーズ部材としての鉄片レバー 30はこの鉄片レバー2
9に離反習性を与えるばね、31は軸31aで回動可能
に上記鉄片レバー29に軸支され、上記鉄芯26,27
に吸着されて上記磁路の一部を成す吸着片である。
第3図中のφaは吸着片31が吸着されて上記磁路を閉
じているときの磁束、第4図中のφbは吸着片31が鉄
芯26,27から離反して上記磁路にギャップLgが形
成されたときの磁束である。
尚、以下の説明において、第3図の状態のときのコイル
3のインダクタンスLをLa 、第4図の状態のインダ
クタンスLをLbという場合がある。
また、上述のプリセット値PRIおよびPH1は、基準
時間に対応し、それぞれ第4図および第3図の状態で当
該電磁装置の立上り時間をTbおよびTaを予め測定し
、この立上り時間Tb 。
Taに略対応(少し小さ目)した量に設定されている。
また、第1図に示すコイル電流iおよびコイル3の極性
は、永久磁石25の磁束と同方向の磁束がコイル3に発
生するよ)に定められている。
第5図および第6図は、第1図に示す実施例の各部の動
作波形をそれぞれ示すタイミングチャートである。
このように構成された本実施例の動作を説明するが、そ
れに先立って電磁装置の作用を説明する。
第3図に示すように磁路が閉じている場合の磁束φaは
、第4図のように磁路がギャップLgだけ開いている場
合の磁束φbよりも大きくなる。従って、コイル3のイ
ンダクタンスしは、La>L>Lbとなる。そして、こ
のようなコイル3にステップ状の電圧Eを印加した場合
、コイル電流iが定常値に達するまでの時間(立上り時
間Ta 。
Tbに対応)は、インダクタンスLの大きい方が長くな
る。これは電磁気宇の教えるところである。
従って、予定に反して、何らかの外力等によって鉄片レ
バー29.すなわち吸着片31が鉄芯26.27から離
反している異常状態であるか、吸着している正常状態で
あるかは、立上り時間の長短を判定することで検出でき
るはずである。そして、この判定を行うためには、予め
立上り時間Ta 、Tbを実測し、これらの時間より動
作を確実にするためのそれぞれ余裕時間Tgl  、T
g2を減じた時間を算出し、この時間に対応するプリセ
ット値PR2,PRIを設定しておけばよい。
次に、第5図に示す異常状態を検出する動作の説明に移
る。まず操作者が時点10にてレリーズスイッチ6を操
作すると、これを受けてMMV 7が作動しコントロー
ル信号(CTL)が立上る。
インバータ5を介してトランジスタ2が導通状態になる
ので、時点10にてステップ状の電圧Eがコイル3に印
加される。この時点10よりコイル電流iが流れ始めて
時間の経過と共に増加し、これが検出抵抗4にて変換電
圧Viとなり、これをI/V変換部10が測定電圧(V
an )として出力する。つまり、第5図に示すように
測定電圧(Vm )は上昇を始める。
一方、時点toにてコントロール信号(CTL)の立上
りを検出して正微分回路8からスタートパルス(S T
)が出力され、これを受けたR8−FF12がセットさ
れて実行信号(AT)が立上る。
これに伴って、ANDゲート14が開き、クロックパル
ス(f)がカウントパルス(Fi )としてカウンタ1
5に入力される。そして計数部15aが計時動作を開始
し、計時値Kiが増加し、プリセット値PRIと等しく
なった時点t1にて計数信号(K1)が立上る。その後
、余裕時間Tg2が経過した時点t2にて測定電圧(V
m)が基準電圧Vsに達し、コンパレータ11から終了
パルス(E D)が出力されてR8−FF12がリセッ
トされ、これに伴って、実行信号(AT)がLレベルに
反転してANDゲート14が閉じられる。
このように時点し2でカウンタ15の計数動作は停止す
るが、計数信号(K1)および(K2)はそれぞれHレ
ベルおよびLレベルを保持しているから、ANDゲート
18の出力である判定信号(NG)はHレベル、AND
ゲート19の出力である判定信号(OK)はLレベルと
なり、それぞれの信号レベルが、時点t1にて、D−F
F21および22にそれぞれロードされる。従って、状
態信号(DSL)がHレベルとなって表示器23は異常
状態を表示し、状態信号(DS2)はLレベルのままで
あるから、表示器24は表示動作をしない。そして、し
かる後の時点t7にてコントロール信号(CTL)が立
下り、この時点でD−FF21,22が判定信号CNG
)、(OK)をそれぞれホールドし、その結果、表示器
23,24のそれぞれの状態が保持され、少なくとも次
にレリーズスイッチ6が操作される時点t8まで保持さ
れる。
次に、第6図に示すように正常状態となる場合の動作に
ついて述べるが、上述の動作とほぼ同様なので簡略に説
明する。時点10にて測定電圧(Vm )が上昇し始め
、上述の時点t1にて上述同様に計数信号(K1)が立
上った状態を保持する。さらに測定電圧(Vm )は上
昇し、立上り時間T8が経過した時点t5にて基準電圧
Vsに達し、これより余裕時Tgl  だけ前のプリセ
ット値PR2に対応する時点t4にて計数信号(K2)
が立上る。従って、時点t4にて判定信号(NG)はL
レベル、判定信号(OK)はHレベルとなるので1表示
器23は表示をせず、表示器24は″正常状態″を表示
し、上述の時点t7にてこの状態を少なくとも時点上8
までホールドする。尚。
コントロール信号(CTL)が立下る時点t7は、コイ
ル3のインダクタンスLがLa (La >Lb )で
あるとき、測定電圧(Vm )が定常電圧Eに達する時
点t6から、さらに余裕時間Tg3  を見込んで設定
したものである。
このように、上述した実施例によれば、立上り時間Tb
およびTaをプリセット値PRIおよびPR2のいずれ
に略等しいかを確認し、つまり結果的にはプリセット値
PRI (時点tl)よりも立上り時間が長いか短いか
によって正常状態か異常状態かの検出を行うように構成
したから、所望時に電磁装置(詳しくは吸着片31)の
状態を確実に検出できるという利点がある。
また1表示器23および24によって異常状態および正
常状態を操作者に知らせるので、操作者はシャッタの再
セットを行う等、適宜の対応ができ、電磁装置の誤動作
にするシャッタの誤動作を未然に防ぐことができ、貴重
な被写体を撮り損ねたり、フィルムを無駄にしないとい
う利点がある。
また、従来例のように、状態チエツクの度毎に、鉄片レ
バー29を離反させる必要がないので、電磁装置を静止
したままでその状態が検出できるという利点がある。つ
まり、シャッタを動作させる前に状態の検出ができると
いう利点がある。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく
、その要旨を逸脱しない゛範囲内で種々の変形実施がで
きるものである。
例えば、図示はしなかったが、検出結果が異常状態とな
った場合は、撮影動作(シャツタ開閉動作)を禁止し、
正常状態となった場合は、コイル3の極性(接続)を切
換えて再度、ステップ状の電圧Eを印加し、永久磁石2
5の磁束を減じて吸着片31、すなわち鉄片レバー29
に離反運動をさせ、撮影動作を開始するように構成して
もよい。
また、動作説明をわかりやすくするために、2つのD−
FF21,22を用いたが、例えば、状態判定部20の
インバータ17、ANDゲート18を省略し、さらにD
−FF21を省略し、D−FF22の反転出力端Qの出
力を状態信号(DSl)とし、これを表示器23が受け
るように構成してもよい。
また動作を確実にするため、余裕時間TglTg2  
、Tg3  を設定したが、第5図および第6図の測定
電圧(Vm )の波形が忠実に再現されるのであれば、
上記余裕時間を省略し、t2=tl。
t5=t4.t6=t7としてもよく、さらに電源1の
電圧Eが精密に安定しているならば、基準電圧Vsは、
電源1の電圧Eに略等しく設定してもよい。
また論理回路は、負論理を用いてもよく、正負論理を混
用してもよい。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように、本発明は、電磁装置の鉄芯の一
部に巻いたコイルにステップ状の電圧を印加し、該;イ
ルに流れる電流が所定量に達するまでに要する応答時間
を測定し、この応答時間と所定の基準時間との大小比較
によって所望時に上記電磁装置の状態を検出し得るよう
に構成したから、該電磁装置の異常によるシャッタの誤
動作の発生をシャッタの動作前に予知でき、フィルムの
無駄な消費や貴重な被写体の撮り残しを未然に防止し得
る電気シャッタの状態検出装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る電気シャッタの状態検出装置の
全体構成を示すブロック図、第2図は、本発明の詳細な
説明するために第2図の一部を省略して示す説明図、第
5図および第6図は、第1図に示す実施例の各部の動作
波形をそれぞれ示すタイミングチャートである。 1・・・・・・直流電源(電源) 2・・・・・・トランジスタ、   3・・・・・・コ
イル、4・・・・・・検出抵抗。 6・・・・・・レリーズスイッチ、 7・・・・・・パルス発生回路(MMV)、10・・・
・・・I/V変換部、 11・・・・・・コンパレータ。 12・・・・・・リセット・セット型フリップフロップ
(R8−FF) 13・・・・・・クロックパルス発振器(OSC)15
・・・・・・カウンタ、   15a・・・・・・計数
部、15b・・・・・・判定部、 20・・・・・・状態判定部、 23・・・・・・異常状態の表示器、 24・・・・・・正常状態の表示器。 25・・・・・・永久磁石、   26.27・・・・
・・鉄芯、29・・・・・・鉄片レバー   30・・
・・・・ばね、31・・・・・・吸着片、 Lg・・・・・・ギャップ、 Ta 、Tb・・・・・・立上り時間、Vs・・・・・
・基準電圧、(V+a )・・・・・・測定電圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シャッタのレリーズ部材として離反習性が与えら
    れている鉄片レバーを永久磁石の吸引力で鉄芯に吸着さ
    せ、該鉄芯の一部に巻いたコイルに上記永久磁石の吸引
    力を減じる方向の磁束を発生させて上記吸着を解除し、
    上記鉄片レバーに離反運動を行わしめる電磁装置を用い
    た電気シャッタにおいて、上記コイルにステップ状の電
    圧を印加する電圧印加手段と、上記コイルに流れる電流
    を検出する電流検出手段と、上記ステップ状の電圧が印
    加された時点から上記コイルに電流が流れ始めこの電流
    が所定の量に達する時点までに要する応答時間を測定す
    る応答時間測定手段と、上記応答時間を所定の基準時間
    と比較して応答時間の方が短いときは異常と判定する状
    態判定手段とを具備し、上記応答時間と上記基準時間と
    の大小比較によって所望時に上記電磁装置の状態を検出
    し得るように構成したことを特徴とする電気シャッタの
    状態検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011112886A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Seiko Precision Inc フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
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